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2007年3月 8日 (木)

『The Monolith Monsters』(1957年)

 

ずーっと見たかった映画、憧れだった映画、DVDで所有できたらどんなにいいかと思っていた映画、往々にしてこういう映画ほど実際に見たらつまらなかったということになりがちですが、この『The Monolith Monsters』は凄く面白かった。待っていた甲斐があった映画ランクNO1(どんなランクだ)でありました。

 警告、警告、このDVDのリージョンは1です。したがって日本国内のDVDプレーヤーでは再生できません。警告、警告。

地球にはたくさんの宇宙からのお客さんが訪れている、隕石である。大概は大気圏突入の際に燃え尽きてしまうのだが中には地表に落下するものもある。彼らは永遠からの使者なのだ云々というナレーションがありまして、その通りに地表に隕石がどっかーん、ここでタイトルが出ます。落下したのはサンアンジェロ近くの砂漠。翌朝になって明るくなると無数の隕石のかけらが散らばっているのが分かります。

 この時車で通りがかったのが地元の地質学者ベン・ギルバート(フィル・ハーベイ)、ラジエーターがオーバーヒートを起こしそうになっていたので車を止めタンクに水を流し込みます。と、何やら地表に黒いものが落ちている。地質学者らしい好奇心に駆られたベンはその物体を持ち帰ることにしたのです。それが前夜飛来した隕石のかけらだとは知らずに。またラジエーターからこぼれた水に濡れたほかの隕石のかけらがぶくぶくと煙を噴出しました。何だかとっても危なそうです。

 町へ戻ったベン、事務所へ入ってさっそく珍しい石を調べ始めます。とここでやってきたのが町の新聞記者であるマーチン・コクラン(レス・トレマイン)であります。彼はベンの同僚であるデイブを探しに来たのですが「まだ戻ってきてないよ」と言われてがっかり。ベンはそんな彼に例の石を見せて「ほら、あんまり他じゃ見られない石だろう、サンアンジェロロードで拾ってきたんだ」常々、この田舎町じゃ事件が起こらないから新聞記者なんていらねーんだよとスネているコクラン(笑)たちまちこの石に食いついて「うーむ、久しぶりに大きなニュースになるかも知れないな」

こんな石が大きなニュースですか。なるほど本当に事件らしい事件がないのですなあ。

 ぱっと時間が過ぎて夜になります。外は大荒れ、強い風がびゅうびゅうと吹き荒れています。こんな天候にも関わらず窓を開けっぱなしでがーがー寝ているベン。あ、風で煽られたカーテンが水の入ったフラスコを倒してしまいました。そして丁度その下に置いてあった隕石にこぼれた水がばしゃりと掛かります。たちまちしゅうしゅうと煙を上げ始める隕石。フラスコの割れる音で起きだしてきたベンが隕石を見て立ちすくんだところで場面は暗転。また時間がぱっと過ぎる訳です。

 翌日、どこに行っていたのか知りませんがデイブが戻ってきます。事務所に入るなり恋人のキャシー・バレット(ローラ・アルバート)が勤める小学校に電話をしたりして、なんだ、とんだ軟派野郎だなあ(笑)。キャシーは砂漠に子供たちを連れてフィールドトリップに出かけているとのことで思わず「ちぇっ」と舌打するデイブです。ここでやっとベンのことを思い出して隣の部屋へ行ってみたらああ、なんということでしょう。部屋がめちゃくちゃに破壊されているではありませんか。そしてたくさんの黒い石が転がっています。

 そしてデイブが見つけたものがもう一つ、それはかちかちに硬直しているベンの死体(?)でした。

 場面は変わって砂漠でフィールドトリップ中のキャシー。子供たちは思い思いに砂漠に散って植物や動物を観察しております。この中にジニー・シンプソン(リンダ・シャーレィ)という少女がおりまして二匹のトカゲを見つけて「あ、あのトカゲさんたちは結婚しているのかな。結婚と言えば先生、どうしてデイブさんと結婚しないの。あの人、先生のことが好きよ」なんていう大変なおませさんであります。この子がやっぱり隕石のかけらを見つけてお土産だと家に持ち帰っちゃう。しかもお母さんから「そんな汚い石なんか家に入れないで」と言われたので水で洗おうとしちゃう。さらに洗っている最中で「ゴハンよ」と言われたものだから隕石のことを瞬時に忘れて水の入ったバケツの中に置きっぱなしにしちゃう。当然ながら隕石がまたもぶくぶく煙を噴出します。

 さて保安官事務所にダン・コーレイ保安官(ウィリアム・フラハーティ)、医者のレイノルズ先生(リチャード・H・カッティング)、デイブ、キャシー、コクランの面々が集まってベンの謎の死について話し合っております。レイノルズ先生はもうほとほと困った顔で「何がなんやらさっぱり分からん。彼の体は石のように硬くなっているんだ。何が起こったのだ」「そういや、ベンの奴、珍しい石を拾ったとか言ってたな」「コクラン、それはこの石のことか」デイブがベンの死体の周囲に散らばっていた隕石を見せますと「そうそう、それだ、それ。それが何か関係しているのかなあ」ここでびっくりしたのがキャシーです。「その石だったら今日ジニーが拾っていたわ」大変だということで保安官、デイブ、キャシーが車でシンプソン家へ行ってみますと、はい、家はむちゃくちゃ、周囲には隕石だらけ。ジニーの両親はベンと同じくカッチコチ。ジニーは奇跡的に無傷だったのですが、激しいショックを受けたためか口も聞けなくなっていたのです。

 デイブがシンプソン家に転がっていた石を調べるとこれがベンの周囲にあったものと同じ。純粋な圭土の塊でした。「ウウーム、やはりこの石が関係しているのか」

 この頃からジニーの体に異変が起こり始めます。片手が急速に硬化しはじめたのです。このままでは彼女の両親と同じくカッチコチになってしまう、「でも私には訳が分からない」と匙投げちゃうレイノルズ先生(笑)。「カリフォルニアの医療施設でドクター・ヘンドリックス(ハリー・ジャクソン)に診てもらうのだ」と言うことになりました。デイブは彼女とキャシーを連れて車でカリフォルニアへ。到着するなりジニーの検査をしたのですがヘンドリックス先生もお手上げ。「あと8時間くらいしか持ちませんなー」などという始末。ああ、かわいそうなジニー、彼女はこのままカッチコチになってしまうのでしょうか。

鉄の肺に入れられたままただ死を待つしかないジニーの哀れな姿が涙を誘います。ぐっすん。

 一縷の望みを求めて大学の恩師であるフランダース教授(トレバー・バーテッド)を尋ねるデイブ。例の石を見せますと午前4時という極めて非常識な時間帯に尋ねたのにも関わらず教授は目を輝かせて「デイブ君、これは君、隕石ですよ、私を拾った現場に連れていってくださいな」はい、翌朝、シンプソン家に到着します(笑)。教授は石の周囲の砂が変色していることに着目してこれを調べますと、「君、君、デイブ君、この砂からはシリコンが失われておる。この隕石は分裂するときに周囲にあるものからシリコンを奪ってしまうのだ。シリコンは人間の皮膚を柔軟にする働きを持っている。だから犠牲者たちがカッチコチになったのだ」随分乱暴な推論だと思いますが、他に妙案もなし、デイブはこのことをヘンドリックス先生に伝えてジニーにシリコン活性薬の注射をうたせます。

 続いてベンが隕石を拾ったサンアンジェロロードの近くを調べるデイブと教授。するとあった、あった、隕石の親玉が(笑)。地表との激突時に出来たと思われるクレーターの底に巨大な隕石が鎮座しております。二人は「これが分裂したら大変だぞ。一体奴らは何がきっかけで分裂するんだ」まあ、水なのですがね(笑)。

 デイブは教授に手伝って貰って隕石を分裂させるものを探しております。火で熱してみても駄目、電気を通しても駄目、「あー、もう全然分裂しないよ、俺、いやになっちゃったよー」と頭を抱えるデイブです。そんな中、最悪のタイミングで雨が降り始めたという・・・。クレーターの底にたちまち水がたまって隕石の親玉がぶくぶくと煙を発し始めたのです。

 そんな大変なことになっているとは夢にも思わないデイブと教授、そのまま実験を続けます。その時教授、こっそりと隕石のかけらを自分の股間に押し付けるという奇妙な仕草。デイブが気づいて「教授、何やっているんス?」「いや、わしも年だからこっちの方が・・・、この隕石触れたものを硬くするだろ・・・、そうしたら奥さんが」「アホなことしてないで戻してください」実験テーブルに隕石のかけらを慌てて戻す教授。勢い余って流しの底に落ちてしまいます。

 デイブ、「まったく教授ともあろうものが何を考えているんスか?そんなんバイアグラでも飲めばいいじゃないっスか」古くなったコーヒーを入れ替えるために流しにばしゃ!はい、隕石にかかってぶくぶくアワが出てきたのでした。「ああ、これだ、隕石は水だ、水で分裂するのだ!」二人ははっと気がついて顔を見合わせます。「今、外、雨降ってんじゃん!大変だ」車で隕石のクレーターまで急行する二人。果たして隕石は大量の水を浴びて嬉しそうにぶくぶく分裂していたのです。その大きさは三階建てのビルほどもあってしかも巨大化しては前につんのめるように倒れて砕け散り、その砕けたかけらがまた分裂・巨大化するというプロセスを繰り返しているのです。

 「ここからサンアンジェロの町まではなだらかな斜面になっているぞ。このままだと隕石のかけらが町を押しつぶしてしまう。大変だ、みんなを避難させなきゃ」二人は町に戻って保安官にこのことを知らせるのでした。そして電話で気象ステーションに今後の天気の動向を聞いてみたら「カナダからの冷気とここいらの暖かい空気がぶつかって境界断面ができまして、気圧が乱高下したり、猫が顔を洗ったりいろいろありまして・・・」いらだったデイブは「だから、雨が降るのか止むのかどっちなんだよ」と叫ぶという(笑)。結局「雨は朝には止む、しかし48時間以内にまた降り出すであろう」ということが判明したのでした。ということは48時間以内に避難を完了させるか、さもなくば今も分裂を続けているアレをなんとかしなくちゃならないのであります。

 翌朝、雨は止みました。ラジオで早速「指示がありしだい避難できるように準備してください」という放送が流れます。しかし、この時隕石は雨が止んでいるのにも関わらず分裂を続けていたのです。隕石はしずしずとサンアンジェロに向って進み途中の送電線や電話線を破壊してしまったのでした。サンアンジェロの町は停電、電話も通じなくなります。

 ここで久しぶりに嬉しいニュース。ジニーが意識を回復したのです。手の石化も元通りになってもう心配なし。ヘンドリックス先生とキャシーは吉報をデイブに電話で伝えようとするのですが、電話線が途絶して不可能。そこでハイウェイパトロールのパトカーにサンアンジェロの町に行ってもらい無線を通じて連絡することになったのでした。喜ぶデイブでしたが、ここで彼は妙案を思いつきます。「ジニーを治したシリコン活性薬はあの隕石にも効くに違いない。有効な成分を見つけるのだ」ヘンドリックスから活性薬の成分を聞き出します。その成分とは珪酸、グルコース、あとはよう分からん奴(笑)。それを塩溶処理してあるのだそうな。

 よっしゃ、さっそくこの成分で実験してみようと張り切るデイブでしたがその時車で町に飛び込んできたのがジョー・ヒギンズ一家。雨も降らないのに分裂を続けている隕石に農場を潰されたと叫んでおります。この知らせを聞いたデイブ、「そんな馬鹿な」車で現場に向かいます。その彼の目の前で確かに分裂を続けまた農場を潰す隕石群。「そうだ、分かった、土中の水を吸って奴らは分裂しているのだ、このままでは78時間ほどでサンアンジェラは壊滅だ」

