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2009年3月 8日 (日)

『Sky Raiders』(1941) #2

 

Sky Raiders』(1941) #2

第五章「死の爆破」 

もちろん、この飛行機にデイトンが乗っている筈もなく、彼は激突寸前に飛行機から飛び出していたのであります。しかしさしもの彼もこのムチャで地面に叩きつけられて失神してしまいました。ここへやってきたのがスパイたちとケーン。彼らは炎上している飛行機を見て「これじゃ、奴は絶対助からん。返って我々の計画に有利になった」スパイたちはケーンの服をばりばりと破ります。「おいおい、なにするンだよ」抗議するケーン。「だってお前は墜落寸前の飛行機から飛び降りたんだよ、そんな綺麗なカッコをしている筈がないじゃないか」続いて顔に泥を塗りたくられるケーン。「よし、もう一つやらなくちゃならない」「え、何、それ」と聞くケーンの顔面にパンチを浴びせるスパイ。まあ、顔にアザくらいついているのが当たり前だと思いますが、これはあんまりじゃないですか(笑)。

 失神したケーンを残して立ち去るスパイたち。しかし、実はこの一部始終を失神から目覚めたデイトンが目撃していたのですねー。でもこの後することがおかしい。カーリーたちが救急車で駆けつけると何故か隠れちゃうのです。カーリーたちに「これはニセモノだ」と言っちゃえば話は簡単なのに。当然ながらカーリーたち、倒れているケーンを本物のデイトンとして救出してしまいます。

 うまうまとスカイレイダース社に入り込んだケーン、偽デイトンはにわかにイヤな上司となってマリーに「何、イレーネさんの飛行機の用意がまだ出来ていない?一体全体彼女を何時まで待たせるつもりなんだね!」飛行機の用意が出来たら出来たで、イレーネとべたべたしてマリーをむかつかせております。この様子を見たクレア、「彼女が怪しむかも知れない、しっかり偽デイトンを見張っておかなくては」と決意します。

 そんなマリーがティムを夕食に招待した晩のこと、本物のデイトンから電話が掛かってきました。彼はニセモノの話をして彼女を自分の山荘に呼び出します。マリーはティムと共に車で山荘に向かったのですが、これをクレアと部下が見張っていました。クレアは部下の肩をぽんと叩いて「いいかい、ちゃんと尾行をするんだよ」部下、やっぱり車で彼女達の後を追っかけます。

 部下は山荘の中で話をしているデイトンとマリーの様子を伺っています。するとそこに薪拾いからティムが帰ってきて「やや、賊が盗み聞きをしているぞ」彼は部下に襲いかかるのですが、逆に殴られて逃げられてしまいます。車に飛び込む部下、騒動に気付いて山荘から飛び出しくるデイトンとマリー、車にしがみつくティムと場面が移り変わりまして、後は部下とその車に飛びついたティムと、デイトンとマリーのカーチェイスとなります。部下、後ろから首を絞めに掛かったティムをまたぼかんと殴りつけて失神させてしまいます。そしてそのまま逃げ延びんと猛スピードで突っ走るのでした。折りしも行く手では道路工事の真っ最中。工事のおじさんたちがダイナマイトをしかけて導火線にマッチで火をつけた!

 部下の車と後をおっかけているディトンの車が工事のおじさんたちが「いかーん、行っちゃいかーん」と叫ぶのを無視して工事現場に突入。どかーんと爆発が起こって

 第六章 「むき出しの恐怖」に続きます。

第六章「剥き出しの恐怖」 

どかーんと大爆発。しかしスパイとデイトンの車は上手い具合に爆発をすり抜けたってとんだ拍子抜けですな(笑)。さらにスピードを上げて逃走しようとするスパイ。この時失神していたティムが意識を取り戻します。彼に気付いたデイトン、車を寄せて併走させますとティム、勇敢にも飛び移ります。「え、何時の間に、そんな、あれ、わああ、わああ」驚いた拍子にハンドルを誤ったスパイ、車ごと崖から飛び出してどかーん。もっともデイトンたちも対向車と正面衝突しそうになって道路わきにツッコンでしまったのですが(笑)。

