« 2月16日(月) 「たかじんのそこでイッて委員会」 | トップページ | 2月18日(水) 胡錦濤和歌集 »

2009年2月18日 (水)

2月17日(火) 早大生理論

 相対性理論を早大生が理解すると早大生理論になる。早口で3回言ってみたまえ、きっと一回は舌を噛むから。唐沢なをきさんの「ヌイグルメン!」一巻を買うと特典として「ヌイグルメン!」劇中に登場する敵怪獣 麩饅獣の購入券がついてくる。値段は送料込で3,500円。今、「ヌイグルメン!」にはまって頭脳細胞の369分の一くらいが「ヌイグルメン!」のことばかり考えている状態のわたくしであるから、もちろん買うつもりである。月末は電源コードやロジクール R4の支払いが重なっていろいろ苦しいのであるが、それでも買わずにはいられないのである。これを買ってなをさんフィギュアと並べて飾るのが当面の夢なのである。なんてささやかな夢だと笑うなかれ、今月で45を迎えた独身中年オタクの心情とはこんなものであるのだから。

 仕事はまあ、いろいろあった。業者さんからあれの件で相談があり、どうしようかと頭を捻る。フルでやると金が掛かりすぎるし、かといってやらない訳にはもちろんいかない。とりあえず見積もりを出してくださいとお願いする。昼飯は久々のゆきみ家ラーメン。醤油とミニカレーのセットである。夕食は母親が遅かったのでコンビニ飯。焼き鳥とサラダでビール一缶。後は海苔でゴハンを一膳。〆のコーヒーは如例。

 それから昨日に引き続いて『ドニー・ダーコ』祭り。本日は劇場版の方を見るのである。『ディレクターズ・カット』との違いを細かく検証しながら見たのだが、やはりこちらの方が私の好み。昨日も書いたけれども『ディレクターズ・カット』はあの『ウォーターシップダウンのうさぎたち』の引用場面が効果的でカルトというよりも上質なスペキュレイティブムービーとなっており、映画としては数段上なのだが、劇場版の未成熟なところが私の心を捉えて離さないのだ。丁度、『ブレード・ランナー 劇場版』『ファイナルカット』の組み合わせのように。

 シャワーを浴びて午後11時から『ゾンビ襲来』(『The Creeping Flesh』 1973)の続き。興味深そうに実験室を歩き回るジェームズ。ここにぷんすか怒ったカッシングがやってきます。「なんだね、お前はそんな勝手に人の研究室に入って」ジェームズはずるそうな笑いを浮かべます。「なんだか、我々は似たような研究をしているようだね、どうだ、ひとつここは兄弟のよしみで共同研究といかないか。私は君の研究が失敗したことを知っているぞ」ジェームスはさらに追及します。「あの細胞はなんだ、心の病気との関連は?」カッシングは怒り狂って「知らん、知らん、わしゃなーんも知らん」

 ジェームスはとうとう決定的な一言を口にします。「君は家族を実験台にしたな。ペネロピーが発狂して私の精神病院へ連れてこられたのだぞ。お上に訴えれば君は逮捕されてしまうぞ」「何、ペネロピーは今どこなのだ」「私がここに連れてきてやったよ、2階で寝ている。だから兄さん・・・あれ、あれれ」ジェームズはきょとんとします。今からこのことをネタに共同研究を強制しようと思っていたのに肝心のカッシングがペネロピーの寝室へすっ飛んで行ってしまったからです。「ちょ、なんだ、気をそがれちゃったな」とボヤくジェームズ。「まあ、いいや、チャンスはいくらでもある」

 さて、精神病院にて部下のペリー博士に○チガイたちの血を調べさせてみると、みんなみごとに真っ黒で毛がもじゃもじゃ。ジェームズは考え込みます。「カッシングはどうやってあの人骨から血を得たのだ?まだ何か秘密があるのに違いない。よし、我々はあの人骨を奪うぞ」「え、私、そんな荒事は」「心配するな、こういう時のためにゴロツキを雇っておる」

 そのゴロツキを御者にした馬車で深夜出動するジェームズであります。カッシングの屋敷につくと御者はたちまち強盗に姿を変えて実験室へ侵入します。骨はどこだと探しているうちに物音に気がついて覗きにきたウォーターローが「あ、お前はなんだ、ここで何をしている」殺されました(笑)。強盗は人骨を抱えて外へ。歓喜のジェームスに迎えられて人骨を馬車に積み込みます。この人骨にマントとフードをかぶせるジェームズ。「ふふふ、これでわしの研究はなったも同然よ!」馬車で逃げ出します。

 一方カッシング、実験室を覗いてみて飛び上がります。「しぇーっ!人骨がない」「しぇーっ!ウォーターローも殺されている」 ジェームズの仕業だと直感したカッシング、馬で彼らを追いかけます。この頃から空は暗雲に覆われ雷がごろごろ言い出します。「雨が降ってきたらすべてがオシマイだ」あせるカッシング。

 ついに雨が降り出しました。ジェームズから急げ、急げと命令された御者、あせって操作を誤り馬車を転倒させてしまいます。御者は馬車の下敷きになって「ひー、助けてくださいー」ジェームズ、馬車を持ち上げようとするのですが彼一人の力ではどうにもなりません。彼は精神病院へ助けを求めて戻ることにします。

