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2007年5月12日 (土)

『Monster on the Campus』(1958年)

 

Monster on the Campus』(1958年)

                        

冷凍シーラカンスの汁で人間が原始人に大変身。原始人なんだから大人しく壁画でも描いていればいいのですがそれじゃ映画になりません。原始人は原始人でも凶暴な原始人に変身して人を襲うのであります。

 警告、警告、このDVDのリージョンは1です。したがって日本国内のDVDプレーヤーでは再生できません。警告、警告。

キャンパスの怪物というくらいですから舞台はアメリカのどこかの町にある大学、ダンスフィールド・ユニバーシティ。研究室で主人公のドナルド・ブレイク教授(アーサー・フランツ)は婚約者のマデリン・ハワード(ジョアンナ・クック・ムーア)といちゃついております。というのもこの教授の研究室にはクロマニヨン人、ネアンデルタール人、北京原人などの顔面模型が時代順に並んでいてその最後が現代の人間となります。マデリンはこの現代の人間女性のモデルとなって顔面の型を取られているのでありました。そんな状況ですからマデリン、顔面を石膏で固められていて身動きできません。ドナルド・ブレイク教授はそんな彼女にコーフンしたのか、「よーし、くすぐっちゃうぞ、こちょこちょこちょー」だって、あー、アホらしい(笑)。

 この型取り作業が上手く終わりまして次に運び込まれてきたのがはるばるマダガスカルから空輸されてきた冷凍状態のシーラカンス。魚体は確かにシーラカンスだけど目が大きくって牙が鋭くとても恐ろしい形相なのが笑えます。これを車から降ろした運搬係の学生、ジミー君(トロイ・ドナヒュー)、一緒に車に乗せてきた犬のサムソンがシーラカンスのケースから溶け出してきた水をぺろぺろなめているのを見て「こら、サムソン、そんな汚いものをなめるんじゃない」貴重なシーラカンスなのに汚いとか言うな(笑)。サムソンはいきなり凶暴となって驚くジミーに飛び掛りがぶ!彼の悲鳴を聞いたブレイクとマデリーンは研究室から毛布を持ち出してサムソンに被せぼこぼこにして檻に収容するのでした。

 ジミーの傷を診察したドクター・コール(ホイット・ビッセル)は「狂犬病ではないようだがもっと詳しく調べる必要がある。私の助手モリー(ヘレン・ウェストコット)を午後8時によこすからそれまでに唾液のサンプルを採取しておいてくれたまえ」

 あっという間に午後8時になりましてモリーが研究室に参ります。サムソンは依然として凶暴なままでブレイクとモリーを見てわんわんわんわんと吠え狂うのでありました。ブレイクは「彼は水を飲んでいるから狂犬病ではない。でも不思議なことに彼は先祖がえりしているようなんだ」「先祖がえりですって」「そう、彼の牙が狼のように伸びているんだよ」あ、確かにサムソンの口の両端から長い牙がにょっきり伸びています。こんな入れ歯付けさせられてサムソンもご苦労さまっス。ここで今夜ダンスに行く約束をしていたマデリンから「早く行きましょうよ」という催促の電話。とたんにそわそわしだしたブレイク、モリーに手伝わせてシーラカンスを冷凍庫へ戻そうとします。しかしシーラカンスの口の中に手を入れて持ち上げようとした瞬間、「あ、いてて」口がぱたんと閉じてシーラカンスの鋭い歯がブレイクの手をざっくりやっちゃった。おまけに慌てた拍子にシーラカンスのケースに溜まっていた水にその傷口をつけてしまうのです。

 傷はたいしたことはないのですが、ブレイクの容態は急速に悪化。立っていられないようになってしまいます。マリーはそんな彼を家まで車で送り届けるのでした。しかし家についた時にはもうブレイクは息も絶え絶え、意識不明の状態に陥ったのでした。あわてたマリー、ブレイクの家に入って電話で救急車を呼ぼうとするのですが、背後で回転するドアのノブ。ゆっくりと開いて何者かが侵入してきます。振り返ったモリーの顔が激しい恐怖に歪んで「ヒーッ!」暗転します。

