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2006年3月24日 (金)

『Colossus and the Amazon Queen』 1960年

 

Colossus and the Amazon Queen』(『Regina della Amazzoni,La1960

 これも所謂イタリアの「剣とサンダル」もの。アマゾンの女護ヶ島に迷いこんだギリシアの男たちが鼻の下を伸ばし放題に伸ばすという映画です。一応ギャグが入ってコメディ映画となっていますが、そっちの方はつまらないので(笑)過剰な期待はしないようにしましょう。

 巻頭いきなりぽんぽこびー、ぽんぽこぴーという間の抜けた音楽。ギリシアで「一番強い男選抜ギリシャ選手権」が始まったのであります。まるでTVチャンピオンみたいですが、とにかく野っぱらに屈強な男がわらわらと集まって、ドラの合図で手近な相手と殴りあう、つまりプロレスでいうバトルロイヤルですな。この大会の大本命がギリシアきっての筋肉馬鹿、し、失礼、戦士でした、グラーコ(エド・フューリ)でした。彼はその期待に良く応えちぎってはなげ、肘打ちかまして相手の頭蓋を陥没させ、激しいキックで相手の顎を蹴り砕き、ついに勝利を収めたのであります。

 その夜酒場で祝勝会をやって酒をがんがんやっているグラーコ。目がどんどん座ってきて、ちょっと恐ろしい(笑)。その彼のテーブルから少し離れたところに座っているのがこの映画で彼の相棒となるピーロ(ロード・テイラー)です。このピーロのところにやってきたのがちょっと怪しげな商人二人組(アルフレッド・ヴァレリ、ジーノ・ブザンカ)。彼らはピーロに「お願いがあります」「大事なお願いです」「あのグラーコを」「雇いたいのですが」なんだかザ・ピーナッツの小美人みたい。「私たちは航海します」「たっぷりのお宝を載せてます」「海賊に襲われるかもしれない」「おお恐ろしい」「だから」「あのグラーコを雇いたい」「でもさっき直接お願いに行ったら」「断られてしまったので」商人二人組はグラーコを船に乗せてくれたらお礼は弾みますよといいます。お金に困っていたピーロ、二つ返事で「よっしゃ、俺にまかしとき」その時グラーコはついに暴れだして同じテーブルで飲んでいた仲間を次々にぶん殴り始めた!ギリシア一強い男が酒乱、いやな組み合わせですなあ(笑)。

 ピーロ、この大暴れのちぐーすか眠ってしまったグラーコを縛り上げて船に運び込むのでした。そして出航。しかし商人二人組は縛られたままぐーすか眠っているグラーコを気味悪そうに眺めて「彼が目を覚ましたら」「暴れませんか」ピーロはわははと笑って「大丈夫っすよ、縛っているんだから」そのとたん、目を覚ましたグラーコがむんと体に力をこめるとぶつっ。縄が切れてしまいましたとさ。ピーロ、商人二人組大慌て。グラーコは二日酔いの頭をぐらぐらさせながら「おい、なんだ、これは船を戻せ、うう、気持ち悪い」と暴れ始めるのでした。ところがピーロ、何を考えたかいきなり船底に下りると斧で船壁をがんがん。穴を開けてしまいます。水が浸水し始めたので驚いたグラーコ、手で穴をふさごうとするのですがとうてい無理。彼は叫びます。「おい、ピーロ、手伝え、お前、何りんご食ってのんびりしているんだ。船が沈むだろ」ピーロは涼しい顔で「じゃあ、お前、この航海に参加するって言えよ、そうしたら手伝うから」「ウウーム仕方ない、参加するよ、参加すればいいんでしょ」こんなんで説得されてしまうグラーコはどうかと思いますが(笑)。

 そのうち、船はある島に上陸します。みんながびっくりしたことにゃ、海岸には金銀財宝が山と積まれていたのでした。商人二人組はふふふと笑って「これは私どもの」「商品の代価です」ピーロ、思わず「こんな金銀財宝と引き換えるなんて一体どんな商品なのだ?」しかし、その一抹の疑問も財宝のほかに用意してあった食べ物とワインであっというまにすっ飛んじゃった。商人二人組はさらに笑いを大きくして「私どもの取引相手は」「そりゃあ、気が利いてまして」「こんな食べ物と酒を用意してくれました」「皆さん、どうぞ、ご自由に」「お食べください」わっと食べ物に群がる男達。ワインもがぶがぶやりますとも。しかしそのうち、みんなふらふらしだしてバタンキュー。グラーコもピーロもグースカピー。どうやら酒に眠り薬が入っていたらしい。商人二人組「しめしめ上手くいったぞ」「ちょろい奴らだな」

