« 2009年2月 | トップページ | 2009年4月 »

2009年3月31日 (火)

3月30日(月) インプラントの夜警

 レンブラントが晩年、急速に困窮したのは宇宙人にアプダクトされてインプラントされたショックで仕事ができなくなったからである!福島みずほ、北朝鮮が「撃つぞ、撃つぞ、撃っちゃうぞ」と恫喝をしている人工衛星(ミサイル)の迎撃について苦言。「迎撃ミサイルが目標に当たったら残骸(ざんがい)が落ちる。当たらなくともミサイルは向こう(国外)へ行ってしまう。国内外の市民に被害はないといえるのか」、「当たらない場合は国益を侵害し、当たった場合でも単なる人工衛星だったらどうなるのか」(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090326-00000562-san-pol)

 みずほだから仕方ないけれども、この人はテポドン、およびMDシステムについてまったくの理解を欠いている。このミサイルが予定通りのコースで飛翔すればMDではそもそも迎撃不可能である。わが国が準備をしているのはあくまでもテポドンがまともに飛ばず日本本土内に落下してくる場合、意図的に高度その他のパラメーターを変更させて日本本土内へ落下させようとする場合、そして、切り離されたブースターが落下してくる場合についての対処であり、日本本土、領海内に落下物があれば危険だからこれをMDシステムで迎撃するということだ。落ちてくるものを被害軽減のためミサイルで迎撃するのはわが国の勝手であり、それが人工衛星打ち上げだろうが何だろうが関係ないのである。

 またみずほは残骸がどうのと言っているが、迎撃しなければ残骸になる前のモノ(笑)がそのまま落ちてくる。それと残骸のどちらが危険かはみずほ以外の人間にとっては自明の理であろう。

 それにですな、根本的なこととして、ミサイルを打ち上げるのは北朝鮮という明確な敵性国家であるということをお忘れになっているのではないか。この国は我が領土内に侵入し、何の罪もない民間人を拉致するという陰湿で卑劣極まりない軍事攻撃(軍部の資材・人材を持って行われたなら、それは軍事攻撃に相違ない)を長年にわたって加え続けていたのである。そんな国が我が国上空を横切るようなコースで撃つミサイルを迎撃の手段があるのにもかかわらず座して見守るなど、正気の沙汰ではあるまい。

 また、ミサイル迎撃についてこんな馬鹿なことを言っている政府筋高官もいましたな(政務の鴻池祥肇副長官) (http://www.asahi.com/politics/update/0324/TKY200903240217.htmlより引用開始)政府筋は「鉄砲をバーンと撃った時にこっちからも鉄砲でバーンと撃って(弾と弾が)当たるか。当たらないと思う。口開けて見ているしかない」との見方を示した。「実験したときは成功したと言うが、それは、『はいこれから撃ちますよ。はい、どーん』と撃ったやつだった。いきなりドーンと撃ってきたら、なかなか当たらない」とも述べた。(引用終了)

 軌道を外れた人工衛星を破壊することに成功したぐらいの精度があるのですがね(笑)。さらに「はい、これから撃ちますよ、いきなりどーんと撃ってきたらなかなか当たらない」は紛れもない暴言。アメリカでは発射時刻の通達のない不意打ち実験を何度も成功させている。(参考 URL http://obiekt.seesaa.net/article/116163721.html#comment)

 素人じゃないのだから、ちゃんと勉強してから発言して欲しいものである。オフレコだからいい加減で良いって思っている訳じゃないだろうな。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ。食ったもの、昼飯は3日に一度の何の制限も設けないアンリミテッドランチの日だったので、「よっしゃ、ゆきみ家でカレーラーメンと小ゴハン食うぞ」と朝から張り切っていたのですが・・・、良く考えたらあそこ月曜日休みじゃないか(大笑い)。じゃあ、フツーのラーメンでも食うかと思ったが一旦カレーモードに入った頭を切り替えられず、結局COCO一番屋でカツカレーを食ったのであった。夕食はブリの刺身、鮭のソテー、付け合せの生野菜。ビール一缶、昨日の残り飯で作った炒飯一皿。〆のコーヒーは如例。

 その後ハイビジョン録画の『バーンヤード モーモー牧場は大騒ぎ』を見る。コヨーテに殺された父親から牧場のボスを受継いだ頼りない息子が、一度はコヨーテに脅かされ出て行こうとするのだけれども、勇気を振り絞って反撃、仲間達の協力もあって見事にコヨーテ共をやっつけるというお話。

 典型的なビルドゥングスストーリーで目新しさはないのだが、そうしたストーリーの弱さを補ってくれるのが、全編を彩る小粋なギャグ。この映画に登場する動物達は二本足で立って会話するのだけれども、人間達の前では普通の動物を装っているという設定がまず良い。彼らが納屋でパーティをやっている所(昔のMGMミュージカルだね)を牧場主に見られて、「ヤバイ、秘密がばれる」と何度もぶん殴って気絶させるのには大笑いさせられた。また次期リーダーに立候補した犬の扱いもおかしい。みんなは「犬はその性質上リーダーには向かない」と反対する。犬は「いや、そんなことはないよ」と反論するのだが、ぽいっとボールを投げられると思わずわんわん嬉しそうに吼えながら取りに行ってしまうという・・・。犬ははっと我に帰って「いや、これは趣味みたいなものだから、いざとなったら大丈夫なんだから」またポイッとボールを投げられる。犬はぐっと我慢するのだが、やっぱり駄目で取りに行ってしまうのであった。

 ハイビジョン画質は優秀の一言。毛の生えた牛皮の表現には驚かされた。夜の森の立体感も素晴らしくもう、この手のCGアニメに画質的な不満を感じることがなくなりましたな。AAC5.1チャンネルもパーティ場面での音の品位の高さが印象的だ。

 シャワーを浴びて後はゆっくり「元祖大食い大会女王戦 2009」を楽しむ。今回も菅原さんの圧倒的な力ばかりが目立った大会であった。決勝のラーメン勝負でしきりにナレーションで「菅原さんの調子がおかしい」とあおりたて、事実、菅原さんも珍しく箸が止まっていたからひょっとして番狂わせもあるのかなと思ったのですが、終わってみれば二位に5杯もの差をつけた圧勝でありました。

 今回出場の佐藤さん、無駄に美人(笑)。長い大食いの歴史の中でもまず一番の美人さんではないか。それでいてちょっとピントがずれていて、自分で「私ってどじっ子なんですう」と言ってしまうくらいだ。そしておまけに途方もない大食いなのだから、みんな、萌えない?

 終了後すぐにCMカットしてブルーレイにコピーする。

 その後はだらだらTVを見たり本を読んだり。就寝午前3時。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2009年3月30日 (月)

3月29日(日) 地獄のサターンも金次第

 アポロ駄洒落第四弾!ヤフオクでブルーレイの『地球の静止する日』ブルーレイを落札。2,500円という手ごろなお値段だったのでついつい入札しちゃったのである。おそらく後から高値がつけられるであろうと思っていたのであるがあにはからんやすんなり落札できてしまった。最終的に送料とかんたん決済の手数料がプラスされて2,800なにがし。この『地球の静止する日』はWOWOWのハイビジョン放送をD-VHSで保存していたのだが、ご存知のとおり、これは処分してしまっており、いずれはブルーレイを購入する予定だったので今回の入札・落札はお得な買い物であったといえるであろう。

 いや、本当はDVDで出品されている『フランケンシュタイン 死美人の復讐』も買わなくちゃならないのですがね。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ。日曜なのにあれの工事で来てもらった業者さん、お疲れ様でした。食ったもの、朝飯にコンビニの照り焼きチキンバーガー。今回はよほど注意したので前回のごとく食っている途中で肉がぼとりなんてことにはならなかった。夕食は近くの中華料理屋からの出前。鶏唐揚、餃子、野菜炒め。ビール二缶飲んでゴハンはなし。

 その後ぽすれんのレンタルブルーレイで『ミラクル7号』を見る。主人公の少年のあまりに悲惨な環境に私は引いてしまって物語を楽しむ余裕を持てなかった。それでなくても子供だましのつまらん映画であったから久しぶりに(レンタルだけど)やい、金を返せといいたくなったほどである。まあ、ファンタジーにかこつけて日本が天国に見えるほどの超格差社会 現代中国の実相を明らかにした功績だけは認めざるを得ないけどねって、そんな大げさなものか(笑)。

 ハイビジョン画質はこれといった欠点のない上質なもの。トゥルーHD5.1チャンネルはフロント音場は情報量が豊富。丁寧に貼り付けられた効果音が楽しい。

 その後輸入LDにて『怪獣ゴルゴ』の続き。兵士や戦車が出動。テムズ河河口に陣を敷いてゴルゴを待ち受けます。そして照明弾が発射され、ゴルゴの姿が確認されるやいなや射撃開始!しかしゴルゴにはまったく通用しません。逆にロンドン橋を破壊され、落ちてきた瓦礫が兵士達を押しつぶしてしまったのです。

 これを実況しているレポーター「わあ、ロンドンの名物がまるでマッチ棒のように潰された!」と叫ぶのがおかしい(笑)。

 戦車砲や銃弾が通用しないのならば今度はミサイルでということになって、自走ミサイル部隊が登場。ゴルゴに向かって一斉に発射するのですが、これもやっぱり効果なし。今度はロンドン塔をぶっこわすゴルゴ。先ほどと同じように崩れてきた瓦礫がミサイル部隊を押しつぶしてしまいました。

 えー、瓦礫に押しつぶされているのは何も兵隊ばかりではありません。逃げ惑う人々を同じように押しつぶしております。

 そんな中、ジョーとサムが目を離した隙に兵隊を運んでいるトラックに潜り込んだショーン。どうやらゴルゴを見に行こうというつもりらしい。これに気がついたジョーとサム、慌てて車で追いかけます。そして避難民でごった返す市街でゴルゴを眺めているショーンをやっと発見。ジョーは彼を連れて目の前に迫るゴルゴから逃げ出します。

 そして他の避難民と同じく地下鉄構内へ逃げ込みます。もう中は人でいっぱい。「押すな、バカヤロー」「キャー、どこさわってんのよ」「指入れないでー」という怒号が飛び交っております。ショーン、不思議そうな顔で「ジョー、指入れるなってどういうこと」と尋ねたら「バカ、子供は知らなくっていいの」と怒られたという・・・。

 しかし地下鉄でもゴルゴには安全ではありませんでした。突進してきたゴルゴが地下鉄を踏み抜いてしまったのです。ジョーとサムはいち早く奥に逃げ込んで助かったのですが、他の群集は瓦礫に押しつぶされたり流れ込んできた水でおぼれたりで全滅ですよ。

 そしてトラファルガースクエアに姿を見せたゴルゴ。禍々しく輝く「GORGO」の電飾看板をぶっ壊します。ブルックス将軍はこの段階にいたってついに航空攻撃を決意。F-100スーパーセイバー部隊に出動を命じるのです。シュバー、シュバーっと放たれるミサイル。やっぱりゴルゴには効果なし。代わりに周囲を火の海にしちゃいました(笑)。

 ブルックス将軍、今度はヘンドリックス教授とフラハーティ教授を呼んで「あの怪物めを感電死させるためにはどれくらいのパワーが必要なのですか」「ふーむ、200万ボルトぐらいですかな」「いやいや300万ボルトは必要でしょう」二人の教授の答えに100万ボルトにも及ぶ差があるのが気になりますが(笑)とにかく「電流作戦」が開始されます。この作戦は子ゴルゴの檻の周囲にクレーン車を使って電線を張り巡らし、ここへやってくるであろうゴルゴをやっつけるというもの。兵隊さんたちは大急ぎで準備に取り掛かります。その中にジョーとサムも混じって働いております。いまさら、こんなことをやっても子ゴルゴを捕まえて見世物にし、結果的にロンドン壊滅を招いた罪は消えないのであります(笑)。

 ようやく準備完了。ほどなくゴルゴがやってきます。ブルックス将軍は「よーし、通電開始!」送電線に触れたゴルゴが苦悶の叫びを上げます。「うむ、効いているぞ、もう少しで奴を倒せる。君、もっと電圧を上げなさい」部下がびっくりして「いや、これでもう一杯ですよ、発電機が焼けきれてしまいます」「いや、かまわん、あげるのだ、責任はわしが取る」「そんな将軍、東宝怪獣映画じゃないんですから駄目ですって」そんなことを言っているうちにゴルゴ、送電線を引きちぎっちゃった(大笑い)。

 ゴルゴの親子の対面です。子ゴルゴを見た親ゴルゴ、急に大人しくなって彼をつれて海へ向かいます。その姿を見たショーン、「ゴルゴが戻っていくよ」と呟きます。

 これでエンドマーク。

 このラストを見てブルックス将軍、憮然として「こんなことなら最初っから子供を返しておけば良かったんだ」と言ったとか言わなかったとか。

 シャワーを浴びてお酒。お供は録画しておいた『イッテQ 内村・手越・宮川が行く世界の祭りSP!!』 女性レポーターの手伝いでアナコンダ捕獲に挑む出川の哲っちゃん、現地の案内人に驚かされて思わず「ノー!アマゾンジョーク!」と叫ぶ。その姿が往年の「電波少年」そのもので大笑いしてしまった。久しぶりの哲っちゃんの活躍が嬉しい。

 就寝午前1時過ぎ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『吸血鬼ドラキュラ』(『Horror of Dracula』 1958)

 

『吸血鬼ドラキュラ』(『Horror of Dracula』 1958

ハマー・プロによる「吸血鬼ドラキュラ」の再映画化。初のカラー版ドラキュラでもあります。この映画は前年度に製作された『フランケンシュタインの逆襲』と同じく大ヒットし、ピーター・カッシングとクリストファー・リーを怪奇映画のスターに押し上げたのは皆様、ご存知の通り。

オープニング、不吉な姿を露にするドラキュラ城。カメラはその地下室を映し出します。中央にどんと置いてあるのはもちろん、ドラキュラの棺。そそっかしい下っ端の吸血鬼が間違えないようにちゃーんと「ドラキュラ」とネームプレートがついております。と、このプレートにぽたぽたと血が滴り落ちて・・・映画の始まり、始まり。

 森をひた走る馬車。乗っているのはもちろん、ジョナサン・ハーカー(ジョン・バン・エイセン)。彼は揺れる車内で日記をしたためております。「ジョナサン・ハーカーの日記 188553日 私の旅も終わりに近づいた。私は目標を必ず達成してみせる」

 そんな彼が向かうのはご存知、ドラキュラ城。御者が嫌がったために数キロ手前で降ろされてしまったハーカー、ぶつぶつ言いながら歩きます。そしてほどなくドラキュラ城へ到着。しかし出迎えるものは誰もいません。大広間のテーブルには食事の用意がされておりますが、ただ手紙が添えられているのみ。ハーカーはその手紙を開きます。「都合があってお迎えできないザマス、用意した食事を食べるザマス ドラキュラ」仕方なくその冷え切った食事を食べるハーカー。

 とその時突然女が現れた。彼女はハーカーに向かって「助けて、助けて、ここから逃がして」 ハーカーは「こりゃまたどうした訳だ、世の中間違っとるよー」とキョトンとします。女はなおも助けを求めようとするのですが、突然体をこわばらせたかと思うと踵を返して走り去ってしまいます。どうして逃げたのかというと、決まってまさあ、ドラキュラ伯爵(クリストファー・リー)が来たのですよ。

 階段から降りてきたドラキュラ、「あなたがハーカーさんザマスか、私がドラキュラざます」ドラキュラは使用人が家族の不幸で休んでいるのでといいながらハーカーを寝室に案内します。「さっそく明日から司書として働いてもらうザマス、ゆっくり休むザマス」部屋を出ようとしたドラキュラ、ふとハーカーが取り出した女性の写真を目に留めて「これは誰ザマス」「婚約者のルーシーですよ」「綺麗な人ザマスねえ」この時ドラキュラの目がきらりと光ったように思われたのは気のせいか。

 ドラキュラは出て行きます。その直後がちゃりと鍵を掛ける音が!なんとハーカーは閉じ込められてしまったのです。「昔、てんぷくトリオが地方のキャバレーに営業に行ったとき、呼んだ芸人にみんな逃げられて頭にきていた支配人に寝室の鍵を外から掛けられたという事件があったというが、まさか、同じ目に会おうとは」とぼやくハーカー。

まあ、クリストファー・リーのドラキュラ語るのにてんぷくトリオを持ち出す奴もなかなかいないと思いますけどね(笑)。

 ハーカー、諦めて日記をしたためます。「予想通りあれは私を司書として雇った。あの男の恐怖を永遠に断ち切る時がきたのだ」すると、このハーカー、伯爵が吸血鬼であることを知ってやっつけに来たということなのでしょうか。一方、ドラキュラ伯爵はそんなハーカーの決意を知ってか知らずか、マントを翻してお出かけです。

 さて、その夜ハーカーの部屋のドアノブがかちりと動きます。何者かが鍵を開けたのです。外へ出たハーカー、見え隠れする人影を追って図書室へ。そこにいたのはあの女でした。「お願いだから、私を助けて、ここから逃がして」あんまり一生懸命に言われたハーカー、同情したのか面倒くさくなったのか(笑)「分かった、助けよう、約束するよ」「わあ、嬉しい」ハーカーにすがりつく女。しかし、この女もまた吸血鬼でありました。彼女は一瞬の隙をついてハーカーの喉にがぶり!

 「何をやっているザマス!」この光景を見て怒り狂ったのが丁度外出先から戻ってきたドラキュラ。彼の口もまた鮮血に染まっております。目も真っ赤に充血していて女以上に恐ろしい。彼はハーカーを突き飛ばして失神させ、女を無理やり連れ去るのでした。

 その後あてがわれた寝室で目を覚ますハーカー。ずいぶん長い間寝ていたらしく、もう窓から見える太陽がずいぶんと傾いています。彼は荷物の中から鏡を取り出し喉をチェック。「ヒーッ」彼は忌まわしき吸血鬼の噛み跡を見つけて戦慄するのでした。「私はもうすぐ彼らの仲間になってしまう。その前に目的を果たさなければ」ハーカー、持参の杭・トンカチの吸血鬼退治セットを持って窓から抜け出すのでした。彼は日記を石塔に隠し、「どうか、私の死体を見つける人に吸血鬼退治の知識がありますように」と祈ります。

 彼は地下室を発見します。入ってみるといました、いました、ドラキュラと女が石の棺の中で眠っていました。ハーカーはすぐに女の胸に杭を突き刺し、トンカチでかんかんかん。女は恐ろしい悲鳴を上げてたちまち老婆へと変わってしまいますって、なんで、お前、先に親玉のドラキュラやらないんだ(大笑い)。ほら、言わんこっちゃない、女の次にドラキュラやっつけようとしたらもう棺の中にいないじゃないか。ハーカーはぱっと顔を上げます。その目に飛び込んできたのは地下室の入り口に立ちふさがるドラキュラでした。

 ドラキュラ城近くの村、クラウンズパークにやってきたのはヴァン・ヘルシング教授(ピーター・カッシング)。彼は村の酒場で食事とブランディを頼みます。店内いたるところににんにくが吊り下げられており、この村の人々は吸血鬼をことのほか恐れている様子。そのせいか、カッシングが「この村にハーカーという男がこなかったね」と尋ねても店主、お客さんたちが声を揃えて「おら、知らね、おら、知らね」「ドラキュラ城へはどう行けばいいのかね」やっぱり「おら、知らね、おら、知らね」呆れるカッシングです。

 ただ、店主の妻インガだけはハーカーに同情していたようで食事を運んでくる時にこっそり「こんなものを見つけたんですの」とカッシングにハーカーの日記を手渡すのです。これを読んだカッシング、馬車を飛ばしてドラキュラ城へ。彼の到着寸前、城から猛スピードで走り出してきた馬車あり。よく見てみるとその荷台には棺が積まれているようです。

 カッシングは城の中へ。いろいろ探し回った結果、ついに地下室へ行き着きます。そこで見つけたのが棺で眠っている吸血鬼となったハーカー。カッシングはやり切れぬ思いでハーカーが残していた杭とトンカチで彼の魂を解放したのでした。

 さて、ロンドンへ戻ったカッシング、ハーカーの婚約者であるルーシー(キャロル・マーシュ)の兄アーサー(マイケル・ガフ)、妻のミナ(メリッサ・ストリブリング)にハーカーの死を伝えます。当然ながら突然の訃報に愕然となる二人。「ああ、ルーシーは病気なのにこんなニュース知らせられないよ」と苦悩するのでした。

 そのルーシー、夜中になるとベッドから起きだし、庭に通じるドアを開け放ちます。そして自分の首に掛かっていた十字架を取り外してベッドへ戻りまるで恋人の到来を待つかのように目を閉じたのです。そしてその首筋にあるのは、おお、あの呪わしき吸血鬼の傷跡。そう、ルーシーもまたすでに吸血鬼の毒牙に掛かっていたのでした。

 一方、カッシングは録音機に吹き込んだ吸血鬼退治法を再生して復習に余念がありません(笑)。1. 吸血鬼は光に弱い。特に日光は致命的である。 2. 吸血鬼はニンニクの臭いを嫌う。 3. 吸血鬼は十字架を恐れる。十字架は悪に打ち勝つ善なる力の象徴である。「吸血鬼に血を吸われた者は、気持ちでは嫌悪するがそれを止めることができない。麻薬のような誘惑と魔力、そして死に至る・・・」 

 ルーシーはドラキュラを部屋へ迎え入れました。ニヤーッとしたドラキュラ、「頂くザマス」ルーシー、ちゅーちゅー吸われてしまいます。

 ルーシーはますます衰弱します。今まで診察していたお医者さんもお手上げ。「もう僕にはよく分からない。他の医者の意見も聞いたほうがいいでしょう」そこでミナはカッシング宅に赴き診察を依頼したのです。

カッシングと対面したルーシーは「ジョナサンは死んだのね、そうでしょ」と問いかけます。「話していないのにどうして知っているのだろう」と首を傾げるアーサーとミナ。カッシングは「そうだね、悲しいことだけど、彼は亡くなった」彼の繊細な指がルーシーの首を探ります。そして呪わしき吸血鬼の刻印を発見。愕然となるカッシングであります。

 カッシングはアーサーとミナに「彼女の部屋の窓とベッドににんにくの花を飾りなさい。そうして窓は絶対に閉めておくこと。これを守ればルーシーは大丈夫、じきに回復するでしょう」この指示がきちんと守られてルーシーの寝室に近づけないドラキュラ、彼は悔しがるのですがどうにもならず、ついにルーシーを諦めて別の獲物を探しに行っちゃった・・・じゃ映画が変な方向に向かってしまいます。ルーシーはお手伝いのゲルダに「ねえ、にんにくの花を片付けて、こんなににんにくの匂いしていたら気持ち悪くなっちゃう。ホルモン屋かってツッコマれちゃうわよ。あと、窓も開けておいてね」これでゲルダ、にんにくを片付けて窓を開けっぱなし。当然ながら大喜びのドラキュラが飛び込んできて「頂くザマス」ルーシー、ちゅーちゅー吸われてしまいます。

 ルーシー、死んでしまいました。

 ミナとアーサーは当然ながらカッシングを非難します。「あなたの言うことは役にたたん、出て行ってくれ」という訳ですね。カッシングは彼らにハーカーの日記を渡し「これに全てが書かれています、ルーシーの死も彼に関係があるのです」と言い残して去っていくのでした。まあ、アーサーとミナはその日記を読みもしないのですが(笑)。

 ルーシーの死によって事件は終わったかと思われたのですが、そうは問屋が許さないじゃなかった卸さない。ゲルダの娘タニア(ジャニーナ・フェイ)がルーシーおばさんと出会ったというのです。不審に思ったアーサーは彼女の廟堂へ赴きます。そして棺を確かめたのですが、もう皆さん、お分かりですね、その棺は空っぽだったのです。

 驚きに眼を見張るアーサー、さらに怪奇なことが起こりました。タニアが再びルーシーに呼び出され墓場に連れ込まれたのです。これを見たアーサー、仰天して彼女の名前を叫びます。ルーシーはタニアを離してアーサーに襲い掛かろうとしたのですが、ここでカッシング登場。彼は毎夜ルーシーのことを見張っていたのです。カッシングは十字架をルーシーの額に突きつけます。額がじゅうと十字に焼けたルーシー「ぎゃああああ」とものすごい悲鳴を上げて廟堂へ逃げ込むのでした。カッシング、アーサーにタニアを連れて帰り一時間後に戻ってきなさいと指示します。

 そして一時間後、恐怖に震えるアーサーの前で杭とトンカチの吸血鬼退治セットを取り出すカッシング。彼は何のためらいもなくルーシーの胸に杭をぶち込んでトンカチでとんてんかんとんてんかん!「ぐええええ」ルーシーは断末魔の叫びを上げます。「酷い、酷すぎる」と呟くアーサーに「彼女はもはや人間ではない、吸血鬼なのだ、彼女の魂を解放するためにはこれしか方法がないのだ」

 杭を打ち込まれたルーシー、先ほどまでの断末魔がウソのような穏やかな死に顔になっております。これを見たアーサー、ようやくカッシングのことを全面的に信頼するようになったのです。

 さあ、次は親玉をやっつけなくてはならない。カッシングがドラキュラ城から運び出されるのを目撃したあの棺を見つけるのだ。カッシングとアーサーは荷物配送所の係員にあて先を尋ねたのですが、「先生、いくらそういわれたってわしらには守秘義務というものがありますからな、そうぽんぽん話す訳にはまいりません」とそっけない返事。まあ、この後でそうっとアーサーがお札を差し出すてぇところっと変わって「ええ、先生方がどうしてもおっしゃるのなら仕方ありませんなあ」になってしまうのですがね(笑)。

 その結果得られた配送先というのがフリードリッヒストラッセ 49番地。ところがこの同時刻、若い男が持ってきたアーサーの伝言、もちろん、ニセ!によって、このフリードリッヒストラッセ49番地にミナが呼び出されていたのです。その住所にあった葬儀屋に入ってアーサーを探すミナ。たくさん並んでいる棺桶の一つの蓋がずりずり動き始めます。

 翌朝、葬儀屋を訪ねたカッシングとアーサー、店の主人に店内を案内されたのですが、店主、いきなり「あ、ここにあった棺がない、どうしたのだ」二人はこれで再びドラキュラが移動したことを知ったのです。急ぎ屋敷へ戻り今後の対応を検討する二人。この時カッシングは用心のためということでミナに十字架を手渡します。するとミナの手に十字架がじゅうと焼きついたではありませんか。「ぎゃあ」と叫んで失神するミナ。「わあ、彼女もドラキュラにやられた」カッシング・アーサーは愕然とするのでした。

 その夜ミナの部屋に訪れるであろうドラキュラを見張る二人。しかし、意外なことにドラキュラはアーサーの屋敷の中から現れたのです。ドラキュラは彼を出迎えたミナを抱くと「頂くザマス」ちゅーちゅー吸ってしまいました。屋敷の外のカッシングとアーサー、もちろん気づきません。

 夜が明けて「やつは来なかったですな」「ふむ、我々の待ち伏せに気づいたのでしょうか」「あー、腹減った、朝飯、朝飯」と屋敷に戻って初めてミナがやられたことを知るという・・・。カッシングは急いでアーサーの血液を彼女に輸血。これが終わって疲労回復のためにワインを飲もうということになります。アーサーがゲルダに「ワインを持ってきなさい」といいますと、ゲルダ、「それが奥様がワインセラーに近づいてはいけないとおっしゃっていたので」この台詞でぴんときたカッシング、ワインセラーへ突進します。そこにあったのはもちろん、ドラキュラの棺。しかし、この時すでに日は暮れており棺の中にドラキュラはいません。それどころかドラキュラ、逆にワインセラーの扉を閉めてカッシングを閉じ込めるとミナを連れて風のように逃走してしまったのです。

 アーサーに助けられたカッシング、「奴の行く先はドラキュラ城だ。急ぎましょう」

 馬車を飛ばすドラキュラ、後を追うカッシング、アーサー。夜明けが迫ってきた、時間との戦いだ。ドラキュラの馬車がわずかに早くドラキュラ城に到着。焦りまくったドラキュラ、ミナを棺に入れる代わりに墓地に埋めようとします(笑)。ところが埋め終わらないうちにカッシングとアーサーもやってきた。「畜生ザマス」舌打ちをしたドラキュラ、ミナを放っておいて城の中へ。カッシングはアーサーにミナを任せて後を追います。そして城内にてドラキュラ対カッシングの対決となったのでした。

 しかし、いくらピーター・カッシングとはいえ生身の人間、吸血鬼に正面から挑んでも勝てる筈がありません。カッシングはふとカーテンで覆われた窓に眼をやります。なんと、太陽の光がその隙間からかすかに差し込んでいるではありませんか。カッシング、カーテンに飛びつきめいっぱいに開きます。差し込んできた太陽の光はドラキュラを直撃。「ぎゃあああザマス」この期を逃してはならぬとカッシング、2本の蜀台を十字に組み合わせて「いつまでも好き勝手にはさせん、正義は必ず勝つ!」と叫んでドラキュラに突きつけます。「ひいいザマス」ドラキュラは溶けて崩れて灰になってしまいましたとさ。

 ミナの手の平から十字型の火傷が消えます。ドラキュラの呪いは永遠に消え去ったのです。そしてびゅううと風が吹き込んでドラキュラの灰が吹き飛ばされたところでエンドマーク。

いやあ、さすがに面白い。私はどっちかというと本家のユニバーサル版よりこちらの方が好きですな。やっぱりドラキュラはリーに限る…なんてこと言ったらクリストファー・リーに「そんな人を秋刀魚みたいに!」と怒られそうですが。

 スクイーズ・ワイド カラー モノラル音声。画質は良好。色の滲みが目立ちますが、その分発色が宜しい。音質も映画の製作年代を考えれば十分なレベル。ワーナー・ホームビデオ。ぽすれんのレンタルDVD


エロの冒険者 
       HOMEPAGE http://homepage3.nifty.com/housei/
      SFシネクラシックス 輸入DVDでみるSF黄金時代(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月29日 (日)

3月28日(土) ET フォン・ブラウン

 アポロ駄洒落第三弾。元ネタは映画『ET』でのETの有名な台詞、「E.T. Phone Home 」って、これはさすがに苦しくないか(笑)。ちょっと旧聞に属するけれども3月17日の西日本新聞にこんな記事が載っていた。(http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/83590より引用開始) 「軍艦島の観光ルート整備 ほぼ完了 長崎市 4月下旬にも上陸解禁」 かつて炭鉱の島として栄え、閉山後は無人になった長崎市沖の端島(通称・軍艦島)で、見学通路の整備など上陸解禁に向けた工事がほぼ完成した。4月下旬にも上陸が可能になる見通し。

 周囲約1.2キロの小さな島にピーク時は5000人以上が暮らし「人口密度日本一」を誇った。1974年の閉山後、立ち入りが禁止されたが、島を所有する市は昨年8月、桟橋や見学通路の工事に着手。同12月には「九州・山口の近代化産業遺産群」の一つとして世界遺産の国内候補となった。

 市は16日、同市議会文教経済委員会に工事の進ちょく状況を公開。通路の一部などを除いて作業はほぼ終わっており、今月下旬に完成する見通しという。上陸解禁後は民間業者が船を運航。船代と別に、市が1人300円(小学生は150円)の上陸料を徴収する。(引用終了)

 もちろん老朽化の著しい建物内部などへの立ち入りはできないだろうが(私もそんな危ないところはごめんだ)、今まで船で島のぐるりを回るしかなかった現状よりよほど魅力的な観光スポットとなるであろう。これはもうぜひ、仲間を募って行きたいものである。こういう島の見学だから寒いときは駄目、5~9月くらいが狙い目か。

 ところで記事中でははっきり触れられていないけれども船代はいかほどになるんでしょうかねえ。定期観光船みたいなのを出してくれるのでしょうか、それとも現在、軍艦島観光クルーズをやっている民間会社(http://gunkan-jima.com/)に委託するカタチになったりするのでしょうか。この場合だと軍艦島を周回するコースで3,300円なのですが。

 仕事はまあ、いろいろあった。自社物件の4階の管球交換工事を業者さんに発注。いや、管球の交換ぐらい自分でやれやと思うかも知れないけれども、この物件の4階はオシャレーな設計になっていて天井がとても高いのである。だから普通の脚立じゃとても届かず素人の手に負えるものではないのだ。そこでプロにお願いすることになっているのだけれども、あれ、あれれ、今回の業者さんは一人だけだぞ。少なくとも二人来て一人がバカ長いはしごに登って交換している間、押さえているのが常識ではないのか。一人でやってて落っこちたらどうするんだ、運が悪ければ死ぬ可能性だってあるぞ。

 かといって私が手伝う訳にもいかない。何かあったら責任の所在が危ういことになるためだ。だから私は事務所で交換作業の間、「神様、事故が起きませんように、なんまいだぶ、アーメン」と祈っていたのであった。その私の努力の買いあって交換作業は無事済みました。

 食ったもの。昼飯に冷凍の細めんうどんで大根おろしぶっかけうどん。夜は豚汁二杯、鯛の刺身、ビール一缶、ゴハン一膳。〆のコーヒーは如例。

 その後レンタルブルーレイで『ホートン 不思議な世界のダレダーレ』を見る。ジャングルに住む気の良い象が埃から聞こえてくる声に気がつく。実はこの埃の中にはダレダーレという不思議な国があって、小さな小さな人々がこの世界同様に暮らしていたのである。ホートンはダレダーレのファーストコンタクティとなった市長より、ダレダーレを救うため埃を何者にも侵されない安全な地帯へ運んで欲しいと頼まれる。ホートンはそれに応えて奮闘するという物語。オトナもそれなりに楽しめる良質なキッズムービーなのだけれども、私が食いついたのはあちこちで見られるホラー映画へのオマージュだ。

 カンガルーの意を受けて(まんまと乗せられて)ホートンを追う禿げたかのブラドは訛りのきつい大げさな台詞回しや羽をマントのごとく口元まで引き揚げる仕草など、もう誰がどう見たってベラ・ルゴシ(大笑い)。またカンガルーに扇動されてホートンを襲うジャングルの動物たちは怪物の跳梁に怒り狂ってフランケンシュタイン城へ押し寄せる民衆をホーフツとさせる。

 こういうキッズムービーでこんなマニアックなパロディを堂々とやってのけるのだから、現代のハリウッドは侮れないのだ。

 ハイビジョン画質はフォーカスがイマイチ。数箇所、解像度が低下するように見える場面があった。5.1チャンネルサラウンドはDTS-HDマスターオーディオ。全体的に大人しく、いつもよりヴォリュームを2ノッチあげる必要があった。聞き所はラスト近くのダレダーレの存在をジャングルの動物達に知らせしめるために大きな音を出す場面。今まで大人しかった音場がいきなり躍動し、活気に満ちたものに変貌するのである。これにはHDオーディオの凄さに慣れっこになっている私もびっくりしたくらい。

 その後輸入LDで『怪獣ゴルゴ』の続き。さて、いよいよゴルゴの展示が開始されます。夜の会場で呼び込みをするドーキン。「よってらっしゃい見てらっしゃい、世紀の大怪獣ゴルゴだよ、一人5シリング、たった5シリングで世界の八番目の謎が見放題、坊っちゃん、嬢ちゃん、おいでなさい、おいでなさい」うん、確かに5シリングは安いと思います。

 会場は円形となっておりまして、中央の広場でゴルゴがうおーうおーと吼えております。その周囲を擂り鉢状の観客席が取り囲んでおりまして、もう超満員。売り子もこの盛況に興奮して「えー、おせんにキャラメル、いかがッスかぁ!」と声を張り上げております。

 興奮しているのはジョーも同じ。「このまま順調に行けば俺たちあっという間に大金持ちだよ」とほくほくしております。しかし、相棒のサムは浮かぬ顔。「フランクがやられたんだぞ」フランクとは檻に入れる際の騒動でゴルゴの尻尾アタックにやられた人でしょうか。「奴には奥さんと二人の子供がいたんだ。かわいそうで仕方ないよ」「じゃ、その分お金を弾めばいいじゃん」「そんな問題じゃないだろう」二人がちょっと険悪になりかけたその時、二人が住んでいるトレーラーハウスの電話がなります。

 これがヘンドリックス教授とフラハーティ教授からで「大変なことが分かったからすぐ来て欲しい」というのです。二人はちょっと飲んでいたのにも関わらず(笑)車でダブリン大学へ駆けつけるのでした。

 フラハーティとヘンドリックスの言う大変なこととは、もちろんゴルゴのこと。彼らが捕らえて公開しているゴルゴは今だ、子供だということが判明したというのです。驚くジョーとサム、「す、するとどっかにもっとでっかい奴がいるってんで?」フラハーティとヘンドリックスは頷いて「体長200フィートぐらいかな」「それも最低限だ」

 早速次の場面で親ゴルゴ登場。ゴルゴは夜のラナ島を急襲、村を全滅させてしまったのです。あのマッカーティン教授も家もろとも踏み潰されてしまいました。

 ジョーたちはラナ島壊滅すという知らせを海軍将軍のブルックス将軍(バジル・ディグナム)から受けて呆然とします。サム、思わず、「おい、ゴルゴを今のうちに返しちゃおう、でないと大変なことになるぞ」と言ったのですがジョーはまったく取り合いませんでした。「何を馬鹿なことを言うのだ、みすみす金持ちになるチャンスを逃そうっていうのか」という理屈ですね。

 さて、イギリス海軍はアメリカ空母の協力を受けて・・・というか、要するに流用フッテージなのですが(笑)ゴルゴ探索を開始。F-9Fパンサーやハンター戦闘機が大空を飛び交います。飛行艇、コルベット艦まで動員した捜査でついにゴルゴを発見。すぐさま艦砲、機関砲、魚雷の対水上戦闘フルコースで攻撃を開始したのですが効果なし。逆にコルベット艦がゴルゴによって轟沈させられてしまう始末。

 責任を感じたサム、べろんべろんに酔っ払ってショーン少年が「危ないよ、ゴルゴに殺されちゃうよ」と止めるのにも関わらずゴルゴの檻の扉を開けようとします。ここで丁度良くジョーが戻ってきまして、「何をするんだ」とサムのあごにパンチ。ジョーは危ういところで檻の扉を閉めることができました。

 こんな騒動の中、ゴルゴは着実にイギリスはロンドンへと近づいてきております。海軍は潜水艦による魚雷攻撃を敢行しますが効果なし。防潜ネットを張ってみたのですが、やっぱり駄目。ゴルゴはこれを簡単に破ってテムズ川河口に姿を現したのです。

 軍隊が出動し、ガソリンをテムズ河に撒き散らします。これに火をつけてゴルゴを追っ払おうとしたのですが、ゴルゴはひるみません。逆に見物に来ていた若者が火に巻かれて死んでしまいましたとさ。

 ついにロンドン市街に非常警報が発令されます。

 本日はここまで。

 シャワーを浴びてだらだら。録画しておいた「タモリ倶楽部」「探偵ナイトスクープ」など見る。就寝午前2時半。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『帰ってきたドラキュラ』(『Dracula Has Risen from the Grave』 1968)

 

ハマー・フィルムのクリストファー・リー主演によるドラキュラ・シリーズ第3作目。復活したドラキュラ伯爵、十字架で扉を封鎖されてしまいドラキュラ城に戻れなかったので自分の棺がありません。操った神父様に墓から盗掘させた他人の棺桶を使っております。いつものドラキュラ伯爵らしからぬ貧乏臭さです(笑)。

あの魔人ドラキュラが退治されて一年。町の人々がようやく平和になれ始めた頃、教会で事件が起こります。教会の下働きをしているおしの少年が鐘を鳴らそうとして上から血が滴り落ちているのに気がついたのです。彼はおそる、おそる階段を登っていくのですが・・・いきなりギャーという悲鳴。おしなのに(笑)。彼は丁度朝のミサのために出てきた神父さん(イワン・フーパー)を押しのけて外へ逃げてしまいました。

 驚いた神父さん、自ら確かめに行くのですが、これまたびっくり。鐘の中からさかさまになった女の死体がびろーんと垂れ下がってきたからです。おまけに喉にはあの忌まわしき傷跡が!

明らかにドラキュラ伯爵の仕業に思えるのですが、この時彼はまだ復活しておりません。このあたり、一体どうなっているのでしょう。

 神父さん、これ以来酒びたり。ミサもやらなくなって教会はあっという間に荒れ果ててしまいます。そこにやってきたのが一年前にドラキュラを退治した大司教、アーネスト・ミューラー(ルバート・ディビス)。彼はドラキュラが退治されて一年経過した街の様子を見に来たのですが、教会の酷い有様を見てびっくり。そこにいたおしの少年に「神父はどこかね」と案内して貰ってたら、なんと神父は昼間っから酒場でブランデーあおっているではありませんか。

 激怒した大司教、さっそく「ミサはやらんのかね、それに教会の荒れようはなんだ、君はそれでも一人前の神父か」神父はアルコールでどんより濁った瞳を司教に向けて「申し訳ありません。でも、悪魔の影がこの街を脅かしているのです。私は恐ろしい」「何を馬鹿なことを、その悪魔は一年前に退治したではないか、谷川に落ちた棺を見ただろう」「あの城が、あの城から邪悪なものが投げかけられるのです」神父ばかりではありません。酒場にいたオヤヂたちも口々に「本当なんです、司教さま、わっしたちはあの城が恐ろしいので」

 ため息をついた司教、「じゃあ、明日、わしと神父で行ってみよう」これを聞いた神父が思いっきり嫌そうな顔をしているのがおかしい(笑)。

 翌朝午前6時、司教は教会の大きな十字架を取り外して、「よし、行くぞ」二人はドラキュラ城目指して山道をよろよろと登って行きます。しかし、しばらくたって城が見えてきた時分になったら神父はあっさりとギブアップ。「司教様、私はもう駄目です。これ以上進めません、お願いします、お願いします」司教は仕方なしに神父をそこに残して一人でドラキュラ城へ。彼はドラキュラ城の入り口に十字架を置き聖書を読んで封印を施したのです。

 一方、後に残った神父、よろよろとさ迷ううちに足を踏み外して「ひーっ」谷底に転げ落ちてしまいました。負傷した彼から流れ出た血がたらたらと凍りついた川に流れ込みます。その氷の中にあったのがクリストファー・リーの棺桶だったという・・・。その血が偶然にもドラキュラの口に流れ込んで(笑)、はい、めでたく復活を遂げたのです。ドラキュラはその血走った目で神父を呪縛し、手下にしてしまいます。

 そんなことが起こっているとは夢にも思わない司教、封印が成功したというので浮かれて帰途につくのでした。神父の姿が見えないけれども、「何、どうせ先に帰ったのだろう」と思ってしまうのはちょっと不人情ではありませんかね。彼は酒場で人々に封印のことを話して彼らを安心させます。そしてそのまま姪っ子の誕生日パーティに間に合うように徹夜で馬車を飛ばして帰宅したのです。

 神父を連れてドラキュラ城へ戻ったドラキュラ、「ンマー、十字架が入り口に!一体誰の仕業ザマス!」とかんかん。神父はおどおどと「これは司教のやったことでございましょう」「許さないザマス、きっと目に物見せてやるザマス!」

 さて、司教の家族をご紹介しましょう。亡くなった兄の妻であるアナ(マリオン・マシェ)、そしてその娘マリア(ヴェロニカ・カールソン)であります。司教は兄との約束でこの二人の面倒を見ているのでありました。そのマリアには恋人がおります。居酒屋を兼ねたパン屋で駆け出しの職人として働いているポール(バリー・アンドリュース)です。彼は勉強を重ね、いつか立身出世をしてやるという大変に感心な若者なのですが、あいにくなことに無心論者(笑)。おまけに微妙に空気が読めないタイプのようでマリアの誕生日パーティに招かれた時、よりにもよって司教の前で「私は教会へは行きませんよ、プロテスタントなのかですって、いいえ、トンデモない、私は無心論者なのです」これで司教、カンカンになります。

 これで楽しかるべき誕生パーティはおじゃん。ポールはすぐに帰って居酒屋でやけ酒(笑)。ウェイトレスのジーナ(バーバラ・イング)に「おねーさん、焼酎ロックで、うんうん、そんなけちけちしないで大盛りで頼むよ」普段、ビールより強い酒を飲まないポールはたちまちぐでんぐでん。ジーナに抱きかかえられて部屋に戻ります。そしてベッドに倒れこんだのですが、この時ジーナとちょっといいムードになってキス。さあ、このまま盛り上がって第一回戦始めようかというところで、なんと、窓からマリアがやってきた。彼女はパーティ途中で帰ってしまったポールが気になって、自宅の窓から抜け出し屋根伝いにここまでやってきたのです。なかなか活動的なお嬢さんであります。

 彼女はポールの部屋にいたジーナを「ちょっとあんた何してんのよ!」と怒鳴って追い出し、「むー、水が飲みたい」と呻くポールを看護するのです。そしてその後目を覚ましたポールと激しいキス。そのまま第一回戦が開始され、目出度く御貫通と相成りました。

 マリアに邪魔されたジーナ、「ちょっ」と舌打ちして店を出ます。そして帰ろうとしたのですがその彼女の後を怪しい馬車がつけてきた。恐ろしいので走り出したら馬車もスピードを上げて追ってきた。御者席にいるのは神父さん!ジーナ、逃げます。森の中へ駆け込んでようやく馬車を巻くことができたのですが、次に彼女の目の前に現れたのはクリストファー・リーのドラキュラ。彼はジーナをがっと捕まえて「頂くザマス」はい、ちゅーちゅー血を吸われてしまいましたとさ。

 ジーナはエライことになりましたが、その一方で御貫通を果たして幸せ一杯のマリアとポール。マリアはポールにお別れのキスをして、やっぱり窓から出て屋根伝いに帰っていくという・・・(笑)。一方、ドラキュラに美味しく頂かれてしまったジーナ、首の傷跡を包帯で隠し、酒場で甲斐甲斐しく働いております。と、そこにやってきた神父様、彼はジーナに目配せすると主人に「空いている部屋はありますか」

 幸い屋根裏部屋が空いていたので、そこを借りることに。神父様は荷物を運んでいるポールに「あなた、司教さまをご存知で」と尋ねます。ポール、いきなり変なことを聞いてくる人だなと思いつつも「ああ、知ってます、彼の姪御さんを通じてね」「何、姪御さんとな」一瞬すごい形相となる神父様でしたが、ポールは気がつきませんでした。

 その後神父様はパン焼き釜のある地下室へ。そこからさらに扉をくぐって水がぽたぽた滴り落ちる陰気な部屋に入ります。その部屋にあったのはもちろん、ドラキュラの棺。ジーナの手引きによってこんなところに隠されていたのです。その蓋が開いてばーん、ドラキュラ登場。ドラキュラはジーナを呼びつけて「司教の姪が欲しいザマス、ここに連れてくるザマス」と命令します。ジーナは驚いて「私がいるじゃありませんか、私というものがありながら他の女を連れてこいだなんて、ひどい」ドラキュラ、ばしーんと彼女を平手打ち。「うるさいザマス、連れてこいといったら連れてこいザマス!」

 そしてタイミングよく酒場にマリアがやってきた。彼女はもちろんポールに会いにきたのですが、彼の姿が見えません。ジーナ、「ポールは下のパン焼き場にいるわよ」ジーナ、地下へ降りた彼女に忍び寄り「はっ!」気合と共に下腹部に拳をぶち込みます。くたくたと崩れ落ちるマリア。実際はこんな都合良く行かないと思いますけどね。マリア、失神どころか下腹部押さえてしゃがみこみ、「超いたーい、何すんのー」ってなると思いますけどね(笑)。

 そしてドラキュラに彼女を捧げます。意識を取り戻したマリア、ドラキュラの血走った瞳に呪縛されてしまいました。ドラキュラ、彼女に近づいて「頂くザマス!」しかし、その時マリアを探すポールの声が!ドラキュラ、びっくりして彼女を離してしまいます。マリアはよろよろとパン焼き場に戻りポールによって助けられたのでした。彼女はポールの部屋に寝かされます。

 一方、「頂くザマス」の一番いい時を邪魔されたドラキュラはもうかんかん。ジーナに「お前はしくじったザマス、罰を受けるザマス」いやあ、ジーナは別に失敗してないけどなあ(笑)。ドラキュラは彼女に迫ります。そして彼女を吸い殺してしまったのであります。その死体の始末をおおせつかったのはもちろん神父様。彼はもういやいやながらジーナの死体をパン焼き釜の竈に放り込むのでした。

この焼き釜で焼かれたパンも後から売られたんだろうなあ(笑)。

 さて、ポールの部屋に寝かされていたマリア、「赤い目の男が!」とうなされております。しかし、彼女はそれ以外のことを何も覚えておらぬよう。目を覚ました彼女は心配するポールを振り切って家へ帰ろうとします。二人は別れのキスをするのですが、この場面を神父様に見られていたことには気づきませんでした。

 前回のようにベランダから自室に入ったマリア、でも今度はアナに「あんた、一体どこへ行っていたの、ポールのところね、恥を知りなさい!」まあ、まあ、お母さん、もう彼女は御貫通を済ませておられますからね、いまさらそんなことを言うのは野暮ってものですよ(笑)。マリア、アナに禁足を食らってしまいましたとさ。

 ポールに会えないまま夜になりました。マリアはベッドに入るのですが、窓を開けたまま。もうドラキュラに襲えと言っているようなもので、果たしてドラキュラ登場。マリアはドラキュラの目の呪縛を受けてふらふらと彼の腕の中へ。ドラキュラ、「今度こそ頂くザマス」はい、ちゅーちゅー吸われてしまいました。翌朝、アナはマリアの様子がおかしいと大騒ぎ。司教は彼女を調べてあの忌まわしい喉の傷を発見します。「こ、これは」考え込む司教。そして医者へ連れていきましょうと騒ぐアナに「いや、今夜一杯様子を見よう」

 その夜再びドラキュラ襲来。しかし今度は司教が待ち構えていた。「いつまでもお前の好き勝手にはさせん、正義は必ず勝つ!」と叫んで突き出したのは十字架。ドラキュラ、ヒッと叫びます。「十字架には弱いザマス」ドラキュラは窓から逃走。後を追いかける司教。しかし、彼の追跡を妨害したのは神父様。いきなり物陰から飛び出してきた神父様、手にした瓦で司教の頭をごっ。ばったり倒れる司教であります。

 重傷を負った司教、息も絶え絶えになってマリアの部屋へ戻ってきました。彼は半狂乱になったアナに「あの若者、ポールを呼んでこい。マリアを救えるのは愛の力だけだ!」司教はポールに夜の間、マリアから片時も目を離さず守ってやって欲しいと頼みます。そして彼女を脅かす悪魔、ドラキュラの退治法を教えて、ばたり。絶命します。

 ポールはよせばいいのに神父様にも「手伝ってください」二人でマリアの部屋を守ります。ポールは司教から手渡された「ドラキュラ退治法 Q&A」の本を片手に「ふむふむ、にんにくをこう配置すれば吸血鬼は入ってこられないのか、よし、よし、これであとはマリアに十字架をつけて、これで安心だ」と、彼の隙を見て背後に回りこんだ神父様、銀の蜀台を取り上げて後頭部にごっ、たまらず昏倒するポール。神父様は急いでにんにくを取り払い、そして次に手を伸ばしたのがマリアの首に掛かっている十字架。しかし、それを手に取ることはできません。彼の神父としての良心が最後の最後になって目覚めたのです。

 彼が何もできずにいる間、意識を取り戻したポール、神父様の胸倉掴んで「やい、何をしやがる!」「許してくれ、私はドラキュラに命令されたのだ、彼の命令には魔力があって逆らえないのだ」「ええい、やかましい、だったら、今度は俺の命令に従え、奴のいるところに連れていくんだ」

 これで神父様は例の地下室へポールを連れて行っちゃう。ポール、棺桶の中のドラキュラを見て「わあっ」とびびりますが、もう愛するマリアを救うためです、思い切ってドラキュラの胸に杭をぐさっ!ドラキュラ、目をカッと見開いて「ぎゃあああザマス、何するザマス」これでおしまいかと思いきや、神父様、「ポール、祈りを唱えるのだ、でないと奴を滅ぼすことはできんぞ」でもポールったら「僕は無心論者だ、神に祈ることなんてできない」そんなこと言っている場合じゃないでしょうが(大爆笑)。

 こうやってポールがぐずぐずしているうちにドラキュラ、自分で杭を抜いてしまいます。そして逃走。ドラキュラはマリアを呼び寄せて「もう復讐は終わったザマス、わが城で一緒に暮らすザマス!」彼女と馬車に乗り込んでドラキュラ城目指して一目散。

 ポールも馬で追いかけます。彼は冒頭の街へ到着すると、そこの酒場でであったおしの少年に案内されてドラキュラ城へ。一歩先にドラキュラ城へ到着していたドラキュラ、マリアに「あの、忌々しい十字架を扉から外すザマス。外したら捨ててしまうザマス」マリア、彼の命令どおりに城の扉から司教が打ちつけた十字架を外すと谷底へぽい。十字架、地面に突き刺さって直立します。ドラキュラの最後がこの場面で丸分かり。どうせ、これに突き刺さるんでしょうよ(笑)。

