« 2月5日(木) 井の中の蛙、退会を知らず | トップページ | 2月7日(土) 『ブレード・ランナー ディレクターズ・リストカット』 »

2009年2月 7日 (土)

2月6日(金) 『出来レース2000』

 あのレースの勝者は最初から決まっていた。「そりゃ、そうさ、映画には脚本ってものがあるんだからね。他にどんなやり方があるっていうんだい」ロジャー・コーマン談。2月20日発売予定 ブルーレイ『AKIRA』国内版 定価8,190円、アマゾンにて売価6,060円。(特典 特製ブックレット映像特典 特報No1・特報No.2・TVスポット 予告編No.1・予告編No.2 絵コンテ集) 音声仕様 ドルビーTrueHD(5.1ch、192kHz 24bit)・ドルビーデジタル(5.1ch)・リニアPCM(ドルビーサラウンド)/英語・ドルビーTrueHD 

 2月24日発売の米国盤ブルーレイは定価49.98ドル 米アマゾンにて売価34.99ドル (特典 初回のみ特製ブックレット 映像特典 Teasers  Trailers  TV Commercials  Storyboards) 音声仕様 English Dolby TrueHD 5.1/48 kHz/16-bit/1466 kbps (Core: DD-5.1/640 kbps) Japanese Dolby TrueHD 5.1/192 kHz/24-bit/14340 kbps (Core: DD-2.0/192 kbps) Japanese Dolby Digital 5.1/640 kbps Japanese LPCM 2.0/48 kHz/16-bit/1536 kbps

 とほぼ同仕様である。それでいて米国盤のお値段 34.99ドル 送料合わせて40ドルくらい 国内版は6,060円 約2,000円の差額が出る。国内盤は米国盤に比べて二週間近く(スタンダードシッピング使用の場合)早く入手できて、当然ながらブックレットなどは日本語となる。米国盤は安いけれども入手が遅くなってメニュー画面やブックレットが英語。

 これは大いに迷うところですなあ。ワークプリントまで全部いりで27ドル、しかも『ファイナルカット』には日本語字幕入りだった『ブレードランナー』米国盤ブルーレイは迷う必要などなかったのですが(笑)。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。昼飯は冷凍うどんで作った卵入り丸天うどん。夕食は母親が出かけていたのでコンビニ飯。ししゃも、野菜サラダ、カツ重。缶ビール一本飲む。〆のコーヒーは如例。

 それからハイビジョン録画の『ライトアップ、イルミネーション大作戦』見る。マシュー・ブロデリックとダニー・デビートの“迷惑な隣人”もの。まあ、こういう場合、100パーセント、ダニー・デビートが迷惑な方になるのですが(笑)。

 この映画はどう贔屓目に見ても失敗作。とにかくダニー・デビートの演じたキャラがいくらコメディだとしてもやりすぎで、しかも何を望んでいるのか映画の最後まではっきりしないままに終わってしまうのがまずい。自分は今まで何も成し遂げることができなかったからせめてライトアップで家が宇宙から見えるようにしようという動機が提示されてはいるのだが、それもあっさり家族への愛ゆえに諦めてしまう。このわざとらしい感動要素のせいで、映画全体がひどく締まらないものになっている。

 ハイビジョン画質は一級品。町並みの異様なまでの立体感、雪粒の細かさ、暗部の綺麗な快調など見ているだけで気持ちよくなれる。5.1チャンネルサラウンドもひとつひとうの音の品位が高い。こちらも文句のつけようがなし。

 シャワーを浴びて午後11時過ぎから『帰ってきたドラキュラ』(『Dracula Has Risen from the Grave』 1968)の続き。ジーナは偉いことになりましたが、その一方で御貫通を果たして幸せ一杯のマリアとポール。マリアはポールにお別れのキスをして、やっぱり窓から出て屋根伝いに帰っていくという・・・(笑)。一方、ドラキュラに美味しく頂かれてしまったジーナ、首の傷跡を包帯で隠し、酒場で甲斐甲斐しく働いております。と、そこにやってきた神父様、彼はジーナに目配せすると主人に「空いている部屋はありますか」

 幸い屋根裏部屋が空いていたので、そこを借りることに。神父様は荷物を運んでいるポールに「あなた、司教さまをご存知で」と尋ねます。ポール、いきなり変なことを聞いてくる人だなと思いつつも「ああ、知ってます、彼の姪御さんを通じてね」「何、姪御さんとな」一瞬すごい形相となる神父様でしたが、ポールは気がつきませんでした。

