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2006年3月25日 (土)

『サント対悪のマフィア』(『Santo Contra la Mafia del Vicio』 1970年)

 

『サント対悪のマフィア』(『Santo Contra la Mafia del Vicio』 1970年)

 悪のマフィアってマフィアは悪いにきまっとるわというタイトルですな(笑)。この映画ではサントがレスラーとシークレットエージェントを兼任していることになっております。そんなありえない設定をつらりとやってしまう、これもサント映画の魅力でありましょうか。

 巻頭いきなり海に面した岩の上で男が歌っております。下のほうでは歌に合わせてくねくね踊るビキニの美女。あ、あれ、サントもいるぞ、一体何をしているんだ、あんたら!実はこの映画のサント、おそらくメキシコ湾沿岸のリゾート地で休暇を過ごしているという設定になっているのです(笑)。サントはいつものマスク姿でビキニの美女たちと泳いだりいちゃいちゃしたり美食を楽しんだりしている訳ですな。さあ、その間もえんえん歌い続ける男。スペイン語なので歌詞は分かりませんがおおかた「メキシコ良いとこ、一度はおいで、テキーラは美味いし、セニョリータは綺麗だ、ワッワッワッワー」とかいうのでしょう。

 このなんとも言えない能天気なオープニングが終了してようやく本編の開始。いきなり建物が爆発します。そして湧き上がる激しい火炎。何者かに放火されたようです。この事態に怒ったのがメキシコ警察の署長さん。並んだ部下たちに「お前ら、一体全体何やっとる、これで薬品工場の放火は五件目だぞ、それなのに未だ手がかりが何もないとはどういう訳だ。お前らとっとと捜査に行け!今度は手がかり掴むまで戻ってくるな!」ぞろぞろと部屋を出て行く部下の皆さんです。ここで署長、最後の一人になったウルティア警部(ハリー・ゲイナー)を呼び止めて「おい、待て、お前には特別の任務を与える」署長はウルティアに手紙を渡して「お前、サントを見つけてこれを渡せ。そしてもう休暇は終わりだと伝えるのだ。あ、それからな、お前、この件が片付くまでサントの相棒になれや」

 場面はプール付の豪邸に変わります。プールサイドで金髪美女エルサ(エルサ・カルディナス)といちゃついているのがマフィアのボス、フィデル(ダゴベルト・ロドリゲス)であります。彼があの放火事件の黒幕だったのであります。その彼に届けられる電報、中を開いてみますと「来週LAよりマーベル・ムーン来る、彼女は学友、クラブ、ブラックパンサーのダンサー、パトリシア・フェロウと邂逅せり、用心せよ!」ここでフィデルが部下のサルジオ(フェルナンド・オセス)に次の仕事の指示をしている隙にエルサが電報を盗み読んだと思われる場面が挿入されるのですが、これが後の伏線になっているのでありますな。

 さてウルティア、リゾート地に行きまして、水上スキーの美女をこれまた美女二人をはべらせたモーターボートで引っ張っているサントを発見します。暑い中、わざわざメキシコシティからやってきたのにサント、あんなことしてやがる。ウルティア、ちょっとムッとしております(笑)。あ、サント、美女とキスしてやがる、さらにムッとするウルティア。しかし、彼もプロ。そんな感情を押し殺してサントと食事、署長の手紙を渡すのでした。サント、海老をむしゃむしゃやりながら「はは、これであっしのお楽しみも終わりか。よし、さっそくメキシコにもどるでやんす」

 ちなみに、この警察署、国際的麻薬組織から大量の麻薬を押収したばかりだったのであります。あの放火事件はその報復だと言う訳。

 夜になりまして、はい、クラブ・ブラックパンサーであります。また男の歌手が歌います(笑)。スペイン語なので歌詞は良く分かりませんがおおかた「テキーラが飲めるテキーラが飲めるテキーラが飲めるぞ、1月は正月でテキーラが飲めるぞ」とかいうのでしょう。この歌の間、テーブルで仲良く話しているのが電報の女、マーベル・ムーン(マーベル・ルナってそのまんまかよ)とブラックパンサーのダンサー、例のご学友、パトリシア(パトリシアってこっちもそのまんまかよ)であります。二人は昔話に花を咲かせていたのですが、男の歌が終わりそうになったところでパトリシア、「じゃ、次は私の出番だから」ここで新たなお客が入ってきます。あ、あれは部下一人を連れたフィデルとエルサじゃありませんか。

