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2007年10月 1日 (月)

『美人モデル 古城の惨殺』(『Il Boia scarlatto』『Bloody Pit of Horror』 1965年)

 

『美人モデル 古城の惨殺』(『Il Boia scarlatto』『Bloody Pit of Horror』 1965年)

キチガイ城主が数百年の時を経て蘇り、よせばいいのに古城でグラビア撮影していた美人モデル達を襲う!往々にしてこの手の映画の邦題は大げさなことが多いのですが、この映画に関してはその法則は当てはまりません。本当に美人モデルが続々と登場して続々と殺されていくのです。

冒頭、「我が復讐は血を以って購うべし マルキド・サド」というブッソウな文句が現れます。そんな購うなんて最近の子供は読めませんよ(笑)。時は1648125日、ある城主が処刑されようとしていました。彼は赤いマスクにタイツというあまりカッコよくない姿で人々を攫い己の快楽のためだけに頭をちょん切ったり、舌を抜いたり、目玉をくりぬいたり、油をかけてこんがり焼いたりして惨殺していたのであります。挙句ついたあだ名が「真紅の処刑人」 何かタイガーマスクあたりに出てきそうですな。

 彼は自身の居城の地下で己の悪行の報いを受け拷問具、鉄の処女に二人の警吏によって押し込まれます。「畜生、覚えておれ、きっと復讐してくれる」と喚く城主ですが、警吏たちは委細構わずに「おら、入れ、こら」 そして間髪をいれず鋭い剣が何本も埋め込まれた蓋をがちゃん。「あぴいいい」物凄い悲鳴が聞こえて鉄の処女の下から血がだらー。早くもイヤな気分になってしまいました(笑)。警吏は焼き鏝を使って鉄の処女の鍵を焼き潰し封印してしまいます。

そのまま放ったらかしになる鉄の処女。死体ぐらい始末しろと思うのですが(笑)。

 さっと場面は変わって時は現代、ところは城。三台の車がやってきます。これは実は雑誌表紙の撮影隊。メンバーはモデルの着替え場所にひょっと顔を出すスケベさで有名な編集長マックス(アルフレッド・リッツォ)、記者のリック(ウォルター・ブランディ)、カメラマンのダーモット(ラルフ・ザッカー)、女助手のイーディス(ルイザ・バラット)、以下女性モデルのスージー(バーバラ・ネリ)、ナンシー(リタ・クレイン)、アニー(フェミ・ベニース)、男性モデルのラウル、ペリー、大所帯で名前を覚えるだけで一苦労です。


 城についた彼らは豪壮なドアをノックするのですが返事なし。「あれ、おかしいな、誰も住んでないのかな」とリックがいぶかるのに、マックスは「いや、そんな筈はない。友達からちゃんと人が住んでいると聞いてきたんだから」ここでしゃしゃり出てきたのが金庫破り歴三年という異色すぎる経歴をもつペリー。彼はするすると塀をよじ登り窓から侵入します。彼が中から門を開けて、さっそくどやどやと入り込む撮影隊。マックスが「おお、これはわしのイメージにぴったりだ。よし、急いで撮影するぞ、締め切りが迫っているんだ」

 ところがそうは問屋が許さないじゃなかった卸さない。二人の男が突然現れて「貴様らは何者だ。この城にはご主人がおられるのだぞ」完全な不法侵入。フツーだったら絶対警察を呼ばれるシチュエーションです。マックスとリックは平謝りに謝って、「良かったら、そのご主人に会わせて下さいな」

しかしこの人たちは撮影許可とか事前に取らないのですかねえ。

 あわよくば主人を説得して城を撮影に使わせてもらおうと思っていたのですが、このご主人というのがまた頑固な性質で、「何、雑誌の撮影ですと、いかん、いかん、私は騒がされるのが何よりも嫌いなのだ。とっとと出て行ってくれ」とにべもない。がっかりしたマックスとリックはみんなを呼び集めて城を出ようとします。ところがご主人、部屋の隠し窓からイーディスの姿を見るなり息を呑んで彼女の名前を呟きます。そして一転、パークスに撮影許可を与えるのでした。「拷問室があなたたちの目的に会うでしょう。しかし、絶対地下牢へ入ってはいけませんよ」