 州知事の非常事態宣言も出されてにわかに緊迫する映画。デイブは町に戻って有効な成分を見つけるべく実験を開始します。しかし、活性薬中の珪酸を使ってもグルコースを使ってもまるで駄目。教授が「じゃあ、二種類を混ぜてみたら」と言うので試してみましたがこれも駄目。頭を抱えるデイブです。と、ここで救急車でキャシーとヘンドリックスがサンアンジェロに到着しました。さっそく実験中の隕石を放り出してキャシーとキスをするデイブ。ぶちゅぶちゅぶちゅちゅー。そんなことやっている場合じゃないでしょうが。隕石はがんがん分裂を続けてまっしぐらにこの町めがけて進んでいるのですから。

 しかし映画もあと10分ほどを残すあまり。ついに有効な成分が発見されます。それは塩でした。有効なのは活性薬を処理するときに使われた塩だったのです。塩水作って隕石のかけらにかけるとはい、隕石の分裂がストップ。なんだかナメクジみたいですが(笑)やっと対抗策が見つかったのです。

 あの巨大な隕石群、モノリスモンスターをやっつけるためには大量の塩水が必要だ。塩はたまたま近くに塩鉱があったから大丈夫なのですがって凄い偶然だなあ(笑)。水はどうするか、そうだ、ダムがある。これをぶっ飛ばしてしまえばいい!600万ドルの灌漑事業用ダムだぞという反対もあったのですが、このまま放っておけばサンアンジェロの町は隕石に潰されてしまいます。背に腹は変えられないというのでダムに大量のダイナマイトを仕掛けてこれを爆破。デイブ、教授、キャシー、保安官達主要キャラクターの見守る前で破壊されたダムから流れ出た大量の水は塩鉱の塩を巻き込みながモノリスモンスターに向います。

 そして大量の塩水に取り巻かれたモノリスモンスター、ついにその活動を停止するのでした。「やった、やったぞ」「サンアンジェロの町は救われたわ」とみんなが大喜びしているところでエンドマーク。

 このモノリスモンスター、ただ分裂しちゃ崩壊しを繰り返しているだけなのですが、それだけにその無機的な恐怖がストレートに伝わってくる非常に優れたモンスターと言えましょう。まさにアイデアの勝利であります。

 モノクロ・スタンダード モノラル音声。画質・音質は優秀。ノイズが少なく場面によってはハイビジョンのように見えたほど。台詞にも実体感があり非常に聞き取りやすい。B GMの品位も高いです。「クラシック・サイファイ・アルティメイト・セット」(『Tarantula 』『The Mole People』『The Incredible Shrinking Man』『The Monolith Monsters』『Monster on the Campus』を収録したボックスセット)。DVDのケースには薄いプラスチックのアウタースレーブまでついていてなんだかとっても豪華であります。男と生まれたからにはやはりこういうDVD50年代SFを見たいものですなあ。ユニバーサルのDVD

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『The Creeper』(1977年)

 

平たく言うとカナダ・オンタリオ地区の大自然でキャンプをして魚釣りやトレッキングをして日頃の激務からリフレッシュ!しようとしていた5人の医者たちが怪しい人物に付けねらわれてあんなことやこんなことをされて「ヒーヒー」言わされるという、そんな物語です。画質・音質が最低で台詞も聞き取りづらく一部ストーリーが分からなくなってしまいました。まったく困ったものです、アハハハハ。

ハリー(ハル・ホルブルック)、ミッチィ(ローレンス・ダーン)、マーティン(ロビン・ガメル)、旅行の幹事役DJ(ゲイリー・レイネック)、アベル(ケン・ジェームス)は水上機でキャンプサイト近くの湖まで送ってもらいそこから野山をてくて。沼地や藪の中をと通らなければならないこともあって、大都会のお医者の先生さまたちである彼らはDJを除いてすぐに皆息絶え絶え。「休憩、休憩」とばかり言っています。

 ちなみにこの水上機、6日後に迎えにくる手はずになっています。

 ぜえぜえ言いながらようやく目的地に到着。さっそくキャンプを張ってその夜は楽しい楽しいキャンプファイヤー。酒をかっくらいながら「俺は1日に15回手術したことがあるぜ」「何、俺は心臓の移植を成功させたんだ」「そんなの大したことないぜ、俺は犬にもう一個頭をつけたんだ、双頭犬を作ったんだ」おいおい・・・(笑)。とここで突然「ギャーッ」という悲鳴。仰天して立ち上がる一同でしたが森のほうから出てきたのは腕をシャツの中に隠したDJ、「ううう、お、おれの腕をつけてくれぇぇぇ!」悪いけどDJ、このギャグあんまり面白くないわ。そんなこんなで夜も更けてみんな、おやすみなさい。

 森の中から一行を見張っている存在がいるらしいのですが、画質が極端に悪いので何者なのかさっぱり分かりません。

 さて、翌日、池で釣りや泳ぎを楽しむ一行です。しかしここで変事が発生。何者かがみんなの靴を盗んで行ってしまったのです。しかも呆れたことに幹事役のDJを除いてみんな予備の靴を持ってきていなかったという・・・。「うわーん、これじゃ足が痛くて歩けないよう、水上機が迎えにくる湖まで戻れなくなっちゃうよう」ということになってしまいました。DJは「もうみんな、何やっているんだ、ちゃんと予備の靴もってこいってファックスで知らせていただろ!お前らみたいな奴が小学校の遠足でバスに乗ったら必ず酔って吐くんだよ」それはあんまり関係ないと思うのですが(笑)。DJ、みんなを残して一人助けを呼びにいくことになります。

 うーん、君らこんな人里離れたところでキャンプするのに無線機の一つも持ってこなかったのか。歩けないようなけが人や病人が出たらどうするつもりだったんだ。DJも言うほどちゃんとした幹事ではなかったようで・・・。

 DJが助けを呼んでくるのをひたすらに待ち続ける残りの4人でしたがその夜早くも次の事件が起こりました。何者かが彼らを脅かすかのごとく鹿の死体を木に吊るしていったのです。何故か蛇も鹿の死体に巻きついていてみんな大びびり。「そういや、この辺にインディアンが」はっと気がつくハリー。「そいつらが俺たちを狙っているのか、まず靴を盗んで動けないようにして、それから・・・」ミッチィが暗い顔で続けます。「わあ、そんなこというな、おっかないじゃないか」ウィスキーをぐびりとやったのはアル中のマーティン。「そんなことより一人になったDJが危ないぞ、彼を見つけなきゃ」一人マトモなことを言うアベルでした(笑)。

医者のくせにアル中がいるのはまずいと思います。

 翌朝4人はキャンプを撤収、ありあわせの布を足に巻いて靴の代わりにして出発します。でもとてもそんな程度でハイキングブーツの代わりになるはずもなくたちまち、「ひー、イテテテ」「この岩肌が、岩肌が」「初めて健康サンダル履いた時より痛いよ」なんてことになっちゃいました。DJも当然見つからないし、早くも「休憩、休憩だ」ということになります。とここで第三の事件。何者かが車座になって休んでいる彼らの真ん中に蜂の巣を投げ込んだのです(笑)。たちまち無数の蜂が飛び出してきて4人に襲い掛かったのでした。ぶーん、ぶーん、ヒー、痛い痛い、ギャー、4人は逃げ出しますが蜂はしつこい。いつまでもいつまでも追ってきてぶすぶすぶすぶす刺しまくります。それでもハリー、マーティン、ミッチィーの三人は川に飛び込んで逃れることが出来たのですが、可哀想に逃げ遅れたアベル、刺し殺されちゃった。

 ハリー、「そう言えば人影を見たぞ、これは事故じゃない、何者かが俺たちを狙っているんだ」

 友人の死に悄然としながらも進む三人。川をどんどん遡っていきます。とその時ミッチィがロープを見つけた。どうも川を渡るためにDJが渡したらしい。「よし、これで彼を見つけることができるぞ」と大喜びした3人はこのロープを使って川を渡り始めるのですが水中になんとトラバサミが仕掛けてあったのです。運の悪いことにマーティンがこの罠に足を突っ込んでしまってがきぼきがりり、ギャーギャー悲鳴を上げるマーティンを抑えてなんとか罠を外したのですが、彼の足の骨はぐしゃぐしゃ。歩けなくなってしまったのでした。

 フツー、こんなの面倒臭いから放っておこうとか、いや、万が一救助されて俺たちのことを喋られたらやっかいだから石で頭をようく潰して止めを刺しておこうなんてことになりがちですが(ならん、ならん)、さすがは長年の親友、見捨てることはありません。小さな筏を作ってマーティンを乗せてまた川を進み始めるのです。いい人たちですなあと思っていたらあら、ハリーとミッチィーが些細なことで喧嘩を始めちゃった。一時的に放ったらかしになったマーティンの筏が流されて岩にあたって水没してしまったのです(笑)。はっと気がついたハリーとミッチィー、慌てて筏を引き上げるのですがマーティンは意識不明になっちゃったのであります。これはひどい。

 その日の夜野宿する一行。マーティンはようやく意識を回復したのですが、まともに喋れない(笑)。おまけに鼻血まで出しています。ハリーはそんな彼の様子を見て「毒物に中毒したのかも知れない」と意味深なことを言うのでした。

もっともこの毒物云々はここだけしか出てこないのでありますが(笑)。

 夜が明けて再び進みだす三人。川から離れて森の中へ入ります。もちろん動けないマーティンをえっちらおっちら引っ張って。頑張りますねえ。ところがいくらも進まないうちに山火事の後に行き着いちゃった。ハリーとミッチィーは頂に上って方向を確認します。その間放っておかれたマーティンに怪しい影が忍びよって・・・。戻ってきたハリーとミッチィーは愕然。いつの間にかマーティンの胸元にアメリカ軍の勲章、銀星章が置かれていたからです。「そういえばこいつ、第二次大戦で太平洋戦線にいたんだっけ」

 マーティンの経歴にも詳しい殺人鬼(笑)。一体この正体は何者なのでしょうか。それと靴を盗まれたら動けない、足が痛くなって歩けなくなるなんて言ってたくせに、ハリーとミッチィー、よく文句も言わず歩きますなあ。

 崖の上をマーティンを乗せた担架を持って歩くハリーとミッチィー。途中足を踏み外して転落しそうになります。ハリーとミッチィーは「お前、ちゃんと歩けよ、危ないだろ」「そんなこと言うならおまえが今度前を持て、前を持つ方が大変なんだ」と大ゲンカ。二人ともいらついています。そのいらつきのあまりミッチィー、「奴が狙っているのはマーティンなんだ、彼を置いていけば俺たちは安全になるぞ」「馬鹿、そんなことができるか」意外とハリー、いい奴であります。

 そんな中野宿して一夜が明けました。うーんと寝ぼけ眼を開いたミッチィーが見たものは木の棒に突き刺されたアベルの首。「うぇぇぇ」派手に嘔吐するミッチィー。騒ぎを聞きつけて起きだしてきたハリーは「くそー、なんだこんなもの」って木の棒ごと首を崖の下に放り投げちゃった(笑)。ショックなのは分かるけれども友達の首なんだから埋葬ぐらいしてやるがいいじゃないですかねえ。この時首の側に置いてあったレントゲン写真、どうやら1945年、太平洋戦争の時のものらしい。ハリーはそのレントゲン写真を見て「おお、なんてことだ」と呟くのですが私には何が何だかさっぱり分かりません。だって画質が悪くってレントゲン写真に何が写っているのか判然としないのですもん。

