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2006年5月28日 (日)

『Santo En la Venganza de las Mujeres Vampiro』(『サントと復讐の吸血女軍団』 1970年)

 

Santo En la Venganza de las Mujeres Vampiro』(『サントと復讐の吸血女軍団』 1970年)

 まあ、サントとそのお友達がヨーロッパで死んでメキシコで蘇った(笑)女吸血鬼と戦うというタイトルどおりの映画です。吸血鬼のために美しいダンサーの皆さんも攫ってこられてエロ風味も満点。お勧めです(本気)。

ばーんと出てくる陰鬱な古城。地下室におなじみ棺桶がどーんと置いてあります。この棺桶、蓋に蝙蝠の紋章や伯爵夫人マイラ(ジーナ・ロマンド)という名前が記してあって、ある筋(笑)の人には非常にわかりやすくなっております。そしてある筋の人が来た、来た。彼は棺桶の蓋を開けるとぶっとい木の杭を横たわっている吸血鬼マイラの胸にぐさっ。とんてんかん、とんてんかん、ギャーッ、絶叫するマイラ。彼女はみるみるうちにミイラに成り果てて・・・。ここまでがプロローグ。タイトル、オープニングクレジット入ります。

 それが終わると早速夜の廃城に車で乗りつける悪い人たち。イゴール・ブランコフ博士(ヴィクター・ユンコ)とその部下、ボリスとカルロス(カルロス・スアレズ)であります。あれ、カルロスってサントの助手、カリートスの役者さんじゃなかったっけ(笑)。三人は中にはいるとある場所をどんどこ掘り出します。すると出ました、蝙蝠の紋章が刻まれたプレート。「これをこじ開けるのだ」すると地下への階段が現れるという・・・。三人はどんどこ地下へ進んでいきます。毒蜘蛛やら毒ネズミ(笑)がうようよいる剣呑な洞窟を越えてやって見つけたマイラの棺桶。「おお、これぞ、吸血鬼マイラの棺!」狂喜して叫ぶブランコフ博士。「よし、これをわしの研究室にもっていってマイラを蘇らせるのだ」二人の部下は可愛そうなことに棺桶をやっこらせと担いできた道をよろよろ戻っていくことになります。もう見るからに大変そうなの(笑)。

 ようやく地上に戻って車に棺桶積み込んでさあ、博士の研究室へGO!勇んで棺桶の蓋を開けてみるとどーん、そこにはマイラのミイラが横たわっております。もちろん、胸には杭が刺さったまま。メキシコの吸血鬼はこうでなくちゃいけない。ブランコフ博士は「わはははは、彼女はなあ、200年も前にトランシルバニアで吸血鬼として君臨していたのだ。ところが彼女は何者かの手によってこのような姿にされてしまった。彼女を慕う吸血鬼どもが棺桶をヨーロッパからメキシコに持ち込んだのだよ」また、えらいことしてくれましたな、吸血鬼さんたち。「その吸血鬼たちも退治されていって残ったのは彼女だけとなってしまった。わしは彼女をよみがえらせてみせるぞ」ここで遠くから何者かの「うぉー」というわめき声。実はこれ、博士が創造した人工生命、ラゾス。博士はマイラの血を使ってラゾスを不死の存在にしようともたくらんでいたのでした。

 「ところで博士、どうやってマイラさんを蘇らせるんで」と尋ねるカルロス、博士は頷いて「血じゃ、血を注射すればあっという間にマイラは蘇る」カルロス、ぼそっと「そりゃまた随分簡単ですな」博士は無視して「今、マルコとジターノがその血を調達しにいっておるわ」どうやって調達するのですかなんて聞くのは野暮(笑)。ナイトクラブで踊っているゴーゴーダンサーを攫ってくるに決まっているじゃありませんか(大笑い)。マルコ(アルレリオ・サリナス)とジターノ(レネ・バレラ)は踊っているダンサーたちを好色そうな目でためつすがめつした挙句、「決めた、左から二番目の女にしよう」彼らは楽屋に侵入、踊り終えて戻ってきたダンサーをまんまと攫ったのでありました。その時、「何かの役に立つだろ」ってことで彼女のボーイフレンドも同様に拉致。博士の研究室に運び込むのです。

人間の血なんてどれも一緒なんだからダンサー選ぶ必要なんてないのに(笑)。

 翌日、道路で待っていた女を車で拾う男二人。メキシコ警察のロブレス警視(アルド・モンティ)はとその部下ベト刑事(ベト・エル・ボリティカリオ)、そして警視の恋人パティ(ノーマ・ラザレノ)であります。おお、ロブレス警視を演じているアルド・モンティは『Santo y Blue Demon contra Dracula y el Hombre Lobo』(『サント、ブル-・デ-モン vs ドラキュラ、狼男』1971)、『Santo en el tesoro de Dracula』(『サントとドラキュラの秘宝』 1968)でドラキュラ伯を演じていた人ではありませんか。吸血鬼から警視、出世したなあ(そ、そうか)。

