« 『吸血狼男』(『The Curse of the Werewolf』 1961年) | トップページ | 『サント対狼女』(『Santo contra las lobas』 1972) »

2007年5月29日 (火)

『吸血鬼ドラキュラの花嫁』(『The Brides of Dracula』 1960)

 

『吸血鬼ドラキュラの花嫁』(『The Brides of Dracula』 1960

ハマーのドラキュラ映画。ピーター・カッシング演ずるヴァンパイア・スレーヤー、ヴァン・ヘルシングがカッコいい。やっぱりヴァン・ヘルシングはピーター・カッシングに限ります。

警告、警告、このDVDのリージョンは1です。したがって日本国内のDVDプレーヤーでは再生できません。警告、警告。

冒頭、暗き森と峻険なる山脈、底知れぬ湖の国、トランシルバニア、今だ魔法と悪魔信仰に支配された国でもある。この国を恐怖で支配した吸血鬼ドラキュラは死んだ。しかし彼の配下の者共はトランシルバニアを再び我が物にせんと暗躍を続けているのだという陰気なナレーション。もうこの時点で私の心は暗くなってしまいます(笑)。

 その深き森を疾走する馬車。何に怯えているのか凄まじいスピードです。乗客であるマリアンヌ・ダニエール(イヴォンヌ・モンロー)は馬車が揺れるたびに飛び上がって天井に頭をぶつけております。「きゃ、いたい、きゃ、あ、舌噛んだ」たまらずマリアンヌ、窓を開けて御者に「スピードを、あいた、落として、きゃ、ちょうだい、ひっ」と頭をぶつけながら叫ぶのですが御者は一切耳をかさずそれどころかさらに馬車をスピードアップさせるのであります。しかし次の瞬間、馬車を急停車させる御者。マリアンヌは座席から放り出されて頭から床に突っ込みます。頭をぶつけて目から火花が出たところに上から荷物がどさどさ。荷物の山の中から顔をだしたマリアンヌ、「もーいや」

 御者が馬車をストップさせた訳、それは道路上に投げ出されていた丸太でした。彼がぶつぶつ言いながら丸太をどかしている間、森から一人の怪しい男が現れて馬車の後ろに取り付きます。丸太をどかし終えた御者、その男には気づかないまま再び馬車を走らせます。馬車は途中の村でお食事タイム。マリアンヌは村の宿屋兼食堂兼酒場へ。ここで夕食を取ってからまた旅を続けようという算段なのですが、あの馬車に取り付いていた怪しい男が御者に金を渡して何か囁いたのです。すると御者はマリアンヌの戻りを待たずそのまま走り去ってしまったのでした。

 その音を聞きつけたマリアンヌ、食べかけだったザワークラフトの皿を持ったまま外に駆け出して「ねえ、待ってよ、置いていかないで」しかし馬車が戻ってくる筈はありません。席に戻って宿屋の主人に部屋はないかと尋ねたら「今夜は満室なんすよ」とつれない返事で、馬車はなし、泊まる部屋はなし、呆然とするマリアンヌであります。しかしそこに現れた救い主、それは豪華な馬車でやってきた貴婦人でした。この貴婦人、マインスター男爵夫人(マルティータ・ハント)はマリアンヌにワインを勧めて言葉たくみに「あなたはバドスタインの女学校の先生になるためパリから来たの?いいわ、今夜は私の城にきなさい、そこで一晩泊まって明日私が馬車でバドスタインまで送ってあげるわ」さっきから酒場の主人がそわそわしているし、今まであれだけ騒いでいた村のノンベ共が男爵夫人が入って来た時からぴたりとしずかになるし、怪しさ満点なのですが、ここで誘いを断っては映画が終わってしまいます(笑)。

 マリアンヌ、男爵夫人の馬車で城へ向ったのでありました。この光景を見つめているのはあの怪しい男。彼は一体何者なのでしょうか。しかしこの彼の出番はここまで。後は全然出てこなくなるという…。意味が分かりませんな(笑)。