 ようやくドラキュラ城についたポール、ドラキュラと戦います。そして彼とドラキュラはもんどりうって谷底へ転落。ポールは途中の木に引っかかって助かったのですが、ドラキュラは遥か谷底まで落ちてあの直立した十字架にぐさーっ。串刺しになってしまいました。ほうら、思ったとおりだ。

 「ぎゃあああザマス」ともがくドラキュラ。でもこのまま祈りを唱えないと先ほどと同じことになってしまうと思った瞬間、いきなり登場する神父様。彼は最後の力を振り絞って祈りを唱えます。これでさしものドラキュラもアウト、動かなくなり、そして消えてしまったのです。同時に絶命する神父様。

 マリアとポールが抱き合ったところでエンドクレジット。おっと、あのポールを案内してくれたおしの少年はどこへ行ったのかな。

 発色が素晴らしいDVD。ブロックノイズが目立つ場面がありますけれども、この色ですべてを許します。スクイーズ・ワイド、モノラル音声。ワーナー・ホームビデオ ぽすれんのレンタルDVD


エロの冒険者 
       HOMEPAGE http://homepage3.nifty.com/housei/
      SFシネクラシックス 輸入DVDでみるSF黄金時代(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月28日 (土)

3月27日(金) 「オーベルトと象」

 アポロ駄洒落第二弾・・・かな。各方面でいろんな反響を巻き起こしているケータイ小説「恋空」 とある掲示板でこの作品を擁護している人のこんな書き込みを発見した。「ケータイ小説なんてなかった方が良いと言っている方々、世の中の中高生はケータイ小説によって小説を読むようになったのです。私は中学生ですが、今まで小説なんか読んだことがありませんでした。そんな私でも「恋空」のおかげでケータイ小説を読むようになりました。もちろん、ケータイ小説と小説は違うものですが、ケータイ小説を中高生が読むようになったのはいいことだと思います」

 えー、こういう中学生がオトナになる10年後あたりに、ケータイ小説が小説という表現形態のスタンダードになってしまうのではないかと思ってゾッとします。ああいうポカチンな小説もどきが世にあふれ、中学生になるまで小説を読んだことがないような層がそれを読んで何故か感動し、とりあえず商売になるというので映画もテレビドラマもこんなケータイ小説の映像化ばかりになる。そしてその一方でまともな小説(いや、まともじゃないのもあるけどさ)がどんどん押しやられてついにはこっちがケータイで公開されるだけのケータイ小説になってしまったりして、これはもうリッパなアンチユートピア社会なのではないかと思うのですが。

 明日はと学会主催のトンデモ演芸大会。杉ちゃん&鉄平のピアノ芸、梅田佳声の紙芝居など、これまで日本トンデモ本大賞で演じられた様々な演芸をもうみんな見せちゃおうという物凄く太っ腹な企画だ。それでいて前売り3,000円、当日3,500円なのだからもう応えられぬ。私は九州在住だからちょっと行くことができないが、関東近郊の皆さんは大挙して押し寄せるべしって、ちょっと遅いか(笑)。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。午後7時から近くの集会場で町内会の理事会。後半、給付金の話題で盛り上がる。物凄く嬉しそうな皆さんの顔を見ている限り、「国民の七割が反対していた」という世論調査がどうしても信じられない。

 食べたもの 昼食にマルタイ棒ラーメンを一食分。栄養のバランスを考えて博多万能葱をしこたま入れたのはいつもの通り。夕食は焼肉。牛肉・キャベツ・しめじ・クレソン・ピーマンなど。マグロの刺身を4切れ、ビール二缶、ゴハン一膳。久しぶりの焼肉は実にんまかった。〆のコーヒーは如例。

 その後プロジェクターにて本日届いたブルーレイ「マクロスF #8」を見る。電源ケーブルなどの手当てで高画質化・高音質化された我がAVシステムなのでそれ以前の地デジ録画版とは雲泥の差。ディテイールの描きこみが浮き出してくるように見えるしリニアPCMの音質も物語にいっそうの説得力を与えてくれる。

 その後輸入LDで『怪獣ゴルゴ』の続き。火山の爆発で目覚めた太古の怪獣が捕獲されたということでもう世界中大騒ぎ。早速イギリス政府はダブリン大学のヘンドリックス教授(ジョセフ・オコーナー)とフラハーティ教授(ブルース・シートン)を派遣、ジョーとサムに怪獣の徹底的な調査を申し入れさせます。ジョーとサムは「あ、いいっすよ、これからイギリスへ運びますから、到着時にお願いします」でもその時丁度、サーカス興行主のドルキン(マーティン・ベンソン)から「コウギョウノケンリョウカイ、カイジュウユソウイソゲ」という電報を受け取っていたのですが(笑)。

 さて、怪獣をロープと網で拘束し、船の甲板に乗っけます。これでロンドンまで運んでいこうという算段。ところが夜になったら物陰から子供が出てきた。あ、あれはラナ島のショーンだ、どうやら、密航したようです。彼は怪獣に近づくと「僕が海に返してあげるからね」と囁くと網を切り始めます。これを見つけたジョーとサム、「なんてことするんだ、このガキが!」二人掛りでショーンをボコボコにして船室へ放り込んだのです・・・というのはウソ。さすがに子供に手を出すわけにはいきませんから船室へ入れただけ。この時ショーン、「あれを返さないと大変なことになるよ」と叫んでおります。

 さて、程なく船はロンドンへ到着。これからすぐに展示会場の公園へ運ばれることになります。これで怒ったのが二人の教授、「あの世界的な大発見を見世物にするのか」「検疫もしないでロンドンに持ち込むなんて何考えているんだ、未知のバクテリアがついていたりしたらどうするんだ」もっともな話でございます(笑)。ドルキンは慌てて「まあ、まあ、展示会場で研究をしていただきますから、ここはどうか、勘弁を」と言って二人をなだめます。

 この後展開される怪獣輸送作戦。トレーラーに麻酔剤たっぷりブチこんだ怪獣乗っけて「GORGO」と書いたシートを被せます。そして先導車に導かれてロンドン市街をパレード。動物にたっぷり麻酔剤をブチ込んで市中引き回しってのは動物愛護の意識が強いイギリス人には受けないような気がするのですがねえ(笑)。

 そして展示会場へ到着。ジョーとサム、おまけにショーンも来ています。この会場で記者会見をするドルキン。「ゴルゴとという名前はどうしてつけたのですか」「何しろ怪獣ですからな、迫力がありますからな、ゴーっと襲ってきてルーと唸ってまたゴーっと襲ってくる。だからゴルゴなんです」ってこれはウソですからね(笑)。ドルキンはちゃんと「古代の怪物ゴルゴンからとりました」って言ってますからね。

 その夜いよいよゴルゴを巨大な檻の中に移す作業が行われます。まだ意識のないゴルゴをクレーンでトレーラーから下ろして、から網とロープを取り外します。と、この時血気にはやった記者が一人飛び出してきて、写真撮影。このバカ、ストロボを使ったものですから、その光でゴルゴが目を覚ましちゃった。ゴルゴ、がおーっと唸ると立ち上がり大暴れです。トラックは蹴飛ばすわ、象に尻尾アタックかますわ、もう大変。

 しかし、ジョーたちはこんな場合の対処法も考えていました。ラナ島でゴルゴを追い払ったのは火、これを応用すればゴルゴもコントロール可能ということで、火炎放射器を持った二人の男が登場。ぼーぼー火を噴きつけてゴルゴを下がらせます。そのまま檻の中へ追い込んではい、扉を閉めちゃった。ようやくゴルゴは檻の中に落ち着いたのです。もっともこの時尻尾アタックを食らって一人死んでしまいましたが。

 本日はここまで。

 シャワーを浴びてお酒。お供は第2回オタク大賞。何回見返したか分からないような番組だけれども(笑)適度に酒が入った状態でみるとこれがたまらなく気持ち良いのよ。

 昨晩も午前3時過ぎの就寝なのであっという間に眠くなって午前12時過ぎ就寝。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月27日 (金)

3月26日(木) 「LMっぽいの好き」

 業界駄初、だから何の業界だってんだ、アポロ駄洒落。恒例WOWOW5月の主な番組である。5月1日『ナンパの定石』 『レッドライン』5.1 5月2日『私をスキーに連れてって』 『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』5.1 5月3日『必殺!』 『彼女が水着にきがえたら』 5月4日『必殺!ブラウン館の怪物たち』 『必殺!Ⅲ 裏か表か』 『波の数だけ抱きしめて』 『KIDS』5.1 5月5日『必殺!4 恨みはらします』 『メッセンジャー』5.1 『西の魔女が死んだ』5.1 5月6日『必殺!5 黄金の血』 『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』5.1 『花より男子ファイナル』5.1 5月7日『シンデレラ・ストーリー2:ドリームダンサー』5.1 『バートン・フィンク』 『ブラッド・シンプル/ザ・スリラー』5.1 5月8日『ミラーズ・クロッシング』5.1 5月11日『天国は待ってくれる』5.1 5月12日『フューチュラマ:ベンダーの大冒険』 5月13日『ペルセポリス』 5月15日『百万長者の初恋』 5月16日『スピーシーズ4 新種覚醒』 5月20日『シークレット・サンシャイン』 5月21日『眠狂四朗 人肌蜘蛛』 『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』 5月22日『眠狂四郎 悪女狩り』 『今、愛する人と暮らしていますか?』 5月23日『ダイブ』5.1 5月24日『カンバセーション…盗聴…』5.1 『天使のくれた時間』5.1 5月26日『まだらキンセンカにあらわれるガンマ線の影響』 5月29日『ダーウィン・アワード』 5月31日『オール・ザット・ジャズ』 『スターゲイト 真実のアーク』吹き替え5.1 『あの日の指輪を待つ君へ』5.1 

 未見映画が35本。いつもと比べると少し少ないと思われるかも知れないが、これは私が輸入ブルーレイ、レンタルブルーレイで既に見ている映画を入れていないため。『ウォーターホース』などを入れると40本を超える筈だ。またコーエン兄弟作品の放送も嬉しい限り。まったくもう私は死ね死ね団が平成の世に突如復活し、「WOWOWを見せよ、さもなくばモグラートやダッカー攻撃隊で首都東京を火の海にするぞ」と脅迫してこないのか不思議でならないのである。

 本日は午前中から福岡市内の某所にビッゲストプロジェクトのための下見。築年数が経過しすぎているのが気になるものの交通事情などを考えるとお徳ではないかと思う。行き帰りは西鉄電車。下見終了後、天神まで行き大砲ラーメンでラーメン+替玉の昼飯。そして歩いて帰宅。

 しかし、この帰宅途中事件が起きた。鳥、おそらく雀に糞を引っ掛けられたのだ。それも顔面に。上でチュチュッと鳴き声がしたかと思ったらぽとりと丁度、左目のすぐ上のあたりにぴちゃりとついたのだ。うわー、鳥の糞を顔面に引っ掛けられるなんて現実にあるのか。もうこんなの、「ウルトラマン 空の贈り物」のイデ隊員以来だよ(大笑い)。

 夕食は鶏から揚げ、ブリの刺身、生野菜たっぷり。ビール二缶、ゴハン一膳。〆のコーヒーは如例。

 その後ハイビジョン録画の『リアル鬼ごっこ』を見る。ああ、映画には原作とまったく違う平行世界の概念が取り入れられている。王様が佐藤姓の人間を自分と同じ姓の人間がいるのはいやだからという○○○○みたいな理由で狩りたて殺戮するというリアル鬼ごっこはこの平行世界の出来事なのだ。SFなのだ、だからこんな訳の分からないことがあってもオールオッケーなのだ(笑)。

 いやいや、このアイデア一つではっきり言って○○○○の戯言みたいなものであった原作をまともなストーリーに仕立て上げ、あまつさえリアル鬼ごっこというゲームに現実的な存在理由を与えているのに驚愕。そりゃ、谷村美月が一人でストーリーの設定、謎をぺらぺら喋ってしまうのには呆れたし、ラストの安っぽいオチにもがっかりさせられたよ、でもあの原作をちゃんとした映画にしたということだけで、そんな欠点は些細なものに見えてしまう。いや、それどころか映画史に残る快挙と言っていいくらいだ(笑)。

 これであのオチじゃなく、コッチの世界に再び戻ってきた主人公が「あー、こっちじゃ谷村美月は妹だけど良く考えたら血が繋がってないじゃん、超ラッキー」とか叫んだりしていたら僕はこの映画に100点満点の千点をつけていましたね。

 ハイビジョン画質は最悪。黒が潰れており、主人公の学生服が平面になってしまっている。ノイズも多く画面がざらざら。輪郭強調も目だって何か安っぽいテレビドラマのように見えてしまう。それに比べて5.1チャンネルサラウンドはなかなかの出来。何機も飛び交うヘリの軌跡を見事に描き分けて見せた。

 その後輸入LD!で『怪獣ゴルゴ』(『GORGO』 1960年)を見る。舞台はアイルランド近海、ラナという島の近く。夜の海がぱっと映りましてタイトルがどーんと出ます。そしてエンドクレジットが続きます。これが終わったかと思うとすぐに海からごごごごっとせり出してきた火山の噴火に襲われる海底探査船。噴火で恐ろしい波が起こりまして探査船は翻弄されます。危うく転覆しかかったのですが乗組員の必死の努力でなんとかそれだけは回避したのですがあまりの波の力の強さにスクリューが壊れてしまいました。

 この探検隊の長であるジョー(ビル・トラバース)とサム(ウィリアム・シルベスター)は故障箇所を調べて「思ったよりは酷くないが修理に3日間ほど掛かるな」と結論します。ならば水の補給が必要だということで二人はボートでラナ島へ向かったのでした。ところがラナ島の方も昨晩の津波にやられていて港など大変な被害を受けております。サムは忙しく立ち働く島民に「港の責任者はどこかね」と聞いて「あー、忙しいだに、何のようだ、責任者?あ、ほれ、あっちじゃ、あっち」と邪険に扱われてムッとしております(笑)。

 まあ、それでもとにかく島民が指差した方へ歩いていきますと家があった。ははあ、ここだなとノックをしますと出てきたのは幼い子供。彼に「パパはおいでかね」と聞くと子供は首を振って「ううん、おいらにはパパはいないんだ。うん、ここは港の親分の家だけど今いないよ、おいら、その人のことを手伝っているんだ」

 この子供、ショーン(ヴィンセント・ウィンター)は「親分は考古学者なんだ」と言い出します。そして二人に家の裏手の倉庫を見せてくれるのでした。そこにはバイキング時代の剣や槍など貴重な品物がたくさん。蛇のような頭を持った怪物の船首飾りもあります。「この怪物はね、オグラっていうんだ、本当だよ」得意げに話すショーン。いわゆる伝説の怪物ということなのでしょう。すっかり圧倒されてほうほうと頷くばかりの二人であります。

 と、ここで港の親分(笑)、マッカーティン教授(クリストファー・ローデス)が登場。ジョーとサムは「あ、お邪魔してるっす、あの、船の修理をしたいんで、2~3日停泊させて欲しいのですが」と丁寧に頼むのですが、あにはからんや烈火のごとく怒り出す教授です。「ばかもーん!何者であれ、この島で24時間以上滞在しようとするならば政府の許可が必要なのだ、すぐ出て行きたまえ。何、水、水はやるから、さあ、さあ、早く早く」

 びっくりしてボートに戻る二人です。教授のあまりに性急な態度を怪しんだ二人、「あいつはきっと何か隠しているのに違いないぞ」 それでボートに乗って島の周辺をうろうろ(笑)。そうこうするうちに島民のボートがたくさん集まっているのに出くわします。何をしているのか聞いてみると、何でもダイバーが二人行方不明になったのを探しているらしい。と、いきなりジョーとサムのボートの近くにそのダイバーの一人が浮上。急いで助けあげてみると、彼が握っていたのは金貨ではありませんか。「なるほど、あの親分はこれを隠そうとしていたのだ」と頷きあう二人。

 この後ダイバーはふっと死んでしまいます。目だった外傷も潜水病に掛かった風でもないのにどうして死んでしまったのか。ジョーとサムはダイバーの怯えたような死に顔から「彼は海底で何かを見て、恐ろしさのあまり死んだのではないか」と考えるのでした。

 そんなことがあったのにも関わらず金貨に目がくらんで海へもぐる二人。ダイバー一人が行方不明でもう一人は謎の死を遂げたというのにようやりますな。そして案の定、海中で二人は巨大な生物を発見、泡を食って海上へ逃げ戻ったのです。

 その怪物は早くもその夜ラナ島へ上陸してきます。ダイバーを探していた島民の皆さんが突如現れた怪物に銛を打ち込むのですが効果なし。怪物は港に上がりこんで漁船をぶっ壊すなどやりたい放題です。そしてこの怪獣をみて何故か喜んでいるのがショーン。「うわー、あれがオグラだ、凄いなあ」たまたま居合わせたジョーとサムは焚き火から燃える板を取り出して怪物に投げつけます。これがどうやら効いたようで明らかな苦痛の声を上げる怪獣。これに勇気付けられた島民の皆さんも同じ攻撃を仕掛けて、怪獣、ついに夜の海へ退却していったのでした。

 ちなみにショーンはみんなが火のついた板を投げつけ始めますとベソをかいて「やめて、やめて、そんなことしちゃ駄目だ」だって。

 さて、この怪物がいては海底に眠っているお宝を見つけることはできないということで、ジョーとサムは早速にゴルゴ捕獲作戦を開始。ジョーが小さな潜水球に乗って海中を捜索します。と、いきなり怪獣出現。怪獣は何のためらいもなくジョーの潜水球を抱きかかえ押しつぶそうとします。ジョーは船上のサムに「ヒーッ、出た、出た、出たァ!」サムは船員に指示してエンジンを停止させると、「よーし、この下にネットを下ろせ」このネットを怪獣に被せて捉え、ウィンチで引き揚げようという作戦のようです。

 そんな卑しくも怪獣たるものがそんな網とウィンチで捕まってたまるかいと思ったのですが、怪獣、意外とあっさり揚がってきちゃった。

 「太古の怪獣捕わる!」のニュースが全世界を駆け巡ります。

 本日はここまで。

 その後シャワーを浴びてだらだら。録画しておいた「黄金伝説3時間スペシャル」を見たりする。就寝午前3時。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月26日 (木)

3月25日(水) 「ECMっぽいの好き」

 意外とないミリタリー駄洒落。人間ドックの審査結果が出た。うー、今年も大便に潜血反応ありと認む。大腸カメラを受診せよとのお達し。99パーセントの確率で痔からの出血によるものだろうからあんた、大腸癌ですばい、はよ手術ばせんと死にますバイということはないだろうが、大腸カメラ検診自体が面倒くさいんだよなあ。大腸カメラ検診はすでに4月14日で予約済み。この日ワタシハ午前9時カラ病院ヘイッテガブガブ下剤ヲノマサレル。ソウシテオナカヲカラッポニシテカラ大腸カメラヲ肛門カラズボズボダシイレサレルノダ、アア。

 もうひとついかんかったのがγ-GTP 今まで35前後だったのが今年は正常上限値の50。酒を控えねばなりませんな。

 本日は休み。午前9時半に事務所へ出て日記付けとネットのチェック。この後いつもなら漫画喫茶で漫画読み3時間となるのだが、何だか気分が乗らなくてパス。長浜御殿でラーメン+替玉の昼飯を食った後、事務所でずーっとゲーム、「ディアブロ2」をやっておりましたとさ。

 いい加減飽きて帰宅したのが午後5時。それからビール一缶飲みながら録画しておいた「レインボーマン」を見る。レインボーマン攻撃に失敗したダッカー隊の隊長に物凄い往復ビンタを浴びせるキャシーに大笑い。また不景気で失業者が町にあふれ、それを狙った死ね死ね団が破格の条件でもって鉱山労働者を募集というストーリーも現代の世相に奇妙にマッチしておりこの点でも面白さがアップ。でもなんだな、鉱山労働者の募集なのにハイヒール履いたOLやはては割烹着姿のオカーさんまで集まってくるというのはいかになんでもやりすぎなのではないか。

 その後今までちびちび見ていたハイビジョン録画の『地下鉄のザジ』を最後まで。スラップスティックとシュールレアリスムに彩られた本編に30分でついていけなくなった(笑)。この分野の古典・名作と評される映画ではあるが、これで一時間半はつらい。場面、場面で面白いところはあるのだけれどこの長さに今流行の言葉で言えば「心が折れて」しまうのであった。

 画質は色彩にさえがなく眠たい画となってしまっている。解像度の高さにハイビジョンらしさが伺えるのみ。音声は標準レベル。

 夕食は鯵の煮付け、カツオのタタキ、じゃがいもの煮っ転がし。これだけ(笑)。ビールをもう一本飲んで仕上げにゴハン一膳。〆のコーヒーは如例。

 それからハイビジョン録画の『茶々 -天涯の貴妃(おんな)』を見る。時代劇というのはある意味日本的な様式美の伝統芸能なのだが(笑)この映画ではさらにそれを推し進め、淀君の生涯をまるでシェークスピア劇のような一大絵巻として表現しているのだ。様式美の極地であるから史実は大筋を除いて無視、淀君自身が信長ばりのぶどう酒色の甲冑に身を固めて馬で家康の本陣に乗り込んだりする(笑)。大阪冬の陣、夏の陣もへったくれもなく、一回の大会戦で勝負が決着したりもする。挙句の果てには淀君自身が天守閣に爆弾を仕掛け自爆するのである。公開時に思わず松永久秀かと突っ込んだ人が日本全国で397人いたと伝えられる珍場面だ。

 しかし、これが駄目な映画なのかと言われるとそうでもない訳で・・・、淀君を絶対的なヒロインに設定することで異様なまでにドラマツルギーを高めることに成功しており、実際ラストでは泣かされたほどである。また和央ようかの淀君にも凛とした気品があり、この姿だけで映画をつくった価値があろうというもの。

 しかし、時代劇がこんな映画ばかりになってしまったとしたら、それはそれで困りますが(笑)。

 ハイビジョン画質は誉められたものではない。黒がべったり潰れ発色にも鮮明さがない。5.1チャンネルサラウンドはなかなかの出来。低音の使い方が上手くいささかしょぼかった合戦場面を上手く盛り上げている。

 シャワーを浴びてお酒。お供は録画しておいた「ナイトシャッフル」 番組内で紹介されたとんこつベースの塩ラーメンというのがやけに美味そうであった。

 就寝午前1時頃。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月25日 (水)

3月24日(火) 『地下鉄のザラブ星人』

 ルイ・マルがウルトラマンを撮る!北川景子のソフトクリームのCM、先っちょをちろりと舐めるのはやっぱりアレなんだろうなあ。これでもうっちょっとおとなしいイメージの女優・タレントさんならなんということはないのだが、何しろ北川景子だからなあ。北川景子自身も「ワタシ、分かってますよ、フフフフ」みたいな目でカメラ見ているし、ここまでいったらエロチックを通り越してエグいまで行っちゃっているよなあ。フツーの地上波のテレビで流しちゃまずいんじゃないか(笑)。

 WBC決勝戦、延長10回を戦い抜いた日本代表が5-3で韓国を下し連覇。ワー、パチパチパチ、でも私はやっぱり松っちゃんが心配。マラソンで倒れることがなかったら、この優勝を誰より喜んだだろうと思うと寂しくなってしまう。もう本当に一刻も早いご回復をお祈りするものである。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ。食ったもの。本日は3日に一度の朝飯解禁日なのでもう朝からコンビニのチキン照り焼きマヨバーガーなんてものを食べる。あー、昨日の夜から楽しみでならなかったんだと喜び勇んで食べていたらちょっと前にかがんだところでバンズの中からチキンがぼとっ。床に落ちてしまった。しばし呆然とする(大笑い)。昼飯はマルタイ棒ラーメン一食分。夕食は鯵とイサキの刺身、出来合いの天ぷら、豆腐とワカメの味噌汁、ビール一缶、ゴハン一膳。〆のコーヒーは如例。

 それからハイビジョン録画の『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』を見る。やたらに強いチェーンソー男と戦う制服の女子高生という訳の分からない存在を使って見事に青春映画に仕立てたストーリーの上手さに一驚。実はチェーンソー男は突然の、そして不条理な事故で家族を失った女子高生(関めぐみ)の悲しみの象徴であり、これと戦うことでかろうじてその精神のバランスをつなぎとめている。偶然からこの戦いに巻き込まれた頼りない高校生市原隼人を疎ましく思っているものの、一緒に戦ううちに次第に情が移っていくという流れが非常に私好みのラブコメディになっているのですな。

 また相棒となる市原隼人も友人を亡くし、「この友人を超えることなどできない」というもどかしい思いに囚われている。このもどかしさを関めぐみを守ってチェーンソー男をやっつけることで打破するラストシーンには不覚にも感動してしまった。

 死に至る病、妊娠、流産、レイプがなくったってちゃーんと人を感動させることはできるのだ(笑)。

 ハイビジョン画質は輪郭強調がわずらわしい。終始黒が浮き気味なのも大きなマイナスポイント。ステレオ音声は前後の移動感にリアリティがあった。またBGMの品位の高さも印象的。

 その後事務所へ戻ってちょっと仕事の後始末。

 午後11時過ぎに戻ってきてシャワー。後は録画しておいたTVをだらだら。就寝午前2時半、上手く眠れたと思ったら午前3時すぎに目が覚めてしまった。そのまま眠れなくなって起き出し自室でまた一時間ほど過ごす。午前4時過ぎに再挑戦してようやく夢の中。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月24日 (火)

3月23日(月) 『宇宙すいません!』

 林家いっ平、三平襲名記念駄洒落。この間聞いたいっ平の面白い話。有名な占い師に見てもらったいっ平、いきなり「あんた、落語家やめた方がいいよ」びっくりしたいっ平が「ええ、そんな卦が出たんですか」と尋ねると「いんや、でもこの間あんたの落語聞いたんだ、へたくそだったねえ」「って、そっちかい!」いっ平ギャフンとなった一幕。

 松っちゃん、22日のマラソンで倒れていらい今だ予断を許さぬ状況だという。(サンケイスポーツ - 03月24日より引用開始)号砲から約2時間20分後、15キロ地点手前で突然倒れ、救急車で都内の病院に運ばれた松村。一夜明けたこの日、所属事務所の太田プロがファクスなどで現状を報告した。

 同プロによると、病院で検査と処置を受けた結果、意識消失は急性心筋梗塞による心室細動が原因だったことが判明。搬送中に一時、意識を取り戻したものの、入院以来、集中治療室(ICU)に入ったままで、現在医師によって鎮静処置を施され、眠っている状態。この日は一度も目を覚ましていないという。

 さらに、「合併症を伴う危険性があり、楽観論から悲観論まで現時点では何ひとつはっきりしたことがいえない」(太田プロ)といい、予断を許さない状況が続いているようだ。近日中に医師による会見を予定している。(引用終了)

 ええっ!最初の報道ではすでに意識を回復しており生命には別状ないということだったのに、いまだICUの中?思っていたよりよほど深刻な状況ではないか。合併症を伴う危険がありって、それはもしかして回復しても体に何らかの障害が残るということではないか。へたをすれば命は助かっても芸人生命を断たれてしまうことだってあるのではないか、ああ、心配だ、心配だ。

 『恋空』の続き。女の子はせっかく入学した大学を休学して金髪の看護に専念する。その病院であのレイプ、流産の張本人 サキに出会う。この女は妊娠中でそれも臨月間近と思えるでかい腹。女の子は生まれてくる赤ん坊のためにサキを許す。そして腹に手を当てて「ああ、動いてる」

 (なんたる偽善的な!それに生まれてくる赤ん坊ったって、あの母親の子供なんだからすぐに女の子なら男のことで、男の子なら女のことでテメー、ぶっ殺してやるとか元気に騒ぐ子供に成長するのであろう)

 だんだん病状が悪化していく金髪。そんな中やっとのことで外出許可を貰って出かける二人。金髪と女の子は思い出の川原で二人だけの結婚式を挙げる。

 (これはお約束なので許そう。まあ、二年半以上も闘病していてそんな元気があるものかと思うけれども)

 はい、その後すぐに金髪は危篤状態に。たまたま出かけていた女の子、ケータイで連絡を受けるのだがとても臨終にまで間に合いそうもない。それで女の子は携帯で自分の画像を転送する。薄れゆく意識の金髪、ケータイの小さな画面の女の子を見て微笑んではい、あの世行き。やっと死にました。

 (個室とはいえ、病院でのケータイ禁止がうるさく叫ばれるなかで、そのケータイの画像を見ながら死ぬ金髪。言っちゃ悪いけどこれ、大笑いですよ。私笑いすぎて涙がでましたよ。普通に金髪の手をとって彼の死を看取る女の子という場面で十分感動的なのに、なんでこんなみょうちくりんなことをしたがるんだか))

 絶望した女の子、思い出の川原に掛かっている橋から飛び降りて死のうとする。が、その瞬間、下から二羽の鳩が飛び出してくるという『モーレツオトナ帝国』の丸ごとぱくりで女の子は自殺を思いとどまるのであった。

 (これはもうなんとも言えない場面。川原の橋だから低いよ、下の川までせいぜい三メートルだよ、絶対死ねないよ、最悪足を折って泥まみれになるくらいだよ。この映画を作った人たちはそういうのおかしいとか思わないの)

 まあ、これで女の子が強く生きていこうと決意して映画はおしまい。

 (でもたぶん、半年後には別の男と付き合って指輪を貰ったりしていると思う)

 仕事はまあ、いろいろあった。例の件で追加工事一件あり。不動産屋の人とも綿密に打ち合わせ。食ったものは昼飯にマルタイ棒ラーメン一食分。夕食は鰡刺身、出来合いの中華詰め合わせ、にんにくの芽と鶏肉の炒め物、レンコンと鶏そぼろのピリ辛痛め、豚肉のチリソース。キャベツ・セロリ・ミニトマトの生野菜、牛肉たっぷりの野菜炒め。ビール一缶、ゴハン一膳。〆のコーヒーは如例。

 その後ハイビジョン録画の『エクスクロス 魔境伝説』を見る。だれだ、これをバカ映画とか言って誉めている奴は(笑)。バカ映画というのはそれなりに計算されたストーリー世界の中で馬鹿をやるからこそ、バカ映画となりえるのであってこの作品のごとく勢いに任せてテキトーにやっているのはバカ映画ではなく、馬鹿映画にしかすぎん。

 あの物部という男がケータイで(またケータイだよ、いやになるな、もう)指定してきたトンネルになぜ元の彼氏が現れたのか、物部という男は村で行方不明になった妹を探しているが、それがいつの間にかなかったことになっているぞ?足を切られた女達が監禁されている話はどうなった・・・最低、このくらいはキチンと纏めて貰わないととてもバカ映画の称号(笑)は受けられないぞ。

 あと、非常に気になった演出上のミス。温泉から部屋に戻ってきた松下奈緒、どこかでケータイがなっているのに気づく。いろいろ探し回った末に押入れの中で鳴っていることに気づくのだが、その表情がめちゃくちゃに怯えたもの。今の段階ではフツーのケータイでしかないのだからそんなに怖がる必要はない筈なのであるが。

 ハイビジョン画質は一部グレイニーな場面があったがあとは良好。AAC5.1チャンネルサラウンドはメガバジェットハリウッド大作みたいな重厚さはないけれども元気に跳ね回ってくれる。この映画の内容ならむしろこれくらいのほうが似つかわしい。

 その後シャワーを浴びてから、BW200で番組の編集作業。それが済んでからブルーレイにDRでダビング。やっと「長髪大怪獣ゲハラ」をメイキングまで丸ごと、それも地デジの高画質で残すことができましたよ。

 就寝午前3時くらい。すんなり寝られたかと思いきや午前5時すぎに目を覚ましてしまい悶々とす。午前6時過ぎになってようやく眠りの世界へ戻ることができた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月23日 (月)

3月22日(日) 「我が同窓」

 この駄洒落をメモしておこうとしたら窓がどうしても書けず密になってしまうのに愕然とした。夢の話。出張か旅行か知らないがとにかく知らない町に来ている。一見どこにでもある普通の町のようだが路面電車の終着駅があって電車が何台も並んでいるのに線路がなかったりする(笑)。私は小さな路地に入っていくのだが、そこは大変に古びた商店街になっており古色蒼然としたおもちゃ屋やラーメン屋があって、大変に気持ちよい。それでどんどん先に進んでいくといつの間にか路地は木の廊下になっており両側にお寺の広間や得体の知れないものを煮込んでいる食堂が並ぶようになる。一度、銀ラメのチャイナドレスを着た手品師のお姉さんとすれ違ったりもする。そしてさらに進んでいくと部屋があって行き止まりになっている。その部屋には顔が黒くて浮腫んだおばあさんが寝たきりになっていてびっくりして引き返す。

 そのうち腹がすいてラーメン屋へいく。そこはどうも二郎系の店らしくてヴォリュームが売りである。私は数多いメニューの中から「ラーメン パンチ盛り」というのを頼む。出てきたラーメンは島系ラーメンのごとく野菜が山盛、そしてそのてっぺんには二つに切った丸天と刻んだ紅しょうがが乗せてある。私は太麺をずるずるすするのだが、いつまでたっても量が減らない。私は「これが噂に聞いた二郎系ラーメンか」とひとりごちるのであった。

 松っちゃん倒れる!(サンケイスポーツ - 03月23日より引用開始)東京マラソン2009(22日、東京都庁前-東京ビッグサイト)お笑いタレント、松村邦洋(41)が22日、東京マラソンのレース中に一時心肺停止状態となり、都内の病院に搬送された。

 緊急事態が発生したのは午前11時半ごろ。スタートから10キロを過ぎた東京都港区のコース上で立ち止まった直後に突然、倒れて心肺停止に陥った。松村を起用し、情報番組の収録を行っていた東京MXテレビのアシスタントディレクターが伴走しており、すぐに駆けつけた医師が自動体外式除細動器(AED)を使って呼吸を回復させた。その後、救急車で病院に搬送した。

 東京MXテレビによると、松村の意識は回復し、生命に別条はないという。(引用終了)

 うわああ、松っちゃん、やめろう、ダイエットに成功したとはいえでぶには違いないんだから、気をつけてくれえ。

 仕事はまあ、いろいろあった。昼ごろ末弟がK太郎を連れて遊びにくる。彼が持ってきてくれたうどんをきつねうどんにして食う。夕食は天然イサキの刺身、

 それから『宇宙快速船』の続き。そのメッセージどおり地球に向かう宇宙船。到着時刻は12:30分、来るならこい、またエレキバリアの餌食にしてくれるわと張り切る谷川博士達ですが、宇宙船はそのまま姿を消してしまいます。すると研究所の前で物凄い砂煙が発生。同時に黒雲がむくむくとわきあがって雷鳴がとどろきます。宇宙人の気象兵器です。

 研究所所員、子供達、配置の兵士たちは地下へ避難するのですが、この時雷が立ち木を引き裂いた!するとその木の後ろから唇を塗って、目が釣りあがっている一目で怪しいと分かる兵士たちが6人飛び出してきます。もちろん、これは言うまでもなく宇宙人の変装。どうやら先ほどの雷は彼らの転送装置だったらしい。

 彼らはライフル銃に見せかけた光線兵器で兵士達を次々と消滅させエレキバリアの発電所へ迫ります。そこで出会ったのが子供達。宇宙人たちは彼らを取り囲んで銃で消滅させようとするのですが、ここで颯爽と現れたのがアイアンシャープのロケットカー、彼は着陸したロケットカーから飛び出すと宇宙人達を光線銃で攻撃。撃たれた宇宙人は正体を現して消えてしまいます。次にアイアンシャープは発電所に潜入した宇宙人を追って飛び込むのですが、ああ、なんということでしょう、爆弾が爆発してアイアンシャープもろとも発電所がやられてしまったのです。おまけに他の宇宙人兵士が谷川博士を襲います。博士はかねて開発中のマイナスアルファー電子発射装置で宇宙人を撃退したものの、そのショックで意識不明の状態に陥ってしまいます。

 海王星人は陰湿なる攻撃の手を緩めません。彼らは再び気象兵器を作動させ全世界を寒冷化しようとします。夏なのに気温はぐんぐん急降下、しまいには雪まで降り始めます。このままでは「第四次氷河期」だと怯える科学者たち。しかし、ある時を境にしていきなり気温が急上昇、元の気候に戻ったのでした。大喜びしながらもどうやって気象兵器を打ち破ったのだと首を傾げる子供たち。その疑問に答えたのが防衛庁長官による緊急放送です。「エレキバリアは健在です。ひそかに秘密研究所の方へ発電装置を移しておいたのです。そしてエレキバリアの熱で海王星人の気象兵器を無効化したのであります」

 いやー、ご都合主義もここまでくるといっそ清々しい(笑)。それにアイアンシャープの安否はどうなったんだ、子供達はあんなり気にしてなさそうだけど(笑)それはあまりに不人情というものではありませんか。

 しかしこのエレキバリアの使用によって地表へ着陸していた海王星人の宇宙船がバリア内に閉じ込められてしまったのです。やけになった海王星人は宇宙船より小型円盤二機を発進させます。これが東京のコンビナートやビル街に飛来して光線兵器による攻撃を開始したのであります。どっかんどっかん消し飛ばされる建物。東京タワーもやられてしまいました。

 この場面、爆発がやたらに派手で笑ってしまいます。せっかくミニチュアのデキがいいのにあんなに激しく爆発させたら返って安っぽく見えてしまいますよ。

 研究所員は意識のない谷川博士を連れて避難します。子供達、記者団も一緒です。しかしこの車列も円盤に襲われた!もはやこれまでかと思われたのですが、三度現れたアイアンシャープのロケットカー。アイアンシャープは円盤群と大空中戦を展開、これを撃破します。

 海王星人はさらに三機の小型円盤を発進させ、アイアンシャープに挑むのですがついにこの三機も撃墜されてしまいました。この時円盤の一機が秘密研究所に墜落し、液体酸素のポンプを破壊してしまいます。この修理に大露となる所員たち。一人が「おい、立花君はどうした、こんな大事な時にどこ言っているのだ」と叫ぶのがおかしい。この後立花青年は何事もなかったように帰ってきます。

 小型円盤を全てやられた海王星人、宇宙船にて最後の攻撃を敢行しようとします。しかし研究所には秘密兵器がありました。マイナスアルファ電子ミサイルであります。このランチャーが研究所の地面からせり上がりミサイル発射。宇宙船に殺到したミサイル群、見事これを破壊します。

 ラスト場面は立花青年と谷川博士のお嬢さん、そして子供達が歌うアイアンシャープの歌。いやあ、古臭いことは古臭いけど面白かったなあ。

 モノクロ・スクイーズワイド モノラル音声。画質は非常に優秀で破綻のない白黒映像が楽しめる。音質もいうことなし。

 その後ハイビジョン録画しておいた『地球外生命体捕獲』を見る。男たちが夜の森でいきなり宇宙人捕獲。そして主人公の家にいきなり連れてくる。ん、何だ何だとびっくりしているうちに宇宙人復活。ライフルや銛銃で撃たれているのにも関わらず物凄い凶暴さを発揮し、男達を襲う。

 宇宙人は見張りをしていた男の腹をやぶり大腸を引きずり出す。部屋に立てこもり主人公達が入ってこようとすると脅しをかけるためにその大腸をちるちる引っ張るのだ。ぎゃあ、やめてくれえと叫ぶ男。あんまりアホな場面でもう大笑いしてしまった。

 さて、その後も大騒動が続くのだが、なんでこんなことになっているのかという事情がさっぱりつかめない。それが明らかになるのは実に一時間を経過したあたりで、なんと主人公は15年前のアプダクト事件の被害者であったのだ。彼と一緒に誘拐された少年は実験に耐えられず死んでしまう。そしてその少年を殺したのではないかと疑われた兄が仲間を語らって復讐の為に宇宙人を捕まえてきたのである。

 低予算を逆手にとったなかなか気の利いたストーリーだと思うけれどもその無理がたたったのか後半はもうぐたぐた。主人公は一匹でも宇宙人を殺せば地球人類が皆殺しになるとか言いながら集まってきた宇宙人どもを一網打尽に吹っ飛ばす。彼は用心のためにちゃんと家にガソリン爆弾を仕掛けておいたのだって、適当だよなあ(笑)

 ハイビジョン画質はなかなかのもの。暗い場面ばかりであるけれども黒つぶれは最小限にとどまり画面の見通しの良さを失わない。5.1チャンネルサラウンドも出来が良くかさこさ動き回る宇宙人の存在が非常に不気味であった。

 シャワーを浴びてお酒。お供は録画しておいた「そこまで言って委員会」 今日のテーマは北朝鮮のミサイル。田嶋先生あたりがMDについて「そんな命中するかどうか分からないものいらないわよ」とかおっしゃるかと思いましたがさすがにそんなことはなかったですなあ。その代わり映画監督の原田眞人氏が「北朝鮮がミサイル撃っても老人介護の心で見守るだけ」とパネルを出していて絶句。それ、意味分からないよ(笑)。
 
 就寝午前1時過ぎ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月22日 (日)

3月21日(土) ネットウヨコマーシャル!

 熱い、熱い、アチチチ、はい、コマーシャル時間は15秒です。「ぼ、僕はネットウヨです。毎日毎日2ちゃんねるで従軍慰安婦とか強制連行とか南京大虐殺とか沖縄集団自決とかに反対しています」がーっと扉が降りてきて、飯島直子が「はい、おしまい」

 6月にスカパー!HDの録画が可能になる!というニュース。(http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20090319_76137.htmlより引用開始)スカパーJSAT株式会社は、東経124/128度の通信衛星(CS)を利用したハイビジョン放送サービス「スカパー! HD」のデジタル録画機能「スカパー! HD録画」について、2009年6月に対応することを明らかにした。

スカパー! HD録画は、スカパー! HD専用チューナのチューナ部の映像をネットワーク伝送して、外部のHDDで記録する機能。ホームネットワークに用いられるDLNAおよびDTCP-IP技術を用い、MPEG-4 AVC/H.264で放送されるスカパー! HD番組を対応LAN HDDやレコーダに記録する。

 スカパー! HDは2008年10月に放送開始しているものの。スカパー! HD録画の対応時期については、公式には「未定」と案内されていた。今回、その対応時期が2009年6月と正式に発表された。

 対応機器は、チューナとしてはスカパー!ブランドのSTB「SP-HR200H」が、録画機器としては東芝のDVDレコーダ「VARDIA」のRD-X8/S503/S303や、バッファローやアイ・オー・データ機器のLAN HDDの一部機種が発表/発売されている。STBについては6月に放送波によるダウンロードで対応予定、録画機器については、いずれも6月のバージョンアップでの対応を予定しているという。(引用終了)

 録画対応機器が東芝のDVDレコーダー(スカパーって伸ばしているのに何でDVDレコーダなんだ?チューナのチューナ部というのも変だと思わないのか)とLAN HDDだけというのはまったく理解できん。なぜ現時点でもっとも普及しているハイビジョン録画機器、ブルーレイレコーダーを視野に入れないのだろうか(H264だからiリンクが使えないのは分かるのだが)。

 最強映画『恋空』の続き。女の子は大学生の男に勉強を見てもらい大学入試に合格、順風満帆の人生だ、金髪を別れて良いことばっかりだ。そして卒業式の日、女の子は金髪との思い出の場所、なにしろセックスしたからな、図書館の黒板に「幸せでしたか」と書く。その後この書き込みの下に「幸せでした」と誰かが書き込んでいるのを発見、金髪が書いたのだと思ってきゅんとなる女の子。

 (余談ながらこの図書館、女の子が一年の時からまったく変わっていない。貸し出しカウンターの下の張り紙「ケータイ禁止」も三年間そのままなのである。本当に何を考えて映画を作っているのだろう)

 大学に入学した女の子、男との付き合いも上手く行っていて幸せそのものだ。そして冬が来てまた図書館でセックスして作った赤ん坊の命日がやってくる。またまたホワイトクリスマスだ。男は墓参りに行く女の子に指輪をプレゼントする。女の子、花壇に男がいるのを見つけて「ああ、金髪がまた来てくれた」と喜んだのだが、実はそれは金髪ではなく友達の男だった。女の子はこの友達から衝撃的な事実を聞かされる。「金髪は高校二年の頃から不治の病、癌に冒されていたのだ」女の子は真実に気がつく。金髪は私を捨てたのではない、癌という死病に冒されたためにあえて私から離れたのだ。あの時帽子を被っていたのは癌の治療で自慢の金髪が抜けてしまっていたからだ。女の子は30秒で「今の男と別れて余命三ヶ月の金髪の看病をする」と決意。

 可愛そうに振られた大学生の男、突っ返された指輪を「きいいい」と叫びながら放り投げる。以降、この人の出番はなし。

 (金髪が高校二年の半ばに癌を発病したとして、すでに二年半近くが経過していることになる。それからさらに余命三ヶ月?一体どんな癌なんだ。一般的に若年性の癌は進行が早いのではなかったか。それに毎年毎年特に時間を決めたという訳でもない墓参りなのに金髪とかその友達と必ず会うというのも凄いご都合主義。もっともこの映画、他の部分があまりに酷すぎるのでこの程度のご都合主義はあんまり気にならなかったりするのだが)

 仕事はまあ、いろいろあった。昨日の後始末。仲介不動産屋の営業マンがかわいそうでならぬ。本当に大変だな。食ったもの、ええ、何しろ今日は3日に一度の何でも食って良い日ですからな、朝からいきなりコンビニのチキンカツサンドとコーヒー牛乳ですよ(笑)。昼飯はパックのゴハンにソーセージ5本、目玉焼き、そしてキャベツの生野菜。夕食は・・・

 葛の会例会で久しぶりの馬え田で馬肉を堪能したのでありました。馬肉刺身(フタエゴ、ハツ、コウネ、カルビなど)、馬肉の納豆和え、馬肉のキムチ和え 豚の塩焼き(メニュー名失念)、馬すじ煮込み、馬肉入り焼きそばなどなど。

 参加者は私、ぴんでんさんと奥さん、Yちゃん、獅子児さん、たけうちさん、そしてゲストのUFO教授@と学会さん、鎮西大将軍さん。UFO教授@と学会さんのお仕事のお話にコーフン。ブルース・リーのギャグをどう訳しているのか今から楽しみである。また鎮西大将軍さんの為になるお話も面白かった。普段、我々は愉快な話はするけれども、なかなか「為になる話」はできませんからね(笑)、貴重な時間になったと思います。

 私はもう一週間くらい前からこの会を楽しみにしておりまして(笑)ビールをジョッキで四杯、その後焼酎をロックでがばがば。すっかり酔っ払ってタクシーで帰宅後、しばらく今のソファーで寝ていました。ああ、こんな会なら365日、毎日毎晩やりたいと素直に思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月21日 (土)

3月20日(金) アカギレの山も今宵限り

 可愛いかわいい子分のてめえ達に薬用ハンドクリームを支給してやらあ。さて最強映画『恋空』の続きである。金髪と女の子はそれぞれのご両親に赤ん坊ができた、俺、高校辞めて働く宣言。フツーなら高校一年生が何を言うておるか、この暴走チンチンめ!と一喝されそうなところであるが、何しろどっちの両親とも「恋空世界」の住人であるからたいした騒動もなしにOKを出してしまう。

 (女の子のパパは高橋ジョージ、そりゃ自分も16歳のヨメ貰ったんだから文句は言えんよな。しかもその嫁が女の子と同じ名前のミカ。スタッフの嫌味であろうか)

 さーて、このまま女の子の腹がどんどん膨らみ十月十日の歳月を経て玉のような赤ん坊が産まれ・・・てなことはなりませんで、ここでまたまた登場するのが金髪の元カノ、サキ。彼女は学園祭をやっているところに乗り込んできて、「てめえ、金髪が退学するってのはどういうことなんだよ」と喚いて女の子を突き飛ばす。この時はなんということもなかったのですが、その夜いきなり呻きだす女の子。大変だというので病院に担ぎ込まれたのだが手当ての甲斐なく子供は失われてしまう。ひーんと泣く女の子。ちなみにこの場所に金髪はいない。何をしていたのかというと安産のお守りを手に神社でお祈りしていたのだそうな。金髪はすぐに病院を退院させられた女の子と抱き合い、二人であの花壇、金髪が女の子の気を引くために花を引き抜いてまた埋め戻したところね、を赤ん坊の墓場と定めお葬式をするのである。ちなみにホワイトクリスマスの夜であった。

 (やっぱりこの場面でも金髪の作為を感じずにはいられない。他校の生徒であるサキがどうやって金髪が高校を辞めようとしていたことを知ったのであろう。本心はやめて働くッスと言っていた金髪だが本当はそれがイヤでそれとなくサキに伝えたのではないか。また流産した直後に病院を追い出される女の子が哀れ。産婦人科医療が危機に瀕し、ベッド数が足りなくなっている状況とはいえ、流産手術なら翌日の退院になると思うのだが「参考 http://pocosmama.babymilk.jp/Poco'sMama-ryuzan3.htm」)

 ようやく流産のショックから立ち直った女の子であったが、その頃から急に金髪の態度がよそよそしくなる。そしてついに女の子はパーティで金髪が他の女の子とぶちゅぶちゅやっているのを見てしまうのであった。これで別れるという話になるのだが、女の子は未練たらたら。「会って、愛してる、私を捨てないで」と懇願するのだが、金髪は鼻も引っ掛けずに去っていくのであった。失意の女の子、呆然として過ごすのだが友人に半ば無理やり参加させられたパーティで優しい大学生の男と知り合い、いつの間にか付き合うこととなる。

 (この男は映画の終わりまでたぶんヤッてないっぽい。金髪とえらい違いである)

 そうこうするうちに女の子の両親の離婚問題が持ちあがる。どうも原因は父親が経営している会社が危なくなったかららしい。このへん、その会社についての描写は一切なく何のどういう職種なのかも判然としない。両親も何しろ「恋空世界」の住人であるから離婚についての話し合いもお互いの思い出の写真を引っ張り出してきてずたずたに切り裂くという極端な結末に終わる。これで悲しんだ女の子、大学生のマンションに転がりこみ泣きながら一夜を過ごす(注 この時は確実にヤッていない)。大学生は翌日女の子の家へ。そして帰ってこなかった女の子を心配する両親に「昨日、女の子は僕の家にいました」離婚話で取り乱した挙句部屋に転がりこんできたと説明したいのだろうが、決定的に言葉が足りない。「恋空世界」住人以外の両親なら「あ、この子は高校二年生のくせにまた別の男をヤッてと思うに違いないであろう。

 大学生の男と女の子は両親がずたずたに切り裂いた写真を一枚、一枚セロテープで!補修する。これをリビングのテーブルに置いておくと両親が見て楽しかった時のことを思い出して一件落着。離婚話回避となる。

 (フツー、こういう場合は裏からテープを貼りそうなものだが、「恋空世界」の住人たる二人はそんなことに拘泥しない。写真の表からべったべたに貼り付けるのだ)

 それから大学生と女の子のお付き合いはどんどん深まっていく。そしてその年のクリスマス、いや、今年も雪が積もったホワイトクリスマスだ、女の子は赤ん坊の墓(花壇)参りに行く。そこで偶然出会ったのがやっぱり墓参りに来ていた金髪。なぜか金髪は頭にニット帽を被っている。ぎこちなく挨拶を交わす二人。

 (このニット帽が重要な伏線となっているので忘れないように!)