 さて、またよろよろと進む二人。しかし彼らの行く手は廃棄されたダムと川によって遮られてしまったのです。ショックのあまりばったり倒れて「ちくしょー、これじゃ進めないよー、うえーん」と泣き喚くミッチィー。おまけに助けを求めにいった筈のDJが死体で見つかった!これだけでもイヤなのにさらにショッキングな出来事が。なんとDJ、瀕死の状態でしたが生きていたのです。でももうすでにマーティンという足手まといがいるのです。このうえDJを連れていくなんてことが出来よう筈もありません。ハリーは悩みぬいた挙句「死なせてやろう」、DJの首をぐいぐい絞めて止めを刺してしまったのであります。ミッチィーはこの行為に驚愕して「お前はキチガイだ、これ以上一緒にいられるものか」逃げてしまいました。

 アベルのレントゲン写真と同じくDJにも診断書のようなものがつけられていました。でもやっぱり意味が分かりません。だって画質が悪くって何がかいてあるのか判然としないのですもの(笑)。

 一人になってしまったハリー、ついにマーティンを置いていくことを決断します。ダムの壊れた建物の中に彼を寝かせて「きっと戻ってくる、それまで頑張ってくれ」まあ、あの川で溺れていらいマーティン、一言も口をきいていないのですがね(笑)。ハリー、森へ入っていきます。そして夜になった。もう何度も言っているようですがこのDVD本当に画質がわやくちゃで暗い場面で何が起こっているのかさっぱり分かりません。ハリー一人になってしまって仲間との会話もないですからなおさら分かりません。あれ、ハリー、いつの間にか山小屋の中にいるぞ。ハリー、天上からぶら下がっているものを手にとってむしゃむしゃやり始めます。なんだ、あれは、ソーセージか。部屋の片隅にはああ、あれはマーティンの時と同じ勲章がおいてあるではありませんか。ということは謎の殺人鬼、この山小屋に住んでいるのでしょうか。

 ここでまた唐突に出てきたのが盲目のじいさんジェシー(ジャック・クリーレィ)であります。彼はハリーの声を聞くと「あんたは、医者か」「そうだ」とハリーが答えます。「他の奴らはどうなった」「みんな死んだよ」一人はあんたが殺したんだけどな(笑)。「私の弟がやったのだ、わしはなんとか奴を止めようとしたのだができなかった。あんた、はよう逃げんさい、殺されてしまうぞ」ここでジェシーの出番は終わり。この後また画面が暗くなって何が何だか分からなくなります。いつの間にかジェシーはいなくなり代わりにその殺人鬼の弟がやってきたらしい。ジェシーのものらしいライフルをかまえるハリーです。なにか「あ」「うっ」とか声がしております(笑)。で、次の瞬間太ももを切られてうずくまるハリー。本当に訳が分からないよ。

 ハリー、傷の痛みに耐えながらライフルを撃とうとするのですがどうやら装弾不良を起こしているらしい。必死で弾を装填しなおします。そうこうしているうちに向こうの方がぱっと明るくなってなんとミッチィーが吊るされていたと(笑)。彼はハリーの姿を認めるやいなや「ひー、助けて、ひー、奴は俺を焼き殺そうとしているんだ、ハリー、助けてー、助けてー」ようやく弾の装填が終わったハリー、ミッチィーを助けにいくかと思うとそうは問屋が卸さない。残った弾から火薬を抜いて太ももの傷口に振り掛けます。これに火をつけて傷口をじゅーっ。止血をしたのですな。しかしこの時ミッチィーにも火がつけられて「ギャー、ギャー、俺は八百屋お七じゃないっての、ギャー」焼き殺されてしまいました。

 いまやただ一人の生き残りとなったハリー、その彼の前に殺人鬼マシュー(マイケル・ゼノン)が姿を現します。その顔は醜く引き歪んでいました。実はマシュー、第二次大戦中太平洋戦線で負傷して手当てを受けたのですが、この時の医者の手術がいい加減でこんな顔になっちゃった。あのレントゲンや診断書はそのときのものだったのです。これをウラミに思ったマシューが医者を手当たりしだいに襲っていたのです。別にマーティンと特別な関係はなかったのです。医者だったら誰でも良かったのです。

 マシューは長年の怨念を晴らさんとハリーに襲い掛かるのですが、はい、あっさりライフルで撃ち殺されてしまったのでした。しかし、それにしてもジェシーはどこに行ったのかなあ。ぼろぼろになったハリー、何とか道路にたどり着きます。そこでへたり込んだところでエンドクレジット。

 何か最後まで意味のわからん物語でしたわい。だいたい1977年の映画なのだから第二次大戦を持ってくることはないじゃないですか。ベトナム戦争で負傷していい加減な治療をされたというのであれば問題はなかった?のですがねえ。

 カラー・スタンダード モノラル音声。すでに何回も述べておりますがとにかく画質・音質がムチャクチャ。夜の場面では本当に何が起こっているのかさっぱり分かりません。音質は歪みが酷くって聞き取れないし、こんな映画を真面目に見ている私は本当に偉いと思います。13枚組みのDVDボックスセット50 Movie Pack: Drive-In Movie Classics の一本。Digital 1 StopDVD

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2007年3月 4日 (日)

『Day of the Panther』(1988年)

 

オーストラリアのカンフーアクション映画。オーストラリアだからといってコアラ拳法やカンガルー蹴りとなどというものが出てくる訳ではないのでどうぞお間違えないようにって誰もそんな間違いせんわ!

冒頭香港の町がぱーっと映ります。カメラがパンして寺院を映し出すのですがこれがテンプル・オブ・パンサー、正義のカンフー集団パンサーの香港支部であります。ここで20年にも渡って支部を預っていたウィリアム・アンダーソン(ジョン・スタントン)が引退し帰国することになりましてその後継者となるべき若者、ジェイソン・ブレード(エドワード・ジョン・スタザーク)が最後の試練と受けようという場面です。

 ウィリアム・アンダーソン、彼の娘リンダ(リンダ・メージャー)、そしてジェイソン・ブレードが寺院の奥へ進んでいきますとそこに鎮座していたのが中国人の師匠様であります。パンサーの師匠と呼びましょう。ブレードが受ける最後の試練とはこのパンサーの師匠の前で真っ赤に焼けた焼き鏝を腕に押し付けて耐えるというものでした(笑)。灯明の中から焼き鏝取り出したジェイソン、おもむろに右腕にジューッ。「アッチッチ」ジェイソン、もう涙目であります。それでもその痛みを雄々しくこらえてはい、最後の試練を見事やり遂げたのでした。

 さて、正義のカンフー集団パンサーは独自に麻薬の捜査を行っております。潜入捜査官となってリンダと二人で麻薬の取引が行われているレストランに潜入するジェイソン。ん?潜入の意味がちょっと違っているのではないかと思いますが、まあ、いいか(笑)。レストランの中で堂々と「おし、60万ドルでどないだ」「よっしゃ買った」とかやっている白人のディラーと中国系の麻薬組織を小型カメラでパチパチ撮影。任務は成功かと思いきやここであいにく敵の部下に見つかったぁ。ジェイソンは小型カメラをぐらぐら煮えているお湯の鍋に放り込んでって、何故?リンダと二人で悪漢どもと対決します。得意のカンフーで蹴ったり殴ったり目や喉を潰したり耳を引っこ抜いたりしてなんとか脱出に成功します。

 この混乱の中ピストルを取り出した白人の麻薬ディーラー、中国人たちを次々に射殺、金と麻薬を奪って逃げ出すのです。彼の逃走先はオーストラリアのパース。

 ここでオープニング。これが終わるともうパースにいるリンダ(笑)。双眼鏡を使って廃倉庫で行われている麻薬の取引現場を見張っております。現場を離れて香港のジェイソンに電話。「もしもし、ジェイソン、私、リンダよ。やっと奴らを見つけたわ」ジェイソンは慌てて「早まるんじゃない、僕がそっちへ行くからそれまで待っているんだ」「そんなことしてたら逃げられちゃうわよ」誠にごもっともであります(笑)。リンダ、電話を切ると取引現場へまっしぐら。取引現場をうろうろします。この間ジェイソンは飛行機に乗り込んでああ、もう飛行機着陸しちゃったぞ、どんなに早い飛行機なんだ(大笑い)。

 依然として取引現場をうろうろしているリンダ。その彼女に豚、じーさん、ガイコツのマスクを被った三人の男たちが襲い掛かるのでした。キック、パンチ、膝蹴り、空手チョップ、女でしかも単身ながら良く戦うリンダ。苦戦しながらも一人、また一人と葬っていきます。最後になったガイコツマスクの男も倉庫の屋根からキックで叩き落してしまったのでした。ガイコツマスクの棘付バットで腕に傷を負ったものの、リンダの完全勝利。さすが正義のカンフー集団、パンサーのエージェントであります。

 そんな中ホテルにチェックインするジェイソン。その彼を見張っている二人の男あり。オーストラリア警察の警視ランバート(マシュー・クォーターメイン)とその部下コリン(ゼール・ダニエル)でした。

 リンダ、車に乗り込んで戻ろうとするのですが、その前に立ちふさがったのがジム・バクスター(ジム・リチャーズ)という強そうな男。リンダ、彼女の車の鍵を持ってにやにやしているバクスターにキック攻撃をしかけるのですがまるで効果がありません。逆にパンチを食らってあっという間にふらふらになってしまいます。バクスターは懐からナイフを取り出してまたにやにや。しゅっ、彼の投げたナイフがリンダの胸にぐさーっ。

リンダ死すの知らせがホテルでくつろいでいるジェイソンのもとへ。ジェイソン、真っ青になります。

 さて、冒頭で引退したウィリアム・アンダーソン、パースに居を構えております。その彼を訪ねるジェイソン。「彼女のことは残念でした」「うむ、ありがとう。しかし娘もリスクのあることは十分に承知していた」なんてお定まりの会話が交わされます。そしてここから本題。「リンダはダミアン・ズーコーというドラッグディラーを追っていた」「ズーコー?それはあれですか、小学校で絵を描いたりする」「そりゃ、図工」ジェイソンのボケをあっさり交わして「そいつはドラッグディラーとしての実力だけではなくオーストラリアの上流階級の名士でもある。やっつけるのは大変だぞ」「まあ、なんとかやってみましょう」ということでジェイソン、ズーコーが経営しているヨット販売店があるマリーナへ向うのでした。

 この時ウィリアム・アンダーソンの助手として登場するのがリンダのいとこであるジャマー・アンダーソン(パリス・ジェファーソン)。こちらもすこぶるつきの美女で後からジェイソンと良い仲になってよろしくやると容易に想像することができますな(笑)。

 ジェイソン、ズーコー(マイケル・カーマン)のヨット販売店に入るなり「ズーコーさん、あっしはジェイソンというケチな野郎でございます。あんたのヨットの趣味は最低ですな」ムッとするズーコー。「そこであっしをやとって頂きたいんだ」ジェイソン、にやにやしながら「別の仕事のためにね」ズーコー、部下達に「この馬鹿を放り出してしまえ」ジェイソンに襲い掛かる三人の部下達ですが、彼にはまったく敵いません。キック・パンチ・空手チョップのカンフー技で手足をへし折られたり睾丸をぐしゃぐしゃにされたりひどい目に会わされてしまうのでした。ジェイソンはズーコーに「どうです、これで雇う気になったでしょ」

 この後ホテルへ戻りプールで泳いでいたジェイソン、例のオーストラリア警察の二人組みに「事情を聞きたい」と言われて連行されてしまいます。その彼を迎えたのがハドソン警部(ブライアン・フィッツモン)でした。彼は「君の目的は分かっている。ズーコーだ。君のパートナーであったリンダを殺した奴に復讐したいのだろう。気持ちは分かるが手を引け、これは我々の仕事だ」と言うのですが当然ジェイソンには従う気などありません。さらに「手を引かぬというのなら逮捕するぞ」と脅かしたのですがやっぱり駄目。「話はそれだけっすかね、じゃあ、私は帰らせてもらいますよ」