 しかし男爵夫人の城はお手伝いのグレタ(フレダ・ジャクソン)以外、人っ子一人おりません。そのことを知ってどん引きするマリアンヌに男爵夫人は「ほほほ、この城も昔はにぎやかだったけどねえ、今はこのグレタだけよ。それに今夜はあなた以外のお客様もいらっしゃらないし」しかしマリアンヌはグレタに案内された寝室のベランダから若い男の姿を目撃してしまいます。夕食の席でその男のことを男爵夫人に尋ねるマリアンヌ。「あれは・・・、私の息子よ」「ええ?他にこの城にはグレタさん以外誰もいないっておっしゃったじゃありませんか」男爵夫人は不気味に微笑みます。「私の息子は、そう病気なのよ、その病気こそがこの城をこんな風にしてしまった元凶なの。だから別の棟に閉じ込めてあるのよ。その棟にはほら」暖炉脇の小さな扉を指差す男爵夫人「あそこの扉からしかいけないわ」「病気で監禁しているんですか。それってひょっとしたら病気ってあの頭の方の・・・」マリアンヌ、男爵夫人に睨まれてしまいます(笑)。「だからあの息子のことは忘れて早くお休みなさい」

 男爵夫人、何もたった一つの入り口の場所を教えることはありません。いかにも「ほら、そっちに行ってごらんなさい」と言わんばかりのわざとらしさではありませんか(笑)。

 寝室に引っ込んだマリアンヌ、男爵夫人にああ言われたもののその息子が気になって仕方ありません。ついつい窓を開けて彼が閉じ込められているという棟の方を見るとああ、なんということでしょう、男がベランダから飛び降りようとしているではありませんか、「やめて、飛び降りないで」と驚いて叫んだマリアンヌ、最前男爵夫人に教えられた扉を潜って男の部屋に飛び込んだのです。そこにいたのはハンサムな若者。彼は自分はマインスター男爵(デヴィッド・ピール)と名乗り母が財産を独り占めするために私を閉じ込めているのだと話します。「そんな男爵夫人の話とはまったく違うわ、あなたは病気だって言っていた」マインスター男爵は彼の足を指差して「ほら、これが僕の話が正しいという証拠さ」驚きのあまり息を呑むマリアンヌ。マインスター男爵の足には頑丈な足枷がはめられていたのです。「ねえ、君、良かったら母の部屋からこの鍵を取ってきてくれない」

 もともと優しい性質のマリアンヌ、すっかり男爵に同情してしまってはい、鍵を盗んでしまったのであります。男爵は大喜びで「ありがとう、外で待っていて、二人で逃げよう」寝室に戻って荷物を纏めるマリアンヌですが、外に出ようとしたところで立ちふさがったのが凄い形相の男爵夫人。「あんた、鍵盗んだでしょ!なんてことしてくれるの、鍵はどこ、返しなさい、返せ、やい、優しく言っているうちに返しなよ」男爵夫人はマリアンヌに迫るのですがここで現れたのが男爵でした。ひっと振り返る男爵夫人に「ママ、こっちへおいでよ」首をふる男爵夫人「早くおいでよ、来いよ、やい、優しく言っているうちに来いっての」親子揃って似たようなことを言っております(笑)。

 そのまま男爵と男爵夫人は姿を消してしまいます。心配になったマリアンヌ、またあの扉を通って男爵の部屋に行ってみますとそこでは空の足枷を握り締めたグレタが半狂乱になっておりました。「逃げた、逃げた、あれが逃げた」彼女は入ってきたマリアンヌをぎろりと睨むと「あんたが逃したんだね、あんた、自分が何をしたのか分かっているのかえ!」「あの男爵夫人はどこにいらっしゃるの?」グレタ、黙って部屋の隅を指差します。そこには椅子に座った男爵夫人が。マリアンヌは声をかけようとしたのですがその時彼女が死んでいることに気づいて「ヒーッ」彼女は恐怖に耐え切れず城を逃げ出してしまったのでした。

 残されたグレタはげらげらと笑いながら「でも男爵夫人も大したタマだった。あんたは息子を悪い仲間の手にゆだねてあんな存在にされちまった。それ以来あんたは若い女を城に誘い込んではその血を吸わせていたんだ」グレタは赤いカーテンをばっと開きます。その奥にははい、出ました、吸血鬼御用達の棺桶が(笑)。「息子は逃げた、でも、彼にはこれが必要なんだ、だから夜明け前には必ず帰ってくる。ひーっひっひっひ」グレタは哄笑します。吸血鬼よりこの人の方が怖いです。