 仕事はまあ、いろいろあった。午後8時~9時にかけて大変なことになったのであるが、これはもう本当に書いたら、いや、ほのめかすだけで不味いのでこれ以上は聞かないで下さい。食ったもの、昼飯に細めんの冷凍うどんを使ったぶっかけうどん。これは通常の太い麺より明らかに美味い。これからはこいつ一本やりにしようと思う。夕食はヨコワ(マグロの幼魚)の刺身、鳥ささ身のフライ、付け合せの生野菜。ビール一缶、ゴハン一膳。〆のコーヒーは如例。

 その後ぽすれんレンタルDVDで『宇宙快速船』を見る。冒頭、どかーんと火山が爆発して飛び出してきたのが「ニュー東映」のマーク。そして場面は谷川博士の研究所で開かれている少年宇宙研究会のセミナーに移ります。ここで6人の少年達に映写機でソ連最新宇宙船のルーニック2号を見せているのが若き天才科学者の立花真一(千葉真一)であります。少年達は「立花さんは谷川博士を手伝ってルーニック2号以上の宇宙船を作ろうとしているんでしょう、凄いなあ」と大感心。

 セミナーが終わって帰途につく少年達。彼らは楽しげに喋りあいます。「立花さん、頭がいいけど、この前劇場で与太者に絡まれて青くなっていたなあ」「あ、それにあの人カナヅチだぜ」「情けないなあ、カッコ悪いなあ」容赦のないガキども、じゃなかった少年達(笑)。「おい、もし立花さんくらい頭が良くっておまけに腕っ節が強いなんて人がいたらどうする?」「泳ぎも抜群だね」「もちろん拳銃もお手のものさ」

 そんなヒーローがいたらなあという少年達の願望がほほえましい。そして彼らはこんなことを言い出します。「もしそんなかっこいい人がいたらなんて呼ぶ」「うーん、そうだな、隼太郎はどうだろう」残りの少年達が全力でズッコケます。「幾らなんでも古臭いよそれは」ついに一人の少年が高らかに「じゃあ、アイアン・シャープにしよう」

 ぱあっとタイトルが出まして勇壮なアイアンシャープの歌が始まります。そして登場したアイアンシャープ、ロケットカーを駈って宇宙へ飛び出します。おお、なんかカッコいいぞ。

 さて、マクラはここまで。いよいよ本編が始まりますぞ。少年宇宙研究会の面々は小高い丘のうえにテントを張って、昼間ですが、上空を通過する人工衛星を観測しようとしております。さあ、諸々の準備を終えて、昼間ですが、観測だ、さっそく天体望遠鏡を覗き込んだ少年達ですが、彼らは衛星の代わりに何か妙な飛行物体を発見します。その物体はどうやら森の向こうに降りたらしい。「よーし、見に行こう」と人工衛星観測のことはすっかり忘れて駆け出す少年達であります。

 あっという間に件の物体を見つける少年達。ああ、なんということでしょう、それは野原に着陸していた宇宙船だったのです。垂直に立った胴体に長い後退翼がついているデザインが意外にカッコいい宇宙船だったのです。「うわー、すげー」と感動する少年達。しかし、ここで彼らの前に現れたのはイカの頭のようなヘルメットを被った宇宙人だったのです。驚いた少年達は逃げようとするのですがさらに宇宙人が出現、取り囲まれてしまいます。少年達、大ピンチ、このままだと宇宙船に連れ込まれて怪しげな機械装置を埋め込まれたり、「人類はこのままだと滅亡するから核兵器の開発をやめなさい」と映画を見せられて説教されたり、宇宙の女の人とセックスさせられたりします。

 しかし、この危難を我らがヒーロー、アイアンシャープは放って置くはずがない!登場前に子供達に勝手に名前をつけられておりますが、そんなことを気にする風情もなくロケットカーでさっそうと現れたアイアンシャープ、たった一人で宇宙人群に立ち向かい、パンチ、キックで追い払ってしまいます。ほうほうの態で宇宙船に逃げ込む宇宙人たち。

 彼らは次に黒雲を発生させて雷鳴を呼ぶという気象兵器を使って攻撃してくるのですがアイアンシャープは光線銃を一閃!兵器を壊してしまうのでした。これはたまらぬと宇宙船は空に飛び上がり逃げてしまいます。

 少年達は大喜び。アイアンシャープに駆け寄り「おじさん、ありがとう」おじさんはちょっと失礼じゃないかね、君(笑)。「アイアンシャープは本当にいたんだ、カッコいいなあ」アイアンシャープはそんな彼らにしゅたっと手を振ってロケットカーに乗り込み飛び去るのでした。

 アイアンシャープの活躍によって一度は撃退された宇宙人。しかしその後の東京に次々と異変が起こります。最初に時計が逆に動き出し、次にミュージックボックスのレコードも逆回転してゴーゴー踊っていた若者達を驚かせます。しまいには列車までバックしてしまいました。さらに東京中の電気が20分にも渡ってストップしたのです。

 この変事にいろめきたった記者達、谷川研究所へ詰め掛けるのですが、そこへしゃしゃり出てきたのが宇宙研究会の少年達、彼らは新聞記者に向かって「おじさんたち、僕達は朝霞山で宇宙人と宇宙船を見たんだ、襲われたんだけどアイアンシャープが助けてくれたんだ」まあ、誰も信じませんな。ただ、一社のみ、ネタ記事になるかと思い、カメラマンを少年達に同行させて宇宙船着陸現場を撮影することになります。

 現場に赴いたカメラマン、野原に着陸跡も何もないのを見てがっかり。「宇宙人が後から来て掃除したんかいの」と小粋なジョークを飛ばします。彼はやる気のないそぶりで写真を撮影して、帰っていったのですが子供達は見逃しませんでした。ストロボの光に反射して何かがきらりと光ったのを。少年達はその物体を手に取ります。それはどうやらアイアンシャープの光線銃で削り取られた宇宙船の破片のようであります。少年達は急いでこの破片を立花青年のところに持ち込むのでした。

 そうこうするうちに突然茨城の原発が爆発。キノコ雲が立って死者84名の大惨事となります。ほどなくアメリカでも原発が爆発。アメリカはこれをソ連のスパイ行為と非難、ソ連側も「そんなことは断じてない。これはわが国を貶めようとする米帝の陰謀だ」というおなじみのやり取りがありまして、すわ、第三次世界大戦の勃発かという緊迫した状況になってしまいました。

 しかし、これを打開したのが谷川研究所によるあの破片の分析結果。この破片は海王星にしか産出しないドギウム、パニウムの合金だったからです。谷川博士は防衛会議で「これは海王星人の侵略です。地球人はいがみ合っている場合ではありません。一丸となってこの驕敵を討たねばならぬのです!」

 海王星人もこの緊急声明を宇宙船のモニターで見ているという(笑)。

 海王星人に対する防御兵器。それは谷川博士の発明によるエレキバリアであります。三億電子ボルトの出力で上空5,000メートルに展開されるエネルギー障壁であります。襲来した海王星人の宇宙船、このバリアに向かってミサイル発射!しかしバリアによってはじかれてしまいます。宇宙人は第二波ミサイル攻撃を敢行、これもまったく駄目。ついに宇宙船そのものを突入させるのですが、これまた我がエレキバリアを突破することができません。すごすごと宇宙に向かって飛び去る宇宙船。

 地球人類、地球科学の大勝利。沸き立つ全世界の人々であります。しかし谷川博士は心配そう。「あの宇宙人が簡単に諦めるはずがない。必ず何か仕掛けてくるぞ」

 次の日、早くも博士の心配が現実のものとなります。あの少年達がエレキバリアの発電所に舞い降りてきた物体を発見したのです。それはバレーボールくらいの球体にアンテナがついた機械装置。子供達はさっそく立花青年のところへ持ち込むのでした。谷川博士と協力して分析した結果、これは宇宙人のメッセージ伝達装置だと判明。さっそく翻訳してみると「地球のバカヤローども、よくもやってくれたなこのやろー、でもただではすまさないぞ、地球は我々海王星人のものになるんだザマミロ」

 本日はここまで。

 それからちびちび見ていたハイビジョン録画の『炎のランナー』を最後まで。ランナーとしての自分を第一義に考える主人公、走ることより聖職者としての立場を重視し、安息日の予選を回避するライバル、アマチュアリズムの遵守を主人公に強制しようとする大学等々いろいろな価値観の提示が興味深い。凡百のスポーツドラマのごとく、自分のため、家族のため、あるいは国のために走るという具体的な目標が定められておらず、この多様な価値観のおかげで人間の本質というものに深く迫るストーリー構築を可能にしているのだ。

 液晶モニター UNI-LCD24/Bでの鑑賞 ハイビジョン映像は暗部の表現が頼りないのだが、まあ、これは実売28,000円の液晶モニターに期待できることでもあるまい(笑)。その代わりさすがフルハイビジョンだけあって、モブシーンの情報量の多さにはいつもながら驚かされてしまうのである。

 その後録画しておいたテレビをだらだら見る。就寝午前2時半。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月20日 (金)

3月19日 オカンパの宿

 この駄洒落の元ネタがすぐ分かるのはトレッキーのみである。トレッキーとは「スタートレック」の熱心に過ぎるファンのことであり、当然オタクである。オタクであるから私を含めて社会的な常識から外れた人間の屑であることも多い。トレッキーを見かけたら十分に注意しよう。トレッキーを一人見かけたらSF大会に30人くると思え。

 WOWOWのハイビジョンで『恋空』見ました。皆さん、すいません、私、この映画をなめていました。酷いとかなんじゃこりゃという評判は聞いておりましたが所詮はケータイ小説の映画化、単なるつまらないラブストーリーとだけ思っていました。実際に見てみたら、あの『デビルマン』を超えかねない衝撃的な作品でした。いやもう本当に凄い、『恋空』最強です。

 高一の女の子が図書室にケータイを忘れる。やっと見つけたらメモリーしておいた番号、メールアドレスが全て消去されていてびっくり。そこに謎の男から電話が掛かってきていきなり「だって、本当に必要な番号・メールなんてないだろ、本当に友達なら向こうから掛かってくる」と不思議なことを言う。主人公の女の子はそれから毎日電話をかけてくる男と話しているうちに次第に親しくなっていく。

 (えー、実際の男の行為を考えると、女の子の携帯を拾って、あ、前から目をつけていた娘だ、へへへ、邪魔だから番号やアドレス消しちゃえ。そして携帯を図書館の本棚に置いて彼女の行動を監視、丁度図書館に入ったところで電話をかける。それから毎日電話攻勢。こ、これ、ロマンチックどころか相当に怖くないか、単なるストーカーだっての)

 始業式の日、呼び出された女の子はついに謎の男とご対面。金髪のイケメン、やったーと思ったけれども彼が差し出した花束を見て女の子どんびき。ついさっきどこぞの花壇から引き抜いてきたのが丸分かりの根つき、土つきの花だったからだ。そんな可愛そうなことをする男は嫌い!と立ち去る女の子。翌朝、登校途中に女の子は花壇に花束を植え戻している金髪を目撃。あー、優しい人なのねと思って付き合うことになったのであった。

 (根付、土付の花を差し出す男の非常識さに呆れる。土付って新鮮さが売りの大根じゃないんだから。また翌朝、わざとらしく花壇に埋め戻すのだが、この時点で花を引き抜いて何時間経っているのだろう。そんなのいまさら埋め戻したって枯れるって。しかもこの金髪、肥料をたくさん上げるのだと抜かして、一袋分の化学肥料をばかばか花の周りに撒く、やっぱり枯れちゃうって)

 ある日女の子は授業中に金髪に呼び出され「授業さぼっておれん家で弁当でも食わねえ?」のこのこついていく女の子。そして弁当かって部屋に上がりこんだところでいきなりキス。金髪は戸惑った様子の女の子に「初めてだったの?」と聞く。初めてのキスということかと思いきや金髪は「優しくするから」って、やるんかい。はい、女の子はそのまま押し倒されて目出度く御開通。

 (買った弁当に見向きもせず部屋に入ったら即キス。そのままセックス。どんな性獣だよ。もちろん、避妊するとか高級な思考はこの二人にはないぞ)

 初めての幸せを味わう女の子。しかしすぐに地獄に突き落とされる。金髪とのデートで待ち合わせ場所に行ったらいきなりワンボックスカーが急停車して三人の男に拉致されたのだ。そして花畑の真ん中でレイプ。三人にずこばこやられてしまう。この女の子の災難をどうやって知ったのかしらんが、必死の形相で探しにくる金髪。「どうして私の場所が分かったの」と女の子に聞かれて「俺の愛の力だ!」

 (レイプ犯がどうして待ち合わせ場所を知っていたのか、なぜ金髪が女の子の居場所を探し当てたのか、これ、どう見ても金髪がレイプに絡んでいるとしか思えないんすけど)

 でもどうも金髪の仕業ではないようで、彼はレイプ犯三人をすぐに特定、ぼこぼこにして黒幕の存在を聞きだす。それは金髪の他校の元カノのサキであった。彼女は女の子のせいで金髪に振られたと逆恨みして男三人雇って襲わせたのである。金髪は激怒、サキを無理やり引っ張ってきて金髪の家で休んでいた女の子に引き合わせる。「これが元カノのサキだ」紹介してどうするか(大笑い)。女の子は「お前がいえばなんでもしてやる。殺したっていい」とわめく金髪に恐れをなして、「いや、とりあえずいいから」と許したのであるが、金髪の姉、これもヤンキーである、がそうはいかなかった。大きな鋏を振りかざしてサキの髪の毛をざくざく切ってしまうのである。

 (サキがどうして待ち合わせ場所を知ったのかという観客の疑問には何の答えも与えられない)

 しかしその後もサキの嫌がらせは続く。携帯に中傷メールを送りつけ、さらに学校の全ての教室の黒板に「汚れた女、夜はいつでもOKよ 携帯番号はこれよ」などと書かれてしまったのである。金髪はまた激怒、わめきながら黒板の文字を消して回る。そしてショックを受けた女の子を図書室に連れ込み「お前はおれが守る」これで盛り上がってそのまま図書室の長いすを使ってセックス。もちろん、避妊など面倒くさいことはしない。

 (これも金髪の仕業としか思えない演出になっている。サキはなぜ女の子のメールアドレスや携帯番号を知ることができたのだ?金髪が教えていたんじゃないか。また黒板のいたずら書きも他校の生徒が夜中に忍び込んで簡単にできるようなレベルではないのである。金髪が協力しているとしか思えないのだ)

 でも良く分からないけれども金髪は潔白なのである。またレイプの時は怒り狂った金髪であるが、今回は犯人探しなど行わない。図書館でヤッてすっきりしたから忘れちゃったらしい。それにしても避妊くらいしろよ。この無軌道なセックスの報いはすぐに来て、女の子、食事中に「うっ」と吐き気を感じたのである。金髪の子供を身ごもったのだ。三人にレイプされたと思ったら、その後すぐに別の男の子供を妊娠するというまさに衝撃の展開、ご両親の苦労が忍ばれます。

 (こういう場合ですな、うっと吐き気を催したら家族が心配して「悪いものでも食ったのか」とか言いますな。「ううん」と首を振る女の子、その目から涙がぽろぽろと落ちてパパが「お前、そんなまさか」こういうやりとりがあって産婦人科という流れなら納得できる。それがうっときたら次の場面じゃもう産婦人科なんだもの。「恋空」世界では女の子の吐き気は即、つわりということらしい)

 喫茶店で妊娠を告げられた金髪、いきなりモノも言わずに立ち上がって走り去る。なんだ、なんだと女の子と観客が呆然としているうちにまた駆け足で戻ってきた金髪、「おめでとう」と叫んで差し出したのがあのクリスマスのお菓子セット、サンタのブーツに入っているやつね、だったという・・・。そしてさらに能天気なことを口走る金髪。「図書室でヤッてできたんだから子供の名前に本ってつけよう」女の子、アハハと笑って「やだぁ、理由を聞かれたらどうするのよ」 一応ギャグのつもりなのだろうが台詞が生々しすぎて私はどん引き。

 (名前に本をつけるって、本子とか本男とかいうのかね)

 続きはまた明日やります(笑)。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ。食ったもの昼に素麺二把。夜に出来合いのカキフライ四個にチラシ寿司弁当。ビール一缶。〆のコーヒーは如例。

 その後ハイビジョン録画の『恋空』を見て前半につながる訳です。ハイビジョン画質は発色が濃すぎて人物のスキントーンが不自然になっていた。AAC5.1チャンネルはリア音場の距離感の演出が上手い。

 その後ちびちび見ていたハイビジョン録画の『消えた天使』を最後まで。リチャード・ギアの公共安全局員は完全におかしく、拳銃片手に性犯罪前歴者の更生セミナーに乗り込んで証言を強要する場面などどっちが犯罪者か分からないくらい(笑)。この点を取り上げてトンデモ映画としているブログもあったけれども、まあ、この映画でのリチャード・ギアは仕事にのめりこみすぎたあまり性犯罪の犠牲者の女性達に対する強迫観念を取り付かれている人物という設定なので、これはこれでいいのです、いや、実際にこんな人がいたらたまらんですがね(笑)。

 それよりも私のような人間の屑に面白かったのは後半登場する殺害現場。むちゃくちゃに破壊された人体の造形が秀逸で、この場面だけでリチャード・ギアの狂気に付き合った甲斐があったというものです。

 ハイビジョン画質はグレイニーであるがこのざらざら感が作品のイメージにあっている。音声はステレオだが、フロント・リアともに充実した音場でAAC5.1チャンネル放送と遜色がないくらいの包囲感があった。

 午前12時半より『紀元前100万年』の続き。さて、トゥマク、アロサウルスの戦いでせっかく人気者になったのにオータオ(ジョン・ハバード)の槍が欲しくって堪らないらしい。彼は夜中に起き上がると彼の槍を奪おうとしたのですが、目を覚ましたオータオと喧嘩になってしまいます。この騒ぎに激怒した族長、トゥマクにここから出て行けと命令したのでした。

 悄然としてシェル族の洞窟から立ち去るトゥマク。しかし、ロアナは彼を見捨てませんでした。彼女はシェル族をすてて彼と行く道を選んだのです。でもトゥマクは冷たい、リンゴを2個採ったのにロアナにはやらないでやんの(笑)。まあ、それでも彼女のことを憎からず思っているのでしょう。背が低くて届かない彼女にリンゴを採ってやったのでした。

 その後二人の前にはさまざまな生物が現れます。大蛇が木からにゅー、そしたらアナグマ?マングース?がやってきて蛇をがりぼり食べちゃった。次に現れたのは角をつけられたアルマジロ。二人はこれに追われて木の上へ。そこで一夜を明かします。

 夜のうちに何があったか知りませんがすっかり仲良くなったトゥマクとロアナ、ロック族の洞窟を目指します。そんな二人の前に現れたのはオオトカゲ恐竜と背びれを付けられたワニ恐竜。もちろん戦いが始まりまして双方、ばっくばくかみ合っております。飼ったのはワニ恐竜、倒されたオオトカゲ恐竜、傷口からぴゅっぴゅっと血が噴出しているという酷い姿となって息絶えるのでありました。

 この戦いを見ていたのは二人だけではありません。ロック族の面々もいたのです。このうちの一人、大怪我をしたアクホバに代わって族長になった奴がロアナを見つけます。「おお、ええ女じゃ」と攫おうとするのですが、トゥマクが許すはずもなし。彼は槍を使って族長をやっつけたのです。これでまた族長交代。意外と簡単なシステムですな(笑)。

 トゥマクはロアナと共に彼らを引き連れて洞窟へ凱旋します。

 ロック族にとってシェル族の女、ロアナの優しさは驚きの的でした。彼女は変わり果てた姿になったアクホバを「ああ、パパ、なんてひどい姿に、でも安心して、僕が楽にしてあげるよ」と殺そうとしたトゥマクをとめたのです。そして食事の時にもいきりたつ男達をたしなめながら最初に女・子供、次に老人、アクホバ、一番最後に男達と今まで彼らになかった秩序というものを持ち込んだのであります。

 翌日、ロアナはロック族の女達に「お肉ばかりじゃ栄養が偏っちゃうわ、お野菜や果物も食べないと」野菜や果物の採り方、食べ方を教えるのです。これでさらに彼女の評判が良くなってあっという間に部族に溶け込んでしまいました。アクホバも「ええヨメがきたものじゃ」と目を細めております(笑)。

 しかし、この幸せは長くは続きませんでした。火山が大爆発したのです。同時に溶岩もたっぷり流れてきます。地割れも起きてトカゲ恐竜やワニ恐竜が次々と飲まれていきます。あ、林に燃え移った火に明らかにあぶられてもがき苦しんでいるトカゲがいるぞ、これは酷い。

 大混乱に陥るロック族。この混乱で一人の女が子供とはぐれてしまいました。その子供に向かって押し寄せる溶岩!女はやっと子供を見つけて助けようとするのですが逆に自分が溶岩に飲まれちゃった。これを見たロアナはダッシュ!間一髪のところで溶岩から子供を救うことができたのです。ただ、この溶岩のお陰で洞窟へ帰ることができなくなってしまいました。おまけに途中で靴をなくしてしまったのです。噴火が収まった後でこの靴を見つけたトゥマク、わあ、ロアナも溶岩にやられたのかと勘違いして大泣きします。

 落ち込んでいるトゥマク。ロック族も大勢の犠牲者を出して沈んだ雰囲気です。ところがそこにやってきたのがシェル族のオータオでした。彼はトゥマックに会い「シェルの村、恐竜に襲われている、助けて、ロアナもいる」これで元気百倍、ただちに出撃するロック族の男達。

 シェル族の村を襲っていたのはイグアナ恐竜です。これが洞窟の入り口に頑張って離れないものですから水も食料も尽きてしまい、シェル族はみんなはらぺこ。青い顔をしております。そこにロック族の応援部隊が駆けつけてきた。喜ぶシェル族ですが、ロック族の槍による攻撃はまったく効果なし。イグアナ恐竜は動きません。

 ここで知恵を出したのがアクホバです。彼は崖の上を指差して「イグアナ恐竜めに岩を落としてやるのだ」 ロック族の男達は彼の指示に従って崖の上へ。一人残ったトゥマクは囮となってイグアナ恐竜を挑発します。ついに動いたイグアナ恐竜。トゥマクを追って崖下へ。そこへ「さあ、今だ」というアクホバの合図で岩がどんどん落とされたからたまりません。落とされた岩がさらに大規模な山崩れを引き起こしてイグアナ恐竜を埋めてしまったのです。ぴくりとも動かなくなる恐竜。ああ、これも酷い(笑)。

 ロック族はシェル族の村へお引越し。トゥマクとロアナのカップルがきっかけとなって二つの部族がこれから仲良く共存していくことが示唆されて映画は終わります。

 モノクロ・スタンダード モノラル音声。年代を考えれば上等の画質。ノイズが少ないのがなによりです。音声も聞きやすいもの。

 その後録画しておいたテレビを見てだらだら。就寝午前3時と思ったら寝られず自室へ戻って午後4時まで粘る。それから再挑戦してやっと夢の中。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月19日 (木)

3月18日(水) 「コスれ狼」

 拝一刀が遊女に最初にいう言葉。

 3月18日の毎日新聞より 

 定額給付金(1人1万2000円、65歳以上と18歳以下は2万円)を社会に還元したいとの声に応えようと、全国のNPO(非営利組織)80団体が18日、受け皿となる「定額給付金基金」を設立した。6月30日までホームページ(http://www.charity‐platform.com/kikin)や振込口座で寄付を募る。

 事務局の「チャリティ・プラットフォーム」(東京都港区)によると、金額は問わない。「子供」「被災者」「人権」「自然」など17の活動分野を指定した寄付も可能。寄付のうち90%は80団体で利用し、10%は4月以降のNPOへの助成原資などに充てる。

 振込先は三菱東京UFJ銀行(普通口座0029273)、ゆうちょ銀行(00150-7-281326)。名義はいずれも「テイガクキュウフキンキキン」。問い合わせは事務局(03・5770・3150)。【工藤哲】

 ◇基金の主な参加団体と1万2000円で可能な使途◇

<ACTION>フィリピンの孤児院の子供30人が野菜を1週間食べられる

<荒川クリーンエイド・フォーラム>2トントラック1.5台分のごみを拾うためのごみ袋と軍手が買える

<HIVと人権・情報センター>即日結果通知のHIV抗体検査を12人に提供できる

<かものはしプロジェクト>カンボジアの農村で5人一家が3カ月生活できる

<自然環境復元協会>棚田の田んぼ1枚を1年守れる

<シャプラニール=市民による海外協力の会>ストリートチルドレンの青空学級を2カ月運営できる

<自立生活サポートセンター・もやい>住まいを失った4人が公的サービスにつながる間、緊急支援ができる

<全国被害者支援ネットワーク>犯罪被害者支援員1人に研修が1回できる

<難民を助ける会>アフガニスタンの子供15人を地雷から守れる

<フローレンス>1.5世帯の一人親家庭を1カ月支援できる

 いや、だから定額給付金というのは国民にお金を給付して、それを使って貰い沈んでいる景気を浮揚させようという手段なのだから寄付しちゃ意味ないでしょ。

 3月18日 西日本新聞夕刊3面 テレプラ欄より 「納得できない給付金」 定額給付金の支給が始まりました。国民の七割が反対していたのを政府・与党が押し切りました。年金生活で暮らしは楽ではありませんが、財源の「2兆円」は遅れている社会福祉、社会弱者に使うことができなかったのか、いまだに納得できません。当初、高額所得者は給付金を「自主的に辞退」としていたのに、首相や閣僚、与党の国会議員も受領するとか。私案ですが、せっかくなら「ホームレスの人たち」「年収100万円以下の低所得者」「リストラされた契約社員、派遣社員」には無条件で10万円支給できませんかね(72歳 男)

  いや、だから定額給付金というのは国民にお金を給付して、それを使って貰い沈んでいる景気を浮揚させようという手段なのだからそんな風な支給の仕方をしたら意味ないでしょ。

 本日は休み。午前9時半に事務所へ出て日記付けとネットのチェック。その後徒歩で天神に出て赤のれんでラーメン・替玉+小炒飯のランチ。本日はラーメンのデキがことのほか悪く正直もてあました。まあ、だったらなんで替玉まで頼むかという話になるのだが(笑)。その後漫画喫茶で三時間の漫画読み。それから徒歩で事務所に戻る。

 亀の世話などやって午後4時過ぎに帰宅。缶ビール一本飲みながら録画しておいた「レインボーマン」を楽しんだ。タケシの恋人としえさんに化けた死ね死ね団の女暗殺者、変身装置の電撃がヘアピンのせいで強くなりすぎて頭に焼け焦げを作ってしまうのに大笑い。

 その後ぽすれんレンタルDVDで『紀元前100万年』を見る。山を登っていた暢気な観光客の皆さん、嵐に襲われて「ひゃあ」ほうほうの態で近くの洞窟に逃げ込みます。その洞窟ではある考古学研究者が壁画をスケッチしておりました。彼は観光客の皆さんの「嵐の間、退屈なので壁画から読み取れた原始人の物語を話してください」というリクエストに応じて、ロック族の若者トゥマク(ヴィクター・マチュア)とシェル族の娘ロアナ(キャロル・ランディス)の物語を語り始めるのです。

 ロック族は山の民、洞窟を住処として動物を狩って暮らしている狩猟民族であります。その性質は獰猛で冷酷無残、仲間同士でしょっちゅういがみ合いをしているような奴ら。食い物だって族長のアクホバ(ロン・チェイニー・ジュニア)が一番に食って女子供には一番最後の食い残ししか回ってこないというなんだか、○リバンみたいなって、それは言いすぎか(笑)。親子の情だってありゃしません。アクホバ、息子のトゥマクが食っていた肉を横取りします。そしてこの行為に怒って「パパ、何をするんだ」と飛び掛ってきたトゥマクと大喧嘩。彼をがけ下に蹴落としてしまうのです。

 偶然、柔らかい土の上に落っこちて助かったトゥマク、ほっとする間もなく今度はマストドンに襲われます。踏んだり蹴ったりとはまさにこのこと。「ひゃあ」と悲鳴を上げながらトゥマク、木に登ってマストドンの攻撃を避けようとしたのですが、その木もろとも大河に叩き落されてしまいましたとさ。失神した彼はそのまま流されてしまい、シェル族の村に流れ着いたのでありました。

 このシェル族、ロック族とはうって変わって優しい人たち。族長の娘ロアナが発見したトゥマクを彼らの住居である洞窟に運び込み手当てをしてくれたのです。食事の時もロック族とは大違い。洞窟の床の穴でぐつぐつ煮立てたシチュー?をみな仲良く食べております。さらにロアナはよそ者であるトゥマクにさえシチューをご馳走してくれたのでした。意地汚くシチューをがっつくトゥマク。

 ここで壁画を描いている人が登場。冒頭で出てきた奴です。つまりあの洞窟はシェル族の住居であったということ。それにしちゃ現代の洞窟はずいぶん山の上にあったようですが(笑)。地殻の変動のせいでしょうかねえ。

 さて、ロック族は崖下に転落したトゥマクを探そうともせず、今日も今日とて狩りに出ております。アクホバはいつものように一番乗りで獲物であるバッファローに飛び掛ったのですが、逆襲を食らって「ぐえっ!」押しつぶされてしまいました。瀕死となったアクホバ、族長が役立たずとなったということで、残りの仲間達は早くも次の族長を選出。その後みんなでアクホバを殴り殺そうとしたのですが(酷い!)さすがにロック族の女に止められて命だけは助かったのです。

 パパがそんな目に合ったとはちっとも知らないトゥマク。次第にシェル族に打ち解けていきます。ロアナを巡ってシェル族の若者とちょっと怪しい雰囲気になったりもしますが(笑)そこそこ上手くやっております。と、そんな時、シェル族の村にビーチャ(アロサウルス)が襲来します。みんなはほら貝の合図でいっせいに洞窟に避難したのですが一人、木に登ってリンゴを採ろうとしていた少女ルワナが取り残されてしまったのです。アロサウルスは彼女を標的に定めてがおーっ。ルワナ、絶対のピンチ。

 ここで立ち上がったのが力自慢、腕自慢のトゥマクですよ。彼は槍を取ってアロサウルスに立ち向かいぐっさぐさと滅多刺し!ついにアロサウルスをやっつけてしまったのです。この快挙にシェル族の皆さんは大喜び。

 本日はここまで。

 夕食はブリの刺身、ほうれん草のおひたし、昨日の残りであるチキンカツを使ったチキンカツ丼。ビールをもう一本飲む。〆のコーヒーは如例。

 その後ハイビジョン録画の『ルックアウト 見張り』を見る。記憶障害という設定が映画のサスペンスにまったく役立っておらず、あれじゃ単なる忘れっぽい人だとか、いくら田舎の銀行だってあんなに無用心なことはあるまいとか、ツッコミどころ多数なのだけれども、あのドーナツ警官のキャラクターだけで全てを許す(笑)。主人公の様子をみるという口実でドーナツ持って銀行にサボりに来るゆるゆる警官でちょっと無神経。主人公をひそかにいらつかせたりしている。悪党にも「あのドーナツが」とえらい言われようだ。でも実はこのおまわりさん、はじめての子供の誕生を心待ちにしている優しい夫であり、悪党との銃撃戦でも意外な頑張りを見せるかっこいいおまわりさんだったのだ。このおまわりさんがストーリー上の都合とは言え、射殺されてしまうのがなんとも残念であった。

 ハイビジョン画質は黒潰れが気になるものの、それを除けばかなりの高画質であった。AAC5.1チャンネルも包囲感の凄さに驚かされる。

 シャワーを浴びてお酒。お供は録画しておいた「ナイトシャッフル」 関門トンネル開通時に作られたトンネル音頭のオリジナルレコードを探す企画に感心させられる。そしてようやく見つけておばさんたちに踊りまで踊らせた挙句、最後に「実は若戸大橋音頭というのもあるんです」とオチがついたのに大笑い。

 就寝午前1時半。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月18日 (水)

3月17日(火) みすずバーガー

 みすずという名前の女の人が殺されてその肉が・・・うわああああ、おれ、2個も食っちゃったよう。ホラー駄洒落である。中学生の時に読んだ訳の分からないエロ雑誌第二弾。洋服売り場の試着室に女性店員をひっぱりこんでヤレるかというルポルタージュもの。服買うそぶりで試着室に入り「お客様、サイズの方はいかがでございますか」と聞きに来た女性店員の腕を掴み試着室に引っ張り込む。そして「いいじゃないか、いいじゃないか」と言いながらことに及ぶというのである。

 これで本当に女性店員とヤッちゃうのだから呆れる他はない。その頃、純真で何でも信じていた中学生の私でもさすがに「ウソでー」と思ったことであった(笑)。もちろん、オナニーをしたあとにね。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、朝飯にコンビニの照り焼きチキンバーガー一つ、コーヒー牛乳、昼飯に冷凍うどんを使ったかけうどん。夕食はチキンカツ一枚、キュウリ、レタス、たまねぎスライスの生野菜、マグロの刺身、ビール一缶、ゴハン一膳。〆のコーヒーは如例。

 その後輸入ブルーレイで『ミラーズ』を見る。火災で廃墟になったデパートの警備員をやることになったキーファー・サザーランド。この廃墟の中にはやけにぴかぴかの鏡がたくさんあって、いろいろ怪奇な出来事が起こる。だけどこれが単なる幽霊屋敷ものではなく、その裏にはある女性に関する秘密が隠されていた・・・というストーリー。韓国映画『鏡の中へ』のリメイクである本作は物語の後半に『リング』のような謎解きを用意したことによって、前半でヒーヒーキャーキャー言わされて(笑)、後半では解明されていく謎に興奮させられる、一作で二度美味しい映画になっているのだ。ラストの化け物女はちょっとやりすぎだったけど、じめついたところがなく、素直に怖がって面白がれる良質なホラームービーであった。あ、良質とは言っても私みたいな人間にとっての「良質」だからね、そこのところ勘違いしないように。

 まあ、あの精神病院の「がまの油療法室」には笑ってしまったけど(笑)。

 映像コーディックはAVC MPEG-4 暗部にもうちょっと透明感が欲しいところ。それにあのグレインはいかになんでもやりすぎだと思う。サラウンドは48kHz/24ビットのDTS-HDマスターオーディオ。ダイナミックレンジが驚くほど広く突如鳴り響く爆発音に心底びびらされた(笑)。ガラスのきしむ音もリアルすぎて、本当にこんな音で見るホラー映画は怖いよ。

 シャワーを浴びてお酒。お供は録画しておいた「完成ドリームハウス」 ?な家が建つことの多いこの番組だが(笑)、今回は珍しくまともであった。窓が多くて明るく庭の造りもセンスが宜しい。これでご主人のオーディオルームがもう4畳分ぐらい広くて防音で遮光のしっかりしたシアタールームになっていたら私だって住みたいと思う。そしてあの池で石亀・クサガメを、あのドッグランでリクガメをたくさん飼うのだ!

 まあ、目隠しをつけておらず、外からちょっと頑張れば覗ける露天風呂はどうかなとは思いましたが。

 午前2時過ぎ就寝。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月17日 (火)

3月16日(月) 『フランケンシュタイン 京風の生体実験』

 ブラント博士の脳をこの体に移植すれば秘密が分かるどすえ。ある人から以前使っていたAVアンプ ヤマハ DSP-A3090についてこんな質問のメールを頂いた。「この機種に5.1チャンネルのアナログプリアウトはついているでしょうか」すでにこの機種を手放して6年ほどが経過しており、私はそんな細かいことは忘れてしまっている(笑)。プリメインアンプを使ってフロント2チャンネルの音を強化していたからこのプリアウトがあるのは分かっているけれどもそれ以外のセンター・リアチャンネルについてはまったく覚えていない。もちろん、取扱説明書も手元にないから、そっちで調べることもできぬ。

 だから私はこんなレスを返させて貰った。「○○様、こんにちは。  お尋ねのYAMAHA DSP-A3090の件ですが、何分にもこのアンプを手放してから6年以上経過していますので記憶があやふやになっております。フロントのプリ出力があったことだけは間違いないのですが、これが5.1チャンネル分あったかどうかははっきり覚えておりません。  申し訳ありませんが、この回答でご容赦ください」(これは実際のメール文章)

 質問から数時間以内にこういう丁寧な返信をしている訳だ。だが、質問者はこれっきりで、その後は何も言ってこない。フツー、こういう時は「ありがとうございました」ぐらい言わないか。望んだ回答ではなかったとはいえ、それがネチケット(笑)というものではないか。こういっちゃ何だけど、私は結構「ムッ」としているのだぞ。

 恥の上塗り。民主党の○○議員が911疑惑についての本を出版するそうである。(http://www.nj-tokyo.com/nj06links/911coverimage01.html) 正気か、ある意味小沢氏の献金疑惑よりヤバイぞ。だって、民主党のネクスト防衛大臣はこんな阿○であることを満天下に非常に分かりやすいカタチで提示しようとしているのだからな。誰か今のうちに止めたほうがいいよ。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、昼飯に素麺二把、夕食に鯛とイサキの刺身、イサキの煮魚半身分、オクラのかつおぶし合え、昨日の残りのつくね2個、牛肉を煮込んだ奴(うどんの時の残り)を二枚。ビール一缶、ゴハン一膳。〆のコーヒーは如例。

 それからハイビジョン録画の『アメリカン・ギャングスター』を見る。ラッセル・クロウの刑事のキャラクターが出色。他の刑事とは違ってギャングから一切の賄賂を受け取らず、出所が定かではなく猫糞しようと思えば簡単にできる100万ドルの現金を正直に申告して相棒からも嫌われているような男。刑事としてこれほど素晴らしい男はないのであるが、その反面女と見ればヤリ狂い、家庭生活は崩壊、元妻からは蛇蝎のごとく忌み嫌われている。このアンビバレンツな人物像があるからこそ、実際はかなり単純な勧善懲悪のストーリーである本作が名作となり得ていると言っても過言ではない。ラッセル・クロウもこの演出に応えて複雑な人間像をきっちり演じており、あまりの面白さに2時間40分の長尺(ディレクターズカット版)を一気に見てしまった。

 最初は一時間半ほど見てあとは明日と思っていたのですがね(笑)。

 ハイビジョン画質はコントラストに弱点があり、いわゆる眠い絵が多かったのが残念。また一部で輪郭強調が気になった。AAC5.1チャンネルサラウンドはリア音場の精密さに仰天させられる。上方を行きかう電車、前後を通り抜けていく車、等々を描き分けて見せた。

 その後『フランケンシュタインの逆襲』(『Frankenstein Meets the Spacemonster』 1965)の続き。スティール教授とカレンは二人乗りのスクーターでサンダースを探しに行きます。彼らは探知装置を持っていてこれで探せるらしい・・・いや、説明がないもんで良く分からないんですよ、この辺(笑)。二人は仲良く港町を走り回ります。もう通りがかる人がみんな見ているのが面白いですな。男と女が恋してチューしたみたいな暢気な歌詞の歌も流れて異国情緒を満喫です・・・って、さがせよ、早くフランクを!

 三分ほども走ってようやくフランクがさ迷っているあたりの海岸へ。教授は小さな装置を取り出して、これが先ほど言及した探知装置、フランクを探します。すると岩場の洞窟に隠れているのをあっさり見つけちゃった。こんなに簡単に見つかるのならもっと早くに探さんかいというツッコミはもう当たり前にすぎるのでしないようにします。教授はフランクの焼け爛れた顔面の回路にワニ口クリップで電線を繋ぎ修理を開始。そしてカレンに「君は戻って将軍の助けを呼んでくれ」カレン、よたよた戻ってスクーターにまたがります。この時、宇宙人の皆さんが走ってきたので、てっきりカレンが捕まるのかと思いきや、あるプールサイドで行われていたゴーゴーパーティに乱入したという・・・。カットの繋がりがおかしいよ(笑)。

 宇宙人たちは泳いでいたお客さんの一人を光線銃で蒸発させ、8人ほど女を攫って逃げるのでした。女たちを間に挟んで一列縦隊で歩くなんとも間抜けな場面です。そして宇宙船に連れ込まれてしまいました。この後、ようやくカレンの番。スクーターで走っていたところを襲われ、彼女もまた宇宙船に連れ込まれてしまいました。

 カレンは他の女達と違ってサンダース捜索のために探知機を持っております。これに興味を示したのがナディア博士とプリンセスで「むむ、これは非常に高度なメカニズムだ」そ、そうか?「お前はこれをどこで手に入れた。何に使うのだ」と尋問を始めます。しかし、カレンは勇敢です。火星人たちの脅しにもめげず何も喋ろうとはしませんでした。これで頭にきたプリンセス、「ええい、この地球人の雌豚をモルの隣の檻に閉じ込めよ」なんで隣の檻かと思ったら、こうモルがわーっと手を伸ばすと閉じ込められたカレンに届くのですな。これで彼女をヒーヒー言わせようというシステムになっているのです(大笑い)。

 火星人たちの目論見どおりさんざんにヒーヒー言わされたカレン、まもなく失神してしまいました。

 このあたりになりますと地球人側(アメリカ側)もさすがに何かが起こっていると気がつきましてワシントンからの命令一過、警戒警報が発令されます。これでいつものごとく流用フッテージでヘリや兵隊さんたちが大挙して出動するのです。おお、戦車も出てきたぞ、凄いなあ。

 さて、ようやくサンダースの修理を終えた教授、彼をつれて洞窟から出ます。そしてカレンはどこかなと探し回る不思議さよ!あんたが将軍のところに行かせたんじゃないか(笑)。教授はまもなく乗り捨てられたスクーターを発見、カレンが攫われたことを知るのです。そしてサンダースと二人であっちこっち探し回って、意外と簡単に宇宙船を見つけちゃいました。「そうか、あの中にカレンが囚われているのだな。よし、サンダース、お前はここにいろ、私はひとっ走りして将軍に連絡してくるから」サンダースを置いてスクーターで行ってしまう教授。

 なんで置いていくかねえ。ほら、言わないこっちゃない、サンダース、見つかって宇宙人にタコ殴りにされちゃったぞ。宇宙人たちはサンダースも宇宙船に連れ込むのです。

 教授は近所で電話を借りて将軍に宇宙船のことを連絡します。ただちにスクランブルが発令され発進する戦闘機部隊。ここでも流用フッテージが大活躍です。ただし、つなぎ方がテキトーなので地上でF-100スーパーセーバーだった機体が飛び上がるとF-86になったり、それがさらにF-102デルタダガーに変身したりします(笑)。そこから一転してスーパーセイバーに戻ったところで宇宙船に対するロケット弾攻撃が開始。大爆発が連続しますが宇宙船はびくともしません。「この武器では奴らに勝てない!」と悲痛な声で連絡するパイロット。

 ナディア博士は妙に焦って「この武器は大丈夫ですが、奴らは核兵器を持っています。それを使われたらおしまいです。すぐに逃げましょう」

 この時宇宙船に運び込まれていたサンダースが目覚めた。彼はカレンの呼びかけに応じて起き上がり宇宙人から光線銃を奪い取ります。それで宇宙人を脅して女達とカレンを解放させたのです。どやどやと逃げ出す女達。サンダースもカレンを逃がして、さあ、自分もと思った瞬間、宇宙人の一人が隙を見てモルの檻の扉を開いちゃった。「ぬがぬがぎゃおー」とサンダースに襲い掛かるモル!何だかこの場面煙が非常に多いので何をやっているのか判然としません(笑)。

 そうこうするうちにナディア博士はエンジンを作動して宇宙船を発進させるのですが、このまま逃がしてなるかとサンダース、光線銃を乱射します。これで宇宙船ごと大爆発!酷い(大爆笑)。地球はサンダースの犠牲によって救われたのです。狂っていた時に無辜の人間を二人惨殺した罪もこれで帳消しです。

 この後教授とカレンが二人乗りのスクーターで港町を走り回る映像をバックにエンドクレジット。これがまた延々と続くんだ、無駄に長いんだ。

 間延びした演出がもどかしい作品。怪しい火星人とか、サイボーグとか、怪獣とか面白くなる要素はてんこ盛りなんですけどね。

 モノクロ・スクイーズのワイド画面。モノラル音声、英語字幕あり。

 シャワーを浴びてお酒。お供は録画しておいた『探偵ナイトスクープ ゴールデンスペッシャル』 内容は非常に面白かったが、私は三船美佳が大キライなので保存はしない。地デジの高画質でつやつやてかてかになっているのを見るとなおさら腹が立つ。笑いどころでぱんぱん手を叩く様子も安っぽく、早く芸能界から消えてくれないかなと本気で願っている次第である。

 就寝午前1時過ぎ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月16日 (月)

3月15日(日) キューバの狐

 WBC侍ジャパン、キューバ戦快勝駄洒落。6月27日公開予定の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』、予告編が3月14日より一部劇場で上映されているのだが・・・、早くもユーチューブにあがっとるぞ。しかも明らかに劇場のスクリーンをビデオ撮影している映像で、こんなのやらせていいんですかいと思わざるを得ない。スクリーンを直接撮影している映像だから25年前ぐらいに見た『インディアナ・ジョーンズ 魔宮の伝説』の海賊版と同じく画質が極悪で、何をやっているのか判然としないからいいのだってことでもあるまいに(笑)。

 ちょっと気が早いけれども4月の輸入ブルーレイソフト購入予定である。『バンコック・デンジャラス』、『007慰めの報酬』、『バビロンA.D』、『地球が静止する日』の4枚、これが送料ひっくるめて113.91ドル。一枚あたりおおよそ29ドルというところか。しかしなんだなあ、自分じゃあんまり好きじゃないくせに何故かブルーレイだと『007シリーズ』を買っちゃうなあ、前作の『カジノ・ロワイヤル』も決して好きな映画ではないのに(いや、出来は良かったと思いますよ、ホント、ただ私の趣味に合わなかっただけで)なんでだろうなあ。

 『地球が静止する日』の発売日が4月7日なのでだいたい4月15日前後の到着になると思います。

 とある食べ物ブログのご意見。ETC搭載車限定の高速料金値下げが3月28日に始まるが、なぜこれほどまでにETC普及を急ぐのか。ETCオービスによる速度違反取締りがその真の狙いではないか・・・。いやスピード違反しなければいいと思うのだが(笑)。それにこのような取り締まり方法を採用するならば全車ETC装備が必要条件になる。ETC装備・未装備で取り締まり方法の不公平が出てはならないからだ。その装備を道路交通法改正で必須にするなどの方法ならともかく、高速料金値下げを餌にETCを買わせるなんてそんな回りくどいことやるものかね。

 またこのブログにつけられたコメントが「ETCオービスは住基ネットと同じで高速道路利用者の監視のためかも知れない!」 いや、だから個人の高速道路利用状況を監視してどーすんの(笑)。

 仕事はまあ、いろいろあった。3月期の水道検針。寒かったらイヤなのでコートにカーディガンの重装備で行く。食ったもの、昼飯にマルタイ棒ラーメン一食分。ながーく煮込んで麺をやわやわにすると量が増えるのでお腹の持ちが良いような気がする。まったくの錯覚ではあるのだが、ダイエットにはこういう錯覚が思いのほか良く効くのである。夕食は出来合いのもの。鰡刺身、茹でキャベツ、レタス、ブロッコリーの野菜、焼き鳥四つ身一本、豚バラ一本、鳥のつくね2個。鉄火巻きを八個くらい。ビール二缶飲んでゴハンはなし。〆のコーヒーは如例。

 それからハイビジョン録画の『ヒトラーの偽札』を見る。しょっちゅうパンパンズバンと銃声が響くユダヤ人強制収容所が不気味。ラスト近くで一般収容者が偽札グループと対面する場面も、幽鬼のようにやせ衰えた収容者と優遇されて栄養状態が良かった偽札グループの違いの凄さにぞっとさせられる。できれば一生見たくない類の映像であった(笑)。

 ハイビジョン画質はグレインが強調されており、すっきりとした美麗さは望めない。ただこのざらつきがユダヤ人強制収容所がいかに地獄であったかということを表現するのに一役買っている面もあって一概にグレインを否定できないのが面白い。ステレオ音声はとにかく音に実在感がある。音深くて非常に自己主張が強いのである。雨の場面でのリア音場への回り込みも十分なレベルで、ステレオとは思えぬ包囲感が味わえた。

 その後今までちびちび見ていた『ファウンテン』を最後まで。一言でこの映画を表現するとしたら「もう訳分からん」である(笑)。中世のスペインで王女様(レイチェル・ワイズ)を救おうとして生命の泉を探すヒュー・ジャックマン、現代で死の病に犯されている妻(レイチェル・ワイズ)を救おうと治療法を模索する医者のヒュー・ジャックマン、生命の木の前で途方にくれるいつの時代か良く分からないけれども何故か禿頭のヒュー・ジャックマンを平行して描いた愛の物語というのであるが、このエピソードの相互の繋がりが見えないので、ただただ退屈してしまうのみ、なのである。

 ラストの召還場面も自分から「ここはストーリーを理解するのは諦めて映像を楽しむべし」モードに入らないとまったく楽しめないもので、これだけ長く感じられた一時間半というのも珍しい。

 ハイビジョン画質は黒が浮いている。黒補正を使ってさえも駄目なシーンがあってがっかりさせられた。AAC5.1チャンネルサラウンドも亡羊としたまとまりのない音場で、音の大きさだけが救いであった。

 シャワーを浴びてお酒。お供は録画しておいた「そこまで言って委員会」 派遣村代表の湯浅氏のあまりにも時代錯誤な風貌にびっくり。何か時代を40年ばかり遡ったようだ。

 ひれひれ酔って就寝午前1時。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月15日 (日)

3月14日(土) 秋葉原名物オーディーン缶

 あんまり美味そうではない。ヤフオクで私の使用しているブルーレイレコーダー BW200が結構な値段で落札されている。5万円台後半、場合によっては6万をオーヴァーすることもあるようである。これはおそらく初期BD-REメディア、BD-RE Ver.1.0(いわゆる殻付)メディアの再生機能があるためと思われる。この再生機能は後継機種のBW900系には受け継がれたものの、さらに次世代の930系では省かれてしまっており、もうこの先復活することはないであろう。そこでヤフオクで比較的安価に手に入るBW200に人気が集まっているのではないかと思うのだ。

 もしこの推察が正しければ、定額給付金が支給される5月まで今の落札価格が下がることはまず、あるまい。ならばその時期まで待ってBW200を売り払い定額給付金と合わせてヤフオクでBW800なり、BW830を購入するということが可能ではないかと思うのだが。現在のところBW800は中古で7万円 BW830が展示品8万円で出品されており、これだったらいける・・・かなあ。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。やたらに寒く雪が降るのではないかと思われたほど。風も強くゴミの掃除で大変な思いをさせられた。本日食ったもの。今日は3日に一度のダイエット解禁日なので(笑)朝からコンビニのチキンカツサンド、コーヒー牛乳、昼はゆきみ家のカレーラーメン、小ゴハン。前回より麺とカレースープの絡みが良い感じ。スープで長めに煮込んだのかしらん。その分麺がダマになっていて啜るのにちょっと苦労させられたが。夕食は刺身の盛り合わせ。後はおでん。シーズンを微妙に外しているためか、牛筋や巾着などがなし。その分大根を多めにはふほふ食う。仕上げにゴハンを一膳。〆のコーヒーは如例。

 それから輸入ブルーレイで『パイナップル・エクスプレス』を見る。ハッパ映画ということで『チーチ&チョン』みたいなハチャメチャなものを期待していたのだが、意外とおとなしいストーリーでがっかり。いや、どんだけ撃たれても死なない仲卸のドラッグディラーとか、主人公のガールフレンドの女子高生!がむやみに怒り狂う様子など、良いギャグはあったのだが、いかんせんこの手の映画に不可欠なテンポの良さが感じられないのである。主人公セス・ローゲン、彼が麻薬を仕入れる友人のジェームス・フランコが共に饒舌すぎるくらいに喋り、その度にストーリーの流れが寸断されてしまう。これでこの喋りが面白ければ良いのだが、何しろハッパでアッパッパになってますからね(笑)、私の英語力のつたなさもあって良く分からんのですよ。

 2層50GB 映像コーディックは1080p/AVC MPEG-4 輪郭強調がない高解像度の画質が嬉しい。暗部諧調にも透明感があって全体的に満足のできる映像クオリティである。サラウンドは48kHz/24-bitのトゥルーHD 5.1チャンネル。これも音圧が低く通常13のヴォリュームを21まであげなくてはならなかった。前後への鋭い移動感、リア音場の情報量の多さなど良いところがあるのだが、全体的に音の鮮度、迫力が物足りなかった印象である。

 シャワーを浴びて今度はハイビジョン録画の『好奇心』を見る。ルイ・マル監督の自伝的名要素を持った名作ということであったが、母親との近親相姦を美しいものとして捉えているのがなんとも・・・(笑)。彼我のタブー観はそれほどまでに違うのでしょうか。これは日本ならば美しいどころか児童虐待と言われる可能性すらある。性に目覚めた美少年の性の冒険というストーリーは分かるけれども、なぜ、これほどまでに濃密な近親相姦を導入しなければならないのか、やっぱり私には理解できないよ。

 液晶モニター UNI-LCD24/Bでの鑑賞。発色が良く年代を感じさせない高画質である。暗部諧調がやや潰れ気味だがこれはまあ、愛嬌ということで(笑)。

 その後録画しておいたテレビをだらだら。午前2時半にベッドに入るが寝入りばなにバイクに乗ったダニー・トレホに追いかけられてボウガンで矢を射掛けられるという夢を見る。これでぱっと飛び起きてしまいその後は眠れず。仕方なく自室へ戻って午前4時まで粘り再就寝。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月14日 (土)

3月13日(金) 「ニーチェの彼方に」

 そこには子守唄で聞かされた夢の哲学があるの(There's a philosophy that I heard of once in a lullaby)。さて、輸入DVDで買った『フランケンシュタインの逆襲』 えー、間違ってもピーター・カッシングの名作じゃなくって、顔面が半分焼け爛れたサイボーグと宇宙人の怪物がどたばたやるというしょうもないSF映画の方なのですが、このクオリティが素晴らしい。まずはリージョンフリー、そしてスクイーズワイド。モノクロだがその画質もびっくりするほど宜しい。音もノイズ感がなくたいそう聞きやすいものであるし、おまけに英語字幕がついているのである。いやあ、久しぶりの大満足DVDである。

 でもね、映画はしょうもないよ。禿で耳のとんがった宇宙人からサターンロケットを撃墜されたサイボーグがプエルトリコの海岸っぺりをうろうろうろうろする映画だから。もう見ていて早く話を進めんかといらいらさせられるから。

 この映画の詳しい紹介はこの日記、後半でやります。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったものはお昼にマルタイ棒ラーメン半分。博多万能葱の刻みをたっぷりぶち込んだ奴。夕食は鯵の開き、ヤズの刺身、レタス・キュウリ・トマトの生野菜。肉うどん一杯。ビール一缶飲んだ。〆のコーヒーは如例。