 この後ヒッチハイクで山荘に戻ったデイトン、カーリーに電話で事情を説明し、ティムとマリーを迎えに来てくれるように頼みます。この時デイトンが「マリーのお母さんにも心配しないように連絡してくれ」と頼んだのでマリーは大感激。「そんなお母さんのことまで考えてくれる男の人っていないわよ」大テレするデイトンであります。

 翌朝、デイトンのリクエストに応じて飛行機でやってくるカーリー。ちゃんと朝飯の材料まで積み込んでいるのがおかしい。これでマリーとティムが朝飯の用意をする間、ニセモノの扱いについて話し合うデイトンとカーリーです。「やっぱ警察に引き渡そうよ、危ないよ」これはカーリー。でもデイトンは「いや、そんなことしたら黒幕が分からなくなっちゃうだろ。私がとにかく上手くやるから君は安心していなさい」ゴハンのあと、カーリーたちは帰っていきます。

 この辺でそろそろクレアが怪しみだしました。彼女は何かと自分を目の仇にするマリーが何かやろうとしていなかと思い始めたのです。そこで彼女はスパイたちに連絡を取ってマリーを監視することにするのでした。この後、偽デイトンのケーンをしかりつける彼女。「あんたねえ、仕事中にタバコ吸って探偵小説雑誌読むなんて、なんてことしているのよ。デイトンはタバコなんて吸わないわよ。もっと真面目に仕事やんなさい!それに机の上に足を上げるなんてなんて行儀の悪い。同じ顔をしているのに、これだけやることが違うって信じられないわ」このやけに具体的な叱り方に思わず笑ってしまいましたよ。

 さて、スカイレイダース社でのアルバイトの傍らデイトンの山荘に通って飛行機の操縦を教えて貰っていたティム、あっという間に上達しまして、今日が初の単独飛行。これはどうしても見なくちゃということでマリー、会社を休んで山荘へ向います。これをつけていたのがスパイのヘス。彼は山荘でマリーを迎えるデイトンの姿を見て仰天します。「うわ、デイトン生きているやないけ!」彼は急いでヒンチフィールドのオフィスにいたクレアに電話。「ええ、そんな、本当なの、じゃあ、あんたは引き続きそいつを見張ってなさい」ヒンチフィールドはただならぬ彼女の様子に「ねえ、どうしたの、何が起こったの」と聞くのですが彼女は完全無視。これはヒドイ(笑)。

 ヒンチフィールド、この後外出の用意を始めました。

 カーリーは整備員から気になる報告を受けます。偽デイトン、ケーンが木曜日に迫った追撃戦闘機の正式テストの前に自分で飛ばしてみたいと言い出したのだそうです。カーリーは「準備できたらすぐにって言ってたのか、それで準備ができるのは・・・何、2時間後に完了だって?」カーリー、慌ててデイトンの山荘に電話を掛けたのですが誰も出ません。なぜならデイトン、マリーはティムの単独飛行を見物していたからです。

 ティムの単独飛行は初めてとは思えぬ素晴らしいものでした。下で見ているデイトンも「あいつは天才か」と驚くくらい。調子に乗ったティム、今度は錐揉み飛行まで披露します。でもこれが不味かった。部品がぽろりと外れて昇降舵用のケーブルに挟まってしまったのです。これで上昇できなくなったティムの飛行機、どんどん地上に向って降下します。

 第七章 「炎の災厄」に続きます。

第七章「炎の災厄」 地上へ降下していくティムの飛行機。デイトンとマリーが「これはもう駄目だ」と目を伏せた瞬間、ティムはワイヤーに挟まっていた消火器を発見。これを取り除いてこのピンチから脱したのでした。無事着陸したティムを迎えたデイトン、「ティム、スタント飛行は早すぎるよ」マリーは「あたし、10年寿命が縮まっちゃったわよ」だって(笑)。三人は山荘へ戻ります。

