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2009年1月30日 (金)

1月29日(木) 「アヌス2号」

 8時丁度のアヌス2号で私は私はあなたから旅立ちます・・・ってどんなシチュエーションなんだか。自民党 衆議院議員 馬渡龍治氏のブログでこんな記述を見つけた。(http://blog.mawatari.info/?eid=681577#commentsより引用開始)アトピーや花粉症、そばアレルギー等、アレルギー系の疾患が増えているようですが、その原因の一つがインスタント食品等に含まれる防腐剤や保存料などの化学物質ではないかと考えます。コンビニで販売されている弁当などは防腐剤が使用されているものもあります。添加物が少量で人体への影響が少ないとされていても、毎日身体に取り込み続ければ、悪い影響が出るはずです。(引用終了)

 言っていることは出鱈目だが(一日摂取許容量 Acceptable Daily Intake、ADI についてまるで無知)この人は防腐剤、添加物が人体に有害だと確信している訳でしょう。そう思ってブログに書いている訳でしょう。だったらなぜ、これを政治的な問題として禁止・改善の方向へ持っていくというような考え方をしないのでしょうか。どうも不思議でたまりませんわん。

 (読売新聞 - 01月29日 19:27 http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=735079&media_id=20より引用開始)【ワシントン=本間圭一】米政策研究機関「外交評議会」は28日、北朝鮮の金正日体制の終結を想定した報告書を発表し、武力行為発生など最悪の事態への米側の対応として、約46万人の兵力が必要になると警告した。

 その上で、非常事態に備え、米国が日本や韓国など近隣諸国との連携や準備を強化すべきだと提言した。

 報告書は、金総書記の病状が、報道されている以上に深刻である可能性に触れた上で、今後のシナリオとして、〈1〉予定通りの権力継承〈2〉権力闘争による体制転換〈3〉体制崩壊--を想定。特に、金体制が崩壊した場合、治安維持に必要な米軍主体の兵力を11万5000~23万人と見積もった。しかし、北朝鮮軍が抵抗した場合は、特殊部隊の投入などが不可欠となり、必要な兵力はイラク駐留米軍の3倍以上に膨れあがると試算、「韓国と米国だけで対応するのは不可能」と結論づけた。

 報告書は、こうした事態に対応する方策として、米当局が有事に有効な情報を収集するため、平時から諜報活動を強化し、核交渉の段階で北朝鮮とのパイプを複数確保すべきであると提案。さらに、日本や韓国との協議のほか、危機に伴う誤解や摩擦を避けるため、中国との対話を深め、国連機関、欧州諸国、民間活動団体(NGO)との連携も強化すべきだと提言した。(引用終了)

 例によってミクシィではこの記事を読んで「軍事大国アメリカは戦争をしていないとお金の流通が止まっちゃいますから」などと訳の分からぬことを言っている奴がいる。だから、もういい加減に戦争で国が潤うというのはただの伝説であることを理解しろっての。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ。昼飯は天神で用を済ませたついでの大砲ラーメン。いやあ、麺は美味いな麺は。替え玉をいつものカタからバリカタにしたらもっと美味くなったな、でもな、スープはな・・・(笑)。夕食はハマチの刺身、豚ソテー、生野菜、大根の味噌汁、炒飯。ビール一缶飲む。〆のコーヒーは如例。

 その後レンタルブルーレイの『28週後』を見る。ゾンビの新解釈によってスマッシュヒットとなったダニー・ボイル監督の『28日後』の続編だが、前作からうってかわってとんでもないノーシンキング・ムービーになっちまったよ。明らかにヤバイあの奥さんをわざわざ基地に連れて帰り血液検査をして「うわあ、この人はウィルスのキャリアだ!」そんな危ない奴は基地の外で最初に検査しておけよ。血液採取して顕微鏡で覗くだけの試験なのだから、たいした設備がなくっても大丈夫だろ。

 そしてこの危険きわまりない奥さんを見張りも付けずにほったらかしにするというのもどういう了見なんだ。いくら、あの親父が地区責任者でどんなところへアクセスできる権限があったとしても、研究所の中へすらすら入っていって奥さんと直接対峙できるなんてどんなセキュリティなんだと言いたくなる。周囲の軍人たちもアホばっかり。特にあの母親が生まれつき免疫を持っておりウィルスのワクチンを作れる可能性があるのだから、子供たちもそうに違いないと決め込んで逃がそうとするスカーレット少佐(ローズ・バーン)の身勝手な行為には腹立ちさえ覚えた。結局この女の行為がもとでフランスがゾンビだらけになってしまったのだから。

 ただ、ストーリーは出鱈目だがゾンビ映画としてみると、なかなか侮れないんだ、この『28週後』 カメラワークの巧みさでゾンビから逃げられないという恐怖を上手く演出しているし、ヘリコプターのローターによる大量ゾンビミンチ化戦法など、今までのゾンビ映画の歴史の中で1、2を争う素晴らしいシーンだったぞ(笑)。