 パトリシアを含めた8人の女、男1人のダンスが始まりました。フィデルは部下に「お前、ちょっとあのマーベル・ムーンをナンパしてこいや、それで外に誘い出せたら好都合じゃ」部下はうなずいてマーベルのテーブルに行き「お嬢さん、一杯テキーラをいかがですかな」でもあっという間に嫌われて追い払われてしまいましたとさ(笑)。仕方ない、それじゃ強行策だということでフィデルの部下が深夜にパトリシアのアパートメントを襲います。ベッドに寝ている二人の女を棒っきれでぼかぼかやって失神させマーベルを拉致してしまったのです。

 場面変わってもう次の日(笑)。パトリシアは警察署で署長さんに「マーベルを早く助けてください」と訴えております。傍らにはなぜかサントが腕組して立っているという・・・。一応署長さんは「私らがマーベル助けますから」と約束するのですが、どうにも頼りなさそうな表情。そしてサントがパトリシアを車で送っていくことになります。マーベルを心配して今にも泣き出さんばかりのパトリシア、「彼女はメキシコにきたばかりよ、誰も彼女のことを知らない筈なのに、どうして誘拐なんかされたの」サントは「お嬢さんはさっきおっしゃっていたじゃあありませんか、マーベルお嬢のおじさんは化学薬品工場を経営しているアメリカ人の大金持ちだって、あっしはそれが関係していると思いやすぜ。ま、とにかくあっしはインターポールにコンタクトをとってみます。誓ってマーベルお嬢は助けますから大船に乗った気持ちで安心しておくんなせえ」

これで別にインターポールが関係してくる訳じゃないのですが(笑)。

 一方フィデルの豪邸に囚われているマーベル。なぜかエルサと同じくビキニ姿で(笑)プールサイドで日光浴。エルサは「ここから逃げようなんて考えないことね」と彼女に説教します。そして「あなたの叔父さんがメキシコに来るわ。あなたを助けるためにね」憮然とするマーベルであります。ここででてきたフィデル、エルサに「お前、サントに会いたくないかえ?」エルサは驚いて「ええっ、サントってあのプロレスのチャンピオンでシークレットサービスのエージェントでしょ」私も驚くわ(大笑い)。シークレットサービスのエージェントって全然シークレットじゃないじゃん!フィデルはうなずいて「明日、サントの試合があるのじゃ」はい、恒例のサントの試合でございますね。

 さあ、黒マスクのレスラーと戦うサント。リングサイドにはフィデルとエルサ、その部下たちが陣取っております。あれ、パトリシアもいるぞ、お前、マーベルのこと心配じゃないのかよ(笑)。ここから延々とプロレスの試合が続いて、まあ、サント映画ですからサントが負けることなどありえず、黒マスクを押さえ込んでカウント3、見事勝利を収めます。試合後、控え室で着替えようとするサント、するとやってきたのがスポーツ誌の取材を装ったフィデルの部下達。用意のいいことカメラまでもってやがる。「サントさん、一枚写真いいっすか」「ようがす、一枚といわず何枚でもお撮りなせえ」カメラを構える部下。シャッターを押すと、ぷしゅーっ。ああ、シビレ薬が噴出したぞ。あっと口を押さえるサント、それっと飛び掛ってきた部下たちと戦うのですが、次第に薬が効いてきてああ、失神しちゃった。部下たちはサントを試合場の外に連れ出しやっぱりフィデルの豪邸へ拉致してしまったのであります。

 ここで明かされるフィデルたちの恐るべきたくらみ。彼は部下の一人、フェルナンド・バルガスにサントと同じ覆面を被せて偽サントにしたのであります。そして彼をスパイとして警察へ送り込もうとしていたのでした。「本物のサントはぶっ殺す」フィデルはブッソウなことを言います。「彼奴めが麻薬押収に協力した時から彼奴の死刑は決まっていたのじゃ!」地下牢に叩き込まれるサント。しかし彼は失神した振りをして彼らのたくらみをすべて聞いていたのです。サントはフィデルたちが立ち去るやいなやぱっと起き上がって牢屋の鍵に棒状の器具を押し付けます。これがしゅーっと燃え上がってあっという間に鍵を焼ききっちゃった。牢を脱出したサント、マスクを被ったままうろうろしている偽サントに襲い掛かりのしちゃったのであります。サントは偽サントを牢屋へ叩き込んでしまいました。サルジオがやってきて地下牢の偽サントをずどんずどん。そしてむごいことに死体をごうごう燃え盛る暖炉に放り込んで燃やしちゃったのです。ああ、ひでぇなあ。こうしてサントは偽サントに化けて敵組織への潜入を果たしたのでしたって、行き当たりばったりの展開ですなあ(笑)。