 本日の映画はぽすれんレンタルブルーレイの『ビー・ムービー』 お話はわりとテキトー(笑)。前半であれだけくどく言われていた「人間と喋るな」というタブーを破った主人公なのに、結局そのままお咎めなしはいかんだろうと思うし、訴訟に勝って蜂蜜取り戻したら蜂全体が働かなくなるというのも大雑把すぎる気がする。そして一番変だったのは枯れちゃった草花に花粉巻いたら蘇る件。ファンタジーだからと言われてしまえば仕方ないのだが、それでもアレ見て子供たちが勘違いしたらどうするんだと思ってしまうのである。

 ただ、ドリームワークスのCGアニメらしく本筋は駄目でも、脇を固める小技がいつもながら上手い。ジョン・グッドマンが声を当てた企業側弁護士のイヤラシサにはリアリティがあったし、花粉採取部隊の飛翔シーンのスピード感には驚かされた。エンドクレジットのマシュー・ブロデリックの歌声も非常に宜しい。

 ハイビジョン画質は文句のつけようがなし。特に解像度の高さには驚くべきものがあり、むじゃむじゃ出てくる蜜蜂たちが一匹一匹見分けられるほど。あんまり見えすぎて返って気持ち悪かったりする(笑)。サラウンドはトゥルーHD5.1チャンネル。音圧が低くヴォリュームを普段の13から23にしないとロスレスらしさがでてこない。この状態でようやく鋭い前後への移動感、迫力のある低音が出てくるのである。これはもうちょっと他の映画のレベルに合わせて欲しいものだ。

 その後予告どおり輸入DVDで『フランケンシュタインの逆襲』(『Frankenstein Meets the Spacemonster』 1965)を見る。タイトルが出てその後この映画の宇宙モンスター、モルの姿がシルエットで浮かびます。たまらなく安っぽくそして、なんともソソラレるオープニングではありませんか。

 そして宇宙らしきものが映ってその中を進んでくる光の玉。何だか良く分かりませんが、これが火星人の宇宙船だったという・・・。この宇宙船には火星のプリンセス(マリリン・ハノルド)・・・ってデジャー・ソリスか(笑)、が乗っておりましてナディア博士(ルー・キューテル)以下、大勢の部下を従えまして地球に向かっておりました。

 ナディア博士を始めとする火星人の男どもはみんな禿げ頭で耳が尖っている。女王様のみ、妙齢の美女でございます。ちなみに博士以外の男達はまるっきり地球人と同じような宇宙服・ヘルメットを着用しておりまして、どうにもこうにも胡散臭い。

 と、ここで警報が鳴った!スペーススコープに映し出されたはこちらに向かってくるミサイル。どうやら地球から打ち上げられたらしい。女王少しも慌てず「皆の者、迎撃じゃ」ナディア博士、ははっと頷いて「フォースフィールドを発生させよ!」そしてニヤーッとした博士 「マキシマム・エナジー、ナウ」どかーんとミサイルが爆発。ぬははははと高笑いの博士です。

 さて、ミサイル?を撃墜されたアメリカ人ですがそんなことには懲りず、宇宙探査ロケットを打ち上げようとしております。その主要なスタッフはバワーズ将軍(デビッド・カーマン)、スティール教授(ジェームズ・カレン)、教授の助手のカレン・グラント(ナンシー・マーシャル) 人数が少ないですが、こんな映画だから仕方ありません。彼らはNASAのジョン・F・ケネディ宇宙センターで記者会見。そこで宇宙飛行士として紹介されたのがフランク・サンダース大佐(ロバート・レイリー)なのですが、記者達はびっくり。長年ロケットの取材をしている彼らがまったく知らない人物だったからです。

 サンダース、記者の「なぜあなたは私達の目に留まらなかったのか」という質問に答えて「いやー、僕は内気な性質なもんすから」答えになってないと思うよ(笑)。そして次の瞬間、サンダースの動きがぴたりと止まります。ざわつき始めた記者たちに慌てて「これは彼の冗談です、記者会見は終わりにします」弁解になってない弁解をして記者会見場からサンダースを連れ出すスティール教授たち。彼らはサンダースを研究室へ連れていき診察用寝台に寝かせます。そしておもむろに頭の皮をばりばりとはいじゃった。現れたのは半分になった脳みそ、しかもあちこちに機械部品がついているではありませんか。そうです、サンダースは宇宙探査のために改造されたサイボーグだったのです。

 故障を直して予定通り打ち上げだ。宇宙服を着てサターンロケットの上についている司令船に乗り込むフランク。もちろん、この辺は実際の打ち上げを撮影したフィルムを流用しておりますから極めて安く仕上がっております。だからフィルムの中で宇宙飛行士が乗り込む宇宙船と映画のセットがまったく違いますが、そんなことを気にしてはいけないのです。

 どかーん、打ち上げられるロケット。ところが、あのボンクラ火星人たちが、これをミサイルと誤解するのですなあ。ナディア博士がまた「フォースフィールド起動、マキシマム・エナジー、ナウ」ロケットがどかーん。打ち上げの様子をモニターしていた将軍達は突然、ロケットからの映像が消失してしまったので大慌て。「わあ、大変だ、大変だ、フランク脱出せよ」一応、前の場面でロケットが大爆発していますからね、この指示は遅いと思うのですが(笑)。フランク、パラシュートで脱出に成功します。

 これを見ていた火星人たち、「わあ、あれはミサイルじゃなかった、人が乗っていた、我々のことがばれてしまう。始末しなければならん」ということでプエルトリコ方面へ降下したサンダースを追跡。着陸します。宇宙人たちは光線銃を持って捜索開始。途中でであった地球人を行きがけの駄賃とばかりに煙に変え、さらにフランクを捜索します。あ、フランクがいた、攻撃だ、攻撃だ。宇宙人は光線銃を発射、これがフランクに命中してしまいました。煙に包まれるフランク、ばっと中から飛び出してきたのを見ますと、顔面半分が焼けただれております。しかも電子頭脳が故障して大暴れ。彼は宇宙人に乗りかかるとがこんがこん殴って昏倒させてしまいました。そのままふらふらと立ち去るサンダース。

 残りの宇宙人たちは殴り倒された奴を連れて宇宙船へ戻ります。プリンセスは「失敗は許しません。宇宙怪獣モルの生贄とせよ」檻の中で不細工な怪獣が、がおー。プリンセスは決意します。「あの宇宙飛行士に逃げられた、すると我々の正体が露見してしまう恐れがある。地球の調査はまだ済んでいないがやむを得ない。作戦段階フェイズⅡに移行します!」

 先に話をばらしちゃいますが、要するに火星が核を使って戦争したために荒廃してしまい、火星人類が滅亡の危機にあるのですな。これを打開するために「地球から女を攫って交配させるのだ」という作戦が立てられたのです。作戦段階フェイズⅠが地球の徹底した調査、フェイズⅡは女性の誘拐という訳。まあ、この手の映画としてはありがちなお話ですな。

 さて、プエルトリコの田舎をうろうろさ迷うサンダース。夜になりました。このサンダースに行き当たったのがオープンカーに乗ったカップル。サンダースは何しろ電子頭脳が狂っておりますから、カップルの男のほうに襲いかかりぐいぐいと首を絞めて殺してしまったのであります。

 その頃研究室ではスティール教授が「サンダースのコントロールが利かなくなってしまった。ヤバイ、このままでは彼はフランケンシュタインになってしまう」いや、もうなっているから(笑)。サンダース、さらに椰子の実を採っていた男に襲い掛かって彼の刀を奪うとそれでずたずたにしてしまったという・・・。酷いなあ、これは。

 この後ようやく宇宙船の脱出カプセルが見つかったという知らせが入って急遽プエルトリコへ飛ぶ教授たち。一方火星人は海岸で波と戯れていたビキニ美女を拉致。その際彼氏を光線銃で蒸発させております。宇宙人たちは女をビキニのまま宇宙船に連れ込みます。プリンセス自らこの女を点検。「はい、回って後ろを見せて、はい右手を上げて左手も上げて、右下げないで左さげない、あっはっは、引っかかったわね」ようやく満足したプリンセス、どんどん次を攫ってくるのですと命令します。

 女の彼氏を光線銃で撃った時あまりの高温で砂が溶けて塊になった。サンダースを捜索していた警察官がこれを発見します。これはおかしいというのですぐに呼ばれる教授達。カレンは溶けた砂の塊にガイガーカウンターをあてて「あら、先生、びーびー放射能が出てますわ」考え込む教授、「非常なる高温と放射能、こりゃサンダースの仕業じゃないぞ」

 そのサンダース、女を襲おうとしております。しかし、彼女の姉妹が家から出てきたので慌てて逃げ出すサンダース。

 本日はここまで。

 シャワーを浴びて今までちびちび見ていたハイビジョン録画の『五瓣の椿』 (ごべんのつばき こんなの読めないよ)を最後まで。母親と乳繰り合って父親を苦しめた男達を次々に殺害していく女の物語。自分は父親の実の娘ではなく、最後に殺すはずだった男の不義の娘だったと気がつくラストに仰天する。この陰惨なまでの因縁でもだえ苦しむヒロインは山本周五郎原作の時代劇というより、松本清張のどろどろずぶずぶの男女関係を思わせるなあと思っていたら、この映画の監督は多くの清張原作作品を手がけている野村芳太郎なのだった。道理でナアと深夜一人で納得してしまう。

 ハイビジョン画質は黒が浮き気味であるが、発色の良さでそれをカバー。女性の着物の微妙ながらまで精緻に表現してみせた。

 その後だらだらTV見て就寝午前3時近く。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月13日 (金)

3月12日(木) 「ロボット刑事ゲイ」

 マザーあああん、お出でになってええええん。これではゲイと言うよりオカマですな。パラマウントジャパンより「スタートレック TOS シーズン1」と『オリジナルクルー劇場版』のブルーレイボックスが登場だ。(http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20090313_43355.htmlより引用開始)パラマウント ジャパン株式会社は、テレビドラマシリーズ「宇宙大作戦」のシーズン1を収めたBlu-ray Disc BOX「宇宙大作戦 コンプリート・シーズン1 ブルーレイBOX」を5月22日に発売する。価格は30,870円。さらに、「スター・トレック」の劇場版第1シリーズ、6作品を収めたBOX「スター・トレックオリジナル・クルー劇場版BOX」も同日にBD-BOXとDVD-BOXでリリースされる。BD-BOXは26,460円、DVD-BOXは15,750円。(引用終了)

 ディスクのスペックは「スタートレック TOS シーズン1」で片面2層×7枚  本編1,450分 4:3 英語字幕 日本語字幕  吹替用字幕 (1)英語  (DTS-HD Master Audio 7.1ch)  (2)英語 (ドルビーモノラル) (3)日本語  (ドルビーモノラル)

 劇場版ボックスが片面2層×7枚  本編694分  16:9 シネスコ  英語字幕 日本語字幕 (1)英語  (ドルビーTrueHD 7.1ch)  (2)英語  (ドルビーデジタルEX 5.1ch)  (3)日本語 ※Disc1のみ  (ドルビーモノラル)  (4)日本語  (ドルビーデジタル5.1ch)

 両方ともきっちりロスレス対応で、過不足のない仕様と言える。これがアマゾンだと『劇場版ボックス』26パーセント引きの19,580円。「TOS シーズン1」はまだ取り扱いがないようだけれども、同じ値引率として約22,850円ぐらいか。

 ところが例によってアメリカ版が安く発売されるのですねえ(笑)。5月12日 『劇場版ボックス』が米アマゾンで30パーセント引きの97.99ドル。送料込で110ドルくらいか。4月28日発売の「TOS シーズン1」に至っては定価129.99ドルが40パーセント引きの77.99ドル。送料込で90ドルくらいなのである。どちらもほぼ半額で日本語吹き替え、日本語字幕がいらない私のような人間にとってはアメリカ盤が断然お得なのである。あ、もちろん英語字幕は必要ですよ。

 まあ、100年に一度の大不況、私のお財布ももちろん空っぽという状況の中、実際に買えるかどうかは定かではないのですがね(笑)。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。本日食ったもの。昼飯にコンビニのお握り(牛カルビ)一個。うどんのスープだけ(笑)。夕食は母親が遅かったのでコンビニ飯。豚バラ焼き鳥(409cal)、キュウリと白菜のおしんこ、お好み焼き三分の一、ビール二缶。

 〆のコーヒーは如例。

 夕食後ぽすれんレンタルDVDで『ドラキュラ 血の味』(『Taste The Blood Of Dracula』 1970)の続き。教会の中へ入るパクストンとカサー。二人は驚きます。「しぇー、し、死体がない。本当に生き返ったのだ」と叫ぶパクストン。しかしカサーは冷静さを取り戻して「誰かが隠したなんてこともあるぞ、とりあえず死体を捜してみよう」すぐに見つかる死体、しかしそれはコートリーのものではありませんでした。吸血鬼の犠牲となったルーシーだったのです。愛娘の変わり果てた姿に泣き喚くパクストン。カサーは彼女の首についた傷を見て「ウウーム、私が調べたとおりだ、彼女は吸血鬼にやられたのだ」

 カサーは彼女を解放する方法はひとつしかないと言って教会の椅子から木片をもぎとります。そして先端を尖らせて「この杭を彼女の胸に打ち込むのだ。さもないと彼女は夜、生き血を求めてさ迷うことになるぞ」杭をルーシーの胸にあて、トンカチ代わりの花瓶を振り上げるカサー。しかし、ここで銃声が響きました。血迷ったパクストンがカサーを撃ったのです。その銃弾は彼の肩に命中。深手を負ったカサー、教会の外へよろばい出てばったり。失神してしまいました。

 パクストンはその後じーっと考えて(笑)ついに娘のしまつをつけることを決意したのですが、時すでに遅し。いつの間にか日が暮れており、杭を胸に当てた瞬間、ルーシーの目が開いたのです。同時にドラキュラ、アリスも登場。そしてルーシーはパクストンから杭を取り上げるとぐさぁ!腹に深々と突き立てたのです。たまらず絶命するパクストン。ドラキュラは壮絶な笑みを漏らして「これで二人目ザマス」

 カサーは屋敷にたどり着きます。そしてポールに宛てて吸血鬼の秘密や戦い方を書いた手紙を書き始めます。そして書き終わった後、力尽きてまた失神するのでした。その間にドラキュラの魔手が彼の息子ジェレミーに向けられます。ルーシーが普通の人間を装ってサカーの屋敷へ行き、キスすると見せかけてジェレミーにがぶり。ちゅーちゅー血を吸ってしまったのです。

 ふと意識を取り戻したサカー、目の前にジェレミーがいるのに気がつきます。「ああ、ジェレミー、丁度良かった。この手紙をポールに届けてギャーッ」腹にナイフを突き立てられてばったり倒れるサカー。窓の外にはドラキュラがいまして、例のごとく冷たい笑みを浮かべると「これで三人目ザマス」教会へ戻ったドラキュラ、復讐も終わったことだし、一杯やるかということでアリスの首にがぶりと行こうとするのですが、ここで聞こえてきたのがコケコッコーという鶏の鳴き声。慌てて棺桶へ飛び込むドラキュラです。

 この親子殺人事件を調べたコブ警部、手紙を見つけてポールに渡します。彼自身も手紙を読んだのですが、もうこの人はとんだボンクラですから「吸血鬼なんぞと戯言が書いてある」で片付けてしまったという・・・。ポール手紙を読みます。すると「吸血鬼の暗躍だ、ルーシーやジェレミーもやられた。だが、アリスだけはまだ見込みがある。夜にならないうちにあの教会で彼女を探すのだ」

 教会へ急ぐポール。途中で池に浮いているルーシーを見つけて愕然となります。その悲しみも癒えぬうちに再び走り出すポール。急げ、急げ、暗くなる前にアリスを見つけるのだ。愛する人を吸血鬼の手から救い出すのだ」まあ、こんな展開で間に合ったためしがない(笑)。あっという間に日が暮れましてドラキュラとアリスに襲われるポールです。ポールは十字架をドラキュラに突きつけるのですが、アリスに奪われてしまいました。がんとドラキュラに殴られてぶったおれるポール。アリス、「ご主人様、どうか私も連れていって下さいませ」するとドラキュラ、「うるさいザマス、お前の用は済んだザマス」これでアリスは彼の呪縛から解かれたという・・・。

 ドラキュラ外へ出ようとします、が、彼は扉に仕掛けてあった十字架を見て「ヒーッザマス」もちろん、これはポールの仕業。「出られないザマス」ドラキュラは出口を探して教会内をうろうろ。2階に上がったら今度はステンドグラスの十字架にやられて「ギャーッザマス」そのまま下へ落下してしまいます。そしてラストはお定まりの灰になって、ポールとアリスが抱き合ったところでエンドマーク。

 その後久しぶりにブルーレイの『ホステル PARTⅡ』を再見。やっぱり面白いなー、これは。ヘザー・マタラッツオの実に無駄なヌードとか、冒頭からずーっとハイテンションだったアメリカ人の客が顔の皮はいだ時点でびびって逃げ出し契約違反ということで犬に肉塊にされるとか、もう私のような人間のクズにはたまりませんよ、本当。

 ちなみにこの『ホステル PARTⅡ』 今回犠牲になるのが女だということで試写会に100人の女子大生を招いたらしい。そしてそのうち20人が残酷シーンに耐え切れず途中退場したのだとか。こういうのをまったく役に立たない下らない情報だと言うのです(笑)。

 シャワーを浴びてお酒。お供は第2回の「オタク大賞」 一時間ほどで急速に眠くなりバタンキュー。11時半にもなっておらず、こんなに早く寝るのも久しぶりである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月12日 (木)

3月11日(水) 一本でも妊娠

 セックス1回だけでも妊娠するときは妊娠すんの!中学生の時に読んだ変なエロ漫画。少女が男にかどわかされて局部に水筒を突っ込まれる。その中にはどじょうがたくさん入っていて、これを火に当てる。熱から逃げようとしたどじょうたちは局部目がけて突き進み、結果的に挿入!というそういうプレイなのですな(笑)。で、ことが済むと上手く茹で上がったどじょうを二人で食べて一石二鳥。その後少女はその快感が忘れられなくなり、自らどじょう入りの水筒を局部に突っ込み火にあてて、茹で上がったどじょうを売るという商売をするのであった。

 読んだ時、もう30年も前のことになるが、「これでどうやって抜けというのよ」と呆然としたことを良く覚えている。

 本日は休み。午前9時半に事務所へ出て日記つけとネットのチェック。それから昨日退去の部屋に行って点検とリフォームの手配。その後てくてくと歩いて天神へ。赤のれんでラーメン・小炒飯+替玉の昼飯。昼飯で腹いっぱい食い物を詰め込む快感を久しぶりに味わう。その後漫画喫茶で漫画読み3時間。そしてまたてくてく歩いて事務所へ戻る。亀の世話、もろもろのこと済ませて午後4時過ぎに帰宅。ビール一缶飲みながら「レインボーマン」見る。恋人としえに「なぜ昨日デートに来なかったの」となじられて露骨に視線をそらすタケシに爆笑。こんな実のない男は早く見限った方がいいと思うぞ、としえさん!

 夕食は鯛の刺身、ポテトサラダ、カレイの煮付け、ビールもう一缶飲む。仕上げに卵かけゴハンを一膳。〆のコーヒーは如例。

 終了後、今度はぽすれんレンタルDVDで『ドラキュラ 血の味』(『Taste The Blood Of Dracula』 1970)を見る。森を走る馬車。その中で乗客がもめております。「私がパリで買ってきたこのおみやげ、1,000円でどないだ」と商売を始めた商人にアレな人が「それくれ、それくれ」と騒ぎ出したのです。商人は「これは商売ものですからな、金を払って貰わないと」と至極真っ当なことを言うのですが、なにしろアレな人ですから理屈は通用しません。「ンがー」と激怒したアレな人は商人を外へ放り出してしまいました。

 いてててとと起き上がる商人、しばらく失神していたらしくいつの間にかとっぷりと日が暮れております。「ウワー、酷い目に会ったぞ、こりゃ」とボヤく彼の耳に「ギャーッ、ヒーッ、グエエ」といううめき声が飛び込んできました。なんだなんだとその声の主を探し始めた商人はあるものを目にして立ちすくみます。それは背中にでっかい十字架がぐさりと突き刺さったドラキュラの断末魔だったのです。彼の目の前でドラキュラはばったりと倒れ付します。流れ出る血、これがさらさらと乾いて粉になります。そしてその中に残された指輪とドラキュラのペンダント。商人は「こら、商売になるわ」と難波の商人(あきんど)根性を発揮してこの気持ち悪い遺品を拾うのでした。

 ここでタイトルが出ます。

 さて、うって変わって暢気な町の暢気な風景。教会のミサが終わって三々五々家路につく人々。人間があれば必ず咲くのが恋の花というもの、この例にもれずこの映画でもポール(アンソニー・ヒギンズ)とアリス(リンダ・へイデン)がいちゃいちゃしております。もー、YES・NOマクラで言えば断然YESみたいないちゃつきぶりですよ(訳が分からない)。

 これを快く思っていないのがアリス・パパのウィリアム(ジェフリー・キーン)で、家に帰り着くなりアリスに「お前はあんな若造といちゃいちゃしおって、このふしだら娘が、お前は外出禁止だ」と言い渡します。そして「わしはいつものように慈善事業に出かけるからな、夕飯はいらん」と出かけていくのでありますが・・・、この慈善事業というのが売春宿に対する寄付というものだったのであります(笑)。しかもそのお仲間がポール・パパのパクストン(ピーター・サリス)とサカー(ジョン・カーソン)だったという。もうハマーの映画でこんなにパパの資格のないというキャラクターは初めてですよ(笑)。

 馬車で売春宿に乗りつけた三人、一人につき女二人上げてどんちゃん騒ぎ。あろうことか野球拳まで始めました。もう見ている私も呆れております。そんな中、いきなり乱入してきたのがコートリー卿のおぼっちゃんで昔はぶいぶい言わせていたのですが、そのぶいぶいが過ぎて勘当され、いまや一文無しになったという男(ラルフ・ベイツ)。売春宿の主人はコートリーを追い出した後、「あいつは並みの道楽は飽きたってんで、なんと教会で黒ミサをやったんですよ、とんだ罰あたりですよ」と吐き捨てます。ところがあにはからんや、三人のオヤジがこの話に飛びついたという・・・。

 実はこの三人、女だらけのらんちき騒ぎに飽きたりず世の超常現象を調べるオカルト研究会をやっていたのです。三人はすぐにコートリーに接触、彼のいう「悪魔の儀式」に参加させろと言い出します。もう本当に道楽オヤジたちというのは困ったものです(笑)。コートリーはその頼みを承諾するのですがその条件として「儀式に必要な品物を買ってくれ」

 この品物というのが冒頭で商人が拾い集めたドラキュラの指輪、ペンダント、血液だったのですな。ちなみにこの三点のお値段しめて100万円。「高いなあ、もうちっとまからんのかなー」とぶつぶつ良いながら金を支払うオヤジたち。

 さっそくこの三転をもってドラキュラ城へ。コートリーは三人に杯を持たせてその中にドラキュラの血の粉を入れます。次にナイフを取り出して自分の手の平をすぱっ!流れ出る血を杯に注ぐのでした。するとバリバリと雷が鳴って血の粉が液体化したのです。「わあ、気持ち悪い!」どん引きするオヤジたち。さらにコートリーは「あじゃらかもくれん、きゅうらいす、いでよ、闇の魔王、てけれっつのパッ」と呪文を唱えたのです。そしてオヤジたちに「さあ、飲め、その血を飲むのだ」これで頭にきたオヤジたち、「てめえ、飲め飲めってこんな気持ちの悪いもん飲めるか」 じゃあ、仕方ないってんで自分の分を飲み干すコートリー、しかしそれでもオヤジたちの怒りは収まりません。

 彼らはコートリーに襲い掛かります。そして「こんな高いもん買わせやがって、何も起こらないじゃないか、てめえ、金返せ、コノヤロー」殴る蹴るの暴行です。ぐったりして動かなくなるコートリー。オヤジたちはその姿に驚いて「ウワー、死んだ、大変だ」逃げ帰ってしまいました。そしてそれぞれの家人に「おれは今夜ずっと家にいたことにしてくれ」と頼みます。

 ひゅううと風が吹いてきてコートリーの死体に灰が降りかかります。すっかり死体が灰に覆われた直後、顔の部分がぱっくりあいてウワー、出たア、ドラキュラだ。ドラキュラの復活だ。立ち上がったドラキュラ、世にも恐ろしい形相で「あのオヤジども、俺の弟子を殺したな、ただじゃすまさんぞ」

 その後ウィリアムは酒びたり、パクストンは毎夜悪夢にうなされております。一人サカーのみ、書斎で事件の詳細を調べております。

 さて、そんなこんなで月日が経ちまして、今夜は若者達が集うパーティの日。アリスはポールと出かけることになっておりまして、ドレスなんか着ちゃったりして浮き浮き。これにむかついたのがパクストンで「お前、ポールと出かけるつもりだな、許さん!」てなことになるわけですよ。でもこれで諦める訳もありませんで、アリス、ポールの呼びかけに応えて窓から脱出、二人でパーティを楽しむのであります。
 
 お楽しみのあと、ポールと別れてまた木をよじ登って自分の部屋に戻るアリス。「あー楽しかったワ」部屋の明かりをともすと出たァ、ドラキュラがじゃなかったウィリアムが。泥酔状態の彼が娘が戻ってくるのを待ち伏せていたのです。ひーっと悲鳴を上げて外へ飛び出すアリス。庭から逃げようとしたのですがここでまたまた出たァ、今度こそドラキュラが(笑)。立ちすくむアリスですが、たちまちドラキュラの眼光に魅入られてしまいます。その後アリスを追って飛び出してきたウィリアムをじろりと睨んだドラキュラ、アリスに向かって「やるザマス」 アリス、スコップを振り上げるとウィリアムの横っ面にがこっ、叩きつけたのです。たまらず絶命するウィリアム。ドラキュラは満足げに頷くと「まず一人ザマス」 そして改めてアリスを抱き寄せて「頂くザマス」 アリス、ちゅーちゅー吸われてしまいました。

 ウィリアムが惨殺され、アリスは行方不明。ウィリアムはともかくとして(笑)恋人の身を案じて気も狂わんばかりになったポール、調べに来たコブ警部(マイケル・リッパー)にアリスを探してくれと訴えるのですが、この警部さんがまたボンクラのようで、「行方不明って家出だろ、そんな娘を探している暇はないね」いや、父親が殺されているんだぞ、それで行方不明になった娘を探さないってどういう料簡なんだ。

 アリスの行方が分からないまま執り行われるウィリアムのお葬式。この様子を森の中からこっそりアリスが覗いておりまして、終わって帰ろうとした親友のルーシーを手招きします。「まあ、あなた無事だったの」と喜ぶルーシーに「話したいことがあるの、夜、庭に来て。でも私のことは誰にも言わないでね」この頼みを快諾するルーシー。だから父親殺されているのに、なんて暢気なんだ、ルーシー、フツー、警察やポールあたりに知らせないかね(笑)。

 で、ルーシー、本当にその夜、アリスと会っちゃうのです。アリス、ルーシーを連れ出すと馬車に乗せます。そしてひとしきり走ってついたのがドラキュラ城ですよ。「な、なんでこんなとこに来たの」と怯えるルーシー。でもアリスに「会わせたい人がいるの」と言われて、「まあ、恋人?」って喜んじゃうの。だからんな訳ないだろ、ポールのことも知っているのに何でこんな考え方ができるんだ。お前、現代に生きていたら振り込め詐欺にあっさりとひっかかっちゃうタイプだろ!

 その会わせたい人というのはもちろんドラキュラ。ルーシーは悲鳴をあげますがもう遅い。「頂くザマス」で美味しく血を吸われてしまったのです。

 一方、ウィリアムが殺されてルーシーが行方不明になった、これはコートリーの復讐に違いない、奴は生き返ったのだと戦々恐々のパクストンとサカー。ついにサカーが「怖がっているばかりでは解決しない。死体を確認しようじゃないか」と言い出します。そして二人はよせばいいのにドラキュラ城へ赴くのでした。

 本日はここまで。

 その後レンタルブルーレイで『JUNO/ジュノ』を見る。うっかりセックスでうっかり妊娠しちゃったヒロインが両親・恋人、養父母候補のカップルなどとの関係を通じて人間的成長と遂げるドラマかと思いきや、養父母候補の夫の方が「おいはロックミュージシャンになるったい、だけん、子供やら育てられん!」という大人になりきれてないオトナだったことが判明するというどんでん返しに大笑い。ヒロイン役のエレン・ペイジの明るさやキャラクター設定の上手さもあって、見ていて本当に心が温かくなるハートウォームコメディであった。

 映像コーディックはAVC MPEG-4 黒潰れが目立ったのが残念。一部遠景で解像度ががくりと落ちる場面があった。サラウンドはDTS-HD 派手派手のこれ見よがしなサラウンドではないが、精細な音場がその場の空気感というものを上手く表現している。

 シャワーを浴びてお酒。お供は録画しておいた「ナイトシャッフル」 昔福岡市箱崎に存在していたというパスカーグラ事件の宇宙人の頭みたいな形のプラネタリウムに驚愕す。これはたいそう面白かったのでこのコーナーのみBD-Rで保存しておくことにした。(関連サイト 絵葉書で見るレトロな街並み  http://www.asocie.jp/archives/)

 就寝午前1時過ぎ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月11日 (水)

3月10日(火) 科学忍法一の酉

 未成年の俺たちにはできねえ技だぜ。コンドルのジョー 談 3月18日 ランサー・リンク株式会社からHQV REALTA搭載の1080Pアップスケーラーが発売される。オープンプライスで、店頭予想価格は148,000円前後。気になるスペックは

 (http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20090311_43291.htmlより引用開始) 米Silicon Optixの映像処理デバイス「HQV REALTA」を搭載。HD対応の3次元動き適応IP変換機能を備え、コンポジットなどのSD映像を最大1080pのHD映像にアップスケーリング可能。1080/24p出力にも対応する。映像処理は10bit。  入力は最大1080pまで対応し、入力端子はHDMIが2系統、コンポーネント/S映像/コンポジットを各1系統装備。出力モードはAUTO/VGA/SVGA/XGA/SXGA/UXGA/WXGA/WSXGAと、480p/576p/720p/720p(50i)/1080i/1080i(50i)/1080p/1080p(24p)/1080p(50p)を用意。出力端子はHDMI、コンポーネントを各1系統備える。HDMIはバージョン1.3に準拠。Deep Color、x.v.Colorもサポートする。アナログ音声の入出力も搭載。  またノイズの自動検出、ノイズリダクション機能、ジャギーの低減が可能なMDDF(Multi Directional Diagonal Filtering)機能なども搭載。自動テレシネ変換機能も備える。外形寸法は217×213×50mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.43kg。リモコン、ACアダプタ、画質ベンチマークソフトが付属する。なお、メニュー画面は英語のみで、日本語対応していない。(引用終了)

 価格的にはDVDO EDGE 157500 円とほぼ同等のスケーラーということになりましょうか。しかしこのランサーのスケーラーといい、DVDO EDGEといい、二系統以上のHDMI入力つきのやつがぽこぽこ出てくるとVantage-HDユーザーのワタクシはへこんでしまいますなあ。こっちは値段が2.5倍でHDMI入力がたったの一系統ですからなあ(笑)。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。本日食ったもの。朝飯は食わず、昼飯に冷凍うどんで作ったかけうどん一杯。夕食にマグロの刺身、肉じゃが、豚のみそ焼き一枚、炒飯一皿。後はビール一缶。〆のコーヒーは如例。マグロは本マグロの安くなっていた奴。値段的にはたいしたことはないのだが、やっぱり美味い。いつものマグロとは大違い・・・とはいえ、いつものマグロもそれなりに美味いのですがね。

その後輸入ブルーレイで『マックス・ペイン』を見る。もうすき放題にやりまくったアクション映画で、特に銃器の威力の大げさすぎる表現に噴出してしまう。あんまり凄いのでスーパー兵士を作る薬、ヴァルキリーを製薬会社が作ったのだが、大失敗。その副作用でスーパー兵士ならぬスーパー殺人鬼が誕生してしまう。その製薬会社に関わっていた奥さんが殺され、その旦那の刑事(マーク・ウォルバーグ)が捜査・復讐を開始するというメインのプロットがどうでも良くなってしまったほど(笑)。

 ところどころに現れる過剰な残酷表現もまったく私好みであり、スゲエ良い女だが新宿のロシアンパブあたりにいそうな安っぽいロシア美女の肉体がばらばらにされて裏小路一面にぶちまけられた図には非常にソソラレるものがありましたよ。

 2層50GB 映像コーディックはAVC MPEG-4 透き通ったような黒の表現が素晴らしい。また映像をぎりりと締め上げるような高解像度を実現しながら、輪郭強調が一切ないのは感動もの。サラウンドは48kHz/24-bitのDTS-HD マスターオーディオ。包囲感、銃弾の前後の移動、ヴォリュームのある重低音とすべての面で私を魅了するスーパーサラウンドだ。こういうサラウンドを聞くとつくづく防音設備の整ったシアタールームが欲しくなる。

 その後ちびちび見ていたハイビジョン録画の『臨死』を最後まで。映画には「実はあの不良少女は周囲の環境のせいで悪くなってしまったが根は優しい人なのだ。ほら、幼い弟を気遣ったり、ラストでは自分の命をとして主人公を救っただろう」という視点があって、一応感動作の部類に入る作品らしいのだが・・・、私にはちーっとも感動できなかった。だって、この少女、映画の前半で信じられないほどバカで凶暴なんだもの(笑)。だいたい、警察に密告が入って宝石泥棒で捕まった、密告したのは主人公の友達だと思い込むことからしてオカシイ。その時点で彼女の犯罪を知っているのは共犯者の彼氏だけで、主人公の友達がそれを知るすべなどないのだから、密告なんてできる訳ない。この時点で彼氏のことを疑わないのはおかしいのだ。ましてや本当に密告したのは主人公と思い込むのはあまりに頭が悪すぎる。その挙句主人公を襲って暴行し、瀕死の状態までにするのだから、これを凶暴といわずして何と言うのか。

 本当の密告者である彼氏も大バカ。いくら彼女のことを疎ましく思っていたといえ、密告する奴があるか。一緒に車泥棒やら何やらやっていたんだぞ。彼女が警察に捕まって彼のことを喋ったらどうするのだ。仮釈放中の身の上だから、今度つかまると20年くらい刑務所に叩き込まれることになっちゃうぞ。

 まあ、こんなバカさ加と、瀕死の主人公が幽体となって関係者の周りを飛び回るという戸梶圭太の「誘拐の誤差」めいた設定とが組み合わさると、映画は感動できるどころか一種の珍品になってしまうのであった。

 ハイビジョン画質は極上。ブルーレイソフトなみの立体感と奥行き感をぽんと出してくる解像度に感激する。AAC5.1チャンネルサラウンドも良い。ラスト近くのダム放水場面の迫力には驚かされた。

 シャワーを浴びてこれまたちびちび見ていたハイビジョン録画の『風と雲と砦』を最後まで。長篠の合戦の前夜、徳川と武田のせめぎ合いに翻弄される三組の男女を描いた映画である。壮麗なセット、物量を叩き込んだ合戦シーンなど見所はたくさんあったのだが、全てのキャラクターの行動規範、動機が全て男あるいは女のため、なのである。こうした戦国を描いた映画の中で価値観が異性関係のみに収斂されるストーリーというのは珍しいのではないか。フツー、一人くらいお家のためにわしはやる!という奴が出てきてもおかしくはないと思うのだが(笑)。

 この映画のみ液晶モニター UNI-LCD24/Bでの鑑賞。解像度が高く細かい情報まで拾ってくるのだがやっぱり黒の色味が駄目ですなあ。白黒ならぬ白灰映画になってしまうのはこの間の『燃えよ 剣』と同じですなあ。

 その後だらだらTV。テレビ東京のラーメン番組、もう出てくるラーメンの能書き聞いているだけで僕はお腹いっぱいです!「テレビチャンピオンの日本一ラーメン」の頃が懐かしいです。(ラーメンチャンピオン、石神ほか数人のラーメン通が店を推薦してその中からラーメン日本一を決めるという番組。これで一位になった和歌山 井出商店のその後の躍進振りはみなさんご存知のとおり)

 就寝午前3時過ぎ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月10日 (火)

3月9日(月) 「イカリングの葡萄」

 この葡萄はデザートかとスタインベックが。元警察庁長官の漆間巌官房副長官が「今回の献金疑惑は自民党には及ばない」と言った。これは政府トップと検察の間で話し合いが行われている証拠だ。国策捜査だ、大変だ、大変だ、疑惑。自民党の二階俊博通商産業大臣にも捜査の手が伸びている現状を考えれば「自民党には及ばない発言」が単なる憶測、それも思いっきり間違っている(笑)、でしかないことは明らか。また、これはマスコミの皆さんや野党の皆さんに是非、お聞きしたいのですが、仮に漆間巌官房副長官が検察トップと「君ィ、今回は自民党はなしにしといてくれな、調子に乗っている民主党 小沢代表を叩かなくちゃ駄目だよ」という打ち合わせをしていたとして、いかにアフレコとはいえ、大勢の記者の前でそれをつい、うっかり、ポロリと喋っちゃうなんてことが本当にあると思っているんすか。

 米アマゾンに注文していたブルーレイソフト 『スモーキング・ハイ』、『ミラーズ』、『僕らのミライへ逆回転』、『マックスペイン』が到着。発送からほぼ一週間という速さで、一時期10日以上掛かっていたのがウソのような迅速さである。これで梱包が大きめの箱にブルーレイソフトを放り込んで隙間にエアパックを押し込んだだけというテキトーなものでなければ万々歳なのだがなあ(笑)。昔のごとく台紙にシュリンクパックして箱の底に貼り付けるという厳重な方法を復活させて欲しいものである。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでおしまい。本日食ったもの。昼にコンビニのお握り(シャケ)一個。お茶代わりに粉末のうどんスープをお湯に溶かして飲む。むなしい。夕食は鯵の刺身半身分、鳥天ぷら五個、生野菜、ブロッコリー三個、レタス五枚ほど。マヨネーズ極少量と紫蘇ドレッシング。ビール一缶、ゴハン1.5膳(ちょっと大盛り気味)。〆のコーヒーは如例。

 ひょっとしてこれがレコーディングダイエットという奴?

 それから輸入ブルーレイの『僕らのミライへ逆回転』を見る。ジャック・ブラックが自分の頭に怪電波を飛ばすのをやめさせるために変電所に対するテロを企てるがこれが失敗、逆に感電してなぜか帯磁体質になってしまう。これで友人が店主から店番を頼まれたビデオショップ、今時在庫がVHSのみに行ったら体から発せられる磁気でビデオの内容が全部消えちゃった!

 しかしお客はやってくる。ミア・ファーローが『ゴーストバスターズ』を見たいと言ってくる。困り果てた二人はついに天啓をえる、自分達で撮影しちゃえばいいのだ。本物とは登場人物もまったく違うし特殊撮影もしょぼいが、何しろミア・ファーローは今までSF映画なんてみたことがない。だから大丈夫だってんなわけあるかい(大笑い)。

 それからこの偽映画が意外にも大人気となって大もうけ、しかしあまりに人気が出たので著作権法に引っかかって撮影済みのビデオまで処分されてしまう。この辺はさすがにわざとらしいと思ったのだが、その後の地域住民たちがみんなで協力してジャズスターの伝記映画(これも偽ものなのだが)を作ると言うあまりに素敵な展開に思わずほろりと来てしまった。前半で大笑いさせてくれて、その後はきっちりと感動させてくれる、いささか誉めすぎではあると思うが、これは新時代の『ニュー・シネマ・パラダイス』ではないかと思うのである。

 2層50GB 映像コーディックはVC-1 DTS-HD マスターオーディオ7.1チャンネル。画質はあまり私の好みにあうものではない。ディテール情報はしっかり出ているのだが発色が薄めで映像にダイナミズムが感じられないのである。サラウンドはフロント音場重視型。サラウンド効果はそれほどでもなかったけれども、とにかくBGMの品位が凄かった。もうプレイヤーがそこにいるようなリアリティなんだもの。

 シャワーを浴びて午後11時過ぎから『サント対邪悪なる脳』(『Santo contra el Cerebro del Mal』 『Brain of Evil』 1958年)の続き。洗脳から目覚めたサント、インコグニタの手を握って「よく助けてくれた、おめえの恩は忘れねーぜ」インコグニタはサントに「そのまま洗脳されているふりをするんだ」と指示、またロープを登って帰っていきます。

 さて、カンポス博士、警護に付けられている刑事二人を尻目に秘密の出口で外出。車で延々走ります。途中パトカーに追いかけられたので「早くもばれたか、彼の企み」と思ったのですが、パトカーのおまわりさん、カンポスに「スピードの出しすぎですよ。気をつけてくださいね」なんだ、それだけかよ(大笑い)。

 この後カンポス、アジトに行きまして外国のスパイと商談。細胞破壊装置の設計図と引き換えに大金を得ましてほくほくしております。ところでこのエージェント、仕事が済んだのだからさっさと帰ればいいのにホテルでくつろいだりなんかしている。そこで偶然行き合わせたゲラルドとザンブラノ警部。ゲラルドがうっかり落としたカバンとエージェントの細胞破壊装置の設計図入りのそれが入れ換わったみたいなのですが・・・、これはもうそのままで終わり後の展開に何の影響も与えません。変な演出だよなあ。

 ゲラルド、カンポスを訪ねます。カンポス、「まあ、エリサのことも心配だろうが、とりあえず一杯やって落ち着きたまえ」酒の用意をするのですが、カンポス、この薬に何やらいけない薬を入れてるぞ。ゲラルド、これにあっさり気がついてびっくりしているぞ(笑)。なんでそんな丸見えのところで薬入れるんだ、カンポス博士!

 しかもゲラルド、薬を入れていることを見ておきながら進められるままに飲んじゃった。フツー、こういう場合は飲んだフリをするのが定石だろう。ゲラルド、みるみるうちに眠くなってきてばたり。にやりとしたカンポス、そのまま本棚の裏にある秘密の出口から外出したのですが・・・、あ、その後ろ姿をゲラルドがひそかにうかがっているぞ、そうか、やっぱり君は薬を飲んでいなかったのか、えらい、ゲラルドと思ったのですが立ち上がった彼はふらふらしているではありませんか。やっぱり薬飲んでいるんじゃないか。彼はもうろうとする意識の中で電話に手を伸ばしザンブラノ警部へ連絡したのです。そして電話が終わるやいなや床にばったり倒れてしまうゲラルド。

 もう何だか凄く変。

 またアジトへ赴くカンポス。しかしこのすぐ後インコグニタが侵入してきました。どうやら警部から命令を受けたらしい。インコグニタ、巨大な酒樽の上からサントに合図。二人示し合わせてカンポス博士と部下達に襲い掛かったのであります。さらにザンブラノ警部率いる警官隊も突入してきました。あっという間に戦意を失い降伏する部下達であります。しかし、カンポス博士は諦めない。彼はエリサを抱きかかえると風のように逃走したのであります。

 でも逃げる先と言ったらこれがやっぱり自宅なんですよね(笑)。カンポスはエリサを人質に立てこもり周囲を包囲した警官隊とサント、インコグニタに向かって「やい、テメーラ、一歩でも近づくと人質のエリサがえらいことになるぞ。あんなことやこんなことしちゃうぞ」あんなことやこんなことをされてはたまりませんから、ザンブラノ警部、悔しそうに「畜生、みんな、下がれ、下がるのだ」そんな中サントに何やら耳打ちしたインコグニタ、一人で進み出ます。「カンポス博士、落ち着け、もう逃げられないぞ」女性を人質に取った凶悪犯に説得を試みる覆面レスラーなんて初めてだ(笑)。

 この隙を狙ってサントは建物の裏へ回ります。彼がインコグニタに気を取られている間に背後から急襲しようという計画らしい。

 カンポス、インコグニタに向かって叫びます。「うるさい、てめー、そんなこと言うなら覆面脱いで素顔を見せろ!」はあ?インコグニタもインコグニタで本当にマスクを脱ぎに掛かったぞ(大爆笑)。これで素顔を見せればさらに面白かったのですが、さすがにレスラーとしての商売上そんな訳にはいかなかったようで、カンポスに拳銃で撃たれてしまったのでした。

 と、その時背後からカンポスに迫る影。サントかと思われたのですが、これがなんと今の今まで気絶していたゲラルドだったという・・・(笑)。彼はこの騒ぎでようやく目を覚ましたのです。しかし、ゲラルドは所詮ひ弱な美青年。背後からカンポスに躍りかかるのですがあっさり反撃されまた失神してしまったのでした。

 ここで真打サントの登場。ゲラルドをやっつけたカンポスに襲い掛かります。しかしカンポス強い、サントと互角に渡り合っております。ああ、カンポスがナイフを取り出した危うしサント!しかしその時銃声が響いてカンポスが倒れます。絶好のタイミングで突入してきたザンブラノ警部の拳銃がカンポスを捉えたのであります。

 瀕死のカンポス、誘拐されてあんなことやこんなことをされそうになっていたくせに彼のことを悲しんで泣いているエリサに「正直、誘拐なんかしてすまんかった。許してくれ」はい、死にました。

 事件は解決しました。ゲラルドとエリサは結婚して今まさに新婚旅行へ出発せんとしております。彼らが乗る飛行機には何故かサントとインコグニタも乗ってます(画面では確認できず)。

 見送りに来たザンブラノ警部と部下。部下は「なんで覆面レスラーが飛行機で外国へ行くんすか。巡業ですか」と真っ当至極の疑問を口にしたのに警部が「彼らは世界のために働くのだ。彼らの活躍に国境はないのだよ、彼らは覆面で己の素性を隠し人類のために働いているのだ」と言語道断な答えをしたところでエンドマーク。

 モノクロ・スタンダード モノラル音声。画質はまったく良いところがありません。黒は浮いているしVHS3倍でダビング2回繰り返したような低解像度の世界。物の輪郭も腐ってます。音質もノイズが多くこっちも駄目駄目。

 その後だらだらとTV、読書。BD-R 録画の『メカゴジラの逆襲』を編集して余分な部分、番組宣伝など、をそぎ落とす。午前1時過ぎからうつらうつらし始めたがいつものように午前2時半過ぎまで粘って就寝。眠りが浅く何度も目覚め、変な夢をたくさん見たが全然寝られないよりマシか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『ジェニーの肖像』(『Portrait of Jennie』 1948)

 

『ジェニーの肖像』(『Portrait of Jennie 1948

時間旅行、タイムトラベルを扱ったファンタジーの最高傑作と言われる映画であります。そんな傑作だけあって、普段はロクでもない映画ばっかり見ている私のような薄汚い男さえ感動させるだけの力を秘めておりました。心が洗われるとはこういう体験のことを言うのでありましょう。

冒頭、大空の雲が浮かびまして「この世の始まりから人は永遠の謎を解き明かそうとしてきた。時間とは何か、空間とは何か、死とは、生とは・・・。いろいろな文明を越えて学者たちはこの疑問を解いてきたが、それでも根本の謎は残っている」という今ひとつ意図が分かりづらいナレーションであります。

 「ニューヨークのメトロポリタン美術館に展示されている肖像画 これはジェニー(ジェニファー・ジョーンズ)という少女をモデルにエバン・アダムス(ジョセフ・コットン)が描いたものである」

 はい、ここまでが枕。いよいよ本編に突入ですぞ。

 1934年冬のニューヨーク、凍てついた公園をとぼとぼ歩くのは売れない画家で、どのくらい売れないかっていうと、ろくすっぽ食べられず下宿の家賃もたまり放題で、大家さんに「じゃ家賃の代わりに絵はいかがです」というと「もう家中あんたの絵で一杯だよ」と言い返されるぐらい(笑)。そして空腹に耐え切れなくなった彼は思い切ってマシュー&スピニー画廊へ飛び込み「すいません、絵を買って頂けませんか」 経営者の一人、マシューは彼の出してきた風景画を見て「悪いけど風景画はありふれているのでねえ、ちょっと買えないねえ」じゃあというので今度は花の絵を出します。するとマシューの共同経営者スピニーが「あら、これはいいじゃない、こっちなら12ドル50セントで頂くわ」

 久しぶりに絵が売れたというのでほくほくしながら帰っていくアダムス。画廊ではマシューがスピニーに「君らしくもないことするじゃないか、そんな絵とても売れないよ」スピニーは微笑みます。「これは自分用に買ったの、あの売れない画家さんには何か見所があるわ」

 その帰り道セントラルパークでの出来事。アダムスは急に周囲の雰囲気が変わったことを感じます。なんだ、なんだと周囲をみた彼の目に留まったのは雪だるまを作っている可愛らしい少女でした。彼女がベンチに置いていた紙包みがきっかけとなって彼女とアダムスはたわいのない会話を交わすことになります。「あたし、ジェニー、ジェニー・アップルトン、両親は綱渡りの芸人よ、今、ハマースタイン劇場に出ているわ」「おじさんの名前はアダムスっていうんだ、でも変だな、その劇場は僕が子供の頃に取り壊されてしまった筈だが」「あら、そんなことはなくってよ、あたし、昨日行ったもの。それより絵描きさんなんでしょ、あなたの絵を見せて あら、この絵の岬には灯台がある筈よ、ランズエンド灯台だわ」「その通りだ、良く知ってるね」「でもこの絵なんだか、怖い。私、風景画はあまり好きじゃないの。私の親友はセシリ、彼女のお父様はドイツ皇帝のカイゼル様にお会いになったそうよ」「え?ドイツの現皇帝がカイゼル?いつの話なんだ」

 もうこの辺のジェニーの台詞には重要なるヒントがたくさん含まれておりまして、聞き逃すとストーリーが良く分からなくなってしまいます。

 ジェニーはぶつぶつ呟いてくるくる3回回るという奇妙な仕草。「これ、ご存知かしら、願いごとゲームっていうのよ、願い事言ってくるくる回るとかなうの。私、早く大人になりたいと願ったの、あなたは私が大人になるまで待ってくださる?」さらにおかしなことを言うジェニー。彼女は「じゃ、さよなら」と行って帰ってしまいます。アダムスは彼女が例の紙包みを忘れたことに気がついて声を掛けたのですが、ジェニーはそのまま帰ってしまったのです。

 この出会いに強い印象を受けたアダムス。下宿へ帰って徹夜で彼女の顔を描いたのです。ちなみに彼女の忘れ物である紙包みを開いてみたら出てきたのはクラッシックなデザインのスカーフでした。

 翌日、彼は親友のガス(デヴィッド・ウェイン)から朝飯を奢ってもらうことになります。そしてモースの店でハムエッグをぱくつきながら昨日の奇妙な少女について話すアダムス。ガスは「まあ、夢見る年頃だからな、だからハマースタイン劇場がまだあるなんて言っちゃうんだよ」アダムスは持ってきていた彼女の忘れ物である紙包みを見せます。「これ、彼女がもってたんだ、新聞なんだけどこれの日付が1910年なんだよ」さらに広告欄に「愉快なハマースタイン劇場、楽しいハマースタイン劇場 綱渡り芸のアップルトンが出演しますよ」なんてある。でもガスは信じません。「そういえば妙に古臭い格好をしていたなあ」というアダムスに「そんなことあるかい」なんて言い返したりしております。

 この後ガスの口利きによってモースの店にアイルランドの英雄、マイケル・コリンズの壁画を描くことになります。さらに衝動に任せて書き上げたジェニーのスケッチがマシュー・スピニー画廊に売れた!ジェニーとの出会い以来、なんだかついているアダムスです。

 ジェニーとの二度目の出会いはセントラルパークのスケート場でした。彼女をみたアダムスは「しぇーっ」と飛び上がります。前回会った時とは見違えるばかりに成長していたからです。「だって、言ったでしょ、あたし、早く大人になりたいって願い事をしたって」とジェニーは涼しい顔。アダムスは君の肖像画を描きたいと彼女に頼み「やっぱりご両親の許可を得なくちゃね、会えるかな」と尋ねます。ジェニーはにっこり頷いて「じゃあ、今度の土曜にしましょう。午後2時にこの前のベンチのところでね」そういって立ち去るジェニー。

 彼女の後姿を呆けたように見つめているアダムスにたまたまやってきたスピニーが声を掛けます。「どうしたの、誰か探しているの?」どうやらジェニー、彼女の目には映らないらしい。

 でも次の土曜日にジェニーは現れませんでした。アダムスは自分で調べようと決意、昔のハマースタイン劇場の関係者を探します。いろいろ訪ねまわって分かったことは、「1910年、たしかにハマースタイン劇場でアップルトンという綱渡り芸人の夫婦が活躍していた。ジェニーはその娘だった」アダムスはこれでびっくり、頭がくらくら(笑)。しかもその後「両親は綱渡りの最中に落下して死亡。ジェニーは叔母の勧めで修道院へ入った」と言うではありませんか。意外な事実を知らされて思い悩むアダムス。いつの間にか例の公園のベンチへと向かっております。