 ハドソン警部、ランバートとコリンにジェイソンの後をつけるよう命令します。

 さて、ズーコーから呼び出されるジェイソン。「あのマリーナに来たまえ。迎えのヨットをよこすからそれに乗るのだ。パーティをやろうじゃないか」マリーナに行ってみるとそこで待っていたのはリンダを殺害したバクスターではありませんか。彼がリンダを殺したなど神ならぬ身に知る由もないジェイソン、彼の指示に従って小型クルーザーに乗り込みます。クルーザーはばーっと走ってズーコーのパーティ会場へ。プールのあるパティオに一杯人がいて、何故か水着の美女も混じっているという映画特有のゴージャスなパーティの図(笑)。ジェイソンを迎えたズーコー、さっそく麻薬取引の仕事を持ちかけます。「この包みをもっていって金と換えてくるのだ、どうだ、簡単だろ」まあ、一種の入団テストみたいなものですな。もちろんジェイソンこの仕事を引き受けます。

 この様子を海からボートで見張っているランバートとコリン。

 ジェイソン、パーティ会場から出るとズーコーの指示通り取引場所である倉庫へ向います。もう麻薬の取引と言うと必ず倉庫へ行くという・・・(笑)。ここで相手に麻薬の包みを渡して金を受け取ろうとするのですが、相手が裏切った。ジェイソンを殺して麻薬を奪おうということらしい。三人の男とジェイソンの戦いとなります。ここでもジェイソンのパンサー・エージェントとしての力が遺憾なく発揮されて一人目は延髄を破壊され即死、二人目は頭をカチ割られて脳みそを穿り出され三人目は後頭部に叩き込まれたジェイソンの拳が口から突き出すという惨さ。ジェイソン、「これが本当の喉から手がでるほど欲しいって奴さ」なんて言っております。彼は麻薬と金を回収、倉庫を出るのでした。この時フォークリフトを使って倉庫へランバートとコリンが突入してきたのですが当然間に合わない。彼らが見たのは三人の男の無残な死体だけだったのです。

 報告を受けたハドソン警部、逮捕しましょうとせっつくランバートをぴしゃりと遮って「いいからまた彼のあとをつけるのだ」

 金と麻薬を持ってズーコーのクルーザーに戻ってきたジェイソン。出迎えた彼の前でいきなりアタッシェケースの中身をぶちまけた。金かと思いきやそれは一番上だけホンモノを使ったただのダミー。「一体これはどういう訳なんですか、あっしはこれに命を張ったんですぜ」ズーコーはにやにやとシガリロを吹かしつつ「ふふふふ、まあ、怒るな、これはいわばテストのようなものだ。お前が金を持って逃げないか試したのだ。ふふふふ、逃げてたらぶっ殺してたけどね」憤懣やるかたないジェイソンですが、もとより彼の目的はリンダの復讐。納得したフリをして改めてズーコーに忠誠を誓うのでした。

 ズーコーは、「よし、ジェイソン、また仕事を頼むからな。その時はバクスターと一緒にやるんだぞ」

 次の仕事までに休みを貰ったのでウィリアム・アンダーソンのジムで一汗流すジェイソンです。ここにやってきたのがジャマー、彼女はラジカセのスイッチを入れて音楽を流すとエアロビダンシング(笑)。もうね、その様子をね、ジェイソンがスケベったらしくにやにやしながら見ているというね、絶対デキますね、こいつら。でもね、リンダの復讐のために敵の組織に潜入しておきながらリンダの父親が経営するジムに入り浸っているなんてのはまずいんじゃないんですかね(笑)。

 さて、次のお仕事がやってきました。バクスターは彼を車で山の中に建設中の舞台に連れて行きます。ズーコーはここでマーシャルアーツの大会をやるらしい。これで賭けの胴元となって大儲け、ウハハハという寸法です。まったくこの人は表の事業、麻薬商売、売春、ギャンブルと手広くやっているのですなあ。バクスターはジェイソンに車で待つように伝えて舞台の下へ。ジェイソン、「ははあ、彼奴らめ、あそこに麻薬を隠しているのだな」

 この後ウィリアム・アンダーソンのジムに現れたバクスター、やっぱりエアロビダンシングをやっているジャマーを捕まえて「ジェイソンはどこだ、奴のことを聞かせろ」だから言わないこっちゃない、ジェイソンがこんなところに出入りしているのが悪い(笑)。バクスター、どうもむらむらしたらしく「ジェイソンはどこだ、何、教えないだと、だったらええやろ、させんかい」「ヒーッ」毎度、毎度こんな映画ばっかり見ていて申し訳ないですなあ。ここに飛び込んできたのがアンダーソン。「てめえ、バクスター」どうやら二人は顔見知りのようです。実はアンダーソン、ズーコーからマーシャルアーツ大会への参加を打診されたことがあったのでした。無論断ったのですが、この時バクスターとも知り合ったらしい。バクスターはアンダーソンとちょっと戦って退散します。ここでとことんやりあうつもりだと思って見ていたので拍子抜けしますな。

 ジャマーはバクスターのことをジェイソンに伝えて「あなた、気をつけてね、殺されちゃうわ」彼はジャマーの瞳を見つめると「だから君を巻き込みたくなかったのさ」という歯の浮くような台詞。ジャマーも「もう巻き込まれているわヨ」と返してはい、お二人さん目出度くベッドインでございます。「夜のマーシャルアーツ 下半身への攻撃は反則なんだから」みたいなものですな。

 ここでハドソン警部、「ジェイソンを逮捕させて下さい」と騒ぐランバートとコリンに「いや、奴は我々の味方なのだ、奴を使ってズーコーを逮捕するぞ」だって。じゃあ、最初っからそう言っておけばいいのに(笑)。

 ジェイソンのことを疑っているバクスター、マーシャルアーツ大会に出る予定の選手に金をやって彼を襲わせます。5人の覆面を被ったマーシャルアーツの人たち、駐車場でジェイソンを襲うのですが、キックで脊椎を砕かれ残りの一生を車椅子の生活にされたり、激しい空手チョップを脳天に叩き込まれて鼻から脳みそがでてきたり、体中の骨を念入りに折られたり、膝の関節を逆にされたり、唇を剥ぎ取られたりしてやられてしまいます。ズーコー、この報告を受けて「バクスター、お前、マーシャルアーツ大会つぶすつもりか」とカンカンになるのでした。

 面目丸つぶれとなったバクスター、今度はウィリアム・アンダーソンの自宅へ忍び込みます。人の家に忍び込むバクスターもバクスターですが、ウィリアムも無用心の極み。家の中のとても目立つところに自分とリンダ、ジェイソンのスリーショットの写真を堂々と飾っているという・・・(大笑い)。これでジェイソンがリンダの仲間であったことがバレてしまったのです。外出から戻ってきたウィリアム、家の中が荒らされているのに気がついて愕然。しかも問題の写真がなくなっている。「ジェイソンが危ない」そのジェイソンは自分の正体がばれたなど夢にも思わずバスケット試合場で行われているマーシャルアーツ大会のリハーサルに参加しております。ウィリアムはジャマーと共に車で試合場に急行するのでした。

 そのジェイソン、試合場に入るなり8人ものマーシャルアーツの人たちに囲まれた!彼はバクスターとズーコーに「一体これは何の真似ですか」と叫びますと、バクスター、懐から例の写真を取り出してみせたのです。ズーコーは冷たい声でマーシャルアーツの人たちに「よし、やってしまえ」ジェイソン、さすがに8人を一度に相手取ることはできません。だーっと逃げ出します。そして試合場のドアを開けっ放しにしておいて自分は物陰に隠れたのです。追ってきたマーシャルアーツの人たちはジェイソンが外に逃げ出したと思って「外だマーシャル」「おえおえ逃がすなアーツ」と飛び出していってしまいましたとさ(笑)。

 ジェイソンにはめられた、奴は中にいるぞと分かったマーシャルアーツの人たち、また「中だマーシャル、」「おえおえ逃がすなアーツ」と試合場に突入。彼らをやり過ごしたジェイソン、ドアを閉めて鎖を巻きつけ中なら開かないようにしちゃった。どうもマーシャルアーツの人たちは役に立ちませんな。ジェイソンは丁度到着したウィリアムとジャマーと合流し車に乗り込みます。「奴らの麻薬を見つけて警察に連絡するんだ」その麻薬の隠し場所とはそう、あのマーシャルアーツ大会用のステージです。

 ジェイソンとウィリアムは舞台下の「立ち入り禁止、高圧電流」という注意書きのある部屋で見事麻薬を発見。さっそく警察を呼ぼうということなるのですが、追っかけてきたズーコー達に囚われてしまったのです。ズーコーは「この戦いをどうしても見たかった」と言い出して、はい、最後のお約束、ジェイソンとバクスターの一騎打ちとなります。激しく戦う両雄、一進一退の攻防が続きます。この間、ジャマーとウィリアムが相次いで逃げだしたので慌てて後を追うズーコーとその子分たち。なんというか、垢抜けない展開ですよ(笑)。

 ジャマーは追っかけてきた子分から藪に隠れて逃れます。そして後から木の枝でぼかっ!ウィリアムはウィリアムで追っかけてきたズーコーを不意打ちし拳銃を奪うのです。そして娘の仇じゃ、お前死ねと射殺するのかと思いきやそのまま逃がしてしまうのでした。後は司直の手にゆだねようというのですが、現場で逮捕しないとやっかいなことになりませんかね。ジェイソンはジェイソンで「何時までもお前らの好き勝手にはさせん、正義は必ず勝つ」と叫んでついに決定的なパンチをバクスターの顔面に叩き込んだのです。昏倒するバクスター、ジェイソン、舞台に置いてあった剣で彼を誘うとしたのですが・・・、寸前で思い直し、駆けつけてきた警官隊に引き渡したのでした。誰も連絡していないのにどうして警察が来たのは不思議ですが、これで終わりなので深く考えないことにしましょう。エンドマーク。

 しかし、オーストラリア警察の人たち、本当に役に立ちませんでしたなあ(笑)。

 意外とアクションの切れが良くって格闘場面は見ごたえがあるのですが、お話がちょっと陳腐。マーシャルアーツ大会の絡ませ方も不自然でこのへんもうちょっとなんとかならなかったのかと思います。

 カラー・スタンダード モノラル音声。画質は下の上(笑)。とにかく発色が汚い。音声は歪みがあって台詞の聞き取りに苦労させられました。13枚組みのDVDボックスセット50 Movie Pack: Drive-In Movie Classics の一本。Digital 1 StopDVD

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『Twister's Revenge』(『モンスター・ロボラック』 1987年)

 

最先端の人工知能を搭載した喋るピックアップトラックが大活躍、喋る、走る、自動車を踏み潰す、もうIQ20くらいの馬鹿プロットでおまけに監督があの『ジャイアント・スパイダー/大襲来』(1975年)のビル・レバーンなんだからもうまともな映画になる訳ないですよ、こんなの(笑)。

16輪の馬鹿でかいトレーラーに自慢のビッグフット(タイヤが馬鹿でかいピックアップトラック アメリカ人が好きなアレだ)を積んでパーツショップにやってきたのは本作の主人公デイブ(ディーン・ウェスト)であります。彼は店の主人のキャプテンからパーツを受け取る時に「今度の俺のトラック、コンピューター制御なんだぜ、凄いだろう」といらぬ自慢、これを聞いたのが店の奥のガレージで車弄っていたボンクラ三人組、ケリー(デビッド・アラン・スミス)、ダッヂ(ジェイ・ジャーナス)、ベア(R.・リチャードソン・ルカ)だから話がややこしくなった。