 偽サントに化けたサントはって、ああややこしい、フィデルによってエルサに紹介されたりしています。一方、叔父さんがメキシコにやってくることを信じようとしないマーベル、「そんなね、叔父さんはね、ここに来て身代金を払うほど馬鹿じゃないわ」それがこの後すぐに叔父さんのムーン博士(ヴィクター・ジャンコ)やってくるんだなあ(笑)。「ああ、叔父様」「おお、マーベル、無事だったのかい」ひしと抱き合う二人。しかし、なんということでしょうか、実はこのムーン博士こそがマフィアの大ボスであったのです。わざわざ姪を誘拐させたのはどういうことなのか、いまひとつ分かりませんけれども。

 ムーン博士は身代金の相談をするといってフィデルと別室へ。そこで態度をがらりと変えて「お前、この前の失敗が組織でも問題になってるからな、今度失敗したらぶち殺してダイチョー引きずり出す」真っ青となるフィデルです。

 あせったフィデルはパトリシアの殺害を計画します。この先この女が邪魔になると考えたからなのですが、だったらマーベル拉致する時にどうかすりゃ良かったのに(笑)。サルジオと三人の部下はまたクラブ・ブラックパンサーにお出かけ。踊るパトリシアを見ながら「ばらばらにするには惜しい女だぜ」三人の部下は楽屋に潜入、爆弾を15分後にセットするのでした。と、ここに突然飛び込んできたのが黒覆面の男、体つきから顔を隠したって丸分かりですけれども(笑)。男は三人に襲い掛かって殴る蹴るの乱暴、彼らを昏倒させてしまうのです。来たときと同じように風のごとく走り去る男。えっ、爆弾そのままなの?

 ステージが終わったパトリシア、最前から彼女をにやにや眺めていた男、ウルティアに食ってかかるのでした。「あなた、私の後をつけているわよね、美容院でもレストランでもあなたを見たわ、あれでしょ、私がダンサーだから、安いダンサーだから簡単にヤレると思ってつきまとっているんでしょ」何もそこまで言わんでもと思いますが。驚いたウルティア、仕方なく警察のバッヂを取り出して「私はあなたのボディガード、サントに頼まれたのさ」するとパトリシア、がらりと態度を変えまして「あら、警察の人なの、よく見たらいい男ねえ」なんだ、お前は(笑)。ここでついに爆弾がどかーん。昏倒したままの三人、ばらばらになってしまいましたとさ。

 さあ、パトリシア、ウルティアが命の恩人になった。ウルティアも「僕も君のことを愛しているんだ」とか言い出しまして、ついにキス。ぶちゅぶちゅぶちゅちゅちゅー。なんなんだかなー。

 一方フィデルはもうカンカン、うなだれている部下たちに「お前らはなんでそんな失敗するの、それじゃ部下じゃなくって馬鹿だっての!、チクショー、パトリシアめ、生まれたことを後悔するような目にあわせてやる!」こんなブッソウなことを言われているとは露知らず(笑)。パトリシアはウルティアと爛れた愛淫生活。ベッドでパトリシアが目をさますとウルティアが「おはよう、お寝坊さん」と朝食を持ってくるのであります。そうして朝飯前に「ああ、愛している」「ああ、私も」ぶちゅぶちゅぶちゅちゅちゅー、暑苦しいキスを交わします。

