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2009年3月14日 (土)

3月13日(金) 「ニーチェの彼方に」

 そこには子守唄で聞かされた夢の哲学があるの(There's a philosophy that I heard of once in a lullaby)。さて、輸入DVDで買った『フランケンシュタインの逆襲』 えー、間違ってもピーター・カッシングの名作じゃなくって、顔面が半分焼け爛れたサイボーグと宇宙人の怪物がどたばたやるというしょうもないSF映画の方なのですが、このクオリティが素晴らしい。まずはリージョンフリー、そしてスクイーズワイド。モノクロだがその画質もびっくりするほど宜しい。音もノイズ感がなくたいそう聞きやすいものであるし、おまけに英語字幕がついているのである。いやあ、久しぶりの大満足DVDである。

 でもね、映画はしょうもないよ。禿で耳のとんがった宇宙人からサターンロケットを撃墜されたサイボーグがプエルトリコの海岸っぺりをうろうろうろうろする映画だから。もう見ていて早く話を進めんかといらいらさせられるから。

 この映画の詳しい紹介はこの日記、後半でやります。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったものはお昼にマルタイ棒ラーメン半分。博多万能葱の刻みをたっぷりぶち込んだ奴。夕食は鯵の開き、ヤズの刺身、レタス・キュウリ・トマトの生野菜。肉うどん一杯。ビール一缶飲んだ。〆のコーヒーは如例。

 本日の映画はぽすれんレンタルブルーレイの『ビー・ムービー』 お話はわりとテキトー(笑)。前半であれだけくどく言われていた「人間と喋るな」というタブーを破った主人公なのに、結局そのままお咎めなしはいかんだろうと思うし、訴訟に勝って蜂蜜取り戻したら蜂全体が働かなくなるというのも大雑把すぎる気がする。そして一番変だったのは枯れちゃった草花に花粉巻いたら蘇る件。ファンタジーだからと言われてしまえば仕方ないのだが、それでもアレ見て子供たちが勘違いしたらどうするんだと思ってしまうのである。

 ただ、ドリームワークスのCGアニメらしく本筋は駄目でも、脇を固める小技がいつもながら上手い。ジョン・グッドマンが声を当てた企業側弁護士のイヤラシサにはリアリティがあったし、花粉採取部隊の飛翔シーンのスピード感には驚かされた。エンドクレジットのマシュー・ブロデリックの歌声も非常に宜しい。

 ハイビジョン画質は文句のつけようがなし。特に解像度の高さには驚くべきものがあり、むじゃむじゃ出てくる蜜蜂たちが一匹一匹見分けられるほど。あんまり見えすぎて返って気持ち悪かったりする(笑)。サラウンドはトゥルーHD5.1チャンネル。音圧が低くヴォリュームを普段の13から23にしないとロスレスらしさがでてこない。この状態でようやく鋭い前後への移動感、迫力のある低音が出てくるのである。これはもうちょっと他の映画のレベルに合わせて欲しいものだ。

 その後予告どおり輸入DVDで『フランケンシュタインの逆襲』(『Frankenstein Meets the Spacemonster』 1965)を見る。タイトルが出てその後この映画の宇宙モンスター、モルの姿がシルエットで浮かびます。たまらなく安っぽくそして、なんともソソラレるオープニングではありませんか。

 そして宇宙らしきものが映ってその中を進んでくる光の玉。何だか良く分かりませんが、これが火星人の宇宙船だったという・・・。この宇宙船には火星のプリンセス(マリリン・ハノルド)・・・ってデジャー・ソリスか(笑)、が乗っておりましてナディア博士(ルー・キューテル)以下、大勢の部下を従えまして地球に向かっておりました。

 ナディア博士を始めとする火星人の男どもはみんな禿げ頭で耳が尖っている。女王様のみ、妙齢の美女でございます。ちなみに博士以外の男達はまるっきり地球人と同じような宇宙服・ヘルメットを着用しておりまして、どうにもこうにも胡散臭い。

 と、ここで警報が鳴った!スペーススコープに映し出されたはこちらに向かってくるミサイル。どうやら地球から打ち上げられたらしい。女王少しも慌てず「皆の者、迎撃じゃ」ナディア博士、ははっと頷いて「フォースフィールドを発生させよ!」そしてニヤーッとした博士 「マキシマム・エナジー、ナウ」どかーんとミサイルが爆発。ぬははははと高笑いの博士です。

 さて、ミサイル?を撃墜されたアメリカ人ですがそんなことには懲りず、宇宙探査ロケットを打ち上げようとしております。その主要なスタッフはバワーズ将軍(デビッド・カーマン)、スティール教授(ジェームズ・カレン)、教授の助手のカレン・グラント(ナンシー・マーシャル) 人数が少ないですが、こんな映画だから仕方ありません。彼らはNASAのジョン・F・ケネディ宇宙センターで記者会見。そこで宇宙飛行士として紹介されたのがフランク・サンダース大佐(ロバート・レイリー)なのですが、記者達はびっくり。長年ロケットの取材をしている彼らがまったく知らない人物だったからです。

 サンダース、記者の「なぜあなたは私達の目に留まらなかったのか」という質問に答えて「いやー、僕は内気な性質なもんすから」答えになってないと思うよ(笑)。そして次の瞬間、サンダースの動きがぴたりと止まります。ざわつき始めた記者たちに慌てて「これは彼の冗談です、記者会見は終わりにします」弁解になってない弁解をして記者会見場からサンダースを連れ出すスティール教授たち。彼らはサンダースを研究室へ連れていき診察用寝台に寝かせます。そしておもむろに頭の皮をばりばりとはいじゃった。現れたのは半分になった脳みそ、しかもあちこちに機械部品がついているではありませんか。そうです、サンダースは宇宙探査のために改造されたサイボーグだったのです。