 この三人、デイブが言った「コンピューター」という単語に素早く反応。リーダー各のケリーが「よっしゃ、奴のコンピューターを奪って金にしたろやないかい」

 ここでタイトルでます。どっかの田舎のカントリーフェア。移動式遊園地にビッグフットのイベント。このイベントといったらあれですよ、ビッグフットが車の上をずがんずがん乗り越えていく奴ですよ。デイブの愛車、愛称ツイスターはさすがコンピューター制御、デイブ自身がハンドルを持たなくても自動的に動くのです。この時離れたヴァンの中でコンピューターを操っているのがデイブの彼女、シェリー(メレディス・オー)、操っているったってキーボードでテキトーな文字を打ち込んでバックキーで消していくという動作を繰り返しているようにしか見えませんがね。彼女の遠隔操縦の腕はバツグン。ツイスターは見事に車を全部踏み潰してしまったのであります。


 ツイスターから降りて来たデイブ、シェリーを抱き上げて「凄いよ、君、俺はハンドルに触れなかったのに自動でどんどん進んでいくんだ、君は凄いものを作ったなあ」シェリーは微笑んで「だって人工知能なんだもん」ああ、そうですか(笑)。「車が自律的に思考して最適の動作を選択するの」「あー、俺はただのカウボーイなんだからそんな難しいこと言われたら頭が痛くなっちゃう」デイブ、どうやらちょっと頭が悪いようです(笑)。「イベントも終わったし後は二人で楽しもう」移動遊園地で遊ぶ二人でありました。

 そんな高度で物凄い人工知能を搭載しても結局やるのは車を潰すだけという・・・、贅沢な人工知能の使い方ですなー。ちなみにこの二人、来週の日曜日に結婚することになっております。

 さて、この隙にヴァンに積んであるコンピューターセットを盗もうとするボンクラ三人組、ドアを開けようとしますが当然ロックされている。三人組の中で力持ちだけどちょっと放送できないくらいの馬鹿であるベア(笑)が「じゃあ、こいつで窓ぶちやぶるべ」と石を振り上げた!「わあ、やめろ、警報装置がセットされてたらどうするんだ」どうでもいいですけどね、この三人組、真昼間でしかも人がたくさんいるカントリーフェアの会場の駐車場でこんな騒動起こしているんです。今更警報装置が鳴ろうと鳴るまいと関係ないような気がしますけどね(笑)。

 この後デイブが持っている筈の鍵を盗もうとするボンクラ三人組。しかしあっさりと失敗してしまいました。「ようしこうなったら奴らのガレージに忍びこもう」

 その言葉通り夜になるのを待ってからデイブのガレージに侵入しようとする三人組です。まずドアを破らなくっちゃということでドアノブに爆竹を引っ掛けた。火をつけたらぱんぱんぱぱんぱん。凄い音がしたのですが「駄目だ、開かないぞ」って当たり前だよ。「もっと強力な爆薬を使うんだ」ダイナマイトか何かを使ったのか、今度は凄い爆発、ドアごと吹っ飛んじゃった。「やったぞ」と喜び勇んでガレージに侵入する三人組です。この時デイブとシェリーはベッドでいちゃいちゃ、この爆発も全然聞こえてないの(笑)。母屋とガレージどんだけ離れているんだよ!

 さて、ガレージ内をあさる三人組。ここでベアが奇妙な行動を見せます。壁に貼られた水着美女のポスターを見て「ツイスターはコンピューターによる人工知能制御のトラックである」と喋るのです。意味が分かりません。ひょっとしたらここにツイスターの説明書を張っておく予定だったのが、そんなものを作るのが面倒くさくって水着のポスターでごまかしたのかなあ。「そんな馬鹿な」と仰るかもしれませんがこの映画の監督はあの、ビル・レバーンなのです。何が起こったっておかしくないのです。これを聞いたダッヂ、「そうかコンピューターは車の中だぞ」

 この時さすが人工知能トラックのツイスター、自分に危険が及んでいることを寝室のコンピューターを使ってシェリーに教えようとします。コンピューターのモニターに円いマークが現れてぴぴぴぴぴという警告音。これを聞いたシェリー、「あ、ツイスターが呼んでいるワ」だって。でも「ツイスターが自分で何とかするでしょう」と放っておくのはいかに何でも無責任ではありませんかね。しかしさすが人工知能トラックのツイスター、本当に自分で何とかするという・・・。ボンクラどもに窓を割られようとした瞬間、室内灯をぴかぴか点滅させて彼らを驚かせたのです。「やばい、逃げろ」って逃げちゃう三人組も三人組ですけどね(笑)。

 日曜になって教会で式を挙げるデイブとシェリー。例のヴァンで新婚旅行に出かけます。この後を追っかける三人組。だらだらとした追跡行が続いて見ているともうイヤになっちゃいます。しかもベアが「どっちの方向行ったかって、ああ、おら、右も左も分かんねえだ」とボケて「馬鹿野郎、お箸を持つ方が右だっての」とケリーがツッコむという爆笑必死のギャグ入りですからね、たまったもんじゃありませんよ(笑)。

 そんなこととは露知らずどこぞの森に車を止めて新婚初夜を楽しもうというデイブとシェリー。ここでようやく追いついた三人組、真っ最中でぎっこんばったん盛んに揺れているヴァンを急襲します。まずデイブを引きずり出して頭をぽかり。デイブ昏倒します。そしてシェリーを攫ってしまったのです。彼女を洞窟のようなアジトに監禁してこれで身代金がっぽりだぞ、うひひひと喜ぶ三人組。コンピューターはどうなったんだよ(笑)。さて、失神から目覚めたデイブは三人組が落としていったと思しきタングルウッド・バーのマッチを見つけます。これを手がかりに彼女を見つけようということになりました。

 このあたりから音声が頻繁に途切れ始めます。身代金がっぽりだぞ、うひひひが「み、しろ、んがっ、りだぞ、う、ひ、ひ、」になっちゃって台詞全然聞き取れない。凄いディスクだね、こりゃ。

 さて、トラックで例のバーへ行こうとしたデイブ、車体に紙が張ってあるのを見つけます。レバーンたらこの紙をクローズアップで見せたり内容をデイブに読ませたりしないの(笑)。まあ、状況から三人組の身代金要求だとは思うのですが、本当にひどい演出ですなあ。この紙を見つけたデイブ、呆然とします。するとその時、「やあ、デイブ、大変なことになったね」いきなりツイスターが喋り始めたではありませんか。「ひっ」と飛び上がるデイブ、「お、お前、トラックのくせに喋るのかよ」「そうさ、私は人工知能を持っているからな」納得したデイブ、ツイスターと今度のことについて話し合います。いろいろ喋ったあげく出た結論が現場に落ちていたマッチ、「タングルウッド・バー」に行ってみようということになったのでありました。

 こんなん、人工知能じゃなくったって私にも分かりまさあ(笑)。

 デイブ、バーに行く前にシェリーの父親を尋ねます。同じく身代金要求の紙を受け取っていた父親は「わしが助ける、わしが助ける」と今にも出て行かんばかりの勢いでしたがデイブがぴしゃりと「彼女は僕が助けます。お義父さんは待機していてください」なんてことはない場面ですが、きっとこれが何かの伏線になっているのですよ、後からこの父親が重大な役割を果たしたりするんですよ、うん、きっとそうに違いない…と僕は思ったのですが。

 タングルウッド・バーに到着したデイブ、さっそくビリヤードをやっていたバイカーたちに「ねえ、こんな三人組知らない」と尋ねるのですが、次の瞬間、どかーん、店の外に放り出されてしまいました。その後を追ってバイカー軍団も出てきます。どうやらさらに彼を痛めつけようという魂胆らしい。とんだ野蛮な奴らであります。デイブ、大ピーンチなのですが、ここで彼を助けに来たのがツイスター。店の前に並べてある車をがらんごろんと押しつぶしてみせるのでした。バイカー軍団、これを見て「ひー」店の中に逃げ込みます。

 いきなりやってきたビッグフットがわざとらしく並べてある車を踏み潰す、頭わりーな、こりゃ(大笑い)。

 一旦自宅に戻ったデイブ、今度はショットガン片手にバーへ。外へうかうか出てきたバイカーの一人を捕まえてショットガンをつきつけると「やい、あの三人のことを教えるのだ」これで情報を得たディブ、翌日ベアの車をツィスターで追っかけます。バイカーがどんなことを喋ったのか、例の音声途切れで全然分からなかったのでこの辺は私の「カン」であります。だから間違っていても文句は言わないように。分かりましたね。

 びゃーっと走るベアの車、びゃーっと追っかけるツィスター、ベアの車ぴゅっと左に曲がります。ツィスターは何故かそのまま直進するという…。いや、本当にレバーンのやることは分かりませんや。ベアはニワトリに餌をやりながら「今日は私の男がくる」と歌っているヘンな彼女に会いにいったのです。彼女の家でさあベッドインだという時、ツイスターががーっと走ってきて家ごと二人をばりばり、押しつぶしてしまいましたとさ。

 ツイスターに潰された家からベアの彼女がハラホレヒレハレと出てきて逃げだします。ベアもハラホレヒレハレと逃げ出します。この場合やっぱりツイスターに追いかけられるのはベアの方。さんざん追い掛け回されたベア、映画の美術さんが余った板切れ使って30分で作ったような屋外便所に逃げ込みます。そこをまたもやツイスターに潰されてベア、糞まみれというオチ。中坊感覚あふれるこのオチは嫌いじゃないですけど(笑)。

 この後先に逃げ出したベアの彼女がえんえん逃げ回ります。

 酒場で「クセーよ、オメー、何やってんだ」とケリーとダッヂに散々言われたベア、監禁したシェリーのところへやってきて、「あんた、飯食う?サンドイッチはどうかね、何いや、それじゃオニオンチップのサワークリームかけはどうかね、おらの好物なんだがね」飯を食わせようとしてシェリーの足の縄をほどいた瞬間、股間を蹴り上げられてうずくまるベア。「はああ、おら、とことんついてないだ」ところでシェリーが監禁されている洞窟、ずーっと時計の音がカッチカッチなっております。これはひょっとしたら時限爆弾ってこと?ダイナマイトらしき箱があるからこれでシェリーを吹っ飛ばそうっていうの?じゃあ、だったらなんでそんな時限爆弾が仕掛けられているようなところにベア戻ってくるの?それに身代金はどうなった?