 一人酒を飲まなかったソーフォー(イグナチオ・レオーネ)、彼はエジプト人でエジプトに行く船と間違えて乗っちゃったという(笑)、彼はグラーコを引っ張って物陰に隠れるのでした。その直後、わらわら現れた謎の兵士たち。兵士たちは眠りこけているギリシア人どもを抱きかかえるとどこへともなく連れ去ったのでありました。もうお分かりでしょう。金銀財宝の引き換えとなったのは彼ら自身でした。彼らがその商品だったのです。

 さて、ソーフォーに助けてもらって難を逃れたグラーコ。暢気にも「あー、良く寝た」目をぱちぱちさせて「あれ、みんなどこ行ったの?」彼はソーフォーから謎の兵士たちの話を聞いて「そうか、奴らに捕まったか、よし、探しに行くぞ」次の瞬間もう洞窟の中を歩いている。早い展開ですなあって要するに編集の仕方がまずいだけかと(笑)。そこで偶然に秘密のスイッチ見つけて作動させるとごごごごー、洞窟の壁が開きます。その向こうに見えたのは美しい海とこれまた美しい都市でした。おまけに滝や湖などあって美女が水浴びしとります。グラーコ、たちまち目が釘付け。「オー、ええ女、おるやん」しかし、この女、アンタイオピー(ドリアン・グレイ 凄い名前だなあ)は物騒でして、「おー、君、綺麗ジャン、こんないい女見たことない。ひょっとして君女王様?」と直球ストレートに口説いてくるグラーコに向ってはっしと槍を投げつけるのでした。いきなり口説きだす男も男だが槍投げる女も女ですな。

 しかしさすがはグラーコ、その槍をぱっと掴んでへし折ってしまいます。「ワハハハハ」と笑うグラーコですが、とつぜん女隊長率いるたくさんの兵士が現れ彼を捕らえてしまったのです。アンタイオピーも戦士で女、この女隊長メリータ(ダニエル・ロッカ)に率いられた兵士たちも全部女。女、女、女、そうグラーコはアマゾンの国に紛れ込んでしまったのでした。とっとと引き立てられるグラーコ。ソーフォーはこれまた物陰に隠れて難を逃れております。そして牢に放り込まれるグラーコです。ここで先に捕まっていたピーロたちがわっと集まってきて「あいつらは一体なんなんだ」「女だよ、みーんな女だ。ここはアマゾン、女の国なのだ」こんな状況にも関わらず「女」という言葉に敏感に反応する男達。「だったら、そんな急いで逃げる必要はないやね、うへへへへ」あのな、君たち、一言言わせてもらうけど、馬鹿だろ!

 ポンポコペー、また間抜けなBGMが鳴り響いてアマゾンの女戦士たちの訓練風景(笑)。「1.2.31.2.3、はい、右向け右!」「弓矢はね、よーく的を狙うのがコツよ」なんだ、コツって。そんな中宮殿では女王レジーナ(ギアナ・マリア・カナル)を交えて最高幹部会議が開かれております。女王、最高幹部会の前で激論を戦わせているのはアンタイオピーとメリータ。メリータは「あんな男たちは危険。とっとと処刑しちゃいましょ」派、アンタイオピーは「高い金使って買った商品だし、それにいずれにせよ男は必要だし、そんなにとんがらなくっていいんじゃない」派。最高幹部会の投票の結果、アンタイオピーの意見が採用されることになりました。悔しそうに唇を噛むメリータ。実はこのメリータとアンタイオピー、次期女王の座をめぐってライバル関係にあったのですな。

 一方、ソーフォーーはアマゾン国の居住区に迷いこみます。そこでは男たちがなよなよと「ねえ、お隣さん、おさとうかしてくださらなーい?」「おせんたく大変でイヤになっちゃうわよ」つまり男と女の役割が逆転していると。ここに紛れ込んだソーファー、実は彼は発明家でありまして、なんでも発明してしまう人でもあったのです。彼は自身が発明した望遠鏡を取り出して男たちに取り入り、匿ってもらうことになります。この後女たちが帰ってきて男たちは「あーら、今日はお早いのね」「ゴハンできてるわよ」とお迎えするのであります。みんな本気で体をくねくねさせていて、いささかキモチ悪い。

