« 『吸血鬼ドラキュラの花嫁』(『The Brides of Dracula』 1960) | トップページ | 『吸血鬼の接吻』(『Kiss of the Vampire』 1963年) »

2007年5月29日 (火)

『サント対狼女』(『Santo contra las lobas』 1972)

 

『サント対狼女』(『Santo contra las lobas』 1972

やや、このDVDはリージョンが1(アメリカ・カナダ)&4(中南米、オセアニア, アルゼンチン・ブラジル・チリ・ペルー・メキシコ・コロンビア・オーストラリア・ニュージーランド)ではありませんか。リージョン違いで国内プレーヤーで再生できないサント映画は『サント対火星人』と本作の2本。こんな映画でそんなケチなことをしてどうするのかと思います。

(註 『サント対火星人』は再発のCOLECCION GRANDES CLASICOSシリーズ版がリージョンフリー仕様)

警告、警告、このDVDのリージョンは14です。したがって日本国内のDVDプレーヤーでは再生できません。警告、警告。



 暗闇の中、女(エリカ・カールソン)が延々と歩き回るオープニング。彼女はどこからか聞こえてくる「女王よ、待ち焦がれたぞ」「こちらへおいでなされませ」という声に導かれている様子です。彼女は道路を渡り、ビルに入って階段を上り、上がった階段を降り、また外に出て道路を歩き、またビルに入ってまた階段を下って地下室へって何時まで歩いてんねん!その女の前に出現したのが髪はぼうぼうで毛皮の服を着たまるで原始人のような老婆(タマラ・ガリナ)。彼女は「わしはなあ、人狼族の女王 ルバじゃあ」と名乗ります。女は驚いて逃げようとしたのですがどこに隠れていたのか、やっぱり原始人のようなカッコをした人狼族たちがわらわら沸いてでてきて彼女たちを取り囲んだのです。

ルバはさらに「今宵、わしはそなたと一緒になる。そなたの若い体の中へ生まれ変わるのじゃ。そして新しい女王が誕生するのじゃあ」ルバは女にナイフを手渡します。「それでわしを刺すのじゃあ」女、ナイフを振り上げてぐさっ。倒れたルバの体に人狼たちが群がってぼりぼりがりごりと食べちゃった。女、ナイフをぽとりと落とすと「皆のもの、わしが新しい女王じゃあ、生まれ変わったのじゃあ」と叫びます。歓喜のどよめきを上げる人狼族。この叫びがプロレス会場の熱狂した観衆にオーバーラップして・・・。

 しかし新しい女王様も喋り方まで受け継ぐ必要はないと思うのですが(笑)。

 サントのタッグマッチです。熱狂した観衆はいつものサントコール。「そこのけ、そこのけ、我らのサントがぶっ飛ばす! サント、サント、ラララ」この応援に気をよくしたサント、名前すら紹介されないタッグパートーナーと相手チームをこてんぱんにやっつけてしまうのでした。控え室へ下がるサント、そこへ尋ねてきたのがああ、あれは冒頭で人狼の女王の魂を受け継いだ女、新しいルバではありませんか。ルバはサントにしなだれかかって「ねえーん、サントさん、私あなたの大ファンなのよう、もっと良くあなたのことを知りたいわあ」しかしさすがはサント、「ははは、まあ、そういうことは止しておきやしょう、今日のところはおかえんなさい、お嬢さん」ぷんぷんしながら帰っていくルバ。

 この様子をじっと見ている男(フェデリコ・ファルコン)あり。しかしこの男、ルバの連れていたシェパード犬に追っかけられて慌てて逃げたりしております。なんだ、カッコ悪いぞ。

 犬からようやく逃れた男、彼もまたサントの控え室を訪ねるのです。「サントさん、私は私立探偵のジェイミー・ポンスです」なんだか鍋物に合いそうな名前ですな(笑)。彼はいぶかしそうにしているサントに「これから話すことは大変に不思議なことです。あなたには信じてもらえないかも知れない。それでもとにかく私の話を聞いてください」こうしてポンス、彼の雇い主がマーシュ村に住むシーザー・ハーカーであること、その村は人狼伝説で有名であること、シーザーの一族は先祖代々人狼と戦っていること、そのシーザーがサントの助けを求めていること、などをサントに説明するのでした。

