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2009年4月12日 (日)

4月11日(土) ウラルの畑でボルシチが鳴く、チェーホフじいさん掘ったれば

 「花咲かじいさん」も元はロシア人であった、ウラー。ぽすれんレンタルでブルーレイソフトが借りられねー。狙っている『幸せになるための27のドレス』『ベガスの恋に勝つルール』『シャッター』『ティンカー・ベル』が全然借りられねー(笑)。この4本のブルーレイソフトは近くのレンタルショップではレンタルになっておらずぽすれんだけが頼りなのだが、もう何週間もの間、一瞬たりともレンタル可能にならねー(ちょっと大げさ)。仕方ないから今度もSFシネクラシックスのネタオンリー『殺人魚フライングキラー』『冷凍人間蘇る』になってしまったよ。

 仕事はまあいろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、本日は3日に一度の制限なしのアンリミテッドランチの日なので先週に引き続いてゆきみ家のカレーラーメン+小ごはんになった。それから3時のおやつとして(笑)、ピノアイスクリーム。夕食は鯛の刺身とひじき少し。それから298円の鳥そぼろ弁当。ビールは飲まず。〆のコーヒーは如例。

 それから地上波デジタル放送をハイビジョン録画しておいた『クレヨンしんちゃんちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者』を見る。10年ぐらい時間を遡ったようなあまりにオーソドックスな冒険にちょっと戸惑った。魔法の世界が現実に侵食してくるというプロットはすでに『ヘンダーランド』でおなじみのものであり、その模倣から一歩も脱することができていないというのはいささか言いすぎであろうか。また盛り上がりのポイントもずれていて、金矛の正体が判明する場面では「いや、もう遅いから、とっくに分かっていることをそんなに大げさにやられても困るから」と白けてしまうのであった。

 ハイビジョン画質は軟調なれど奥行き感がきちっと出ていて、これはDVDには出せない味だ。また何より画面の破綻が少ないことに驚かされる。この間のNHK BSHiと大違いで、地上波デジタルでもここまで高品位なアニメ映像が伝送できるのである。いや、WOWOWあたりと比べるとそりゃ見劣りしますけど、NHKは少なくとも凌駕しているのです。これは凄いことですぞ。音声はステレオ。ヴォリュームをあげ気味にするとサラウンドらしい包囲感が楽しめる。

 その後今までちびちび見ていた『ぜんぶフィデルのせい』を最後まで。掘り出しものの映画で面白かった。とくにヒロインの女の子が不気味なまでに上手く、この映画の存在意義はこの子を主演させたことと言っても過言ではあるまい。

 この映画は液晶モニター UNI-LCD24/Bにて鑑賞。発色の美しさが印象的。また顔面のスキントーンの描写がきめ細かい。

 シャワーを浴びて午後11時からぽすれんレンタルDVDで『フランケンシュタイン 死美人の復讐』(『Frankenstein Created Woman』 1967)を見る。冒頭、のっけから強盗殺人犯のギロチン処刑という心温まる展開(笑)。この処刑をこっそり見ていた少年がおります。彼の名はハンス。なんとこの死刑囚の息子でした。するするとギロチンの刃が引き揚げられてズダーンと落ちます。ここでオープニングクレジット。

 時は流れてリッパな青年となったハンス(ロバート・モリス)は医者のヘルツ先生(ソーレイ・ウォルターズ)を手伝っております。ヘルツ先生、時計を眺めながら「ええか、一時間ぴったりに冷凍庫からあれを取り出すのじゃぞ」秒読み開始。ハンスは彼の合図で、言われたとおり冷凍庫から棺桶みたいな箱を引きずり出したのであります。

 これを開いてみると入っていたのがかちんこちんになったフランケンシュタイン男爵(ピーター・カッシング)。冷凍カッシングであります(笑)。ヘルツ先生とハンスは彼に電極を繋いで、蘇生を開始。数度の電気ショックで彼を蘇らせることに成功したのです。

 よろよろと立ち上がったカッシング、震える体をストーブで温めながら「よし、実験は成功だ。私の体は一時間に渡って死んでいた。しかし、このように蘇生をすることができた。それは肉体が死んでも魂が残るからだ!」といつもながら今ひとつ分かりにくい理論を述べたのであります。ヘルツ先生は首をかしげながらも、まあ、この人は大変なお酒好きなものですから、「実験成功とくればお祝いをしなければなりませんな。よし、ハンス、例の料理屋からシャンパンを買ってこい」この時コート一つもっていないハンスに同情したヘルツ先生、自分のコートを貸すことにします。これが後の悲劇に繋がるとも知らずに。

 妙に張り切って料理屋へ向かうハンス。それもそのはず、彼はここの一人娘クリスティーナ嬢(スーザン・デンバーグ)にホの字だったのであります。ただし、このクリスティーナ嬢、顔に大きな赤い痣があって、また体も不自由という可哀想な身の上。彼女の父親クリーブ(アラン・マクナートン)は何とか彼女を治そうとして、あっちこっちの医者に見せております。当然ながらそんな娘に近づく男は許せん、しかもそれが殺人犯の息子ならなおさら許せん!てめー、ハンス、娘に近づくな!ということになるのでして(笑)。