 さて、そろそろ叔父さんの様子がおかしなことに気がついたマーベル、ムーン博士に「叔父様、もう身代金は払ったんでしょ。だったらフィデルは何故私達を解放してくれないの」「マーベルや」ムーン博士は世にも苦しい説明。「実は身代金は現金で払ったんじゃないんだ。小切手を使ったんだよ。だからそれを現金化したら解放してくれるさ」なんじゃ、それは(笑)。一方フィデルの部下フェルナンド・バルガスが化けた偽サントになりすましたサント、ああ、ややこしい、懐中電灯もってエルサの部屋を調べております。机、棚、あちこちあさっているうちに、見つけたぁ、エルサの身分証明書。開いてみると、シークレットエージェントなんて書いてある。ああ、やっぱりエルサはわれわれの味方だったのか。

でもわざわざそんな身分証、潜入捜査先に持ってくるなあ(大爆笑)。ここでエルサ戻ってきます。サントはさっとクローゼットの中に身を隠すのですがエルサは鏡で彼を見つけてにやり。いや、エルサはサントが本物のサントとは知らない筈なんですけどねー。あくまでフェルナンド・バルガスの偽サントと思っている筈なんですがねー。エルサは知らん振りをしてベッドへ。サント、彼女が電気を消したのを見計らってそっと部屋を出たのでありました。

 ウルティア、パトリシアを実家のママに預けます。いつまでも彼女をアパートメントに置いていては危ないからでしょう。しかし、ウルティアママったらパトリシアにいきなりこんな話をするのです。「あなた、息子を愛してくださっているんでしょう」うなずくパトリシア。しかしママ「おやめなさい、悪いことは言いません、今のうちに別れなさい」激しくズッコけるパトリシア。ママは続けます。「私の夫、ウルティアの父ね、も警察官だった。彼は十回目の結婚記念日の後に悪漢に殺されたのよ。息子も夫のようにならないとも限らない。あなたを私のような目に合わせたくないの」こんな重い話を聞かされてずーんと落ち込むパトリシア(笑)。

 舞台はフィデルの屋敷に戻りまして、いきなりサルジオがマーベルに襲い掛かります。「ええやろ!させんかい」「ひーっ」ここに飛び込んできたのが黒いフード被ったサント。サルジオとどっかんどっかん取っ組み合い。サルジオ、たまらず懐からピストル取り出してズドン、ズドン。「こりゃいけねえ」サント、フードを毟り取ってわざわざ銀色のマスクを露出させて逃げるのであります。なんとも不可解なサントの行動ですが、これに気がつかないサルジオやフィデルも間抜け。サント、エルサの部屋に逃げ込んで匿って貰うのです。ピンチを脱したサント、エルサにあの身分証を返してぶちゅぶちゅぶちゅちゅちゅー、キスするのでありました。ああ。

 どうもだらだら話しが進んで困りますが、ついにフィデル、麻薬の奪回作戦を発動させます。彼は集まった部下達に「サントの情報によると」おめーもサントって呼ぶなよ、あくまでもフェルナンド・バルガスだろうがよう(笑)。「警察の奴らは森の中で麻薬を燃やして処理するようだ、そこを襲うのだ」麻薬の処理なんてわざわざ森の中でやることか(笑)。警察の中で処理しろと思うのですが、実はこれが作戦。フィデルたちにわざと麻薬を奪わせて証拠にしようというのですな。サントはサルジオ以下三人を引き連れてこの処理現場に向かいます。そして麻薬に火がつけられた!この時サントたちは警察官たちに襲い掛かってまんまと麻薬を奪ってしまったのであります。

 サントに殴り倒された警察署長さん、病院のベッドでニヤーッ。

 さあ、麻薬は奪い返した。もうこれで仕事は終わった。ムーン博士はフィデルに「わし、もうヨーロッパに戻るわ。マーベルも連れていって」ここで彼は壮絶な笑みを浮かべます。「あれは私の手で殺す」部屋の外でサントが立ち聞きしているという・・・(笑)。サント、サルジオに見咎められると、「いえね、あっしはボスのガードをしていたんで」そんな言い訳に騙される訳もなくサルジオ、サントを疑い始めるのでした。もうぐずぐすしちゃいられない。エルサはマーベルに自分の正体を明かします。叔父さんの真実の姿も話したのでマーベルびっくり仰天。さらにサントがやってきて「今夜、とっとと逃げちまいましょう」サント、無線機を取り出して「今夜ダックを逃がす。セクター24、地図のZZZ地点、座標は8-16」ウルティア、この暗号通信を聞いて「よっしゃ、今夜、サントとマーベルを助けるぞ、パトリシア、君は危ないからママといろ!」しかし、パトリシア、頭を振って「いいえ、私、あなたと行くわ、あなたと離れたくない」んー、単純にいって仕事の邪魔ですな(笑)。

