« 3月19日 オカンパの宿 | トップページ | 3月21日(土) ネットウヨコマーシャル! »

2009年3月21日 (土)

3月20日(金) アカギレの山も今宵限り

 可愛いかわいい子分のてめえ達に薬用ハンドクリームを支給してやらあ。さて最強映画『恋空』の続きである。金髪と女の子はそれぞれのご両親に赤ん坊ができた、俺、高校辞めて働く宣言。フツーなら高校一年生が何を言うておるか、この暴走チンチンめ!と一喝されそうなところであるが、何しろどっちの両親とも「恋空世界」の住人であるからたいした騒動もなしにOKを出してしまう。

 (女の子のパパは高橋ジョージ、そりゃ自分も16歳のヨメ貰ったんだから文句は言えんよな。しかもその嫁が女の子と同じ名前のミカ。スタッフの嫌味であろうか)

 さーて、このまま女の子の腹がどんどん膨らみ十月十日の歳月を経て玉のような赤ん坊が産まれ・・・てなことはなりませんで、ここでまたまた登場するのが金髪の元カノ、サキ。彼女は学園祭をやっているところに乗り込んできて、「てめえ、金髪が退学するってのはどういうことなんだよ」と喚いて女の子を突き飛ばす。この時はなんということもなかったのですが、その夜いきなり呻きだす女の子。大変だというので病院に担ぎ込まれたのだが手当ての甲斐なく子供は失われてしまう。ひーんと泣く女の子。ちなみにこの場所に金髪はいない。何をしていたのかというと安産のお守りを手に神社でお祈りしていたのだそうな。金髪はすぐに病院を退院させられた女の子と抱き合い、二人であの花壇、金髪が女の子の気を引くために花を引き抜いてまた埋め戻したところね、を赤ん坊の墓場と定めお葬式をするのである。ちなみにホワイトクリスマスの夜であった。

 (やっぱりこの場面でも金髪の作為を感じずにはいられない。他校の生徒であるサキがどうやって金髪が高校を辞めようとしていたことを知ったのであろう。本心はやめて働くッスと言っていた金髪だが本当はそれがイヤでそれとなくサキに伝えたのではないか。また流産した直後に病院を追い出される女の子が哀れ。産婦人科医療が危機に瀕し、ベッド数が足りなくなっている状況とはいえ、流産手術なら翌日の退院になると思うのだが「参考 http://pocosmama.babymilk.jp/Poco'sMama-ryuzan3.htm」)

 ようやく流産のショックから立ち直った女の子であったが、その頃から急に金髪の態度がよそよそしくなる。そしてついに女の子はパーティで金髪が他の女の子とぶちゅぶちゅやっているのを見てしまうのであった。これで別れるという話になるのだが、女の子は未練たらたら。「会って、愛してる、私を捨てないで」と懇願するのだが、金髪は鼻も引っ掛けずに去っていくのであった。失意の女の子、呆然として過ごすのだが友人に半ば無理やり参加させられたパーティで優しい大学生の男と知り合い、いつの間にか付き合うこととなる。

 (この男は映画の終わりまでたぶんヤッてないっぽい。金髪とえらい違いである)

 そうこうするうちに女の子の両親の離婚問題が持ちあがる。どうも原因は父親が経営している会社が危なくなったかららしい。このへん、その会社についての描写は一切なく何のどういう職種なのかも判然としない。両親も何しろ「恋空世界」の住人であるから離婚についての話し合いもお互いの思い出の写真を引っ張り出してきてずたずたに切り裂くという極端な結末に終わる。これで悲しんだ女の子、大学生のマンションに転がりこみ泣きながら一夜を過ごす(注 この時は確実にヤッていない)。大学生は翌日女の子の家へ。そして帰ってこなかった女の子を心配する両親に「昨日、女の子は僕の家にいました」離婚話で取り乱した挙句部屋に転がりこんできたと説明したいのだろうが、決定的に言葉が足りない。「恋空世界」住人以外の両親なら「あ、この子は高校二年生のくせにまた別の男をヤッてと思うに違いないであろう。

 大学生の男と女の子は両親がずたずたに切り裂いた写真を一枚、一枚セロテープで!補修する。これをリビングのテーブルに置いておくと両親が見て楽しかった時のことを思い出して一件落着。離婚話回避となる。

 (フツー、こういう場合は裏からテープを貼りそうなものだが、「恋空世界」の住人たる二人はそんなことに拘泥しない。写真の表からべったべたに貼り付けるのだ)

 それから大学生と女の子のお付き合いはどんどん深まっていく。そしてその年のクリスマス、いや、今年も雪が積もったホワイトクリスマスだ、女の子は赤ん坊の墓(花壇)参りに行く。そこで偶然出会ったのがやっぱり墓参りに来ていた金髪。なぜか金髪は頭にニット帽を被っている。ぎこちなく挨拶を交わす二人。

 (このニット帽が重要な伏線となっているので忘れないように!)

