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2007年1月11日 (木)

『Don't Open Till Christmas』 (1984年)

 

クリスマスシーズンに謎の殺人鬼がロンドンでサンタクロースのカッコをした人をがんがん殺していくという聞くだに間抜けなホラー映画。殺せばいいってもんじゃないんですよ。

この殺人鬼の最初の犠牲となったのは夜の路上で恥ずかしげもなくカーセックスに突入せんとス!のカップル。男はサンタクロース姿でのサンドイッチマンかなにかのバイトから戻ってきたのかな。せっかくのサンタコスチュームを脱いで車の中で女とくんずほぐれつぜえぜえはあはあ、こらたまらんという状況になります。これを覗くのが殺人鬼(笑)。彼に気づいた男はパンツをずり上げると車から出て「おうおう、てめえ、何を見ているんだぐ」腹にナイフがグサー。ばったり倒れてあの世行き。女は悲鳴を上げながら車から飛び出て逃げようとするのですが、あっさり追い詰められて「いやー、やめてやめて殺さなぐ」やっぱり腹にナイフがグサー。

 はい、ここでオープニングクレジット。サンタの人形がめらめら燃えているというまことに心温まるオープニングでございます。

 一転して華やかなるパーティ会場。司会者がシャンパンのグラス片手に「さあ、一段と盛り上がって参りました。ここで今夜のスペシャルゲストを紹介したいと思います。わざわざグリーンランドからやってきてくれたサンタクロースです」サンタの扮装をしているおっさん(ローレンス・ハリングトン)が登場して「ほーほっほっほ、わしがサンタクロースじゃよ、今夜はみんなにプレゼントを持ってきたよぐ」後からやりが飛んできておっさんの後頭部にグサーッ。刃先が口から飛び出るというショッキングな場面。お面を被って変装した殺人鬼がヤリを投げつけたのです。

 この殺人事件の担当となったのが「ニュースコットランドヤード」の腕利きハリス警視(エドムンド・プーダム)とその部下パウル(マーク・ジョーンズ)。二人は殺されたおっさんの娘ケイト(ベリンダ・メイン)とその恋人クリフ・ボイド(ゲリー・サウンドキスト)のアパートメントを訪ねます。二人とも昨日のパーティ会場にいたので何かアヤシイ人間を見ていないかと聞きにきたのであります。ケイトは首を振って「いいえ、そんな人見ませんでしたわ、それに私のパパはとてもいい人だったんです。敵なんかいるはずありません」ハリス警視は頷いて「あなたのお父上は恨みで殺されたのではありません。サンタマーダーにやられたんです」

 殺人鬼の名前がサンタマーダー。どうもカッコ悪い名前です。なにか青島幸男が叫んだようです。「三多摩だぁ」お後がよろしいようで。

 次にサンタマーダーの犠牲になったのは路上で焼き栗を売っていた売り子サンタ。「はいはい、いかがっすか、美味しい焼き栗、クリスマス名物焼き栗、お安くしときぐ」後からいきなり針金で首を絞められた後、顔面を真っ赤に燃えているコンロ(焼き栗に使う奴でしょうか)に押し付けられてしまいます。びびびと痙攣する売り子サンタ。しかしサンタマーダー、手を離しません。売り子サンタの顔がぐずぐずと焼き崩れついに服に火が移ってボッ!売り子サンタ、火達磨になってしまいましたとさ。

 さて、出勤前のハリス警視、家政婦のミセス・シェリー(ウェンディ・ダンバーズ)からクリスマスプレゼントが届いていますよと知らされます。「箱にクリスマスまであけないことって書いてありますわ」しかし、ハリス警視、出勤前で時間がなくそのまま放っておいて出かけたのでした。そしてパウルといろいろ相談。ここで場面はケイトとボイドのアパートメントに移りまして、「ボイド、ハリス警視にあなたと何時結婚するつもりなのかって聞かれたわ」と言うケイト。すると、ハリス警視はボイドを疑っているということなのでしょうか。

 さらに新しい登場人物。パウルにジャイルズ(アラン・レイク)と名乗る男から電話が掛かってきます。デイリーニュースの記者だというジャイルズは「ふふふ、パウルさん、ヤードじゃろくな手がかりないんでしょ、容疑者もまだ上がってないんでしょう、私、ちょっとしたネタ持っているんですがねえ、それであなた、犯人を捕まえませんか、出世間違いなしですぜ」びっくりしたパウルは「んー、君は何か重大な手がかりを持っているのか」「それは後のお楽しみ。また連絡します」ジャイルズ、電話を切ってしまいました。

