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2006年6月30日 (金)

『ロイドの大勝利』(『The Cat's-Paw』 1934年)

 

『ロイドの大勝利』(『The Cat's-Paw』 1934年)

 中国から故郷サンフランシスコに帰省した青年がひょんなことから市長候補に祭り上げられてという物語。フランク・キャプラの『スミス都へ行く』を思い起こさせるストーリーですが、じつはこちらの方が7年も早かった。ラストでロイドが大演説ということにはなりませんが、こっちも結構面白いですよ。

 警告、警告、このDVDのリージョンは1です。したがって日本国内のDVDプレーヤーでは再生できません。警告、警告。

時は1914年、アメリカはサンフランシスコからはるか中国のシェン・トゥに旅立とうという宣教師の一家。ジュリアン・コブ(サミュエル・S・ハインズ)とその妻(ネル・クレイグ)、そして息子のエゼキエルであります。牛車を使った長い旅のすえにようやく到着したシェン・トゥで地元住民の大歓迎を受ける一家。エゼキエルはキーン・ラング(フレドリック・バート)からリン・ポー(ええと、凌波と書くのかな)という哲学者の本を貰います。この本にはためになりそうなリン・ポー語録が一杯入っていて、エゼキエルはこれで中国語の勉強をするのでした。

 そうしてあっという間に20年が過ぎ去って少年だったエゼキエルも立派に成人してロイドになるという・・・。そしてアメリカに嫁探しの旅にでることになったのでした。滞在先は生まれ故郷のサンフランシスコ、父の師であるジュニアス・P・ウィザーズ(チャールス・セロン)の教会。しかし何しろ彼はこの20年間田舎町も田舎町、兵隊の位でいえば田舎の将軍様みたいなシェン・トゥから出たことがなかったのです。それがいきなりアメリカのサンフランシスコへ。心配したキーンは彼に箱一杯の金貨を持たせたのであります。

 さて、場面が変わっていきなりサンフランシスコに到着しているのが映画の良いところ(笑)。ロイド、教会の場所を探して道行く人々に尋ねます。しかしなんてったって、20年もシェン・トゥにいたんです。だからだいぶ英語が怪しくなっていて「あの、私、ウィザースの教会へ行こうと欲しております。道案内の情報をください」てなもんでやたらに馬鹿丁寧。それに対して帰ってきた答えが「ああ、教会ね、そりゃ、あっこの角をぴゅーっと曲がって三番目で左に行って右見たらあらあね」ロイド、これを理解できずに目を白黒。結局タクシーを使って教会へ行くことになりました。

 しかし教会でも彼のピンチは続きます。ストックポートの市長選に立候補していたウィザーズはその対策に夢中。良き政府党党首のジェイク・メイヨ(ジョージ・バービアー)と「ねえ、お願いですから、私を市長にしてくださいよう、私の夢なんですよう、市長」なんて話し合いをしております。そこに面会を申し込んだロイド、「あのチャイナから来たんですけど」「なに、陶器(ボーンチャイナ)を売りに来た、今忙しいから帰れ!」と相手にされないのです。がっかりして歩道に座り込むロイド。チャイナタウンの知り合いのところへ行こうかなと思い悩んでおります。

そんな彼を目に留めたのが教会から丁度出てきたメイヨ。彼は困っているロイドにヌーン夫人(ガートルード・ホフマン)の下宿屋を紹介してあげたのでした。この親切に?感激したロイド、「あなたは信頼に値する人だと思います。私が持ってきた貨幣を預かって貰いたいと思います」メイヨは彼のいう貨幣を見てびっくり。ウワー、全部金貨だ、すごい金だ!そして自己紹介をしてタクシーに乗り込んだロイドに「君、いっぺん、良き政府党のホールに来なさい」と声を掛けたのであります。