 仕事はまあ、いろいろあった。午後8時~9時にかけて大変なことになったのであるが、これはもう本当に書いたら、いや、ほのめかすだけで不味いのでこれ以上は聞かないで下さい。食ったもの、昼飯に細めんの冷凍うどんを使ったぶっかけうどん。これは通常の太い麺より明らかに美味い。これからはこいつ一本やりにしようと思う。夕食はヨコワ(マグロの幼魚)の刺身、鳥ささ身のフライ、付け合せの生野菜。ビール一缶、ゴハン一膳。〆のコーヒーは如例。

 その後ぽすれんレンタルDVDで『宇宙快速船』を見る。冒頭、どかーんと火山が爆発して飛び出してきたのが「ニュー東映」のマーク。そして場面は谷川博士の研究所で開かれている少年宇宙研究会のセミナーに移ります。ここで6人の少年達に映写機でソ連最新宇宙船のルーニック2号を見せているのが若き天才科学者の立花真一(千葉真一)であります。少年達は「立花さんは谷川博士を手伝ってルーニック2号以上の宇宙船を作ろうとしているんでしょう、凄いなあ」と大感心。

 セミナーが終わって帰途につく少年達。彼らは楽しげに喋りあいます。「立花さん、頭がいいけど、この前劇場で与太者に絡まれて青くなっていたなあ」「あ、それにあの人カナヅチだぜ」「情けないなあ、カッコ悪いなあ」容赦のないガキども、じゃなかった少年達(笑)。「おい、もし立花さんくらい頭が良くっておまけに腕っ節が強いなんて人がいたらどうする?」「泳ぎも抜群だね」「もちろん拳銃もお手のものさ」

 そんなヒーローがいたらなあという少年達の願望がほほえましい。そして彼らはこんなことを言い出します。「もしそんなかっこいい人がいたらなんて呼ぶ」「うーん、そうだな、隼太郎はどうだろう」残りの少年達が全力でズッコケます。「幾らなんでも古臭いよそれは」ついに一人の少年が高らかに「じゃあ、アイアン・シャープにしよう」

 ぱあっとタイトルが出まして勇壮なアイアンシャープの歌が始まります。そして登場したアイアンシャープ、ロケットカーを駈って宇宙へ飛び出します。おお、なんかカッコいいぞ。

 さて、マクラはここまで。いよいよ本編が始まりますぞ。少年宇宙研究会の面々は小高い丘のうえにテントを張って、昼間ですが、上空を通過する人工衛星を観測しようとしております。さあ、諸々の準備を終えて、昼間ですが、観測だ、さっそく天体望遠鏡を覗き込んだ少年達ですが、彼らは衛星の代わりに何か妙な飛行物体を発見します。その物体はどうやら森の向こうに降りたらしい。「よーし、見に行こう」と人工衛星観測のことはすっかり忘れて駆け出す少年達であります。

 あっという間に件の物体を見つける少年達。ああ、なんということでしょう、それは野原に着陸していた宇宙船だったのです。垂直に立った胴体に長い後退翼がついているデザインが意外にカッコいい宇宙船だったのです。「うわー、すげー」と感動する少年達。しかし、ここで彼らの前に現れたのはイカの頭のようなヘルメットを被った宇宙人だったのです。驚いた少年達は逃げようとするのですがさらに宇宙人が出現、取り囲まれてしまいます。少年達、大ピンチ、このままだと宇宙船に連れ込まれて怪しげな機械装置を埋め込まれたり、「人類はこのままだと滅亡するから核兵器の開発をやめなさい」と映画を見せられて説教されたり、宇宙の女の人とセックスさせられたりします。

 しかし、この危難を我らがヒーロー、アイアンシャープは放って置くはずがない!登場前に子供達に勝手に名前をつけられておりますが、そんなことを気にする風情もなくロケットカーでさっそうと現れたアイアンシャープ、たった一人で宇宙人群に立ち向かい、パンチ、キックで追い払ってしまいます。ほうほうの態で宇宙船に逃げ込む宇宙人たち。

 彼らは次に黒雲を発生させて雷鳴を呼ぶという気象兵器を使って攻撃してくるのですがアイアンシャープは光線銃を一閃!兵器を壊してしまうのでした。これはたまらぬと宇宙船は空に飛び上がり逃げてしまいます。

 少年達は大喜び。アイアンシャープに駆け寄り「おじさん、ありがとう」おじさんはちょっと失礼じゃないかね、君(笑)。「アイアンシャープは本当にいたんだ、カッコいいなあ」アイアンシャープはそんな彼らにしゅたっと手を振ってロケットカーに乗り込み飛び去るのでした。

