« 3月18日(水) 「コスれ狼」 | トップページ | 3月20日(金) アカギレの山も今宵限り »

2009年3月20日 (金)

3月19日 オカンパの宿

 この駄洒落の元ネタがすぐ分かるのはトレッキーのみである。トレッキーとは「スタートレック」の熱心に過ぎるファンのことであり、当然オタクである。オタクであるから私を含めて社会的な常識から外れた人間の屑であることも多い。トレッキーを見かけたら十分に注意しよう。トレッキーを一人見かけたらSF大会に30人くると思え。

 WOWOWのハイビジョンで『恋空』見ました。皆さん、すいません、私、この映画をなめていました。酷いとかなんじゃこりゃという評判は聞いておりましたが所詮はケータイ小説の映画化、単なるつまらないラブストーリーとだけ思っていました。実際に見てみたら、あの『デビルマン』を超えかねない衝撃的な作品でした。いやもう本当に凄い、『恋空』最強です。

 高一の女の子が図書室にケータイを忘れる。やっと見つけたらメモリーしておいた番号、メールアドレスが全て消去されていてびっくり。そこに謎の男から電話が掛かってきていきなり「だって、本当に必要な番号・メールなんてないだろ、本当に友達なら向こうから掛かってくる」と不思議なことを言う。主人公の女の子はそれから毎日電話をかけてくる男と話しているうちに次第に親しくなっていく。

 (えー、実際の男の行為を考えると、女の子の携帯を拾って、あ、前から目をつけていた娘だ、へへへ、邪魔だから番号やアドレス消しちゃえ。そして携帯を図書館の本棚に置いて彼女の行動を監視、丁度図書館に入ったところで電話をかける。それから毎日電話攻勢。こ、これ、ロマンチックどころか相当に怖くないか、単なるストーカーだっての)

 始業式の日、呼び出された女の子はついに謎の男とご対面。金髪のイケメン、やったーと思ったけれども彼が差し出した花束を見て女の子どんびき。ついさっきどこぞの花壇から引き抜いてきたのが丸分かりの根つき、土つきの花だったからだ。そんな可愛そうなことをする男は嫌い!と立ち去る女の子。翌朝、登校途中に女の子は花壇に花束を植え戻している金髪を目撃。あー、優しい人なのねと思って付き合うことになったのであった。

 (根付、土付の花を差し出す男の非常識さに呆れる。土付って新鮮さが売りの大根じゃないんだから。また翌朝、わざとらしく花壇に埋め戻すのだが、この時点で花を引き抜いて何時間経っているのだろう。そんなのいまさら埋め戻したって枯れるって。しかもこの金髪、肥料をたくさん上げるのだと抜かして、一袋分の化学肥料をばかばか花の周りに撒く、やっぱり枯れちゃうって)

 ある日女の子は授業中に金髪に呼び出され「授業さぼっておれん家で弁当でも食わねえ?」のこのこついていく女の子。そして弁当かって部屋に上がりこんだところでいきなりキス。金髪は戸惑った様子の女の子に「初めてだったの?」と聞く。初めてのキスということかと思いきや金髪は「優しくするから」って、やるんかい。はい、女の子はそのまま押し倒されて目出度く御開通。

 (買った弁当に見向きもせず部屋に入ったら即キス。そのままセックス。どんな性獣だよ。もちろん、避妊するとか高級な思考はこの二人にはないぞ)

 初めての幸せを味わう女の子。しかしすぐに地獄に突き落とされる。金髪とのデートで待ち合わせ場所に行ったらいきなりワンボックスカーが急停車して三人の男に拉致されたのだ。そして花畑の真ん中でレイプ。三人にずこばこやられてしまう。この女の子の災難をどうやって知ったのかしらんが、必死の形相で探しにくる金髪。「どうして私の場所が分かったの」と女の子に聞かれて「俺の愛の力だ!」

 (レイプ犯がどうして待ち合わせ場所を知っていたのか、なぜ金髪が女の子の居場所を探し当てたのか、これ、どう見ても金髪がレイプに絡んでいるとしか思えないんすけど)

 でもどうも金髪の仕業ではないようで、彼はレイプ犯三人をすぐに特定、ぼこぼこにして黒幕の存在を聞きだす。それは金髪の他校の元カノのサキであった。彼女は女の子のせいで金髪に振られたと逆恨みして男三人雇って襲わせたのである。金髪は激怒、サキを無理やり引っ張ってきて金髪の家で休んでいた女の子に引き合わせる。「これが元カノのサキだ」紹介してどうするか(大笑い)。女の子は「お前がいえばなんでもしてやる。殺したっていい」とわめく金髪に恐れをなして、「いや、とりあえずいいから」と許したのであるが、金髪の姉、これもヤンキーである、がそうはいかなかった。大きな鋏を振りかざしてサキの髪の毛をざくざく切ってしまうのである。

 (サキがどうして待ち合わせ場所を知ったのかという観客の疑問には何の答えも与えられない)