 パティは新聞記者という役所、刑事二人に新聞記者の女性という組み合わせはすでにサント映画ではおなじみですね。彼女はこれからサントとの単独インタビューを予定しておりまして、ロブレスとベトに車で送って貰うことになっていたのです。このインタビューをする場所というのがどこぞのプール。あ、サントめ、なにやら女といちゃいちゃしておるわ(笑)。三人はサントに挨拶、早速インタビューに入ります。「サント、今何か重大な事件に関わっていますの?」「いやあ、最近はとんと、落ち着いたもので、あっしは退屈しておりやすよ」これじゃインタビューにならないんじゃないか。「今のメキシコは教育制度や景気が良くってそれで犯罪が起こらないのかしら」「いやいや、お嬢さん、学問のあるもの限ってえらいことやらかすもんでさあ」

 場面切り替わってあのダンサーが「きゃーきゃーきゃー助けて!、そんなことしないで」ブランコフ博士、彼女からマイラのミイラに輸血しようとしていたのです。そうか、これが「学問のある人がやる凄い犯罪」なんですね、サントさん(大笑い)。彼女とミイラを繋いだチューブに血がつーと流れていきます。そしてブランコ博士、ミイラから杭をぐいっと引き抜くと、「ジターノ、機械のスイッチをいれよ、パワー最大だ」何の機械なんだか良く分からないのがオモシロいですな(笑)。その機械がぴかぴか光ってマイラのミイラがドライアイスの煙に包まれます。そして、はい、マイラ復活しました。「やっぱり随分と簡単だなあ」カルロス、呟きます。

 蘇ったマイラはブランコフ博士たちに「私は貴方達のようなものを待っていました。よみがえらせてどうもありがとう。そして血をくれたこの女は私のシスターとして吸血鬼にします。二人で吸血鬼をどんどん増やしてやります。しかしその前に」マイラが豹変、恐ろしい表情となって「私をこんな目にあわせたサントに復讐せずにはおくものか」まあ、サントの先祖ってことでしょうが、どうでもいいや、そんなこと。第一、あんたはヨーロッパで杭を打たれたんじゃなかったっけ。

 さてこれから御馴染みのサントの試合。相手は覆面レスラー、マルヴェナリオ、3本勝負であります。試合場には当然ながらロブレス、パティが来て応援している。あ、あれ、あろうことかマイラもブランコフ博士もいる。吸血鬼がプロレス観戦、こんな場面はメキシコ・ルチャ映画にしか出てきませんよお(笑)。試合は最初サントが有利。あっという間にキャメルクラッチで一本先取です。観客はもう総立ち、「サント、サント、サント」のサントコール。ここでマイラが試合にちょっかい出した。彼女は不気味な催眠術でマルヴェナリオに暗示をかけたのです。「殺せ、殺せ、サントを殺すのだ」とたんに強くなるという。サントの方には「お前は負ける、負けるのだ」とたんに弱くなるという(笑)。サントはもうぼっこぼこにされてあえなく一本取られてしまいます。サントは心配してリングサイドに来たロブレスに「畜生、何者かがあっしに命令しているようだ」と呻きます。しかしさすがにサント、「しかし、あっしはそんなことじゃ負けねぜ!」反撃開始。苦戦したもののようやく3本目を取って勝利を収めたのでした。もうマイラ、怒るまいことか。

 その夜、例によって覆面つけたままベッドで寝ているサント。その彼に怪しい影が迫ります。マイラです、マイラ、いきなりナイフを振り上げるとベッドにぐさぐさー。吸血鬼なら血を吸えよ、お前(大爆笑)。しかし、ベッドのマスクは置かれていただけ。このことを見越したサントがあたかもベッドに寝ているように見せかけていたのですってどうやってこんなの察知するんだよ。「あっ」と驚くマイラ。その背後から「ワハハハハハ、残念だったな」とサントが現れるのです。サントは彼女からナイフを取り上げるのですが、なんとしたことでしょう。マイラは蝙蝠に変身、はたはたと飛び去ってしまったのでした。