 サントは呆れて「狼男ってああた、そんなものがいるわけがねえ、気でも狂ったのかね」でもサント、あなたは1972年の『Santo y Blue Demon vs. Dracula y el Hombre Lobo』で狼男と戦っているじゃないか、それなのに「気でも狂ったのかね」はないんじゃないか(笑)。話を信じてもらえず落胆するポンスですがそれでも彼はサントに一通の手紙を渡します。「気が変わったらこの手紙を読んでみて下さい。シーザーと会う方法が書かれています」控え室を立ち去るポンスです。

 サントも着替えを終えて帰宅しようとします。しかし控え室を出たとたん、「わんわんわん、わわわんわん」二頭のシェパード犬が襲ってきたのです。「わあ、あっしは犬には弱いんだ」と叫んで逃げ出すサント。オバQかっての(笑)。試合場へ逃げ込みます。さらにリングの上に上がったのですが犬達は執念深く追いかけてくる。「わんわん、わわわんわん!」犬たちはサントに襲い掛かかります。「ひい、た、助けてくれー」あー、サントが助けを求めているぞ、これは珍しいシーンだなあ。この叫びを聞きつけた警備員が駆けつけてきてリング上のサントに「一体どうしたんですか」「どうもこうしたもありゃしねえ、でけえ犬があっしを・・・、あれ」サントは驚きます。犬が煙のように消えてしまっていたからです。「たしかに犬が二頭いたんだが」ぼりぼりと頭をかくサント。警備員たちはそんな彼の姿をみて「これはあれだよ、試合で頭を殴られたり蹴られたりしたもんだから」「ああ、これか」指を耳の周りでくるくる回す警備員、あ、なんと失礼なことをする奴らか(笑)。

 ちなみにこの犬は本当は狼だそうであります。狼だって言われても「わんわん」吠えているし、サントも「犬だ」って言っている。それはちょっと無理があるのではないでしょうか。

 さて車で帰宅途中のポンス、突然飛び出してきた女に驚いて急停車します。血だらけのその女は誰あろうルバ。彼女は「助けて、狼男に襲われたのよ」サントに狼男の話をしたその帰り道に狼男に襲われた女に出会う。こんな偶然ある訳がないのですが、ポンスは疑いもせずにルバを助けてしまうのです。そして彼女を自分のホテルへ連れていき、「怖かったでしょう、さあ、このウィスキーをお飲みなさい」なんてやっているうちに良いムードになってキス。ぶちゅぶちゅうちゅちゅちゅー。そのままベッドインと相成ります。

 一方サント自宅に戻って着替えをしようとクローゼットを開けたらまたも「わんわんわん、わわわんわん!」犬、じゃなかった狼が飛び出してきたぁ。「うわあ、だからあっしは犬には弱いって言ったじゃないか」サントは逃げてソファーの陰に飛び込みます。おっかなびっくりで顔を出してみると、ああ、なんということでしょう、再び、犬じゃなかった、狼の姿は消えていたのでした。ここで場面はポンスのホテルへ戻って今まさに真っ最中というところ。しかしその時いきなり女が唸り始めた。ポンスびっくりして女の顔を見るとああ、狼女だ、顔面だけ毛むくじゃらだ、これは酷い(大笑い)。ポンス、ピストルで狼女を撃つのですがまったく効果なし。逆に狼女にかじられてはい、一巻の終わり。

普通の女性の顔面に毛をもじゃもじゃに貼り付けただけという世界一やる気のない人狼メイクです。

 二度も怪奇な犬じゃなかった狼に襲われたサント、ポンスに電話しようとしましたが何しろ狼女に齧られちゃっていますからな、通じません。サントは仕方なしに彼から渡された手紙にしたがって依頼主のシーザー(ロドルフ・デ・アンダ)と会うことにしたのです。翌日手紙で指定されたホテルへ出向きシーザーと対面するサント。シーザーは「うちの一族は先祖代々人狼と戦ってきたのです。サント、私たちを助けてください」こんな話をしている最中にホテルのプールで泳いでいた女がいきなり「きゃあ、足が攣った」と叫んで溺れ始めました。シーザー、サントとの会話をあっさり中断してプールに飛び込みます。娘を助けようとしたのですがいきなり娘は助けにきてくれた筈のシーザーの頭を掴んで水に押し付けちゃった。「わあ、何をするがぼがぼ」これを見たサント、プールに飛び込んで娘をがっと捕まえると容赦のないパンチを浴びせて失神させるのでした。しかし、この娘、連れていこうとしたホテルのスタッフの手を逃れてあっさりと逃げてしまいます。