 故障を直して予定通り打ち上げだ。宇宙服を着てサターンロケットの上についている司令船に乗り込むフランク。もちろん、この辺は実際の打ち上げを撮影したフィルムを流用しておりますから極めて安く仕上がっております。だからフィルムの中で宇宙飛行士が乗り込む宇宙船と映画のセットがまったく違いますが、そんなことを気にしてはいけないのです。

 どかーん、打ち上げられるロケット。ところが、あのボンクラ火星人たちが、これをミサイルと誤解するのですなあ。ナディア博士がまた「フォースフィールド起動、マキシマム・エナジー、ナウ」ロケットがどかーん。打ち上げの様子をモニターしていた将軍達は突然、ロケットからの映像が消失してしまったので大慌て。「わあ、大変だ、大変だ、フランク脱出せよ」一応、前の場面でロケットが大爆発していますからね、この指示は遅いと思うのですが(笑)。フランク、パラシュートで脱出に成功します。

 これを見ていた火星人たち、「わあ、あれはミサイルじゃなかった、人が乗っていた、我々のことがばれてしまう。始末しなければならん」ということでプエルトリコ方面へ降下したサンダースを追跡。着陸します。宇宙人たちは光線銃を持って捜索開始。途中でであった地球人を行きがけの駄賃とばかりに煙に変え、さらにフランクを捜索します。あ、フランクがいた、攻撃だ、攻撃だ。宇宙人は光線銃を発射、これがフランクに命中してしまいました。煙に包まれるフランク、ばっと中から飛び出してきたのを見ますと、顔面半分が焼けただれております。しかも電子頭脳が故障して大暴れ。彼は宇宙人に乗りかかるとがこんがこん殴って昏倒させてしまいました。そのままふらふらと立ち去るサンダース。

 残りの宇宙人たちは殴り倒された奴を連れて宇宙船へ戻ります。プリンセスは「失敗は許しません。宇宙怪獣モルの生贄とせよ」檻の中で不細工な怪獣が、がおー。プリンセスは決意します。「あの宇宙飛行士に逃げられた、すると我々の正体が露見してしまう恐れがある。地球の調査はまだ済んでいないがやむを得ない。作戦段階フェイズⅡに移行します!」

 先に話をばらしちゃいますが、要するに火星が核を使って戦争したために荒廃してしまい、火星人類が滅亡の危機にあるのですな。これを打開するために「地球から女を攫って交配させるのだ」という作戦が立てられたのです。作戦段階フェイズⅠが地球の徹底した調査、フェイズⅡは女性の誘拐という訳。まあ、この手の映画としてはありがちなお話ですな。

 さて、プエルトリコの田舎をうろうろさ迷うサンダース。夜になりました。このサンダースに行き当たったのがオープンカーに乗ったカップル。サンダースは何しろ電子頭脳が狂っておりますから、カップルの男のほうに襲いかかりぐいぐいと首を絞めて殺してしまったのであります。

 その頃研究室ではスティール教授が「サンダースのコントロールが利かなくなってしまった。ヤバイ、このままでは彼はフランケンシュタインになってしまう」いや、もうなっているから(笑)。サンダース、さらに椰子の実を採っていた男に襲い掛かって彼の刀を奪うとそれでずたずたにしてしまったという・・・。酷いなあ、これは。

 この後ようやく宇宙船の脱出カプセルが見つかったという知らせが入って急遽プエルトリコへ飛ぶ教授たち。一方火星人は海岸で波と戯れていたビキニ美女を拉致。その際彼氏を光線銃で蒸発させております。宇宙人たちは女をビキニのまま宇宙船に連れ込みます。プリンセス自らこの女を点検。「はい、回って後ろを見せて、はい右手を上げて左手も上げて、右下げないで左さげない、あっはっは、引っかかったわね」ようやく満足したプリンセス、どんどん次を攫ってくるのですと命令します。

 女の彼氏を光線銃で撃った時あまりの高温で砂が溶けて塊になった。サンダースを捜索していた警察官がこれを発見します。これはおかしいというのですぐに呼ばれる教授達。カレンは溶けた砂の塊にガイガーカウンターをあてて「あら、先生、びーびー放射能が出てますわ」考え込む教授、「非常なる高温と放射能、こりゃサンダースの仕業じゃないぞ」

 そのサンダース、女を襲おうとしております。しかし、彼女の姉妹が家から出てきたので慌てて逃げ出すサンダース。

 本日はここまで。

 シャワーを浴びて今までちびちび見ていたハイビジョン録画の『五瓣の椿』 (ごべんのつばき こんなの読めないよ)を最後まで。母親と乳繰り合って父親を苦しめた男達を次々に殺害していく女の物語。自分は父親の実の娘ではなく、最後に殺すはずだった男の不義の娘だったと気がつくラストに仰天する。この陰惨なまでの因縁でもだえ苦しむヒロインは山本周五郎原作の時代劇というより、松本清張のどろどろずぶずぶの男女関係を思わせるなあと思っていたら、この映画の監督は多くの清張原作作品を手がけている野村芳太郎なのだった。道理でナアと深夜一人で納得してしまう。

 ハイビジョン画質は黒が浮き気味であるが、発色の良さでそれをカバー。女性の着物の微妙ながらまで精緻に表現してみせた。

 その後だらだらTV見て就寝午前3時近く。

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