 その頃自宅でいつまでもブレイクが来ないのにいらだっているマデリーン。父親から「シーラカンスが来たんだ。そりゃ時間だって忘れるさ」と言われるのですが、シーラカンスも大事かも知れないけどアタシのダンスの方がもっと大事だわというマデリーン、研究室へ彼を迎えに行くのでした。管理人のタウンゼント(ハンク・パターソン)に鍵を開けてもらって研究室へ入るとブレイクの姿はなし。「じゃあ、もう家に帰ったのかしら、おかしいわねえ」といぶかしがるマデリーン。ここでタウンゼントが檻の中のサムソンに手を伸ばしたのを見て「あ、その犬はおかしいんです。危ないわ」ところがサムソン、素の愛想の良い犬に戻っておりましてタウンゼントの手をぺろぺろ。タウンゼント「はは、可愛い犬じゃないですかねえ。犬は私が犬好きなのを分かるんですよ」

 釈然としないマデリンでしたがとにかくブレイクの自宅へ向います。到着したらあれ、玄関前に見知らぬ車が止まっている。玄関開けっ放しで何か様子がへん。おそるおそる中へ入ってみますと部屋の中が滅茶苦茶に荒らされているではないですか。「ドナルド!」婚約者の姿を求めて半狂乱になるマデリン。すると庭の方からうめき声が聞こえてきたのです。急いで庭に出たマデリンが見たのは倒れているブレイクと木の枝に吊るされているモリーの死体でした。「ひいいー」悲鳴を上げるマデリンです。

 ちなみにこのモリーの死体は彼女自身の髪の毛を使って木の枝に吊るされております。猟奇ですねえ、ぞくぞくしますねえ。

 当然ながら疑われたのはブレイク。マイク・スティーブンス警視(ジャドソン・ブラッド)は気分が悪くなってモリーの家まで送って貰った、それから先は全然覚えていないというブレイクの証言を聞いて「覚えていないと言われてもねー」おまけにモリーの手に握られていたのがブレイクのタイピンだったのです。スティーブンス警視は「はい、モリーは争いになってあなたのタイピンをもぎ取ったに違いありません。後は警察署で話を聞きましょう」ブレイク、マデリンの抗議にも関わらず連行されてしまったのでした。

 しかし、この後新たな証拠が見つかります。マデリンの引き裂かれた写真に残された指紋、ガラス窓にべったりとついた手形、このいずれもがブレイクのものでないことが分かったのです。「すると第三の存在がいたことになる。こいつが真犯人だ」ということでめでたく釈放されるブレイクでありました。

 さて釈放されたブレイクは無事大学に復帰。学生たちにシーラカンスの講義をやったりなんかしております。それが終わった後でやってきたのがジミーと恋人シルビア(ナンシー・ウォルタース)のコンビ。「先生、サムソンをそろそろ連れて帰りたいのですが」ブレイクは「いやいや、彼にはちょっと先祖がえりのような症状が現れていてね。まあ実際に見てみたまえ」ブレイクは檻の中のサムソンを二人に見せて「ほら、彼の牙が狼のように伸びているだろ、あれ、あれれ」ブレイクはびっくりします。昨日あれほど延びていた牙が元通りになっていたからです。ブレイクはよろめいて机に手をついて体を支えると「あれは私の幻覚だったのか、それとも犬をすりかえられたのか」先生、すり替えたってそんな引田天功じゃないんだから(笑)。

 マリー殺害事件に対する警察の捜査はいっこうに進展しません。それでも狙われたのはブレイクであろうという推測のもとに警察のボディガード、エディ・ダニエルズ(ロス・エリオット)が彼の身辺を警護することになりました。彼の監視下で研究室でシーラカンスを調べるブレイク。すると開けておいた窓から一匹のトンボがぶーん。シーラカンスの上に止まったのであります。もうこの先何が起こるか丸分かり(笑)。一方シーラカンスの細胞を顕微鏡で調べていたブレイクは「あ、なんということだ、バクテリアが結晶化しているぞ、これは大変だ」なるほどバクテリアが固まっておりますな。しかしドクター・コールを呼んで見てもらうと「なんだ、これ普通のバクテリアじゃないか」さっきの固まっていたバクテリアが活発に活動をしているという・・・。ブレイクの面目丸つぶれ。