 さて、この後ギリシア人たちは神殿のようなところに連れていかれてしばらくアマゾンの男と女たちの踊りを延々見せられます(笑)。それが済んだら別の部屋に追い込まれて上から水がシャーっ。「おう、シャワーだ」「キモチいいなあ」ギリシア人の男たちは大喜びでお互いの背中を流しっこするのでありました。その後綺麗な服に着替えて闘技場へ。この闘技場では今まさに次期女王を決めるアンタイオピーとメリータの決闘が始まらんとするところ。綺麗になった男たちは賞品のつもりなのかしら(笑)。

 さあアンタイオピーとメリータが馬に乗って槍を構えます。どーん、ドラの合図で戦闘開始。びゃーっと走っていってガシーンと槍で突きあい。「きゃあきゃあ」「もういたいーん」「いやーいやー、そんなとこつっつかないで」みたいな戦い。そしてついに勝負が決しました。馬からメリータを叩き落したアンタイオピーの勝利です。アンタイオピー、誇らしげに馬をおり、男達の前へ行くと品定め。グラーコを選び出すのです。グラーコは「ふふ、分かっていたさ」などといいつつ彼女を抱きしめてキス。ぶちゅぶちゅぶちゅちゅちゅー。他の女たちも男たちに群がって「私、この金髪がいいわ」「おでぶちゃん、こっちへおいでなさい」とまあ、頭の痛くなる展開ですね(笑)。

 でも女王に呼び出されたアンタイオピー、彼女から「女王の最大の資格は処女であることなのよ、男は駄目なのよ」と聞かされて思いっきり「ええ、聞いてないよ」という顔をします(大笑い)。女王か、男か、考え込むアンタイオピー。女王はそんな彼女に「3日間ゆっくり考えなさい。タネンの神殿にこもるがいいわ。きっと神様が導いてくれる」ここまでは良いのですが女王様ったら「それはそうと、キスってどんな感じなの。味はするの、それはカルピスの味?ねえねえ」女王様がカルピスの味とかいうな。

 女たちの男選びは続いております。でも最後までえらばれず一人みそっかすになったのがピーロ。彼は最後にやってきたメリータに必死に懇願します。「僕が君を女王にしてあげるから、僕を選んでよ」メリータ、その言葉にようやく彼を選び出すのでした。この後二人は海岸に行って女王になるための計画をたてます。計画ったって要するにピーロがグラーコそそのかしてアンタイオピー連れて逃げさせようという単純なもの。まあ、グラーコ、いかにもこの単純な計画に乗りそうな男であることは間違いないですけれども(笑)。そして悪巧みが済んだ、じゃあ次はキスだと訳の分からないリクツでメリータに迫るピーロ。いやがる彼女を抱きすくめ、「いやよ、いやよも好きのうちってね、へへへへ」って本当にキスしちゃう。なんだ、バカヤロー。

 

 その計画通りピーロはグラーコをタネンの神殿に連れていきます。そして彼の背中を押して「うまくやれよ」、一方神殿の中で一心不乱に祈りをささげているアンタイオピー、グラーコが来ても心を乱しません。「私は女王になるの。だから私のことは忘れて」しかし、この時、アマゾンの兵士たちがやってきまあした。驚いたピーロ、神殿に駆け込んできて「大変だ、グラーコ、早く逃げよう」アンタイオピー、「私はいかない。でもあなたたちを逃がしてあげる」そうして神殿の裏の出口を教えます。教えたら教えたで「私はいかないけれども、船まで見送るわ」なんじゃ、そら(笑)。

 ピーロは「さあ君たち先に行け」とグラウコとアンタイオピーを送り出します。そうして物陰に隠れるピーロ。そこにメリータやってきて、アンタイオピーの姿がないことに気づくと、にひっと笑って悪巧み。神像の前に置かれていたアマゾンの象徴、世に二つとない秘宝、「聖なるガードル」(大爆笑)を石像の口の中に隠しちゃったのです。この聖なるガードルがなければ女王にはなれない。しかもアンタイオピーをガードル盗難の罪で告発できるという一石二鳥の作戦。でも、後でこっそりそのガードルを取り出して別の場所に隠してしまうピーロ。メリータ、本当にガードルがなくなったことに気がついて大慌て。女兵士たちを招集してアンタイオピーとグラーコの後を追わせるのでした。そしてメリータ、女王さまにご報告。「アンタイオピーがガードルもってっちゃいました」