 ご主人、イーディスを知っているのでしょうか。


 しかし、どうしてご主人が心変わりをしたかなんてことはどうでもいい。何しろ締め切りが迫っているのです。マックスは「よし、急いでみんな着替えるのだ。徹夜で撮影するぞ」その後すぐにモデル達が着替えしている部屋にノックもせずに入り込んで彼女達に悲鳴を上げさせたりしております。スケベだという評判は本当のようです(笑)。

 早速撮影が始まりました。しかし手持ち無沙汰になったラウル、ペリーに「地下にワインセラーがあるのを見つけたんだ。良さそうなのを見繕って飲んじゃおう」ご主人の警告もものかわ、何のためらいもなく地下牢へ入っていく二人。この二人も図々しいですがご主人も地下牢への通路を塞いだり、鍵をかけたりしておくべきではなかったのでしょうか。二人はのんのんずいずいと進んで地下牢へ。あ、ここはあれだ、冒頭で真紅の処刑人が処刑された部屋だ。おお、ごらんなさい、ちゃんと鉄の処女がそのまんま置いてある!

 ワインセラーを目指して進む二人。しかしここで突然蝙蝠が出現。これにキモを潰したペリー、ひゃあと飛びのいた拍子に壁にかけられていた斧を落としてしまいます。この斧が鉄の処女の鍵に当たって、はい、あっさりと封印が解けてしまいましたとさ。そうとも知らない二人、ワインセラーでワインを入手、意気揚々と撮影現場に戻ります。

 蝙蝠に脅かされて悲鳴をあげたペリーにラウルが言った言葉がおかしい。「おい、気をつけろ、幽霊起こしちゃうぞ」だって(笑)。

 その後順調に撮影は進みます。カメラマンのダーモットは怪しいサングラスをかけたナンシーに「君はあれだな、すっぴんでもべっぴんという奴だな。うん、うん、きれいだよー」ナンシーは内心、「すっぴんでべっぴんってそんな人を一昔前のグラビア雑誌みたいに」と思ったとか、思わなかったとか(笑)。途中BGMがあるところでぶつりと切れては前に戻るという堂々巡りを5回ほど繰り返します。なんだ、ひょっとしてレコードに傷が入っているんかいの。

 しかし、これがいつまでも続く訳ではありませんでした。そりゃ、撮影が順調に終わって城主に「どうもありがとうございました。お世話になりました。写真が雑誌の表紙になったら送ります」ってみんな帰っちゃったんじゃ映画になりません。エドガー・アラン・ポーの振り子の鎌がヤリに変わったみたいな拷問具にペリーを寝かせて撮影していたら、ロープがブツッ!振り子の槍がどすぐさばすびし、ぎゃああああ。ペリーが惨死してしまったのです。おまけにスージーとラウル、勝手に撮影現場を離れてあの地下牢へ。ペリーの事故など夢にも知らず「いやよ」「いいじゃないか」「いやだったら」「いいだろ」「いや・・・」と始めちゃったのです(笑)。

 ペリーの事故で困ったのがマックス。警察に知らせたら締め切りに間に合わなくなってしまいます。それじゃ大損害だというのでモデル達のギャラを三倍にして撮影を続けることにしたのです。しかし、現場ではさらに怪奇なことが起こります。事故直前のペリーの写真に何か奇妙なものが映っていたのです。これをダーモットが現像・拡大してみるとマスクを被った処刑人だったという・・・。「なんだ、これは」「うわあ、気味悪い」とダーモット、リックが騒いでおりますと、唐突にご主人が登場。この写真を見るやいなや真っ青になって「これは真紅の処刑人だ。彼が蘇ったのだ」

 この頃地下牢で真っ最中のラウルとスージー。はい、出ました、真紅の処刑人が。処刑人、ラウルをあっさり気絶させるとスージーに迫ります。スージー、「ひいいいいい」と物凄い悲鳴を上げるのですが、誰もその悲鳴を聞くものはありませんでした。