 ロイドを見送ったメイヨは「今時あんな青年がいるんだ」と感心しきり。もちろん、凄くお人よしだという意味ですけどね(笑)。

 ここで大事件が発生。選挙を二週間後に控えていたウィザーズが急死してしまったのです。「わあ、こりゃ大変だ」と大騒ぎの良き政府党本部。実はこの選挙、現職市長のモーガン(アラン・ディンハート)との馴れ合いで、彼を再選させて、その見返りとして援助を貰おうという計画があったのです。馴れ合いといっても対立候補が死んじゃったら選挙にならない。ということは援助もパー。メイヨたちは早急に次の候補者を選ばなければならない羽目に。そこへのこのこやってきたのがロイドですよ。メイヨは彼の真摯なる人柄に感動していたので(笑)「よっしゃ、こいつにしよう」そしてスタッフたちと、「なに、君は宣教師の息子なのか」「そうだ、宣教師といえば改革、この男は腐敗しきったストックポートの政治を改革するためにはるばる中国から戻ってきた、このフレコミはどうっすかね」「いいね、それ、うん」と大盛り上がり。メイヨは何のことやら分からずぼんやりとしているロイドに「後から下宿屋に電話するわ」

 さて下宿屋に戻ったロイドは落ち着きません。何しろ電話を使うのは20年ぶりなのです。彼はヌーン夫人に「私は電話装置によるコミュニケーションを予期しています。電話装置はどこに設置してあるのでしょうか?」「食堂だよ!」その食堂で出会ったのが本作のヒロイン、ペット嬢(ユナ・マーケル)であります。この人、本名がぺトウニア・プラッティというのですが、とにかくぺトウニアという名前が大嫌い。「あたしのことをぺトゥニアって呼んだら張り倒すからね」などとなかなかブッソウなことを言うのです。

 その後電話があってシティホールへ呼び出されたロイド。中国人のお友達、ティン・ウアン(E・アリン・ワーレン)とお茶を飲んでいて記者会見をすっぽかすというアクシデントもあったのですが、なんとか立候補を承諾します。しかし、その理由というのが振るっている。「私、米国において将来の結婚相手を見つけようと考慮しております。ゆえにあまり時間がとれません。選挙に勝たないという条件付で承諾します」すると、みんな一斉に「勝つわきゃない、勝わきゃない!」これにてロイドの出馬決定。

 そして改めて行われた記者会見。この会場の売店で働いていたのがペット嬢。「ふーん、あの人、ええっ、市長候補なの」とびっくり。ロイドはどうもペット嬢が気になっているのか記者会見をいい加減にすませて彼女と話しをします。そんなロイドにペット嬢は「あなた、いつも同じ服をきているわね」という手厳しいお言葉。これに奮起した(笑)ロイド、燕尾服に山高帽というりゅうとした身なりを拵えて彼女を夕食に誘うのでした。それがもう豪華なナイトクラブという・・・。

偶然居合わせたメイヨたちは「あ、あいつはロイド、一体こんなところで何やっているんだ。改革の人、宣教師の息子というイメージが台無しじゃないか」さらにはモーガンまでいて「あいつ、俺達のことを探りに来たのか」そんなこととは梅雨知らず、暢気に自分の女性の理想像をペットに語るロイドであります。

 「米国人女性には個性というものがありません。皆、同じ格好、同じメーキャップ、見分けがつかないのです」ふーんと面白くなさそうに聞いているペット。ロイドはさらに「それに女性本来の役割を失念しているように思えます。男性あっての女性、これが世の理というものです。私、米国へ将来の伴侶を探しにきたのですが、正直言って大変失望しております」ここでモーガン市長のお仲間の女性歌手が歌を歌い始めます。その歌詞と言うのが「私はあなたが全て、あなたの言うことならどんなことでも従うわ~」ペットは皮肉な口調に「ねえ、あの人だったらぴったりじゃない」ロイドは「はい、そうです、彼女の要旨も好みです」ペットちょっとムカつきますね(笑)。

 女性歌手、実はモーガンに関係がある人でして、え、どんな関係かって、そんなこと私の口から言わせないで下さいよ(笑)。彼女はハロルドを客席からステージへ誘い出します。ロイドの袖と歌手の衣装がひっかかってぱらりぱらり衣装が落ちていってしまいにはビキニ同然となるというちょっとエッチなギャグあり。ロイドは調子に乗って歌手やバックダンサーたちと踊りだします。ナイトクラブの方も店内に「彼が市長候補のロイド氏であります」なんてマイクで知らせちゃう。「ああ、こりゃもう駄目だ」と頭を抱えるメイヨたちであります。