 しかしその後もサキの嫌がらせは続く。携帯に中傷メールを送りつけ、さらに学校の全ての教室の黒板に「汚れた女、夜はいつでもOKよ 携帯番号はこれよ」などと書かれてしまったのである。金髪はまた激怒、わめきながら黒板の文字を消して回る。そしてショックを受けた女の子を図書室に連れ込み「お前はおれが守る」これで盛り上がってそのまま図書室の長いすを使ってセックス。もちろん、避妊など面倒くさいことはしない。

 (これも金髪の仕業としか思えない演出になっている。サキはなぜ女の子のメールアドレスや携帯番号を知ることができたのだ?金髪が教えていたんじゃないか。また黒板のいたずら書きも他校の生徒が夜中に忍び込んで簡単にできるようなレベルではないのである。金髪が協力しているとしか思えないのだ)

 でも良く分からないけれども金髪は潔白なのである。またレイプの時は怒り狂った金髪であるが、今回は犯人探しなど行わない。図書館でヤッてすっきりしたから忘れちゃったらしい。それにしても避妊くらいしろよ。この無軌道なセックスの報いはすぐに来て、女の子、食事中に「うっ」と吐き気を感じたのである。金髪の子供を身ごもったのだ。三人にレイプされたと思ったら、その後すぐに別の男の子供を妊娠するというまさに衝撃の展開、ご両親の苦労が忍ばれます。

 (こういう場合ですな、うっと吐き気を催したら家族が心配して「悪いものでも食ったのか」とか言いますな。「ううん」と首を振る女の子、その目から涙がぽろぽろと落ちてパパが「お前、そんなまさか」こういうやりとりがあって産婦人科という流れなら納得できる。それがうっときたら次の場面じゃもう産婦人科なんだもの。「恋空」世界では女の子の吐き気は即、つわりということらしい)

 喫茶店で妊娠を告げられた金髪、いきなりモノも言わずに立ち上がって走り去る。なんだ、なんだと女の子と観客が呆然としているうちにまた駆け足で戻ってきた金髪、「おめでとう」と叫んで差し出したのがあのクリスマスのお菓子セット、サンタのブーツに入っているやつね、だったという・・・。そしてさらに能天気なことを口走る金髪。「図書室でヤッてできたんだから子供の名前に本ってつけよう」女の子、アハハと笑って「やだぁ、理由を聞かれたらどうするのよ」 一応ギャグのつもりなのだろうが台詞が生々しすぎて私はどん引き。

 (名前に本をつけるって、本子とか本男とかいうのかね)

 続きはまた明日やります(笑)。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ。食ったもの昼に素麺二把。夜に出来合いのカキフライ四個にチラシ寿司弁当。ビール一缶。〆のコーヒーは如例。

 その後ハイビジョン録画の『恋空』を見て前半につながる訳です。ハイビジョン画質は発色が濃すぎて人物のスキントーンが不自然になっていた。AAC5.1チャンネルはリア音場の距離感の演出が上手い。

 その後ちびちび見ていたハイビジョン録画の『消えた天使』を最後まで。リチャード・ギアの公共安全局員は完全におかしく、拳銃片手に性犯罪前歴者の更生セミナーに乗り込んで証言を強要する場面などどっちが犯罪者か分からないくらい(笑)。この点を取り上げてトンデモ映画としているブログもあったけれども、まあ、この映画でのリチャード・ギアは仕事にのめりこみすぎたあまり性犯罪の犠牲者の女性達に対する強迫観念を取り付かれている人物という設定なので、これはこれでいいのです、いや、実際にこんな人がいたらたまらんですがね(笑)。

 それよりも私のような人間の屑に面白かったのは後半登場する殺害現場。むちゃくちゃに破壊された人体の造形が秀逸で、この場面だけでリチャード・ギアの狂気に付き合った甲斐があったというものです。

 ハイビジョン画質はグレイニーであるがこのざらざら感が作品のイメージにあっている。音声はステレオだが、フロント・リアともに充実した音場でAAC5.1チャンネル放送と遜色がないくらいの包囲感があった。

 午前12時半より『紀元前100万年』の続き。さて、トゥマク、アロサウルスの戦いでせっかく人気者になったのにオータオ(ジョン・ハバード)の槍が欲しくって堪らないらしい。彼は夜中に起き上がると彼の槍を奪おうとしたのですが、目を覚ましたオータオと喧嘩になってしまいます。この騒ぎに激怒した族長、トゥマクにここから出て行けと命令したのでした。

 悄然としてシェル族の洞窟から立ち去るトゥマク。しかし、ロアナは彼を見捨てませんでした。彼女はシェル族をすてて彼と行く道を選んだのです。でもトゥマクは冷たい、リンゴを2個採ったのにロアナにはやらないでやんの(笑)。まあ、それでも彼女のことを憎からず思っているのでしょう。背が低くて届かない彼女にリンゴを採ってやったのでした。

 その後二人の前にはさまざまな生物が現れます。大蛇が木からにゅー、そしたらアナグマ?マングース?がやってきて蛇をがりぼり食べちゃった。次に現れたのは角をつけられたアルマジロ。二人はこれに追われて木の上へ。そこで一夜を明かします。