 翌朝、森で倒れていたマリアンヌを救ったのは誰あろう、我らがヴァン・ヘルシング博士(ピーター・カッシング)でありました。実は男爵夫人がマリアンヌを誘った酒場の村で娘が不審な死に方をしておりまして吸血鬼専門家の博士が呼ばれていたのです。その娘は森で死んでいるのを発見されており喉元には二つの傷。それを見つけたヘルシング博士、「やはりこれはあれの仕業ですな」

 その後ヘルシング博士は馬車でマリアンヌを当初の目的地であったバドスタインの女学校まで送ります。道すがら昨夜の出来事を詳しくヘルシング博士に話すマリアンヌ。「もう無我夢中で逃げて荷物を全部置いてきてしまいましたの。大事なものもあるから取りに行きたいんですの」何を暢気なことを言うておるか(笑)。ヘルシング博士、真顔になって「絶対あそこへ戻ってはいけない。世の中にはあなたのような人が触れてはならないものがあるのです」さて、馬車はようやく女学校に到着。もう女学校ですから若い娘さんたちがぞろぞろ。ドラキュラの餌がもううなるほどあるという・・・。

 女学校の校長であるオットー・ラング先生(ヘンリー・オスカー)は「約束は昨日じゃなかったのかね」とマリアンヌの遅刻を責めるのですがヘルシング博士の取り成しがあってめでたく就職決定。ヘルシング、マリアンヌに別れを告げまたあの村へと戻ってきます。

 村では神父さんが死んだ娘の父親が遺体をごく普通に教会の墓地へ埋葬したと聞いて仰天、父親に説教をしております。「お前さん、何を考えておいでかね、あんたの娘さんは普通の死に方をしてないんだ、ええ、そんなことしたら娘は吸血鬼になってしまうよ」そこへヘルシング博士割り込んで「どうも神父、私がヘルシングでございます」「おお、あなたが吸血鬼ハンターで有名なあのヘルシングさんかね、良く来てくださった」こういう挨拶が交わされます。この後ヘルシング博士は神父さんに吸血鬼についてのレクチャー。吸血鬼は人の血を吸うこと、その犠牲者もまた吸血鬼になってしまうこと、彼らは昼間活動できず隠れ場所で眠っていること、神父さん、さすが吸血鬼ハンターだと感心してきいております。

 ヘルシングはさらに吸血鬼は昼間が弱点だから人間を操って彼らの隠れ場所が守らせていること、彼らは鏡や水にその姿が映らないこと、彼らは滅ぼすすべは木の杭で心臓を貫くかもしくは焼いてしまうことしかないことなどを説明します。ここでヘルシングはちらっと窓の外の墓を見て「あれが死んだ娘の墓ですな。急がなくてはならない」ヘルシング出動です(笑)。神父さんは彼に「これを持っていきなされ、少しは力になってくれるかも知れぬ」と聖水の壜を手渡すのでした。

 墓へ赴いたヘルシング、すでに日はとっぷりと暮れております。これじゃ、もう間に合わないじゃないか、何をのんびりしていたんだ、ヘルシング!おまけに墓からは気味の悪い女の喚き声が聞こえてくるではありませんか。あ、あれはグレタだ。グレタが娘の墓をぱたぱた手で叩きながら「さあさあ、がんばれ、もう少し、お前は新しい存在となってこの世に現れるんだ。さあ、頑張って押しなさい、ぐいっと押しなさい、呼吸法も忘れないで、ヒッヒッフー、ヒッヒッフー」見ていたヘルシング、呆れて思わず「出産か!」とツッコムのが面白いですな。

 このグレタの励ましが効いたと見えて墓土がぶいと持ち上がります。今や吸血鬼の仲間となった娘が土ごと棺桶の蓋を持ち上げたのです。「けっけっけっけー」と喜びの声を上げるグレタ。この人もだんだん人間ばなれしてきたよ(笑)。ここで別なところから見ていたらしい神父さん、「もういい加減にしろ」とグレタに飛び掛ります。娘はこの隙にばっと墓地から逃げ出した。ヘルシングは娘を追おうとしたのですが突如出現した大蝙蝠に遮られ彼女を逃してしまったのです。