 その間ひっくり返った馬車の中で雨を浴び続ける人骨。おお、その体にじくじくと肉がつき始めたではありませんか。ほどなくゆらりと立ち上がる人骨。ニューギニアの祖先が長い時を隔ててついに蘇ったのです。彼は馬車の下でもがいている御者を見つけてはい、惨殺します。

 この時ようやく馬車に追いついたカッシング、夜の闇に浮かび上がるマント姿の“それ”を見て恐怖に震え上がり、逃げ出してしまうのです。しかし“それ”はカッシングの後を追って屋敷へ向かいます。屋敷へついたカッシング、恐怖のあまりあの大事な標本である指、を焼却炉に放り込んでしまいます。

その頃、ベッドから起き上がったペネロピーは居眠りしているお手伝いさんを絞殺。彼女は鍵を奪って部屋から脱出します。そしてその時ついに“それ”がやってきた。“それ”は屋敷のノッカーをどんどんと打ち鳴らします。妻の部屋に逃げ込んでただただ慄くばかりのカッシング。ペネロピーは何を考えたか、玄関を開けて“それ”を迎えいれるのでした。“それ”はまず実験室へ向かいます。そこでなにやらごそごそ。ははあ、どうやら指を捜しているようですな。その指は焼却炉の中で灰になっているとも知らずに。

 さんざん探し回って見つけられなかった“それ”、カッシングの元へ行きますと、有無を言わさず彼の中指に手をかけて「がりばりべりり」ともぎ取ってしまったのです。「ぎゃああ」凄まじい悲鳴を上げるカッシング。

 この後ペリーと共に屋敷へやってきたジェームズが見たのは庭で踊り狂うペネロピーと指をもぎ取られたカッシングの哀れな姿だけでした。

 ここで場面は冒頭へ戻ります。科学者相手に必死に言い募るカッシング。「悪から地球を救えるのは私だけだ。どうか手伝っておくれ」科学者は面倒くさそうに彼の手を払うと外へ出て鉄格子をどーんと閉めてしまいます。科学者、いや、精神科医は首を振って「いや、酷い妄想だな」彼はそこにいたジェームズに「彼はあなたを異母兄弟と思っていますよ、それに」鉄格子の中で荒れ狂うペネロピーを指して「あの患者が自分の娘だと思っています」ジェームズ、面白くもなさそうに「あれは3年前からああなのだ、私がリクター賞を取った時だな。もうああなったら駄目だ。何をしても絶対治らん」

 「後生だから私を助けてくれ」と鉄格子に手をかけて叫ぶカッシング。その手に中指はなかったのです。

 はい、エンドマーク。

 これは全てがカッシングの妄想ということではなく、実際に起こった事件でジェームズが自分の立場を利用して二人を精神病患者として強制入院させている、カッシングの研究の成果はちゃっかり頂いてそれでリクター賞を貰ったということなのでしょう。

 その後今までちびちび見ていたハイビジョン録画の『青空のルーレット』を見る。なんというか、もう今時「夢があるからこそ人間なのだ」とか中年の域に差し掛かった作家志望者に叫ばせるという思いっきり時代錯誤な臭さに仰天してしまう。この作家志望者、原稿用紙にペンで文字を書きつけ「ああ、うまく書けない!」と叫んで書き損じをくしゃくしゃにして放り投げるってドリフターズのコントじゃないんだからさ(笑)。

 他のキャラクターたちも青臭くてリアリティがまったくない人物ばかり。窓拭きの仕事を一人でやらせるなんて噴飯ものだし、キャバレーのホステスを演じた中島知子も酷い。このキャバレーは劇中一度警察に風営法違反で踏み込まれているのである。これも思わず爆笑してしまったのだが、こういう容疑で強制捜査を受けるということは売春行為があったということだ。実際ホステスに店外デートをやらせる描写などあったのだから、そこのところは間違いない。ということはこの中島知子もその手の行為をやっていた可能性が非常に高いのであるが、何故か誰もそれを気にしないのである。こんな中途半端をやるくらいなら警察を踏み込ませる必要性などどこにもないではないか。

 やたらに豪華なゲストを出していたけれども、肝心の本編にこう説得力がないのでは何の効果もないのであった。

 ハイビジョン画質はHDカメラ撮影か、色味が薄く面白みのない画調。解像度が高いけれども私の好きな絵とは違っているのである。ステレオ音声は演奏場面が冴えず。こういう映画なんだから音楽くらい頑張ろうよと思ったことであった。

 後は録画しておいた「ぴったんこかんかんSP」をだらだら。

 午前2時半にベッドに入るが例によって眠れず自室へ戻って午前4時まで粘る。それから再挑戦してようやく夢の中。

|

« 2月16日(月) 「たかじんのそこでイッて委員会」 | トップページ | 2月18日(水) 胡錦濤和歌集 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/171789/44102183

この記事へのトラックバック一覧です: 2月17日(火) 早大生理論:

« 2月16日(月) 「たかじんのそこでイッて委員会」 | トップページ | 2月18日(水) 胡錦濤和歌集 »