 この後またジミーとシルビアがサムソンを貰い受けに大学にやってきます。キャンパスを歩いているとぶーんぶーんという謎の羽音。もうこの正体は皆さん、お分かりですね。木陰でキスしようとしたら背後から手がにゅーっ。「キャーッ」と悲鳴を上げるシルビアですが、これは別のカップルだったというオチ。さっさと研究室に行けよ、お前ら。

 ジミーとシルビア、サムソンを連れて帰ろうとするとまたぶーん、ぶーんという謎の羽音です。しかも今度は窓にがちんがちんと何かがぶつかっている。ブレイクがブラインドをぱっと引き上げると浮かんでいたのは大トンボでありました。ブレイクは「よし、こいつを捕まえよう」と窓を開けて研究室に大トンボを誘いこむのです。そしてシーラカンスに止まったところをエディと二人で網を被せて見事捕獲に成功。しかし大トンボも負けてはいません、その鋭い歯でびりびりと網を引き裂き始めたのです。「わわ、こいつはいかん」ブレイク、ナイフで網越しに大トンボの背中をぐさーっ。ああ、なんてことを(大笑い)。

 ブレイクは大トンボを調べて「おお、これはトンボの祖先メガニューラじゃないか。こいつはシーラカンスに止まって先祖がえりした、サムソンは」ブレイクはジミーに「サムソンはシーラカンスに近づかなかったかね」「そう言えばサムソン、シーラカンスの溶けた水をなめていましたよ」ジミーは当惑しながら答えます。「そうか、この二つには関連があるに違いない!」

 ブレイクはジミーたちを帰してメガニューラの死体を調べ始めます。この時メガニューラから滴った体液がブレイク愛用のパイプに!というのはちょっとやりすぎじゃありませんか(笑)。ボディガードのエディも警察への定時連絡のために出て行ったので研究室に一人となったブレイクはパイプをぷっぷか吹かしながらメガニューラを調べるのですが・・・。まあ、こういう貴重なサンプルをパイプ片手に調べるのはどうかということは置いておきましてパイプに垂れたメガニューラの激濃汁がたちまち効き目をあらわしてふらふらとなるブレイク。彼の視界がぐにゃりとゆがみます。そしてその視界の中で小さくなるメガニューラ、毛むくじゃらの手がそれを叩き潰してしまいます。戻ってきたエディ、研究室の中から唸り声がするのに気がついて「先生、大丈夫っすか」と飛び込んだのでした。

 研究室へ飛び込んだエディは呆然とします。中がめちゃくちゃに荒らされていたからです。しかもブレイクの姿はどこにも見えません。何者かが窓を破って逃げ出した形跡があることを発見したエディ、自分も外に出て追跡を開始します。拳銃を構えて慎重に進む彼の眼が捕らえたのはフーフー唸っている大男。「こら、待て、お前」逃げられてしまいました。エディは緊急用電話でスティーブンス警視に電話で応援を要請します。「なんか凄い奴なんです。ありったけのパトカーを送ってください。たのみますよ」その彼の首に毛むくじゃらの手が伸びて「ブレイク教授は行方不明です、とにかく急いでくださいぐっ!」首を捻られてエディあえなくあの世行き。

 ブレイクは前回の時と同じく意識不明になって外に倒れていたのです。彼のシャツはぼろぼろ。しかし今回も普通の人間とはとても思えない足跡が発見されたので彼は疑われることもなかったのです。まあ、二人の人間が無残に殺されてそのたびに意識不明になって倒れている男、こんなに怪しいものもないのですがねえ(笑)。

 あまつさえブレイクは人間二人を殺した犯人についてスティーブンスやマデリーンのパパであるハワード教授(アレクサンダー・ロックウッド)に次のような推論を聞かせるのでした。「あれは人間が先祖がえりして原人になったのです。ほら、犬のサムソンがやっぱり牙が伸びて狼のようになった。この二つには関係があるのですよ」スティーブンスもハワード教授も当然のことながら信じようとはしません。二人の冷たい反応に怒ったブレイク、「チクショー、だったら私がそれの存在を証明してやる!」