 本当にレバーンの考えることは分かりません。

 次に狙われたのは実家に帰っていたケリー。どう見たって同い年くらいにしか見えないお母さん(J・ワースシントン・クラーツ)とお父さん(ビル・デクスター)と食事していて「こら、お前、口にモノを入れたまま喋るんじゃないって何度言ったら分かるんだ!」と叱られております(笑)。カッとなったケリーが「俺はもう30だっての」と叫んだところにツイスター襲来。ケリーは外へ飛び出してデイブとショットガンで撃ち合いになります。この時ケリーの実家の庭に設置してある燃料タンクに穴があいてガソリンじょろろー。デイブ、ツイスターの荷台に乗って突撃、発煙弾を投げ込んでケリーの実家と車を粉々にしてしまうのでした。残骸からまっくろになってよろよろ現れるケリーと両親。お前ら、ドリフターズか。

 また逃げているベアの彼女。

 ベアが糞まみれ、ケリーが真っ黒のぼろぼろにされて次はダッヂの番に違いないということでボンクラ三人組は知恵を絞ります。そして出来たのが「ダッヂを囮にしてツイスター引きつけてベアとケリーがバズーカー砲で攻撃するぞ」計画って、あんたら、そのまんまですな(笑)。諸葛孔明も真っ青のこの名作戦、予想通りベアが間違って囮のダッヂの車にバズーカー命中させて吹っ飛ばしまうという予想どおりのオチとなりましたとさ。

あー、しょうもない。

 三人を一通りやっつけたツイスター、さすがにラジエーターがオーバーヒートしてしまいます。デイブはツイスターをストップさせて点検するなり「これはガレージに一遍帰って修理しなくちゃならないなー」「じゃあ、早く戻ろうじゃないか」と答えるツイスター。この時不可解なことにツィスターが止まったのはシェリーが監禁されている洞窟の真上。シェリーはデイブとツイスターの会話を聞いて「むぐぐぐぐ」を身をくねらせるのですがこれで彼女の存在がデイブとツイスターに知られるという訳でもない。まったく彼女に気がつかないままデイブとツイスターは走り去るのです。な、なんじゃ、こりゃ。

 ガレージでツイスターの修理をした後いきなり場面が変わってデイブ・ツイスターとボンクラ三人組の最終決戦が始まります。今ガレージで修理していたかと思ったら次の瞬間には廃車置場で三人組と対峙しているのですから訳が分かりません。これから延々と30分にも渡ってチンケなアクションシーンが続くのです。

ケリーがショットガンどーん、ツイスターが車をがりがり潰して、ダッヂがバズーカどーん。ツイスターに追いかけられたダッヂが捨ててあった冷蔵庫に隠れるとデイブが蓋に棒を挟んで出られなくしたり、ケリーに命令されたベアがどこからかM-48パットン戦車を持ち出してきてデイブを驚かせたり、戦車の弾が見事ツイスターの荷台に命中したけれどもなんともなかったり(笑)、ようやくケリーがダッヂを救出して三人で戦車に乗り込みシェリーを救出に向ったツイスターを追いかけたり、街中に入り込んでそれでもおっかけっこと続けるツィスターと戦車、戦車が自動車踏み潰したり戦車砲で建物破壊したり、ツイスターと戦車が偶然行われていたパレードに紛れ込んだり、さらに町から出て郊外の森や草原を走り回ったりついでに戦車が古い納屋を破壊したり、そんなことをやるのです。それなりに金が掛かっていることは認めますがとにかくだらだらしていてまったく面白くありません。それどころかちょっと「死ね、レバーン」なんていけないことも考えてしまうくらいです。

 ここでもまた逃げているベアの彼女。いい加減にしろと思います(笑)。

 ついにシェリーの監禁場所に到着したデイブ、洞窟に駆け込んでシェリーを救出することに成功します。そうとは知らぬボンクラ三人組、後からのこのこやってきて、「そうだ、シェリーをまた人質にしよう」ケリーとベア、ダッヂが「あと9秒しかないって、爆発するなって戻ってこいって」と叫んでいるのにも関わらず洞窟へ。そして当然ながらちゅどちゅどちゅどどどーん。最後にまた逃げているベアの彼女が映ってエンドクレジット。このエンドクレジットがレバーンのくせに長いんだ。三分近くあって、早く終われ終われって本当にいらいらするんだ。

 洞窟の爆弾は一体何のためだったのでしょうか、シェリーを殺すつもりだったら飯などやらずに放っておくでしょう、フツー。助けに来たデイブもろとも吹き飛ばす罠かなとも思ったのですがこれは時限爆弾です。デイブがいつくるかなんてことが予測できるはずもありませんから罠になりません。だいたい自分達で仕掛けておきながらわざわざ爆破されに乗り込んでいくという奴がどこにおるか、あ、ここにいたァてなもんですよ。それと意味ありげに登場した父親も意味が分かりません。本当にただ出てきただけ、こんな演出する映画監督がどこにいる、あ、ここにいたァてなもんですよ。

カラー・スタンダード モノラル音声。画質は最低、暗いシーンがブロックノイズでぼろぼろになります。あんまりひどいのでプレーヤーが壊れたかと思ったほどですよ。音声は前述のごとく数箇所でぶつ切れになります。何考えてディスク作ってんだと思わされます。13枚組みのDVDボックスセット50 Movie Pack: Drive-In Movie Classics の一本。Digital 1 StopDVD

 エロの冒険者 

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『I Wonder Who's Killing Her Now?』(1975年)

 

主人公のジョーダン・オリバー(ボブ・ディシー)はとんだスーダラ男。お金持ちの娘である奥さんと結婚して人生を満喫しておりました。今日も今日とて豪奢な屋敷でピアノを弾いてご機嫌。「ムム、我ながら素晴らしい、今夜のチャリティ・仮装パーティじゃ大うけだぞ」ところがこのピアノ、小人が小さなピアノで影武者を務めていたという・・・。どうしてオモチャの小さなピアノでグランドピアノの音が出せるのか不思議ですが、そこのところはあまり考えないように(笑)。ジョーダン、小人ににっこり頷いて「今夜のパーティには30分早めにきてスタンバイしておいてね」

 しかしこのスーダラ男にピンチが訪れます。会社から25万ドルくすねていたのがバレてしまったのです。社長はジョーダンを呼びつけて「君の奥さんとそのお父さんとの関係があるから警察沙汰にはしない。でもそれも30日間だけだ。その間に金を返さなければお前は刑務所行きだぞ」それでもいざとなったら奥さんにたかればいいやと思っていたジョーダン、にやにやしております。

そのにやにや笑いが消えたのは屋敷に戻って奥さんのクラリス(ジョアンナ・バーンズ)から「アータとはもう離婚しますわ」と告げられた時でした。「ええ」真っ青になるジョーダン。「そんな君は僕のボガートの真似が好きだと言っていたじゃないか。僕のボガートと君のバコールでベストカップルねって言ってたじゃないか。それが何故離婚だなんていい出したんだ」「そのボガートの真似に飽きたのよ」するとこいつらラブラブだった時期はボガートとバコールになって『三つ数えろ』ごっこなんかやっていたのか、しょうがねえな、まったく(笑)。

 困ったジョーダンは自慢の絵画コレクションを売って25万ドル工面しようとしたのですがやってきた画商は「ははは、こんなのみんな偽物っすよ、どこの画商から買ったんですか」「えー、偽物」「これだったらせいぜい25千ドルがいいところですな」さらに追い込まれるジョーダンです。おまけにクラリスは弁護士のハロルド・ブッカー(ビル・ダナ)に唆されて離婚の準備を進めている。ジョーダンはついに妻に保険金かけて殺せばいいじゃんという恐ろしい考えに取り付かれてしまったのです。

 この後チャイニーズレストランに行ってフォーチュンクッキーを割ってみたら「なんじ恐れるなかれ、なすべきことをせよ」映画館で『ダイ!ダイ!マイ・ペット』という映画を見ると出てきた登場人物が「アータとはもう離婚しますわ」「ええ」「そんな君は僕のボガートの真似が好きだと言っていたじゃないか。僕のボガートと君のバコールでベストカップルねって言ってたじゃないか。それが何故離婚だなんていい出したんだ」「そのボガートの真似に飽きたのよ」とどこかで聞いたような会話を交わしております。びっくりして飛び出したジョーダン、チケット売り場の女の子に「この映画、これからどうなるの」と聞くと「奥さんに保険をかけて殺しちゃうんです」これぞ神の啓示なり。保険金殺人事件を決意したジョーダンは「ガッタ・ダンス!」とジーン・ケリーの声で叫んで(笑)華麗なダンスを舞い踊るのでした。

ちょっとこういうギャグはつらいですなあ(笑)。

 さて、保険金殺人を決めたからには準備が必要。ジョーダンは無責任保険会社という保険会社へ行ってクラリスに100万ドルの生命保険をかけようとします。しかし担当の社員はしぶい顔。「100万ドルの保険とはまた高額ですなあ。それに被保険者の身体検査も必要になりますよ」身体検査なんかやったらクラリスに怪しまれてしまうという訳でジョーダンが出してきた条件と言うのが「身体検査と分からないように検査してくれ」というもの。このリクエストに応じて屋敷にやってきたのがパット・モリタ演ずる医者、ハシ・ヤマモト。どうもこの人は怪しげで「前、車の後部座席で女性に出産させたことがありますが、彼女は自分が出産したことに気づかなかった。私がトヨタのトランスミッションを修理していたと思っていたんですよ、ウシシシシ」なんて言っている。

 ジョーダンは出かけようとするクラリスをピストルで脅して!ハシ・ヤマモトを交えてディナーを楽しむのです。ハシ・ヤマモトはクラリスの手首に目を止めると「これはまたお見事なお手首ですなあ」ぱっと触って脈を取る。立ち上がると彼女の背後に回って「こらまた素晴らしいドレスでございますなあ、ちょっと見せてくださいませ」と背中に聴診器を当てます。そして「テーブルの上に置いてある花の香りの見事なこと。さあ、あなたも大きく息を吸い込んでこの香りを楽しみなさい」なるほど、これが深呼吸になるわけですね(笑)。その後ヤマモトは「あ、コンタクトレンズを落としてしまいました」とテーブルの下にもぐりこみクラリスの足首に血圧計の腕帯を巻いて血圧測定。はい、これでクラリスに気づかれぬまま身体検査終了です。

 身体検査が終わってようやく生命保険の手続きが終了します。次にジョーダンがやったことは殺し屋探し。スラム街に出かけていって若い女を襲っている強盗や酒飲んで路上に寝ている浮浪者に誘いをかけてみるのですがどちらからも断られてしまいました。三人目の男は殺し屋を引き受けるどころか金をみた瞬間コートの前をぱっと開けるという・・・。どうもロクな奴がおりません。さんざん探した末に見つけたのはとても流行ってないバーで、どれくらい流行ってないかというとホステスのバーさんがカウンターに突っ伏して寝ていて、どのくらい寝ているのか知らないけれどもその頭にくもの巣が張っているというくらい流行ってないバー(笑)。ここで見つけたのがドードー(ノーラ・デニー)という男。彼は借金取りに追い込みをかけられており今すぐに金を用意しないと命さえ危ないという状況でした。ここにつけこんだジョーダン、25千ドルの報酬をチラつかせてクラリス殺しを依頼するのです。さすがにためらうドードーですが背に腹は換えられません。ついに承知してしまうのでした。

 さて、クラリスは療養のためにラスヴェガスへ車で旅行に出かけます。これを知ったジョーダンはドードーに電話をかけて「ターゲットはラスヴェガスへ行くぞ、逃がすなよ」これで彼の計画は成就したかと思われたのですが・・・。

 無責任保険会社より電話が入ります。なんとハシ・ヤマモトの検査が不十分で保険契約成立の条件を満たしていないことが分かったのです。ハシ・ヤマモト、とんだヤブ医者だったのです。慌てたジョーダンはドードーを捕まえて「おい、まだ奥さんは殺していないよな、計画は中止だぞ」焦るあまりに襟首掴んでぐいぐい締め上げております(笑)。可哀想にドードー、口もきけないの。ジョーダンがようやく気がついて彼の首から手を離すと「奥さん、殺してないよ」ほっとするジョーダン。しかし、「おれ、2万ドルで他の奴に頼んじゃった」「はあ?なんだ、なんてことをしたのだ。そいつの名前は誰だ、やい教えろ!」またもジョーダン、襟首締め上げたのでドードーたまらず失神してしまいましたとさ。

 その何者かがライフルを組み立てて走行中のクラリスの車を狙います。発射された弾丸は見事にクラリスの車・・・を外れて後ろを走っていたパトカーに命中するという・・・。その何者か、慌てて草むらに飛び込みます。あー、これもつまらん(笑)。

