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2009年2月10日 (火)

2月9日(月) オネエオネエ詐欺

 「もしもし、お父様、わたし、性転換手術しちゃったの、それでぇ、お金足りなくなっちゃったから、急いで振り込んで下さらない」 さてと誕生日である。いつの間にか45である。お世辞にも美しいとは言えない年齢である。さらに最近になってどうも老眼が入ってきた(笑)。夜、暗い所で小さな文字が見えずらくなってきたのである。これを良く見ようとすると目を近づけては駄目なんである。逆に目を遠ざけるようになってきたのである。肉体的な衰え、次第にせり出していく腹などはどうも仕方ないけれども、目は困る。

 目が弱ると思うと、もうにわかに後20年くらいたって、年寄りになりふがふが言っている自分の姿というものが見えてくるのである。今まではぼんやりとしたものでしかなかったそれが具体的に見えてきてしまうのである。おぼつかぬ手つきでブルーレイプレーヤーに輸入のDVDをセットし、老眼鏡をかけて「むー、やっぱり画質が良くないのう」とか言っている自分の姿が見えてくるのである。そんな年寄りになっても輸入DVDかと言われそうだが、それ以外に楽しみがないので仕方ないんである。

 なんか考えていたら本当にユーウツになってきたぞ(笑)。

 さて、液晶モニター UNI-LCD24/B(28,300円 送料込) 外部スピーカーシステム ロジクールR4(7,200円 送料込) HDMIセレクター NOVAC/ノバック SH-MW4(3,000円 送料込)のを使い始めて5日が経過したが、この組み合わせは意外に優れもの。モニターの画質は今のような使い方をする限りまったく不満のないものだし、当初それほどでもないと思われたロジクールR4の音質もサブウーファーにインシュレーターを使うなどの手当てを施した結果、十分に満足行くものになった。ヘッドフォン出力の音も優れており、AVをヘッドフォンで見ようとしたら非常に広がりのある自然な音がでてきたもので、「わあ、これは何か操作を間違えて外部スピーカーから音が出ているのではないか」とあわてたこともあったくらい。合計38,500円でこれだけの画質・音質が手に入るのである。当初考えていたシャープの液晶ワイドテレビ、シャープのAQUOS LC-20D30(価格コムの最安値で48,800円)よりよほど良い買い物をしたと思う。

 欠点らしい欠点といえばモニターの出画が遅いことぐらい。まあ、これもそのうち体が慣れるでしょう。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。昼飯はインスタントラーメン。葱と叉焼二枚、メンマ多めで食う。夕食は何しろ誕生日ですからな(笑)、尾頭付き鯛の煮付け、マトウ鯛刺身、天ぷら多数。後はナスの味噌汁。ビール一缶飲んでゴハンはなし。〆のコーヒーは如例。

 その後ハイビジョン録画の『アパートメント』を見る。車椅子の美少女少女ユヨンを巡る謎、は面白かったが、どうもヒロインが彼女の復讐の連鎖に巻き込まれる必然性に乏しいように思われる。少女ユヨンの怒りは事故で両親を亡くした彼女を助けるという名目で集まっておきながら徹底的に虐待していたアパートの住人たちに向けられるべきものであり、ヒロインはその傍観者にしか過ぎなかった。その彼女をさしたる理由もなく巻き込み、さらに復讐がとめどなく広がっていくであろうことが示唆されているから、ユヨンの怒りが復讐を超えてまったく正当性のないものに変貌してしまうのである。

 これは怪談話として処理すべきストーリーをホラーにこだわりすぎた監督の演出ミスではないかと思うのだが。

 ハイビジョン画質は高域の強調が目立つのが残念。5.1チャンネルサラウンドは広大な音場で迫力も十分。リアを存分に使ってホラー的こけおどしを加えてくるもので、もうおっかなくってしかたない(笑)。

 シャワーを浴びて午後10時過ぎからぽすれんレンタルDVDで『吸血鬼ドラキュラ』(『Horror of Dracula』 1958)を見る。オープニング、不吉な姿を露にするドラキュラ城。カメラはその地下室を映し出します。中央にどんと置いてあるのはもちろん、ドラキュラの棺。そそっかしい下っ端の吸血鬼が間違えないようにちゃーんと「ドラキュラ」とネームプレートがついております。と、このプレートにぽたぽたと血が滴り落ちて・・・映画の始まり、始まり。

 森をひた走る馬車。乗っているのはもちろん、ジョナサン・ハーカー(ジョン・バン・エイセン)。彼は揺れる車内で日記をしたためております。「ジョナサン・ハーカーの日記 1885年5月3日 私の旅も終わりに近づいた。私は目標を必ず達成してみせる」

