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2008年1月29日 (火)

『Night Fright』 1967年

 

Night Fright』 1967 

               

 宇宙線に動物乗っけて宇宙線の影響を研究していたら突然変異で怪物が出来たぞ、ひーという映画です。しかし肝心の怪物の姿が画質の悪さも手伝ってほとんど分からないのではっきりいってまったく面白くありません。私は慣れているから平気ですが(笑)フツーの人だったら絶対怒りますね、こんなの。

夜の森、車の中でキスしているカップルあり。さあ、盛り上がったところで次行ってみようかと服を脱ぎかけたところでラジオから緊急ニュースが流れます。一時間前ボバートン近くの山中に光る物体が墜落しました。その正体は判然とせず、また落ちた正確な場所も分かりません。万が一に備えて皆さん、用心してください。「そんな万が一って何に用心するのよ」ふっと笑って女の服を脱がせにかかる男。ところがその万が一が車に忍び寄ってきました(笑)。んがーと叫びを上げて襲い掛かったその万が一、二人をぎったんたんのぐっちゃんちゃんにしてしまったのです。

 翌日二組目のカップルが登場。クリス・ジョーダン(ラルフ・ベーカー・ジュニア)とジェーン(ドロシー・デーヴィス)です。二人は森へドライブに出かけます。そして車を降りていちゃいちゃ、まったくこの映画のカップルは森でいちゃつくしか脳がないのかとイラつき始めたところで、ジェーンがカップルの死体を発見。「ぎょえええ、超気持ちわるいー」と叫んだところでオープニングクレジット。

 現場検証にあたったのが本作の主人公であるクロフォード保安官(ジョン・エイガー)と保安官助手のベン(ビル・サーマン)であります。彼らはクロフォードの友人である大学教授のアラン・クレイトン(ロジャー・クレイディ)と「やっぱ落ちたのはロケットだったの、なんで政府の人間が周囲をかぎまわっているんだ」などと話していますって、二人が調べているのは落ちたロケットの方かよ、なんでカップルの死体じゃないんだよ(笑)。この後パトカーの無線でようやくカップルの死体発見を知らされ急行するクロフォードとベンであります。

 カップルの惨状に仰天するベンとクロフォード、男の方はまだ息があったのですが運ばれた病院であえなく死亡。「一体全体、どんな殺人鬼がこんなことをやりやがったんだ」この後、さらにもう一人の助手ウェス(ゲリー・マクレイン)も加わって三人で周囲の森を捜索します。この捜索がまた長いんだ、えんえん森の中歩いているんだ、三分ぐらいずーっとやってるんだ(笑)。ようやくウェスが犯人のものと思しき足跡を発見します。それは非常に巨大で奇妙なことにアリゲーターのそれを思わせる形をしていました。「なんでこんなところにアリゲーターが」と首をかしげる三人。まあ、このまま見ていたって分からないので石膏で足跡の型をとってアランに見せることになります。

 ここでオープンカーを走らせながら大騒ぎをしている若者たちが登場。クリフォードが彼らを止めてどこに行くのかと尋ねますとリーダー格のバワーズ(フランク・ジョリー)という青年が「決まってんじゃーん、森でパーティするんじゃーん」「駄目だ、駄目だ、君らも殺人事件があったことを知っているだろう。危ないから帰りなさい」「俺ら、関係ないじゃーん、放っておいてくれじゃーん」クリフォードは馬鹿な若者のこういう喋り方が大っ嫌い(笑)。激怒して「テメー、つべこべ言ってないでとっとと帰れ、ピストルで穴だらけにするぞ、コノヤロー!」若者達、びっくりして「なんだ、あの保安官、頭おかしいんじゃーん」帰っていきます。

 この若者たち憤懣やるかたならず、町のパーラーで「やっぱりパーティやるじゃーん、湖畔で今夜やるじゃーん、みんな呼ぶんだじゃーん」とっととあの怪物だか何だかにやられてしまえば良いと思います。

 クリフォードは病院によってガールフレンドのジョアン看護婦(キャロル・ギレイ)に「ごめん、今夜のデート、キャンセルして」ジョアンは「分かっている、何か大変なことが起こっているみたいだもんね、一体何者の仕業なの?」クリフォードは首を振ります。「いや、まったく分からん」なんだか頼りない人ですなあ(笑)。

 そしてその夜、無謀なる若者達は湖畔でパーティを開催。ビールを飲みつつゴーゴーを踊るという典型的なアメリカンパーティ。このパーティのことを聞いたクリスとジェーンは「これは危ないわ、保安官に知らせなくちゃ」ということで保安官事務所へ車を走らせます。その保安官事務所ではアランが足跡の石膏標本をためつすがめつして、「ううーむ、なんだかアリゲーターのそれに似ているなあ」思わずクリフォード、「それはもう分かっているから」と思ったとか、思わなかったとか。

 若者たちは湖のそばでゴーゴーを踊っております。これがもうどうかと思うくらい延々踊るのであります。クリフォード保安官はアラン教授と足跡についての話し合い、そんな中家に帰り着いて「はあ、今日も疲れた、発泡酒で一杯やって、お風呂入って寝よう」というジョーン。しかし彼女は妹ダーレーン(ダーレーン・ドルゥ)の置手紙を見つけてしまったのです。その手紙には「お姉さん、私、レックスと一緒にパーティに行って来る。場所は湖よ」ジョーン、がっくりと首を垂れて「なんでそんなアブナイところに行くのよ」彼女はクリフォードに電話をしたのですがあいにく捕まらず、仕方なしに自分自身で妹を迎えにいくことにします。