 シーザーは「あれは狼女です。奴らは私の存在を邪魔に思っているから私を殺すチャンスを狙っているんです。この間もゴルフをしていたら何者かがゴルフボール爆弾を使って私を攻撃してきたくらいです」シーザーはサントの手を取ると「お願いです、サント、私たちを助けてください。リカルスの本に書いてありました。銀のシンボルのみが人狼を滅ぼせると、サント、これはあなたのことですよ」今ひとつ良く分からない理屈ですが(笑)サントは頷いて「ようがす、そこまで言われたらこのサント、断ることなんてできねえ、やらせていただきやしょう」

 その仕事の前にとりあえずプロレスを一試合(笑)。今度はシングルマッチ。サント、相手のマスクを剥して見事勝利するのでした。

 そんな試合なんかやっているから肝心のシーザーが狼女ルバに襲われて死んじゃったじゃないか。この時狼女毛皮のビキニの胸を押さえております。どうやらシーザーと争った時にビキニのヒモが切れちゃったらしい(大笑い)。狼女はビキニの胸を押さえたまま逃げ出します。後を追ったのがシーザーが経営していた牧場の牧童たち。馬を使って狼女を追い詰めます。不可解なことに何もされないうちからばったり倒れる狼女。あ、死んじゃった。一体これはどういうことなのでしょうか。

きっとこの狼女のあっさりとした死に様が後の伏線になっているのだと思ったのですが…、そんなことはありませんでしたねえ(笑)。


 さらにそんな中新たな登場人物が。シーザーの近所に住むジュリエッタ(エミリア・カランザ)です。彼女はルバを殺されて?怒り狂う人狼族の咆哮に怯えておりました。彼女は侍女のジプシー・アナに二人の娘アドリアーナ(グロリア・メイヨ)、エロイーザ(ヌビア・マルティ)を監禁するように命令します。部屋に閉じ込められおまけに手かせまでつけられた二人の娘は「やめて、出して」と泣き叫ぶのですがアナはまったく気にしません。その作業を手伝っているのがおなじみカルロス・スアレズ(笑)。まったくこの人はどこにでもでて来ますな。

 さて、試合を終えたサント、シーザーの牧場近くの駅へやってきます。ここでシーザーと待ち合わせをしているらしいのですが、なんで直接サントカーで行かないのだろう。夜中に覆面レスラーが突然現れたものですから駅員のおじいさんびっくり。そりゃ、びっくりしますわな(笑)。でもすぐに「おお、アンタはサントかい、あたしゃ、あんたのファンなんだよ」となるのはサントの人徳のゆえでしょうか。この時駅員トランシルバニアから送られてきたという大きな木箱をサントに見せるのです。「最近こんなの増えてね、もう重くって困っちゃうのよ」おじいさん、こんなことを言っております。

 サントはなぜか警察へ電話。電話を受けたパチェコ警部(ブルーノ・レイ)はなぜかサントのことを知っていて「あ、じゃ駅に迎えをやりますから」だって。そしてその迎えというのがシーザーの弟エリック(ロドルフ・デ・アンダの一人二役)でした。不思議に思ったサントが「兄さんはどうなさったので」と尋ねると「狼女に殺されました」フツー、こんなこと誰だって驚きますよね、しかし、ここはさすが我らのサント、動揺のかけらも見せずに「はあ、そうですか、じゃ、参りましょうか」だって。

 サント、これはあまりに不人情ではないのでしょうか。それにこの一人二役、まったく意味がありません。役者のギャラ節約にしか役立ってないんじゃないでしょうか(笑)。

 サントがエリックの案内でシーザーの遺体と対面します。その時人狼の一群が駅を急襲、おじいさんを惨殺しあの謎の木の箱を奪ってしまったのです。中に入っていたのはドラキュラじゃなかった狼男。人狼一族の王だったのです。