 モーガンも不機嫌に。何しろ客席でロイドが大うけしているのですから。帰ろうとしたモーガン、しつこく新聞を買えと迫ってきた売り子の少年を「てめえ、あっちへいけ」と殴り飛ばしてしまいます。これを見て義憤に駆られたロイド、モーガンの鼻面にパンチ一閃!なんてことをしてしまったのだと呆然とするロイドですが、これがさらに彼の人気を煽ってついに市長に当選してしまいましたとさ(笑)。

 ペットを始めとする下宿屋の人たちは大喜び。ペットも彼を祝福するのですが、ロイドは浮かない顔をしています。「任期が二年もあります。その間、私は当地に滞在することが不可欠になります。これは不可能です」要するに早く嫁見つけて帰りたいってことね(笑)。これで怒ったのがペット。「なによ、あなた、改革する、改革するって言っておいて戦わずに逃げるのね、なんて腰抜けなのよ」これでロイド逆に奮起してしまうという…。どやどやと押しかけてきたメイヨやモーガンたちは「これはアヤマチなのだ」と彼を言いくるめて辞職させようとしたのですが、ロイドは聞き入れません。それどころか、この腐敗した町の政治をたてなおすことのできるのは私だけだと張り切るのであります。

 そして下宿屋のところに集まってきた大群衆、あ、なぜかブラスバンドまでいて音楽演奏しているぞ。

群集に向かって演説しようとするロイド。後ろからメイヨが「ほら、こういうんだ、親愛なる市民の皆さん、正義とアメリカンウェイのためにこの身を捧げます。124時間片時の休みもなく粉骨砕身で働く所存であります」ロイド、なんとか、「親愛なる市民の皆さん」までは言えたのですが、ここでつっかえちゃった。「市民の皆さん・・・、とにかくベストを尽くします」後ろでメイヨががっかり。「もう演説の一つもできないのかね」

 演説は駄目だったけれどもこれから始まる市長ロイドの大進撃。もうぼんぼん不正をしている奴や賄賂を貰っている奴の首を切っていきます。しまいには警察のおえらいさんまで不当な利益を得ているということで首。「わあ、なんてことをするんだ」と大慌てのメイヨと良き政府党の党員たち。「ロイドはどこにいるのだ!」と叫びますが、当のロイドはティエン・ワンと食事中。「政治と言うものはどうも困難なものです」「いやいや、ロイド君。簡単なことだ、真実を為せばいいのだ」などという会話をしております。そこにティエンの部下がやってきて、「なに、フゥ・ウォンの宝剣を手に入れたとナ!」これを手に入れるのがティエンの長年の夢だったのです。さっそく地下室に行って運び込まれた宝剣をうっとりと見つめるティエンとロイドであります。

 ここで珍客。モーガンの子分、ストロッチィ(ナット・ペンドルトン)が現れたのです。彼は地下室へどかどか押しかけていって「やい、ロイド、モーガンさんからのメッセージだ。とっとと市長やめて中国に帰りナ」と散々にロイドを脅すのですが、ティエンの部下の大男が宝剣研ぎだしたのを見て急に弱気になっちゃった(笑)。彼は逃げ腰になって「ロイド、と、とにかくモーガンさんのいうとおりにするのだ」はい、逃げていってしまいましたとさ。

 オフィスに戻ったロイドですが、こっちはこっちでメイヨが待っていた。いきなり「なんで警察庁長官を罷免したの」「彼は不正な手段で不正な利益を得ていたからです」「それにしたって即首はないだろ、空気を読めよ、物事にはシステムってものがあるんだ。何もかもぶっ壊してどうする!」もうメイヨはついていけない風情。しかしロイドは彼に「あなたは良い人だ。私の父に似ています。彼は中国のために命を捧げて働いています、あなたもそうです」このあからさまなヨイショに思わず相好を崩すメイヨ(笑)。するとロイドは「ということで、あなたに次の警察庁長官になってもらおうと思うのです」「ヒー、そりゃ勘弁してくれ」悲鳴を上げるメイヨでした。