 第四のサンタ殺人が起こります。酔っ払いぐでんぐでんのサンタが見事な千鳥足。「ウィー、酔っ払ってますよう、酒を飲んだから酔っ払うのは当たり前ってんです、何か悪いのかよ、コノヤぐ」何者かに口にピストル突っ込まれてずどん。はい、酔っ払いサンタの後頭部が消し飛んでしまいましたとさ。

 ジャイルズはケイトにも接近します。町で彼女に付きまとって「ねえ、何か教えてくださいよ」しかしケイトは「ハリス警視からマスコミの人には何も喋るなと言われておりますの」でぷい。ジャイルズ、取りつく島もありません。

 さて、本職はストリートミュージシャンであるボイド、駅でフルートを吹いております。その合間にケイトが観客の間を回って持っている帽子に小銭を入れてもらうという・・・(笑)。ここで登場したのがボイドの旧友、ゲリー(ケヴィン・ロイド)であります。ゲリーとボイドは偶然の再会を祝ってパブで乾杯。そしてゲリーは「おれ、ヌードのカメラマンになったの」と言い出します。「あのケイトってブロンドだけど、あんたのこれだろ」小指をたててみせるゲリー。「彼女をモデルで使いたいなあ」二人でごにょごにょ話し合って(だから台詞が聞き取れないの)、ボイドはケイトを「奴のスタジオでお茶を誘われた」と騙して連れていくことになったのです。

 翌日ゲリーのスタジオに赴いた二人。ゲリーはシャロン(パット・アシュレー)というモデルを相手にヌード撮影の真っ最中。ボイドはうひひひと喜びケイトは渋い顔をしています。ようやく撮影が終わった、さあ、お茶だと思いきや、ゲリー「あのさ、予約していたモデルがキャンセルしてきやがって困っているんだ、ケイト、ヌードじゃなくてもいいからモデルになってくれない」と言い出し彼女を驚かせるのでした。「そんな冗談じゃない、なんで私がそんなことを」というケイトですが内心は満更でもなかったらしい(笑)。シャロンから「そんな素晴らしい体しているんだからモデルにならないと勿体無いわよ」なんて言われたこともあってついついOKしてしまうのであります。

 「ありがとう、助かるよ」と大喜びのゲリー。しかし「じゃあ、ちょっとこれを着てくれるかな」と持ってきたのがサンタのコスチュームだったという(大爆笑)。当然ながらケイトは「あたしのパパはサンタのカッコしていて殺されたのよ、なんて無神経なの」と激怒。帰ってしまいましたとさ。

 ボイド、これで彼女を追っていけばいいのですが、何しろええ体のヌードモデルのシャロンががいるんです。今やそのシャロン、ケイトが拒否したサンタコスチュームを着ているのです。こんな女を放っておけますかってんだ。彼らはスタジオを出て路上に立ち話。どうやらシャロン、ボイドに気があるようで「ねえーん、これ見てぇ」サンタコスチュームの前をぱっと開くとその下はマッパ。いきなりオッパイですよ。思わずごくりと唾を飲むボイド、しかし、これを見回りのおまわりさんに目撃されてしまったのです。「こら、そりゃ、公然わいせつだぞ」ボイドとシャロン、二人のおまわりさんに追われて逃げ回るのでした。あははは、ひどい、どんな話やねん、これ、あははは。

 さて警官から逃げるうちにボイドとはぐれてしまったシャロン、路地に迷い込みます。と、ここでサンタマーダー登場。お面を被ったサンタマーダー、怯えるシャロンに近づくと剃刀をぎらり。これで口の辺りから下腹部まで一気にずんべんばらりかと思えばさにあらず、サンタマーダー、剃刀で彼女の体を撫で回したのみ。そのまま夜の闇に消えてしまったのであります。ちなみにこの場面のBGMは「きよしこの夜」こら、なんて罰当たりなことをする(笑)。

 ハリスとパウル、さっそくシャロンにサンタマーダーのことを聞きに行くのですが、得られた証言は「背がパウルと同じくらいだった、お面を被っていたので顔は分からない、剃刀をもっていた」という実に役に立たないものばかり。これじゃああかんとため息をつくハリスとパウルです。

 そうこうしているうちに第五のサンタ殺人が発生。覗き部屋にサンタコスチュームで出かけた男、ってなぜそんな風俗にサンタのカッコででかけるか(大笑い)。ガラスの向こうで踊っている女に大興奮して、「ほら、ほら、もっと脱ぐんだ」女は冷静な声で「もっと見たけりゃ5ポンド追加ね」「何、5ポンド、高いが仕方なぐ」いきなり背後から現れたサンタマーダーがナイフで彼の喉をグサーッ。ガラスに血が飛び散ります。「ヒーッ!」悲鳴を上げて失神する女。