 ドードーが殺しを依頼した相手、それは指揮者のパルロでした。ジョーダンとドードーがリハーサルやっているパルロのところへ会いにいって「ワイフを殺したのか」と問い詰めますと「分からないアルよ」という返事。なんと彼も16千ドルで他の人間にクラリスの殺害を依頼していたのです。その相手とは痩身研究所の所長、バイニー博士(ジャック・デレオン)、痩身研究所に行くのだからデブに変装しなくちゃというパルロの訳の分からない提案にコスチュームショップへ赴く三人です。店へ入ろうとすると中からスーパーマンのカッコをした人が出てきてしゅぱーっと飛んでいくというつまらないギャグ。

 こういうレベルのギャグを堂々とやられるとちょっとムッとしますね(笑)。

 さて、場面は変わって痩身研究所。バイニー博士は診察台に寝かされたふくよかなご夫人に向って「奥様、ふふん、間違いなくやせられますとも、安心してこのバイニーにおまかせあれ」彼がぱちりと指を鳴らしますと看護婦といっても男だけど(笑)ががらがらと水着の美女を運んできます。「何、これ」と不審げに聞くご夫人。「はははは、奥様の脳みそをこの体に移植するんざます。それであなたはもう痩身美人」ご夫人、びっくりして飛び上がり「このキチガイ、助けてー」と逃げ出してしまいましたとさ。

 ここへやってきたのがデブコスチュームに身を包んだジョーダン、ドードー、パウロの三人。博士はパウロを見て「おー、あなたはパウロじゃありませんか。一体どうしたのです」そんな顔見知りですぐ分かる間柄なら何も変装する必要なんかなかったじゃないかよう(笑)。だんだん腹がたってきたな、もう。おまけにこのバイニー博士もやっぱり殺人を他に頼んでいやがった。「わたしが頼んだのはCIAエージェントのカースティンざます」そして博士と看護婦も加わって総勢5人になった一行は車でカースティンのオフィスを目指します。

 ここでラスヴェガスのホテルのプールサイドでくつろぐアリシアが映ります。この頭上から植木鉢を落とそうという男あり。しかし植木鉢に巻かれていた紐がほどけて男の靴にからまっちゃった。「ひーっ」男は植木鉢に引っ張られてプールへどぼん。まあ、普通に考えたらアリシアの頭上に植木鉢と男が落ちる筈ですが、この映画は普通ではないのでいいのです。

 ビルの最上階にあるカースティンのオフィス、ちゃんとCIA エージェントのカースティンと表札がかかっております(笑)。しかし、このカースティンがまたヘンな男でいきなり女装している。おまけに「私はCIAエージェントだがそれは世を忍ぶ仮の姿、本当はレンガ積み職人なのだ」と叫んでオフィスの片隅にあるレンガ塀にレンガを積み出すという奇行でみんなを驚かせます。しかもこの男にはパートナーがいて、これがいまだに自分はムッソリーニ総統のために働いていると思っている危ない奴、グイド。このグイドが殺人の依頼を6ドル95セントで役者に頼んだと言い出したのです。「はあ、6ドル95セントで人殺し、世の中間違っとるよー」ジョーダンは頭を抱えます。

 さらにこの二人を加えて役者に会いにいくことになったのでした。

 さて、この間にも謎の男によるクラリス殺害の試みは続いております。彼女が泳いでいるプールに鮫を放しますってそんなムチャな。クラリスを襲わんとする鮫でしたが、何故かプールで釣りをしている男の子がいて鮫を釣り上げちゃいました。ああ、怒っちゃいけませんよ、怒っちゃ、これが最後のつまらないギャグという訳じゃないですからね。こんなので怒ってちゃしまいまで持ちませんよ。次にゴルフコースでダイナマイト付の弓矢で狙います。しかし発射寸前、ぽとりとダイナマイトが落ちてどかーん。次にカジノでパチンコを使って殺害を試みるのですが、ぴゅっと放つと大当たりに興奮してクラリスの前で立ち上がった男の額に命中してしまいましたとさ。頭にきた男は路上を歩いているクラリスを車でひき殺そうとします。がーっとアクセルを踏み込んで急発進・・・と思いきや車の床が抜けてしまったというオソマツ。

 さて、歩いて役者に会いに行こうとしていた一行、さすがに歩きつかれてしまいます。そこでヒッチハイクで乗せてもらったのがへんなじいさんのピックアップトラック。このじいさん、スピード狂でがんがん飛ばす、飛ばす。おまけに酒のビン出してきてジョーダンに「お前、飲むだ、飲まねえと崖からジャンプさするぞ」「ひー、飲みます、飲みますぅ」その後いきなり救急車がぴーぽーぴーぽー。何だかよく分かりませんがついに事故を起こして病院へ運ばれたということなのでしょうか。

 さて、彼らが運びこまれた病院、どうも、そのう、なんですな、体の病院じゃないほうの病院みたい。何故かここで役者を探すジョーダンです。「役者だ、役者はいないか」するとむこうで男が「真実の恋は叶ったためしがない」と叫ぶという・・・。ジョーダン、「おー、君が役者かね」ってどうみてもこの役者はキチガイなんですけど(笑)。彼はこの役者に「妻を殺したか、殺してないか、それが問題だ」とハムレットばりに尋ねると「それは初めからわかりきっている結末だ。殺してなどいないぞ」さあ、大喜びのジョーダン、みんなに向って「クラリスは生きているぞ、よし、シーツでロープを使ってここから脱出しよう」ところがここに冒頭でピアノを弾いていたあの小人が登場します。「号外、号外、ラスヴェガスの路上でクラリスの死体が発見されたよ」この号外を読んだジョーダンは愕然として「クラリスが死んだって。ああ、大変だ。葬式に行かなくちゃ」

 病院から脱出した一行。クラリスの葬式に向います・・・、もうタネを明かしてしまいましょう。この死体はクラリスではなかったのです。殺し屋でしかも盗人である彼女がクラリスの財布や免許証を盗んで持っていたから間違われてしまったのです。え、殺し屋ってクラリス殺そうとしていた男と関係あるの?いやいや、それがまったくないんですねえ。もう意味もへったくれもないんですねえ。なんか頭の血管が切れそうになっているんですけど、ワタクシ。墓地で葬儀をやっていた彼女の夫からこのことを知らされたジョーダン、「じゃあ、クラリスは生きているんだ、良かったぁー」彼はここで一行と別れて一人ラスヴェガスに急行するのでした。

 買い物を終えてホテルに戻ってきたクラリスって、財布は盗まれたんじゃなかったの(笑)。後をつける殺し屋。あ、言い忘れておりましたが、この殺し屋互い違いの靴を履いております。革靴とブーツで踵の高さが違っているためにぽっくりがっくりぎくしゃく歩くのです。これもつまらない上に意味が分からない。殺し屋はクラリスの部屋に侵入します。シャワーを浴びているクラリス、だいたい殺されようとしている女は『サイコ』以来シャワーを浴びるのに決まっている(笑)。ナイフを振り上げる殺し屋、これも『サイコ』のパロディだ。危ない、クラリス、大ピーンチ。

 ここでタイミングよくジョーダンが飛び込んできた!殺し屋に飛び掛って取り押さえてみると、なんとそいつは弁護士のハロルド・ブッカーだったのです。もうこんな奴、みんな忘れていますよ(大笑い)。彼は弁護士の立場を利用してクラリスを信用させ殺して財産を奪おうとしていたのです。シャワーから出てきたクラリスはびっくり。訳を聞いて「だから、あんなにたくさんの書類にサインさせたのね」ハロルドはいつの間にかやってきたバイニー博士の看護婦に引き渡されます。看護婦はにやにやしながら「いい実験材料ができたわ」。「やめて、助けて、ひーっ」と叫ぶハロルドを連行していったのでした。ジョーダンとクラリスは「ありがとう、ボガート」「なんてことはないさ、ハニー」とひとしきりボガート・バコールごっこをやって仲直り。はい、めでたし、めでたし。エンドマークです。

 この後エンドクレジットが流れます。ジョーダン・クラリスは他の仲間たちとお祝いのパーティ。ジョーダンが足りなくなった椅子を隣のテーブルから借りることになります。このテーブルにいた客の靴が革靴とブーツの互い違いになっていたという・・・。こいつが実は殺し屋だったのかと思わせるオチなのかなあ。まあ、どうでもいいや。

 カラー・スタンダード、モノラル音声。画質はフィルム傷が目立つけれどもそれなりに発色が良く好画質といえるでしょう。音はこんな映画にはもったいないほど品位が高い。こんなのノイズまみれで歪みばりばりの音で十分だっての。13枚組みのDVDボックスセット50 Movie Pack: Drive-In Movie Classics の一本。Digital 1 StopDVD

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『La Belva col mitra』(『Mad Dog』 1977年)

 

刑務所から脱走した凶悪犯があんなことやこんなことをするというクライム・アクション映画なのですが、なんというか実にしょぼい、安い(笑)。それでいて女はちゃんと裸に剥くというお色気シーンがありまして、もうイタリア人しか作りませんよ、こんな映画。

冒頭イタリアの刑務所から刑務所職員一人を人質に脱走する四人の男。ナニ・ヴィターリ(ヘルムート・バーグラー)、ピエトロ・カポラリ(ネロ・パッツィフィニー)、マリオ・ポルテシィ(アントニオ・バジル)、ブルーノ・エスペシト(セルジオ・スマッチ)であります。ヴィターリは殺人罪で収監されていたとにかく凶悪な男。そのあだ名は狂犬、マッド・ドッグであります。残りの三人は刑務所で彼と知り合い、義兄弟の契りを結んだ荒くれもの。彼らはヴィターリをリーダーと慕い一緒に脱走したのです。

 刑務所を出たところで打ち合わせどおり仲間のダールが逃走用の車を駆って現れます。人質と共に乗り込むマッド・ドッグたち。ダールは車を急発進させて市内へと逃げ出したのでした。彼らは人質を車内でぼっこぼこに殴りつけ外へぽい。のっけからやりたい放題です(笑)。この車を追ったのが本作のヒーロー、サンティアーニ警視(リチャード・ハリソン)、彼は拳銃を窓から突き出してマッド・ドッグたちの車に向けてずどんずどん。ダールが首を撃たれて「ギャーッ」しかし逆に人質の銃で撃ち返されて車は炎上。サンティアーニはかろうじて燃える車の中から脱出します。マッド・ドッグたちはこの後たまたま通りがかったカップルの車を奪って逃走するのでした。これ以降彼らの消息はつかめなくなってしまうのです。

 彼らが捨てていった車の中にはダールの死体が残されていました。運転していたダールが首を撃って「あっ」と仰け反る場面があるのですが、他の仲間が運転を代わる描写がないのでダール、軽傷で済んだのかと思っていました(笑)。

 マッド・ドッグたちに逃げられたサンティアーニ、判事である父(クラウディオ・ゴーラ)に電話します。「あ、パパ?刑務所からヴィターリって奴が脱走したんだけど、これ、パパが裁判担当したでしょ、何か覚えてない?」「ナニ、ヴィターリが脱走、そういえば裁判の時に証言したのは通報者のパパラルド(ルイジ・ボノス)という男だったな。彼はジュリアーナ・カローリ(マリサ・メル)という女性と同棲しておったようじゃ」「ありがとう、パパ」しかし、この時パパラルドとジュリアーナはマッド・ドッグ一味の手によってどこかの採石場後に拉致されていたのでありました(笑)。やることが早いねえ。