 箱の中から蘇った狼男キング(笑)、人狼たちに怪気炎を上げます。「ウォーでがんす、兄弟たちよ、ハーカーの奴らめを殲滅するのだ、そして地上を我が物とするのだ、ウォーでがんす。女王は死んでしまったが次の偉大なる赤い月の夜に新しい女王を決めるぞ、ウォーでがんす」大歓声を上げる人狼たち。この時監禁された姉妹アドリアーナ、エロイーザのうちどっちか、多分アドリアーナと思うのですが、「お前は狼だ、狼の女王になるのだ」と言われるおせっかいな夢をみて飛び起きるのでした。

 翌日サントはマーシュ村で聞き込みを開始。いつの間にかジプシー(カルロス・スアレズ)と仲良くなっていて二人で回っております。しかし村の人々はせっかくサントが尋ねてきたというのにけんもほろろの扱い。サントが「何かヘンなものをごらんになりませんでしたか」と聞くのに村人たちは「そんなもん、見てねえよ、出て行け」とこうくるのですから。さらにもっと酷いのになると「へ、ヘンなもの、そりゃ、この昼日中に銀のマスク被っているお前だっての」村人たちはサントとジプシーに石を投げつけます。それどころかライフルもってずどんずどん撃ってくる奴もいる。命からがら逃げ出すサントとジプシー。

 なにか何時ものサント映画と随分違いますなあ。フツーならサントを見た人はみんな感激して惜しみのない協力を申し出るものなのですが。

 さてしめやかに執り行われるええと誰だっけ、そうだ、シーザーだ、シーザーのお葬式。この場にこの映画の主要人物が集まります。丁度いい機会なのでまとめて紹介しておきましょう。まず、サント、殺されたシーザーの弟エリック、そのエリックの婚約者エロイーザ、エロイーザの妹のアドリアーナ、この二人が一時閉じ込められていた姉妹ですね。彼女達の父親でジュリエッタの兄がドクター・マーカス(カルドス・ヨルダン)、後はパティコ警部。本当にどうでも良いのがずらずらおるのう(笑)。

 ここで駅が襲われ駅員が惨殺されたという知らせが入ります。現場へ赴き死体を調べるマーカス博士にサントは「これは狼男の仕業でさあ、昨晩あったトランシルバニアからの荷物が奪われちまっている。トランシルバニアと言えば狼男の本場ですぜ」あ、そうなのですか、私は今の今までトランシルバニアは吸血鬼の本場だと思っていました(笑)。しかしドクター・マーカス、「君、サント君ともあろうものがそんな馬鹿なこと言ってちゃいけないよ、狼男だって、そんなの迷信に決まっているじゃないですか」しかしそれでいて、ドクター・マーカス、ルバの死体を調べて「どうしてか分からんが、この女は一ヶ月前に死んでいたのだ」と宣言したりするのですから訳が分からない。

 エロイーザはエリックに「私、自分が狼女になって駅員を襲う夢をみたの、きっと私は狼女なのだわ」などと言っております。あれ、夢を見たのはアドリアーナじゃなかったの?良く分からないけれどももうどうでもいいや。

 ここでまた一人新たな登場人物。マーシュ村に動物学上のリサーチをするために来たというライカン(ジョージ・ラセク)であります。その名の通りこいつはあの狼男の王が人間になった姿。彼はマーカス家の人々を自分の屋敷で行われるパーティに招待したのでした。もちろん、これは罠なのですがそんなこととは夢にも思わないマーカス博士達、その招待を快諾するのです。もちろん、サント、エリックも一緒です。

 何時の間にやらサント、アドリアーナとデキている様子。まったくもう油断もすきもありゃしませんな(笑)。

 さて連れ立ってライカンのパーティへ出かけるサントたち。宴が盛り上がるとみんなダンスを始めます。この時エリック・エロイーザ、アドリアーナは他の客から宝石のコレクションを見せましょうという誘いを受けてサント、ジプシーから離された。ダンスの輪がサントとジプシーを取り巻いてぐるぐる回転します。この回転が最高潮に達した時、突然踊っていた人々が人狼に変身して襲い掛かってきた。同時に電気も消えて会場は大パニックです。しかしサントとジプシー、襲い掛かってくる人狼たちと勇敢に戦います。この辺画面が暗いので良く分からないけれども彼らはエリックとエロイーザを見つけて一緒に車で脱出します。アドリアーナのみ姿が見えず人狼たちに攫われたと思われたのですが、彼女も帰る途中で偶然に見つけちゃった。結局みんな無事にマーカス家に戻れたという訳で人狼たち、大言壮語していた割には詰めが甘いですなあ。