 ハイビジョン画質は濃密なグレインをそのまま残す画調。これが緊張感を演出して暗闇の場面など実におっかない。解像度がむやみに高く、冒頭のロンドンの光景などめまいを覚えるほどだった。サラウンドはDTS-HD ロスレスマスターオーディオ。もう何も文句はつけられません(笑)。私などが何やかや言えるようなレベルをとっくに超越しているのでございます。

 シャワーを浴びて午後11時半から吸血鬼蘇る』(『The Return of the Vampire 』1944)の続き。ベッドから起き上がったニッキー、ふらふらと歩いて研究室へ。そこで待っていたのはもちろん、ルゴシ。「私を呼んだのはあなた?」ルゴシはにやりとします。「ふふふ、お祖父さんの原稿を読んだね。私はテスラだ。ここでやるべきことを終えたらお前は私と一緒に故郷へ帰り、永遠の伴侶となるのだ、ふふふふ」ニッキー、ルゴシの目に魅入られてしまいます。そしてそのままばたり。場面暗転。

 翌朝、家政婦のエルザが凄まじい悲鳴を上げます。驚いたジェーンとジョンがニッキーの部屋へ駆けつけると、床に倒れた彼女の姿が!ジェーンは彼女の首に忌まわしき傷があるのを見つけて愕然とするのでした。彼女はニッキーに輸血をした後、ジョンに吸血鬼のことを教えます。「信じられないよ」「でも事実なの、とにかく彼女のことはお母さんに任せて頂戴」

 ジェーンはあの墓堀人二人にインタビューして、彼らが杭を抜いてしまったことを突き止めます。その後警視総監のところへ言ってすべてを話すのですが、総監はやっぱりそんな怪しげなものの存在を信用しようとはしません。それでも彼はニッキーのガードを引き受け、さらに部下二人にジェーンの助手、アンドレアスの身辺を探れと命令するのでした。

 さっそくアンドレアスを尾行する二人。彼らはアンドレアスが怪しい荷物を持ってブルックナー博士に化けたルゴシが宿泊しているホテルから出てくるのを目撃。早速尋問しようとしたのですが、アンドレアス、にわかに変身して「ウォーでがんす、ウォーでがんす」狼男になってしまいました。刑事二人は驚きのあまり「しぇーっ」と飛び上がります。狼男はこの隙をついてまんまと逃走。

 二人から話を聞いた総監はもうかんかん。「吸血鬼だけでも信じられんのに、狼男ってか、そんな馬鹿なことがあるか」と怒鳴りつけます。ところが部下の一人がアンドレアスの体から引きちぎった毛を分析させたところ、「これは狼の毛です」という結論が出ちゃった。しかも狼男の荷物からブルックナーの名刺が出てきたものだから、総監、ここに及んでやっとルゴシを疑い始めるのです。

 しかし、その間にもルゴシの魔の手が・・・。彼はニッキーの寝室へ行き、看護していたエルザをやっつけると、「ニッキー、ニッキー、立ち上がれ」彼の暗示によって操られたニッキー、ジョンの寝室へ行って「ええ、一体全体どうしたっていうの、確かに僕たち婚約したけど、これはちょっと早すぎるのでは」と妙に嬉しがる(笑)ジョンを襲わせたのです。翌朝、ニッキーと同じように寝室の床に倒れていたジョン。もちろん、その喉には二つの穴が開いておりました。

 このままではニッキーもジョンも殺されてしまう。焦ったジェーンは総監と一緒にアンドレアスを尋問します。「あなた、私の机から原稿盗んだわね!」「いや、俺、知らないっすよ、そんな」とすっとぼけていたアンドレアスですが総監が「ええい、手を見せろ、手を」彼の手をがっと掴みます。その手の甲にはまごうかたなき狼の毛が。これでアンドレアス、開き直りまして「ばれたとあっちゃ仕方ねえ、しかし、ご主人様はお前らなんかには絶対見つけられないからな」捨て台詞を残し、窓から逃走してしまいます。

 続いてブルックナー博士の宿泊しているホテルへ。「へ、ブルックナー博士ですか、彼は夜明け前にお帰りになってそのままですよ」怪訝な顔をしているクラークに部屋の鍵を開けさせて中へ。もちろん、部屋には誰もいません。ルゴシは爆撃で破壊された教会の地下室で眠っているからです。驚いたクラークは「あ、あれ、おかしいな、確かに外出なんかしてないのに、え、窓からですって、ここは3階ですよ、そんな芸当、超無理っすよ」そして総監は最後の切り札を披露します。「ブルックナー博士の風体は髪が薄く太り気味だった。年齢も62歳だ」これを聞いたジェーンは息を呑んで「ぜんぜん違うじゃない。じゃあ、やっぱりブルックナーがテスラなのね」

 自分の正体がばれたことを知ったルゴシ、オルガンを弾いているジェーンの前に現れます。「ふふふ、私を止めることはできん、今夜にでもニッキーを連れていくぞ。彼女は絶対に見つからない。そしていつの日かジョンの前に現れて目的を遂げるのだ」ジェーンはぱっと楽譜を取り上げます。その下にあったのが十字架。今の今まで自信満々であったルゴシ、これをみてたちまち顔色を変えて「ヒーッ」ぼんと消えてしまいました。

