« 『King of the Rocket Men』 #2 | トップページ | 『怪獣島の秘密』 (『Mystery on Monster Island 』 『Misterio en la isla de los monstruos』 1981年)  »

2008年12月16日 (火)

『King of the Rocket Men』 #3

 「第九章 10秒の命」

 撃ちまくるダーキン達。しかし弾は一発も当たらずってなんじゃそりゃ(笑)。ダーキンたちはあっさりと逃げてしまいます。ロケットマンはすぐに倒れているヴァンストラム博士を抱き起こしたのですが・・・彼は既に絶命していました。意外と失敗ばかりのロケットマンです(笑)。

 ジェフとバートンは別の洞窟に研究所を構えデシメーターの完成を急ぎます。ジェフは用心のため「対探知バリア」を張り巡らせるのですが敵(ヴァルカン)もさるもの、ひっかくもの。「対探知バリア探知機」(ああややこしい)をダーキンに渡して彼らの研究所を探させたのです。ヴァルカンはダーキンに作戦を伝授。「いいかトラックにバイクを積んで行くんだ、それで研究所を見つけたら・・・・」

これがどういう作戦かと言うと、まず対探知バリア探知機(ああややこしい)でジェフとバートンが働いている洞窟を発見。そうしたらダーキン達は乗ってきたトラックを隠し、荷台からバイクを下ろします。そしてわざと洞窟のセンサーに引っかかるのです。ブザーが鳴ったので「それ、悪漢がかぎつけてきたぞ」と飛び出してくるジェフとバートン。とたんにバイクに乗ったダーキンの部下が猛スピードで逃走開始。ジェフとバートンはコレが囮とも知らず車で追いかけたのであります。

 「にししし、馬鹿ですね」とほくそ笑んだダーキン。トラックを洞窟につけてデシメーターを積み込むのです。しかし、彼は知りませんでした。この時隠しカメラが作動して彼の姿とトラックのナンバーが撮影されたことに。ダーキン、ようやくデシメーターを手に入れたというのでほくほくしながら逃げ出します。

 一方バイクを追いかけているジェフとバートン。ピストルを撃ちまくります。この弾が見事バイクのタイヤに命中。バイクはコントロールを失って崖からダイブ、海にどぼーん。「よし、我ながら良くやった、自分を誉めてあげたいね」と洞窟へ戻った二人ですが、デシメーターがないことに気付いて愕然となるのでした。「ウワー畜生、あれは囮だったのか」って今頃気がついたんすか(笑)。ジェフは隠しカメラが作動していたことを知ってさっそくフィルムを現像。「やっぱりこいつか、ダーキンだな、おまけにトラックのナンバーも映っている、これをハイウェイパトロールへ連絡して捜査してもらおう」

 すぐにハイウェイパトロールに連絡が行きまして続々と発信する白バイとパトカー群。この警察無線を傍受していたヴァルカン、あわててダーキンのトラックに「おい、トラックのナンバーばれているぞ。それじゃ逃げ切れない」「じゃ、ボス、どうすればいいんですか」「サドルパスへいけ、そこでフィリップが待っている」ダーキンは車できたフィリップと合流。デシメーターを積み替えます。そして空いたトラックの二台に強力時限爆弾をセット。

 ハイウェイパトロールからトラックの場所を連絡されたジェフ、さっそくロケットマンになって舞い上がります。ほどなくトラックを発見。爆弾が仕掛けられているとも知らず飛び込んだのです。そしてダーキンの部下と殴り合い。あ、ロケットマン、殴られて気絶した。ああ、もう時限爆弾の爆発まで十秒しかない。危うし、ロケットマン、どかーん、トラックが大爆発です。

 
 続きはまた来週というテロップが出て、これにて『King of the Rocket Men』 「第九章 10秒の命」の終了でございます。

「第十章 死の霧」 爆弾爆発まであと6秒、例によってぎりぎりのタイミングで意識を回復したロケットマン。爆発の寸前にトラックを飛び出したのでした。そしてその後、別の車に乗り換えたダーキン達を発見、追跡の末にデシメーターを奪還!ということになればいいのですが、ロケットマン、すぐに飛んで帰っちゃった(笑)。