 その後神父様はパン焼き釜のある地下室へ。そこからさらに扉をくぐって水がぽたぽた滴り落ちる陰気な部屋に入ります。その部屋にあったのはもちろん、ドラキュラの棺。ジーナの手引きによってこんなところに隠されていたのです。その蓋が開いてばーん、ドラキュラ登場。ドラキュラはジーナを呼びつけて「司教の姪が欲しいザマス、ここに連れてくるザマス」と命令します。ジーナは驚いて「私がいるじゃありませんか、私というものがありながら他の女を連れてこいだなんて、ひどい」ドラキュラ、ばしーんと彼女を平手打ち。「うるさいザマス、連れてこいといったら連れてこいザマス!」

 そしてタイミングよく酒場にマリアがやってきた。彼女はもちろんポールに会いにきたのですが、彼の姿が見えません。ジーナ、「ポールは下のパン焼き場にいるわよ」ジーナ、地下へ降りた彼女に忍び寄り「はっ!」気合と共に下腹部に拳をぶち込みます。くたくたと崩れ落ちるマリア。実際はこんな都合良く行かないと思いますけどね。マリア、失神どころか下腹部押さえてしゃがみこみ、「超いたーい、何すんのー」ってなると思いますけどね(笑)。

 そしてドラキュラに彼女を捧げます。意識を取り戻したマリア、ドラキュラの血走った瞳に呪縛されてしまいました。ドラキュラ、彼女に近づいて「頂くザマス!」しかし、その時マリアを探すポールの声が!ドラキュラ、びっくりして彼女を離してしまいます。マリアはよろよろとパン焼き場に戻りポールによって助けられたのでした。彼女はポールの部屋に寝かされます。

 一方、「頂くザマス」の一番いい時を邪魔されたドラキュラはもうかんかん。ジーナに「お前はしくじったザマス、罰を受けるザマス」いやあ、ジーナは別に失敗してないけどなあ(笑)。ドラキュラは彼女に迫ります。そして彼女を吸い殺してしまったのであります。その死体の始末をおおせつかったのはもちろん神父様。彼はもういやいやながらジーナの死体をパン焼き釜の竈に放り込むのでした。

 さて、ポールの部屋に寝かされていたマリア、「赤い目の男が!」とうなされております。しかし、彼女はそれ以外のことを何も覚えておらぬよう。目を覚ました彼女は心配するポールを振り切って家へ帰ろうとします。二人は別れのキスをするのですが、この場面を神父様に見られていたことには気づきませんでした。

 前回のようにベランダから自室に入ったマリア、でも今度はアナに「あんた、一体どこへ行っていたの、ポールのところね、恥を知りなさい!」まあ、まあ、お母さん、もう彼女は御貫通を済ませておられますからね、いまさらそんなことを言うのは野暮ってものですよ(笑)。マリア、アナに禁足を食らってしまいましたとさ。

 ポールに会えないまま夜になりました。マリアはベッドに入るのですが、窓を開けたまま。もうドラキュラに襲えと言っているようなもので、果たしてドラキュラ登場。マリアはドラキュラの目の呪縛を受けてふらふらと彼の腕の中へ。ドラキュラ、「今度こそ頂くザマス」はい、ちゅーちゅー吸われてしまいました。翌朝、アナはマリアの様子がおかしいと大騒ぎ。司教は彼女を調べてあの忌まわしい喉の傷を発見します。「こ、これは」考え込む司教。そして医者へ連れていきましょうと騒ぐアナに「いや、今夜一杯様子を見よう」

 その夜再びドラキュラ襲来。しかし今度は司教が待ち構えていた。「いつまでもお前の好き勝手にはさせん、正義は必ず勝つ!」と叫んで突き出したのは十字架。ドラキュラ、ヒッと叫びます。「十字架には弱いザマス」ドラキュラは窓から逃走。後を追いかける司教。しかし、彼の追跡を妨害したのは神父様。いきなり物陰から飛び出してきた神父様、手にした瓦で司教の頭をごっ。ばったり倒れる司教であります。

 重傷を負った司教、息も絶え絶えになってマリアの部屋へ戻ってきました。彼は半狂乱になったアナに「あの若者、ポールを呼んでこい。マリアを救えるのは愛の力だけだ!」司教はポールに夜の間、マリアから片時も目を離さず守ってやって欲しいと頼みます。そして彼女を脅かす悪魔、ドラキュラの退治法を教えて、ばたり。絶命します。

 ポールはよせばいいのに神父様にも「手伝ってください」二人でマリアの部屋を守ります。ポールは司教から手渡された「ドラキュラ退治法 Q&A」の本を片手に「ふむふむ、にんにくをこう配置すれば吸血鬼は入ってこられないのか、よし、よし、これであとはマリアに十字架をつけて、これで安心だ」と、彼の隙を見て背後に回りこんだ神父様、銀の蜀台を取り上げて後頭部にごっ、たまらず昏倒するポール。神父様は急いでにんにくを取り払い、そして次に手を伸ばしたのがマリアの首に掛かっている十字架。しかし、それを手に取ることはできません。彼の神父としての良心が最後の最後になって目覚めたのです。