 この後パウルは自分のオフィスに見知らぬ人物がいるのを発見します。誰何するとそれが誰あろう、デイリーニュースのジャイルズ記者でありました。「君か、へんな電話かけてきたのは。たしかネタを握っているっていってたな」「へへへ、ネタね」にやにやするジャイルズ、「まあ、ネタというか、あれですよ、あなた、彼に注意していたほうがいいですよ。後をつけてみたらどうです」「彼ってハリス警視のことか」「へへへ、さあてね、わたしゃ何もハリス警視が怪しいなんて一言も言ってませんぜ」そのまま帰ってしまうジャイルズ、パウルは「ハリス警視じゃなくってお前のあとをつけてやる」部下を尾行させるのですが、はい、あっさりと巻かれてしまいました。

 このへん画面が暗くって何が起こっているのかさっぱり分かりません。

 えー、もう映画の最初っから5人もサンタ姿の男が殺されているのにまだサンタのカッコした奴がおる(笑)。自転車に乗ったそのサンタ、途中で不良にからまれ自転車を盗まれてしまいます。困っていたら犬に吠えられてびくっ!逃げ出します。おまけにサンタマーダーまで現れたので、サンタはたまらず閉館直後のお化け屋敷に逃げ込むのでした。彼を止めようとして立ちふさがった受付の女性を突き飛ばしお化け屋敷に隠れるサンタ。しかしお化け屋敷をさまよった末結局追い詰められて「おいおい、お前なにするんだ、お前がサンタマーダーというやつぐ」腹にナイフがグサーッ。おまけに受付の女性もどうやら殺されたらしい。

 これだけサンタが殺されているのには目ぼしい手がかりはなし。ハリス、上司に呼ばれて「お前なあ、いつまでも何もたもたやってんねん!犯人つかまえんと首にしたるど」と説教されてしまいます。これで弱気になったハリス、「おれ、首にされる前に警察やめちゃおうかしらん」なんてパウルにコボしたりなんかしております。しかしその言葉とは裏腹に遊園地でフルート吹いているボイドに執拗につきまとうハリス。もう彼の顔を見るだけでおもいっきり嫌そうな顔をするボイドです。(笑)。彼はケイトを残してどっかに行ってしまいました。ハリス、ケイトに「何かあったらすぐ連絡してくれ」と頼みます。

 ハリスはボイドを疑っているのか。それにしては具体的な動きを何一つせずにつきまとうだけなのですがねえ。

 この遊園地でもサンタ殺人が起こります。テントの中でクリスマスショーをやっていた二人のサンタ、ショーが終わってうろうろしているところをサンタマーダーが襲撃。「ああ、今日は疲れたなあ、サンタも楽じゃないぐ」サンタマーダー、靴に仕込んだナイフで一人をグサッ。もう一人が逃げ出すのをぱっと捕まえて「やめて、やめて、殺さないで、家には五つをかしらに三人の子供がいて、俺がいなくなったら、釜の蓋が開かなくなっちゃぐ」喉を掻き切られてしまいました。

 一方、パウルは覗き部屋の女に事情徴収。「あんた、すぐ近くでサンタマーダーを見たんだ、顔とか覚えていないのかね」しかしシャロンの時と同じく帰ってきた答えは「顔はお面を被っていたから分からなかった」と役にたたないもの。パウルはいらついて、「そんなことはないだろ、ガラスを隔てていたとはいえ、1メートルも離れていなかったんだぞ」ようやく女は思い出します。「そう言えばお面から覗いていた目が印象的だった。笑っているような目で、私、それを見たら犯人が分かると思うの」パウル、大喜びです。

 ここでハリスの家へ電話をかけるケイト。家政婦のミセス・シェリーが出て「警視さんはパークランドへ行っていますわ」このパークランドというのが・・・。

 じゃあ、犯人に狙われる可能性があるということで「仕事に戻りたい」と言う女をアパートメントまで送らせ24時間の警護をつけることになりましたと思いきや、女を送る筈の警官がトイレにいっていなかったという・・・。「チャーンス」こう呟いた女はあっさりとニュー・スコットランドヤードから抜け出て仕事にカムバックです。トイレに行っている間に女に逃げられてしまう、とんだ間抜けなおまわりさん。これじゃスコットランドヤードじゃなくってスットコランドヤードですよ。