 夜のうちに何があったか知りませんがすっかり仲良くなったトゥマクとロアナ、ロック族の洞窟を目指します。そんな二人の前に現れたのはオオトカゲ恐竜と背びれを付けられたワニ恐竜。もちろん戦いが始まりまして双方、ばっくばくかみ合っております。飼ったのはワニ恐竜、倒されたオオトカゲ恐竜、傷口からぴゅっぴゅっと血が噴出しているという酷い姿となって息絶えるのでありました。

 この戦いを見ていたのは二人だけではありません。ロック族の面々もいたのです。このうちの一人、大怪我をしたアクホバに代わって族長になった奴がロアナを見つけます。「おお、ええ女じゃ」と攫おうとするのですが、トゥマクが許すはずもなし。彼は槍を使って族長をやっつけたのです。これでまた族長交代。意外と簡単なシステムですな(笑)。

 トゥマクはロアナと共に彼らを引き連れて洞窟へ凱旋します。

 ロック族にとってシェル族の女、ロアナの優しさは驚きの的でした。彼女は変わり果てた姿になったアクホバを「ああ、パパ、なんてひどい姿に、でも安心して、僕が楽にしてあげるよ」と殺そうとしたトゥマクをとめたのです。そして食事の時にもいきりたつ男達をたしなめながら最初に女・子供、次に老人、アクホバ、一番最後に男達と今まで彼らになかった秩序というものを持ち込んだのであります。

 翌日、ロアナはロック族の女達に「お肉ばかりじゃ栄養が偏っちゃうわ、お野菜や果物も食べないと」野菜や果物の採り方、食べ方を教えるのです。これでさらに彼女の評判が良くなってあっという間に部族に溶け込んでしまいました。アクホバも「ええヨメがきたものじゃ」と目を細めております(笑)。

 しかし、この幸せは長くは続きませんでした。火山が大爆発したのです。同時に溶岩もたっぷり流れてきます。地割れも起きてトカゲ恐竜やワニ恐竜が次々と飲まれていきます。あ、林に燃え移った火に明らかにあぶられてもがき苦しんでいるトカゲがいるぞ、これは酷い。

 大混乱に陥るロック族。この混乱で一人の女が子供とはぐれてしまいました。その子供に向かって押し寄せる溶岩!女はやっと子供を見つけて助けようとするのですが逆に自分が溶岩に飲まれちゃった。これを見たロアナはダッシュ!間一髪のところで溶岩から子供を救うことができたのです。ただ、この溶岩のお陰で洞窟へ帰ることができなくなってしまいました。おまけに途中で靴をなくしてしまったのです。噴火が収まった後でこの靴を見つけたトゥマク、わあ、ロアナも溶岩にやられたのかと勘違いして大泣きします。

 落ち込んでいるトゥマク。ロック族も大勢の犠牲者を出して沈んだ雰囲気です。ところがそこにやってきたのがシェル族のオータオでした。彼はトゥマックに会い「シェルの村、恐竜に襲われている、助けて、ロアナもいる」これで元気百倍、ただちに出撃するロック族の男達。

 シェル族の村を襲っていたのはイグアナ恐竜です。これが洞窟の入り口に頑張って離れないものですから水も食料も尽きてしまい、シェル族はみんなはらぺこ。青い顔をしております。そこにロック族の応援部隊が駆けつけてきた。喜ぶシェル族ですが、ロック族の槍による攻撃はまったく効果なし。イグアナ恐竜は動きません。

 ここで知恵を出したのがアクホバです。彼は崖の上を指差して「イグアナ恐竜めに岩を落としてやるのだ」 ロック族の男達は彼の指示に従って崖の上へ。一人残ったトゥマクは囮となってイグアナ恐竜を挑発します。ついに動いたイグアナ恐竜。トゥマクを追って崖下へ。そこへ「さあ、今だ」というアクホバの合図で岩がどんどん落とされたからたまりません。落とされた岩がさらに大規模な山崩れを引き起こしてイグアナ恐竜を埋めてしまったのです。ぴくりとも動かなくなる恐竜。ああ、これも酷い(笑)。

 ロック族はシェル族の村へお引越し。トゥマクとロアナのカップルがきっかけとなって二つの部族がこれから仲良く共存していくことが示唆されて映画は終わります。

 モノクロ・スタンダード モノラル音声。年代を考えれば上等の画質。ノイズが少ないのがなによりです。音声も聞きやすいもの。

 その後録画しておいたテレビを見てだらだら。就寝午前3時と思ったら寝られず自室へ戻って午後4時まで粘る。それから再挑戦してやっと夢の中。

|

« 3月18日(水) 「コスれ狼」 | トップページ | 3月20日(金) アカギレの山も今宵限り »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 3月19日 オカンパの宿:

« 3月18日(水) 「コスれ狼」 | トップページ | 3月20日(金) アカギレの山も今宵限り »