 しかし、十字架には負けてもニッキーには大丈夫。ルゴシは彼女の寝室に現れます。おまけに今夜のニッキーは十字架をつけていない。何事かを計画したジェーンがあらかじめ取り去っておいたのです。ルゴシは三度「ニッキー、ニッキー、起きるのだ」 ニッキーはふらふらと立ち上がって屋敷の外へ。その彼女を尾行するジェーンと総監。彼女の計画とはニッキーを囮にして(酷い!)ルゴシの居場所を突き止めようというものだったのです。ニッキーは例の破壊された教会へ赴きます。待っていたのはもちろん、ルゴシ。狼男も現れました。

 総監とジェーン、もう少しで潜伏場所が分かると張り切ったのですが、この時偶然にもドイツ空軍の空襲が!また爆弾が降り注いできてあちこちでどっかんどっかん爆発します。総監は逃げようとする狼男にピストル発射、見事命中させたのですが、結局彼らの姿を見失ってしまったのです。ジェーンと総監は屋敷に戻り警察の捜査に望みを託すことになりました。

 ルゴシと狼男はニッキーを地下室へと運び込みます。銃弾の深手にあえぐ狼男って、この映画の狼男はフツーの弾丸でやっつけられるのか(笑)。狼男は「ご主人様、ご主人様、私はもう死にそうです。助けてくださいませ。あなたは永遠の命を約束してくださったではありませんか」しかし、ルゴシは冷たい。「わし、そんなこと知らんもんね、もうお前は用済みだからね、部屋の隅に行って静かに死になさいっての」さすがに愕然となる狼男。彼の脳裏にジェーンの優しい声が響きます。「良心を取り戻しなさい。良心さえあれば悪には決して負けないのよ」だんだんとアンドレアスに戻っていく狼男。そして彼の手がたまたま土に埋まっていた十字架を探り当てます。

 こうなったらやるっきゃない。彼は嬉しそうにニッキー用の棺桶に土を入れているルゴシの背後に忍び寄って「てめえ、死ね!」十字架を突きつけます。思わぬ反撃を食らって「ヒーッ」と驚くルゴシ。そこにドイツ軍の爆撃機が投下した爆弾がどかーん。ルゴシ、アンドレアス、ニッキー、みんな瓦礫に埋もれて失神です。

 いち早く意識を取り戻したアンドレアス、地下室の入り口を見上げますと差し込んでいる明るい太陽の光が!失神している間に夜が明けたのですなあ。ならばやることはただひとつ。彼は最後の力を振り絞って陽光の元へルゴシを引きずりだしたのです。おまけにどこからか長い釘を拾ってきてルゴシの胸にレンガでとんてんかんてん。ルゴシ、「グエエエエ」という恐ろしい呻きと共に溶け崩れてしまうのでした。アンドレアスも彼の後を追うように倒れて絶命します。

 ニッキーはスコットランドヤードに無事保護されてジェーンと感動の対面です。ジェーンは総監に服を着た骸骨を見せて、「どう、これであなたも吸血鬼を信じたでしょ」総監は頑固なことに首を振って「いーや、何か合理的な説明があるはずだ、お前たちもそう思うだろ」と部下たちに尋ねるのですが、彼らはあいまいに笑って「い、いやそんなこともないと思いますが」びっくりした総監、「お前たちまでそんなことを信じているのか」ついで総監はこちら、つまり観客のほうをみて「あなた方も信じているのですか」と問いかけたところでエンドマーク。

 ときおりちりちりとしたノイズが入ったり、また霧の圧縮が上手く行ってないところなど不満点はあるのですが、総じて高画質といえるモノクロ画像。音質も上々でルゴシの台詞がカッコ良い。

 その後ハイビジョン録画の『図鑑に載ってない虫』 三木聡の監督・脚本作。飲むと死んで生き返るという虫、死にもどきを探すルポライターのへんてこロードムービー。『亀は意外と速く泳ぐ』と同質の世界観を持っており、多数の奇妙な登場人物から繰り出されるギャグがなんとも心地よい。死にもどきを探して悪用しようとしている怪しい宗教団体やそれに協力するヤクザという設定を途中であっさりと放り投げてしまっているが、これがまったく気にならないのは監督のギャグ映画的資質の高さを示す好例だ。

 この間の『転々』も面白かったし、今後は本気でこの監督を追っかけねばなるまい。

 ハイビジョン画質は非常に優秀。映画の特徴となっている特殊な色使いを綺麗に再現する。また輪郭強調のないすっきりとした解像度が工場群を魅力的に見せている。

 その後だらだらTV。私が収録に参加させて頂いた「熱中夜話 マニアック映画ナイト」を恐る恐る見ようとしたが、私の顔が見えた時点でもう駄目。恥ずかしさのあまり「ギャッ」と叫んで再生中止(大笑い)。しばらく封印させて頂きます。

 就寝午前2時半・・・でもやっぱり眠れず部屋へ戻り録画の「元祖でぶや」を一本見てから再挑戦。今度は眠ることができた。

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