 マイラは例のナイトクラブで男をナンパします。男の方はもうやにさがっちゃって「早く二人きりになろうよ、ダーリン」とか言っております。二人きりになると、当然ちゅーちゅー吸われて死んでしまいましたとさ。翌朝、その死体を調べるロブレスとサント、それにパティ。サント、あのマイラの襲撃の件がありますから、「こりゃ、吸血鬼の仕業ですぜ」などと言っている。しかしロブレスは信じません。「吸血鬼なんて、サント、迷信に決まっているじゃないか」他の映画で吸血鬼やっていたお前がそんなこと言うか(笑)。サントは「いや、今の世でも科学でも解明できないことがあるんでやんす」その科学では解明できない人、マイラはあの血をくれたダンサーの血をちゅー。ダンサーも吸血鬼になって一緒に連れてこられていた彼氏の血をちゅー。なるほど科学では解明できませんなあ(笑)。

 サント、なぜかマイラが蝙蝠に変身したことを喋らないの。これを言えばロブレス警視の態度も違ってきたと思うのですが。

 舞台は深夜のモルグへ。あの二人きりになろうよで血を吸われた二人きり男が蘇ったのであります。吸血鬼となった彼は夜警のおっさんに「がーっ」襲い掛かったのでありました。ここでいきなり何のタメもなく飛び込んでくるサント(笑)。吸血鬼とドつき合いであります。吸血鬼はこれはかなわぬと悟って逃走、サントは追いかけたのですが、これをさえぎったのがブランコフ博士の部下達、マルコ、ジターノ、カルロス、ボリス。サントは4人と戦うことになったのでした。さらに警察無線で急を知らされたロブレス、ベトも駆けつけ戦いはヒートアップ。しかし、部下の一人が拳銃を乱射。ベトが撃たれてしまいました。この隙に部下達はまんまと逃げてしまうのです。

翌朝、あのプールサイドに集まるサント、ロブレス警視、パティ。後から撃たれた腕を吊ったベトもやってきまして、「すいません、書類ひっくり返して調べてみたけど、何も手がかりないっす」ここでいきなり奇妙なことを言い出すサント。「あっしたちがおぎゃあと生まれるはるか前、似たような事件があったそうでやんす。これが関係しているんじゃないですかねえ」なんだ、生まれるはるか前って(笑)。「その事件が起こった郊外の屋敷を調べてみやしょう。もうぼろぼろですが、何か分かるかもしれやせん」ここに飛びついたのがパティであります。「じゃあ、サント、あたしも連れていって、きっと特ダネになるわ」ラブレス警視、苦りきって「どうしてそんな危ない所にいきたがるの、少しは大人しくしてなよ!」

 場面はぱっと変わって手術台の上の人物、ああ、これがブランコフ博士の言っていた人工生命ラゾスですね。博士はラゾスになにやら手術を施しているようでありまして、まもなく「よし、出来た。後は若い女の皮膚を貼り付けるだけじゃ」そうして彼は手術を見守っていたマイラに「後であなたの血を下さい。それを使ってラゾスを不死にしますから」しかしマイラは嫌な顔。「あのねー、あんたねー、サントのことを忘れてるんじゃないの、その血云々はあの銀色の覆面馬鹿をやっつけてからよ」「いや、だから私の部下も手伝っている訳でして・・・」「あんなの何の役にも立たないわ」マイラ、カッとなります。「あれじゃ部下というより馬鹿よ!とにかくサントをやっつけるの。そしてついでにあの邪魔をする警視も我々の仲間にしてしまいましょう」

マイラさん、マイラさん、お腹立ちはごもっともですが、覆面馬鹿とはあんまりです。

 さて、あれほどラブレス警視からがみがみ言われたパティですが、もちろんそんなことで引き下がるような人ではございません。しっかりと屋敷に車で向かうサントの後をつけております。その後からさらにブランコフ博士の部下ジターノが追ってくるという・・・。サント、あっさりと郊外の屋敷に到着。そのまま中に進入するのかと思いきや近くの洞窟へ。あんた、屋敷を調べるんじゃなかったの?なんでいきなり洞窟入るの(笑)。パティも当然ながら洞窟へ。ジターノもその後を追ってって、一体何やってんだか。そしてパティ、ジターノに捕まってしまいます。そのまま洞窟から引きずり出されてジターノの車へ。あっという間に拉致されてしまったのでありました。ところが、パティ、車の中でこっそりハイヒールを脱ぐとそれでジターノの頭を一撃!昏倒させて車を奪いまた屋敷に戻ってきたのであります。そこで「あー、何もねえぜ、こりゃああっしの見込み違いだったな」とボヤキながら出てきたサントと合流します。「サント、あたし拉致されたんだけど、逃げてきちゃった」でもこの頃にはジターノ意識を取り戻して車で逃げちゃってるの。サントも「おう、とっくに逃げちまってらあ」と言ってそのまま帰っちゃうの。なんなんでしょうか、これ。