 ご主人はダーモットとリックに真紅の処刑人について説明を始めます。「彼はこの城の城主だった。しかし、多くの人を手にかけた罪であの地下牢で処刑されたのだ。それは数世紀前のことだったが、彼の怨霊はこの城に取り付いている。封印が解かれれば彼は蘇るのだ。そう、さっきの影は真紅の処刑人だったんだよ」この時イーディスがリックを探しに来ます。彼女の姿をみてまた動揺するご主人。リックが「彼女とお知り合いですか」と聞きますとご主人、激しく首を振って、「知らんよ、知らんよ、全然知らん。じゃあ、お休み」寝室に引っ込んでしまいました。イーディスにも心当たりはないそうですが、いかにも怪しい。

 ダーモットとリック、行方が分からなくなったままのラウルとスージーを探しに地下牢へ。あの部屋で鉄の処女をみたリック、「真紅の処刑人とやらはこれで処刑されたのに違いない」「なんだいこれは」ダーモットが尋ねます。「これは鉄の処女といってね、中を開けると鋭い剣や棘があって・・・」リック、鉄の処女の蓋を開けにかかります。「中に入れて蓋を閉じるとその剣が犠牲者の体に食いこ・・、わう、なんだ、これは」中から転がり出てきたのがスージーの死体であったという・・・。

 仰天したリックたちは地下牢から逃げ出します。リックは「ダーモット、君は警察に行け。僕はラウルを探すから」「よし、合点だ、君も気をつけるんだぜ」

ラウルを探すリック、と、彼は赤いタイツに上半身裸、そして赤いマスクの奇妙な男を見かけます。「怪しい奴!」と直感したリックはって、そんな格好をしてりゃ、誰でも怪しいと分かる(笑)。リックはそいつを追っかけるのでした。しかし、すぐに見失ってしまいます。ならばこの城の主人に会って、彼奴のことを聞こう。彼はきっと知っているのに違いない。リックは「ご主人は今誰とも会われない」と遮る部下をえいやと蹴り飛ばしてご主人の部屋へ。とそこにいたのは意外にもイーディスでした。

 そしてあっさりと主人の秘密を話すイーディス。「彼は私の婚約者だったトラヴィス(ミッキー・ハーガティ)よ。彼は数年前に失踪したの。その時は何故彼が失踪したか分からなかったの。おまけにこんな城で再会するなんて」確かに凄い偶然ですな。と、ここでモデルの一人、カニーニョ(モア・タイ)の悲鳴。駆けつけたリックが見たのは巨大なクモの巣状のワイヤーに囚われた彼女の姿でした。上から機械仕掛けのクモがぶーらぶら。さらにこの部屋には無数のワイヤーが張ってあり、それに触れてしまうと仕掛けてある弓から矢が発射されるという恐ろしい罠になっていたのです。カニーニョは叫びます。「このクモの足には毒が塗ってある。私はもう助からない、リック、あなただけでも逃げて!」

 リック、それでも「んじゃ、そうさせて貰います」と逃げる訳にもいきません(笑)。意を決した彼はワイヤーを避けてカニーニョのところへ行くべく床を這うように進み始めたのです。途中ボタンが引っかかって危うく矢が発射されそうになったりして実にスリリング。それでもじりじりと進むリック、もう少しでカ二ーニャを助けられるというところまで来たのですが、彼女はあっさりクモの足に刺されて死んでしまったのです。肩を落とした彼は様子を見に来たイーディスに「みんなを呼んで逃げろ。ダーモットが警察を呼びに行っているから、外へでて彼らを待つのだ」

 しかし、そのダーモットも既に殺害されておりました。首に矢が突き刺さったままのダーモットの死体を乗せて城の前庭をぐるぐる回り続ける車。おまけに城の扉は鍵が掛けられており、イーディス、マックスがいくら叩いても開けることはできません。彼らは完全に閉じ込められてしまったのです。