 この後倒れていた狼男の王がライカンに変身し立ち上がるシーン。ライカン、「ふふふ、もうすぐ偉大なる赤い月の夜がやってくる。サント、その時はお前も我々の仲間になるのだ」って覆面レスラーを狼男にしてどうしようっていうんだ(大笑い)。

 マーカス家へ戻ったサントたち。家の中に入ったらあのマーカス博士が狼男になっていたのにびっくり仰天。マーカス博士は「実は我々も人狼の一族だったのだ。サント、この呪いをといてくれ、伝説には銀のシンボルだけが人狼の呪いを滅ぼせるとある。その銀のシンボルとは君のことなのだ」サント、白け顔で「いや、だからそれはもうシーザーから聞いてやすから、何度も繰り返さなくて結構でさぁ」このあまり意味のないドクター・マーカスの告白が終わっていよいよ人狼たちとサントたちの最終決戦。サントはマーカス家の使用人たちに銀の弾丸がこめられたライフルを渡して「おめえは東側に回ってくれ」「おめえは納屋を頼む」と指示しております。

 サントはさらにジプシーに「おめえはアドリアーナ、エロイーザ、それに子供たちを連れて車で脱出するのだ」しかし、エロイーザはエリックと一緒にいたいということなので残留決定。アドリアーナもサントに「私、ここに残りたい、だってあなたを愛しているのだもの」サントはアドリアーナにキスして「おいらもおめえにホの字だぜ、だからおいらの願いを聞いて脱出しておくれ」「分かったわ、サント」結局逃げるならさいしょっから大人しく車に乗っておれ!と思うのは私だけでしょうか。

 ジプシー車をスタートさせます。しかし彼らを待ち構えていたのは人狼の群れ。人狼たちは火のついた枯れ草を投げつけたり大勢で取り囲んで窓ガラスを叩いたりします。ジプシー、これを突破できずに結局マーカス家へ逆戻りさせられてしまったのでした。

 いよいよ赤い月が昇って開始される人狼の総攻撃。見張りが次々にやられ人狼たちは屋敷内に侵入します。ついでにジュリエッタがいきなり狼女に変身してウォー。エロイーザとアドリアーナを襲おうとしてサントにやっつけられます。サント、「彼女が新しい女王だったのだ」だって。ええ、アドリアーナとエロイーザが見た夢ってのは一体何だったのでしょう(笑)。この後サントは狼男の王と一騎打ち。「ウォーでがんす、ウォーでがんす」と暴れまわる王でしたが「サントを守れ」という声とともに集まってきた使用人たちのライフルを受けてたまらず逃げ出します。他の人狼たちも退却して「よし、俺たちは勝ったのだ」みんな大喜び。

 そんな中一人狼男の王を追うサント。「彼奴を倒さなければ呪いは解けねえ」ということなのですね。王とサント、二度目の一騎打ち。「ウォーでがんす、ウォーでがんす」暴れまわる王を抱え上げたサント、崖下へぽい。ついに彼をやっつけたのです。ここの人狼の呪いは消滅したのでした。エンドマーク。

 映画はデタラメ極まるものですが、サントの意外な扱われ方が面白かったですな。犬じゃなかった狼に追いかけられて情けない声で助けを呼ぶサント、そのサントの正気を疑う警備員、サントを追い払う村の人、いや、たまにはこんなサントもいいものです。

 カラー・スタンダード モノラル音声。画質はひどいもの。ダビングを重ねたVHSのような色の滲みがあって落ち着いて見ていられません。暗い場面じゃ何やっているのか分からないし誰だ、こんなDVD売ろうと思ったの。英語字幕付 Hannover House LockDVD

エロの冒険者 

       HOMEPAGE http://homepage3.nifty.com/housei/

      SFシネクラシックス 輸入DVDでみるSF黄金時代(笑)

|

« 『吸血鬼ドラキュラの花嫁』(『The Brides of Dracula』 1960) | トップページ | 『吸血鬼の接吻』(『Kiss of the Vampire』 1963年) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『サント対狼女』(『Santo contra las lobas』 1972):

« 『吸血鬼ドラキュラの花嫁』(『The Brides of Dracula』 1960) | トップページ | 『吸血鬼の接吻』(『Kiss of the Vampire』 1963年) »