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2009年2月19日 (木)

2月18日(水) 胡錦濤和歌集

 西蔵の とぶひの野守 いでて見よ 今いくかありて 僧侶つみてむ (チベットの「飛火野の野守」よ、出て見て欲しい、革命の動きがあったら、すぐに中国人民軍を派遣して僧侶を弾圧するからという歌。「とぶひの野守」とは、飛火(=のろし)の野という名を持つ「飛火野」の番人、管理人 言うまでもなく元歌とはまったく意味が違っているので妙な誤解はしないこと) 2月20日 待望の『AKIRA』ブルーレイが発売される。これにあわせて(http://av.watch.impress.co.jp/docs/20090218/bandai.htm)では担当スタッフのソフト製作に当たっての苦労話が掲載されているのだが、これがもうべらぼうに面白い。

 『AKIRA』の音楽を担当した芸能山城組の組頭・山城祥二氏は、一方では国際科学振興財団主席研究員/文明科学研究所所長で脳科学者でもある大橋力氏という顔を持つ。彼は大橋氏として「人間の可聴域上限の20kHz以上の音をカットせず、100kHz以上に及ぶ超高周波を含んだ音を聴くと、脳の中で美しさや感動を司る“基幹脳”が活性化し、自律神経系や免疫力、内分泌系の活動が改善されるなど、良い影響があるという「ハイパーソニック・エフェクト」効果を提唱している。(ちょっと怪しい香りがするけど)

 この効果が『AKIRA』にも使われているのだが、これをブルーレイソフトで再現するためには最低でも24bit/192kHzが必要になるという。しかし無圧縮のリニアPCMでこれを収録しようとすると音声だけでBD2層50GBをまるまる使ってしまうため、とても無理。そこで本編を二枚組、三枚組にしようという案や音質重視で低レートの映像を使う「音質重視版」、逆に音声を圧縮して画質を優先する「画質重視版」の二種類を作ろうというアイデアさえだされたという。でもさすがにこんなことをしたら世界中の『AKIRA』ファンが怒り狂うので(笑)、トゥルーHD音声を採用することになったのである。

 しかしそれでも音声が膨大なデーター量になることは間違いなく、『AKIRA』ブルーレイでは通常とは逆にまず音声をエンコードして、可変レートで刻々と変化する空き容量に合わせて映像をどうやって入れていくかという手法になった。試作とテスト再生を繰り返し、絵と音声の最もバランスが良いポイントを見つけていったというのである。こうして完成したBDソフトは2層50GBをほぼ使い切っておりAKIRAのBDビデオ化を担当したバンダイビジュアルコンテンツ本部 プロデュース3部 第1課課長の武井潤プロデューサーによれば、(引用開始)「もう何も入らないほどのカツカツ(笑)」(引用終了)なのだそうな。

 こういう話を聞くとあー、買いたい、もう買いたい、すぐ買いたいと思ってしまうのだが、いや、実のところ前から買う気満々だったのですが、ちょっと今、手元不如意になりましてな、来月か再来月ぐらいになりそうだという(笑)。それに我が愛機 デノンブルーレイプレーヤー DVD-3800BDは24bit/192kHzのトゥルーHDをデコードできたんだっけ?

 本日は休み。午前9時半に事務所へ出て倉庫に貯蔵してあった大量の燃えないゴミを一度に出す。それから日記つけとネットのチェック。40分のウォーキングやって近くの漫画喫茶へ。ここで鳥のから揚げ定食食って漫画読み3時間半。終了後ちょっとお買い物をして午後4時に事務所へ戻る。そして亀の世話などやって午後4時半に帰宅。

 ビールを飲みながら録画の「レインボーマン #32」を見る。この後懸案であるマルチリージョンDVDプレーヤーやVHSビデオの配線をやろうと思っていたのだが昨日の睡眠不足がたたって酷い睡魔に襲われる。眠り男に砂をかけられたどころではなく、サンドバックでどつかれたような状態になって30分ほど落ちてしまった(この眠り男の元ネタは小林信彦の「オヨヨ大統領の密使」)。

 夕食は天然ヒラメの刺身、鯵の南蛮漬け、菜の花の辛子味噌和え、昨日の残り飯で作った炒飯。ビールをもう一缶飲む。天然ヒラメの刺身が非常に美味しく高級料亭で食べるそれと変わらないぐらい(高級料亭なぞ一年に1回ぐらいしか行けませんが。それに高級っていってもうちらの場合、たかが知れてますもんねえ)。炒飯まで食うともう腹がぱんぱんになった。〆のコーヒーは如例。

 その後輸入ブルーレイで『マイネーム・イズ・ブルース』を見る。ひょんなことから中国の悪霊を呼び覚ましてしまったティーンエージャーが「こんな時に時に頼れるのはあの人しかいない」ってんで、大ファンのブルース・キャンベルを呼んでくるという大バカ映画。もっともその肝心のブルースは零落していて仕事は『ケイブ・エイリアン』というしょうもない映画の続編に出ているくらいで、寄ってくるのはオタクばかり(ドキッ!)。住んでいるところは汚いトレーラー・ハウスで別れた妻は彼のエージェントとよろしくやっているという有様。飼い犬にも馬鹿にされている始末だ。

 そんな彼がティーンエージャーに誘われて悪霊退治へ。いや、誘われたというか、一度は「馬鹿なことを言うんじゃない、出て行け」とたたき出したのだが、25セント玉に目がくらんで拾おうとしたところをバットで殴られて拉致されたのだが(笑)。しかも車内じゃ逃げられるのでトランクに押し込められてしまったのである。ティーンエージャー、トランクの中のブルースへ「今、『ケイブ・エイリアン 2』撮影しているって本当ッスか』 これでブルース、ぎょっとして「ヤバイ、こいつ、俺のファンだ。いつかこんなことになるんじゃないかと思ってたんだ」というのに大笑いさせられた。

 ブルース、ティーンエージャーのママに一目ぼれして一転悪霊退治に乗り気になるのだが、もちろん本当に悪霊がいるとは思っていない。彼のエージェントからの誕生日プレゼントのイベントぐらいに思っているのである。これがいざ本物と分かったとたん我先に拳銃を乱射しながら逃げ出すその情けなさよ!しかも乱射した拳銃の弾で村人三人死亡するのだ(笑)。

 これに責任を感じたティーンエージャー、自分の失敗は自分で始末をつけると言い出して一人で悪霊退治へ。さすがに放っておけなくなったブルースは彼のママと一緒に後を追うのだが・・・。

 中坊レベルのギャグがどかどか炸裂して大変に楽しい映画である。へたくそな映画、トンデモ映画をバカ映画と称することが多くなった昨今、これは久々の正統派バカ映画だ。もうこんなバカ映画を見逃すと後悔するのでみなさん、絶対に見るように。

 映像コーディックはMPEG-4 AVC フィルムグレインがあまり感じられないすっきりとした画調。それでいてディティールに不足がないのが嬉しい。5.1チャンネルサラウンドはDTS-HD マスターオーディオ。こじんまりとした音場が残念だが、ひとつひとつの音の品位は高い。英語字幕は聴覚障害者用のものであったけれども、なぜかあの中国悪霊の歌に字幕が出なかった。

 シャワーを浴びてお酒。急速に眠くなってきて珍しく午前12時前にバタンキュー。

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