 さて、我慢の限界に達したモーガン、彼は自分の持っている会社に市の道路清掃を請け負う契約をさせようとします。モーガンは「これがロイドの最後のチャンスだ。わしの会社をはねるようなことがあれば、その時は・・・」ロイド、あっさり跳ねてしまいます。そりゃ、そうだ、モーガンの会社と他の会社じゃ請負金額が20万ドルも違うんだもの(笑)。激怒したモーガン、ロイドに対して最後の手段を発動させるのです。

 ペットとデートして帰ってきたロイドをあの女性歌手が訪ねてきました。彼女は暴漢に追われているのです、と言って彼の部屋に上がりこみます。すると本当に暴漢が襲ってきた。ロイドに見つかってあっさりと逃げる暴漢ですが、女性歌手は「あの人たち、私の手紙を狙ってますの。お願いですからこの手紙をあなたの貸金庫に隠してくださらない」とロイドに手紙を渡すのです。どう考えたって怪しいのですが、ロイド、「いいですよ、承知しました」あっさり手紙を受け取ってしまいます。

 女は帰り際にロイドにキスをします。これを偶然見ちゃったペットは怒り心頭。「良かったわね、お休みなさい」自分の部屋に入ってドアに鍵を掛けてしまったのでした。慌てるロイド、そこで、「はて、僕は何を慌てているのかしら。ペットが怒る、僕が慌てる、そうだ、僕は彼女を愛しているんだ。だから彼女が怒ると心穏やかでいられなくなるんだ」どうにも周りくどい気づき方(笑)。ロイドはドア越しに「ペット、僕と結婚してください」とプロポーズ。慌てたペット、ドアを開けるなり彼の頬桁張り飛ばして「馬鹿、早く寝なさいよ」

 そしてモーガンたちによって流布されたロイドの不正疑惑。「ロイドは賄賂を貰って自分と関係のある会社に道路清掃の契約をさせた!」メイヨはまさかあの男に限ってそんなことはあるまいと安心しきっておりまして、モーガン側の地方検事によって提案された貸金庫の内容公開をあっさり引き受けてしまったのです。「そんなところ調べたってロイドの疑惑がまったくのウソ八百であることが分かるだけさ。何なら新聞記者も連れてこいよ」自信満々で金庫開けたら出てきたんですねえ、ロイドがあの女から預かった手紙が。なんとその中には清掃会社の株券が1.500株。まあ、不正をする奴がそんなに分かりやすいところに隠して置く訳がないと思うけれども(笑)とにかくロイドはモーガンの罠に掛かってしまったのです。

 当然ながらロイドは良き政府党から追放。明日には市長を辞任しなければならないということになってしまいます。がっかりしたロイドは売店で働いているペットのところへ行って「僕、あなたに結婚申し込んだけど、撤回します。明日には市長をやめなければならないんだ。党も首になって一人になっちゃったし。とても結婚なんかできません」あ、言い忘れていましたが、ロイド、さすがに英語に慣れたと見えまして映画始まりの頃とは別人のように砕けた英語を喋っております(笑)。「まあ」眉をひそめるペット。「それは残念ね。それに一人ぼっちになったってまるで独裁者じゃない」この言葉になぜか反応するロイド、「独裁者?そうだ、僕は後1日、24時間は市長でいられるんだ、ヨーシ」彼は何事かを考え付いたのです。

 そのアイデアとは町中の悪党どもを一斉に検挙するということでした。「証拠もなしに捕まえるのかい、そんな馬鹿なことができるか」仰天するメイヨと警察副長官。「できなくったってするの、何、モーガンが黙っちゃいない、よろしい、彼も逮捕してしまいましょう」「ええっ」さらに驚くメイヨたち。「モーガン捕まえるったって20分と牢屋に入れておけないぞ」「じゃあ、いいよ、僕が適当な場所みつくろうから」そしてこんなことを言い出したロイド。「フゥ・ウォンの話を知っていますか。彼は悪党どもによって陥れられ処刑されることになったのですが、その寸前に逆に悪党どもを捕まえてみーんな首を切ってしまったのです」何を言い出すんだといぶかるメイヨと副長官。「ひょっとしたらこいつ、捕まえたのを片っ端から首切っちゃうつもりじゃないか」