 アイアンシャープの活躍によって一度は撃退された宇宙人。しかしその後の東京に次々と異変が起こります。最初に時計が逆に動き出し、次にミュージックボックスのレコードも逆回転してゴーゴー踊っていた若者達を驚かせます。しまいには列車までバックしてしまいました。さらに東京中の電気が20分にも渡ってストップしたのです。

 この変事にいろめきたった記者達、谷川研究所へ詰め掛けるのですが、そこへしゃしゃり出てきたのが宇宙研究会の少年達、彼らは新聞記者に向かって「おじさんたち、僕達は朝霞山で宇宙人と宇宙船を見たんだ、襲われたんだけどアイアンシャープが助けてくれたんだ」まあ、誰も信じませんな。ただ、一社のみ、ネタ記事になるかと思い、カメラマンを少年達に同行させて宇宙船着陸現場を撮影することになります。

 現場に赴いたカメラマン、野原に着陸跡も何もないのを見てがっかり。「宇宙人が後から来て掃除したんかいの」と小粋なジョークを飛ばします。彼はやる気のないそぶりで写真を撮影して、帰っていったのですが子供達は見逃しませんでした。ストロボの光に反射して何かがきらりと光ったのを。少年達はその物体を手に取ります。それはどうやらアイアンシャープの光線銃で削り取られた宇宙船の破片のようであります。少年達は急いでこの破片を立花青年のところに持ち込むのでした。

 そうこうするうちに突然茨城の原発が爆発。キノコ雲が立って死者84名の大惨事となります。ほどなくアメリカでも原発が爆発。アメリカはこれをソ連のスパイ行為と非難、ソ連側も「そんなことは断じてない。これはわが国を貶めようとする米帝の陰謀だ」というおなじみのやり取りがありまして、すわ、第三次世界大戦の勃発かという緊迫した状況になってしまいました。

 しかし、これを打開したのが谷川研究所によるあの破片の分析結果。この破片は海王星にしか産出しないドギウム、パニウムの合金だったからです。谷川博士は防衛会議で「これは海王星人の侵略です。地球人はいがみ合っている場合ではありません。一丸となってこの驕敵を討たねばならぬのです!」

 海王星人もこの緊急声明を宇宙船のモニターで見ているという(笑)。

 海王星人に対する防御兵器。それは谷川博士の発明によるエレキバリアであります。三億電子ボルトの出力で上空5,000メートルに展開されるエネルギー障壁であります。襲来した海王星人の宇宙船、このバリアに向かってミサイル発射!しかしバリアによってはじかれてしまいます。宇宙人は第二波ミサイル攻撃を敢行、これもまったく駄目。ついに宇宙船そのものを突入させるのですが、これまた我がエレキバリアを突破することができません。すごすごと宇宙に向かって飛び去る宇宙船。

 地球人類、地球科学の大勝利。沸き立つ全世界の人々であります。しかし谷川博士は心配そう。「あの宇宙人が簡単に諦めるはずがない。必ず何か仕掛けてくるぞ」

 次の日、早くも博士の心配が現実のものとなります。あの少年達がエレキバリアの発電所に舞い降りてきた物体を発見したのです。それはバレーボールくらいの球体にアンテナがついた機械装置。子供達はさっそく立花青年のところへ持ち込むのでした。谷川博士と協力して分析した結果、これは宇宙人のメッセージ伝達装置だと判明。さっそく翻訳してみると「地球のバカヤローども、よくもやってくれたなこのやろー、でもただではすまさないぞ、地球は我々海王星人のものになるんだザマミロ」

 本日はここまで。

 それからちびちび見ていたハイビジョン録画の『炎のランナー』を最後まで。ランナーとしての自分を第一義に考える主人公、走ることより聖職者としての立場を重視し、安息日の予選を回避するライバル、アマチュアリズムの遵守を主人公に強制しようとする大学等々いろいろな価値観の提示が興味深い。凡百のスポーツドラマのごとく、自分のため、家族のため、あるいは国のために走るという具体的な目標が定められておらず、この多様な価値観のおかげで人間の本質というものに深く迫るストーリー構築を可能にしているのだ。

 液晶モニター UNI-LCD24/Bでの鑑賞 ハイビジョン映像は暗部の表現が頼りないのだが、まあ、これは実売28,000円の液晶モニターに期待できることでもあるまい(笑)。その代わりさすがフルハイビジョンだけあって、モブシーンの情報量の多さにはいつもながら驚かされてしまうのである。

 その後録画しておいたテレビをだらだら見る。就寝午前2時半。

|

« 3月19日 オカンパの宿 | トップページ | 3月21日(土) ネットウヨコマーシャル! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 3月20日(金) アカギレの山も今宵限り:

« 3月19日 オカンパの宿 | トップページ | 3月21日(土) ネットウヨコマーシャル! »