 「てめえ、よくも裁判で証言しやがったな、ブチ殺してダイチョー引きずりだす」4人からぼっこぼこにされるパパラルド。この執拗な殴り方がいかにもイタリア映画らしい残虐さ。さらにマッド・ドッグはジュリアーナに目をつけて「うひひひ、こっちさこ」木陰に引っ張り込んでヤッてしまいましたとさ。「久しぶりの女だ、ああ」とか言いながら腰をかくかくさせるマッド・ドッグ。パパラルドは「やめてくれ、やめてくれ」と叫ぶのですがもちろんやめてくれる筈がありません。「あうっ」と呻いて終わったマッド・ドッグ、ズボンを引っ張り上げて性欲を満足させたから、今度は暴力衝動とばかりにまたパパラルドを殴り始めたのです。がす、ごす、べき、ぐしゃ、倒れたところに執拗に蹴りを入れるマッド・ドッグ。ついに彼を殺してしまったのでした。やっぱり残酷やあ。

 この後ジュリアーナはマッド・ドッグの情婦として連れまわされることになってしまいます。

 自分がパパと話をしていた間にこんな事件があったとは神ならぬ身の知る由もなし。サンティアーニはホテルに滞在中のジュリアーナを尋ねるのでした。彼を向かえたジュリアーナ、警察手帳を見せられて明らかに動揺しております。「私はイタリア警察のサンティアーニ警視です」その様子をいぶかりながら質問を開始するサンティアーニ、「あなたの恋人のパパラルドさんを探しているのですがどこにいるのかご存知ありませんか」彼女はまたぎくり(笑)。あわてて首を振って「あの人とはもう別れましたの、だから知りませんわ」「はあ、そうですか」一旦退散するサンティアーニですが、先ほどの怪しげな様子が気に掛かったので部下に見張るよう命令します。

 一方、サンティアーニが質問している間、隣の部屋へ隠れていたマッド・ドッグ。付け髭と鬘で安っぽい変装をしているのがおかしい(笑)。彼はジュリアーナに「良くやった。今の芝居は見事だったぞ」ジュリアーナホッとします。しかしマッド・ドッグ、「もう一つ手伝って貰いたいことがある。化粧工場で警備員をやっているお前のオヤヂに連絡して我々に協力させるのだ。我々は工場に押し入って金を奪うのだ」びっくりしたジュリアーナ「父とは仲たがいして一年も会っていないのよ、そんなこと納得させられる訳がないじゃない」「いいからやるのだ、やらんと殺す」ついにジュリアーナ、承知させられてしまいましたとさ。その後はベッドシーン。裸に剥かれたジュリアーナが「ひーっ」あ、こんな映画でヘアが見えた(笑)。

 えー、この襲撃で大金を奪ったら偽のパスポートで空路ヴェニスに逃げようという計画だそうで。しがない警備員(ジュリアーナのパパ、ごめん)を協力させたところでそんな簡単に金が奪えるものですかねえ。

 この後マッド・ドッグは不可解なことにホテルから出て行ってしまいます。ジュリアーナを自由にさせて見張りもつけないの。ジュリアーナ、この機会を逃さず警察に飛び込んでサンティアーニにマッド・ドッグがパパラルドを惨殺したこと、化粧工場襲撃の計画を立てていることなどを洗いざらい全部喋ってしまいましたとさ。サンティアーニは彼女と父親の安全は絶対に保証すると誓い、ジュリアーナに父親を説得できたと伝えるように指示します。そして彼ら警官隊は工場で待ち伏せてそうとは知らずにやってきたマッド・ドッグ一味を一網打尽にしようというのであります。

 その襲撃の当日、警官隊は工場に配置されて万全の体制。ジュリアーナがマッド・ドッグから言われていた約束の時間、午後3時ぴったりに彼らはやってきました(笑)。事務所に侵入して金を奪い(あ、本当に金を簡単に奪いやがった!)さあ逃げ出すぞというところで警官隊に取り巻かれてしまったのです。マッド・ドッグたち絶体絶命の大ピーンチ!しかしさすがはマッド・ドッグ、降伏を呼びかけるサンティアーニに「ふふふ、お前がサンティアーニか、ようやく会えたな」と声をかけたりしてまったくひるんでおりません。それどころか工場の女性従業員を人質にしてあっという間に車で逃げてしまったのですって、なんだ、これ(笑)、警察、もっとしゃんとしなはれや。

 車2台で逃走するマッドドッグたち。1台目の乗用車にはマッド・ドッグ、ピエトロ、マリオの三人。もう1台は人質の女たちを乗せたバン。ブルーノが拳銃でジュリアーナを脅かして運転させております。しかしたちまち迫るサンティアーニ指揮のパトカー軍団。ここでパトカーを見つけて動揺したブルーノの隙をついてジュリアーナが隠し持っていた拳銃をズドン!急停車したのでした。これでマッド・ドッグたちは人質を失い、しかもパトカーに包囲されているという大ピンチに陥ってしまったのでした。戦意を失ったピエトロとマリオは車から降りて警官隊に投降します。マッド・ドッグが捕まれば映画はおしまい、めでたし、めでたしなのですが・・・そんなので終わる筈がないじゃないですか。

 やにわに機関銃を車の窓から突き出したマッド・ドッグ、ずどどどどと乱射して警官隊を蹴散らしパトカーの包囲をぶち破って逃走してしまうのであります。ジュリアーナ、「あいつを逃がしてどうすんのヨ、私が狙われちゃうじゃない」サンティアーニ、「なあにお嬢さん、警察があなたを守りますよ」というのですが、果たしてどこまであてになるのやら。

 ジュリアーナの危惧はすぐに現実のものとなります。逃げ延びたマッド・ドッグは駅で彼の妹と落ち合い当座の金を工面します。そうして警戒網を潜り抜けジュリアーナが住んでいるマンション向かいの空きビルに潜むのであります。ジュリアーナは6人の警官にガードされているのですが、そのうち誰も狙撃に絶好のビルがあることに全然気がつかない(笑)。ゆうゆうとライフルを組み立てたマッド・ドッグ、カーテンも引かずに着替えをしている無用心なジュリアーナにずどん!足に命中します。「ギャーッ!」と悲鳴を上げるジュリアーナ。すぐにサンティアーニたちがかけつけてくるのですが、やっぱりマッド・ドッグに逃げられてしまいましたとさ。

 幸いジュリアーナの傷は軽傷でした。しかし、これでこの映画における彼女の役割は終わりましたのであっさりと退場になってしまうのです。マッド・ドッグは妹に「ぜってぇあの女に復讐してやる」と怪気炎をあげていたのにも関わらず二度と彼女を狙おうとしない。どうもいい加減なものであります。

 その代わりと言っては何ですがマッド・ドッグが次に狙ったのはうらみ骨髄のサンティアーニの家族でした。彼はまずビンボー(アルベルト・スクィランテ)という若者を仲間に引き入れます。前々から彼にあこがれていたというビンボー、とっても嬉しそう(笑)。そして二人は車で出かけようとしていたサンティアーニパパ(クラウディオ・ゴーラ)と妹カーラ(マリーナ・ジョルダーナ)を車ごと拉致するのです。サンティアーニ判事はマッド・ドッグに有罪判決を下した男、こいつをやっつけて身代金を奪えば一石二鳥じゃわいとほくそ笑むマッド・ドッグです。

 それだけにサンティアーニ判事とカーラは気が気ではありません。おまけにマッド・ドッグ、彼らの車をとめた二人の警官をマシンガンでずどどど、無造作に射殺したりするものですから心の底から震え上がっております。彼らはそのままサントガータ近郊の隠れ家に連れ込まれてしまうのでした。そしてマッド・ドッグ、ビンボーに脅迫電話をかけさせます。その内容は「サンティアーニ、一億リラの身代金を持ってこい。それをサントガータ市場の泉のところに置くのだ。金を確認したら人質は翌日返す。ヘンなトリックや追ってくるのはなしだぞ。もしそんなことをしやがったらパパと妹は見るも無残なあまりに凄いので葬式屋から引取りを拒否されるみたいなそんな死体にしてやるぞ」というものでした。

 サンティアーニ、部下一人を連れてサントガータ付近で捜索にかかります。

 さて、そのまま一夜が明けました。人質に飯を食わせようというので二人のロープを解いた直後に事件発生。サンティアーニパパが油断していたビンボーから拳銃を奪おうとしたのです。これでカッとなったビンボー、パパに向けて拳銃をずどん、ずどん。「あ、馬鹿、ナニをするんだ」とマッド・ドッグが止めに掛かったのですが時すでに遅し。パパは腹部を朱に染めて倒れます。激怒したマッド・ドッグはビンボーにキック一閃、「てめえ、人質殺したら何にもならないだろう、お前みたいな馬鹿は外で見張りでもしておけ」

 「ぐえぇえ」と苦悶しているサンティアーニ・パパ。カーラはマッド・ドッグに「医者を呼んで」と懇願するのですが呼んでくれる訳がない。逆に「きーきー五月蝿い女だよ、こうしてくれる」剃刀で切りつけられてしまうのです。「ひっ」服と肉を切られて血がたらー。おまけにおっぱいもぽろり。後映画は10分ほどしかないのにサービス精神を忘れない。これがイタリア映画の良いところ(笑)。さらにすぱすぱ切りつけられて血だらけになるカーラ。「痛い、痛い、やめてやめて、助けてー」

 この悲鳴を偶然通りかかったサンティアーニたちが聞いてしまうと(笑)。このご都合主義ももちろんイタリア映画の良いところでありますな。サンティアーニは部下に応援を呼ぶよう頼みます。そして自分は単身隠れ家に乗り込んでいくのでした。その彼の前に立ちふさがったのは見張りをしていたビンボーでしたが、こういうのは雑魚ですからな。サンティアーニ、簡単に射殺してしまいます。そしてついに現れたマッド・ドッグ。彼は血まみれになったカーラを盾にするように抱きかかえ拳銃をつきつけております。「やっぱりやってきたな、サンティアーニ、もう金はいらん、お前を殺すことだけが俺の望みだ、拳銃を捨てろ」「やかましい、この悪党め、お前なんか残りの人生みーんな刑務所の中だぞ、やーい、やーい」「うるさいったらうるさいやい、お前のかあちゃんでべそ、この馬鹿」「馬鹿と言った方が馬鹿やん」きりがないのでさっさと進めちゃいましょう。

 この不毛な口争いの中、カーラが隙をついてマッド・ドッグの拳銃を叩き落としてしまいます。チャンスとばかりにマッド・ドッグに飛び掛るサンティアーニ。マッド・ドッグはナイフを取り出して対抗しようとするのですが怒り狂ったサンティアーニには敵いません。ついにサンティアーニ、「いつまでも貴様の思う通りにはさせん、正義は必ず勝つ」と叫んで必殺のパンチ。崩れ折れるマッド・ドッグです。

 パトカーや救急車がかけつけて救出されるサンティアーニパパとカーラ。手錠をかけられて連行されるマッド・ドッグの姿がえんえんと映って、ああ、まだ映っているよ、しつこいなあ(笑)。ようやくマッド・ドッグが消えてエンドクレジット。

 マッド・ドッグ、とにかく凶悪な輩であるということは分かるのですがちょっとお間抜け。特にジュリアーナを野放しにしたのは愚行としか言いようがありません。ひょっとして「もう何回もヤッてすっかり俺の女になったから裏切るはずがない」とでも思っていたのかしらん。

 カラー・スタンダード、モノラル音声。画質はまあ、中の下というところでしょうか。フィルムの退色が著しくところどころセピア調になっているのが非常にビンボー臭い(笑い)。音にはノイズが混じっていて耳が痛くなってしまいました。13枚組みのDVDボックスセット50 Movie Pack: Drive-In Movie Classics の一本。Digital 1 StopDVD

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