 と女性の泣き声が聞こえるではありませんか。はっとして駆け寄るアダムス。予想通りベンチに凭れて泣きじゃくっているのはさらに成長を遂げたジェニーでした。ジェニーはアダムスにしがみついて「お父様とお母様が死んじゃったの、綱渡りの途中で落ちちゃったの。それでね、私叔母様に言われて修道院へ行かなくっちゃならないの」当惑するアダムスです。「そのことは知っている。君の話は昔起こったばかりだ」ジェニーは泣き顔を上げて「私のこともう少しだけ待っていてね」この後、いつもと同じようにふっといなくなるジェニーです。

 さあ、それからのアダムス、ジェニーのことが頭から離れません。絵を描くことさえ手につかなくなるしまつ。ムーアの店の壁画をようやく完成させてみんなに絶賛を受けても気持ちは沈むばかりです。「壁画も自分も価値がない」と一人で悩んでおります。ちょっと前までは「腹減った、腹減った」が口癖で、12ドル50セントで絵が売れて大喜びしていたくせに、どうも贅沢になったものですな(笑)。

 しかし、この後下宿へ帰ったアダムス、アトリエのドアが開いているのに気がつきました。中へ入ってみるとはたしてそこには大学一年になったジェニーがいたのです。ジェニーは嬉しそうに「とうとう一緒にいられる時にがきたわ、さあ、約束どおり私の肖像画を描いて」 彼女は親友のエミリーにアダムスと結婚するのかと聞かれたとか、灯台の絵を見てランズエンド灯台ね、私、やっぱりこの絵が怖いと言ったりところどころ言動におかしな点があるのですが(笑)アダムスにはぜんぜん気になりません。なんてったって長年の宿願がとうとう実現するのですから。

喜々として彼女の肖像画を描くエバンであります。その間もいろんなことを喋るジェニー。「今度ね、学校で式があるの、一緒に行きましょう」

 その言葉通り彼女の修道院大学へ赴くエバン。ジェニーは前回のごとく現れないのではないかと疑っていた彼ですが、ほどなく「エバン!」と呼ぶジェニーの声。彼はジェニーに連れられて聖堂の2階へ上がります。眼下で繰り広げられているのは修道女になるための請願の儀式。この美しい儀式が終わった後、二人は夕暮れを見ながら語り合います。「毎日がこうして過ぎ去っていく、時間というものはなんて不思議なのかしら」この時エバン、君の方がよっぽど不思議だと思ってたとか、思っていなかったとか(笑)。

 さて、エバンはマシューとスピニーをアトリエに招きまして描きかけの肖像画を披露。「こら、なんちゅう素晴らしか絵や!時間ば超越したごたる!」(ああ、なんという素晴らしい絵だ。時間を超越しているかのようだ!」)とお国訛り丸出しで激賞するマシュー。「早く完成せんね、もうこれを美術館に飾ったら世界中から大勢が見に来るたい!」(「早く完成させて美術館に展覧しましょう。世界中から大勢の人々がこの絵を見に来て、私ら大もうけですよ、ウヒヒヒヒ」)

 その夜ジェニーが夜の公園に現れます。彼女はエバンに駆け寄って「私、大学を卒業したのよ」エバンも大喜びで「じゃあ、これからはずっと一緒にいられるね」というのですが、そうは問屋が許さないじゃなかった卸さない。「それが駄目なのよ、私、叔母の療養に付き合ってニューイングランドに行かなきゃならないの。だから夏が終わるまで待って下さる?」「うんうん、待つ、待つ。待つなと言っても待つよ。なんてったって、俺、もう君なしじゃ駄目なんだから」

 この後二人はアトリエで肖像画に取り組みます。そしてついに完成。絵をうっとりと眺めるジェニー。「これであなたは有名人になるわ。これが美術館に展示されて、世界中から大勢の人が見に来るの、嬉しいわ」ジェニーはエバンに向き直り「これからも世界中の美しいものを絵に描いてね、でも」彼女はまたランズエンド灯台の絵を手にとって「この灯台だけはいや、何だか息がつまりそうになるの」

 この後二人はキス、愛を誓い合うのですが、はい、例によっていつの間にかジェニーは部屋からいなくなってしまったのです。

 彼女の帰りを待つエバン。夏が終わりました。でも彼女は戻ってきません。秋になりました。でもやっぱり彼女は戻ってきません。しょんぼりしているエバンを見かねたガスが「そんなに彼女に会いたいなら、修道院の人に聞けばいいじゃないか。ほら、なんかすごく仲の良かったシスターがいるってことだったろ」このアドヴァイスでさっそく修道院へ向かうエバン。そしてそのシスター、マーシー(リリアン・ギッシュ)に会って話を聞いたのですが、その結果は衝撃的なものでした。彼女は叔母の療養場所であったニューイングランドでランズエンド灯台へ遊びに行った際に高波に襲われて死んだというのです。「忘れもしません。105日のことでした」

 エバンははっとします。今日は101日だ。まだ5日には間がある。もしかしたら彼女を助けることができるかもしれない。彼は「いや、105日ってもう十何年も前のことなんですけど」と不審な顔をしているシスターに礼を言って「よーし、灯台へ行くぞ、彼女を今度こそ永遠に僕のものにするのだ」と張り切っております。

 彼は列車でニューイングランドへ。コブ船長(クレム・ビバンズ)の店でボートを借りる相談です。幸いイークという船乗りがボートを貸してくれたので、勇んで海へ乗り出すエバン。コブ船長もイークも「そんな高波なんてくる訳ないよ」と呆れております。

 ところが海へ乗り出すなりとたんに天候が急変。大風は吹くわ、海は荒れ放題にあれるわ、雷はびかびか光はもう大変な騒ぎ。エバンは必死にボートを操るのですが、まったくコントロールが利かずついに灯台が建っている岩場に叩きつけられてしまいボートはばらばら。エバンはかろうじて岩場に這い上がりました。彼は灯台のドアが開いているのをみて、ジェニーはあそこにいるに違いないと考えます。彼は灯台の中に飛び込み彼女の名前を呼ぶのですが、何も帰ってきません。彼は灯台のてっぺんに登ります。と、彼の目に飛び込んできたのは荒波によって翻弄されるボートでした。

 「ジェニーのボートだ!」そうこうするうちにジェニーのボートもまた岩場に叩きつけられて粉々に!「ああ、ジェニー」エバンは灯台の階段を駆け下りて岩場へ。そして駆け寄ってきたジェニーと硬く抱き合うのでした。「やっと見つけた、もう話さない」「ああ、エバン、愛している!」とかなんとか言っているうちに早く灯台に行けばいいのに(笑)。そんなことを言い合うのに手間取っているから、ほら、ジェニーが波に攫われそうになったじゃないか。エバンはかろうじて彼女の手を掴みます。ジェニーはふっと微笑んで「あなただけでも行ってちょうだい、さようなら」次の波が来てついにジェニーを攫っていってしまいました。

 この後心配して様子を見に来たコブ船長に助けられるエバン。彼は船長の船具屋の2階で手厚い介護を受けることになりました。そこへ駆けつけてきたのがスピニー。彼女は何故かジェニーのスカーフを持っています。「ああ、それは彼女のスカーフ 僕は間違いなく彼女に会ったのだ。彼女は生きていますよ、大丈夫です」

 さて、その後いろいろありましてすっかり有名な画家となりましたエバン。ジェニーの肖像画もメトロポリタン美術館に展示され大勢の観客を魅了しております。最後にこの肖像画がカラー、ああ、パートカラーだ(笑)で大写しになった後エンドマーク。

 スタンダード・モノクロ(パートカラー) モノラル音声。「SF・ファンタジー映画の世紀」付録DVD。画質はムックの付録DVDとはとても思えない高画質。黒の沈みは物足りないけれどもノイズ感もなく非常にすっきりとした画質です。音のレベルも高くて市販のDVDとまったく遜色ないくらい。

  エロの冒険者 
       HOMEPAGE http://homepage3.nifty.com/housei/ 
      SFシネクラシックス 輸入DVDでみるSF黄金時代(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月 9日 (月)

3月8日(日) 水戸拷問

 助さん、格さん、苦しめてやりなさい。人間ドックの「体重70キロ超え、ふふふお前はもう立派なデブなのさ、ほうらブーと鳴いてごらん」という結果にたまらずダイエットを決意しました。朝飯は食わずに昼はコンビニのお握り一個か、冷凍うどん一玉。夕食はビール一缶飲んだらゴハンは一膳だけという方法でやっていきます。でもこれをずーっと続けていくとお腹がへって始終グーグーなるような状態になりますので、3日に一度は思う存分食っていいことにします。なんて緩いダイエットなのだと非難されそうでありますが、10年前この方法できっちり痩せたのですから、いいのです。今回もこれできっと痩せます、痩せるでしょう・・・痩せたらいいな。

 一部で支給の始まった定額定額給付金、福岡では5月あたりの支給になるのではないか。これについてウチのお母様が言ったこと。「あんたたち(注 私と父親のこと)の給付金は私に頂戴。それで旅行に行くから」お母様、それはあまりに酷うございます(笑)。

 無駄話をもうひとつ。宅配レンタルDVDのぽすれんをスポットコースからスタンダード8コースに変更。前々から見たいと思っていた『JUNO/ジュノ』ブルーレイがたまたまレンタル可能になっていたため。だから、来月以降はブルーレイソフトがどんどんレンタル可能になるなんてことにならない限り、またスポットコースに戻すつもりである。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。妙に肌寒くガスファンヒーターを付けっぱなし。気温はそれほど低くないと思われるのだが、これはどうしたことか。ひょっとしたら風邪を引きかけているのか。昼飯は前述のダイエット決意の儀にしたがって冷凍うどんのかけうどん。葱をしこたま入れたのだがしょせんはかけうどん、味気なーい、もうダイエットがいやになった(笑)。夕食は母親が旅行に出かけているので(二週続けてだよ)コンビニ飯。ビールのつまみ用にシシャモ、そしてほうれん草のバター炒め、高菜とベーコンのスパゲッティ。ビール二缶飲む。珍しいことに〆のコーヒーは飲まなかった。

 その後ハイビジョン録画の『レンブラントの夜警』を見る。一言で言うとよー分からん映画(笑)。レンブラントの名画「夜警」がある陰謀の告発であるとする監督の考察は独善的でありすぎ想像の域を出ないものである。背景に小さく目の辺りだけが描かれている人物が主観的世界の中に客観を持ち込んだ作者の視点であるという主張も私には納得できず、ただこう思ったのみ、「考えすぎ」(笑)。

 ただ、演劇的・絵画的であると評される絵作りだけは気に入った。ハイコントラストのライティングの中でちまちまとせせこましく展開される芝居が人気作家といえど、その仕事は極めて俗な人間関係に依存せざるをえないという当時の事情を端的に表現しているのである。

 ハイビジョン画質は極上。発色が豊富でしかも美しい。暗部諧調も良く出ていてこれでもう少し解像度が高ければブルーレイソフト並になるところであった。ステレオ音声はリア音場の情報が多く5.1チャンネルサラウンドじゃないのと思わされることがたびたびあった。

 シャワーを浴びてお酒。本日のお供はハイビジョン録画の『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』 画質はまあそこそこに宜しい。ゴジラタワー内の機器が本当に新品に見える。事務局長の妙な髪形も鮮明だぞ(笑)。

 就寝午前1時半。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『吸血鬼蘇る』(『The Return of the Vampire 』1944)

 

『吸血鬼蘇る』(『The Return of the Vampire 1944

 ベラ・ルゴシの古典的な演技が楽しい吸血鬼映画。また狼男も登場するのですが、この映画では完全に吸血鬼の従者として扱われております。1962年の『サント対女吸血鬼』(『Santo contra las mujeres vampiros』)の元ネタですかね。

冒頭いきなり女に迫るマント男の影。「ひーっ」と悲鳴が上がったところでオープニングクレジット。そしてナレーションがこの物語はオックスフォード大学のソーンダイク教授の吸血鬼アーマンド・テスラに関する記述に基づいていると説明します。

 そして「1918年ロンドンの郊外である出来事があった。1015日の霧の深い夜であった」舞台は荒れ果てた修道院の墓地。ひょこひょこと歩く男の影。ああ、あれは狼男ではありませんか。この狼男、廟堂へ入りましてある棺桶に向かって話しかけます。「ウォーでがんす。ご主人様、ご主人様、もう夜でございます。お目覚めくださいませ」するってぇとすーと棺桶の蓋が開きまして男が立ち上がります。「うむ、私が寝ていた昼間のことを話せ。あの女はどうなった」「まだ生きて病院におります。なにやらオックスフォード大学の教授が来て診察しているそうでございます」

 吸血鬼、ルゴシ出動。

 病院では冒頭名前の出たソーンダイク教授が彼を呼んだ女医のジェーン・アインスレー(フリーダ・イネスコート)と共にその女性患者を診察しております。「血液検査に異常なし。怪我の痕跡もなし、しかし体内の血液が少なくなっており、明確なショック状態にある。これはどういうことだ」患者の目をみた教授は「ウウーム、これは催眠術を掛けられている目だ」この時遠くで犬の遠吠え。これを合図に患者は叫び始めます。「夢に出てくるの、あの燃える目が、駄目、駄目、こっちにこないで、助けて」一陣の風が窓を押し開きます。「ひっ」と叫ぶ患者。そして次の瞬間、彼女は絶命したのであります。

 この奇妙な死に様に疑問を感じた教授は徹夜で文献を読み漁ります。この甲斐あって見つけたのがアーマンド・テスラ博士の「吸血鬼QA」という本。教授は夢中になって読みふけるのでした。しかし、この時一緒についてきて病院に滞在していた彼の孫娘ニッキー(シェリー・コリアー)にルゴシの魔の手が伸びたのです。黒い影がベッドの彼女に覆いかぶさったかと思うと「ひーっ」というニッキーの悲鳴。この吸血鬼、ちょっとロリが入っているようです(笑)。

 翌朝、あの患者は吸血鬼にやられたのだとジェーンに説明する教授。当然ながらすぐには信じられないジェーンでしたが、患者の首には教授の言うとおり小さな穴が二つ開いてます。しかも看護婦よりニッキーの様子がおかしいという知らせ。あわてて彼女を調べてみるとやっぱり首に二つの穴が。「や、やばい、このままでは彼女は殺されてしまう」それを防ぐにはどうしたらいいか。決まってます。昼間に吸血鬼その人を叩くのです!

 教授とジェーンはさっそくトンカチと金属の杭を持って近隣で唯一の墓地が併設されている修道院へ向かいます。そして地面に残された裸の足跡(笑)をたどって意外にたやすくルゴシが寝ている棺桶を発見したのです。教授は一切のためらいを見せずに杭をルゴシの胸にぐさーっ!とんてんかん、とんてんかんと打ち込みはじめました。この時ルゴシの漏らしたうめき、「グェーッ」が気持ち悪い(笑)。と、この時外出から帰ってきたのが狼男。「ウォーでがんす」と二人に襲い掛かるかと思ったのですがさにあらず、彼もまた胸を押さえて「ぐぐぐ、ご主人様を殺したな」そのままばったり倒れてしまったのでした。その顔の毛がどんどん少なくなっていって普通の人間に戻るのはこの手の映画の定石ですな。

 「彼は吸血鬼に支配されていたのだ。吸血鬼が死んだ今、やっと普通の人間に戻ることができたのだ」教授はジェーンと二人でその男アンドレアス(マット・ウィルス)を連れて帰ります。こうして吸血鬼は滅び、手下の狼男も普通の人間になった。これで世にも怪奇なる事件は終息したかに思われたのですが・・・。

 この事件より20年ほどあと、すでにソーンダイク教授は飛行機事故によってこの世を去っていました。あの小さかったニッキー(ニナ・フォック)も今では立派なレディに成長、音楽家であるジェーンの息子(ローランド・バーノ)と結婚しようかという話になっております。あのアンドレアスはすっかり元の人間に戻ってジェーンの助手として働いていました。

 場面はジェーンの自宅。スコットランドヤードの警視さんが顔をしかめながらソーンダイク教授の遺稿を読んでおります。「何、人間の体に杭を打ち込んだ?これはああた、殺人罪ですよ。墓を暴いて調べて見なければなりませんな」ジェーンはがっかりするのですがどうせ墓を暴けば死体が腐敗してないことが分かって吸血鬼だと信じて貰えると思いしぶしぶOKするのでした。

 ところが、この晩ドイツ軍の空襲が!すっかり忘れていましたけど、今は第二次大戦中、それもバトル・オブ・ブリテンの真っ最中だったのです。ロンドンの街に降り注ぐ爆弾。このうちの一発が例の墓地に命中。大爆発して棺桶やらなにやらぐちゃぐちゃになった(笑)。翌朝、二人の墓堀が墓場の片付けにきて、「あれあれ、あんなところに棺桶が」「昨日の爆弾で埋まってたのがほじくりだされたんだなあ」中を見てみますと胸に杭が刺さった死体あり。「ひゃああ、なんだこりゃ」「気持ち悪いから早く埋め戻しちゃおう。邪魔だから杭は抜いちゃって」あーあ、杭抜いちゃったよ。当然ながらその夜土の中から手がにょっきり突き出して吸血鬼ルゴシの復活であります。

 翌朝、警視総監と共に墓地を訪れたジェーン、埋めたはずの場所に棺桶がないと知って愕然とするのでした。

 さて、アンドレアス、ジェーンに命令されてドイツから亡命してくる科学者ヒューゴ・ブルックナー博士を海岸に迎えにいったのですが、途中犬の遠吠え、そして霧の吸血鬼出現フラグがたちまして(笑)、その通りルゴシ登場。せっかく人間に戻っていたアンドレアス、ルゴシに「私はいつでもお前の主人なのだ」と言われると顔にどんどん毛が生えていって、「ウォーでがんす、ウォーでがんす」ついでに狼男まで復活しちゃいました。ルゴシはかっての手下に頷いて「わしを酷い目に合わせた奴らに復讐してくれる。すでにソーンダイク教授は私の呪いで事故死した。後はジェーンのアマだ。彼女の愛するものを利用してとことんまで苦しめてやるのだ。わーはっはっはっは、げほごほ」

 アンドレアス、彼の命令どおりに海岸へ行き、ボートで亡命してきたブルックナー博士たちを惨殺。服だの身分証だの身包み剥いで夜の海に沈めてしまいます。この服と身分証を使ってルゴシ、ブルックナー博士に成りすませてジェーンの屋敷に入り込もうというのでしょう。

 タイミングよく、ニッキーとジョンの婚約披露パーティが開かれました。ルゴシはブルックナーの燕尾服に身を包んで出席します。ジェーンにニッキー、ジョンを紹介されたルゴシ、ジョンは放っておいてニッキーをじっと見つめます。「私は一度、あなたのおじい様にお会いしたことがありますよ。その時はあなたはほんの子供だった」この後ジェーンは彼を研究室へ案内します。「おお、これは素晴らしい研究室だ」しきりに感心するルゴシ。ジェーンは止せばいいのに「どうぞ、ご自由にお使いください」なんて言っちゃってます。

 さて、パーティが終わった頃にちょっとした事件。ジェーンが保管していたソーンダイクの遺稿を盗まれてしまったのです。その遺稿がどこに行ったかというと何者かの手によってニッキーの寝室に置かれていたという・・・。ニッキー、好奇心に駆られてこれを読んでしまうのです。彼女は何かしらこれと首をひねりながら眠りについたのですが・・・真夜中、ルゴシが出動。彼は不気味な声でニッキーを呼びます。この声に操られるように体を起こすニッキー。

 ベッドから起き上がったニッキー、ふらふらと歩いて研究室へ。そこで待っていたのはもちろん、ルゴシ。「私を呼んだのはあなた?」ルゴシはにやりとします。「ふふふ、お祖父さんの原稿を読んだね。私はテスラだ。ここでやるべきことを終えたらお前は私と一緒に故郷へ帰り、永遠の伴侶となるのだ、ふふふふ」ニッキー、ルゴシの目に魅入られてしまいます。そしてそのままばたり。場面暗転。

 翌朝、家政婦のエルザが凄まじい悲鳴を上げます。驚いたジェーンとジョンがニッキーの部屋へ駆けつけると、床に倒れた彼女の姿が!ジェーンは彼女の首に忌まわしき傷があるのを見つけて愕然とするのでした。彼女はニッキーに輸血をした後、ジョンに吸血鬼のことを教えます。「信じられないよ」「でも事実なの、とにかく彼女のことはお母さんに任せて頂戴」

 ジェーンはあの墓堀人二人にインタビューして、彼らが杭を抜いてしまったことを突き止めます。その後警視総監のところへ言ってすべてを話すのですが、総監はやっぱりそんな怪しげなものの存在を信用しようとはしません。それでも彼はニッキーのガードを引き受け、さらに部下二人にジェーンの助手、アンドレアスの身辺を探れと命令するのでした。

 さっそくアンドレアスを尾行する二人。彼らはアンドレアスが怪しい荷物を持ってブルックナー博士に化けたルゴシが宿泊しているホテルから出てくるのを目撃。早速尋問しようとしたのですが、アンドレアス、にわかに変身して「ウォーでがんす、ウォーでがんす」狼男になってしまいました。刑事二人は驚きのあまり「しぇーっ」と飛び上がります。狼男はこの隙をついてまんまと逃走。

 二人から話を聞いた総監はもうかんかん。「吸血鬼だけでも信じられんのに、狼男ってか、そんな馬鹿なことがあるか」と怒鳴りつけます。ところが部下の一人がアンドレアスの体から引きちぎった毛を分析させたところ、「これは狼の毛です」という結論が出ちゃった。しかも狼男の荷物からブルックナーの名刺が出てきたものですから、総監、ようやくルゴシを疑い始めるのです。

 しかし、その間にもルゴシの魔の手が・・・。彼はニッキーの寝室へ行き、看護していたエルザをやっつけると、「ニッキー、ニッキー、立ち上がれ」彼の暗示によって操られたニッキー、ジョンの寝室へ行って「ええ、一体全体どうしたっていうの、確かに僕たち婚約したけど、これはちょっと早すぎるのでは」と妙に嬉しがる(笑)ジョンを襲わせたのです。翌朝、ニッキーと同じように寝室の床に倒れていたジョン。もちろん、その喉には二つの穴が開いておりました。

 このままではニッキーもジョンも殺されてしまう。焦ったジェーンは総監と一緒にアンドレアスを尋問します。「あなた、私の机から原稿盗んだわね!」「いや、俺、知らないっすよ、そんな」とすっとぼけていたアンドレアスですが総監が「ええい、手を見せろ、手を」彼の手をがっと掴みます。その手の甲にはまごうかたなき狼の毛が。これでアンドレアス、開き直りまして「ばれたとあっちゃ仕方ねえ、しかし、ご主人様はお前らなんかには絶対見つけられないからな」捨て台詞を残し、窓から逃走してしまいます。

 続いてブルックナー博士の宿泊しているホテルへ。「へ、ブルックナー博士ですか、彼は夜明け前にお帰りになってそのままですよ」怪訝な顔をしているクラークに部屋の鍵を開けさせて中へ。もちろん、部屋には誰もいません。ルゴシは爆撃で破壊された教会の地下室で眠っているからです。驚いたクラークは「あ、あれ、おかしいな、確かに外出なんかしてないのに、え、窓からですって、ここは3階ですよ、そんな芸当、超無理っすよ」そして総監は最後の切り札を披露します。「ブルックナー博士の風体は髪が薄く太り気味だった。年齢も62歳だ」これを聞いたジェーンは息を呑んで「ぜんぜん違うじゃない。じゃあ、やっぱりブルックナーがテスラなのね」

 自分の正体がばれたことを知ったルゴシ、オルガンを弾いているジェーンの前に現れます。「ふふふ、私を止めることはできん、今夜にでもニッキーを連れていくぞ。彼女は絶対に見つからない。そしていつの日かジョンの前に現れて目的を遂げるのだ」ジェーンはぱっと楽譜を取り上げます。その下にあったのが十字架。今の今まで自信満々であったルゴシ、これをみてたちまち顔色を変えて「ヒーッ」ぼんと消えてしまいました。

 しかし、これでおとなしくニッキーを諦めるはずもなし。ルゴシは彼女の寝室に現れます。今夜のニッキーは十字架をつけていない。何事かを計画したジェーンがあらかじめ取り去っておいたのです。ルゴシは三度「ニッキー、ニッキー、起きるのだ」 ニッキーはふらふらと立ち上がって屋敷の外へ。その彼女を尾行するジェーンと総監。彼女の計画とはニッキーを囮にして(酷い!)ルゴシの居場所を突き止めようというものだったのです。ニッキーは例の破壊された教会へ赴きます。待っていたのはもちろん、ルゴシ。狼男も現れました。

 総監とジェーン、もう少しで潜伏場所が分かると張り切ったのですが、この時偶然にもドイツ空軍の空襲が!また爆弾が降り注いできてあちこちでどっかんどっかん爆発します。総監は逃げようとする狼男にピストル発射、見事命中させたのですが、結局彼らの姿を見失ってしまったのです。ジェーンと総監は屋敷に戻り警察の捜査に望みを託すことになりました。

 ルゴシと狼男はニッキーを地下室へと運び込みます。銃弾の深手にあえぐ狼男って、この映画の狼男はフツーの弾丸でやっつけられるのか(笑)。狼男は「ご主人様、ご主人様、私はもう死にそうです。助けてくださいませ。あなたは永遠の命を約束してくださったではありませんか」しかし、ルゴシは冷たい。「わし、そんなこと知らんもんね、もうお前は用済みだからね、部屋の隅に行って静かに死になさいっての」さすがに愕然となる狼男。彼の脳裏にジェーンの優しい声が響きます。「良心を取り戻しなさい。良心さえあれば悪には決して負けないのよ」だんだんとアンドレアスに戻っていく狼男。そして彼の手がたまたま土に埋まっていた十字架を探り当てます。

 こうなったらやるっきゃない。彼は嬉しそうにニッキー用の棺桶に土を入れているルゴシの背後に忍び寄って「てめえ、死ね!」十字架を突きつけます。思わぬ反撃を食らって「ヒーッ」と驚くルゴシ。そこにドイツ軍の爆撃機が投下した爆弾がどかーん。ルゴシ、アンドレアス、ニッキー、みんな瓦礫に埋もれて失神です。

 いち早く意識を取り戻したアンドレアス、地下室の入り口を見上げますと差し込んでいる明るい太陽の光が!失神している間に夜が明けたのですなあ。ならばやることはただひとつ。彼は最後の力を振り絞って陽光の元へルゴシを引きずりだしたのです。おまけにどこからか長い釘を拾ってきてルゴシの胸にレンガでとんてんかんてん。ルゴシ、「グエエエエ」という恐ろしい呻きと共に溶け崩れてしまうのでした。アンドレアスも彼の後を追うように倒れて絶命します。

 ニッキーはスコットランドヤードに無事保護されてジェーンと感動の対面です。ジェーンは総監に服を着た骸骨を見せて、「どう、これであなたも吸血鬼を信じたでしょ」総監は頑固なことに首を振って「いーや、何か合理的な説明があるはずだ、お前たちもそう思うだろ」と部下たちに尋ねるのですが、彼らはあいまいに笑って「い、いやそんなこともないと思いますが」びっくりした総監、「お前たちまでそんなことを信じているのか」ついで総監はこちら、つまり観客のほうをみて「あなた方も信じているのですか」と問いかけたところでエンドマーク。

モノクロ・スタンダード。モノラル音声。ときおりちりちりとしたノイズが入ったり、また霧の圧縮が上手く行ってないところなど不満点はあるのですが、総じて高画質といえるモノクロ画像。音質も上々でルゴシの台詞がカッコ良い。日本語字幕付 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント ぽすれんのレンタルDVD


エロの冒険者 
       HOMEPAGE http://homepage3.nifty.com/housei/
      SFシネクラシックス 輸入DVDでみるSF黄金時代(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月 8日 (日)

3月7日(土) 『ジキル博士と白馬童子』

 ジキル博士が特殊な薬で・・・。VPL-VW100のランプ交換を恙無く終えたことはすでにご報告していたが、実はその後大きな問題が持ち上がっていたのである。その問題とは・・・ランプ使用時間のリセットができない!ということ。取り扱い説明書には「電源ケーブルをつないでスタンバイ状態にしたあと、リモコンを本体に向けて メニューボタン、上ボタン、下ボタン、エンターボタン をそれぞれ五秒以内に押す」ことでリセットできると書いてあるのだが(この操作方法は出鱈目なので本気にしないように。理由は後述)、これがもう何度やっても駄目だったのである。

 困り果ててサービスに電話してみたら「ボタン操作はゆっくりと一定のリズムで行うべし。確実にコマンドを伝達するためにリモコンのバッテリーも新しいものに換えた方がいい」と言われたのでその通りやってみたのだが・・・それでも駄目だったのである。いい加減頭にきて、「くそー、サービス呼びつけちゃるぞ」とまで思ったのだが、その前に最後の手段としてVPL-VW100のリモコン受光部の正面に立ってできるだけリモコンを近づけて操作するという方法を試してみたら、あっさりリセットできちゃった。

 どうやら安易なランプ使用時間リセットを行わせないためにわざとやりづらくしているらしいのだが(だから前述の操作方法を出鱈目なものにしたのである)、これはいくらなんでも面倒臭すぎるというものだ(笑)。

 本日は人間ドック。通常通りに起床し身支度を拵えてまずは事務所へ。あちこちに電話を入れて後顧の憂いを絶った後、人間ドックの問診表を記入する。それから保険証・お金、検尿・検便袋(笑)を確認して車で出発。その後おおよそ2時間かけて体のあんなことやこんなことを検査されてしまったのであった。

 本日分かる結果については以下の通り。

 前回より体重が1.5キロほど増えていてついに70キロ越えをしてしまいました。とほほほ。尿酸値は高め安定。骨密度は最近カルシウムのサプリメントを飲んでいたのにも関わらず変わりなし。肝臓関連はオールオッケー。これで「がばがば好きなだけ飲んでヨカ」という医学的なお墨付きを得たのであるって、違うだろ、そういうことじゃないだろ(笑)。

 後の前立腺腫瘍マーカー、胃レントゲン、検便、検尿は結果待ち。

 終了後は直ちに事務所へ戻ってお仕事。

 昼飯はインスタントのマルタイ棒ラーメン二食分。麺をふたふたになるまで煮込んで博多万能葱、胡椒をたっぷり入れて食った。夕食は鯛の刺身、芽株の酢の物、カレー。もちろんビール二缶飲みましたよ。あまりの美味さに鼻血が出ましたよ。〆のコーヒーは如例。

 その後ハイビジョン録画の『チャイナタウン』を見る。ミステリーとしての面白さと醜悪な人間ドラマを違和感なく両立させているのがさすがアカデミー脚本賞の仕事でありますな。またラストシーンが秀逸。逃げる女の車に向かって刑事達が拳銃を乱射。車はそのまま走っていってしまうので当たらなかったのかなと思いきや、いきなりクラクションが鳴り響く。銃弾に頭を砕かれたドライバーの女がハンドルに突っ伏したためであった。これだけのことを余計な台詞やカットを使わずただクラクションの音だけで表現する演出がニクい。

 ハイビジョン画質はいまひとつ。スキントーンの表現などは非常に素晴らしかったのであるが、酷すぎる黒潰れがその美点を帳消しにしてしまっていたのである。AAC5.1チャンネルサラウンドはBGMの品位が異様に高い。定位もばっちりでこれはもうハイファイクラスの音である。その反面サラウンド効果はほとんど感じられず。まあ、製作年次を考えればいたし方のないことではあるけれども。

 シャワーを浴びてお酒。お供は『ゴジラ 1984』 全体的に駄目な映画なのだが(笑)、たまに良い場面があるのだな。例えば東京湾から上陸しようとするゴジラが放射能火炎で防衛線を一掃したりゴジラが対策本部上を通過する場面など、名シーンと言っていいくらい。核爆発の強電磁シャワーを浴びて復活したゴジラに挑むスーパーXのけなげさ(笑)もいいぞ。

 こういう良い場面があるからこそ、ここをああすれば、あそこをこうすれば素晴らしいとさえいえるゴジラ映画になったのにいというもどかしさが余計につのるのですな。

 ひれひれ酔って午前1時過ぎ就寝。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『Sky Raiders』(1941)#3

 

Sky Raiders』(1941)#3

第十章 「運命の閃光」

 地上目掛けて降下していく追撃戦闘機。もはやマリーとティムの運命はこれまでと思われたのですがすんでのところでマリーが操縦席からティムの体を押しのけて操縦、無事着陸することができたのです。ところがいささか荒っぽいこの着陸で無線機が壊れてしまいました。二人はそのまま追撃飛行機の中で夜を過ごすことになります。

 カーリーは追撃飛行機を見失ったことでもうカンカン。「デイトン、君が警察に捕まったりするから、あの二人がこんな目に会うのだ」 輸送機で現場へ急行するデイトン、「後5時間で現場に到着する。その頃には夜も嵐も明けているから二人を探すことができるだろう。きっと無事だよ、安心しなよ」あんまり説得力はないですけどね。

 この嵐の中、車で逃げているへリックス一行。クレアもちゃんといます。しかもこの女、「私、もう一度スカイレイダー社にもぐりこむわ、デイトンはちっとも疑ってないから楽勝よ」本当か、本当なのか(笑)。

 さて、夜が明けました。デイトンはマリーたちが最後に通信を絶った地点へ到着。上空を旋回しつつ二人を見つけようとします。その下ではティム、熊を見つけて大喜び。何故か近寄っていくのです。当然ながら熊に追いかけられすっころんで頭を打つ羽目となってしまいました。これがこの章の重要な伏線となっておりますので皆さん、覚えておいて下さい。マリー、そんなティムを見て呆れております(笑)。

 この後デイトンは無事二人を発見。輸送機を着陸させるとティムに手伝って貰って追撃飛行機を修理。完了後、デイトンは追撃飛行機、マリーとティムは輸送機に乗ってスカイレイダー社へ戻ることになりました。修理に時間が掛かったので、もうあたりは真っ暗。そして最悪なことに彼らが着陸する頃には濃い霧で飛行場が覆われてしまったのであります。デイトンはそれでも難なく着陸を決めたのですが大変なのが輸送機に乗っているティムとマリー。なんとティムが頭の痛みを訴えてまたまた気絶してしまったからです。

 もうマリーが操縦して着陸させるほかありませんって、前の章とまったく同じやんか(笑)。非常警報が鳴り響き、消防車が出動します。カーリーとデイトンは輸送機を見ながら無線で指示。「おい、マリー、高度が低すぎる、機首を上げろ、上げろ」その指示もむなしく滑走路直前の電線に機首の車輪が引っかかっちゃった・・・

 ここで第十一章 「嵐の恐怖」へと続きます。

 

 第十一章 「嵐の恐怖」 

輸送機の前輪が吹っ飛んだ。しかしそれでもマリー、なんとか着陸に成功。失神しているティムはすぐに救急車へ運ばれます。マリー、デイトン、カリーは大変心配していたのですが、お医者さんから「彼は大丈夫ですよ、23週間で退院できるでしょうといわれてほっと安心。

 さて、前章でスカイレイダース社に戻るといっていたクレア、本当に戻ってきやがった(笑)。彼女は偽デイトン、ケインに騙されたのだと言ってデイトンに許して貰ったのです。これを聞いたマリーとカリーはかんかん。「まったく敵側だったエヴァンスを雇ったり怪しくて仕方ない女を受け入れたり、もうわしゃついていけんよ」ランチの席でぼやくカーリーであります。

 次の金曜日、ついに追撃戦闘機の最終テスト。またデイトンとマリーの間でデイトンにテストパイロットやる、やらせないで一騒動。マリー、あくまでも自分で飛ぶと言い張るデイトンに「もう分かったわ、私の言うことを聞いて頂けないならやめます」とオフィスを飛び出すのでした。デイトンはびっくりして「わあ、そんなこと言わないでくれ、僕は君がいないと・・・」この台詞だけでマリー、彼を許してしまうという・・・。まったく色男というのは得ですね(笑)。

 デイトン、追撃戦闘機で舞い上がり見守る将軍の前で見事なアクロバット飛行。文句のつけようのない性能だということですぐに生産が開始されることになります。そして将軍はデイトンとオフィスで新型爆撃機のテストのためにハワイの爆撃演習場を使おうと話すのですが、実はこの会話がデスクトップライトに隠されたマイクでクレアに筒抜けになったいたのでした。一生懸命盗聴するクレアの後で「もう、そんなことやってたらばれちゃうじゃないか、困るなあ」とおろおろするヒンチフィールドがオカシイ(笑)。

 クレアはフェリックスにこのテストのことを知らせます。フェリックスは喜んで「よし、デイトンが乗る飛行機を攻撃しよう」

 そうとも知らず陸軍が仕立てた四発の大型水上機に乗り込んでハワイへ出発したデイトンとマリー。彼らを見送ってスカイレイダース社に戻ってきたカーリーとティムですが、デイトンのオフィスにクレアがいるのを見てびっくり。彼女は「私あてに言付けられた手紙をとりにきたの」と言うのですが、彼女をはなっから信用していないカーリーとティムは信じません。何をやっていたのだろうとオフィスを調べたらはい、マイクが見つかってしまいました。繋がれているコードをたどっていくと(笑)フィンチフィールドのオフィスにあるクレアの机に行き着いたという・・・。盗聴なのだから無線で飛ばすとか、テープレコーダーで録音して後から聞くとか、そういう風にしようよ。幾らなんでも線がそのままつながってちゃ不味いよ(大笑い)。

「やっぱりあの女はスパイだ!デイトンと将軍がハワイに行くと話していたのを聞かれてしまった」カーリーは水上飛行機のデントンにこのことを伝え引き返せというのですがデイトンは涼しい顔。「我々はもう雲の上なんだ。スパイどもも手出しできないよ」いきなりフェリックスが小型水上機で攻撃してきました(大爆笑)。放たれた機銃弾はエンジンに命中、炎上させます。デイトンたちの水上飛行機は緊急着水。そして「急いで逃げるんだ、ガソリンに引火して爆発するぞ」はい、水上飛行機どかーんと大爆発したところで

 最終章 「戦士たちの勝利」へ続きます。

 最終章 「戦士たちの勝利」

火を噴いた四発水上機が海上に着水。デイトンたちが逃げ出した後でどかーんと大爆発。彼らはカーリーの連絡で駆けつけた沿岸警備隊に救助されます。

 改めてハワイへ向かい新型爆撃機のテストを行うデイトンと将軍。爆撃機から放たれた爆弾は見事標的船に命中し、撃沈したのです。「やったやった大成功だ」と大喜びのデイトンたち。成功裡にテストを終えた彼らは客船で帰国することになりました。

 しかしフェリックス一派の悪巧みは続いております。デイトンたちが帰ってきたら今度こそきゅうと言う目に会わせるのだと張り切っているのですが、一人ピンチフィールドだけが大びびり。「もう、みんなばれちゃったよ、もう私を巻き込まないでくれよ」彼はスカイレイダース社の出張でサンフランシスコに行こうとするのですが、その後を追って車に乗り込んできたのがフェリックスの部下へスであります。彼は驚くヒンチフィールドにピストルを突きつけ「さあ、ガタガタ言わずに車を出すのだ。さもないとこの38口径が貴様のどてっぱらに風穴を開けるぜ!」

 その後いきなり崖から飛び出して炎上するヒンチフィールドの車。もちろん、ヘスはその直前に車から飛び出しております。彼が脅して無理やり飛び出させたのでありましょう。

 さて、ハワイから豪華客船に乗って帰国したデイトンとマリー。カーリーとデイトンに迎えられます。4人は車に乗り込んでスカイレイダー社に戻ろうとするのですが、さあさあ、二人が下船するのを見張っていたフェリックスたちが車で追ってきた。フェリックスの車はデイトンたちのそれに並びピストルを突きつけて「やい、停車するのだ」ピストルで脅されてはしかたありません。運転していたカーリーは車を止めようとするのですが、その時前方から居眠り運転のトラックが爆走してきたではありませんか。「危ない!」「ヒーッ!」カーリーはなんとかトラックを交わしたのですがフェリックスたちの車は崖下へまっさかさま。ぼんと爆発してフェリックス、クレア、ヘス、もう一人名前の分からない部下の4人はみんな焼け死んでしまったという・・・。

 えー!これ一応航空アクションシリアルですよねえ。それの結末が単なる自動車事故っていうのはちょっと不味いんじゃないのですか(大笑い)。

 さて、大団円を迎えましたこの物語。スカイレイダース社のオフィスでいつもと同じくカーリーと口げんかするデイトンにマリーが「ちょっとあなた、もう喧嘩はしないって約束したじゃない」「あ、あなたってか」びっくりするカーリーとティム。「あ、そうだったね、ごめんよ、ダーリン」「ダ、ダーリンってか」またまた驚くカーリーとティム。デイトンとマリーがにこやかに「僕達結婚するんだ」という場面で終わりとなります。長々のお付き合い(いやー、本当に長かった)ありがとうございます。

モノクロ・スタンダード。モノラル音声。227分の長丁場を一枚のDVDに押し込んだものだから画質・音質ともエライことになってます。画質は解像度がないしおまけに酷い黒浮き。音はとにかく歪みが凄くて台詞を聞き取るのが大変です。アルファビデオのDVD

エロの冒険者 
       HOMEPAGE http://homepage3.nifty.com/housei/
      SFシネクラシックス 輸入DVDでみるSF黄金時代(笑)


| | コメント (0) | トラックバック (1)

『Sky Raiders』(1941) #2

 

Sky Raiders』(1941) #2

第五章「死の爆破」 

もちろん、この飛行機にデイトンが乗っている筈もなく、彼は激突寸前に飛行機から飛び出していたのであります。しかしさしもの彼もこのムチャで地面に叩きつけられて失神してしまいました。ここへやってきたのがスパイたちとケーン。彼らは炎上している飛行機を見て「これじゃ、奴は絶対助からん。返って我々の計画に有利になった」スパイたちはケーンの服をばりばりと破ります。「おいおい、なにするンだよ」抗議するケーン。「だってお前は墜落寸前の飛行機から飛び降りたんだよ、そんな綺麗なカッコをしている筈がないじゃないか」続いて顔に泥を塗りたくられるケーン。「よし、もう一つやらなくちゃならない」「え、何、それ」と聞くケーンの顔面にパンチを浴びせるスパイ。まあ、顔にアザくらいついているのが当たり前だと思いますが、これはあんまりじゃないですか(笑)。

 失神したケーンを残して立ち去るスパイたち。しかし、実はこの一部始終を失神から目覚めたデイトンが目撃していたのですねー。でもこの後することがおかしい。カーリーたちが救急車で駆けつけると何故か隠れちゃうのです。カーリーたちに「これはニセモノだ」と言っちゃえば話は簡単なのに。当然ながらカーリーたち、倒れているケーンを本物のデイトンとして救出してしまいます。

 うまうまとスカイレイダース社に入り込んだケーン、偽デイトンはにわかにイヤな上司となってマリーに「何、イレーネさんの飛行機の用意がまだ出来ていない?一体全体彼女を何時まで待たせるつもりなんだね!」飛行機の用意が出来たら出来たで、イレーネとべたべたしてマリーをむかつかせております。この様子を見たクレア、「彼女が怪しむかも知れない、しっかり偽デイトンを見張っておかなくては」と決意します。

 そんなマリーがティムを夕食に招待した晩のこと、本物のデイトンから電話が掛かってきました。彼はニセモノの話をして彼女を自分の山荘に呼び出します。マリーはティムと共に車で山荘に向かったのですが、これをクレアと部下が見張っていました。クレアは部下の肩をぽんと叩いて「いいかい、ちゃんと尾行をするんだよ」部下、やっぱり車で彼女達の後を追っかけます。

 部下は山荘の中で話をしているデイトンとマリーの様子を伺っています。するとそこに薪拾いからティムが帰ってきて「やや、賊が盗み聞きをしているぞ」彼は部下に襲いかかるのですが、逆に殴られて逃げられてしまいます。車に飛び込む部下、騒動に気付いて山荘から飛び出しくるデイトンとマリー、車にしがみつくティムと場面が移り変わりまして、後は部下とその車に飛びついたティムと、デイトンとマリーのカーチェイスとなります。部下、後ろから首を絞めに掛かったティムをまたぼかんと殴りつけて失神させてしまいます。そしてそのまま逃げ延びんと猛スピードで突っ走るのでした。折りしも行く手では道路工事の真っ最中。工事のおじさんたちがダイナマイトをしかけて導火線にマッチで火をつけた!

 部下の車と後をおっかけているディトンの車が工事のおじさんたちが「いかーん、行っちゃいかーん」と叫ぶのを無視して工事現場に突入。どかーんと爆発が起こって

 第六章 「むき出しの恐怖」に続きます。

第六章「剥き出しの恐怖」 

どかーんと大爆発。しかしスパイとデイトンの車は上手い具合に爆発をすり抜けたってとんだ拍子抜けですな(笑)。さらにスピードを上げて逃走しようとするスパイ。この時失神していたティムが意識を取り戻します。彼に気付いたデイトン、車を寄せて併走させますとティム、勇敢にも飛び移ります。「え、何時の間に、そんな、あれ、わああ、わああ」驚いた拍子にハンドルを誤ったスパイ、車ごと崖から飛び出してどかーん。もっともデイトンたちも対向車と正面衝突しそうになって道路わきにツッコンでしまったのですが(笑)。

 この後ヒッチハイクで山荘に戻ったデイトン、カーリーに電話で事情を説明し、ティムとマリーを迎えに来てくれるように頼みます。この時デイトンが「マリーのお母さんにも心配しないように連絡してくれ」と頼んだのでマリーは大感激。「そんなお母さんのことまで考えてくれる男の人っていないわよ」大テレするデイトンであります。

 翌朝、デイトンのリクエストに応じて飛行機でやってくるカーリー。ちゃんと朝飯の材料まで積み込んでいるのがおかしい。これでマリーとティムが朝飯の用意をする間、ニセモノの扱いについて話し合うデイトンとカーリーです。「やっぱ警察に引き渡そうよ、危ないよ」これはカーリー。でもデイトンは「いや、そんなことしたら黒幕が分からなくなっちゃうだろ。私がとにかく上手くやるから君は安心していなさい」ゴハンのあと、カーリーたちは帰っていきます。

 この辺でそろそろクレアが怪しみだしました。彼女は何かと自分を目の仇にするマリーが何かやろうとしていなかと思い始めたのです。そこで彼女はスパイたちに連絡を取ってマリーを監視することにするのでした。この後、偽デイトンのケーンをしかりつける彼女。「あんたねえ、仕事中にタバコ吸って探偵小説雑誌読むなんて、なんてことしているのよ。デイトンはタバコなんて吸わないわよ。もっと真面目に仕事やんなさい!それに机の上に足を上げるなんてなんて行儀の悪い。同じ顔をしているのに、これだけやることが違うって信じられないわ」このやけに具体的な叱り方に思わず笑ってしまいましたよ。

 さて、スカイレイダース社でのアルバイトの傍らデイトンの山荘に通って飛行機の操縦を教えて貰っていたティム、あっという間に上達しまして、今日が初の単独飛行。これはどうしても見なくちゃということでマリー、会社を休んで山荘へ向います。これをつけていたのがスパイのヘス。彼は山荘でマリーを迎えるデイトンの姿を見て仰天します。「うわ、デイトン生きているやないけ!」彼は急いでヒンチフィールドのオフィスにいたクレアに電話。「ええ、そんな、本当なの、じゃあ、あんたは引き続きそいつを見張ってなさい」ヒンチフィールドはただならぬ彼女の様子に「ねえ、どうしたの、何が起こったの」と聞くのですが彼女は完全無視。これはヒドイ(笑)。

 ヒンチフィールド、この後外出の用意を始めました。

 カーリーは整備員から気になる報告を受けます。偽デイトン、ケーンが木曜日に迫った追撃戦闘機の正式テストの前に自分で飛ばしてみたいと言い出したのだそうです。カーリーは「準備できたらすぐにって言ってたのか、それで準備ができるのは・・・何、2時間後に完了だって?」カーリー、慌ててデイトンの山荘に電話を掛けたのですが誰も出ません。なぜならデイトン、マリーはティムの単独飛行を見物していたからです。

 ティムの単独飛行は初めてとは思えぬ素晴らしいものでした。下で見ているデイトンも「あいつは天才か」と驚くくらい。調子に乗ったティム、今度は錐揉み飛行まで披露します。でもこれが不味かった。部品がぽろりと外れて昇降舵用のケーブルに挟まってしまったのです。これで上昇できなくなったティムの飛行機、どんどん地上に向って降下します。

 第七章 「炎の災厄」に続きます。

第七章「炎の災厄」 地上へ降下していくティムの飛行機。デイトンとマリーが「これはもう駄目だ」と目を伏せた瞬間、ティムはワイヤーに挟まっていた消火器を発見。これを取り除いてこのピンチから脱したのでした。無事着陸したティムを迎えたデイトン、「ティム、スタント飛行は早すぎるよ」マリーは「あたし、10年寿命が縮まっちゃったわよ」だって(笑)。三人は山荘へ戻ります。

 この時スカイレイダー社ではカーリーが電話を前に考え中。山荘のデイトンは電話にでない、警察に電話しても信じて貰えないだろう・・・、カーリー、ついに決心して偽デイトンのオフィスに乗り込みます。彼はデスクにふんぞり返っている偽デイトン、ケーンに「やい、お前に追撃戦闘機のテストはやらせないぞ、お前は偽者だ、ちゃんと分かっているんだ」カーリーがわっと飛び掛って二人の殴り合いになります。ここにやってきたのがクレア。彼女はブックスタンドを手に取るとぼかすかケーンを殴っているカーリーの頭にごっ!カーリー堪らず昏倒します。クレア、ケーンを助け起こして「カーリーは私がごまかしておくからあんたはすぐに飛行機に乗りなさい」

 ケーン、急いで飛行場に行き整備員に用意をさせます。一方、目を覚ましたカーリー、ふらつく頭で山荘へ電話。ティムが受話器を取ったのですが「大変だ、偽デイトンに飛行機を奪われ」まで喋ったところでまたクレアが頭をごっ!再び昏倒するカーリー。これはヒドイ(大笑い)。この奇妙な電話の切れ方に何か起こったと直感したデイトン、すぐにティムとマリーを連れて飛行機で舞い上がります。そして上手い具合に上昇してきた追撃戦闘機を発見。その後をつけるのでした。

 ケーン、草原に作られた秘密の飛行場に追撃戦闘機を着陸させます。待っていたフェリックス、満面の笑顔で「よーし、良くやった。ケーン、飛行機はさっそく格納庫に入れておいてくれ」彼は自慢のヘリコプターで帰途につきます。それをみたデイトン、マリーに「君はあのヘリコプターの後をつけて敵の本拠を見つけてくれ。僕はパラシュート降下して追撃戦闘機を取り戻す」デイトン、ぱっと飛行機から飛び出します。

 マリーは彼の言いつけどおりヘリコプターをつけてあのビルの屋上に着陸するのを確認、急いで秘密飛行場の方へ戻ります。

 一方デイトン、格納庫に忍び込みます。追撃戦闘機を見つけて乗り込もうとしたのですがスパイと整備員がやってきた。彼はあっという間に発見され二人の敵と戦うことになります。この時整備員の持ってきたバーナーが火がついたまま!ごろんと転がって燃料のドラム缶に引火しちゃった。スパイと整備員、デイトンを殴り倒して「いかん、すぐ逃げるのだ」彼らが飛び出した直後、格納庫は大爆発を起こして吹き飛んでしまったところで

 第八章 「危険への突入」に続きます。

 第八章 「危険への突入」

スパイたちと殴り合っているデイトン。マリーとティムの飛行機が戻ってきます。スパイと整備員はデイトンを殴り倒して外へ飛び出します。どかーん、爆発が起こって格納庫の壁が吹き飛んでしまいました。上空から燃えている格納庫を見つけたティムとマリー、「あの中にデイトンがいるかも知れない!」ということで緊急着陸。これをスパイと整備員エヴァンズがぼんやり見ている場面がおかしい。なんてったってエヴァンズが「あれ、誰だい」と聞くとスパイが「火事を見に来た野次馬だろう」なんて言うのですから。

 ティム、その二人に!「ディトンが中にいるのですか」と尋ねます。スパイはにやっとして「そうだよ」ティムは燃える格納庫へ駆け込んでいきました。また整備員のエヴァンズ、これを聞いて「ええ、さっきの男、キャプテン・デイトンなの。だったら助けなきゃ!」といきなり心変わり。彼は止めようとするスパイと殴りあいになります。スパイ、エヴァンスをノシて逃げ出します。

 格納庫へ飛び込んだティム、デイトンと協力して追撃戦闘機を格納庫の外に出すことに成功します。失神から目覚めたエヴァンス、デイトンの手を握って「いやー、あなたがデイトン大尉ですか、先の大戦で兄の命を救ってくれてありがとうございます」これが彼の寝返りの理由だったらしい。エヴァンスはさらに罪滅ぼしのつもりか「組織のボスはフェリックスという男でビルのペントハウスにアジトを構えています」なんてぺらぺら喋っちゃう。これを聞いたマリーは「さっき私が見つけたビルね」