 一方ワイヤーの部屋を脱出したリックですが、彼は背後から忍び寄ってきた部下に一撃され失神してしまうのです。

 イーディスはトラヴィスの部屋へ行き、「全部あなたの仕業ね、あなたがみんなを殺したのね」トラヴィスはわははと笑って「私の完璧な肉体は俗な世間に耐えられなかった。孤独が欲しかった。女の愛情も邪魔だった。だからお前を捨ててこの城に来たのだ」トラヴィスは着ていたガウンを脱ぎ捨てます。その下から現れたのはもはや御馴染み、あの赤いタイツ。トラヴィスはカーテンをぱっと開きます。ああ、こ、これは真紅の処刑人の死体?人形じゃないか?トラヴィスは目をぎらぎらさせながら「いいか、これが真紅の処刑人だ。俺の理想の存在だ。お前達が不埒にも地下牢へ入って彼の封印を解いてしまった。俺は彼の精神を受け継いだのだ。今や俺が真紅の処刑人だ。みんな殺してやる」赤いマスクを取り出して頭につけるトラヴィスです。「よーし、いっちょぶわーっとやったるぞ」

 もうキチガイはしょうがないなあと(大笑い)。

 キチガイじゃなかったトラヴィス=真紅の処刑人はイーディスを閉じ込めると地下の拷問室へ。すでにナンシーとアニー、マックスが捕らえられています。女二人はぐるぐる回る筒に縛り付けられて、マックスは首に鎖を巻かれて首吊り状態。

 まずキチガイじゃなかったトラヴィスは女二人をいたぶりに掛かります。ぐるぐる回る筒の側にナイフが埋め込まれた柱がセットされておりまして、ナイフを手で押すと女達の方に向って突き出る仕掛けになっております。「それ!」ナイフが突き出てナンシーのブラジャーを切り裂きます。「ほら!」今度はアニーのブラジャーがやられた。「どうだ!」さらに突き出たナイフ、スージーとナンシーの胸を切り裂きます。たちまち血に染まる二人の上半身。酸鼻を極めるというのはまさにこのようなことを言うのでしょう。「うわはははは」哄笑するキチガイじゃなかったトラヴィス。「真紅の処刑人様の凄さを思い知ったか」

 たまらず叫ぶマックス。「やめろ、やめてくれ、お前はただの人殺しだ。真紅の処刑人なんかじゃない」これに怒ったキチガイじゃなかったトラヴィス。マックスの首に巻かれた鎖をぎりぎりと釣り上げてしまいます。「ぐえ、ぐえ、ぐえええ」マックス、足をばたばたさせております。

 一方、部下に殴られたリックはベッドで意識を取り戻します。「うーん」と伸びをした拍子に隣を見てびっくり。傍らにラウルの死体が寝かされていたからです。しかもベッドの天蓋には鋭い棘がつけてあって、吊り天井よろしくゆっくりと降りてきているではありませんか。リック、もがきますが駄目。彼とラウルの体はロープで縛られていたのです。どんどん下がる天蓋、あせるリック。彼はラウルの体をまさぐります。すると胸ポケットに良いものが。ナイフかと思ったら爪きりだ!リック、これを使ってロープをちまちま切り始めます。どんどん下がる天蓋、ちまちま切るリック、どんどん下がる天蓋、ちまちま切るリックって、いつまでやっとんねん!結局リック、爪きりでロープを切って寸前のところで逃げ出すのでした。

これ、フツーにナイフとかハサミでいいじゃないかと思うのですがねえ。なんで爪きりなのでしょうか。

 彼は同時にラウルの死体を蹴ってベッドから落としています。何気ない行為がこの後彼の命を救うことになろうとはむろん、神ならぬ身の知る由もありません。

 一方、拷問室ではキチガイじゃなかったトラヴィスが拷問を続けております。ナンシーを縛り付けて冷たい水をたらーり、たらり。アニーは特製のベッドに縛り付けられてぎりぎりと体を引き伸ばされるのでした。パーキンスは、ああ、鉄の籠に入れられて火あぶりだ。「ひーっ、やめてくれ、熱い熱い熱い」