 洞窟の研究室に戻るロケットマン。ヘルメットを脱いだところで、バートンが登場。彼は驚いて「ややや、ロケットマンは君だったのか」ジェフは頷きます。「うん、すまなかった。ミラード博士と相談してなるべく秘密にすることにしたんだ。知る人間が少ないほどヴァルカン博士にばれる確率が低くなるからね」それからジェフ、バートンにミサイルを奪ったダーキンのトラックをロケットマンになって追跡したこと、ダーキンを追ったグレンダの車がヴァルカン博士のリモートコントロールされた時、空から車に飛びついて彼女を救ったことなどを話します。

 このへんはずっと第一章、第二章のフィルムを再使用しており、安く仕上がっております(笑)。

 ようやくジェフの話が終わって・・・「ヴァルカン博士はきっと科学連合のメンバーに違いない。後、残っているのはブライアントとグラファナーの両博士だけだ。急がないと、とんでもないことになる。デシメーターを手に入れたヴァルカン博士は無敵の存在になりかねない」二人は固く決心します。

 決心しているのは何もこの二人ばかりではありません。同時にヴァルカン博士も「ジェフはいかなる手を使ってでもデシメーターを奪い返そうとするに違いない。面倒だから殺してしまおう」と決意しているという・・・(笑)。ダーキンはそんなヴァルカン博士に「でも、どうやって殺すんすか。今までいろいろやってきましたけど、結局逃げられちまったんすよ」ヴァルカン博士はわははと笑って「いや、もうひとつ、今まで試していない手がある。それは奴を町へおびき出すようにしてだな・・・」

 科学連合の研究所から出てくるジェフ。丁度通りがかったバートンとグレンダがどこへ行くのかと尋ねますと、ジェフはモンロー博士へ会いに行くのだと答えます。なんでもモンロー博士から重大な情報があると知らされたらしいのです。ジェフは車に乗り込もうとするのですが、「あ、しまった、パンクしている」バートンは自分の車で彼を町まで送ろうと申し出たのですが、ジェフは「いや、構わないよ、僕はタクシーを使うから」タイミングよく現れたタクシーを拾って乗り込んだのですが、走り出した途端、運転手が逃げちゃった(大笑い)。

 びっくりしたジェフ、ドアを開けようとするのですがこれがロックされていて開きません。そしてラジオから聞こえてきたのはヴァルカン博士の声。「ふふふ、ジェフ、この車は私の手によってリモートコントロールされているのだ。さあ、これから最後のドライブに出かけよう。こうなってはもうロケットマンにも助けられないぞ、ふふふふ」続いて車内にガスが充満、ジェフは意識を失ってがっくりと頭を垂れたのでした。

 続きはまた来週というテロップが出て、これにて『King of the Rocket Men』 「第十章 死の霧」の終了でございます。

「第十一章 ヴァルカン博士の秘密」 前章でタクシーの車内で毒ガスに取り巻かれたジェフ、当然のことながら助かっております。一体あの状況からどうやって助かったのかというと、実はタクシーの運転手が逃げ出すのを目撃していたグレンダとバートンが車で追っかけてきていたという・・・。グレンダが車をタクシーに寄せると同時にバートンが飛び移り、運転席に潜り込んでタクシーを止めたのであります。え?ヴァルカン博士にリモートコントロールされていたんじゃなかったの?え?そのリモートコントロールで窓もロックされていたんじゃなかったの?と疑問はつきませんが、ここはひとつ、シリアルの“お約束”ということでご勘弁下さいな。

 救出されたジェフ、激しく咳き込んでおりますが、体に異常はなさそう。それどころか「あのガスはロケット燃料由来だ、科学連合の書類を調べれば誰がその燃料を発注したか分かるぞ」と頭脳明晰なところを見せるのであります。これを盗聴していたヴァルカン博士は大慌て。「やばい、確かに私は自分の名前でバートレットケミカルカンパニーに発注した。送り状を調べられたら私の正体がばれてしまう。ダーキン、お前、行って書類を焼いて来い!」ジェフ達は科学連合で記録を調べてやはり、このバートレットケミカルカンパニーから燃料が送られてきたことを発見。急ぎ向うのですが、時既に遅し。ダーキン達がいち早く襲って証拠を処分していたのであります。