 さて、ヘリコプターでアジトに戻ったフェリックスとケーン、秘密飛行場に連絡がつかないのでいらいら。フェリックスは部下のマードックにヘリコプターで飛行場の様子を見てくるように命じます。ところがこのマードック、ティムの「おじさん、おじさん、火事であんたの友達が大火傷しているよ、あそこの家で唸ってるよ」という言葉に騙されて待ち構えていたデイトンたちに捕まってしまったのです。

 そしてデイトンはマードックのヘリコプターに乗り込みマリーたちの飛行機に先導されてフェリックスのアジトへ向います。そのアジトではケーンが仕事の報酬である金を取ってくると言って外出したフェリックスの帰りを待っておりました。彼はヘリコプターのエンジン音を聞きつけて外へ出ます。降りてきたのはマードック・・・ではなくもちろんデイトン。「ややや、お前は本物か」たちまち殴りあい。二人はお互いをビルから落とそうとして死に物狂いで戦います。顔が同じなら服装もまったく同じ、すぐに見分けがつかなくなってしまいました。

 これを下から見た野次馬たちが大騒ぎ。警察にも通報されてパトカーが駆けつけてきます。そしてついに一人がビルから落っこちた。落ちたのはデイトンかそれともケーンか、観客をどきどきさせつつ(まあ、決まっておりますが)

 第九章 「苦痛の試練」に続きます。

 

第九章   「苦痛の試練」

ビルの屋上で争うデイトンとケイン。おっと、へリックスが戻ってきました。同時にデイトンとケインのどちらかかが屋上から転落。はるか下の路上に落ちてぐしゃり。平べったくなってしまいました。へリックス、残った一人に「おい、一体どうしたのだ」と声を掛けます。振り返った男は「俺はケーンだけど落ちたのはデイトンだ」下ではパトカーや野次馬が集まって大騒ぎ。「もうすぐ警察がこのペントハウスにやってくる。話は俺がする。お前は酒を一杯やって気を落ち着けろ」

 もちろん、ケーンと名乗ったのはデイトンですけどね(笑)。

 まもなく二人の警察官がやってきます。彼らはケーン(デイトン)の姿を見て「しぇーっ」と飛び上がります。「落ちて死んだ男とそっくりだ。これは幽霊か」ここでへリックス、進み出て「警察の旦那方。こいつはデイトン大尉のそっくりさんで、彼が開発していた追撃戦闘機を盗もうとしたのだ」ケーン=デイトン、驚きまして「何を、お前こそ、凶悪無比なスパイのくせに。それに俺はデイトンだ。落ちたのは偽者ケーンの方だ」しかしへリックスひるむどころか「ははは、私はデイトンの会社に投資しているのだ。スパイのはずがない。それにお前がデイトンだって、ウソつけ、酒を飲んでいるではないか。本物のデイトンは下戸なのだ」

 なるほど、あの一杯やれという台詞が罠だったのですな。

 これでデイトン、警察官二人に連行されてしまいました。彼らを見送ったへリックス。荷造りを始めます。どうやら、このまま逃げてしまうつもりのようです。

 もっとも連行された警察署でデイトンの身元はすぐに確認されるので、これは単なる時間稼ぎにしかならなかったみたい。警察署長はすぐに警察官をへリックス捕縛に向かわせるのですが、時すでに遅し。へリックスはヘリコプターを使って逃走していたのであります。

 さて、追撃戦闘機をスカイレイダース社まで空輸しているティムとマリー。いつの間にか夜になっておりましてしかも激しい嵐。彼らはどうやら機位を見失っているようで、LAとソルトレイクシティの間にいるんじゃないかぐらいのことしか分かっていません。カーリー、二人に無線でいろいろ聞いて彼らのおおよその位置を割り出すことに成功。「あ、このままではシェラネバダ山脈に激突だ、上昇するのだ!」デイトンもカーリーから無線連絡を受けDC-3輸送機を駆って彼らの救助に向かいます。

 追撃戦闘機、一端上昇したもののいつの間にか高度を失いティムとマリーが気がついた時にはもう山が目の前に迫っていたのです。「危ない、ティム」というマリーの叫びでもう一回上昇。しかしこのプレッシャーに耐えられなくなったのかティムは失神してしまうのです。彼の意識を取り戻させようとするマリーの努力もむなしく追撃戦闘機は山目掛けてまっしぐら。

第十章 「運命の閃光」に続きます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『Sky Raiders』(1941) #1

 

Sky Raiders』(1941) #1

 航空アクションシリアル。シリアルはどうしても長いことやるものですからお話が単調になりすぎなのですが、この『Sky Raiders』はいろいろな趣向を取り入れて飽きさせないつくりになっております。意外と面白いです。

のっけから様々な軍用航空機が飛び回る勇壮なオープニングであります。それから字幕で基本設定の説明。「先の大戦の英雄ボブ・デイトン大佐(ドナルド・ウッズ)は盟友のエド・カーリー大尉(ロバート・アームストロング)と共にすでに国家防衛組織スカイレイダース社を結成していた。スカイレイダース社の本部はカリフォルニアのある空港に秘密裏に作られ沈着冷静な最高指揮官デイトン大佐のもと、日夜 さまざまな悪事を企むスパイ フェリックス・リンクス(エドワルド・チネーリ)に敢然と挑戦していた。快速戦闘機、それはスカイレイダースの誇る最新鋭戦闘機。世界でもっとも進んだ戦闘機で、その快速は他の追随を許さない。フェリックス撃退の準備はできた!」

 第一章「災厄の翼」

 えー、このフェリックスがスカイレイダースで完成、テスト飛行に挑もうとしている快速戦闘機を盗んで他国へ売りつけようとしていたのであります。ニューヨークのビルに構えた本拠でスカイレイダース社の会計監査係りのヒンチヒールド(アーヴィン・ミッチェル)に「お前、戦闘機の情報何で持ってこないんだ」と聞いているフェリックス。ん、ということはこのヒンチヒールド、裏切り者らしい。「それが機体のアイデアは全部デイトンの頭の中にあるのです。設計図さえ起こしていないのですから、盗もうにも盗めないのです」弱ったフェリックス、ぽんと手のひらを打って部下を手招き。「ん、こうなったら戦闘機そのものを盗んでくればいいのだ。お前、ヒンチヒールドと一緒にカリフォルニアへ行って戦闘機奪ってこいや」部下はびっくりします。「えー!ボス、そんな盗めってどうやってやるんすか」「俺は命令するのが仕事。お前はその命令に従うのが仕事。したがってどうやるか考えるのもお前の仕事」酷い上司だなあ(笑)。

 さて、ぱっと場面は飛んでカリフォルニアのスカイレイダース社のデイトンのオフィス。彼は激しくカーリーと口論しています。「そんな俺がテストパイロットやらなくって他の誰がやれるっての」「もうあんたはそんな年じゃないから、大人しく若い者に任せればいいんだよ」どうやらデイトン、いつまでもテストパイロットをやっていたいタイプの人のようですが、周囲はなんとかやめて欲しいと思っているらしい。

 そんなこんなでテストの日。陸軍より立会いのためにフレッチャー将軍(ロイ・ゴードン)が部下のロング大尉(アレックス・カラム)を連れて登場。さっそくテストが始められたのでした・・・、いや、まだです、テストを指揮する筈のデイトンが現れません。将軍は彼の秘書マリー・ブレイク(キャサリーン・アダムス)を呼びに行かせようとしたのですが、その時無人の筈の快速戦闘機が飛び上がった。さては何者かに盗まれたか、大変だ、大変だ、警察に電話しろとうろたえ騒ぐフレッチャー将軍とカーリー。しかし、なんとその戦闘機を操縦しているパイロットはデイトンでした。彼はテストパイロットやりたさにこそっと飛行機に乗り込んでいたのであります。

 これが分かってほっとする将軍。でも同時にちょっとムッとしていて「こんな冗談はこれきりにして欲しいものだな」と苦い顔。

 快速戦闘機はその名に違わぬ素晴らしいスピードで高空へ上昇。そして錐揉み飛行や宙返り、急降下などを披露します。将軍は息を飲んで「スピードはもちろん、あの機動性も素晴らしい。空中戦で絶対負けないぞ」近くの野原では三人のスパイが双眼鏡でこの模様を見ております。ところが急降下中の戦闘機のエンジンが突然ぷすぷす言い出した。デイトン、なんとか地上への激突を避け、再び上昇に転じます。するとエンジンの調子が回復したものですから、もう一度やってみようとまた急降下。再びエンジンの調子が落ちて、やむなく野原に緊急着陸することになります。その地点がちょうど、三人のスパイがいたところであったという・・・。

 この偶然に喜んだスパイたち、降りてエンジンを調べ始めたデイトンにわっと襲い掛かったのでした。

 戦闘機がなかなか戻ってこないのでまた騒ぎ始めた将軍達。「またいたずらかね、なんて人騒がせな男なんだ」とお冠の将軍。と、その時飛行機が戻ってきました。ほっとした一同でしたが、この後がいけません。三度、戦闘機のエンジンの調子が悪くなって今度は滑走路にどかーん、戦闘機が大爆発したところで

 第二章「嵐駆ける死」に続きます。

第二章「嵐駆ける死」

 このデイトンの死亡間違いなしの事故を見て、大ショックのマリー、オフィスに駆け戻ってわんわん泣き喚きます。しかし、その直後、デイトンが将軍達と楽しげに話しながら目の前を通り過ぎていったではありませんか。呆然とするマリー。もちろん、あの墜落した飛行機に乗っていたのはスパイの一人だったと言う訳ですね。将軍は九死に一生を得たカタチのデイトンに「んじゃあ、次のテスト飛行が決まったら知らせてくれたまえ。それからくれぐれも気をつけてくれよ、君に死なれたりしたら航空業界は大きな損害を被ることになるからな」と言って帰っていきます。

 さて、最初の作戦にまんまと失敗したフェリックス、次はどうしてくれようかと頭を悩ませております。そんな彼に声を掛けたのが情婦のクレア(ジャクリーン・ダリア)。「デイトンは自分の頭でデーターを覚えているんでしょ?だったら本人を捕まえればいいじゃない」「うむ、それだ」と手を打ったフェリックス、さっそく無線でカリフォルニアの部下たちに連絡です。部下達、「えー、デイトンを攫えって?そんなん一体どうすりゃいいんだよ」どうもボヤキが多い部下達ですね。

 さて、そのデイトン、ラジコン大会審査のためにデンバーへ出発します。行き先を知っているのはマリーだけなのですが、ヒンチヒールドは彼の飛行機が飛び去った方向をフェリックスに連絡。さっそく部下が戦闘機を使って追っかけるのです。これでマリーは彼のことを疑い始めるのでした。

 戦闘機はデイトンの高翼単葉の飛行機に襲い掛かります。デイトンは巧みな起動でこれを回避、それどころか、戦闘機のコースに立ちふさがり衝突させてついに撃墜してしまったのです。デイトンの飛行機は片方の着陸脚を失ったけれども名パイロットの彼にしてみればたいしたことはなし。見事デンバーの飛行場に片足着陸を決めたのであります。

 さっそくその足でラジコン大会へ。ここで新たな登場人物ティム・ブライアント少年(ビリー・ハロップ)です。彼はラジコンを巧みに操ってデイトンを驚かせたのですが、最後の最後でミス。墜落させてしまったのでした。「ああ、これでスカイレイダース奨学金も駄目になっちまった」と肩を落とすデイトン。どうやらスカイレイダース社、前途有望な航空少年達のために奨学金制度を設立しているらしい。ティムはラジコン大会で優勝を逃がしてしまったため、この奨学金を受け取ることができなくなったのです。

 さて、今度はフェリックスの情婦、クレアが出動。彼女はラジコン大会の表彰式が行われるラジオ局に急行、表彰式の客に成りすましたのです。そうとも知らずデイトン、一位の少年に「奨学金は君のものだ、おめでとう」なんてやっております。そして次に彼が呼び出したのは意外なことにティムでした。戸惑いながらマイクの前に立ったティムにデイトンは「君は勝てなかったけれども、君の飛行機と操縦技術には見るべきものがある。だから夏の間だけ、ウチでアルバイトしてみないかね」もちろん、大喜びではいと叫ぶティムであります。

 さあ、表彰式が終わってすぐにカリフォルニアへ帰ろうというデイトン。大嵐の中を飛び立ちます。あれ、飛行機にもう一人乗っているような・・・、あ、あれは女だ、クレアだ、一体全体何が起こったというのでしょう。実はこのクレア、母親が危篤ですぐカリフォルニアへ戻らなければならない、だからあなたの飛行機に乗せてと頼み込んだのですなあ。好漢デイトンがそんな願いを拒否するはずがありません。このことを管制塔から知らされたカーリー、「ちょ、なんてうまいことやってんだ、ウチの社長は!」と悔しげに叫びます。心配して夜中だというのに会社へ戻ってきたマリー、これを聞いて複雑な顔をするのが面白い。

 さて、嵐の中を飛び続けるデイトン機。いきなり落雷でエンジンストップ、デイトンはなんとか機首を持ち上げたのですがエンジンがなければどうにもなりません。そのまま地上へ不時着、飛行機はひっくり返って大爆発したところで

 第三章「裏切りの鐘」に続きます。

第三章 「裏切りの鐘」 

雷にうたれたエンジンが停止します。悲鳴を上げるクレアですが、デイトンはこの大ピンチにも動じません。彼は「こうなったらパラシュート降下だ!」と叫んでクレアをしっかり抱くと空中に身を躍らせます。ぱっとパラシュートが開いた同時に飛行機が地上に激突して大爆発!

 地上へ降下した二人は近くの農家に明かりがついているのをみて助けを求めます。この農家でお留守番をしていたのが偶然にもエア・ユース・アメリカの会員であるジャック君(ビリー・コーディ・ジュニア)。彼は憧れの英雄の来訪に大喜びで乾いた服、暖かい食事を用意してくれたのでした。さらにジャック君の無線を借りてとりあえずの無事をスカイレイダース本部に連絡します。これを聞いたカーリー、マリーは一安心。「これでようやく眠れるよ」と帰って行ったのでした。

 ところがこの無線をスパイたちが傍受していたのです。スパイたちは「よし、飛行機は使えないから車でこの農場を目指すのだ。何一晩走ればなんとかなるだろう」降りしきる雨の中を早速出発。熱心なことであります。さて、翌朝、すっかり雨も上がっていい天気。カーリーは飛行機でデイトンを迎えに行くことになります。マリー、一緒に行けないというのでぷんすか。一方、スパイのほうもどんどん車を走らせております。いつもより余計に走らせております。さあ、どちらが早く農場に着くのでしょうか。

 わずかにカーリーが早かった。彼の飛行機のエンジン音を聞いたデイトンたちは大喜びで外に出て「ハイウェイに着陸するのだ」といささかムチャな指示をします(笑)。そして降りてくるのを待っていたら、「あ、向こうから車が来るぞ、おーい、おーい、飛行機が下りるまで待ってくれ、止まった、あれ、人が降りて来た、ああ、みんなピストル持っているじゃないか」お察しの通り、この車はスパイたちのものだったのです。スパイたち、ジャックとクレアにピストルを突きつけて「やい、このガキとスケを酷い目に会わせたくなかったら車に乗るのだ」拉致してしまいました。この時ジャックは隙を見て逃げ出すのですが、スパイたちは無視。デイトンさえ捕まえればこっちのものだからです。

 ジャックはこの後着陸したカーリーに「大変だ、デイトンさんが攫われました。あの車ですよ」と伝えます。「よっしゃ、まかしとき」と胸を叩いたカーリー、再び空に舞い上がります。この間にジャック君は警察に電話。パトカーが出動します。カーリーは車を追跡して飛び越した直後に着陸するという荒業で車を止めます。ぱっと飛び出してくるスパイたち。この時デイトン隙をみて車から飛び出しカーリーと協力してスパイたちをぼこぼこにするのでした。パトカーがようやく到着します。慌てたスパイたち、車に飛び込んで逃走します。デイトンとカーリーは「おい、あれが悪漢だ、追いかけてくれ」と頼むのですが、警察官は「ハイウェイに着陸した罪」でカーリーを逮捕してしまいます。

 スパイたちの企みは不成功に終わりましたが、それでもまだクレアの正体はばれていません。クレアは図々しくもまたデイトンに電話を掛けてきて、「母が亡くなってしまいましたの、くすん、くすん」 彼はすっかり同情してしまいまして、彼女のホテルへ向います。そして彼女を慰めて「なんか力になれることがあったら何でも言ってください」なんてやってます。お人よしです(笑)。このお人よしがじゃ、またと帰っていくと、その後からちゃーんとスパイが後をつけていくのであります。車に乗り込むデイトン、その後部座席にスパイの一人ティールが潜んでいました。デイトンにピストルを突きつけたティール、「やい、俺様の言うとおりに車を走らせるのだ」しかも後からスパイたちの車がやってきた。デイトン、またまた大ピーンチ。

 何を考えたかデイトン、車を最大速度で驀進させます。これで警察の注意を引こうというのです。ティールはピストルを突きつけているのですが、このスピードでデイトンを射殺したら自分も助からぬということで何にもできません。そしてデイトンの目論見どおり白バイが二台の車に気付いて追いかけてきた。車で追っかけていたスパイたちは慌てて、「やばい、車をとめろ、白バイをやり過ごすのだ」一方、デイトンは車のスピードを緩めません。焦ったティール、彼からハンドルを奪おうとしてもみ合いになります。車が蛇行して、ついに崖から飛び出した。落下して大爆発したところで

 第四章「雲中の戦い」に続きます。

第四章「雲中の戦い」

 例によってデイトンとティールは崖から飛び出す寸前に車から転げ出ている訳で。デイトンはティールを殴り倒して追いかけてきた白バイ警官に引き渡すのでした。彼は警察の署長に「このことはどうか秘密にしておいて下さい」と頼みます。まあ、カーリーやマリーを心配させないようにという配慮なのかも知れませんが、警察からの電話を盗み聞きしたマリーに全部知られちゃいました。大いに心配になった彼女はカーリーをランチに誘って相談。デイトンにボディガードを頼もうではないかということになります。もっともデイトンはそんなボディガードなんていらないよと拒否するのでありますが。

 この時やってきたのがティム・ブライアント。デイトン喜んで彼をスカイレイダース社の工場案内に連れ出すのでした。しかしある組み立て工場で行員がいきなりピストルを取り出して「デイトン、貴様は人殺しだ、貴様の作る兵器が人を殺しているのだ、この俺が天に代わって成敗してくれる!」ティム、素早くこの行員に飛びつき殴り倒してしまいます。この手柄を見たマリーとカーリー、頷き合って「よし、ボディガードは決まったな」だって。

 さて、あの後、クレアはどうなったのでしょう。実は彼女、ニューヨークに戻っていたのです。空港からフェリックス自慢のヘリコプターに乗せてもらって彼のオフィスに直行します。フェリックス、にやにやしながら「君に二人のお客を会わせるから」なんて言ってます。お客って誰かしらと好奇心に駆られた彼女の前に現れたのが著名な女性パイロットのイレーネ女伯爵(ジェーン・フェンウィック)と、デイトンその人ではありませんか。女伯爵はともかく(笑)デイトンの出現に腰を抜かしたクレア、喘ぐように「こ、この人はだれ」

 フェリックスが言うことにゃ、この男はジョン・ケーン(ドナルド・ウッズの二役)というデイトンのそっくりさんらしい。彼はこの男と女伯爵を使って新たな悪巧みを考えているようであります。そしてクレアに与えられた新たな使命はヒンチフィールドの秘書としてスカイレイダース社へ潜り込むことでした。何しろ、母をなくして一人ぼっちになった可哀想な娘さんという初期設定が未だに有効ですから(笑)デイトン、簡単に彼女を雇ってしまいます。

 そして次なる仕掛けはイレーネ女伯爵の大陸横断スピード記録挑戦。これでスカイレイダース社の空港を使うことになったのです。デイトンたち、スカイレイダース社の面々、フレッチャー将軍、マスコミ、そして大観衆が待ち受ける中、飛来する女伯爵の飛行機。実はこれにスパイの一人が同乗しておりまして、着陸前に後部のもの入れに隠れたのであります。女伯爵は宙返りを一発決めたあと、見事な着陸を披露し、みなの喝采を浴びるのでした。ラジオのリポーターからマイクを渡されてスピーチを求められた女伯爵。にこやかに「では私の飛行機でデイトンさんにアクロバット飛行をしてもらいたいと思います」

 断りきれずに女伯爵の飛行機で舞い上がるデイトン。これまた宙返りや錐揉み飛行を披露。ところがこの時物入れから這い出してきたスパイがピストルの台尻でデイトンの頭をぽかり。失神させてしまったのです。代わりに操縦桿を握ったスパイ、あらかじめ打ち合わせていた会合地点へ向います。この会合地点にはスパイたちと例のそっくりさん、ジョン・ケーンが待機しておりまして、どうやらデイトンと入れ替わる算段らしい。危うしデントン、大ピンチ。でもさすがは我らのヒーロー、デントン、スパイの予想よりも早く意識を取り戻して襲い掛かったのであります。もみ合いとなって飛行機は落下、崖に激突して大爆発したところで

 第五章「死の爆破」に続きます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月 7日 (土)

3月6日(金) 「ネタばれた学園」

 高見沢みちるが超能力者なんだよね。昨日の日記で書くのを忘れていたけれどもすでに国内版『スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロウ』が到着している。画質はもちろんHD DVDを大きく凌駕したものであり、プロジェクター VPL-VW100のランプ交換直後ということもあって、その光パワーはCGによる独特の画面設計でも実写さながらの立体感を出してくる。ただ、この光量も諸刃の剣であって、最初の水中場面ではトーンジャンプが目立ってしまう弊害もあったが。高さの描写も優れたもので冒頭のヒンデンブルグ、ニューヨーク到着場面では眼下の光景に身震いが出たほどであった。俺はあんなもん絶対乗りたくない(笑)。

 音質は日本盤だけのトゥルーHD 5.1チャンネル。リアチャンネルの音源描写能力が素晴らしく、サラウンドフィールドでスカイキャプテンのP-40、謎の飛行機械がびゅんびゅん飛び回る様は筆舌に尽くしがたい快感なり。ただ、音自体が細身で怜悧であり、野太さが身上のHDオーディオらしからぬイメージであった。

 朝、母親より古くからの知人であるおばさんの死を告げられびっくりする。会社の祖父・父親の同僚で(とは言っても30年くらい前のことであるが)私自身も町内会の仕事でお世話になっていた人であった。謹んでご冥福をお祈りするものである。母親と午後7時からの通夜に出席することにして仕事へ向かう。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。昼飯は膳のラーメン。午後6時過ぎに一旦帰宅して喪服に着替え前述どおり午後7時からの通夜に出席。午後8時に終了。夕食は何もなし。故人の死にショックを受けた母親が何も買っていなかったのである。私もなにやら落ち込んだ気分であって手の込んだものなど欲しくなかったから炊いてあったゴハンをレトルトのカレーで食ったのみ。後は生野菜を少々。ビールは飲まず(今晩までの辛抱だ)、〆のコーヒーは如例。

 その後ハイビジョン録画の『ハーフェーズ ペルシャの詩』を見る。宗教的戒律の中で育まれる愛の物語と言えば聞こえがいいのですが、実際はもう大変っすよ。処女に手を出して孕ませたぐらいならともかく、「覚えていますか、目と目が会った時を」の段階で、せっかく猛勉強して取得したハーフェイズの資格を剥奪され鞭打ち刑に処せられてしまう。さらに母親がリンチに会って殺され、しかも公共の墓地に埋葬することさえ許されない。この辺で私はもうどん引きですよ(笑)。この後娘の結婚相手が二人の愛情を知って、身を引きついに恋愛成就となるハッピーエンドにも納得がいかず彼我の文化的差異の重みというものを思い知らされた一時間半でありました。

 まあ、なんですな、他所様のことをあれこれ言うのははしたないと思うけれども、実際、あまり楽しそうな生活ではありませんな、あの国の庶民層は(笑)。

 ハイビジョン画質は駄目駄目。黒が激しく浮いて黒補正弱でも不自然。画面全体も黄ばんでおり、ちょっと前の韓国映画のような画調である。ステレオ音声も画質に見合ったプアなものでサラウンド感もほとんどなし。

 シャワーを浴びて今度は液晶モニター UNI-LCD24/Bでハイビジョン録画の『燃えよ剣!』を最後まで。池田屋のことを聞き出すために無名の浪士時代から自分を慈しんでくれていた女を拷問に掛ける土方歳三、女はこの後結局自害してしまうのだから、土方もっと悩めばいいのに意外とさばさばしているのがおかしい。これは激動の幕末時代というエクスキューズがなかったら単に出世志向の強いだけの不人情なヤリチン男だぜ(笑)。

 モノクロ画像の画質は駄目。全体が浮いており白黒というより白灰に近いイメージになってしまっている。プロジェクターVPL-VW100なら、黒レベルや黒補正が使えるのだがUNI-LCD24/Bではどうにもならない(というか画質調整が面倒でやる気にならない)ので、今後、このモニターで見るのは古いカラーの映画だけにしようと思う。

 就寝午前2時半。明日は午前中から人間ドックだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月 6日 (金)

3月5日(木) 久蔵猫を噛む

 「あら、ぬしはあちきに会えないもどかしさに猫を噛んだざますか、ああ、ぬしはなんと実のあるお方」これで年期のあけた花魁が紺屋の久蔵の下に嫁いできたという物語。そんな美味い事がめったにあるわけもなし。民主党小沢一郎氏の献金疑惑で逮捕された秘書に民主党議員から「国策逮捕だ」という声が上がっている。国策逮捕、植草氏の時は痴漢容疑で、今回は政治資金規正法違反容疑。闇の権力の人たちも大変だね、いろいろ容疑を考えなくちゃいけないから(笑)。まあ、冗談はさておきこの人たちは日本では三権分立がまったく機能しておらず、検察が政府与党の傀儡であると言っているのに等しいと言っている訳で、よくもまあ、こんな認識で政治家やってられるなと思うのである。

 だって、政権交代とか大規模な政変が起こりそうになったら根拠のない容疑で告発されてしまうのだと思っているのだから。一体どこの国の話だよって、これは日本か(笑)。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。昼飯は面倒だったのでカップヌードルと竹輪一本で済ます。夕食はパックの寿司、豚肉みそ焼き、付け合せの生野菜。寿司もいいけれども、あったかな白いゴハンが食べたいよう。ビールはもちろん飲まず。〆のコーヒーは如例。

 それからハイビジョン録画の『伝染歌』を見る。これがまあ、あなた、『少林少女』もびっくりの酷い映画で(笑)原田眞人監督の『ガンヘッド』以来の大ポカ。とにかく歌った人間がことごとく自殺してしまうという伝染歌というものをモチーフにしたホラーでありながら、そのメカニズムとそれがどうして発生したのか、どうすればそこから逃れられるかの説明があまりにも曖昧模糊で、何が何だか良く分からないううちに終わってしまった。ラストでヒロインが「あの人は自殺したんじゃない、私を助けるために飛び降りたのだ」と???な納得をした挙句、幽霊とデュエットで伝染歌を歌う場面にもびっくり。ひょっとしてこれで観客を感動させようとしているのか?

 登場人物たちの行動にもまったく一貫性、論理性というものがなく、その結果、みんなキチガイのように見えてしまう(笑)。そして最高にまずいのは全編に渡ってちりばめられる笑えないギャグ。あんまり笑えなくてしかも唐突に繰り出されるから、なんだかまるでアングラ演劇のように見える場面すらあったのである。

 あの雑誌のネーミングにも驚かされた。「MASAKA」っていつの時代のセンスだよ、なんだか、星由利子が下っ端編集員やってて、小美人の取材に行くことがあってもおかしくないほど古臭いイメージだよ。

 ハイビジョン画質はビデオ的で発色が薄い。輪郭の強調が強めでジャギーが出ていたのも残念である。ステレオ音声は品位が高く良くサラウンドしていたがそれがどうしたっていうんでぇ!と言いたくなるような映画であった(笑)。

 午後11時過ぎから『ドラキュラ '72』(『Dracula A.D. 1972』)の続き。マレー警部補は決心します。「よし、ヘルシングと孫娘に会ってみよう」

 ジョニーは黒人女性のゲイナー(マーシャ・A・ハント)を自宅に連れ込みます。豪奢な内装とマリファナに酔ったゲイナー、ジョニーと始めます。一方、ヘルシング家でカッシングと面会した警部補、事件のあらましを語って彼の意見を聞くのですが、「それは変質者の仕業でしょう、そういうのは私の専門外です」けんもほろろなカッシング。「いや、でもですねえ、死体からは血が抜き取られていたのですよ、これはカルトの儀式じゃないのですか」カッシング、ぎくり。彼は尋ねます。「首に傷はありましたか」「体中に傷がありました。もちろん首にも」

 次のカッシングの台詞に息を呑む警部補。「それは吸血鬼の仕業です。体中の傷跡は首のそれをカモフラージュするためのものだ!」当然ながらカッシングの爆弾発言に警部補は半信半疑であります。警部補は複雑な表情を見せて、「き、吸血鬼ですか、まあ、そんなこともあるかもしれませんなあ。ところで、ジェシカさんはどうしたのです。彼女にも聞きたいことがあるのですが。殺されたローラは彼女の友達だったんですよ」「しぇーっ」カッシング飛び上がります。

 その時絶好のタイミングでボブ(フィリップ・ミラー)に送られてジェシカが帰って来た。カッシングは慌てて彼女に昨晩のことを問いただします。ローラの死体が発見されたことを聞いて大ショックのジェシカですが、それでも力を振り絞って彼や警部補に昨晩起こったことを説明します。「でも、その時ローラは生きていました。叫んでいたんです」その彼女を置いて逃げたのはあなた方ですけどね(笑)。「他のみんなは今、ジョーの家に集まっていると思います」マレー警部補と部下は若者達に話を聞くためにジョーの家へ向かいます。

 カッシングはなおも質問します。「ジェシカ、ジョニーというのは何者なのだ」「ジョニー・アルカードよ、数ヶ月前にパーティであったの。どこから来たのかは知らないわ」その夜書斎でじっと考え込むカッシング。彼の目の前にある紙にはALUCARDと書いてあります。これを反対から読むとDRACULAとなって、「ウウーム、ジョニー・アルカードはドラキュラの弟子の子孫なのだ」という結論に至ります。このままではジェシカが危ない!

 そのジョニー、ゲイナーと伴って教会へ侵入。現れたのはもちろんドラキュラ。しかし今宵のドラキュラはことのほか機嫌が悪い。「何ザマス、そんな女は違うザマス、ジェシカを連れてくるザマス!」でもドラキュラ、やっぱり「それはそうとして頂くザマス」ゲイナー、ちゅーちゅー吸われてしまいました。この様子を夢の中で見て絶叫するジェシカ。驚いて飛んできたカッシング、彼女を守るために首に十字架を掛けさせるのでした。

 お食事が終わったドラキュラ、口元をマントで拭いながら「げっぷザマス、お前、この死体を捨ててくるザマス、そして今度は間違いなくジェシカ連れてくるざます」ジョニーはへへーと平伏しながらも「ではそのためにも私に不死をおあたえくださいませ」これでジョニーも名実ともに吸血鬼になったとさ。

 ジョニー、車にゲイナーの死体を乗せて出発。とある池のほとりで止まるとドアを開けて「おら!」死体をがすと蹴りだします。ゲイナーの死体はころころと転がって池にざぶん。やっぱりこいつの死体の処理の仕方はぞんざいだ(笑)。この男、この直後にコインランドリーから出てきた女をやっつけて「頂きまーす」ってんで血を吸っちゃった。

 翌日、カッシングは教会へ行って小瓶に聖水を取った後、マレー警部補を尋ねます。その時新たな犠牲者が二人出た。しかもそのうちの一人はジェシカの友達で首に傷があった、ということを聞いたカッシング、「それはもう吸血鬼の仕業に間違いありません。私の祖父は吸血鬼と戦って死んだのです。吸血鬼の犠牲者もまた吸血鬼となる。早く止めないと大変なことになりますよ」これでようやく信じる気になったマレー警部補。彼はカッシングの指示に従って教会の監視をとくことにします。「ジョニー・アルカードは吸血鬼の手下です。彼を発見して尾行してください」

 しかし、結局彼らは吸血鬼に先手を許すことになります。ボブがあの店、洞窟でジョニーに出会ってしまったのです。その後ボブは何事もなかったかのようにジェシカを尋ねるのですが彼の首には似合わぬ(笑)スカーフが巻かれております。これは怪しい。ボブはジェシカを「ジョニーがつかまった。今、洞窟にみんな集まって供述書書いている。君にも来て欲しい」と言って誘い出します。これも物凄く怪しい。

 もちろん、これは罠。洞窟で待っていたのはジョニーで、すでにボブも彼に血を吸われて仲間になっていたのです。これに気がついて「ヒーッ」と失神するジェシカ。ジョニーは彼女に襲い掛かろうとするボブを止めて「馬鹿者、彼女はあのお方の獲物だ。あのお方のところへ運ぶのだ」

 警察からの帰り道、自宅へ電話したカッシングはお手伝いさんからジェシカがボブに誘われて洞窟に行ったことを聞かされます。これは罠だと直感したカッシング、洞窟へ行くのですが、ここは麻薬捜査のために警察で封鎖されております。裏口から中へ入ってみると、もう封鎖なんんていい加減なんだから(笑)、床にジェシカにつけさせていた十字架が落ちていたではありませんか。カッシング、彼女がすでに吸血鬼の手におちたことを知って半狂乱。偶然出会ったジェシカの友達に住所を教えて貰ってジョニーの家へ急行します。

 そのジョニー、夜明けが近づいてきたのでいそいそと自分が寝る棺桶の用意(笑)。カッシング、そこを襲って聖書と十字架を棺桶に投げ込んでしまいました。「げえ、おれ、棺桶寝れないじゃん」と怒り狂うジョニー(笑)。彼はナイフで反撃し、カッシングの腕を切り裂きます。しかし、カッシング、カーテンの隙間から差し込んできた日光を鏡を使ってジョニーに照射!「ぎゃー、ヒーっ」ジョニー、後ずさるジョニー、上手い具合にバスタブに倒れこんでしまいました。おまけに倒れるときにシャワーのバルブを偶然捻っちゃったものですから水がじゃー。吸血鬼にとって流水は毒にも等しい弱点。ジョニー、絶命します。

 ここでマレー警部補と部下が到着。彼らはようやくジョニーの家を突き止めたのです。カッシングは「奴は教会に潜んでいる。ジェシカを攫って彼女を吸血鬼にするつもりなのだ。これは100年を掛けた彼の復讐なのだよ」カッシング、マレー警部補にとにかく自分ひとりでやらせてくれ、教会へ誰も近づけないでくれと懇願。フツーだったら一顧だにされない話ですが、何しろバスタブで顔を白くして死んでいるジョニーがいる。マレー警部補はカッシングの願いを受け入れるのでした。

 カッシングはスコップや杭、十字架などの吸血鬼退治セットをカバンにつめて教会へ赴きます。思ったとおり祭壇に寝かされているジェシカ。カッシングは彼女の首に十字架を掛けて「私ではお前を目覚めさせることはできない。奴にしかできないのだ」それから杭をするどく尖らせて墓穴の底にセット。これで吸血鬼撃退の準備は出来た!

 夜の闇が迫ってきました。ドラキュラが現れます。同時にジェシカも意識を取り戻して立ち上がります。「よし、さっそく頂くザマス」と思ったドラキュラでしたが十字架に気づいて「げえっザマス!」ドラキュラ、目を背けてなるべく見ないようにして彼女の首から十字架をもぎ取ります。その十字架が手に焼き付いてジュー。「ひいいザマス」と苦痛の叫びを上げるドラキュラです。

 そしてぱっと現れたカッシング、「このドラキュラめ、もういつまでもお前の好き勝手にはさせん、正義は必ず勝つ!」がーっと戦いになる訳です。カッシングとドラキュラ争ううちに2階へと上がります。カッシングはドラキュラが見せた僅かな隙を見逃すことなく銀のナイフで胸をぐさーっ。「ぎゃああザマス」2階から落下するドラキュラ。これで彼の運命は決まったかに思えたのですが、なんと操られたジェシカがドラキュラの胸からナイフを抜いてしまったのでした。ドラキュラ復活です。

 カッシング、2階から駆け下りると外へドラキュラを誘い出します。そして最後の手段で聖水を入れた小瓶を取り出し、蓋を開けて中身をドラキュラにばしゃり。全身に聖水を浴びたドラキュラ「ひいい、ひいい、ザマス!」彼は例の杭を仕掛けた墓穴の中へどさ。胸を刺し貫かれてしまいました。そこをカッシングが上からスコップでぐいぐい押し込んだものですからもうたまりません。杭が深く深く食い込んだドラキュラ、ついにその最後を迎えたのです。

 エンドクレジット。

 その後ちびちび見ていたハイビジョン録画の『鞍馬天狗 黄金地獄』を見る。明治初頭の悪徳外国業者ヤコブ商会が粗悪な金貨を作って不正な金儲けを企んだ。その陰謀に気がついた鞍馬天狗が杉作少年の手を借りて大活躍という映画なのだが、意外とシビアな展開になっているのに驚いた。まず杉作の姉、彼女は盲目であり、鞍馬天狗こと倉田の援助でヘボン先生の治療を受けて回復に向かうのだがそれには目に光を当てないことが絶対の条件となる。しかし、ラスト近くでこの姉は鞍馬天狗を助けるために自らその眼帯をむしりとり、かろうじて見える目で爆弾の導火線を消し止めるのである。しかもその後銃撃を浴びて死んでしまうのだ。

 鞍馬天狗自身も多数の敵と切り結びなんとか勝利を得るが体中をずたずたに切られ担架に乗せられて退場。私などは鞍馬天狗はもっと楽しく明るい勧善懲悪の物語と思っていたのでちょっとびっくりしてしまいましたわい。

 ハイビジョン画質はまあ、あまり誉められたものではない。解像度が極端に低くハイビジョン化の恩恵をほとんど受けていないし、途中酷い傷もあった。音声もめりはりがなく台詞の聞き取りが難しい。

 その後だらだらテレビを見て午前2時半就寝。今日も割りとすんなり寝られた。これだけでちょっと幸せ(笑)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『SF/ボディ・スナッチャー』(『Invasion of the Body Snatchers 』 1978年)

 

SF/ボディ・スナッチャー』(『Invasion of the Body Snatchers 』 1978年)

 F・カウフマン監督による、ジャック・フイニーの傑作小説「盗まれた街」の二度目の映画化作品であります。一度目の映画化作品『ボディスナッチャー 恐怖の街』が共産主義への恐怖と警戒をモチーフにしていたのに対し、『SF/ボディスナッチャー』は現代人の人間関係に対する漠とした不安をSF・ホラーの形を借りて具象化しようと試みているようであります。

月の表面のような光景の異星にうごめく半透明の塊。これがぶつぶつと千切れて空へ舞い上がります。そのままどこまでもどこまでも果ては宇宙空間すら突破して目指したのが地球。サンフランシスコであります。

 オープニングクレジットが続いている間、この不気味な半透明のモノは地球の植物に付着。雨の中、中心から細い糸のようなものをぬめぬめと伸ばします。それは急速に成長し赤い美しい花を咲かせるのでした。通りがかった本編のヒロイン、エリザベス・ドリスコール(ブルック・アダムス)は止せばいいのにこの花を摘んで持ち帰り同棲相手のジェフリー(アート・ヒンドル)に見せて「これは珍しい花よ、二種類の花粉を受粉してまったく別の種類の花を咲かせるエピロビックというやつだわ。これはギリシャ語で豆のサヤの上、という意味なの」エリザベスさん、観客に分かりやすい説明どうもありがとうございます(笑)。

 次に登場するのがドナルド・サザーランド演ずるところのマシュー・ベネル。彼は衛生局の役員でありまして、今日も今日とて料理屋の厨房に突撃、スープの中から黒い小さな塊をつまみ上げて「おい、おやじ、こらなんや、ネズミの糞やないや、この店営業停止たい!」なんてやってます。これで怨まれて店員に車のフロントガラスを割られたりするのですがそんなことで決してめげたりするものですか。仕事のあと、彼はエリザベスに電話を掛けて「あー、明日、おれ、会議でおらんたい、だけん、いつもよりはよう来てからくさ、鑑定試験ばしちゃらんね」

 しぶしぶその頼みを受けたエリザベス。ジェフリーと一緒にお休み。その枕元にはコップの水につけられた例の花が・・・。

 翌朝、エリザベスは花が入っていたコップが床に落ちて割れていることに気がつきます。その破片をもくもくと片付けるジェフリー。そんな彼にエリザベスは強い違和感を抱かずにはいられませんでした。彼女は衛生局に出勤、早速ジェフリーが変なのとマシューに相談するのですが、マシュー、真面目に取り合ってくれず「はははは、歯医者やらいうたら、あんた、元から変なのがおおかろうが」意外と酷いことを言いますな、この人は(笑)。憮然とするエリザベス、その彼女を周囲の人間が奇妙な熱心さで見ているのがたいへん不気味悪い。

 それでもエリザベスの不安感はぬぐえません。ジェフリーは今まで大好きだったバスケットボールの試合も行くことをやめてしまったりします。彼は知らない人間の車に乗り込んでどこかへ行ってしまいます。これでたまらなくなったエリザベス、エプロンかけて中華料理作っているマシューのところへ行くのでした。

 エリザベスは中華料理食べながら「変なことを言うようだけれども、ジェフリーはもうジェフリーじゃない。同じ姿形をしているけれどもあれは別人なのよ」マシューはさすがに彼女のことが心配になったと見えて「明日、キブナーに会ってみんや、彼ならあんたの不安を解消してくれるばい」「キブナーって精神科医でしょ、私、○○○イじゃないわよ」まあ、それでもマシューと話したお陰でエリザベスはずいぶんと落ち着いたようです。

 しかし、その翌朝、今度はマシュー自身が奇妙な出来事を体験します。中国人経営のクリーニング屋へ服を出しに行ったら、そこの店主から「うちの奥さん、いなくなったアル」と耳打ちされたのです。マシューは「ばってん、今、レジにおるやないね」店主は首をぷるぷると振って「いんや、あれはうちの奥さんじゃないアル、あんなの奥さんじゃないアル」

 そしてそのすぐ後に憔悴したエリザベスがオフィスにやってきます。彼女はジェフリーの歯科医院に行ったのですが、その時ジェフリーが身も知らぬ人々と会って何かをやりとりしたのを見たというのであります。彼女はその後一日中ジェフリーを尾行し、彼が同じことを繰り返すのを見て恐怖に駆られてマシューを頼ってきたのでした。マシューは「あんたはやっぱりキブリーに会った方がよか、彼の本の出版記念パーティがあるけん、連れていっちゃあ」ところが車でパーティ会場に向かう途中、恐慌状態の男が停車中の車に近寄ってきて、「助けてくれ、狙われている、次は君らの番だ」彼は走り去ります。と、後から大勢の人間が追っかけてきた!さらに角を曲がって彼の姿が見えなくなったとたんに車と人体が衝突する鈍い音。

 男は車に轢かれて即死したのであります。集まってくる野次馬、警官、救急隊員。

 二人は出版パーティ会場へ。マシューは先ほどの事故のことを警察に電話しますが奇妙なことに取り合ってくれません。首をかしげるマシュー。そして件の精神科医キブナー博士(レナード・ニモイ)は「主人が別人になってしまったのです」という女の人を相手にしております。さらにもう一人新たな登場人物。売れない詩人のジャック・ベリセック(ジェフ・ゴールドプラム)です。彼はしじゅう「キブナーの本は最低だ」と繰り返してマシューをいらつかせるのでした。こんな愉快なお客さんたちの中でエリザベスはキブナーに「私の恋人が別人になっちゃったんです」と訴えます。キブナーは何しろレナード・ニモイですからエリザベスの悩みに極めて論理的に答えるのでした。「恋人を別人だと考えてしまう。それは無意識に彼と別れたがっているあなたの深層心理のなせる技ではないですかな」

 いまいち具体性に欠けるものの(笑)これで気が楽になった様子のエリザベス、キブナーに礼を言ってマシューに自宅まで送って貰います。エリザベスは玄関口にカード付の花束が置いてあるのをみて「まあ、これはジェフリーだわ、もうやさしいんだから」でもこの時そのジェフリーはドアの影に隠れて彼女の様子を伺っていたという・・・。

 さて、場面はがらりと変わってジャックとナンシー(ベロニカ・カートライト)の夫婦が経営しているお風呂・マッサージ店へ。終業後、あるベッドにシーツに包まっている人が寝ているのに気がついたナンシー「ちょいとお客さん、もう終わりだから帰って下さいな、ねえったら」動かないその客に業を煮やしてシーツをぱっとめくってみるとなんと、ぐちょぐちょぬるぬるで白い毛に覆われた人体のようなものが。ナンシーは思わず「しぇーっ」と飛び上がります。悲鳴を聞いて駆けつけてきたジャックもこれを見て「しぇーっ」彼は急いで電話でマシューを呼び出すのでした。

 やってきたマシューもこの人体もどきを見て「しぇーっ」と飛び上がります。「息もしよらん、指紋もなか、まるで胎児のごとある」急に不安になったマシューはエリザベスに電話。しかし、電話を取ったエリザベスの顔にあの人体もどきと同じような毛があるではありませんか。エリザベスは何も言えずに意識を失います。その手から受話器を取り上げがちゃんと切ってしまったのはもちろん、ジェフリー。マシューはこの電話で「エリザベスに何かあったにちがいなか!」ジャックとナンシーに「キブナーに連絡ばしやい」と言い残して車で急行します。

 この後もう一度人体もどきを見るナンシー。とその目が突然開いた。またまた「しぇーっ」と飛び上がるナンシー。悲鳴を聞いて駆けつけてきたジャックは人体もどきから伸びてきた毛に腕をとられそうになって「しぇーっ」この人体もどき鼻血も出しております。ジャックも先ほどから同じように鼻血を出しておりまして、これは何か関係があるのでしょうか。

 ジェフリーとエリザベスの家に到着したマシュー、まずは窓から偵察。「うむうむ、ジェフリー、居間でヘッドフォンで音楽聞きよる」ならば音を立てても大丈夫ということで窓ガラスを破って侵入します。そして二階の寝室へ。うろうろとエリザベスを探すうちに室内にしつらえられた大型の温室。なにやら人影のようなものが。目を凝らしたマシュー「しぇーっ」と飛び上がります。それはエリザベスの人体もどきだったからです。あわてて室内を見回しますと、ベッドの上にもう一人のエリザベスが。マシューは「ここに寝ているのはエリザベスだけど、あっちのエリザベスは誰だろう」と落語の登場人物のような台詞を言いまして(ウソ)とりあえず本物と思われるエリザベスを担いで逃げ出したのです。

 風呂・マッサージ店でも新たな騒動。キブナーがやってきたのですが、彼は店の中を見て回って「おい、何もないぞ、いたずらじゃないのか」ナンシーは店の奥の窓が開いているのを見つけて「ここから逃げたんだわ」もちろん、キブナーは信じません。そうこうするうちにエリザベスを連れたマシューが戻ってきます。彼は真っ青な顔で「おい、大変なことになっとうばい、エリザベスの複製があった、もうこれは警察に通報せんといかん!ということでマシュー、キブナー、ジャックは警察と一緒にジェフリーの家を捜索することになります。エリザベスはナンシーに連れられてマシューの家へ避難。

 当然のことながら何にも見つかりません。温室の中も植物だけ。マシューの面目丸つぶれです。キブナーの取り直しがあってお咎めはなかったものの警察の警部さんはかんかんに怒って帰ってしまいます。

 翌日、キブナーのオフィスに集まった関係者一同。キブナーは彼らから詳しい事情を聞きだすのでした。

マシューの自宅のソファーに寝転んでみんなの話を聞くキブナー。「ジャックの複製?目を開けた、鼻血を出した?信じられんね」エリザベスは「あれは人間じゃない、私ももう少しでジェフリーと同じ目にあうところだったのよ」と叫ぶのですが、キブナーの反応は冷たいまま。それでもキブナーはマシューの親友ですので帰る間際に「マシュー、いったいどうやって戦うのだ」と聞いてきます。マシューは考えながら「伝染病と同じがよか、マシュー、あんたの患者に市長がおろうが、彼に協力ばしてくれるごと頼んじゃらんね」「よし、まかせとけ」と頷くキブナー。

 おお、さすがは親友、頼りになるとマシューは思ったのですが、当のキブナーはなんとジェフリーたちの車に乗り込んで「もう早いところやったほうがいい」と不気味なことを言っております。そう、彼もまたすでに複製化されていたのです。

 その後しばらくマシューたちのむなしい戦いが描かれます。マシューは市長の側近と会ったりするのですが話は途中で立ち消え。それどころか「事態は沈静に向かっている」と言われたりしております。エリザベスは同僚に例の花の分析を頼んだのですが、もうそのままそれっきりで分析結果など教えてくれません。

 奥さんが別人になった、夫が別人になったといっていたクリーニング屋の主人、パーティで騒いでいた奥さんも今はにこにこ。「もうみんな良くなった」とマシューやエリザベスに語るのでした。これはちょっとおっかないなあ。

 そしてついに終局がやってきます。マシューの家に集まっているエリザベス、ナンシー、ジャックの面々。キブナーはエリザベスに鎮静剤を注射して「さ、眠れば明日にはすっかり良くなっているよ」そしてマシューに「いい加減君も寝るのだ、君はできるだけのことをしたんだよ」彼は帰っていきます。懇々と眠るエリザベス、マシューは庭の椅子に座って夜景を眺めているうちについうとうと。その時異変が起こりました。白い毛のようなものがつつっと伸びてきて地面に垂れていたマシューの手に絡みついたのです。そしてその白い毛の向こうにあったのは巨大な植物のサヤ。この口がぱくーっと開けて毒々しい色の花がびらーっ!続いてこの口から押し出されてきたものは全身ねとねとぐちょぐちょの人間もどき!恐ろしいことにこの人間もどきは次第にその姿をマシューのものへと変えていくではありませんか。しかも人間もどきはこの一体だけではありませんでした。庭のあちこちからサヤが現れそいつらからもぐちょぐちょねぐねぐの人間もどきが吐き出されたのです。

 それでも目を覚まさないマシュー、意識の奥で「マシュー、マシュー」という声が聞こえてようやく目を開けたマシュー。それはナンシーの声でした。「マシュー、あれが庭にいっぱいよ、すぐ逃げて!」周りを見渡したマシュー、驚きのあまり「しぇーっ」と飛び上がります。彼はあわてて部屋の中に逃げ込みました。それからエリザベスをたたき起こしたり、警察へ電話しようとしたりするうちに、窓の外から歓声が聞こえてきます。窓から覗いたマシューは「しぇーっ」もう一回飛び上がりまして「ここはやつらに囲まれとるばい、すぐに逃げんといかん!」 みんな、あわてて裏口から逃げ出します。この時行きがけの駄賃とばかり変形途中の自分の人間もどきを棒で滅多打ちにするマシュー。群がってきた人間もどき、これを見て「きしぇええええ」と叫びを上げるのでした。

 「やれ逃げろ、それ逃げろ」しかし追ってくる人間もどきの数は増すばかり。それどころか白バイやヘリまで追跡に参加しています。そしてマシューたちは袋小路に追い込まれてしまいました。もう逃げ場はない、どうしよう。その時です、ジャックが突然走り始めました。彼はみんなを逃がすための囮になろうとしたのです。ナンシーもまた彼を追って駆け出します。彼らの後をわーっと追っていく人間もどきたち。二人のお陰でマシューとエリザベスはやっと危地を脱出することができたのです。

 二人はなるたけ周囲から浮かないようにゆっくりゆっくり歩いております。こんな状況下でもストリップ劇場などの風俗街は元のままなのがおかしい(笑)。二人はタクシーを止めて乗り込むと「空港へ行ってくんしゃい」 ところがこのタクシー運転手、無線で「H型の客2名空港へ向かう」なんて連絡しております。極めて怪しいです。そして検問に差し掛かった時、この運転手は窓をがーっと開けて警官を手招き「おい、ここに二人いるぞ」もちろん、この運転手も人間もどきだった訳ですね。

 まあ、二人はこの危険をいち早く察知して逃げ出していたのですが。この後彼らは良く公園でバンジョーを弾いていた犬連れの浮浪者を見つけます。彼のそばにもやっぱりあのサヤがあって、人間もどきが進行中のようです。マシューがうっかりこのサヤを蹴飛ばしてしまいますとその端から赤い液体がぶちゅーっ。ああ、気持ち悪い。

 二人はマシューのオフィスに逃げ込みます。彼らは同僚が使っていた覚せい剤を見つけ出して服用。「寝たらやつらに体を乗っ取られるばい、がんばらないかん」その窓の下には大勢の人間もどきたちが集まっています。行列を作った彼らが受け取っているのが巨大さや。マシューはこの光景を見て「あげんしてサヤを運びよるったい、どげんかせんといかん」と悔しげに呟くのでした。この後二人は寄り添いそっとキス。どちらからともなく「愛している」と言い出すのでした。