さっそくブースに入ると鼻の下伸ばしたお客さんがやってくる。女はいつものように「オッパイ見たければあと5ポンド、裸が見たければ15ポンド、50ポンド出したら何でもするわよん」しかし、お客の目をみた女は凄まじい悲鳴を上げます。そう彼こそがサンタマーダーだったのです。サンタマーダーはブースのガラスを叩き割って女に襲い掛かります。女は逃げ出しますが、追い詰められてビルの地下室のようなところ(暗くってどこをどう通ったか良く分からないの)に監禁されてしまうのでした。

 このあたりからこの映画だんだんおかしくなってくるのであります。

 まずハリスと電話で話しているパウル。「ええっ、警視、事件から外されちゃったんですか」ここにボイドが連行されてきます。「俺は何にも知らないっての、大体ケイトのパパが殺された時、俺、ケイトと一緒にいたっての」パウルは頷いて「君の言うとおりだ、もう帰っていいぞ」「ええっ」と驚くボイド。私だって「ええっ」と驚いています(笑)。「私は犯人を見つけたと思うのだ」ということはハリスがやっぱりアヤシイってことなのですかねえ。

 次のサンタ殺人は劇場の中。酔っ払ってサンタ、サンタマーダーに追われて劇場の中へ逃げ込みます。舞台では女性歌手のショーが始まっておりますが、その下でサンタうろうろ。「ひっく、なんだ、あいつ、俺を殺そぐ」突然闇の中から躍り出てきたサンタマーダーが鉈でサンタの顔面をどすっ。この死体が奈落からせりあがって舞台の上に登場、女性歌手が「ギャーッ」と悲鳴を上げるという段取りです。もうおれ、いい加減飽きてきたのですが(笑)。

 ケイトを尋ねるパウル、そこでケイトは奇妙なことを言い始めます。「ハリス警視は昨日家にいなかった。家政婦さんに聞いたらパークランドにいっているって、パークランドって有名な精神病院よ、つまり○チガイ病院なのよ。それにサマーセットハウスに彼の記録がないの。彼は存在しないことになっている。彼って名前を変えているんじゃなくて」「馬鹿なことを言うんじゃない」と取り合わないパウルです。これが悔しかったのか、そのままパークランド病院へ行くケイト。彼女はそこでブライド先生に面会を申し込むのでした。

サマーセットハウスってあのロンドンの美術館?なんでここで出てくるの。あまりに意味不明な台詞です。もっとも私が聞き違いをしているのかも知れませんが。

 さて、まだ殺されるサンタ。デパートで子供たちと写真撮影ショーをやっていたデブサンタ。休憩でトイレに向います。小便器にじゃあじゃあ小便をしながら、ああ、本当にじゃーじゃー音がしている、いやだなあ。デブサンタ、ため息ついて「ああ、もう疲れたなあ、俺、本当は子供が大っきらいなんだぐ」なんということでしょう、突然現れたサンタマーダーが剃刀で彼のちんちんをちょん切ってしまったのです(大爆笑)。なんか、もうなんでもありですよ、この映画。

 このあたりからこの映画はもっともっとおかしくなっていくのであります。

 突然ハリスのアパートメントを尋ねるケイト。迎えてくれたハリスに「ごめんなさい、押しかけちゃって、お仕事忙しいんでしょ」でもハリス、首をふって「いやいや、大丈夫、俺、停職処分になったから」寂しそうに笑っております。ケイト、何を考えたかハリスと夕食を共にします。レストランに出かけていって、「よーし、クリスマスだからな、七面鳥を食べるぞ」なんじゃ、そりゃ。ここに現れたのがボイド、「てめえら、こんなとこで何をしやがる」と怒鳴り込もうとしたのですが、ボーイさんに「あなたの服装はこのレストランに相応しくありません、出て行ってください」と追い出されちゃった。ケイト、そんな彼を見て「いやーね、あの人、私たちをつけてきたのよ」ふーん。

 ディナーを終えてアパートメントへ戻ったケイト。そこに突然侵入してきたのがジャイルズでした。ええ、何で、今頃突然と思っていましたら、ケイトがこんなこと言い出した!「わたし、ブライド先生と話したわ。ジャイルズ、あなたはハリスの弟ね!そしてハリスの本名はハリスンよ」急転直下とはこのことでございます。ジャイルズは壮絶な笑みを浮かべまして「そうさ、奴は俺を精神病院へ叩き込みやがった」「でも毎月見舞いに行っているじゃない」「そんなことで奴の罪が消えるものか。俺は奴に仕事を与えるために殺人をやったのだ」どうでもいいですけど、この手の精神病院って患者を自由に出入りさせていいの(笑)。