 若者たちはまだゴーゴーを踊っております。画質が極悪で残像が画面を覆い尽くしております。見ていて頭がくらくらしてきます。

 若者達がぱっと襲われるのかと思えばさにあらず、怪物は森をパトカーで巡回していたベンを襲ったのでした。ウォー、ウォー、荒れ狂う怪物、「わああ」車の窓を破られて叫ぶベン。ウォー、ウォー、怪物はベンを引きずり出してどてぽきぐしゃ。ベン、あっという間に死んでしまいましたとさ。ちなみに夜の場面で画質が死ぬほど悪いですから怪物がどんな姿をしているか判然としません(笑)。

 若者達はまだゴーゴーを踊っております。

 やっとゴーゴーが終わった時、やってきたのがクリスとジェーン。二人はみんなにここは危ないから他所へ行くようにと説得するのですが、ここで悶着起こすのがレックスであります。「俺たちがどこで何やろうと自由じゃーん、だいたいなんでお前らに指図されなきゃならないのじゃーん。俺がのしてやるじゃーん」クリスに殴りかかるのです。しかし、レックス、逆にクリスに殴り倒されてしまいます。涙目になりながらも「ふ、ふん、今日はこのくらいにしてやろうじゃーん」これでみんな呆れてレックスとダーレーンを残して町に帰っちゃいました。ダーリーンはレックスを車に乗せて傷の手当。「この傷、キスしたら治るかしら」とかなんとか言ってやがります(笑)。とんだバカヤロー共です。そんなバカヤロー共の末路は決まってます。怪物に襲われるのです。

 ウォー、ウォー、出現した怪物に仰天して逃げ出す二人。画面が暗くって何をやっているのかさっぱり分かりませんがとにかくレックスがやられたよう。ダーリーンは彼に構わずどんどん走って逃げます。これで偶然、ジューンの車に行き当たるという・・・。最早こういうご都合主義が気になるとかならないとかのレベルではありませんな。ジューンも怪物を見てきゃーきゃーきゃー。二人で逃げます。またさんざん追っかけられてもう駄目かと思われたのですが、今度はクリフォード保安官が現れたという・・・。彼は女二人を車で逃し自分は単身怪物に立ち向かいます。拳銃を乱射するのですが、これがまったく効かず、困った保安官、また走って逃げるのでした。途中追いつかれて投げ飛ばされますが、またすっくと起き上がって逃げるのです。えんえん逃げて逃げて逃げまくる保安官。

 一方湖から町へ戻る途中のクリスとジェーン。ベンのパトカーを見つけます。なんだ、なんだと降りて見つけたのがベンの死体。「うわひゃああ」仰天する二人。と茂みの中から足音が聞こえてきたではありませんか。すわ、怪物かと身構える二人ですが、出てきたのは保安官というお約束。

 ようやくみんな町へ戻ることができました。

 保安官事務所で対策を練るクリフォード、電話で応援を要請し、この地区一帯を封鎖しようとしております。ここに顔を出したのがアラン。「何事だ」と驚く保安官にアランは「言っておかねばならないことがある」人払いを頼みます。保安官はクリス・ジェーン、ジューンを外に出して「それでどういうことなのだ」と尋ねますと「いや、あのロケット、実は秘密の実験だったんだよ」なんですと。「プロジェクト「ノアの箱舟」と言ってつまり宇宙線が生物にどんな影響を与えるを調べるために40数種の動物をロケットに積み込んで発射したのだ。三ヶ月前、我々はそのロケットとのコンタクトを失いそれ以来行方不明になっていたんだよ。それが急に現れ昨日この近辺に着陸したんだ」アランは顔を歪めて「動物たちは突然変異していた。その姿はまったく恐ろしいものだった。中にはもっと大きな動物に食われたと思われる死骸もあった」「それを食った奴がさっき僕を襲ったのだ」クリフォードは呟きます。「これは早急に何とかしないと被害がどんどん大きくなってしまう」

 クリフォードはクリスを呼ぶと「君のパパは建設会社を経営していたね」メモを渡して「これを後で持ってきてくれたまえ」彼らは部下達と政府のエージェント合わせて10人ばかりで出発します。なんと、彼らはジューンを囮にして怪物をおびき出す作戦のようですって、ヒデー(大笑い)。ジューンを一人座らせて待つ保安官達。あと残り残り6分しかないのに延々待ちます。ジェーンとクリスは危ないので車で待機。待ちます、あと5分になりましたけど、まだ待ちます。

 待ちに待った甲斐がありまして、ついに姿を現す怪物。ただしジェーンとクリスを襲ったのですが(笑)。わああと叫んで逃げるジェーンとクリス。ほんと夜の森の中を逃げてばっかりの映画ですよ。二人は保安官達のところへ。みんなライフルを構えます。そして追ってきた怪物、ジューンを見つけてウォー。しかしここで起爆装置のスイッチを叩き込むクリフォード、ダイナマイトが爆発、怪物はばらばらになったのです。クリフォードがクリスに頼んだのはダイナマイトだったのでしたってみんなもう分かってますよね。

 保安官とジューンがキスしてはい、おしまい。

 うーん、やっぱりもうちょっと怪物の姿をはっきり見せて欲しかったなあ。チンケな怪物であることは分かっているけれども(笑)ここまで見えないと欲求不満を感じてしまうのです。

 カラー・スタンダード モノラル音声。画質は最悪、残像が酷く特に若者達がゴーゴーを踊っている場面では絵がぐにゃぐにゃになり見ていると頭が痛くなってくるくらい。音質もノイズが酷く台詞が聞き取りづらいです。12枚のディスクに50本の映画を収めたNightmare Worlds 50 Movie Pack CollectionMill Creek EntertainmentのDVD。

           エロの冒険者 
       HOMEPAGE http://homepage3.nifty.com/housei/ 
      SFシネクラシックス 輸入DVDでみるSF黄金時代(笑)

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