 オフィスに電話が鳴り響きます。恐怖に目を見開いたエリザベス、「私たち見つかったんだわ」 そして現れたのは・・・ジャックだ、助かったと思ったのですがその後からジェフリーやキブリーまで出てきたではありませんか。そうジャックもすでに彼らの手の内に囚われていたのです。

 三人は有無を言わさずマシューとエリザベスを捕らえます。そしてキブナーが二人に注射しながら彼ら自身のことを語り始めたのでした。「我々は滅び行く惑星から来た。太陽風の影響でこの惑星にたどり着いたのだ。我々はここで順応して生きていく。君たちも早く加わりたまえ。愛も憎悪もない穏やかな世界。記憶もそのまま受け継がれるから、君ら自身が新しい生命体になると同じだ、さあ、我らと一緒に行こう」

 ここでマシューとエリザベスの突然の反撃。ぶん殴ったりビンで頭をどついたりして三人ともやっつけてしまいました。なんだ、元気だな、この二人。さっきキブナーが打った注射はなんだったんだ(笑)。二人は三人を冷蔵庫に閉じ込めて逃げ出します。しかし、彼らの前に突然ナンシーが現れまる。立ちすくむ二人ですが、ナンシーは「ああ、良かった、無事だったのね、私はジャックとはぐれちゃったのよ」おかげで彼女は捕まらずに済んだらしい。

 ナンシーは二人に歩き方指南。「感情を表に出さないようにして歩くの、そうすれば彼らの中に紛れ込めるわ」こうやって歩くとなるほど他の奴らは気がつかない。「よか方法があるったいねー」と喜ぶマシューでしたが、ここで思わぬ出来事が。とっとことと歩いてきた犬が何か変。その頭を見たエリザベスは驚きのあまり思わず「しぇーっ」と飛び上がってしまったのです。この犬についていたのはあのバンジョー弾きの浮浪者の頭、そう、あのサヤが間違って人間と犬をごっちゃに複製してしまったのですな。

 人面犬はエリザベスに向かってふてくされたように「放っておいてくれよ」(ウソ)あまりのことに立ち尽くすエリザベス。この行動が人間もどきたちの注意を引かない訳がありません。二人は再び人間もどきたちから追われることになってしまいます。おまけにまたナンシーとはぐれちゃった。

 二人は走るトラックの荷台になんとかもぐりこむことができました。これで人間もどきたちからは逃れられたのですが、このトラックが向かった先がなんと巨大サヤの繁殖工場だったという・・・。あわててトラックの荷台から降りて草むらへ隠れる二人。なんとか逃げる方法はないかと必死に周囲をみるマシュー。彼は港に貨物船が接岸しているのを見て「あれたい、船で逃げられるばい、おいはちょっと見てくるけん、エリザベスはここでまっときやい」しかし、船の近くまで行ったマシューはがっかり。その船には続々と巨大サヤが積み込まれていたからです。

 そしてエリザベスの下に戻ったマシューは愕然。ついに耐え切れなくなった彼女が寝込んでしまっているではありませんか。マシューは必死に彼女を起こそうとしたのですが駄目。エリザベスの体はどんどん白い糸に覆われていき、ついにぐしゃりとしぼんで消えてしまいました。同時に近くの草むらの中から立ち上がるエリザベスの複製体。あっ、素っ裸だ(笑)。絶望したマシューはもうやけのやんぱち。「いつまでん、きさんらの思い通りにはさせん、正義は必ず勝つったい」と叫びながら繁殖工場に潜入。植物育成用ライトの紐を切断して落下させます。これがばちばちとショートしてたちまち炎の包まれる繁殖工場。

 翌日、街をさ迷うマシュー。繁殖工場を全滅させたのにも関わらず人間もどきたちの勢いは衰えません。周辺都市からスクールバスで連れてこられた子供たちも複製化されようとしております。ついに観念したのか衛生局のオフィスに現れるマシュー。彼はあたかも以前の生活を続けるがごとく出勤して働いているエリザベスを見つめます・・・。

 そしてまた街をさ迷うマシュー。彼の前に現れたのはそう、ナンシーです。彼女はついに人間もどきたちの手から逃れていたのです。マシューの姿を見つけた彼女、うれしそうに走りよってくるのですが、マシュー、口を大きく開けて「きしぇええええ!」

このショッキングなラストで私は思わず椅子から10センチほど飛び上がってしまいましたよ。

 カラー・ビスタサイズのワイド。ステレオ音声。ハイビジョンなのでDVDソフトを遥かに凌駕する高画質。暗部のノイズが目立つのが残念ですが、トータルでの満足度は非常に高いものがあります。ステレオ音声はBGMの粒立ちが良く、台詞の通りも抜群でした。

エロの冒険者 
       HOMEPAGE http://homepage3.nifty.com/housei/ 
      SFシネクラシックス 輸入DVDでみるSF黄金時代(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月 5日 (木)

3月4日(水) せき・声・のどに浅田真央

 永 六輔です。本日は休み。午前9時に起床、シャワーを浴びて身支度拵えてから40分のウォーキング。そして事務所へ行ってネットのチェック。午前10時半から車で近くのホームセンターへ行き15センチ長のドライバーを買ってきた。そのまま自宅へ戻ってソニー・プロジェクター VPL-VW100のランプ交換作業。まず、プロジェクターキューブ(マルテンのファングルを立方体に組んでその中に梁を差し渡してVPL-VW100を擬似天吊りにしている)のプロジェクター本体と落下防止板の間に雑誌を挟みこみちょっと持ち上げる。この状態でプロジェクターを梁に固定している3本のネジを取り外す。後は慎重に慎重にクソ重たいプロジェクターを外し床に置く。

 カバーリリースボタンを押して上面のカバーをスライドさせる。するとランプカバーが露出。ネジを外してこれを取り外すといよいよランプユニット本体が現れる。取り外し前の準備段階としてガスリリースバルブをドライバーで右に回して封入してある高圧キセノンガスを放出させると説明書に書いてあるが・・・あ、あれ、全然出てこないぞ。逆にも回してみたがやっぱり同じ。ひょっとしたらこのランプユニットはガスを自然に放出してしまっていたのかって、まさかそんなことはあるまいが。本当に一体どうなっているのだろうか。

 さて、ここからが一番の難関。細い穴にドライバーを突っ込んで13センチ先のネジを回さなければならない。手探りだからドライバーの先がネジになかなかぴったり合わないのである。うわあ、これは駄目だ、やっぱりサービスの人間を呼ばなくちゃと思って真っ青になったのだが、まあ、未練がましくドライバー突っ込んでいるうちに何とかなっちゃいました(笑)。このネジ外しを四回やって、いよいよランプユニットの取り外し。ランプリリースラッチを押すと意外に簡単に取り外すことができた。

 あとは新ランプユニットの取り付けである。ガス抜き作業を除いて同じ工程を繰り返すだけだから、これも簡単。ランプカバーの取り付けのみややてこずったが10分と立たないうちに完了。そしてプロジェクターキューブへのプロジェクター本体の取り付け。ネジ位置をデジタルカメラで撮影していたので比較的容易に投射画像とスクリーンの位置あわせもできた。

 ただ、リモコン操作によるランプ使用時間のリセットが上手く行かない。これは明日サービスに連絡してやり方を再確認してみよう。ということで、不器用な僕にもVPL-VW100のランプ交換ができました。本当に良かったです。

 そのまま漫画喫茶へいってハンバーグ・エビフライ定食を食って漫画読み3時間半。午後4時過ぎに過ぎに事務所へ行って日記をつける。午後5時半に帰宅して録画しておいた「レインボーマン」を見る。缶ビール飲めないのでとたんにつまらなくなった(笑)。

 夕食はすき焼き、マグロの刺身、雑炊。ビールはもちろん飲まずゴハンもなし。〆のコーヒーは如例。

 それからハイビジョン録画の『チャプター27』を見る。キモオタに声を掛けられてうっかり親切にしたら付きまとわれそうになって顔色を変えて逃げるリンジー・ローハンに大笑い。この手の奴ばに日常的に悩まされているであろう彼女だけに演技に妙なリアリティがあった。

 ハイビジョン画質はドキュメントタッチを生かすためか非常にグレイニーである。物語の主な舞台となるダコタアパートには威圧感すら覚えるほどの立体感があって始終重苦しい気分にさせられてしまった(笑)。5.1チャンネルサラウンドはマーク・チャップマンの多重人格めいた内面世界を表現するために非常に有効なツールとなっているのに一驚。内心の声がサラウンドフィールドを分散しながら飛び回る。

 シャワーを浴びて、午後11時からぽすれんレンタルDVDで『ドラキュラ '72』を見る。夜の森を失踪する馬車。その上では二人の男が「やい、コノヤロ、バカヤロ」「お前のかーちゃんデベソ」とののしり合いながら戦っております。実はこれ、ドラキュラ伯爵(クリストファー・リー)とヴァン・ヘルシング(ピーター・カッシング)の最終決戦。あ、ピーター・カッシングが馬車から放り出された。彼は固い地面に体を叩きつけられて瀕死の重傷を負ってしまいます。それを見送ったドラキュラ、「勝ったザマス」と喜ぶのですが、その直後馬車自体が立ち木に激突。ばらばらになってしまいました。ドラキュラ、胸に車輪のシャフトが突き刺さり、こっちも瀕死となります。

 ピーター・カッシングは彼の様子を見て「チャーンス」 最後の力を振り絞ってドラキュラに襲い掛かりさらにシャフトを彼の胸に押し込んだのです。ばらばらと車輪が砕け、ドラキュラの胸に杭が一本突き刺さったようになるのはドラキュラ映画のお約束。「もう、駄目ザマス」ドラキュラの体が崩れて灰になってしまいました。しかし、カッシングもまた、ドラキュラと共に力尽きてしまったのであります。

 と、ここでやってきたのがドラキュラの従者(クリストファー・ニーアム)。彼はドラキュラの灰とその中に残されていた指輪を回収します。そして彼はその灰をヴァン・ヘルシングが葬られた近くに埋めたのでした。

 ここでタイトルが出ます。72年当時のロンドンに場面ががらりと変わって映画の始まり、始まり。

 どこかのお屋敷の中で演奏しているバンド、ストーングラウンド。その周囲ではだらしない服装の若者達が踊り狂っております。彼らを見て最近の若者はなっちょらんという表情を見せる上流社会の人々。ついにこのパーティの主催者である夫人が彼女の息子に向かって叫びます。「チャールズ、お友達を連れてきていいとはいったけど、これはあんまりだわよ」チャールズ、慌てて首を振って「お母様、あいつらは僕の友達じゃありませんよ。僕が呼んだのはバンドだけですよ!」どうやらこの若者達、バンドにくっついて上流階級のパーティに紛れ込んだらしい。

 当然ながら警察を呼ばれて、蜘蛛の子を散らすように逃げ出す若者達。

 この若者グループ、仕事や勉強もろくにせず遊び来るっているような奴らで、しかも麻薬で警察にお世話になっているというつまりは不良グループですな(笑)。グレゴリー、アンナ、ロバート、ゲイナー、ポール、ローラ、ジョニー、ジェシカ(ステファニー・ビーチャム)なんていうメンバーがいまして、このうちのジョニー、フルネームをジョニー・アルカード(クリストファー・ニーアム)と申します。もうドラキュラの下僕の子孫であることが丸分かりですね。またポールと付き合っているジェシカは現在ロンドン大で人類学を教えているヴァン・ヘルシング教授(もちろん、ピーター・カッシング)の孫娘、もちろん、ドラキュラと戦って死んだヘルシングの子孫だったりします。

 さて、彼らのたまり場、喫茶店穴蔵でジョニーがこんな提案をします。「みんな、取り壊される予定になっている教会で悪魔召還ごっこをしようぜ!」よしときゃいいのに、みんな麻薬で頭がパーになっていますから(笑)、「面白そうだな、やろう、やろう、真夜中に集合しよう」と盛り上がるのでした。一人ジェシカだけはためらうのですがポールに「やっぱり空気読んで賛成ってことにしようぜ」と言われてしぶしぶ承知。ヴァン・ヘルシングの孫娘たるものがそんなことをしちゃいけませんな。

 ピーター・カッシングはそんな孫娘が心配。今日も今日とて「お手伝いさんが休みなので外で夕食を食べないか」と誘うのですが、ジェシカは「今夜もお友達と約束があるの」なんて言って出かけちゃう。

 ジェシカとポールは車で指定された聖バートルフ教会へ向かいます。壊れた塀の穴から墓地に侵入する二人。そして教会へ向かって歩き始めるのですが、ポールはヘルシングと刻まれた墓石を発見します。ジェシカもびっくりして「これは私の曾お祖父さんのお墓よ」

 教会にはすでにジョニーを始めとする仲間達が集合していました。ジェシカとポールが来たのでいよいよ悪魔召還の儀式の開始です。ジョニーはみんなに「さあ、悪魔の円陣を組むのだ」と言って円形に座らせます。そしてお互いの手をつながせてカセットテープで妙な音楽を流し「ベントラ・ベントラ・スペースピープル」じゃなかった(笑)、「知識の悪魔ビヒモス、黒い悪魔アスタロス、もちろん、悪の大首領ルシファー、それから・・・ええと、まあ、いいやとにかく悪魔はみんな出でよ」そして最後の最後に「ドラキュラ伯爵もついでに出でよ!悪魔の契約を結ぼうではないか」

 墓地ではドラキュラの灰が埋められたと思しきあたりの土がむくむくと盛り上がるという・・・。ジョニー、「さあ、悪魔が生贄を求めておる、ジェシカ、選ばれたのはそなただ」「やあよ、あたしそんなの」にべもなく断るジェシカ。と、その時場の雰囲気に酔ったのかローラがぱっと手を上げまして「あたし、やるやる、それ、面白そう」本当に麻薬で頭がパーになっている若者は軽率でいけない(笑)。ジョニーは一瞬複雑な顔をするのですが、ま、とにかく女だったらいいやと思い直して、彼女を生贄台の上に寝かせます。

 そして彼女に金の杯を渡して中に例のドラキュラの灰をぱらぱら。そしてやにわにナイフを取り出すと自分の手首をさくーっ!どばどばとあふれた血を杯に注ぎ込みます。ローラ、これでどん引きしまして「ぎゃー、助けて、ぎゃー」灰と混ざった血があふれて彼女の体を血まみれに「ひー、助けて、足が動かない」残りの皆さんはどうしたのかというと、もう彼女には目もくれずに一目散に逃げ出したという・・・(笑)。ジェシカだけは彼女を助けなきゃと言うのですが、ポール、そんな彼女を無理やり引っ張り出して車に押し込んだのです。

 そしてむくむくと土が盛り上がっていたあたりから大量の白煙が吐き出されます。その煙の中から現れたのはおお、ドラキュラ伯爵。ついに彼が1972年のロンドンに蘇ったのであります。目覚めた彼のお食事はローラ。「頂くザマス」ローラ、血の一滴まで吸い取られて死んでしまいました。

 翌日、喫茶店穴蔵に集まった若者達。ジョニーもやってきて「あははは、みんな信じたのかい、あんなもんトリックに決まっているじゃないか。血糊はテレビ撮影用のカプセル使ったの、ローラももちろんぐるだったのさ。え、ローラがいない、彼女は実家のラムズゲートに帰省したよ、親から金をせびるためにね」みんなはこの説明で納得した模様。ただ、ローラだけは「あ、あれ、ローラの実家はウォトフォートじゃなかったかしら」と怪訝な顔をしております。

 さて、その頃、ボールを捜しに墓地へ侵入した子供達。ぞんざいに埋められていたローラの死体を発見。スコットランドヤードの警視(マイケル・コールズ)は死体から血が抜かれていたことに着目しまして「変質者の仕業に違いない」ドラキュラも72年のロンドンでは変質者扱いです(笑)。100年前だったらみんな顔色を変えてにんにく吊り下げたり十字架を掛けたりしていたものですけどね。でも部下が「でも警視、血を抜かれたのは何かの儀式のためかも知れませんよ、カルトじゃないっすか」

 捜査は変質者・カルトの両方を対象に進められることになりました。

 ローラは一度、麻薬で警察にお世話になっておりますから身元はすぐに判明します。「この女の仲間はええと、ああ、一緒につかまった奴らがいるな、ジョニー、グレッグ、ジェシカ」警視はびっくりします。「ジェシカはあのヘルシング教授の孫じゃないか。オカルトの権威のヘルシング教授の孫が関係していて、しかも死体の見つかった場所が教会、むむむ、これはやっぱりカルトかな」

 本日はここまで。

 この後は例によってテレビをだらだら。昨晩は2~3時間ほどしか寝ていないので午前1時過ぎから早くもうとうとし始める。しかしだからと言ってここでベッドに入って眼が冴えてしまったら台無しであるから午前2時半まで粘ったのであった。その甲斐あってか今夜は素直に眠れたぞ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『サントと名もなき脅迫者』(『Santo en Anonimo Mortal』 72)

 

『サントと名もなき脅迫者』(『Santo en Anonimo Mortal』 72

この映画でサントと対決するのはあまり上等ではないSF・ホラー映画でおなじみのキャラクター、ナチスの残党であります。ナチスの残党ですから腕に鉤十字の入った腕章をつけたりして誰の眼にもすぐそれと分かるようになっております。

警告、警告、このDVDのリージョンは1です。したがって日本国内のDVDプレーヤーでは再生できません。警告、警告。

 このDVDはスペイン語音声のみ、英語音声・英語字幕は収録されておりません。私はまったくスペイン語が分かりませんので、この映画はいつもと違ってどこかの奇特な方が作って下さっているサント映画のストーリー解説サイト(英語)を参考にこのレビューをでっちあげております。だから実際の映画を誤解しているところもあるかも知れませんが、その辺はどうぞ、この事情を鑑みてご容赦くださるようお願いいたします。 

 平たく言うと、「そんなに文句言うならタコスの大食いやらせるぞ、コノヤロー」ということでございますね。

閉店直後の宝石店、このドアを叩いている紳士あり。店主は「すみませんね、もう閉店なんですよ、明日いらしてくださいな」と断るのですが、この紳士は「今日がウチの奥さんの誕生日なんだよ、だからどうしても今日買いたいんだ」この言葉にほだされた店主、鍵を開けて彼を店内へ導きます。そして自慢のネックレスを取り出して「これなんかいかがで・・・」店主は立ちすくみます。紳士が消音装置付のピストルを構えていたからです。「ご、強盗か」と尋ねる店主に紳士はにやっとして「いや殺人さ」ぷしゅっという音とともに店主の体に食い込む銃弾。

 はい、ここでオープニングクレジット。

 この事件でメキシコ警察のポンス警部(アルマンド・シルベストリ)とロッチャ刑事(レイモンド・カペティーロ)が出動です。彼らに話を聞かれた店主の奥さん、涙ながらに「あんな良い人を怨んでいた人間なんかいやしませんよう」

 息つく暇もなく起こる次の事件。不動産屋のカンポ氏(アルマンド・アレオラ)がお客さんをビルの屋上へ連れて行きます。このビル?オフィス?を売ろうともみ手をしながら説明するカンポ氏。「どうです、この高さなら地上のスモッグも関係ありまヒー」お客さんに無造作に突き落とされてしまいました(大笑い)。この事件にも借り出されたポンス警部とロッチャ刑事、共同経営者に話を聞いても彼が狙われるような理由は思い当たらないとのこと。と、その時ロッチャ刑事がどこから見つけてきたのか大きな文字がぞんざいに書かれた手紙をポンス警部に見せるのでした。この文面は「次はお前の番だ、この野郎」というもの。どうやらカンポ氏は何者かによって命を狙われていたようです。

 さて、場面が変わってぱっと映ったのがマリオ・ガオス(エクザビア・マッセ)というやり手の実業家と彼の妻エスター(サーシャ・モンテネグロ)。マリオは新聞に載った脅迫文の記事を読んで顔を引き攣らせております。なぜなら彼もまた同じ脅迫文を受け取っていたからです。と、新聞に集中している彼の傍らでエスターが怪しい動き。彼女はマリオの飲み物に何か薬のようなものを入れているではありませんか。そうとも知らずマリオは「私は命を狙われているのだ。大変だ」と呟きます。エスターが「じゃあ、警察に連絡を」というのを遮って、「いや、私を助けられるのはただ一人しかいない、エル・サントだ」

 わー、パチパチパチ(笑)。

 はい、おなじみエル・サントの試合。珍しくシングルマッチであります。客席にはもちろん、マリオ。そのほかにこの映画でサントのパートナーとなっているイベッテ(テレ・ベラスケス)とパブロ(グレゴリオ・カサルス)もいて、大声でサントを応援しております。サントが首尾よく勝利を収めて試合は終了。マリオは控え室に彼を尋ねます。

 サントたちはマリオの自宅へ。マリオから詳しい話を聞いたサントはどんと胸を叩いて「ようがす、あなたの守りは我々で引き受けましょう。24時間、つきっきりで警護しやすからどうか大船に乗った気持ちでいてくんなせえ」頼もしいサントの言葉ですが、その場をパブロとイベッテに任せて帰ろうとするのはいかがなものでしょう。さらにマリオの家を出た直後、車に銃撃されて危うく蜂の巣にされるところだったのはちょっと頂けませんな。

 一方ポンス警部とロッチャ刑事は宝石店主の奥さんからやはり彼にも同様の脅迫文が届いていたことを聞き出します。

 翌日よせばいいのに自分のオフィスへ通常通り出勤するマリオ。イベッテが彼の警護のために付き添っているのですが、あれあれ、窓拭きのおじさんがいとも簡単にオフィスに入ってきちゃったぞ。おじさんはマリオにふいと近づいて「へへへ、お掃除はいかがで」マリオ、びっくりして「何だ、お前は、出て行け」ここでようやくイベッテ、おじさんに気がついて後を追いかけます。捕まえたっと思ったところでこのおじさんが仕掛けたらしい爆弾がマリオの机の下で炸裂!マリオ、ばらばら(笑)。しかもイベッテ、この爆発に驚いた隙をつかれておじさんにぽかりと殴られてしまいます。おじさんはそのまま逃げてしまいました。

 なんだ、イベッテ、役に立ってねーな。

 この後、事件について協議するサント、パブロ・イベッテ。イベッテ、この連続殺人事件には政治的なものがあるのではと考えるのですがパブロは言下に「NO」 彼らの職業はばらばらであり、とてもそんな動機には結びつかないと反論します。ここでサント、重々しく「確かに今は関係はない、でもあっしたちのあずかり知らぬ過去のことはどうなのだ」イベッテ、これで三人を再調査。宝石店店主とカンポは1945年にメキシコへ移民してきたこと、マリオもまたその後にアルゼンチンから来た移民であること、エスターは彼の二番目の妻であること、などが判明するのでした。

 さて、この後サントたちはようやくポンス警部とロッチャ刑事と協力体制に入ることになります。と、そこへ電話が掛かってきて今度は機械販売会社セールスマンのヘンケル(ジョルジ・ラド)という人物が狙われているらしい。もうすでに一度拳銃で撃たれているというのです。サントたちは彼の自宅へ急行。サントは「ひょっとしたらお前さん、第二次大戦で何か剣呑な騒動に巻き込まれなかったかえ」と唐突な質問をします。ヘンケルは一度は否定するのですが、後からもう一度やってきたサントに「私はドイツ人でありながらヒトラーに反対していたのです」と告白します。

 ふむふむなるほど、この事件の裏にはナチスの残党がいると。出ましたねえ、ナチスの残党、メキシコにまで出没しますか。

 ヘンケルの家を辞するサント。そうするとそこになぜかエスターがおりまして「サントさん、実は私、主人の書斎から役に立ちそうな書類を見つけましたの。明日見に来て貰えませんか」というのです。サント、快諾します。

 と、その前にプロレスの試合をやんなくちゃいけない。サントはシングルマッチを戦うのですが、客席に実に分かりやすいことに腕にナチスの腕章を巻いた男がいます(大爆笑)。この男はピストルを取り出してサントめがけて発射って、周囲のお客さんは気づかないんですかね。そんなにサントの応援に夢中なのですかね。

 ピストルの弾は見事に命中。ただしサントの相手に(笑)。ナチス残党の企みはもろくも失敗したのであります。この後エスターに電話がかかってきて「明日、サントをやっつけるのだ」という命令が下されます。やはり、エスターはナチス残党の一味だったようです。

 翌日エスターを尋ねたサント。彼女が出してきた書類を面白くなさそうな顔でぱらぱら捲っております。

エスターはそんなサントにブランデーを用意します。もちろん、マリオに飲ませていたあの薬入り。二人でカチンとグラスを合わせてさあ、飲むぞと思った瞬間、電話がリーン!それはポンス警部からでした。彼はエスターにサントと電話を変わって貰うと「サント、検死で大変なことが分かったぞ。マリオはどうやら長きに渡って毒を盛られていたらしい」サントは電話を切るとそ知らぬ顔で「エスターのおかみさん、ちょっと事件が起こった、あっしはもう行かなきゃならないんで失礼しやすよ」「だってブランデーがあるのに」サントは「飲まなくて良かった」「どうして?」サントはちょっと返答に詰まります。まさか、「あんた、旦那に毒盛りなすったな、あっしにも同じことをするつもりだろう」なんて言えません(笑)。サントはとっさに「いや、車の運転がありやすからね」

 この後ヘンケルから話しがあるからと電話で倉庫みたいなところに呼び出されるサント。どう見たって怪しいのですが、サントはのこのこと出かけていきます。そして「ヘンケルの旦那、どこにいなさるんで」と声を掛けたのですが、返事が返ってくる変わりに三人の暴漢に襲われた!もちろん、この三人はナチスの部下でありますから、ちゃーんと腕にナチスの腕章を巻いております(笑)。三対一の不利な戦いで、しかも相手の一人がピストルを取り出した、危うしサント!と思いきやパトカーのサイレンが鳴り響いたではありませんか。

 ポンス警部と警官隊が絶好のタイミングで駆けつけたのです。これであわてたナチス暴漢たち、逃げ出します。あ、サントを撃とうとしていたやつが間違えて同士討ちしやがった。ポンス警部、腕に腕章巻いた分かりやすい死体を見て「一体全体どうして戦争から25年もたってナチスのやつらがメキシコに現れたのだろう」と首をひねります。パブロが答えて「いやあ、旦那、ヨーロッパの方ではまたナチズムが盛り返してきているようですぜ。ナチスを一人見かけたらその30倍はいると思わないと」「まるでゴキブリだあな」これはサント。

 彼らは今回の騒動で狙われたのは第二次大戦中にナチスやヒトラーに対して何かダメージになることをやった人々ではないかと考えるのでした。

 そしてヒンケルの証言が彼らの考えを裏付けます。彼らは極悪非道の収容所所長のフォン・ストラバーの裁判で目撃者として決定的な証言を行っていたのです。彼らのおかげでフォン・ストラバーは絞首刑に処せられることになったのでした。そのヒンケルに不利な証言をした目撃者がみーんな、メキシコに移り住んでいる。ナチスはアルゼンチンに逃げ、目撃者はメキシコへ行くのが流行だったようです。

 もっともパブロの調べによるとフォン・ストラバーは刑の執行の直前に逃亡したらしい。むむむ、これで事件の全貌が見えてきましたなあ。

 ここで登場するのが最後の目撃者、フォーリナー博士(ヨアキン・バック)。博士は彼を護衛にやってきたパブロに「いやあ、フォン・ストラバーは外道だったなあ、あいつのために何人のユダヤ人がオーブンに送られたことか、クッ」博士、パブロからヘンケルのことを聞くと頭をかしげて「いやあ、ヘンケルは何年も前に死んだはずだが、何?メキシコにいる、それは変だなあ」えー、、ますます事件の全貌が見えてまいりました。この時マリオを吹っ飛ばした暗殺者が登場、博士を射殺しようとしたのですが、パブロに逆襲され、「ぎゃああああ」逆に射殺されてしまいましたとさ。

ヘンケルが実はフォン・ストラバーだったという…、え、わざわざ言われなくたってそのくらい分かっていたよですって、そりゃまた失礼しました。

 一方イベットはヘンケルを追跡し、郊外の廃工場へたどり着きます。彼女からその場所を無線で教えて貰ったサント、「よし、あっしも行くぜ」と出かけようとしたのですが、外に出てみるとなんとカルロス・スアレズがサントの車に爆弾を仕掛けているではありませんか!サントはカルロス・スアレズをむんずととっ捕まえると「やい、おいらの車に何をしやがったのだ、何、爆弾、畜生味な真似しやがって」サントはスアレズをとっ捕まえたまま、右手をボンネットの中に入れてぶちぶちぶち!爆弾のコードを引きちぎってしまいました。

 さすがにサントらしい力技、「赤と青、さあどっちのコードを切る?」なんて七面倒くさいことはしないのであります(大笑い)。
 
 サントはスアレズを警察署へ連行、詳しい話を聞きだそうとしたのですが、なんと、警察署に潜んでいたナチの手先が彼を射殺してしまったのです。おー、すげえ、なんだかケネディ暗殺のルピーみたい。

 サントは改めてイベットに教えて貰った工場へ向かいます。留守を預かるパブロはフォーリナー博士とチェス。この時ふとパブロがエスターの写真を博士に見せると「これはいかん、この女はフォン・ストラバーの娘だ」「いけない、サントが危ない」というので二人も工場へ車で向かったのですが、途中、ナチスの部下どもが駆るバイクに取り囲まれて強制停車。あえなくつかまってしまいました。一方サントもこれまたいつの間にか捕まっておりまして、みんな仲良く監獄というか地下の部屋に叩き込まれてしまいます。サントは天井を見上げてぎくっ。「い、いけねえ、この部屋はただの牢屋じゃねえ、ガス室だ、やつら得意のガス室なのだ」

 後ろ手に縛られていたサント、怪力を発しこれを引きちぎります。そして様子を見に来たナチスの部下二人をぽかぽかとやっつけて見事に皆を脱出させるのです。そして上手い具合に警官隊も駆けつけてきた。これでパニックになったフォン・ストラバーの部下、「所長!もうこれでおしまいです。降伏しましょう」「馬鹿者!」と叫んでフォン・ストラバーが射殺します。「我々は未来に向かって脱出するのだ!」彼らは牢獄へ向かいます。おそらくサントたちを人質にして血路を開くつもりだったのでしょうが、すでに部屋はもぬけのから。

 ここからサントたちとフォン・ストラバーたちのおっかけっこ&戦い。これがだらだら続いてついに決定的な出来事が。イベットと戦っているエスターを助けるつもりで銃を発射したフォン・ストラバー、その銃弾は見事に命中。ただしエスターに(笑)、彼は娘の死に半狂乱になって逃げ出します。そして逃げ込んだ先がなんという偶然か、あのガス室だったという。ここに閉じ込められてしまったフォン・ストラバーの頭上からガスが噴出、またたくまに部屋に充満します。「ひー」悶絶するフォン・ストラバー。

 サントたちが基地から脱出したところでエンドマーク。

いやあ、意外に面白かった。本当にナチスの残党はどんな映画に出しても様になる良いキャラクターですなあ

カラー・スタンダード スペイン語モノラル音声 サント映画のDVDとしては平均的な画質・音質と言えるでしょう。裏を返せばたいしたことのない画質・音質ということになりますけど(笑)。『サントとロイヤルイーグル』(『El Aguila real The Royal Eagle Santo y la Tigresa en el águila real1971年)とのダブルフィーチャー。Lions GateDVD

エロの冒険者

       HOMEPAGE http://homepage3.nifty.com/housei/ 
      SFシネクラシックス 輸入DVDでみるSF黄金時代(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月 4日 (水)

3月3日(火) 「かば田からの手紙」

 明太子の新製品出ましたよー。九州ローカル駄洒落です。他の地域の方、申し訳ありません。ニフティのメーラー、受信拒否、迷惑メールアドレスリストがついに容量限界の1,000件を超えてしまった。一時期はこの処置によってスパムは減っていたのだが、今年に入ってからまたその数がうなぎのぼり。ついにこのような事態を迎えてしまった訳である。しかもスパムの数は減ることもなく、毎日毎日60~80件くらい受信しているのだ。こうなったらリストを一旦全て解除して迷惑指定をやり直すしかないのかなー、あー、面倒くせえなあ、もう「出会いサイトです、こんにちわー」などというメールを送ってくる奴は殺したいなあ(笑)。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。昼飯は冷凍食品のチキンライス。これをフライパンで炒め、ソーセージのぶつ切りを放り込み、ケチャップ少々、胡椒たっぷりで味付けしたもの。スパイシーなチキンライスは幾らでも食べてしまえるのだ。夜は果てしなく面倒臭かったのでコンビニ弁当。ハンバーグ、エビフライ弁当を熱いお茶で頂く。なお、本日より人間ドックに備えて禁酒モードに入ったのでビールはなし。〆のコーヒーは如例。

 その後ハイビジョン録画の『エリザベス・ゴールデンエイジ』を見る。エリザベス女王がちょっと俗っぽくなりすぎていて、せっかく同名のエリザベス(劇中ではべスの愛称で呼ばれる)という侍女を設定して二人のエリザベスのあまりに違う人生を対比させるという試みの効果を弱くしてしまっている印象あり。

 映画としてはゴージャスなセット、衣装に驚かされる。スペイン無敵艦隊の威容も凄いものがあり、CGにわざとらしさがないのがいい。

 ハイビジョン画質はこうした美術設定を最大限に生かす美麗なもの。若干の黒浮きが気になるがこれは黒補正弱でなんとかなった。また画面の奥行き感の表現が素晴らしく宮殿が本当に豪奢に見える。こういうお金持ち映画には今の日本の映画ではちょっと太刀打ちできませんな。

 AAC5.1チャンネルも繊細さと豪快な低音の迫力を兼ね備えている。低音にはスピード感があって無敵艦隊との海鮮シーンで威力を発揮していた。

 シャワーを浴びて今度はちびちび見ていた『危険な年』を最後まで。メル・ギブソンとシガニー・ウィーバーの恋愛模様はこう言っちゃ何だが、どうにも陳腐(笑)。しかしそれに関わらず映画に深いものを付与しているのは一重に中国系オーストラリア人カメラマン、リンダ・ハントの存在である。彼は混迷しきった状況にあるインドネシア情勢の中で最大限の努力を惜しまず、国のために尽くそうとする。そのためにはメル・ギブソンなど周囲の人間のデーターを集めファイル化し、それを使って彼を操ろうという試みをためらわない。

 しかし、最後には彼の望みは絶たれ、ホテルの窓から警護のために集まっている軍隊の前でスカルノ糾弾の垂れ幕を出すという自殺的行為の挙句に墜落死するのであった。この彼の悲痛な死と結果的には恋人との逃避行に成功したメル・ギブソン、シガニー・ウィーバーとの明暗の大きさに西欧的・アジア的価値観の差異・乖離を見てしまうのはちょっとうがちすぎてあろうか。。

 この映画は液晶モニター UNI-LCD24/Bにて鑑賞。ハイビジョン画質は黒が潰れており、また赤が強調されすぎている。ノイズも多く年代を考えても残念な画質であった。

 それからテキトーにテレビ。録画しておいた「さんま御殿」など。午前2時半にベッドに入るが当然のごとく眠れず、自室へ戻る。午前4時に再挑戦するも駄目。結局最終的に眠れたのは午前6時過ぎになってしまった。しかも眠りが浅く、何度も何度も目覚めてしまう。こら、本当にたまらんですな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月 3日 (火)

3月2日(月) ギャオスCD

 ギャオスの鳴き声(ギャーッと鳴くからギャオスだよ)を収録した高品位ハード・ガラス製音楽CD。一枚18万円(税込)。いやしかし、こんな高いCD作るくらいならハイビット・ハイサンプリングでブルーレイに入れた方が安く上がってずっと音質も良くなると思うのだが、素人考えですかね。

 米アマゾンに2日注文を入れたばかりの『スモーキング・ハイ』、『ミラーズ』、『僕らのミライへ逆回転』、『マックスペイン』がもう発送されている。最近の配送状況であれば10日ぐらいの到着か。また国内版の『スカイ・キャプテン ワールド・オブ・トゥモロウ』も注文した。こっちは2日後に到着だ。どっちも大変に楽しみである。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。昼飯は本当に久々に長寿ラーメン。進められてつい850円の長寿ラーメン、お昼セットを頼んでしまう。これは長寿ラーメンにギョーザとゴハンがついているもので、これで150円アップなのだからお値打ち・・・かな。この値段でゴハンが臭かったり、以前のごとくラーメンの盛り付けがテキトーだったりしたら、大暴れしてご自慢のNASAの水が入った大水槽叩き壊して店中水浸しにしてやるぞと身構えていたのですが、さすがにそんなことはありませんでした。

 夕食は母親が旅行に出かけていたのでスーパー飯。ビン長マグロの刺身、レタス山盛、ソーセージの焼いたのという誠にもって家事に疎い中年男が作ったのが丸分かりのメニューとなる。これでビール二缶飲んでゴハンはなし。〆のコーヒーは如例。

 その後ハイビジョン録画の『少林少女』を見る。酷い、酷いとは聞いていたけれども、これほどとは・・・(笑)。柴崎コウがラクロスやる意味まったくねー、練習試合は明らかに彼女のノーコンで負けたのに原因を問われると「チームプレーが分かってないから」って、脚本つながってねー、仲村トオルの大学も何をやりたいのかちっとも分からねー、最終決戦で何度も水の中に落ちるのに柴崎コウも仲村トオルもまったく濡れてねー。そして極め付けがラストの博愛固め(「少年アシベ」第一巻参照のこと)。この映画を作った人たちは僕を笑い殺そうとしているのでしょうか。

 またアクションコメディと銘うっておきながら、ギャグやパロディの類がレベル低すぎ。岡村隆が「社長」と呼ばれて違うからと返すつまらないギャグを延々と繰り返すのにも恐れ入る。つまらない上にしつこいのである。これではまるで美味しくない時の元祖長浜屋でベタカタネギヤマのラーメンを食わされるようなものだ、しかも替玉つきで。

 ところで、冒頭で説明された柴崎コウにはコントロールできないような強い気があるという設定は一体どうなったのだろうか。このようなストーリーの映画ならラクロスを通じてチームプレーを学びその経験から気をコントロールできるようになったという流れになると思うのであるが、そのへん、まったく説明がない。なんだか適当に戦って、気をゆらゆらだして気がついたらあの博愛固め。やっぱり僕を笑い殺そうとしているでしょ(笑)。

 ただ、この映画にはいいところがひとつだけある。それは「出てくるネーちゃんたちがみんな綺麗で色っぽい」ということである(笑)。最終決戦で汗まみれになる柴崎コウはこれまでの映画の中で一番美しかったし、ラクロス部のネーちゃんたちもムチムチした肉体で短いスカートひらひらさせて私の目を楽しませてくれた。

 (とあるブログで「柴咲コウは大学生じゃないのに大学のラクロスチームの選手」とツッコミが入れられていたが、これは劇中で編入したということが説明されているので間違い。もっとも、柴崎コウは編入したといってもラクロスをちょこちょこやっているだけだから、こんな間違いをしてしまうのも無理はないのだが)

 ハイビジョン画質は非常な高画質。HDカメラ撮影のようなしらっちゃけたところがなく、芳醇な色をこってり乗せてくる画調なのであるが、ノイズ感がまったくない。それでいて輪郭の強調がまったくないから遠景でも画調が自然で映画館で見る映像のイメージに極めて近い。スキントーンの描き方も秀逸であり、これならBDソフトと言われたって納得してしまうような映像だ。

 AAC5.1チャンネルサラウンドもゴージャスである。定位が正確でサラウンドによるお遊びを適格に描写してくれる。重低音も過不足なく入っていて、最終決戦を迫力あるものに演出してくれた。

 まったくハイビジョン放送コンテンツとしてみると画質・音質共に驚くべき出来の良さですな。映画の内容を除けばだけど(笑)。

 シャワーを浴びてお酒。お供は録画しておいた「ナイトシャッフル」と『ゴジラ 1984』 『ゴジラ 1984』 政府のお偉方がぐたぐた討議する場面が意外に宜しい。脚本がどうの、演出がどうのという問題ではない。ここで登場する小林圭樹をはじめとするオヤジ役者達が素晴らしいのである。

 就寝午前1時半。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『フランケンシュタインの復讐』(『The Revenge of Frankenstein』 1958)

 

『フランケンシュタインの復讐』(『The Revenge of Frankenstein』 1958

ギロチン台が大写しになるという誠にご陽気なオープニング。続いてテロップでフランケンシュタイン博士はモンスターを作り多数の人間を死に至らしめた罪で1860年に処刑された。世間はこの処刑でやっと安心することができた・・・、めでたし、めでたしってそれじゃ映画が終わっちゃう(笑)。

 ギロチン台に登らされたフランケンシュタイン博士(ピーター・カッシング)、いまや彼の命は風前の灯です。しかし、ここで奇妙な出来事、彼に付き従っていた跛行者と処刑人が妙な目配せを交わしたのです。そしてギロチンがぎりぎりと引き上げられどーんと落ちます。

 その夜さっそく墓場を穿り返す二人の男。墓暴きです。彼らは掘り出した棺おけに「フランケンシュタイン男爵」と刻まれているのを見て「うわ、男爵じゃん、きっと金目のものが入ってるぜ」 二人はほくほくしながら棺おけの蓋を開けたのですが、「げぇっ、これは司祭じゃないか、しかも首がねえぞ」その時突然背後から不気味な声が響きます。「こんばんわ、その棺おけがどうかしたのかね」暗闇より現われたのは処刑された筈のピーター・カッシング!墓暴きのうち一人は悲鳴を上げて逃げ出し、もう一人は持病の心臓をパンクさせて倒れます。その死体を棺おけと一緒に埋めるカッシングであります。

 それから三年が過ぎましてピーター・カッシングはシュタイン博士と名前を変えてカールスブルックという町で開業しております。彼は金持ちばかりではなく貧しい人々を相手に無料の医療を行っていてその名声はうなぎのぼり。最初は彼の開業を妨害しようとした医師協議会もその名声には抗しきれず彼をメンバーに加えようとします。あっさり断られてしまいますけれども(笑)。

 彼の無料診療所は今日も今日とて人相の悪い入院患者でいっぱい。彼は下僕のバーグマン(ジョン・ウェルシュ)とともに彼らを回診。「よし、君は腕を切断しなくちゃならないな。今日の午後5時に手術だ」とやたらに四肢を切断したがるのが気になりますが、まあなかなかに良い医者をやっているようです。そしてへとへとに疲れて自室に戻ったカッシング、遅い夕食を取っておりますと背後から「こんにちわ」「わあっ」と驚いて飛び上がるカッシングです。声を掛けたのはハンサムな若い男。彼はハンス・クレーブ博士(フランシス・マシューズ)と名乗り「私は博士にお会いしたことがありますよ、ベルンシュタイン博士の葬儀でね」ぎくっとするカッシング。「あなたはシュタイン博士ではない。フランケンシュタイン博士だ。私はあなたの医学的知識が欲しい、だから私を助手にしてください」

 カッシングはやむを得ず彼の願いを聞き届けることにします。ちなみにこの後でハンスが「ねえねえ、先生、どうしてシュタイン博士なんて偽名にしたんです、偽名にするならこんな中途半端に似た名前じゃなくってぜんぜん別なものにすれば良かったのに」と尋ねてカッシングにいやな顔をされるという場面が存在したと一部のマニアが言っておりますが、これは定かではありません。

 カッシングは彼を研究室へつれて行きます。そこにいたのがあの跛行の男。彼はカール(マイケル・グゥイン)と言いましてやっぱりカッシングの研究を手伝っているらしい。「カール、頼んでいた荷物は受け取ったか」この荷物というのが、もう皆さんお分かりですね、あのスリから切り取った腕だったのです。「スリの腕だからな、さぞかし手先が器用だろうよ」と嘯くカッシング。やっぱりカッシングはカッシングだ、善意の医者を装ってその裏ではこんなろくでもないことをやっていやがった。道理で患者の四肢をやたらに切断したがるはずだ!

 続いて彼はハンスに自分が作り上げた機械の脳を披露。脳といっても大きな箱がいくつも組み合わせたようなもので、これに水槽に入った目玉と腕が繋がれております。カッシングはマッチをすって目玉に見せ付けます。すると目玉がぎょろぎょろ腕がぴくぴくと動いたではありませんか。「うわあ、これはすごいものですねえ」と感心するハンスでしたがカッシングは不満そうに「しかし、これでは私の創造物には使えない。本物の脳が必要なのだ」

 「私が前に使った脳に損傷がなければあの創造物は完成していた。そして私は天才と称えられることになっていただろう。今度こそ完全なものを作って私を断罪した世間に復讐するのだ」どうも懲りない人であります。

 カッシングは「よし、ハンス、私の自信作を見せてあげよう」カーテンをぱっと開くってぇと現れたのがガラスのカプセルに収められた人造人間。「ふふふ、無料奉仕の見返りってやつだな」ぎょっとするハンスに世にも得意げな顔で説明するカッシングがカワイイ(笑)。「後は人間の脳を入れるだけだ。この研究室の中にその志願者がいる」この台詞を聞いて「しぇーっ」と飛び上がるハンス。「ひょっとして博士は僕を・・・」「早合点をするな、カールだ、彼は自分の不自由な体から逃げ出したがっている。彼は新しい体を欲しているのだよ」

 なるほど、それでカッシングを処刑台から助けたという訳ですか。

 さて、この後カッシングの医院にヴォランティア精神に目覚めた上流階級の娘さん、マーガレット(ユニース・ゲイソン)がやってきます。彼女は貧しい人々のお役に立ちたい、ついてはこの医院で看護婦として雇って欲しいと言うのです。カッシングは苦りきりますが、何しろ彼女の父親が街の有力者なものですから無下に断ることができません。仕方なく彼女を雇うことになってしまいました。この時マーガレットに出会ったカールが彼女に一目ぼれをしたらしいのも気にかかります。

 気を取り直したカッシング、「よし、ハンス、今夜手術を決行するぞ」

 この手術は前作の『フランケンシュタインの逆襲』とは違ってあっさり終了。メスで頭をさーくさく、のこぎりで頭蓋骨をごーりごりを期待していた私にとってはやや拍子抜け。カッシングはいまや新しいボディの持ち主になったカールに電線を接続、怪しい機械を作動させて彼の意識を覚醒させるのでした。

 カールは医院の屋根裏部屋へ運び込まれ、そこでしばらく静養することになります。この様子を下僕のバーグマンがこっそり覗いているのは何かの複線でしょうか。

 数週間が経過しまして、順調に回復したカール、カッシングは彼の拘束を解いて「よし、カール、左腕を動かせ」カール、左腕を持ち上げます。「カール、今度は右腕だ」こっちもOK。カッシングは満足げに頷いて「よしよし、上手く行っているぞ」

さあ、後は体の回復を待つだけだということになったのですが、カッシングに後を任されたハンスが世界一余計なことを言っちゃった。「私はこれからどうなるのでしょう」と不安げに聞いたカールに「忙しくなるぞ。何しろ君は医学上の奇跡といってもいい存在なのだ。世界中の科学者が君を見に来る。そしてシュタイン博士が君と君の元の体を並べて講演するだろう」カールは私は見世物になるのかとげっそり。もうこうなれば彼のやりたいことが分かってしまいますね。

 さて、このほかにももうひとつ事件が。マーガレットがバーグマンより「博士は生きた人間を切り刻んでいるんでさあ」と聞かされたのです。不思議に思った彼女が「どうしてそんなことが分かるの」と聞き返しますと、「博士は屋根裏部屋にその患者を隠しているんでがす」これで好奇心をかきたてられたマーガレットが見に行っちゃうのですな。そしてベッドに拘束されたカールを不憫に思って「直ったら助けてあげる。私の住所を書いてあげるわ」そしてあろうことかカールの頼みに応じて拘束を緩めてしまうのでした。

 ハンスはそんなことが起こっているとは夢にも思わずカッシングによってオラウータンの脳を移植されたというチンパンジー(笑)、オットーを眺めております。カッシングによるとこのチンパンジーは移植以来肉を食うようになったのだとか。本来草食のチンパンジーが肉を食うのは移植の影響かも知れないというのですな。これを聞いたハンスはふと不安に駆られましてカッシングにたずね返します。「ではカールもそのようになるのでは」「今のところそういう傾向はないようだ。それにカールもオットーのことは知っている。だから自分もそうならないように気をつけるだろう」カッシング、肝心のところがいいかげん(笑)。だから毎回毎回トンでもないことになるんだ。

 そしてカッシング、その話題を速攻で忘れてハンスに自分が作り出した人造人間第二号を披露。その顔がカッシングそっくりというのは何の冗談でしょうか。

 カールは拘束を外して立ち上がります。歩くこともできて、しかも体の麻痺もない。鏡を見てじーんと感動しているカールです(笑)。カールは窓から脱出、そしてカッシングとハンスが出かけたのを見計らって研究室に侵入するのです。目的はただひとつ、彼らが保存していた自分の元の体を破壊すること。カールは苦労して自分の元の体を焼却炉に投げ込むのですが、この物音を管理人のおっさんが聞いていた。おっさん、よせばいいのに研究室にやってきてカールを発見、「何やっているんだ、コラ」と殴りかかります。最初は抵抗もできずに一方的に殴られていたカールですが、ついにブチキレ!移植手術を受けたもの特有の凶暴さを発揮しておっさんを絞め殺してしまったのであります。しかもその死体を見ているうちにハンスの口からだらだらとよだれが。「私はこの死体を食いたいと思っている!」彼はこの思いがけない衝動に恐怖し、逃げ出すのでした。

 この後カールはマーガレットの叔母の屋敷へ。馬小屋に隠れていたところを彼女に見つかってしまいます。「シュタイン博士は恐ろしい、絶対言わないで」という彼の願いを聞き入れてカールに助けを求めるマーガレット。ハンスは彼女と急いで馬小屋に向かうのですが、時すでに遅し。カールは再び姿を消してしまっていたのです。カールは馬小屋に隠れている時に再び自分の右半身が麻痺し始めたことを知って絶望のあまり逃げ出したのでした。

 さ迷うカール。彼はカップルに行き当たって、その女の方に襲い掛かり殺してしまいました。カールはカッシングにすべてを話し二人でカールを探し始めます。手始めに音楽会をやっていたマーガレットの家に行って事情聴取。と、その時広間の飛び込んできたのが当のカールですよ。カールはカッシングを見つけると「フランケンシュタイン博士!」と絶叫。「私を助けてください」彼はばたりと倒れてそのまま死んでしまいましたとさ。

 さあ、これでシュタイン博士がフランケンシュタイン博士であるという噂が広がってしまいます。医師協議会はハンスとカッシングを呼び出して問いただします。しかしカッシング、少しも動じず「私があの悪名高きフランケンシュタイン博士ですと、馬鹿馬鹿しい、フランケンシュタインなんて名前の人間はいくらでもいる。そりゃ、フランケンシュタイン博士のことは知ってますよ、だからいらぬ誤解を受けたくないと思ってシュタインと名乗っていたのです。何、人相がそっくり。偶然でしょう。とにかく私をあのフランケンシュタインであるというなら、証拠を持ってきなさい、証拠を」とまくし立てるのでした。

 まあ、この屁理屈が通用すると思っていたのはカッシングだけだったようで(笑)、医師協議会は人をやってフランケンシュタインの墓を暴かせます。そして棺おけに入っていたのが彼ではなく司祭であることを発見したのでした。おまけに貧乏人の入院患者たちは険悪な目つきでカッシングを見ています。一人が「お前はフランケンシュタインだったのだな、この人殺しの人でなしめが」と叫んだのをきっかけに患者たちが決起、カッシングを袋叩きにしてしまったのです。

 まあ、この人は人造人間の部品欲しさに悪くもない手足を切断していましたからな、怨まれていたのも無理はない。

 瀕死となったカッシング、彼を研究室に運び込んだハンスに「もう私はだめだ。君がやるべきことは分かっているな」頷くハンス。そうです、彼はカッシングから脳を摘出、例の人造人間第二号に移植したのでした。この手術が終わって警官たちが押しかけてきます。彼らはハンスに「フランケンシュタインはどこだ、逮捕しにきたぞ」ハンスは黙ってカッシングの死体を指差します。「患者にやられました。頭をやられていて手術で助けようとしたのですが手遅れだったのです」

 それから数年が過ぎましてここは霧の都ロンドン。ハリーストリートでフランク博士というお医者様が開業されております。それはもちろん、ハンスによって死の淵から蘇ったカッシングでした。彼は診察室のドアを開きながら「おはようございます、今日のご加減はいかがですか」と言ったところでエンドマーク。

カラー・スクイーズワイド 英語モノラル音声 カラー・スクイーズワイド モノラル音声。画質・音質にまったく不満なし。こんなDVDばっかり見て暮らしたいくらい。日本語字幕付。ワーナーホームビデオのぽすれんレンタル。 

エロの冒険者 
       HOMEPAGE http://homepage3.nifty.com/housei/ 
      SFシネクラシックス 輸入DVDでみるSF黄金時代(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『エンド・オブ・ザ・ワールド/死を呼ぶエイリアン脱出計画』(『End of the World』  1977)

 