 この後、マイラ率いる吸血鬼軍団が大反撃を開始します。何しろブランコフの部下たちは頼りになりませんからなあ(笑)。公園でバーでそこらの暗がりでがんがんメキシコの人々を襲うのです。行方不明者、死者がたくさん。それどころか襲われて死んだ人の葬式やってたら棺桶の中から呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん。家族・親族ひっくり返るという事件まで発生します。

 メキシコの警察も大変。ロブレス警視も新聞社にインタビュー受けて「いやあ、あれは若い男女がほれ、恋の過ちとか逃避行とかそういう奴ですよ、それで行方不明になっているんですよアハハハハ」と誤魔化そうとするのですが(笑)逆に女性記者から「でも墓が暴かれて死体が消えてたりするんですよ、これをどう説明するんです」とツッコまれてしまう始末。踏んだり蹴ったりでありますが、そこにベトから電話が来て、「何、キャバレーウォールの店員が女を誘い出す男を目撃した、その男が、なんだと、あのモルグから逃げ出した男なのか!」

 じゃあ、キャバレーウオールに張り込みましょうということになるのですが、やっぱりここに食いついてくるパティさんあり。「あたしも行く、行く」と言い出すのですな。またラブレス警視苦り切って「だから、駄目ったら駄目。危ない目に会うに決まっているんだからやめてくれ!」パティは「ンマー、あの人はいつもいつも私の邪魔をして」と大憤慨します。そこにサントが「あのね、止めるのは警視があなたに惚れていなさるからなんで、ええ?警視と新聞記者の恋、なんだ、憎いね、コンチクショー」「あ、あらそう」とパティ満更でもなさそうですな(笑)。サントは彼女に小型の通信機を渡します。「あなたはどうせキャバレーに行きなさるんでしょうから、これをお持ちなさい。あわやの時にこれで呼んで下されば、誓ってあっしが駆けつけます」

 ここでちょっと挿入されるサントの試合。

 さて、パティ、大きなサングラスをかけて変装したつもり。意気揚々とキャバレーウォールに乗り込むのですが、見張っていたジターノたちに「お、見ろ、あの女だ」さらにキャバレーウオールに張り込んでいたラブレスとベトも「あ、あれはパティ、あれほど来るなと言ったのに」という具合であっという間にばれてしまいます。変装の意味まったくねー(大笑い)。さらにこのキャバレーには人を攫うためかマイラと男ヴァンパイアも来ております。ジターノからパティのことを知らされたマイラ、男ヴァンパイアに「彼女をダンスに誘うのです」そうして彼女は例の眼力でパティに「あなたは踊りたくなる、踊りたくなる」パティ、あっという間に魅入られて男ヴァンパイアと踊りだすという・・・。これだったらダンスなんてややこしいことはせずに最初っから「あなたはあの屋敷に行くのです」とでも命令した方が手っ取り早かったんじゃないの(笑)。

 ここでまたちょっと挿入されるサントの試合。ローリングクレイドルホールドで相手を痛めつけております。

 ということでダンスが終わってから改めて拉致されるパティ(笑)。彼女を助けようとしたラブレス警視とベトもジターノたちに取り囲まれてこれも捕まった。そのままパティ、ラブレス警視・ベトはあの屋敷に連れ込まれてしまうのであります。寝室に監禁されたパティ、ようやくマイラの催眠術から覚めて例の通信機を取り出して「サント、サント、助けて頂戴」試合を終えて車で帰ろうとしていたサント、これを聞いて「ようがす、今行きますぜ、待ってておくんなせえ!」でもサントの到着前にパティは自力で脱出しちゃうの(笑)。それも迫ってきた男ヴァンパイアの口にこの通信機を突っ込んで。なんだかサント、微妙に頼りにされてないような気がするのは私だけでしょうか。なんとか屋敷を抜け出し、車で逃げるパティ。彼女は人影を見つけて「すいません、助けてください」しかし、それは今しがた逃げ出してきたばかりの男ヴァンパイア。「ひーっ」パティ、再び囚われの身になってしまいましたとさ。

 一方ラブレスとベトはブランコフ博士の研究室に連れ込まれてこっちも大ピーンチ。「わはははは、警察の犬め、お前の皮をはいでラゾスの顔に移植してやるぞ」 ここでようやくサントが屋敷に到着。門をよじ登って進入します。ブランコフ博士たちはサントに気づいて「よし、みんな、奴をやっつけるのだ」はい、しばらくサントと博士の部下達との戦いをお楽しみ下さい。どったんばったんとくんづほぐれつが続くのですが、あ、私もう飽きちゃった(笑)。ブランコフ博士も同じ思いだったようで、彼は手近にあった木の像を振り上げるとサントの後頭部にがんっ。サント昏倒します(大笑い)。本当に糸が切れた操り人形のようにばたっと倒れるのですねえ。博士、「こいつをラゾスの檻に入れるのだ」部下達はサントを抱え上げてうおううおうと唸っているラゾスのところへ運び込むのですが、彼らもラゾスが怖い。だからサントを降ろすなり檻開けっ放しにして逃げちゃった、なんじゃ、そりゃ!