だから先祖がえりしたのはお前だっての(笑)。

 それからブレイクは以前にもましてシーラカンスの研究に取り組みます。研究に熱中するあまり講義もさぼっちゃう。おまけに新聞に例の「原人がやったのだ」説を喋っちゃってニュースになっちゃったからもうはワード教授はかんかん。マデリーンは心配してブレイクの研究室にやってくるのですが、ブレイクは彼女に目もくれようとはしません。それどころかシーラカンスの輸入元であるマダガスカルのタナリーブ研究所のモーロー教授のところに長距離電話をかけ始めたのです。マデリーンからそのことを聞いたハワード教授はさらに怒りを露にして「マダガスカルに長距離電話だって、一分間で五ドルもかかるじゃないか」怒っているのはそこかい(笑)。
 
 ハワード教授はドクター・コールを連れて研究室に乗り込みます。そして二人で「君は病気だ、おかしいのだ、休まなくてはならない。マダガスカルに長距離電話を88分だって正気の沙汰じゃないぞ。440ドル電話代が掛かるんだぞ」そんな二人にクレイグは「今から説明したいことがあります。スティーブンス警視を呼んで下さい」「そりゃ、警官も必要になるだろうさ」スティーブン警視が駆けつけてくるのを待ってブレイク、得々と説明を始めます。「シーラカンスはどうして進化せずにいられるのか。何がこの魚を進化の抗いがたい力に対抗させているのか、それは」フラスコに入った透明な液体を三人に見せるブレイク。「シーラカンスの血液の血漿なのです。この血漿がシーラカンスを進化しないままに止めているのです。ではこの血漿を他の生物に注射するとどうなるのか、先祖がえりしてしまうのですなあ」三人は呆れ顔。ハワード教授が「しかし、コモロ島の住人はどうなる。彼らはシーラカンスを常食しているのに誰も原人に戻ったりしてないぞ」

 ブレイクはにやりとして「それはガンマ線処理をされていないからです。今回運ばれてきたシーラカンスには輸送のために防腐処理として放射線を照射していたのです。私がガダルカナルじゃなかったマダガスカルに440ドルも使って長距離電話を掛けたのはそれを調べるためでした」スティーブンス警視は得意満面の彼に尋ねます。「じゃ、あのー、犯人は誰なんだい」「それは私が留守中に研究室に忍び込んできた誰かでしょう。そいつはシーラカンスの歯でうっかり傷を作ってしまったのに違いありません。その傷口から血漿が・・・」はっとなるブレイク。それって俺じゃん!彼は急にうろたえて「あ、やっぱり私は体の調子が悪い、どこかで休まなくてはなりません」突然の態度の変化にいぶかしがるハワード教授たちですが本来の目的は彼に休養を取らせることだったのです。チャンスとばかりにハワード教授、「じゃあ、私の山荘を使いたまえ、あそこならゆっくり休めるだろうさ」

 しかしブレイクの目的はもちろん休養を取ることなどではありません。人里離れた山荘でさきほど思いついた恐ろしい疑いが本当かどうか確かめようとしていたのです。あ、よせばいいのにシーラカンスの血漿を自ら注射しやがった!彼は部屋にいくつものカメラを仕掛けて紐でシャッターと彼の体とを繋ぎます。彼が変身して暴れだしたら自動的にシャッターが降りて撮影されるという仕組み。やがて彼の顔がだんだん毛むくじゃらになっていってウォー!はい、三度変身するブレイク。

三度はさんどじゃないですよ、みたびって読むのですよ。

 その頃マデリーンは山荘に向けて車を飛ばしておりました。実はジミーとシルビアに例のメガリュームの話を聞かされたのです。今の今まで大トンボの話はブレイクの幻覚だと思っていたマデリーン、それが現実の存在であることを知って「大トンボがいるなら原人がいたっておかしくないわ。ああ、ブレイクがアブナイ」と思ってしまったのですねえ。あまりに猛スピードで飛ばしていたので彼女の車を目撃した森林パトロールのトム・エドワーズ(リチャード・H・カッティング)が何事ならんと追いかけることになります。