 馬で突っ走るアンタイオピーとグラーコ。やっぱり馬で後を追う女兵士たち。ややこしいことにここで水を探しに上陸してきた海賊たちが加わります。グラーコとアンタイオピー、うっかり馬から落馬して(笑)打ち所が悪かったグラーコ、血まみれになってノビてしまいましたとさ。アンタイオピー、グラーコが「水、水をくれ」というので泣きそうになりながら水を探しに出かけます。しかし海賊たちがやってきてひっくりかえっているグラーコを発見。「なんだか分からないけどとにかく船に連れていこう」はい、連れていっちゃいました。

 一方メリータとピーロは口争い中。「なんで、アンタ、グラーコたちと逃げないのよ、それに聖なるガードルどうしたの!返しなさい、今すぐに」しかしピーロ、暖簾に釘で糠に腕押し。糠に腕押し付けたら臭くならぁ、それを言うなら暖簾に腕押しでさあ、みたいな風情で涼しい顔。彼はにやにやしながら「君、あのガードル使って女王様になりたまえよ、そうしたら僕は君の愛の奴隷になってあげる」ええと、女王様の第一条件、“処女”であることはどうなったんでしょ?相手が男奴隷だったら構わないのかな。

 さて水を求めてさまようアンタイオピー。彼女は何者かが仕掛けた罠にひっかかって穴の底に引きずり降ろされてしまいます。そこで待っていたのは誰あろう、ソーフォー。皆さん、忘れてませんか、エジプトの発明家ですよ。彼は怒って向ってこようとするアンタイオピーに「待って、僕はグラーコの友達なんだ、君は聖なるガードルを盗んだことにされているよ」はてどうしてソーフォーがガードルのことを知っているのか(笑)。まあ、とにかくこれをきいて愕然とするアンタイオピーです。さらにソーフォーは彼女を外に連れ出して望遠鏡を渡し、「この谷の底を見てごらん」なんとギリシア人の男たちが鉱山で働かされているではありませんか。彼らはいっぺんヤッたら用済み、後は死ぬまでこの鉱山で働かされることになるのです。アンタイオピー、「あたし、ちーっとも知らなかった」とまた驚くのであります。

 この後ソーフォーはメリータの自宅に潜入します。どうやって潜入したかというと、メリータがカーペットを注文していたのですな。筒状に巻かれたカーペットの中にひそんで配達されたのであります。彼はピーロと相談します。「アンタイオピーは僕と一緒にいるよ。彼女にガードル返して女王様にしちゃえばいいじゃないか」

 この時ヒーローたるグラーコはどうしているのかというと、どこか知らないけれどもとにかく酒場で海賊船長(アルベルト・ファルニーズ)と飲んでいると(笑)。彼は酒を飲んじゃ「女を助けなくちゃならないんだ」彼は船長の手を取って「手伝ってくれないか。その国は女と宝物でいっぱいだぞ」「よっしゃ分かった」船長即断します。「でも乗組員集めるの手伝ってくれよな」グラーコはぱっと立ち上がると手近の柱にとりつきぐらぐらゆすり始めます。ついに柱が倒れて天井がどーっ。その下で飲んでいたお客さん、瓦礫に埋もれて失神してしまいました。グラーコはからから笑って、「こいつらを船に乗せればいいじゃん」相変わらず無茶をする男です。

 で、次の瞬間にはもう島についていると(笑)。彼は海賊たちに「僕が一人で先発しよう。3日帰ってこなかったら来てくれ」と言い残し、そのままアマゾン国へ。でもあっという間に女たちに捕まってしまいます。女たちは大喜び、メリータに合図せんとタイコをどんがどんが。この音を聞きつけたアンタイオピーとソーフォー、グラーコを救出に向うのですが、ああ、逆にアンタイオピーに捕まってしまった。メリータ、グラーコとアンタイオピーを女王の前に引き出すのでした。女王は宣言します。「おお、アンタイオピーよ、そなたはタネンの神殿にて神々の審判を受けよ。お前に罪がないならば聖なるガードルが見つかるであろう。もし見つからなければ火あぶりじゃ。もちろん、そなたの男も火あぶりじゃ!」