 それでもハンス、なんとかヘルツ先生のコートと引き換えにシャンパンを手に入れまして戻ろうとしたのですが、ここにやってきたのがアントン(ピーター・ブライス)・カール(バリー・ワレン)・ヨハン(デレク・フォールズ)の裕福だけど、ハナモチならないドラ息子三人組であります。彼らは厨房にこもっていたクリスティーナを呼び出し、さんざんにからかいます。あまつさえ体の不自由な彼女にわざとワインを運ばせるのでした。そしてアントンの服にワインをこぼしてしまうやいなや、「テメー、この○○○の○○女、何しやがる」と聞くに堪えない罵詈雑言で彼女をののしったのであります。

 これで我慢できなくなったハンスは三人に向かって大立ち回り。多勢に無勢でさんざんに殴られたのですが、料理店のナイフを見つけて形勢逆転。彼は飛び掛ってきたアントンの額に切りつけます。しかし、ここでおまわりさん登場。騒動は治まったのでした。しかし、額を切られたアントン、燃えるような目つきでハンスを睨んでおります。

 ハンスはこの後クリスティーナの部屋に夜這い(笑)。彼女を慰めるうちに盛り上がってキス、ベッドインと相成りました。一方、なかなか帰ってこない助手を心配したカッシングとヘルツ先生が料理屋へやってきます。カッシングは額の傷を抑えているアントンを見て、「おお、その傷は放っておくといかんことになるよ、すぐヘルツ先生に治療して貰いなさい。治療費は大負けに負けて5クラウンだ」これで夕食代(シャンペン付)が浮いたという・・・(笑)。

 カッシングとヘルツ先生が帰った後も料理屋に居座ってぐずぐず飲んでいたアントンたち、ついにクリーブに「看板ですから、帰ってください、何、金がないからツケにしろ、先週も先々週もそうだったでしょ、それで金を払ったためしがないじゃありませんか、もういいから二度とくるんじゃないぞ、この若造ども!」と追い出されてしまいました。

 三人はそれからクリスティーナの部屋の窓のすぐ下に居座って「美人さん出ておいで」とかまたさんざんにからかいます。夜も更けたというのにうるさい奴らです(笑)。クリスティーナとベッドにいたハンスはこれを聞いて飛び出そうとするのですが、クリスティーナに止められてしまいました。「放っておけばそのうちいなくなるから」という彼女の言葉通り立ち去る三人組。しかし彼らはまた料理屋に戻って鍵をこじ開け侵入。二次会を始めたという・・・。と、この時帰宅した筈のクリーブが戻ってきてしまいました。彼は家の鍵を店に忘れてしまっていたのです。

 三人組は戻ってきたクリーブに気づかれるやいなや、「えいやっちまえ」三人でさんざんに殴る蹴るの乱暴。ついにクリーブを死に至らしめてしまったのであります。

 さて、この時カッシングとヘルツ先生が何をやっていたのかというと決まってます。次の怪しい実験です。彼らは岩にある種の装置を繋いでエネルギーを取り出します。このエネルギーは地熱ということなんでしょうかね。続いてカッシングはこのエネルギーを利用してある種の力場を作ることに成功します。この目に見えない力場の中にグラスを置いてピストルをずどん。力場は見事弾をはじき返してしまいました。「わははは、これでわたしの研究はなったも同然。これで魂を捕まえておくことができるぞ」高笑いのカッシングであります。

 翌朝、事態は急展開。新しい医者のところへ行くクリスティーナを見送ったハンスですが、戻る途中、いきなり警察にクリーブ殺しの容疑者として逮捕されてしまったのであります。直ちに裁判が開かれ逮捕した警察官の「こいつの父親は殺人犯でした、蛙の子は蛙です」、アントンの「こいつは途方もない乱暴ものです。この傷も彼にやられたのです」という証言によってたちまち不利な状況へと追い込まれてしまいました。カッシングは数少ない彼の味方として「彼は勤勉で頭が良く、心理学的に見ても殺人などできる男ではありません」と証言したのですが、何しろ、ハンスが犯行時刻にどこにいたのか言えない、ええ、クリスティーナのところでヤッてましたなんて、とてもじゃないけど口に出すことはできません。アリバイを証明できなかったことが決めてとなって理不尽にも死刑判決が下されてしまったのです。

 そうなるとむやみに張り切るのがカッシング(大笑い)。証言の通りハンスの助手としての能力を認めてはいるのですが、このチャンスを逃すことはできません。彼は呆然としているヘルツ先生に「いいか、処刑後一時間以内に死体を引き取ってくるのだ。これで魂を力場で保存して、その間に肉体を修復すれば、また蘇らせることができるぞ」

 本日はこれまで。

 その後じとっと読書。就寝午前2時半過ぎ。今晩は珍しくスムースに眠りに入ることができた。

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