 車を飛ばすマデリーン、その前に現れたのはブレイク=原人でした。その恐ろしい姿に悲鳴を上げてハンドルを切り損ねるマデリーン。車は藪に突っ込みマデリーンは投げ出されてしまうのでした。その彼女に近づき興味深そうに眺める原人。どうやら先祖がえりしても彼女が自分にとって特別な存在であることを覚えていたようです。そこに駆けつけてきたのがトム。彼は「おい、彼女は大丈夫か」と原人に声を掛けるのですが振り返ったその姿を見て仰天。「わあ、化け物だあ」彼は事務所へ戻って電話でスティーブンス警視に応援を要請するのでした。

 原人はマデリーンを連れて逃げ出します。後を追うトム。彼は拳銃を発射、原人の腕に命中させたのです。「んがあ」苦痛のわめきをあげる原人。しかし原人、マデリーンを降ろすと山荘から持ち出してきていた手斧をトムに向ってびゅっ。手斧はトムの頭に命中、彼を即死させたのでした。これはちょっとかわいそうな死に方ですな(笑)。原人も腕の痛みに耐えかねがっくりと膝を突いてしまいます。この間に意識を取り戻したマデリーン、「ひーひー」言いながら立ち上がってブレイクがいる筈の山荘に逃げ込むのでした。

 しかし山荘の内部はこれまたぐちゃぐちゃになっています。立ち尽くす彼女の背後に現れたのは・・・ブレイクでした。「ああ、ドナルド」としがみつくマデリーン。「あなたは無事だったのね、良かったわ」ブレイクはそんな彼女をそっと押しのけ「ありがとう、でもこれから写真を現像しなくちゃならないんだ。犯人が写っているかも知れないからね」現像してみるとなるほどあの原人が写っております。マデリーンは無邪気に「あら、この化け物、あなたと同じシャツを着ているわ」だって(笑)。ブレイク、ついに自分自身が化け物であったことを知るのでした。驚きのあまり立ち尽くすブレイク。

 ここでようやくハワード教授、ドクター・コール、スティーブンスが到着します。ブレイクは彼らに向って「ついに怪物の正体が分かりましたよ」そしてマデリーンを残し3人を外に連れ出したのでした。彼はハワード教授に「あなたに怪物の正体をお教えしましょう、コール先生と警部はここで待っていてください」教授と二人きりになったブレイクは「教授、怪物の正体は私だったのです」隠し持っていたシーラカンスの血漿の壜を出して「これを注射したら怪物になるんだ。そうしたら後生ですから私を射殺してください」ブレイクは教授がやめろやめろと叫ぶのに構わずぶすっと注射。あっという間に原人に変身します。「がおー」「ひーっ」仰天したハワード教授、ピストル撃つのも忘れて逃げ出します。「ぐわあ」彼を追っかける怪物。ああ、教授危うしと見たスティーブンス警視が拳銃を乱射、原人に命中したのでした。

 ばったり倒れる原人、スティーブンスはその死体を恐ろしげに見て「やっぱりブレイクの言ったことは正しかった。ところで教授、ブレイクはどこですか」教授は世にも暗い顔で「それがブレイクだよ」立ち尽くす三人のまえで原人の顔が徐々にブレイクのそれに戻っていきます。ここでエンドマーク。

シーラカンスの血漿を注射しなけりゃ変身しないのですから、ブレイク、知らん顔をしてればいいのではないかと思います(笑)。フツー、こういう映画なら一度変身したら後は自分の意思に関わらず勝手に原始人に変身しちゃって人殺しという展開になるものなのですが。

モノクロ・スタンダード モノラル音声。画質・音質は極上。「クラシック・サイファイ・アルティメイト・セット」(『Tarantula 』『The Mole People』『The Incredible Shrinking Man』『The Monolith Monsters』『Monster on the Campus』を収録したボックスセット)。DVDのケースには薄いプラスチックのアウタースレーブまでついていてなんだかとっても豪華であります。こんなDVDセットならわたしゃ10万枚欲しい。英語字幕つき。ユニバーサルのDVD

 エロの冒険者 

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      SFシネクラシックス 輸入DVDでみるSF黄金時代(笑)

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