 トラックで逃走しようとするダーキン。そうはさせじと荷台に飛び込んだバートン。二人は激しく戦うのですが、あ、ダーキンがバートンを殴り倒してしまいました。一方、グレンダとジェフは車で後を追います。彼らに気付いたダーキン、にやりとして、荷台から幌を外したのです。これがぱあっと飛んで実に上手い具合にジェフ達の車のフロントグラスに張り付いた!これで目隠しをされたグレンダ、運転を誤って崖からダイブ、海へどぼーん。まあ、二人ともかすり傷ひとつ負わなかったですけどね。

 ヴァルカンはダーキンから「バートン捕まえましたぜ」という連絡を貰って大喜び。「よし、バートンを囮にしてジェフの奴めをおびき出すのだ。デシメーターを使う前になんとしても奴を殺しておかねばならん!」

 ヴァルカンはジェフに電話を掛けて「やい、バートンの命を助けたければ午後4時にビバリーストリート 212にくるのだ」いちいち住所を言うところがおかしいですな(笑)。ジェフは彼の申し出を承知します。しかしながらジェフ、これが罠であることを十分に承知しておりまして「正面から行ってはアブナイ。空から行くぞ」ロケットマンになって空へ舞い上がります。

 一方、ビバリーストリート 212のアパートメントの一室でジェフを待ち構えるダーキンたち。椅子に縛り付けられたバートンの傍らでなにやら大きな機械装置を調整しております。それがようやく済んで「うしししし、これでジェフがくればイチコロさ」スイッチを捻るとその装置からびゃーっと火花が出るという・・・。でも、ロケットマンは窓から飛び込んできた。ダーキンにピストルを突きつけて「ダーキン、このままここでヴァルカン博士を待つぞ」

 ところがいきなり「わはははは、ロケットマン、私は既に来ているぞ」という声がしまして、ついにヴァルカン博士登場。その顔を見たジェフは驚愕します。ヴァルカン博士の正体はブライアント博士だったのです。うわー、びっくりした、そんなことまったく考えなかったと私も驚きたいところですが、物語の流れですでにヴァルカン博士はこのブライアントかグラファナーのどちらかであるということになってましたからねえ。別に意外でも何でもなかったですねえ(笑)。

 ブライアント=ヴァルカン博士はロケットマンにピストルを突きつけて「ジェフを助けに来たのがお前の運のつきだったな、ロケットマン」ヴァルカン博士はロケットマンに下がれと命令します。そしていきなり例の装置のスイッチが入って、どばー、ほとばしる火花がロケットマンに迫ります。

 続きはまた来週というテロップが出て、これにて『King of the Rocket Men』 「第十一章 ヴァルカン博士の秘密」の終了でございます。

 「最終章 災厄の波」

 椅子に縛られたままのバートン、懸命の努力で足を振り上げ油断している部下の一人を蹴っ飛ばしたのであります。この部下が装置にぶつかって火花がどばー。驚いたブライアント一味はさっさと逃げてしまうという・・・。あれ、前章のラストと違ってませんか(笑)。ロケットマンはバートンのロープをほどきます。バートンは「奴はニューヨークで何かするつもりだと言っていたぞ、奴を早く捕まえなければニューヨークがアブナイ」すぐに警察に連絡をしたのですが、その時既にブライアント博士はダーキンの操縦する小型飛行機で脱出してしまっていたのであります。

 ならば私たちもニューヨークへ行こう。ジェフ、バートン、グレンダの三人は飛行機に乗り込むのでした。

 さて、ニューヨークに到着した彼らはニューヨーク市防衛委員会の議長のオフィス。そしてブライアント博士のことを訴えたのですが、議長は信じようとはしません。当のブライアント博士から「やい、ニューヨークを壊滅させたくなければ10億ドル払え。水曜日の午後2時までにラジオで払うと発表するのだ。私はそれを聞いてから金の受け渡し方法を連絡する」という脅迫状も来たのに、「こんな気○○○のいうことなど信じられるか、金、払うか、そんなもん!」議長は警察を総動員させてニューヨーク中をしらみつぶしに探させたのですが、結局ブライアント博士は発見できませんでした。