 ヘルシングは墓地で見つけた十字架を持ってマインスター男爵の城へ向います。敵の本拠を直接叩こうという計画です。ほどなくマインスター男爵がマントを広げた御馴染みのポーズで「シャーッ」と現れたのですが、ヘルシングが十字架を突きつけると「ヒーッ!」それからどったんばったん椅子を投げあったり柱に隠れてお互いの悪口言い合ったりの争いの挙句あっさりと男爵に逃げられてしまうのです。この後今や息子によって吸血鬼となった男爵夫人が涙ながらにヘルシングに語ったことにゃ「私はあの子を甘やかしすぎた。あの悪魔達に仲間にされた時にも何もしなかった、全て私が悪いのです」ヘルシング、この告白を聞いて「よろしい、私が解き放ってあげましょう」

 一夜が明けてベッドの上で眠ってしまった吸血男爵夫人の胸に杭を打ち込むヘルシングです。しかしこの場面朝日ががんがん差し込んでいるのですが男爵夫人、そういうのは関係ないのですかねー。

 さてヘルシングから逃れたマインスター男爵、更なる企み。なんと彼はバドスタインの女学校を訪れ図々しいことにマリアンヌに結婚を申し込んだのであります。「ンマー、嬉しい」と頬を染めるマリアンヌ。お前、絶対城で起こったこと忘れているだろう(笑)。ソファーの上で死んでいる母親見たのになんでその息子との結婚を承諾するんだよ。なお、いろいろ規則に五月蝿いオットー・ラング校長はマリアンヌが男と二人で話しているのを見て「なんということを、この神聖な学び舎に男を連れこむとは、絶対許しませんよ」と喚くのですがマインスター男爵が自分の素性を明らかにすると「へ、これは男爵様でいらっしゃるので、ということはこの学校の大家さん?」彼は盛んに揉み手をはじめて「へえ、へえ、もうお好きなだけ滞在なさいませ。なんですと、結婚ですと、それはおめでたいことでございますなあ」変わり身の早い人であります(笑)。

 しかしその夜マリアンヌの結婚を心のそこから羨んでいた同僚のジーナ(アンドリー・メリー)を襲うマインスター男爵。彼は蝙蝠に変身して彼女の部屋へ忍び込むと恐怖に立ち竦んでいるジーナの首筋にがぶり。「いただきまーす」はい、ちゅーちゅー吸われて死んでしまいましたとさ。

 彼女の死は村の医者、ドクター・トブラー(マイルズ・マリーソン)を通じてヘルシングと神父に知らされます。早速トブラーと共に女学校へ赴いたヘルシング、ジーナの死体を調べて「ほら、喉に二つの傷がある。これはドラキュラの印だ。彼女を殺したのは吸血鬼ですよ」当然ながらドクター・トブラーは信じません。「何言っておられるのですか、こんな傷、ペットの犬とか猫に咬まれたに決まっている」ってそれも無理があると思うけれども(笑)。ヘルシング、おろおろしている校長、校長夫人に「この遺体を馬小屋に安置するのです。棺桶には厳重に南京錠を掛けてください。そして見張りをつけて、私は日没時に戻ってきます」と指示します。

 しかしなんですねえ、吸血鬼の仕業と分かっているのだからこの時点で遺体を燃やしてしまえばいいのにねえ、現にヘルシングは校長夫妻を「この娘は熱病で死んだ」とごまかしているのです。この熱病の伝染を防ぐためとか口実はいくらでもつけられるではありませんか、え、それでは映画が進まなくなってしまう、ウウーム、それもそうですなあ。

 さて、マリアンヌに会ったヘルシング、彼女から「私、マインスター男爵と結婚の約束をしたんですの」と言われてびっくり仰天。このままでは彼女も危ない、いよいよ急がなければと焦ります。

 そのマリアンヌ、仲の良かったジーナの死を大変に悲しんでおりました。それでよせば良いのに馬番のステッドマンと一緒に遺体に付き添っております。するといきなりがちゃん、棺桶の南京錠が外れて落ちてしまいました。それを調べたステッドマン、不思議そうに「錠はかかったまんまですぜ、ヘンだな、ちょっと校長先生呼んできまさあ」外にでたステッドマン、突如出現した大蝙蝠に襲われ顔面ずったずた。ばったりと倒れて絶命します。一方馬小屋では棺桶ががたがた揺れだしてついに残りの南京錠がはじけ飛んだ。蓋が勢い良く開いて現れたのはおお、今や吸血鬼となったジーナです。