 さて、午後7時を期して悪党撲滅作戦の始まり、始まり。街中でありとあらゆる悪党が警官に連行されてしまいます。もちろん、モーガンも、その子分、ストロッチィも例外ではありません。そして彼らはロイドが見繕った適当な場所、ティエン・ウォンの店の地下室へ押し込まれるのです。一体何が始まるのだと戦々恐々の悪党ども。メイヨも副長官も心配そう。なぜかあのティエンの部下の大男がフゥ・ウォンの宝剣をがりがりきーきー研いでおります。そしてそんな中、ロイドが遂に口を開いた!「あー、これから皆さんに悪事を白状してもらいます。白状しない人は首を跳ねますのでヨロシク!」「ヨロシクじゃないだろう」「馬鹿なことを考えるな」驚いて抗議するメイヨと副長官ですが、縛られてしまいました。「いいですか、白状して刑務所に行くか、口をつぐんで地獄へ行くか、究極の選択です。さあ、ファイナルアンサーまで二分!」

 まあ、悪党どもはみんなこれが脅しだと思っているのです。中にはへへへと薄ら笑を浮かべているのもいます。モーガンはあくびなんかして余裕綽々。そして二分が過ぎました。ロイドは無造作に一人の悪党を指差して「どうですか、白状しますか」「馬鹿いうんじゃねえよ」「じゃあ、首切っちゃいます」その悪党はあっという間に連行されて、首をあの宝剣で跳ねられてしまいました。「ギャーッ」響き渡る悲鳴。本気だったのか、腰を抜かす悪党ども。メイヨは「ああ、ついにやった」がくりと身を落とします。そして葬送行進曲と共に担架で運ばれてくる首なし死体。みんなひゃーと情けない悲鳴を上げるのでした。

 もちろん、これは仕掛けがありまして、担架の中はがらんどう。これに頭をぽくりと殴って気絶させた悪漢をいれ、首だけ模型の体の上に出していたのです。芸の細かいことに首の周りにはケチャップで血を演出しております。

 しかしそうとは知らない悪漢どもはもう泣かんばかり。次に連行されたのはあのモーガンでした。また悲鳴が上がって運ばれてくる首なし死体。これでついにストロッチィが降参です。「分かった、分かった、何でも白状するから殺さないでー。あの株券もモーガンがやったの、みんな、みんなモーガンのたくらみなの」メイヨ、これを聞いて大喜び。「よーし、ロイド、その証言を紙に書かせてサインさせるんだ!」これでロイドの疑惑は解消です。そのほかの悪党もみーんな白状してストックポートの未解決事件がいっぺんに解決しちゃったのです。

 ラジオはニュースでこのロイドの偉業をたたえます。聞いていたペット、飛び上がって「ロイド、ついにやったわね!」そこにやってきたのがロイド。「あのペット、僕は君にプロポーズして一旦それを断ったけど、改めて言うよ、僕と結婚してください」ペット彼に抱きついて「じゃあ、今度は撤回できないようにプロポーズの言葉を紙に書いてサインしてね!」

 二人は結婚、そして中国へ帰るという『ロイド大勝利』のおしまいでございます。

このラスト、アメリカへ残って市長として仕事するというロイドをペットが説得するのですが、いいのか、ペット、中国行ったら後悔するんじゃないの(笑)。

 モノクロ・スタンダード、モノラル音声。英語字幕付。この作品から画質がぐっと良くなりました。『The Harold Lloyd Comedy Collection Vols. 1-3 (1923)New Line Home VideoDVDボックスセット。

エロの冒険者
       HOMEPAGE http://homepage3.nifty.com/housei/
      SFシネクラシックス 輸入DVDでみるSF黄金時代(笑)

   バックナンバーはこちらhttp://homepage3.nifty.com/housei/SFcineclassics.htm

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