 それもその筈、ブライアントとダーキンはニューヨークから300マイル離れたフィッシャーマン島に着陸していたのです。島にあらかじめ建設していた研究所でダーキンが不思議そうに尋ねます。「博士、デシメーターの射程は200マイルでしょう、なんでこんな離れたところに来たんすか」ブライアントはからからと笑って、「ふふふ、直接ニューヨークを攻撃するのではない。マンハッタン島近くの海中にある火山脈を攻撃するのだ。そうすれば前代未聞の大津波と地震が起きてニューヨークはたちまち壊滅だぞ、わっはっはっは」

 そしてすぐさまやってきた期限の水曜午後2時(笑)。当然議長は「お金を払うので許して下さい」とラジオ放送したりなんかしません。怒り狂ったブライアント、デシメーターを作動させます。海面が波打ってたちまち起こる大津波、大地震。議長は大慌てで「うわあ、大変だ、早くラジオ放送の準備をしろ、え、何、地震で回線が切られてしまってできない、なんてことだ、これじゃニューヨークはオシマイだ」どうもこの人はまったく役に立たないようです。

 残る希望はジェフ=ロケットマンだけ。彼は津波の方向からデシメーターがフィッシャーマン島に設置されていると知り、ロケットスーツを着て勇躍空に舞い上がるのです。まだ大慌ての議長、「ええい、こうなったら空軍に連絡して、フィッシャーマン島を爆撃して貰うのだ」

 この間にもカタストロフィは続いております。大津波がニューヨークの街を飲み込み、地震で自慢の摩天楼がつぎつぎと崩れ落ちます。この辺り、ミニチュアを使った丁寧な特撮で見ていて凄く楽しい。もっともこれは『世界大洪水』(33・RKO製作)の流用なのだそうですが(笑) 。

 ロケットマンはフィッシャーマン島に到着。研究室に飛び込んで特殊ピストルでデシメーターを破壊、ブライアント博士、ダーキンと戦い始めるのでした。一方議長の要請により出撃する爆撃機部隊。ブライアント博士、ダーキンを倒して逃げるのが早いか、間に合わず爆撃されて木っ端微塵となるかのサスペンス。まあ、こういう話でロケットマンが死ぬなんて展開はあり得ません。ダーキンはブライアントに誤射されて即死。彼もロケットマンに殴られて意識を失ってしまいます。そのまま大空へ飛び出すロケットマン。一瞬後、爆弾が降り注いで大爆発したのです。

 さあ、ようやくニューヨークの危機は去った・・・って、もう地震と津波で壊滅状態なんですけど(笑)、稀代の大悪人ヴァルカン博士も死んだ、これで万々歳だとはしゃぐ議長。「うん、あれだな、わしが爆撃要請したのが良かったんだな、悪党どもが木っ端微塵になったもんな、わしって凄いな。よし、この勢いでニューヨークを再建するぞ。そして前よりももっと素晴らしい大都会にするんだ」その傍らで苦笑しているジェフ、バートン、グレンダの三人という絵で、全12話の連続活劇『King of the Rocket Men』のおしまいでございます。

 うーん、でも良く考えたら議長の言うとおり爆撃機が出動すればロケットマンの必要はなかったのではないでしょうか(笑)。それに何よりニューヨーク壊滅の原因は一度壊れてしまったデシメーターをわざわざ作りなおして、しかもそれをヴァルカン博士に奪われたジェフではないのと思ったりなんかしちゃったりして。

 モノクロ・スタンダード。画質は非常にヨロシイ。ノイズも少なく見やすい画質です。音質はリニアPCM。今まで買ってきたこの手のDVDの中では最高の品質だと思います。Cheezy Flicks EntのDVD。

エロの冒険者
       HOMEPAGE http://homepage3.nifty.com/housei/
      SFシネクラシックス 輸入DVDでみるSF黄金時代(笑)

|

« 『King of the Rocket Men』 #2 | トップページ | 『怪獣島の秘密』 (『Mystery on Monster Island 』 『Misterio en la isla de los monstruos』 1981年)  »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『King of the Rocket Men』 #3:

« 『King of the Rocket Men』 #2 | トップページ | 『怪獣島の秘密』 (『Mystery on Monster Island 』 『Misterio en la isla de los monstruos』 1981年)  »