 この衝撃的な告白の後でジャイルズ、掛かってきた電話に無理やり出ようとしたケイトをナイフでぐさぐさのグサーッ!この電話をかけてきたのがパウルで、彼は受話器の向こうから聞こえる悲鳴で事件が起こったと知り、ケイトのアパートメントへ急行します。そして死体を見つけて周囲に緊急手配。ついでにハリス警視につけていた見張りの警官を呼び出して「ハリスは今どうしている」「いや、あの人今夜はずーっと家にいましたけど」パウル、はっとなって「じゃあ、ハリスは犯人ではなかったのだ」

 「今夜ずーっと家にいました」ってウソつけ。ケイトとディナーで七面鳥食ってただろうが(大笑い)。

 パウル、ジャイルズを追っかけます。しかし夜の駐車場に誘い込まれたパウル、ジャイルズの仕掛けた罠、バッテリーから線を繋いだ自動車にうっかり触って感電死してしまうというオソマツ。ああ。

 ジャイルズは監禁している覗き部屋の女のところへ戻ります。食事をさせようと女の戒めをほどいてやると女が「あなたは食事をしないの、クリスマスディナーとか食べないの」ジャイルズ、「俺はクリスマスが大嫌いなんだ、クリスマスに関係あることを聞くだけで頭が痛くなるんだよ、だからサンタクロースを狙って殺したんだ」ここで女、ぴんとひらめきまして「クリスマスキャロル」と叫びます。するとジャイルズ、ううと唸って頭を抱えるという。女は続けざまに「クリスマスプディング、クリスマスツリー、きよしこの夜、星はひかり、ホワイトクリスマス、ビング・クロスビー、山下達郎」ジャイルズ、「ぎゃー、やめてくれえ」ともがき苦しみますってお前ら、観客なめとるじゃろう。

 この隙を狙って逃げ出す女。ジャイルズ追っかけます。階段を駆け上がってさあ、捕まえた。しかし女に逆襲されたジャイルズ、バランスを失って階段の吹き抜けを落ちて墜落死。女がおそるおそる死体を確かめにいきます。そーっと近づいてみると、わあ、やっぱりジャイルズが起き上がったァ!

 ここから唐突に場面はハリスの悪夢へ。小学生くらいのハリスンとジャイルズの兄弟はクリスマスパーティでサンタに扮したパパからプレゼント貰って大喜び。ジャイルズがぱっと包みをあけるとそれはスイスアーミーナイフ。クリスマスに年端もいかない子供にナイフをプレゼントする馬鹿がどこにいるかあ。おまけにこのパパ、サンタの扮装のまま二階で別の女とずこばこファックしてやがる。これを見つけたのがジャイルズとママ。怒ったパパはママを突き飛ばします。哀れママ、階段を頭からがんごん落ちて死んじゃった。ナイフを握り締めるジャイルズ、ここでハリスの悪夢は終わります。

 子供のナイフをプレゼント、そしてサンタのカッコしたままですぐ二階で奥さんとは別の女を引っ張り込んでずこばこファック。こんなパパがどこにおるか!

 悪夢から目覚めたハリス、台所へ行ってコーヒーを飲もうとします。そこで気がついたのが例のプレゼント、「クリスマスまで開けるな」とラベルが貼ってあったやつですね。ハリスがこれを開けますと中身はサンタクロースのオルゴール。ついていた手紙には「弟より、最愛の兄へ送る」にこっとしたハリス、オルゴールのネジをまいて鳴らします。そしてその音に聞き入りながらコーヒーをすするハリス。どかーん、オルゴールが大爆発です。エンドクレジット。

 サンタクロースばっかり狙って殺すという殺人鬼は間抜けでしたが、いろいろ伏線なんかめぐらして侮れない映画だと思ったのに、後半あっという間にムチャクチャになるのが凄いですな。

カラー・スタンダード、モノラル音声。画質はやっぱり良くありません。解像度がなく画面のディテールが飛んでしまっています。例によって暗い場面では何やっているのかさっぱり分かりません。音はなんとか合格レベルでしょうか。13枚組みのDVDボックスセット50 Movie Pack: Drive-In Movie Classics の一本。Digital 1 StopDVD

 エロの冒険者 

       HOMEPAGE http://homepage3.nifty.com/housei/

      SFシネクラシックス 輸入DVDでみるSF黄金時代(笑)

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