 キチガイじゃなかったトラヴィスに閉じ込められていた部屋からようやく脱出したイーディス、止せばいいのに拷問室へ。そして火あぶりになっているマックスを見て「まあ、編集長がこんがりと」と叫んだのでした。この叫びを聞きつけたキチガイじゃなかったトラヴィスは彼女を捕らえてまた別の特製ベッドに縛り付けます。そのベッドの下にはかまどが作られてあって、燃える石炭を入れられるようになっているのです。イーディスは悲しげに「ああ、今度は私がこんがりと」と叫ぶのでした。

 この間城をうろうろしているリック。部下二人に相次いで襲われます。一人は素手でしたので、殴り合いの末に倒すことができたのですが、もう一人がいけない。ボウガン持って追いかけてきたのです。ばしゅっ、発射されたボウガンの矢は城壁の上に逃げ出したリックを捕らえます。哀れ城壁から落下するリック。

 戻ってきた部下の報告を聞いて「よし、邪魔者はやっつけた、あとは拷問三昧じゃ」とさらに張り切るキチガイじゃなかったトラヴィス。まずナンシーを殺害します。そしてアニーの背中に熱されてどろどろになったコールタールをたらーり、たらーり。「ひー、さっきは冷たい水で今度はコールタールなの、もう勘弁してよ」と苦悶するアニー。「わははははは」キチガイじゃなかったトラヴィスは次にイーディスのベッドの竈に石炭を大盛りサービス。「ひいい、熱い、熱い」イーディスもはや汗まみれ。

 このまま女二人は殺されてしまうのでしょうか。しかし、その時、リックの声が地下室へ響き渡ったのです。「お前らの所業、天は見逃してもこの俺がゆるさねえ」そして登場したのは真紅の処刑人。キチガイじゃなかったトラヴィスは「ああ、何だか分からなくなっちゃった。ここにいる俺は俺だけど、あそこにいる俺は誰なんだろ」「お前、何落とそうとしているんだ、粗忽長屋か」と叫んで真紅の処刑人の後ろから現れたのがリックでした。なんと彼は真紅の処刑人の死体だか人形だかを隠れ蓑に使っていたのです。

 「あ、あれ、ボス、俺、たしかにあいつを弓でやっつけましたよ」と首を捻る部下にリックは「バカめ、あれはラウルだ。彼の死体の俺の服を着せておとりにしたのだ」ああ、そうですか。

 当然始まるリックと部下の戦い。部下またもボウガンを発射。これがしゅーっと外れましてアニーの背中にぐさっ。冷たい水、コールタール、そして最後に矢。とことんついてない人です。「あ、しまった」と部下がひるんだところに鎖を持ったリックが飛びつきます。くんずほぐれつの挙句、首を鎖でぎりぎり絞めてついに部下をやっつけたのです。この間、不可解なことにトラヴィスじゃなかったキチガイ、もとい、キチガイじゃなかったトラヴィスは呆然と見ているだけ。二人で協力すればリックなんて簡単にやっつけられたと思うのですが。

 部下がやられた後になってようやくリックに飛び掛るキチガイじゃなかったトラヴィス。リックは「いつまでも貴様の思い通りにはさせん、正義は必ず勝つ」と叫んで彼を突き飛ばします。バランスを失ったキチガイじゃなかったトラヴィスは拷問具の毒針付人形に自ら抱きついてしまったのです。

 毒針に穴をあけられた自分の体を呆然と見つめるキチガイじゃなかったトラヴィス。「お、おれの完璧な肉体が毒に汚されてしまう。ああ、なんということだ」ばったり倒れてはい、おしまい。

 ラストでリックの言った台詞がいい。「もう僕にはホラー小説はかけないな。まさに事実は小説より奇なりだよ」もう、上手いね、どうも、山田君、座布団7,000枚ぐらいあげちゃってと歌丸師匠が叫んだところでエンドマーク。

カラー・スタンダード モノラル音声。画質は色のにじみが酷く見ていていやになってしまいます。音質は合格。せめてこれぐらいの水準は保って欲しいものです。国内盤 日本語字幕付。レトロムービーコレクション 有限会社フォワードのDVD

 エロの冒険者
       HOMEPAGE http://homepage3.nifty.com/housei/
      SFシネクラシックス 輸入DVDでみるSF黄金時代(笑)

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