 そんな彼が向かうのはご存知、ドラキュラ城。御者が嫌がったために数キロ手前で降ろされてしまったハーカー、ぶつぶつ言いながら歩きます。そしてほどなくドラキュラ城へ到着。しかし出迎えるものは誰もいません。大広間のテーブルには食事の用意がされておりますが、ただ手紙が添えられているのみ。ハーカーはその手紙を開きます。「都合があってお迎えできないザマス、用意した食事を食べるザマス ドラキュラ」仕方なくその冷え切った食事を食べるハーカー。

 とその時突然女が現れた。彼女はハーカーに向かって「助けて、助けて、ここから逃がして」 ハーカーは「こりゃまたどうした訳だ、世の中間違っとるよー」とキョトンとします。女はなおも助けを求めようとするのですが、突然体をこわばらせたかと思うと踵を返して走り去ってしまいます。どうして逃げたのかというと、決まってまさあ、ドラキュラ伯爵(クリストファー・リー)が来たんですよ。

 階段から降りてきたドラキュラ、「あなたがハーカーさんザマスか、私がドラキュラざます」ドラキュラは使用人が家族の不幸で休んでいるのでといいながらハーカーを寝室に案内します。「さっそく明日から司書として働いてもらうザマス、ゆっくり休むザマス」部屋を出ようとしたドラキュラ、ふとハーカーが取り出した女性の写真を目に留めて「これは誰ザマス」「婚約者のルーシーですよ」「綺麗な人ザマスねえ」この時ドラキュラの目がきらりと光ったように思われたのは気のせいか。

 ドラキュラは出て行きます。その直後がちゃりと鍵を掛ける音が!なんとハーカーは閉じ込められてしまったのです。「昔、てんぷくトリオが地方のキャバレーに営業に行ったとき、呼んだ芸人にみんな逃げられて頭にきていた支配人に寝室の鍵を外から掛けられたという事件があったというが、まさか、同じ目に会おうとは」まあ、クリストファー・リーのドラキュラ語るのにてんぷくトリオを持ち出す奴もなかなかいないと思いますけどね(笑)。

 ハーカー、諦めて日記をしたためます。「予想通りあれは私を司書として雇った。あの男の恐怖を永遠に断ち切る時がきたのだ」すると、このハーカー、伯爵が吸血鬼であることを知ってやっつけに来たということなのでしょうか。一方、ドラキュラ伯爵はそんなハーカーの決意を知ってか知らずか、マントを翻してお出かけです。

 さて、その夜ハーカーの部屋のドアノブがかちりと動きます。何者かが鍵を開けたのです。外へ出たハーカー、見え隠れする人影を追って図書室へ。そこにいたのはあの女でした。「お願いだから、私を助けて、ここから逃がして」あんまり一生懸命に言われたハーカー、同情したのか面倒くさくなったのか(笑)「分かった、助けよう、約束するよ」「わあ、嬉しい」ハーカーにすがりつく女。しかし、この女もまた吸血鬼でありました。彼女は一瞬の隙をついてハーカーの喉にがぶり!

 「何をやっているザマス!」この光景を見て怒り狂ったのが丁度外出先から戻ってきたドラキュラ。彼の口もまた鮮血に染まっております。目も真っ赤に充血していて女以上に恐ろしい。彼はハーカーを突き飛ばして失神させ、女を無理やり連れ去るのでした。

 その後あてがわれた寝室で目を覚ますハーカー。ずいぶん長い間寝ていたらしく、もう窓から見える太陽がずいぶんと傾いています。彼は荷物の中から鏡を取り出し喉をチェック。「ヒーッ」彼は忌まわしき吸血鬼の噛み跡を見つけて戦慄するのでした。「私はもうすぐ彼らの仲間になってしまう。その前に目的を果たさなければ」ハーカー、持参の杭・トンカチの吸血鬼退治セットを持って窓から抜け出すのでした。彼は日記を石塔に隠し、「どうか、私の死体を見つける人に吸血鬼の知識がありますように」と祈ります。

 彼は地下室を発見します。入ってみるといました、いました、ドラキュラと女が石の棺の中で眠っていました。ハーカーはすぐに女の胸に杭を突き刺し、トンカチでかんかんかん。女は恐ろしい悲鳴を上げてたちまち老婆へと変わってしまいますって、なんで、お前、先に親玉のドラキュラやらないんだ(大笑い)。ほら、言わんこっちゃない、女の次にドラキュラやっつけようとしたらもう棺の中にいないじゃないか。ハーカーはぱっと顔を上げます。その目に飛び込んできたのは地下室の入り口に立ちふさがるドラキュラでした。

 ドラキュラ城近くの村、クラウンズパークにやってきたのはヴァン・ヘルシング教授(ピーター・カッシング)。彼は村の酒場で食事とブランディを頼みます。店内いたるところににんにくが吊り下げられており、この村の人々は吸血鬼をことのほか恐れている様子。そのせいか、カッシングが「この村にハーカーという男がこなかったね」と尋ねても店主、お客さんたちが声を揃えて「おら、知らね、おら、知らね」「ドラキュラ城へはどう行けばいいのかね」やっぱり「おら、知らね、おら、知らね」呆れるカッシングです。

