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2009年3月 1日 (日)

2月28日(土) オカナガン湖のおぼん・こぼん

 それは湖面に浮上してきたかと思うと突然タップダンスを始めたのです。1990年、おぼん・こぼん撮影に成功したパスカル夫妻談。「ヌイグルメン!」の麩饅獣購入券を送ったよ。近頃老眼入ってきた目で麩と饅の漢字を書くのが大変だったよ(笑)。ちなみに使った葉書は年賀状の残りだよ。せこいと言われるかも知れないが、こういう、ものを大切にする心が地球環境の保全に役立つんだよ。ふん、こんな時に新しい葉書を買わないでどうするんだなどという輩は地球環境にまったく感心がない生きる資格のない人間だから、みんなでできるだけ残酷に殺した方がいいんだよ。

 MGM/FOXよりコーエン兄弟の傑作 『ファーゴ』のブルーレイソフト発売がアナウンスされた。ディスク仕様は2層50GB 映像コーディック AVC/MPEG-4 5.1チャンネルサラウンドは48kHz/24bitのDTS-HD マスターオーディオ。発売は5月12日。もちろん、買います、買うに決まっているではありませんか。あの陰惨で凄まじく残酷でありながら同時に大爆笑できる稀有の場面をハイデフ、HDオーディオで見られる機会をどうして逃がすものですか。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。昼飯は葱をしこたま入れたインスタントラーメン。これにリンゴ二切れを追加したのでヴァイタミンの補給は万全だ。夕食はブリの刺身、牛てりやき、生野菜、芽株の酢の物、もやしやキャベツをふんだんに入れた味噌汁。牛肉はオージービーフであったが、意外に柔らかくンマかったぞ。ビール一缶、ゴハン一膳。

 その後ハイビジョン録画の『救命士』を見る。毎日毎晩の激務と瀕死の女を救えなかったという罪悪感で磨り潰されそうになっている救急救命士をニコラス・ケイジが演じている。もうこの人がつらそうで、つらそうで見ているこっちまでやりきれなくなってしまう。また90年代初頭ニューヨークは浮浪者であふれかえり救急病院も現代日本のごとく患者で埋め尽くされ受け入れさえ困難な有様で、まさに地獄と言っても過言ではない状況だ。こうした極限の中で人間のモラルはたやすく低下し、酒を飲みながら救急車を走らせたり、トム・サイズモアが頭のおかしい浮浪者をどついたり(笑)、さらにニコラス・ケイジさえもが心臓発作で危篤状態にある患者を死なせて、偽りの心の平安を得たりする。

 劇中あちこちに見られるキリスト教への引用(浮浪者マリアの処女懐妊、串刺しにされる麻薬密売人など)はともかくとして、これは医療崩壊が叫ばれて久しい現代の日本人が教訓とすべき映画であろう。政府の愚策、マスコミの過剰な煽りによって世界にも類を見ないほどレベル・モラルの高さを誇っていた日本の医療体制そのものが磨り潰されようとしている現在、この映画は絵空事では済まされない。

 ハイビジョン画質は年代の割りにすっきりとした画調。こういう映画なのだから、夜の闇や濡れた路面の表現にもっとこってりしたしつこさが欲しいものである。AAC5.1チャンネルは前後への移動感などはほとんど感じられず総じて淡白な印象。病院内の喧騒にもリアリティが感じられない。

 シャワーを浴びてお酒。お供は録画しておいた「タモリ倶楽部」 その後プロジェクターを起動させてハイビジョン録画の『メカゴジラの逆襲』を見る。ハイビジョン画質は映画の内容に合わせた訳でもあるまいに、本当に華がない(笑)。地味な色調でコントラストも低く見ていて面白くないのである。碧井とも子が劇中の一場面だけ羽織る赤いコートなどもっとぱっと華やいだ色彩にしてもいいだろうに、一体何を考えてハイビジョン化したのだというあまり一般人に縁のない怒りに身を焦がした私であった。
 
 ひれひれ酔って午前1時過ぎ就寝。

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