 この時スカイレイダー社ではカーリーが電話を前に考え中。山荘のデイトンは電話にでない、警察に電話しても信じて貰えないだろう・・・、カーリー、ついに決心して偽デイトンのオフィスに乗り込みます。彼はデスクにふんぞり返っている偽デイトン、ケーンに「やい、お前に追撃戦闘機のテストはやらせないぞ、お前は偽者だ、ちゃんと分かっているんだ」カーリーがわっと飛び掛って二人の殴り合いになります。ここにやってきたのがクレア。彼女はブックスタンドを手に取るとぼかすかケーンを殴っているカーリーの頭にごっ!カーリー堪らず昏倒します。クレア、ケーンを助け起こして「カーリーは私がごまかしておくからあんたはすぐに飛行機に乗りなさい」

 ケーン、急いで飛行場に行き整備員に用意をさせます。一方、目を覚ましたカーリー、ふらつく頭で山荘へ電話。ティムが受話器を取ったのですが「大変だ、偽デイトンに飛行機を奪われ」まで喋ったところでまたクレアが頭をごっ!再び昏倒するカーリー。これはヒドイ(大笑い)。この奇妙な電話の切れ方に何か起こったと直感したデイトン、すぐにティムとマリーを連れて飛行機で舞い上がります。そして上手い具合に上昇してきた追撃戦闘機を発見。その後をつけるのでした。

 ケーン、草原に作られた秘密の飛行場に追撃戦闘機を着陸させます。待っていたフェリックス、満面の笑顔で「よーし、良くやった。ケーン、飛行機はさっそく格納庫に入れておいてくれ」彼は自慢のヘリコプターで帰途につきます。それをみたデイトン、マリーに「君はあのヘリコプターの後をつけて敵の本拠を見つけてくれ。僕はパラシュート降下して追撃戦闘機を取り戻す」デイトン、ぱっと飛行機から飛び出します。

 マリーは彼の言いつけどおりヘリコプターをつけてあのビルの屋上に着陸するのを確認、急いで秘密飛行場の方へ戻ります。

 一方デイトン、格納庫に忍び込みます。追撃戦闘機を見つけて乗り込もうとしたのですがスパイと整備員がやってきた。彼はあっという間に発見され二人の敵と戦うことになります。この時整備員の持ってきたバーナーが火がついたまま!ごろんと転がって燃料のドラム缶に引火しちゃった。スパイと整備員、デイトンを殴り倒して「いかん、すぐ逃げるのだ」彼らが飛び出した直後、格納庫は大爆発を起こして吹き飛んでしまったところで

 第八章 「危険への突入」に続きます。

 第八章 「危険への突入」

スパイたちと殴り合っているデイトン。マリーとティムの飛行機が戻ってきます。スパイと整備員はデイトンを殴り倒して外へ飛び出します。どかーん、爆発が起こって格納庫の壁が吹き飛んでしまいました。上空から燃えている格納庫を見つけたティムとマリー、「あの中にデイトンがいるかも知れない!」ということで緊急着陸。これをスパイと整備員エヴァンズがぼんやり見ている場面がおかしい。なんてったってエヴァンズが「あれ、誰だい」と聞くとスパイが「火事を見に来た野次馬だろう」なんて言うのですから。

 ティム、その二人に!「ディトンが中にいるのですか」と尋ねます。スパイはにやっとして「そうだよ」ティムは燃える格納庫へ駆け込んでいきました。また整備員のエヴァンズ、これを聞いて「ええ、さっきの男、キャプテン・デイトンなの。だったら助けなきゃ!」といきなり心変わり。彼は止めようとするスパイと殴りあいになります。スパイ、エヴァンスをノシて逃げ出します。

 格納庫へ飛び込んだティム、デイトンと協力して追撃戦闘機を格納庫の外に出すことに成功します。失神から目覚めたエヴァンス、デイトンの手を握って「いやー、あなたがデイトン大尉ですか、先の大戦で兄の命を救ってくれてありがとうございます」これが彼の寝返りの理由だったらしい。エヴァンスはさらに罪滅ぼしのつもりか「組織のボスはフェリックスという男でビルのペントハウスにアジトを構えています」なんてぺらぺら喋っちゃう。これを聞いたマリーは「さっき私が見つけたビルね」

 さて、ヘリコプターでアジトに戻ったフェリックスとケーン、秘密飛行場に連絡がつかないのでいらいら。フェリックスは部下のマードックにヘリコプターで飛行場の様子を見てくるように命じます。ところがこのマードック、ティムの「おじさん、おじさん、火事であんたの友達が大火傷しているよ、あそこの家で唸ってるよ」という言葉に騙されて待ち構えていたデイトンたちに捕まってしまったのです。