 彼が何もできずにいる間、意識を取り戻したポール、神父様の胸倉掴んで「やい、何をしやがる!」「許してくれ、私はドラキュラに命令されたのだ、彼の命令には魔力があって逆らえないのだ」「ええい、やかましい、だったら、今度は俺の命令に従え、奴のいるところに連れていくんだ」

 これで神父様は例の地下室へポールを連れて行っちゃう。ポール、棺桶の中のドラキュラを見て「わあっ」とびびりますが、もう愛するマリアを救うためです、思い切ってドラキュラの胸に杭をぐさっ!ドラキュラ、目をカッと見開いて「ぎゃあああザマス、何するザマス」これでおしまいかと思いきや、神父様、「ポール、祈りを唱えるのだ、でないと奴を滅ぼすことはできんぞ」でもポールったら「僕は無心論者だ、神に祈ることなんてできない」そんなこと言っている場合じゃないでしょうが(大爆笑)。

 こうやってポールがぐずぐじしているうちにドラキュラ、自分で杭を抜いてしまいます。そして逃走。ドラキュラはマリアを呼び寄せて「もう復讐は終わったザマス、わが城で一緒に暮らすザマス!」彼女と馬車に乗り込んでドラキュラ城目指して一目散。

 ポールも馬で追いかけます。彼は冒頭の街へ到着すると、そこの酒場でであったおしの少年に案内されてドラキュラ城へ。一歩先にドラキュラ城へ到着していたドラキュラ、マリアに「あの、忌々しい十字架を扉から外すザマス。外したら捨ててしまうザマス」マリア、彼の命令どおりに城の扉から司教が打ちつけた十字架を外すと谷底へぽい。十字架、地面に突き刺さって直立します。ドラキュラの最後がこの場面で丸分かり。どうせ、これに突き刺さるんでしょうよ(笑)。

 ようやくドラキュラ城についたポール、ドラキュラと戦います。そして彼とドラキュラはもんどりうって谷底へ転落。ポールは途中の木に引っかかって助かったのですが、ドラキュラは遥か谷底まで落ちてあの直立した十字架にぐさーっ。串刺しになってしまいました。ほうら、思ったとおりだ。

 「ぎゃあああザマス」ともがくドラキュラ。でもこのまま祈りを唱えないと先ほどと同じことになってしまうと思った瞬間、いきなり登場する神父様。彼は最後の力を振り絞って祈りを唱えます。これでさしものドラキュラもアウト、動かなくなり、そして消えてしまったのです。同時に絶命する神父様。

 マリアとポールが抱き合ったところでエンドクレジット。おっと、あのポールを案内してくれたおしの少年はどこへ行ったのかな。

 発色が素晴らしいDVD。ブロックノイズが目立つ場面がありますけれども、この色ですべてを許します。スクイーズ・ワイド、モノラル音声。

 ちょっと付記。今回のドラキュラ伯爵、ドラキュラ城に戻れなかったので自分の棺がない。神父様に墓から盗掘させた他人の棺桶を使っている。ドラキュラ伯爵らしからぬ貧乏臭さだ。

 それからハイビジョン録画の『思い出の宝石』を続けて。GS映画特集のうちの一本。大学の裏ミスターコンテストやある女との偶然の出会い等々の末にバンド ヴィレッジシンガースが誕生する複雑なストーリーに一驚。これが現実の光景に綺麗に繋がるあたりメタ的な視点さえ感じられ、こんなことをアイドル映画でやっていいものかと思ってしまったくらい(笑)。山本リンダの異様な色気も面白く、これもまた収穫の一本であった。

 ハイビジョン画質は発色がなんといっても良い。この明るさが映画の雰囲気をさらに楽しいものにしている。モノラル音声はこれまでと同じく歪多し。台詞も高音部がきつく、耳障りなところがあった。

 その後「黄金伝説SP」を最後まで。午前2時半に一度ベッドに入るが、やっぱり寝られず自室へ戻って午前4時まで悶々とする。それから再挑戦して、やっと眠れた。

|

« 2月5日(木) 井の中の蛙、退会を知らず | トップページ | 2月7日(土) 『ブレード・ランナー ディレクターズ・リストカット』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/171789/43984460

この記事へのトラックバック一覧です: 2月6日(金) 『出来レース2000』:

« 2月5日(木) 井の中の蛙、退会を知らず | トップページ | 2月7日(土) 『ブレード・ランナー ディレクターズ・リストカット』 »