 ジーナはあまりの驚きに失神しそうになっているマリアンヌに迫ります。「私もあの方に愛されたの、あなたも一緒に愛されましょう。あの方は古い風車小屋にいらっしゃるわ、さあ、急ぎましょう」ついに崩れ落ちるマリアンヌ、このまま拉致されてしまうのかと思いきや最高のタイミングでヘルシングが戻ってきた。「てめえ、この激安吸血鬼、これでも食らえ!」十字架を突きつけられたジーナは「ヒーッ!」と叫んで逃げてしまいました。ヘルシングはマリアンヌに男爵が吸血鬼であることを告げ彼の居場所を教えるように頼むのです。最初マリアンヌは「ウソよ、あの人が吸血鬼なんて」と信じないのですが何しろ先ほど死から蘇ったジーナを見たばかりです。ついにヘルシングの説得に応じて「男爵は風車小屋です」と教えるのでした。

 勇躍風車小屋へ向うヘルシング。ここに男爵、ジーナ、村の娘、グレタら吸血鬼軍団対ヴァン・ヘルシング博士の第一次決戦が勃発したのです。しかしここで勝利を収めたのは吸血鬼軍団。グレタが自分の身を犠牲にしてヘルシングから十字架を奪ったのでした。身を守る手段を失ったヘルシングは鎖で首をぎりぎりと絞められ失神。男爵、「いただきまーす」彼の首筋に噛み付いてちゅーちゅー。哀れヘルシング、血を吸われてしまったのでありました。満足げな吐息を洩らした男爵、ジーナを攫いに向います。

 失神から目覚めたヘルシング。自分の首筋に手をやって愕然、「ああ、わし、吸血鬼にやられちゃった」ここでヘルシング、荒療治。焼き鏝を手に取るとそれを赤々と燃えている炭火の中に突っ込みます。十分に熱した焼き鏝を首筋の咬み傷にじゅーっ。「アッチッチッ」と悲鳴を上げるヘルシングです。そして焼け爛れた傷口に神父さんに貰った聖水を振り掛けるとあら不思議、吸血鬼の咬み傷が消えちゃった。意外と簡単なものなのですなー(笑)。ちなみにジーナと村の娘の二人の吸血鬼はこのヘルシングの行為を見守るのみ。時々「ふーっ」と猫のような威嚇音を出すだけで何もしようとはしません。聖水取り上げてしまえばヘルシングの復活はなかったのですがねえ。

 そこへマリアンヌを連れた男爵が戻ってきました。ヘルシングは男爵の顔に「いつまでもお前の好き勝手にはさせん、正義は必ず勝つ」と叫んで聖水をばしゃっ。「ぎゃあああ」恐ろしい悲鳴を上げる男爵。その顔面は見るも無残に焼け爛れてしまいました。男爵、苦しさのあまり炭火を蹴飛ばして大暴れ。これで風車小屋が火事になってしまいます。外に逃れたヘルシングはやっと風車に飛びついて動かした。風車の角度が変わってその影が十字になった。これに転がりでてきた男爵が捕まって「ひいいいいい」ついに絶命したのです。

 マリアンヌと男爵の背後で燃え落ちる風車小屋。エンドクレジット。

 風車を十字架に見立てるというアイデアは良いのですが、でもこんな十字形でもやられちゃうということになるとドラキュラ大変じゃないですかねえ。家の窓とかいろいろ十字のものはたくさんありますからねえ、ドラキュラ、うっかり外も歩けなくなるんじゃないですかねえ。

 カラー・スクイーズ収録のワイド、モノラル。それなりに画質は良いのですが色のにじみが気になります。音質はいつもの通りクリア。英語字幕つき。Hammer Horror Series (Brides of Dracula』『Curse of the Werewolf』『Phantom of the Opera (1962)』『Paranoiac』『Kiss of the Vampire』『Nightmare』『Night Creatures』『Evil of Frankenstein)を収録したボックスセット。ユニバーサルのDVD。

 エロの冒険者 

       HOMEPAGE http://homepage3.nifty.com/housei/

      SFシネクラシックス 輸入DVDでみるSF黄金時代(笑)

|

« 『吸血狼男』(『The Curse of the Werewolf』 1961年) | トップページ | 『サント対狼女』(『Santo contra las lobas』 1972) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『吸血鬼ドラキュラの花嫁』(『The Brides of Dracula』 1960):

« 『吸血狼男』(『The Curse of the Werewolf』 1961年) | トップページ | 『サント対狼女』(『Santo contra las lobas』 1972) »