マイラさんの言った通り、本当に役に立たない人たちですねえ。

 ラゾスは意識を取り戻したサントにがおううがうと襲い掛かります。サントもがっしり組み合って両者互角の戦い。そして戦いが続くうちに開けっ放しの檻から出てさらに屋敷の庭へ。サント、中庭のプール?池、画面が暗くなって良く分からないのですがラゾスを叩き込んで一応の勝利。ラブレスたちを助けるために屋敷に戻ったのでありました。実験室では再びブランコフ博士が笑っております。「わはははは、警察の犬め、この薬を注射すると血が沸騰するぞ。物凄く痛いぞ、でも安心しろ、すぐ死ぬからな」早く殺せよ(笑)。注射器を刺そうとした次の瞬間、「待ちな!」サントが飛び込んできた。またまた博士の部下達と取っ組み合い。この隙にベト、ラブレス警視の縄をほどいて戦いに加わります。

 そしてあろうことかプールに落とされたラゾスも復活。しかし、彼はどうやら博士を恨んでいたらしい。サントたちをそっちのけで博士に襲い掛かったのです。ぐいぐいと博士の首を締め付けるラゾス。博士は苦し紛れに近くにあったナイフを手に取るとラゾスの背中をぐっさぐさ。二人とも相打ちになってしまいましたとさ。

 部下達もサント・ラブレス・ベトに散々にやられてしまいました。おまけに研究室の機械がごうごう燃えている。ラブレスは瀕死の部下を抱き起こすと「やい、パティはどこだ」「ど、洞窟です」「よし、分かった」ぱっと部下を放すラブレス。部下はがんと頭を床にぶつけて静かになっちゃった。「警視、ベト、アブねえ、機械が爆発するぜ」だーっと逃げ出す三人。直後に大爆発が起こってついにブランコフ博士のいまひとつ良く分からない野望が潰えたのでした。サントたちはそのまま洞窟へ。多分最初に入った時には分からなかった脇道とかあったのでしょうな。割合あっさりと三人は今にもパティを生贄とせんとしているマイラたち吸血軍団を発見するのです。

 「正義とおてんとさまのあるところ、常にこのサントあり!」サント、吸血鬼たちに戦いを挑みます。ラブレスとベトはパティを救出。マイラは半狂乱になって「ものども、あの銀色の仮面めをやっつけるのだ」と叫ぶのですが、吸血鬼たちはひらひらと逃げ惑うばかり。ついにはみんあ先を争って棺桶に入ってしまうのです。これを見たラブレスは松明をとって棺桶にかたっぱしから火をつけちゃった(大爆笑)。ぎゃーぎゃーと悲鳴を上げながら燃えてしまう吸血鬼たち、これはヒドイ!

 マイラは蝙蝠になって逃げてしまいます。ラブレスたちは「チクショー、肝心の奴を逃してしまった」と叫ぶのですがさすが我らがサントは落ち着いたもの。「なあに、きゃつは吸血鬼、夜が明けるまえにここにある棺桶に戻ってきまさあ」別のところに他の棺桶隠しておいたらどうするんだろう、いや、私が吸血鬼だったら間違いなくそうしていますね(笑)。でもマイラはそんなに考えが回らないの。サントの言った通り、本当に戻ってくるの。ここでサントたちがほうぼうあさって見つけた木の杭をマイラの胸に叩き込んではい、エンドマーク。

 マイラさん、マイラさん、あなたもあんまり人のこたぁ言えませんよ。

カラー・スタンダード。画質はちょっと難あり。暗いシーンが潰れてしまって何やっているか分からない。音質は標準レベル。英語字幕もついてます。COLECCION GRANDES CLASICOSシリーズのDVD

エロの冒険者
       HOMEPAGE http://homepage3.nifty.com/housei/
      SFシネクラシックス 輸入DVDでみるSF黄金時代(笑)

   バックナンバーはこちらhttp://homepage3.nifty.com/housei/SFcineclassics.htm

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