『エンド・オブ・ザ・ワールド/死を呼ぶエイリアン脱出計画』(『End of the World  1977

 まあ、しょうもない映画で、同年10月に公開された『未来からの挑戦!第四次宇宙戦争』と並んで「相方のピーター・カッシングは『スターウォーズ』なのにクリストファー・リーはこれかい」と当時のSF・ホラーマニアたちを嘆かせたという曰く付の作品です。。

とある町のダイナー、夜も更けてきて、お客さんはみんな帰っちゃいました。「んじゃ、暇やしピンボールでもしようじゃないの」店主はプレイを始めます。

 その時突然やってきたペルガド神父(クリストファー・リー)、店主はびっくりして「こんな夜更けにどないしはりましたのや」神父は真っ青な顔でとても具合が悪そうです。「えらい事が起こるんねん。手遅れになる前に警察に知らせなあかん。電話を貸してんか」店主はもちろん快諾したのですが、神父が電話機に近寄ったところなぜかぼかーんと爆発。同時にカウンターの奥にあったコーヒーマシーンもぼかーんと爆発。店主は飛び散った熱湯をもろに顔面に受けまして「ぐぎゃぐぎゃぐぎゃぎゃー!」苦しみのあまり窓から飛び出して電飾の電線に引っかかって感電死してしまいます。

 神父はそのまま外へ。とぼとぼ歩く彼の前に現れたのはおお、もう一人の神父ではありませんか。第二の神父は微笑んで「オカエリナサイ」 何だか良くわかりませんが二人の神父は闇の中へ消えていきます。ここでオープニングクレジット。

 これが終わると出てくるのはNASAのコンピューター室。本作の主人公であるアンドリュー・ボラン教授(カーク・スコット)が一台のコンピューターの前に座ってかたかたキーボードを操作しております。彼は電話を取り上げるとベッカーマン司令(リュー・エアーズ)に電話を掛けまして「わて、宇宙からの信号を解読してますねん、なんや言葉みたいなかんじでっせ。そちらではどないなっとりますのん」彼がやっていたのは宇宙からの電波を受信、解読することだったのですね。

 ボランは一旦帰宅、出席予定のパーティに出かける準備をしたのですが、同じくドレスアップした奥さんシルヴィア(スー・ロリータ(いやもうロリータじゃないけど)・リオン)があんまりセクシーだったのでむらむらしたらしく、いきなりキス。さらにその先へ進もうとします。シルヴィアは「あんた、せめてベッドルームに戻ってからにしてや」と言ったのですが、劣情一直線のボランには聞く耳なし。「あほー、わて、もう我慢できひんのやで、ここでするで、立ったままやるで」ってどんな映画なんだよ、これは(笑)。

 さて、立ったままやってパーティに出かけるのかと思いきやボラン、「気になることがあるねん」コンピューター室へ戻ります。そしてまたキーボードをカタカタ。すると唐突に画面に「大規模な崩壊あり」という文字が出てきたではありませんか。ボラン、首をかしげて「はて、何やろ、一応解読できたけど、これじゃ意味わからんわ」この後ようやくパーティへ出かける二人です。そしてその帰り道って「パーティに遅れる」と散々言っておきながらもう終わったのかい(笑)。その車の中でラジオが「中国南部で大規模な地震が起こりました」というニュース。ボラン、はっとなって「ひょっとしたら崩壊ってこのことやったんかいな、あれは宇宙からのメッセージやったのかも知れん」

 この後も同じようなことが続きましてついにボラン、「宇宙からの電波をキャッチしている受信機があるはずや、それを調べなあかん」と決意しまして奥さんと一緒に車で調査に向かったのでした。地図を見ながら逆探知の結果を追っていくと行き着いたのがセントキャサリンの修道院。「いや、こんなところに受信機があるはずないで、なんかの間違いやな」さらに先へ向かいます。この辺からすっかり日が暮れて夜になりまして、画面が真っ暗になり、何をやっているのかぜんぜんわからなくなってしまいました(笑)。

 彼らは何らかの施設を見つけていきなり柵をすり抜けて敷地内に不法侵入します。「ここはどんなところやろ」「動物園みたいやな」という会話が交わされますが、一匹の動物がいるわけではありません。二人は真っ暗闇の中を探し回った挙句、階段を降り始めます。するといきなり赤いライトに照らされた!「お前ら、ゆっくり降りてこんかい、おら、壁に手をつけて、動いたらあかんねんぞ、後ろからずどんとやるぞ」警備員に捕まったようですね。そしてその中のリーダーらしき人物が「お前ら、誰に派遣されたのや」この声を聞いてボランはびっくり。聞き覚えがあったからです。「あんたはもしや、ベッカーマンはんやないですか、わてはボランですねん」

 ベッカーマンは驚いて「こら、ほんまもんのボランはんかいな、こら、失礼した、ほなら、お詫びついでにこの地下通信センターを案内しまひょ」なんと、ここはロシアの宇宙船と協力して宇宙からの通信を傍受している大通信基地だったのです。だったら地上にちゃんと警備員置いておかんかい。階段に鍵かけとかんかい(大笑い)。

 そして次の場面じゃもうボランとシルヴィアはモーテルのベッドの上。「明日はあの修道院をもういっぺん調べてみるか」なんて言っております。この後二人はキスしてはい、後はなるようになれです。

 翌日、その決意どおりに修道院を再訪するボランとシルヴィア。彼らは責任者との面会を求めます。そして出てきたのがクリストファー・リーのペルガド神父。「セントキャサリンにようこそ。それで何の御用でっかいな」「私、ボラン言いましてNASAで通信関係の仕事やっておりますんや、ここんところ通信波をようけ受信しておりますのやけど、その中心がこの修道院になっておりますねん」神父はわははと笑って「それは何かの間違いやと思いますわ、ここにはトランジスタラジオもありゃしません」ボランはそういうことを聞いているのではないと思います(笑)。

 さらにボランは「この辺でキーンたらいう音聞かはったことはないですか」と質問したのですがペルガド神父は「知らん、知らん、ぜーんぜん知らん」「じゃあ、申し訳ないのやけど、この修道院をパワーインパルスメーターで調べさせてもらえんやろか」神父はこの頼みを快諾。ボランとシルヴィアは尼さんの付き添いつきで修道院を調べ始めます。

ボランとソフィアは修道院の部屋をくまなく調べるのですが、何も発見できません。二人は仕方なく戻ることになります。その二人に神父は「昼飯でもどないでっか」と誘ったのですが、この結果に落胆しているボランは「いや、ええです、せっかくのお誘いですが、僕ら、すぐ戻らなあきまへん」

 そしてNASAのコンピュータールームにこもるボラン。お、またなにやら文字がモニターに出てきました。小さすぎてぜんぜん読めないですけど(笑)。ボラン、プリントアウトしたその文字群をじっと見つめております。この後ボラン、噴水近くのテーブルでくつろいでいるソフィアって、ここはどこなんだよ!つなぎがいい加減でNASA施設の中に噴水があるように見えるぞ。彼女にそのプリントアウトを見せて「この通信はわてらのことを知ってんねん。わてらのことに妙に詳しいねん」この謎を解くべく再び修道院潜入を試みることになりました。

 まあ、潜入ったって例によって夜の場面が真っ暗なのでもうみづらいこと夥しい。かろうじて尼さんたちが現れて捕まってしまったことが分かるぐらい。彼らは神父の元へ連行されます。神父はさらに二人を地下に連れていき何かのスイッチを入れた。そうするとハム音が鳴って次々に地下室に置かれている機械装置が動き始めたではありませんか。実はこの施設、恒星間旅行のためのタイムワープ装置だったのです。

 この神父と尼さんたちは実は宇宙人、え、今さらいわれなくってもそのくらい分かっているよですって、ああ、そうですか。彼らはこの修道院の神父と尼さんを殺しクローン人間となって入れ替わっていたのです。彼らは地球が大宇宙の平穏を乱しているため、破壊しに来たとトンでもないことを言い出します。何でも一光年先の星まで迷惑かけられているそうです。一光年って、そんな近くに恒星系あったかや、そんな遠くまで迷惑かけてって、地球が何をしたっていうのか、疑問はつきません。しかし、彼らの計画は思わぬことで頓挫していました。首尾よく地震だの火山の噴火を起こしたのは言いのですが、肝心のタイムワープ装置が故障して彼らの星に帰れなくなってしまったのです。

 「そこであんさんの出番や、あんさんの研究しているなんちゃらクリスタルを持ってきて欲しいのや。それがあれば装置を直して帰ることができるのやで」神父はにやりとします。「え、わてらの言うとおりにせんと、あんさんの奥さん、どないなってしまいますかなー」

 その後寝室に閉じ込められた二人。閉じ込められたといっても鍵は掛かってないし、見張りもいない。二人は当然ながら逃げ出します。この後また暗闇の中をえんえんとうろうろする場面が続いてお、道に出た。ボラン、たまたま走ってきた車の前に飛び出して止めることに成功します。びっくりしたドライバー氏、窓から首を出して「こら、危ないやないかい、死ぬ気かや」ボランは構わず「非常事態なんですわ、金は幾らでも払うさかい近くの警察署に連れて行ってくださいな」

 ドライバー、この頼みを快諾、「ほなら、早いところ乗ってや」ところがこの時いきなり車のボンネットがぼんと破裂。ついで車体が大爆発して哀れドライバー氏は黒こげとなってしまったのです。もちろん、これは神父たちの仕業。とても逃げられないと悟ったボランとソフィアは修道院へ自ら戻るのです。出迎えた神父は「オカエリナサイ」と映画の冒頭と同じことを言っております。

 さあ、次の日ボランはNASAからなんちゃらクリスタルを盗みだしてくることになった。警備は厳重で生きて帰れるか分からない道行きであります。ボランはソフィアと別れを惜しんでぶちゅちゅちゅちゅーと長いキス。神父がいらだって、「こら、いつまでやっとんねん、唇腫れる前に離れんかい!」

 さて、すぐに夜となって工場へ忍び込むボランです。忍び込むったって、入り口に鍵は掛かってないし、警備員が一人机にいるだけ。厳重な警備が聞いて呆れます。ボランは警備員の背後から忍び寄ってクロロフォルム・アタック!コンテナの実験室の鍵を開けて見事にクリスタルを奪取。失神した警備員が見つかって警戒警報を鳴らされたのですが、何しろ逃げているのがボランと分かってしまったものですから、ほかの警備員も途中で追うのをやめてしまいます。唯一、発射されたピストルの弾が工場のガスタンク?に命中して大爆発。

 まんまと逃げてしまうボランです。本当にたいした厳重警備ですね。

 さあ、クリスタルを手渡された神父は大喜び。「あんた、でかした、ようやった!これでわてら星に帰れますわ!」さっそくタイムワープ装置にセットしてみるとこれが見事機能回復。「よっしゃ、みんな、一人ずつワープしてや」尼さんたちが次々に装置に吸い込まれていきます。最後に残った神父、二人を見て「もうこの星はしまいや、良かったらうちにこんか、あんたの能力、あっちで受けまっせ」神父もタイムワープ。

 残された二人はモニターに映し出される地球の惨状を目にします。火山が爆発して溶岩どろどろ(流用フィルム)、大津波が襲来して人々を飲み込んでいきます(流用フィルム)。ついにボラン、「わてら、無駄死にはできん、チャンスを逃したらあかんのや」二人はタイムワープ装置に吸い込まれました。直後地震に襲われるコントロールルーム。

 場面がぱっと変わりますと大宇宙に浮かんでいる地球。これがいきなりどっかーん!思いっきり爆発したところでエンドクレジット。

だらだらした演出で見ているとてきめんに眠くなってしまいます。不眠症の治療に最適だと思います。

カラー・スタンダード モノラル音声 画質は前述したように夜の場面で名にやっているのかさっぱり分かりません。音声も誉められたものではなく台詞が聞き取りづらいったらありゃしない。12枚のディスクに50本の映画を収めたNightmare Worlds 50 Movie Pack CollectionMill Creek EntertainmentのDVD。 

           エロの冒険者 
       HOMEPAGE http://homepage3.nifty.com/housei/ 
      SFシネクラシックス 輸入DVDでみるSF黄金時代(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『Godmonster of Indian Flats』(1973年)

 

Godmonster of Indian Flats』(1973年)

 羊の怪物が人々を襲うという内容でどーしよーもなくくだらねー映画の名が高い本作。本当にそんなに酷いのかなと思って輸入DVD取り寄せて見てみたら、やっぱり酷かった。私はDVDで見たからいいですけど、こんなの映画館で見せられたらもぎりのオネーさん人質に取って立てこもりますよ、絶対。

警告、警告、このDVDのリージョンは1です。したがって日本国内のDVDプレーヤーでは再生できません。警告、警告。

冒頭から登場する羊飼いの青年エディ、彼は羊を売ったお金でさっそくリノのカジノに出撃です。スロットマシーンに一ドル銀貨を入れてがちゃがちゃやると、はいいきなり大当たり。彼はあっという間に600ドル儲けたのであります。ほくほく顔のエディは酒場で居合わせた男と女達に祝福され「ほらほら、おごりだ、がんがん飲め」すっかりべろべろ。さらに男はエディを「シルバーデールの酒場へ行こう。バンジョーの生演奏なんかあって凄く楽しいぞ」この誘いに乗って男のオープンカーに女達と乗り込むエディであります。

 車はビュンビュン走ってその酒場へ。もういい加減に酔っ払っているエディ。ふらふらしながら「酒ら、酒ら、酒を持ってくるのら」と、傍らにいた酒場の女がひゅっと彼のポケットに手を突っ込んでお札を盗んじゃった。エディははっとなって「こ、このアマ、俺のか、金を返すのら」ところが酒場にいた人間全員が「おうおうおう、あんちゃん、おらっちの町の女にケチつけようてぇのか」ぐるりと取り囲まれ「かまわねえ、袋叩きにして放り出してしまえ」ぼこ、がす、ばき、どて、ぽき、ぐしゃ。散々殴られた挙句酒場の外へ放り出されてしまうエディ。

 酷い町ですが捨てる神あれば拾う神あり。たまたま車で通りがかったリノ大学の教授クレメンス。彼はエディに同情して車で送ってくれることになります。もっともこの辺の事情は語られず酒場から放り出されたらすぐにクレメンスの車に乗っているという非常に初心者にも分かりやすい親切な描写となっております(笑)。自分の牧場まで送って貰ったエディ、何を考えたのか羊舎の方へ。羊を一匹抱いて干草の中に寝転ぶのでした。まさか、これは羊を相手に・・・と心配させられたのですが(笑)幸いそんなことはなく、単なる抱きマクラ代わりのようであります。

 と、この時エディの眼前で奇怪な出来事が。赤い光がぴかぴか、ワイヤーで吊られた羊の骨らしきものがぐーるぐる、他の羊達がわーっと騒いでまた画面がぴかぴか。えー、一体全体これはどうなっているんでしょう(笑)。

 翌日、牧場にクレメンスとその助手であるマリポーサ(カレン・インジェンソーン)がやってきます。クレメンスは昨日酷い目にあったエディを心配して様子を見に来てくれたのです。二人はエディを探して羊舎へ。すると干草の中からエディがばっと飛び出してきた!「わあ」そしてその傍らにはなんだかぐちゃぐちゃの赤黒い塊が。これはどうやら羊の胎児らしい。これを見たクレメンスは異様に興奮し、「よし、これを研究所に持ち帰って育ててみよう。必ず研究の役に立つぞ」

 ここで新たな登場人物シルバーデールの町長であるチャールス・シルバーデール(スチュワート・ランカスター)とその右腕とでも呼ぶべき部下フィリップ・マドローブ(スティーブン・ケント・ブローニー)であります。このチャールスはこの町を一種の歴史モニュメントにしようと思っています。古き良きアメリカの生活をこの町で保存しようというのであります。

 さて、車で例の胎児を運んでいるクレメンス・エディ・マリポーサ。彼らは胎児を研究所に運び込み扶養器に収容、その成長を見守ることになりました。まあ、この研究所の建物はどう見たって廃墟なんですけどね(笑)。クレメンスはエディに「このことは絶対秘密だ」と釘をさすのでした。

 この後町長の下にバーンスターブル(クリストファー・ブルックス)という黒人のビジネスマンがやってきます。彼は大手鉱山会社の依頼でこの町にある廃坑を買い取ろうとしていたのです。しかし、旧来の風俗を保存することに拘るチャールスはその申し出を断固拒否。「むむむ、だったら1,000万ドルでどないだ!」という破格の値段にも首を振るばかり。この後バーンスターブルはなんとか土地を買おうと暗躍することになります。

 一方フィリップはゴミ捨て場でマイクと言う男から「研究所の博士がへんなゴミ捨てくさる。今まで嗅いだことのないような悪臭がする」と知らされます。なるほど彼らの前で箱一杯の布みたいなゴミをぽーんとすてるクレメンス。フィリップはマイクに「よし、研究所と博士を見張るのだ」

 エディとマリポーサはゴードン保安官(ロバート・ハーシュフィールド)の事務所へ実験に使う電線の類を買いに行きます。この保安官がまたへんな人で事務所に電話線を引き込み町内の人間の会話を傍受することができるようになっているという。おい、それは不味いだろ。そして電線を仕入れた二人、すぐに研究所へ戻るのかと思いきや、近くの墓地で景色を眺めながらおしゃべり。「僕はこの前不思議なものを見た、赤い輝く光なんだ、そしてアレが生まれたのだ。俺、少しおかしくなっているのかも知れないな」ううんと首をふるマリポーサ。「とっても素敵な体験じゃない」二人はキスを致します。

 この二人を覗き見ていたのが町の占い師マダム・アルタ(ペギー・ブラウニー)であります。彼女はその後占いに訪れたマリポーサに「あなた、午後に墓地にいたでしょ!」びっくりしたマリポーサ、「どうして知っているの、あの時他に誰もいなかったのよ」いや、いたんだよ(笑)。「ふふふ、私の心霊の目は何でもお見通しなのよ。ところであなた、あなたには危険が迫っている、すぐにここから立ち去るのです」どうやら、このアダム・マルタ、町長と繋がりがあるようで、普段からその存在を疎ましく思っていた研究所(廃墟だけど)の人間を脅かして追い出そうとしているらしい。

 そんなこととは夢にも思わないマリポーサは本気で怖がっているのですが、この脅かしの件はこの場面だけなのでまったく問題はありません(笑)。彼女はクレメンスと一緒に廃坑の調査に出かけます。クレメンスが嬉々としてどう見たって今しがた埋められたばかりの化石の模型を掘り出しておりますと(笑)急にマリポーサが倒れてしまいました。どうも廃坑内のガスにやられたらしい。クレメンス、慌てて彼女を連れ出したのですが、その後彼が掘っていたところから黄色い煙がむくむくと・・・。外に出たクレメンスはマリポーサを介抱します。その間絶えず喋り続けている彼の言葉によるとこの一体には怪物の伝説があるらしい。そしてその怪物はあのガスに関係しているのではないかと言うのです。

 ということはあの羊から生まれた不気味な胎児もその影響なのでしょうか。

 一方、シルバーデールの町では最大のお祭ボナンザのパレードが開催されます。人々は西部時代のコスプレで通過するパレードを楽しんでおります。この機会に町の人々と親しくなっておこうと考えたバーンスターブル、ガンマンのコスプレして並べられたガラスのビンを拳銃で撃つ素人射撃大会に参加。ばんばんずんずんどんどんとガラス瓶に命中させて大得意。と、ここで彼を町から追い出すための陰謀が炸裂するのです。犬を連れたゴードン保安官が近づいてきて、「ほら、死んだふりをするんだ」芸の仕込み宜しくごろりと寝転がって腹を見せる犬。保安官は叫びます。「うわあ、なんてことをするんだ、俺の可愛い犬を射殺しやがったな」

 冗談かと思ったら本気なんだ、これが(大笑い)。

 この後保安官は教会で偽の犬の葬式まで開いてしまうのです。これで本気にした町の人々はバーンスターブルを完全無視。土地売買の話を聞こうともせず、尋ねていく彼を門前払い。その彼になぜかエディが囁きます。「僕、本当のことを知ってますよ」でもその後エディは彼に絡まずこの話はそのまんま立ち消え。

失意のバーンスターブル 酒場のおねえちゃん相手に呑んでおります。と、そこにやってきたのがフィリップ。バーンスターブルはもごもごと「犬は申し訳なかった、そんなつもりじゃなかったんだ」と謝罪するのですがフィリップ、逆に拳銃を取り出して「ここの女に手を出すな」 この騒ぎにマダム・アルタ(かなあ)が飛び出してきて彼をなだめるのです。しぶしぶ帰っていくフィリップ。しかしその目はバーンスターブルに対する憎悪に燃えております。

 研究所ではクレメンス博士が今やすっかりでっかくなってぎえーぎえーと喚くモンスターのケージの前で「これは前世紀に鉱山の怪物として恐れられたものだ。鉱山のガスによって突然変異したのであろう。その鉱山は1874年に事故で崩壊してしまった。その跡地がエディの牧場近くなのだ」「そうか、それで僕の羊にあんなものが」と頷くエディ。この後クレメンス博士は「あー疲れた、ちょっと休憩しよう」研究室の片隅ではこの時とばかりエディとマリポーサがキスをしております。

 一方フェスティバルの会場をうろついているフィリップ。傍らでは子供たちによるパイくい競争が開催されております。と、その会場にエディが現れて子供たちに耳打ち。子供たちは立ち上がると歓声を上げながらフィリップにパイを投げつけた!可哀想にパイ塗れになったフィリップ、犯人はどこのどいつだと辺りを睥睨します。とその目に映ったのが偶然通りかかったバーンスターブル。「これも奴の仕業か」とフィリップは怒り狂うのです。

 彼は拳銃を用意して町の酒場へ。またバーンスターブルがおねえちゃん相手に呑んでいるってあんたは仕事もせずに呑んでばかりですな。いくら仕事が上手く行かないからといってそれはいかがなものか。フィリップは打って変わったような愛想の良さでバーンスターブルに挨拶。そして「うちに良いコニャックがある。仲直りの印として呑んでくれないか」よせばいいのに、彼の家へのこのこ出かけていくバーンスターブルですよ。もちろん、フィリップの真意はそんなことにあるのではありません。彼はバーンスターブルが帰ろうとした時に背後から酒瓶で頭をごっ!昏倒させます。そして拳銃を握って自分の腕を撃つとその拳銃をバーンスターブルに握らせたのです。

 かくしてフィリップ殺人未遂容疑で保安官に逮捕・収監されるバーンスターブルであります。

 フィリップの悪行は留まるところを知りません。彼は仲間を募って「奴はここを買い取って鉱山にしようとしている。我々の故郷をムチャクチャにする気なのだ、そんな奴をいかしてはおけん」と保安官事務所に押し入り、バーンスターブルを連れ出してしまったのです。ちなみに保安官、彼らの行為をまったく無視。一心不乱に夕飯を食っているのでした。フィリップ達はバーンスターブルを絞首刑台まで連れていき「さあ、この公共の敵めを吊るすぞ」と怪気炎を上げるのですが、ここであの酒場の女が車で現れた。バーンスターブル、必死に抵抗して逃げ出し、その車に飛び込むのです。

 バーンスターブルは女に「クレメンス博士の研究所に行くのだ。あそこなら匿ってくれるだろう」匿ってくれませんでした(笑)。彼はモンスターの研究を邪魔されたくなかったのです。バーンスターブルと女は研究室の入り口で立ち往生。彼らに同情したエディ、マリポーザは博士に彼らを入れてやれと頼むのですが、頑として首を縦に振りません。そうこうするうちにフィリップ達が周辺を包囲。ガス弾で攻撃してきたのです。たちまちガスに包まれて「うわあ、げほげほごほごほ、く、苦しい」と叫ぶバーンスターブルたち。

 ところが思いがけないことが起こりました。このガスが研究室内に洩れて件のモンスターをも包み込んだのであります。「ごえーごえー」荒れ狂うモンスター。ついにケージを破壊して外へ出てしまったのです。モンスターはフィリップの仲間の一人をがっと捕まえるとどてぽきぐしゃ。その人は血まみれになって崖下へ転落です。このモンスターの出現に仰天したフィリップ一派、とりあえずバーンスターブルを捕まえてから、怪物の追跡を開始したのでした。クレメンスは「あれは科学上の貴重な資料なのだ。絶対殺さないでくれ。生きたまま捕まえてくれ」だって。

 ここで突然モンスターへの博愛に目覚めたマリポーザ、「私が彼を救わなきゃ」ってんで後を追いかけます。そしてモンスターに近づくと「大丈夫よ、怖がらないで、私はあなたの味方よ、ついてらっしゃい逃してあげる」マリポーザはモンスターに身振りでついてくるように促すのですが、その動きがだんだん大きくなってきてダンスを踊っているようにしか見えません(笑)。毛むくじゃらでヨタヨタとしか動けないカッコ悪いモンスターの前で踊る女、さすがサムシング・ウィアードレーベルでDVDが発売されるだけのことはありますわ。

 この光景をみたエディ、マリポーザが襲われると勘違いしたのか、石を拾って投げつけます。これでモンスターはヨタヨタと逃げてしまいました。マリポーザはこりずに「私が助けなくちゃ」とエディを放っておいて追いかけるのですが、彼女の出番は事実上ここまで。

 シルバーデールは町内テレビ放送ネットワークを使って町民に警告します。「モンスターがいる。子供たちを外に出すな、電話を使ってはいけない。この町の中で処理するのだ」

 その後モンスターは町内のあちこちで暴虐の限りを尽くします。まず、庭で遊んでいた子供たちを襲います。画面では子供たちを追い払って彼らのオヤツを食っているだけなのですが、どうもこの時子供が一人食われてしまったらしい。さらに町のガソリンスタンドを襲撃。爆発炎上させるのです。

 これ以上奴をのさばらせてはおけんというシルバーデールの命令でフィリップを中心に山狩り隊が組織されます。みんなロープを持ってこれでモンスターを生け捕りにしようという算段。こういう試みは往々にして上手く行かないことが多いのですが、この映画に限っては馬に乗ったカウボーイたちが「何時までもお前の好き勝手にはさせん、正義は必ず勝つ」と叫んでロープを投げるとあっさり捕まってしまうという・・・。

 さあ、物語も終盤を迎えました。え?誰ですか、まだ終わらないのとか言ってんのは。ここまで我慢してきたのだから最後まで付き合ってくださいよ。私だって我慢しているんだから(笑)。シルバーデールはバーンスターブルと話し合って彼に対する犯罪容疑を帳消しにするという条件で土地の売却を承諾します。そして彼は町民たちに向かって演説。「我々の危機は去った。あの怪物はクレメンス博士によると貴重な科学上の発見だそうだ。だからあれを展示して観光客の誘致に勤めたいと思う」これを聞いたクレメンス博士、「バカヤロー、あれをサーカスの見世物にしようってのか」シルバーデールはまったく動じません。「さらにもう一つ良いニュースがある。私は鉱山会社とこの町を歴史的な鉱山のモニュメントにする契約も交わした」今度はエディが「バカヤロー、これはマヤカシだ!」

 シルバーデールは幕に覆われた檻を指差します。「みんな見てくれ、これが我々に富をもたらしてくれるモンスターだ」はらりと幕が開かれます。モンスターを見た町民たちは大激怒。「私の子供を食ったのはこいつよ、殺して」ここから良く分からないのですがとにかく大混乱になります。ばーっと町民の一部が逃げ出してええと、これは反対派がフィリップとその部下達に追い払われたのかと思ったのですが、残った町民たちもモンスターの檻が乗ったトラックに襲い掛かるという…。彼らはトラックを押してついに崖から落としてしまいました。モンスターから出ているガスが引火して大爆発・・・なのかな。もー、私には何が起こっているのか良く分かりませんわ。

 そして羊がめえめえ鳴いている画にあのモンスターがオーヴァーラップして映画はおしまい。

ね、本当に酷いでしょ、訳が分からないでしょ。こんな映画見るの、本当に大変なんですから。

 カラー・スタンダード モノラル音声。画質はそこそこヨロシイ。でもとにかく音質が駄目で特にラストの大騒ぎなどばりばりに歪んでまったく聞き取れません。久しぶりに頭に来ました。サムシング・ウィアードのDVD

エロの冒険者 
       HOMEPAGE http://homepage3.nifty.com/housei/ 
      SFシネクラシックス 輸入DVDでみるSF黄金時代(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月 2日 (月)

3月1日(日) 『仏陀と軍艦』

 ある方面からお叱りを受けそうな駄洒落。本日より3月。交換を想定していた昨年末より丸二ヶ月長くVPL-VW100のランプを使うことができた。いい加減、ランプ交換をやらなければならないのだが、これには15センチ長のドライバーが必要になる。また先に交換している先輩ユーザーにはネジ締めこむのが難しくって難しくって途中で諦めようかと思ったという人もおり、交換作業そのものが難しそうだ。でもそんなことも言っていられないので意を決して今度の休みに挑戦することにした。三国一のぶきっちょであるワタクシが無事ランプを交換できるか、はたまた途中で諦めてしまいサービスを呼ぶ羽目になるか、さあ、お立会い。

 米国盤ブルーレイ3月注文分である。『スモーキング・ハイ』、『ミラーズ』、『僕らのミライへ逆回転』、『マックスペイン』の新作4本。2月19日の日記では『セブン』(3月10日発売)を買う予定としていたがなぜかアマゾンではこの発売予定そのものが消えてしまっている。ひょっとしたら発売延期になったのかも知れない。

 またマーケットプレイスで『ヒルズ・ハブ・アイズ』のブルーレイを買おうかとも思っていたのだが、sellerの情報・コメントを見てみると「オーストラリアから米国内どこにでも送ります。エアメールで二週間くらいです」とか「カナダからの手紙じゃなくって発送になります。このDVDはNTSCのリージョン2でアメリカで発売されているDVDプレーヤーでしか再生できません。ノークレーム・ノーリターンでお願いします」となにやら怪しげなのである。なんだ、これはリージョン2のDVDですってのは(笑)。

 さすがにこれには手が出せんわ。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。昼飯はマルタイ棒ラーメンと鯵の握り寿司三個。夕食はサーモンのソテー ブロッコリー添え、しめ鯖、後は海老天蕎麦。ビール二缶飲んでゴハンはもちろんなし。〆のコーヒーは如例。

 その後ハイビジョン録画の『沈黙の報復』を見る。これは駄作ばかりを延々と量産している印象の強い近年のセガール映画の中で、奇跡とも言えるほどの出来の良さ(笑)。アクションはだらだらしているものの、そこは物量(死体の数、大げさな血糊)でカヴァー。悪徳刑事に殺された息子の復讐というテーマを使って、とにかく敵ギャング団を殺しまくっている。パンチで失神させた下っ端のチンピラの首を締め上げて折り殺してしまうほどでどっちが悪者か分からない残酷ぶりである。実際、登場人物の一人から「あんたはギャングたちと一緒よ」と非難されたりするのだが、これに答えた台詞がカッコいい。「アイ・アム・ア・ロット・オブ・ワース!」(俺のほうがもっとワルさ)、思わず拍手してしまいましたよ。

 ハイビジョン画質はグレインが非常に強い。ざらざらした画調は映画の内容に合っていて悪いものではないのだが、時折ピントがずれてしまうのが気になる。AAC5.1チャンネルサラウンドは非常に大雑把な音場(笑)。低音がばりばり利いて迫力だけはあるのだが。

 その後今までちびちび見ていたハイビジョン録画の『全然大丈夫』を見る。ダンボール箱を組み立てることすらできず、それどころかエレベーターのボタンを押そうとして指を骨折してしまうほど以上に不器用な女、39歳で定職につかず、自分の考えた凄い幽霊屋敷を経営するなどと訳の分からないことを言っているホラーマニア、突然、鬱になってしまった父親など「全然大丈夫じゃない人たち」が織り成すドラマ。人間の成長というメインテーマがあまりにストレートすぎて照れくさいのだが(笑)、これを救っているのが惚けた味わいのあるギャグで、特に不器用女 木村佳乃のアパートで誕生日プレゼントもって鉢合わせする荒川良々と岡田善徳には大笑いさせられた。

 ハイビジョン画質はビデオ的であるが、解像度が高く遠景がシャープである。暗部の表現にも破綻がなく、高画質の部類に入るであろう。ステレオ音声はヴォリュームを上げ気味にすると気持ち良くサラウンドしてくれる。BGMの品位が高く、ギターの弦の響きにリアリティがあった。

 その後シャワーを浴びてお酒。お供はハイビジョン録画の『ゴジラ 1984』 ちょっと年代的に新しくなったので画質も良くなっているだろうと思ったのだが・・・、全然駄目でした(笑)。相変わらず黒が浮きまくりで黒補正弱とガンマ3にしてようやく落ち着くほど。冒頭の嵐の場面でブロックノイズが目立つのにも失望させられた。またところどころ暗部が茶色っぽくなる現象もあって、全体としてみれば憤慨した『メカゴジラの逆襲』以下の画質と言って良いだろう。音質が旧ゴジラシリーズよりよほど良くなっているのがたったひとつの救いであった。

 就寝午前1時半。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『空飛ぶ生首』(『Tormented』 1960年)

 

『空飛ぶ生首』(『Tormented』 1960年)

 お馴染みミスタービック、バート・I・ゴードン師匠の映画です。と言ってもこの映画では巨大なものが出てくる訳ではありません。女の生首がひらひら飛び回り、自分を裏切った男を責め苛むというどちらかというと日本の怪談に近いお話であります。

夜の海をバックにオープニングクレジット。これが終わると主人公トム・スチュワート(リチャード・カールソン)のナレーションで物語が始まります。「私はこの島を愛していた。平和と静寂の島だった。あの夜ヴァイ(ジュディ・リーディング)に呼び出されるまでは」このトムという男、将来を嘱望される名ジャズピアニスト。ヴァイは彼の元恋人で現在は落ち目の歌手という組み合わせであります。ヴァイはは朽ち果てた灯台にトムを呼び出して復縁を迫ったのであります。しかしトムは彼女の願いを聞こうとはしません。「ヴァイ、もう、僕たちの関係は終わったのだ。僕はもう結婚するんだよ」これでヴァイがカッとなりまして、「あのメグと言う女ね。彼女は私より若くてしかも金持ちだわ、あんたがばあさんはしつこいとか、ばあさんは用済みだと思うのも分かるけど」ヴァイは邪悪な笑みを浮かべます。「私はあなたを離さない。私はあのあなたの手紙をまだ持っているのよ」トム、ぎくぎくぎく!「これをいろんなところに見せて回れば飛んだスキャンダル、結婚どころかあなたのピアニストの名声も地に落ちるのだわ、ほほほほほ」

それを公開するだけで大スキャンダル、ピアニスト生命も断たれかねない手紙って、一体何が書いてあるんだろう(笑)。

 ヴァイ、灯台の手すりにもたれ掛かります。ところがこの手すりが何しろ古いものですから極度にもろくなっておりまして、彼女の体重であっさり壊れちゃった。空中へ放り出されたヴァイ、かろうじて残った手すりを掴みまして「助けて、トム、私死にたくない!」トムは一瞬手を伸ばすのですが、これで彼女を助けて「ああ、トム、ありがとう、命の恩人のあなたを脅すことなんてできないわ。あの手紙は破り捨てます、どうぞ、メグさんと幸せになって」と帰って行ったのでは映画が終わってしまいます(笑)。トム、逡巡したあげく手を引っ込めて「ヒーッ」ヴァイは暗い海中へ落下したのでありました。

 場面はぱっと翌日になりまして、双眼鏡で海を捜索中のトム。と彼は波間に漂うヴァイを見つけます。彼は海に飛びこんで彼女を砂浜まで運んでくるのですが、その体がみるみるうちに海草に変化してしまったのです。驚いて目を擦るトム。と、ここで彼と遊ぼうとやってきていたメグの妹サンディ(スーザン・ゴードン)が砂浜で綺麗な時計を見つけます。彼女に時計を見せてもらったトムはまたまたびっくり。その裏面にヴァイの名前が刻まれていたからです。彼はサンディから時計を預りあの灯台へ。てっぺんに上って「あれは事故だ。私には何の責任もない、彼女は自分で落ちて死んだのだ。だから迷わず成仏してくれ、南無阿弥陀仏!」時計を海に投げ込むトム。

 この時下から誰かが登ってきた、「ヒー ヴァイの幽霊か」と怯えるトムでしたが、それは彼の婚約者のメグ(ルジーネ・サンダース)だったのです。トムはたちまち幸せモードに突入。二人で結婚式のお色直しは何回しようとか、両親への花束贈呈はわざとらしいからやめておこうとか、てんとう虫のサンバを歌う友達がいるとか、親戚の○○さんは酒癖が悪いのであまりのまさないようにしようとか、いろいろ相談しながら砂浜を歩きます。と、またも奇怪な出来事が。第三の足跡が二人をおってぽつぽつと現れたではありませんか。これに気がついたトム、恐怖して「メグ、すぐに島をでよう。豪華な結婚式なんて馬鹿らしい、二人だけで式をあげるのだ」これで事情を知らぬメグと大喧嘩になってしまいました。ふふふ、ざまあみろ(笑)。

 困ったトム、サンディを彼の部屋に呼んで「お姉さんと喧嘩しちゃったんだ、何とか仲直りできるように助けてよ」と頼みます。9歳の女の子であるメグは「分かったわ、心配しないで。もし姉さんが許してくれなかったら、私と結婚すればいいのよ」まあ、なんておませな子なのでしょう。

 サンディを返してピアノの練習をするトム。彼のピアノに混じっていつの間にかレコードが鳴っています。しかもそれがヴァイの代表曲「愛の苦悩」のレコードだったという(笑)。トムは戦慄してプレーヤーからレコードを取り去ります。そしてまたピアノ練習を再開したのですが、またレコードが鳴り出した!トムは立ちすくみます。外した筈のレコードがいつの間にかプレーヤーの上に戻っていたからです。トムは半狂乱になってレコードを叩き割ってしまいました。

 悩むトム。彼はメグたちの家のお手伝いさん、盲目のエリス(リリアン・アダムス)にそれとなく聞いてみることにしました。「エリスさん、死んだ魂が戻ってくるなんてことがあるだろうか」「幽霊のことですか、それだったら私は信じませんけどねえ、でも不動産屋やってた時分には空き部屋で不思議な体験をしたことがありますけどねえ」その不思議な体験と言うのがこの地方に伝わるサミュエル一家の怪談話。そこの子供が犬を連れて遊びに行ったきり戻ってこなかった。一家が引っ越した後、そこを借りた人は「目に見えない犬がドアを引っかく、少年の部屋がとてつもなく寒い、ベッドに濡れた海草があった」などと言って次々に引っ越してしまうそうな」

 「海草」という言葉に顔をしかめたトム、思わず「何か信じられないものが存在するんだ」と言ってしまいます。エリスは、しかし驚くこともなく「逃げても問題は解決しない。正面から立ち向かうのです」その夜、悪夢にうなされるトム、ふわふわと半透明のヴァイが彼にまとわりついてきます。「トム、トム、トム」彼はヴァイを追い払おうとするのですがどうにもなりません。そしていつの間にか彼とヴァイはあの灯台の上にいました。「やめろ、近寄るな」手を振り回すトム、と、彼は時計がかちかち時を刻む音で目覚めました。その時計とはもちろん、彼が海に投げ捨てた筈のヴァイの腕時計。おまけに朽ち果てているはずの灯台から眩しい光が投げかけられています。

 トムは灯台へ登り半ばヤケになって「君はもう存在していないのだ、もう君に振り回されるのはゴメンだ、僕は逃げない、メグと結婚するのだ」言うだけ言って気が済んだトム、灯台から出て部屋に戻るのですが、彼が出て行った後、灯台に響き渡る不気味な声「あんたは誰にも渡さないわよ」 この辺はフツーに怖いです。ゴードン師匠、なかなか良い仕事していますね。

 しかしその後も起こる怪事件。サンディにせがまれて結婚指輪を見せようとしたらその指輪を宙に浮かんだ手首が持って逃げちゃった。トムは真っ青になるのですが、サンディにはやっぱりその手首は見えないのです。さらにメグたちの家に招かれたとき、俄かに部屋の温度が急低下、甘い香水の香りが漂います。そしてメグの物凄い悲鳴。「ヒーッ、あたしのドレスが海草まみれに!なんだか溺れ死んだサーファーみたいだわ」

 思いつめたトムはハチミツを持ってきたエリスに相談します。「昔の友人でヴァイという女に灯台であった。口論になって別れたんだ。その後、彼女は島を出て行ったのだが」エリスはふんと鼻を鳴らします。「本当に出て行ったかどうか分かりませんよ、まだ島にいて昨夜のいたずらを仕掛けたのでは」この会話を偶然聞いてしまったサンディ、エリスに「トムは誰を探しているの?その人って灯台にいるんじゃないの?トム、しょっちゅう行っているみたいだから」と聞くのですが、エリスは普段の彼女には似合わない怖い顔をして「誰もいません、そしてあなたも絶対灯台へ行ってはいけません」と言うのでした。

エリスは自分で灯台へ行ってみることにします。しかし中へ入ると盲導犬のレッズがわんわんわん!怯えてついてこようとしません。仕方なく一人で灯台へ入り込むエリス。「ちょいとお嬢さん、出ていらっしゃい、隠れたって駄目よ、いるのは分かっているんだから」その時聞こえてくるフフフフという不気味な笑い声。「あ、やっぱりいるじゃない、ちゃんと分かるように話なさい。まったくもうこれだから近頃の若い人は」こういうのを○○○蛇におじずと申します(笑)。

 エリスはその笑い声に誘われるように階段を上がります。すると前の方からこしゃこしゃと囁く声が。「何、聞こえないわ」前に一歩踏み出したエリス、危うく壊れた手すりの部分から落下しそうに。ぎりぎりで体を引き戻した彼女は「全くなんて酷いことをするの」と大激怒。これからどうなるのかと思ったらそのまま帰ってしまったという・・・。

 さて、そんな怪奇な出来事を他所にトムとメグの結婚式の準備は着々と進んでおります。パパも結婚式出席のために単身赴任先から戻ってきました。でも、このパパ、どうもこの結婚が気に入らないらしく「おい、トムはどうした、何、具合が悪くて寝ている、ピアノの練習のしすぎだな、フン、だからジャズピアニストなんてよせと言ったんだ」なんて怒ってます(笑)。

 サンディはトムが灯台にいるのではないかと考えて行ってみます。でもドアを開けて中を覗き込んだらいきなり中からバタンと閉められた。驚くサンディ。と、彼女の帽子が風に飛ばされてしまいました。慌てて走って追いついたサンディ、帽子を拾い上げるとその下にあったのはきれいなペンダントではありませんか。でも、ちょっと待て!よーく見たらヴァイとか刻み込まれてないか(笑)。さらにここで新たな登場人物。船員風の若い男が彼女に「君、トム・スチュワートって知ってるかね」と聞いてきたのです。「実は彼に宝くじで20万ドル当たってね、金を届けに来たんだ」ウソに決まってます(笑)。それでサンディはトムなんて人は知らないと言ったのですが、この男ニック(ジョー・ターケル)は自分で突き止めて直接トムを訪ねたのであります。

 その用件とは、「女の船賃を返せ!」というもの。彼はヴァイをボートでこの島に連れてきたというのです。帰りに往復それぞれ5ドル、合わせて10ドルの船賃を払うという約束だったのですが、ヴァイは結局島に渡ったきり戻ってこなかった。それでヴァイが話していた「トム・スチュワート」に金を立て替えて貰おうと思ったのだとか。トムは思わず「ヴァイなんて知らん」と言ってしまったのですが、考えてみればこの男の目的は金だけ。しかも要求額はたった10ドルです。払ってしまうほうが面倒がなくていい。男は10ドル札を貰ってほくほくと引き揚げていきました。

 これで済むかと思ったらもちろん、そんなことはないのでありまして・・・。

 この男ニックはコーヒーショップで偶然居合わせたエリスとサンディの会話「まあ、サンディ、メグとトムの結婚式のリハーサルはどうしたの。もう始まっているわよ」「大変、忘れてた、すぐに行かなくちゃ」を聞いてしまったのですねえ。トムは別の女と結婚直前なのか、じゃあ、これはひょっとしたら金になるじゃん!にまーっとするニックであります。ニックは直接リハーサルに乗り込んで慌てふためくトムに「ふふふ、結婚するんだね、これはちょっと真剣に交渉しなくちゃ」

 もう踏んだり蹴ったりのトム。その夜に開かれた前夜祭パーティでも浮かぬ顔をしております。そんな彼に追い討ちをかけるように、「あ、サンディがどこかで見たようなペンダントを下げているぞ、ああ、あれはヴァイのじゃないか」「あ、メグと写真を撮って貰ったら僕たちの背後にヴァイの首が!ひいいい」もうトムはぼろぼろで、そんな彼を大変に心配するメグ。「ヘンなものが写っているんだ」と見せられた写真には何もおかしなものがなかったのでなおさらです。そんな波乱の目を含みながらパーティは終了。

 いよいよ結婚式当日の朝となりました。落ち着かない様子でピアノを弾いているトム。背後から例によって「トム、トム、トム」 「ああ、もう五月蝿いな、いい加減にしてくれ」と振り返ったトムは「しぇーっ」と叫んで飛び上がります。不気味な微笑みを浮かべたヴァイの首が空中に浮かんでいたからです。「ほほほ、私は声を取り戻したのよ、これであなたのやったことをみんなに知らせることができるわ、あなたが私を殺したのよって、これで結婚なんか絶対ムリね」「きいいい」怒り狂ったトム、いきなりマネキンに変貌したヴァイの首を掴んでタオルに包んでしまいます(大笑い)。これで外に捨てに行こうとしたら手が滑ってタオルの中の首がすってんころりん、砂浜へ転げだしてしまいました。これを拾ったのがニックですよ。トムはやばい、これで俺はおしまいだと戦慄するのですがタオルの中から出てきたのは花束と花瓶でした。

 トムはニックを話のできるところへ行こうと灯台に連れ込みます。ニックの話と言うのはもちろん金。「ヴァイはこの島にはいない、でもこの島から出て行った訳でもない。会ったのはあんただけ、へへへ、これだけ言えば分かるでしょ」というのです。そして彼が要求してきたのが金5,000ドルなり。立ちすくむトムにヴァイがニックには聞こえない声で喋りかけます。「お金なんか払ったらおしまいよ、一生付きまとわれちゃうわよ、私の時と同じく思い切ってやっちゃいなさい、ほら、あなたの後ろに鉄パイプがあるわ」トム、その言葉通り鉄パイプを取り上げてニックの頭にごっ!殴り殺してしまいました。トムは彼の死体を始末するために灯台の外へ引きずり出します。

 この後足跡が響いて階段を降りてきたのがサンディ。そう、彼女は全てを見てしまったのです。

 彼女は当然ながら深く思い悩みます。彼女がメグに「本当にトムを愛しているの、彼がどんな悪事を働いていても?」と聞くと「もちろん」と答えるものですからそれ以上何も言えません。結婚式が始まって神父さんが「この二人の結婚に意義があるものは今すぐ申し出よ」と宣言すると思わず手を上げそうになるのですが、それも途中で止めてしまいます。その代わりと言っては何ですが(笑)、いきなり教会の扉が押し開けられ強烈な寒気が襲ってきたのです。この寒気によって教会に飾られた花はみーんな枯れてしまいます。メグが持っていた花束もみるみるしおれて「ひー」散々な結婚式でありますな。

 この後もう参ってしまったトムは灯台に行って「ヴァイ、君の勝ちだ、僕はここを去って二度と戻らん」と塩らしいことを言っております。と、その時現れたのがサンディ。彼女は驚くトムに向かって「なぜ、あの人を殺したの、姉さんと結婚したくないの」今の今までここをさって二度と戻らんと言っていたトムですが、これを聞くなり「ヤバイ」 サンディに「仕方なかったんだ、お願いだから誰にも言わないでおくれ」サンディは頷きます。

 その頃サンディがいないと大騒ぎになっておりまして、パパはやっぱり「あれもこれも何もかもトムのせいだ。やっぱりジャズピアニストなんて碌なものじゃない!」メグは灯台をみて、「あ、灯台にランプの光が見えるわ」と叫びます。サンディはきっとあそこよということで一家を挙げて駆けつけるのでした。

 トムはサンディを連れて階段を上がります。「君は喋らないと約束してくれた。でも約束を守りきれるかどうかは分からない。君に喋られると僕はガス室送りになってしまう」おいおい、トム君、君は一体何を考えているのかね、うわ、こいつ、サンディを海に放り込もうとしている!でもそうは問屋が許さないじゃなかった卸さない、ここでヴァイの幽霊が登場、ふいーっとトムに襲い掛かります。これで足を踏み外したトム、「ぎょええあああひいい」と凄まじい悲鳴を上げながら落下、海に飲み込まれてしまいました。

 捜索の人たちが死後一週間を経過したヴァイの死体、そしてトムを発見します。砂浜に並んで横たえられる二人の死体。そのヴァイの指にはまっているのはおお、あの結婚指輪。

モノクロ・スタンダード モノラル音声。画質は取り立てて綺麗ではありませんが、かといって酷い、見られたものではないというほど酷くはない。簡単に言えば平凡な画質ということですな(笑)。音質はかなり良い。台詞に落ち着きがあります。WHDの国内版DVD。もちろん日本語字幕つき。

エロの冒険者 
       HOMEPAGE http://homepage3.nifty.com/housei/ 
      SFシネクラシックス 輸入DVDでみるSF黄金時代(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月 1日 (日)

2月28日(土) オカナガン湖のおぼん・こぼん

 それは湖面に浮上してきたかと思うと突然タップダンスを始めたのです。1990年、おぼん・こぼん撮影に成功したパスカル夫妻談。「ヌイグルメン!」の麩饅獣購入券を送ったよ。近頃老眼入ってきた目で麩と饅の漢字を書くのが大変だったよ(笑)。ちなみに使った葉書は年賀状の残りだよ。せこいと言われるかも知れないが、こういう、ものを大切にする心が地球環境の保全に役立つんだよ。ふん、こんな時に新しい葉書を買わないでどうするんだなどという輩は地球環境にまったく感心がない生きる資格のない人間だから、みんなでできるだけ残酷に殺した方がいいんだよ。

 MGM/FOXよりコーエン兄弟の傑作 『ファーゴ』のブルーレイソフト発売がアナウンスされた。ディスク仕様は2層50GB 映像コーディック AVC/MPEG-4 5.1チャンネルサラウンドは48kHz/24bitのDTS-HD マスターオーディオ。発売は5月12日。もちろん、買います、買うに決まっているではありませんか。あの陰惨で凄まじく残酷でありながら同時に大爆笑できる稀有の場面をハイデフ、HDオーディオで見られる機会をどうして逃がすものですか。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。昼飯は葱をしこたま入れたインスタントラーメン。これにリンゴ二切れを追加したのでヴァイタミンの補給は万全だ。夕食はブリの刺身、牛てりやき、生野菜、芽株の酢の物、もやしやキャベツをふんだんに入れた味噌汁。牛肉はオージービーフであったが、意外に柔らかくンマかったぞ。ビール一缶、ゴハン一膳。

 その後ハイビジョン録画の『救命士』を見る。毎日毎晩の激務と瀕死の女を救えなかったという罪悪感で磨り潰されそうになっている救急救命士をニコラス・ケイジが演じている。もうこの人がつらそうで、つらそうで見ているこっちまでやりきれなくなってしまう。また90年代初頭ニューヨークは浮浪者であふれかえり救急病院も現代日本のごとく患者で埋め尽くされ受け入れさえ困難な有様で、まさに地獄と言っても過言ではない状況だ。こうした極限の中で人間のモラルはたやすく低下し、酒を飲みながら救急車を走らせたり、トム・サイズモアが頭のおかしい浮浪者をどついたり(笑)、さらにニコラス・ケイジさえもが心臓発作で危篤状態にある患者を死なせて、偽りの心の平安を得たりする。

 劇中あちこちに見られるキリスト教への引用(浮浪者マリアの処女懐妊、串刺しにされる麻薬密売人など)はともかくとして、これは医療崩壊が叫ばれて久しい現代の日本人が教訓とすべき映画であろう。政府の愚策、マスコミの過剰な煽りによって世界にも類を見ないほどレベル・モラルの高さを誇っていた日本の医療体制そのものが磨り潰されようとしている現在、この映画は絵空事では済まされない。

 ハイビジョン画質は年代の割りにすっきりとした画調。こういう映画なのだから、夜の闇や濡れた路面の表現にもっとこってりしたしつこさが欲しいものである。AAC5.1チャンネルは前後への移動感などはほとんど感じられず総じて淡白な印象。病院内の喧騒にもリアリティが感じられない。

 シャワーを浴びてお酒。お供は録画しておいた「タモリ倶楽部」 その後プロジェクターを起動させてハイビジョン録画の『メカゴジラの逆襲』を見る。ハイビジョン画質は映画の内容に合わせた訳でもあるまいに、本当に華がない(笑)。地味な色調でコントラストも低く見ていて面白くないのである。碧井とも子が劇中の一場面だけ羽織る赤いコートなどもっとぱっと華やいだ色彩にしてもいいだろうに、一体何を考えてハイビジョン化したのだというあまり一般人に縁のない怒りに身を焦がした私であった。
 
 ひれひれ酔って午前1時過ぎ就寝。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年2月 | トップページ | 2009年4月 »