 さっそく神殿の前の広場に処刑台がしつらえられまして、グラーコはりつけ状態にされてしまいます。足元にわらをたくさん積んで、さあ、火あぶりの準備は整った。「おれは八百屋お七か」とぼやくグラーコです。たいまつに火がつけられていよいよヤバイ。しかし奇跡が起こりました。神殿からアンタイオピーが現れ誇らしげに聖なるガードルを掲げたのです。顔を輝かせるグラーコ、がっかりするメリータ。「奇跡じゃ、奇跡じゃ」と盛り上がる女王様。まあ、たんにソーフォーが隠し場所こっそり教えておいただけなんですけどね。これでアンタイオピーは無罪放免、グラーコも開放されます。さあ、めでたし、めでたしと思っていたら、あ、大変だ、海賊たちのことを忘れていたぞ!

 その海賊たち、そろそろとアマゾン国に忍び寄っております。この国を囲んでいる城壁をどうしよう。簡単さ、木を使えばいいというので、海賊の下っ端がやっこらせと木に登ります。そうしたら木にロープを引っ掛けてみんなでエンヤコラと引っ張ってせーので手を放す。びよよよーん、木の反動で下っ端見事に城壁飛び越えたのであります。後はこれを繰り返すと。いきなり男が空から降ってきたのでアマゾン国の女たちは大混乱。この隙に乗じて次々に城壁飛び越える海賊たち、びよよよーん、びよよよーん。そしてついに海賊たちは城壁の扉をあけることに成功したのでした。わあー、一気呵成に攻め込む海賊たちです。女たちは剣を取って応戦するのですが混乱さめやらず、苦戦を強いられるのでした。

 この時、グラーコたちはどうしていたのかというと、あのギリシア人たちが働かされている鉱山に来ていたのです。彼らを助けて共に戦い海賊たちを撃滅しようというつもり。さあ、どうやって谷底に下りようか、次の瞬間、もう谷底にいるから何だか良く分からない。グラーコが入り口をふさいでいる熊と戦います。この隙をついてあまりにやすやすと鉱山を脱出するギリシア人たち!どうしてここで熊と戦う必然性があったのか。お約束といえどもあまりにもわざとらしいのではないでしょうか。彼らは今の今まで鉱山で働かされていた恨みを忘れて女たちの救出にはせ参じるのでありました。

 さて海賊と戦っている女たち、アンタイオピーとメリータの指揮の下馬車を円形に配置してバリケードにしております。その周囲をぐるぐる回る海賊たち。あー、幌馬車隊とインディアンのつもりなのね(笑)。勇敢に応戦する女たちですが火矢を打ち込まれて馬車が燃え出した!大ピーンチ!しかしここでグラーコたち男が登場。「わあ、男が助けに来たわ」女たちも勇気百倍。お互いに協力し合って見事海賊どもを撃退したのでありましたって、海賊呼び込んだのはグラーコその人なんだけど。

 さあ、再び平和を取り戻したアマゾン国。もはや何の遠慮もいらない。あっちでチュー、こっちでばこばこ、もういたるところでイチャイチャしております。グラーコもアンタイオピーとぶちゅぶちゅぶちゅちゅちゅー、ピーロもメリータとぶちゅぶちゅぶちゅちゅちゅー。そんな中、アマゾン国を去って世界漫遊の旅に戻ろうというソーフォー。皆からの万来の拍手とさよならの声に送られて出発。そんな中、女王様ったら「だから、誰か私にキスってどんな味するのか教えてよ、やっぱりカルピスの味?ねえねえ」だから女王様がカルピスとか言うな。エンドマーク。

 女王の後継者問題はどうなったのか、聖なるガードルは一体どうなったのか、そもそも処女じゃなかったら女王になれないんじゃなかったのか。いろいろ疑問点があるけれども、まあ、とにかく男と女が仲良くなっためでたし、めでたしということで良いんじゃないですかねえ。後は海賊を呼び込んでおいて自分でその海賊たちを退治、ヒーローになるというグラーコのマッチポンプぶりも見事の一言。

 カラー・スタンダード、モノラル音声。画質は赤みが掛かっていてお世辞にも綺麗とはいえません。音質はそこそこ。なんとか台詞が聞き取れるというレベル。12枚のDVD50本の SF映画が収録された「SciFi Classics Collection: 50 Movie Pack」の一本。 Digital 1 Stop DVD

         エロの冒険者 

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      SFシネクラシックス 輸入DVDでみるSF黄金時代(笑)

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