 そしてデイトンはマードックのヘリコプターに乗り込みマリーたちの飛行機に先導されてフェリックスのアジトへ向います。そのアジトではケーンが仕事の報酬である金を取ってくると言って外出したフェリックスの帰りを待っておりました。彼はヘリコプターのエンジン音を聞きつけて外へ出ます。降りてきたのはマードック・・・ではなくもちろんデイトン。「ややや、お前は本物か」たちまち殴りあい。二人はお互いをビルから落とそうとして死に物狂いで戦います。顔が同じなら服装もまったく同じ、すぐに見分けがつかなくなってしまいました。

 これを下から見た野次馬たちが大騒ぎ。警察にも通報されてパトカーが駆けつけてきます。そしてついに一人がビルから落っこちた。落ちたのはデイトンかそれともケーンか、観客をどきどきさせつつ(まあ、決まっておりますが)

 第九章 「苦痛の試練」に続きます。

 

第九章   「苦痛の試練」

ビルの屋上で争うデイトンとケイン。おっと、へリックスが戻ってきました。同時にデイトンとケインのどちらかかが屋上から転落。はるか下の路上に落ちてぐしゃり。平べったくなってしまいました。へリックス、残った一人に「おい、一体どうしたのだ」と声を掛けます。振り返った男は「俺はケーンだけど落ちたのはデイトンだ」下ではパトカーや野次馬が集まって大騒ぎ。「もうすぐ警察がこのペントハウスにやってくる。話は俺がする。お前は酒を一杯やって気を落ち着けろ」

 もちろん、ケーンと名乗ったのはデイトンですけどね(笑)。

 まもなく二人の警察官がやってきます。彼らはケーン(デイトン)の姿を見て「しぇーっ」と飛び上がります。「落ちて死んだ男とそっくりだ。これは幽霊か」ここでへリックス、進み出て「警察の旦那方。こいつはデイトン大尉のそっくりさんで、彼が開発していた追撃戦闘機を盗もうとしたのだ」ケーン=デイトン、驚きまして「何を、お前こそ、凶悪無比なスパイのくせに。それに俺はデイトンだ。落ちたのは偽者ケーンの方だ」しかしへリックスひるむどころか「ははは、私はデイトンの会社に投資しているのだ。スパイのはずがない。それにお前がデイトンだって、ウソつけ、酒を飲んでいるではないか。本物のデイトンは下戸なのだ」

 なるほど、あの一杯やれという台詞が罠だったのですな。

 これでデイトン、警察官二人に連行されてしまいました。彼らを見送ったへリックス。荷造りを始めます。どうやら、このまま逃げてしまうつもりのようです。

 もっとも連行された警察署でデイトンの身元はすぐに確認されるので、これは単なる時間稼ぎにしかならなかったみたい。警察署長はすぐに警察官をへリックス捕縛に向かわせるのですが、時すでに遅し。へリックスはヘリコプターを使って逃走していたのであります。

 さて、追撃戦闘機をスカイレイダース社まで空輸しているティムとマリー。いつの間にか夜になっておりましてしかも激しい嵐。彼らはどうやら機位を見失っているようで、LAとソルトレイクシティの間にいるんじゃないかぐらいのことしか分かっていません。カーリー、二人に無線でいろいろ聞いて彼らのおおよその位置を割り出すことに成功。「あ、このままではシェラネバダ山脈に激突だ、上昇するのだ!」デイトンもカーリーから無線連絡を受けDC-3輸送機を駆って彼らの救助に向かいます。

 追撃戦闘機、一端上昇したもののいつの間にか高度を失いティムとマリーが気がついた時にはもう山が目の前に迫っていたのです。「危ない、ティム」というマリーの叫びでもう一回上昇。しかしこのプレッシャーに耐えられなくなったのかティムは失神してしまうのです。彼の意識を取り戻させようとするマリーの努力もむなしく追撃戦闘機は山目掛けてまっしぐら。

第十章 「運命の閃光」に続きます。

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