 ただ、店主の妻インガだけはハーカーに同情していたようで食事を運んでくる時にこっそり「こんなものを見つけたんですの」とカッシングにハーカーの日記を手渡すのです。これを読んだカッシング、馬車を飛ばしてドラキュラ城へ。彼の到着寸前、城から猛スピードで走り出してきた馬車あり。よく見てみるとその荷台には棺が積まれているようです。

 カッシングは城の中へ。いろいろ探し回った結果、ついに地下室へ行き着きます。そこで見つけたのが棺で眠っている吸血鬼となったハーカー。カッシングはやり切れぬ思いでハーカーが残していた杭とトンカチで彼の魂を解放したのでした。

 さて、ロンドンへ戻ったカッシング、ハーカーの婚約者であるルーシー(キャロル・マーシュ)の兄アーサー(マイケル・ガフ)、妻のミナ(メリッサ・ストリブリング)にハーカーの死を伝えます。当然ながら突然の訃報に愕然となる二人。「ああ、ルーシーは病気なのにこんなニュース知らせられないよ」と苦悩するのでした。

 そのルーシー、夜中になるとベッドから起きだし、庭に通じるドアを開け放ちます。そして自分の首に掛かっていた十字架を取り外してベッドへ戻りまるで恋人の到来を待つかのように目を閉じたのです。そしてその首筋にあるのは、おお、あの呪わしき吸血鬼の傷跡。そう、ルーシーもまたすでに吸血鬼の毒牙に掛かっていたのでした。

 一方、カッシングは録音機に吹き込んだ吸血鬼退治法を再生して復習に余念がありません(笑)。1. 吸血鬼は光に弱い。特に日光は致命的である。 2. 吸血鬼はニンニクの臭いを嫌う。 3. 吸血鬼は十字架を恐れる。十字架は悪に打ち勝つ善なる力の象徴である。「吸血鬼に血を吸われた者は、気持ちでは嫌悪するがそれを止めることができない。麻薬のような誘惑と魔力、そして死に至る・・・」 

 ルーシーはドラキュラを部屋へ迎え入れました。ニヤーッとしたドラキュラ、「頂くザマス」ルーシー、ちゅーちゅー吸われてしまいます。

 ルーシーはますます衰弱します。今まで診察していたお医者さんもお手上げ。「もう僕にはよく分からない。他の医者の意見も聞いたほうがいいでしょう」そこでミナはカッシング宅に赴き診察を依頼したのです。

 本日はここまで。

 その後途中まで見ていたハイビジョン録画の『スパイダースのバリ島珍道中』を最後まで。香港・ジャカルタ・バリ島にいたる漫遊映画。最後のバリ島はこの島のエキゾチズムを上手くストーリーに取り入れており、非常に好ましい作品に仕上がっている。全体に漂ういい加減なアトモスフィアも好印象(笑)。あの入れ替わりのエピソードやバリ島の寺院にプルトニウムを埋めっぱなしにしてしまう件などむちゃくちゃで、よくもまあ、こんなテキトーなことをして怒られなかったものだとさえ思う。

 ハイビジョン画質は鮮烈な発色に目がひきつけられる。バリ島の海の青さなど壮絶なほどで、とてもこれが40年前の映画だとは思えない。音質は今ひとつ。相変わらず歪が多くて聞きづらいのだ。

 終了後、今度は一時間ばかり見て、残しておいた伊東四朗の「学おじさん」を最後まで。奇妙なお客、風水師の学おじさん(伊東四朗)とその弟子たち、男女三人が突然現れて、右往左往する平田満と片桐はいりの夫婦、このあたりのやりとりがユーモラスでありながら、リアルであるのが演出の上手さか。いい加減駄目になりかけていた家庭がこの珍客の到来によってようやく良い方向に向かいだすというラストも感動的で、こういう良い芝居をハイビジョンの大画面でじっくり見るのはこのうえない快感であります。

 ラスト近く、伊東四朗の突然の告白に怒った女弟子、馬渕英里何が読んでいた彼の手帳を放り出す。この手帳はテーブルの下に転げ込んでしまって、伊東四朗の一団が退場した後もそのまんま。私はてっきり、平田満、片桐はいりがこの手帳を見つけてそれからの展開に繋がると思ったのだが、なに、実はこれ、意図せぬ出来事。放り出し方が強すぎてテーブルの奥に入ってしまったので取り出せなかったのである(笑)。本来は放り出した後、馬渕英里何自身が回収、退場という段取りになる筈だったのだ。

 その後テレビ番組だらだら見て一度午前2時半にベッドに入るがやはり眠れず。部屋のソファーの上ではうつらうつらしているくせにいざベッドに入ると眼が冴えてしまう。自室に戻って午前4時まで耐えて再挑戦。今度は寝られた。

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