 夜になりました。サント、エルサとマーベル連れて屋敷を抜け出します。マーベルに見張りもついていないのですな(笑)。それでとっとと逃げ出すのかと思いきやなぜか地下の倉庫へ。雑然とした荷物の中で何かを探し始めます。あ、サルジオだ、サルジオが赤外線暗視装置をつけて、何、暗視装置ったって唯の大きなメガネなんですけどね、彼らの後をつけているぞ。そうとは知らぬサントたち、探していたもの、麻薬を見つけて「ほら、これだ、動かぬ証拠だぞ」でも飛び出してきたサルジオに「やい、手を上げろ」とピストル突きつけられる訳ですよ。サルジオ、「サント、お前、そのマスクを脱げ、何かしようとしても無駄だぞ、おれは赤外線暗視装置でみているからな」なんでマスクを脱がせようとするかなあ(笑)。サント、マスクを脱ぐふりをして、しゃっ、あ、何か燃えるものをサルジオに投げつけた。彼がひるんだところに飛び掛ってまた取っ組み合い。さらにエルサがピストルで加勢すると、サルジオ、こらたまらんと逃げ出してしまいましたとさ。しかし、彼は外にでるとみんなを呼び集めサントたちを倉庫に閉じ込めてしまいます。さらに毒ガスを注入して、「やい、サント、おとなしくでてくるのだ」

 フィデル、ムーン博士もやってきて「サントがでてきたら問答無用に射殺せよ!」部下達が扉に駆け寄って鍵を開けようとします。他の奴らは銃を構えて・・・、サント絶体絶命の大ピンチ。しかしここでようやく警察が駆けつけてきたのです。たちまち巻き起こる激しい銃撃戦。サントはその隙をついて扉を蹴破りあわてた部下たちと取っ組み合い。この状況下でそんなことしてたら絶対撃たれると思いますが(笑)。ウルティアもパトリシアとともに駆けつけてきて、銃撃戦に加わります。しかし、顔面に銃弾を受けて倒れ付すウルティア、パトリシアは悲痛な声で「ウルティア!」しかし、この二人の出番はこれでおしまい。後はまったく出てこないという・・・、いい加減なものでありますな。あのママの悲しい告白は一体何であったのか。

 そして次々に撃たれる悪漢たち。フィデルもムーンも撃たれて絶命します。叔父さんが撃たれてマーベル、大ショック?いえいえ、彼女もこの後ぱたりと出てこなくなるから関係ありません(笑)。これでとにかく事件は解決したということになってしまうのです。

 さあ、ラスト、あのリゾート地のレストランでエルサと食事しようとしているサント、彼はウェイターに「オクトパスとライスくんな」タコ飯かよ(笑)。そうしてエルサといちゃつこうとするのですが、いきなりエルサの同僚がやってきて「エルサ、香港で新たな任務だ。すぐに出発してくれ」エルサは呆然としているサントに「私達、こういう運命なのね、またどこかで会いましょう」あー、行っちゃった。取り残されたサント、憮然としますがここでレストランに入ってきたのがこの映画の冒頭でいちゃついていたセニョリータ二人。サント、エルサのことをマッハのスピードで忘れて二人といちゃつくのです。

 さらにまたまたモーターボートで水上スキー引っ張ってる。水上スキーが好きだね、この人ァ。しかしサントのところにもエルサと同じく別のボートが寄ってきて「サント、また新しい任務だよ」綺麗なオチがついたところでエンドマーク。

ラストの銃撃戦のいい加減さがいい味だしてます。フツー、映画の中でそれなりに活躍していたキャラクターが脇役とはいえ撃たれてそのまんまというのはあり得ないですよ(笑)。

 カラー・スタンダード モノラル音声。思いがけないほど画質がいい。そりゃあ古い映画でしかもメキシコ映画だから画質の悪い箇所もあるけれど全体としてサント映画とは思えぬ品位の高さ。デジタルレストアの霊験アラタカというところでありましょうか。絵英語字幕付 COLECCION GRANDES CLASICOSシリーズのDVD

エロの冒険者
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