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2009年5月16日 (土)

5月15日(金) 趙雲よ花よと育てられ

 業界初、「三国志」駄洒落って、だからどこの業界なんだ。米国クラシックメディアから9月22日『ゴジラ 1954』のブルーレイが発売される。(http://www.stereosound.co.jp/hivi/detail/bancho_930.html)映像コーディック、音声フォーマット、収録音声・字幕などのスペックはTBAであるけれども、日本映画専門チャンネルで放映された同シリーズの画質が芳しくなかっただけに嬉しいニュースといえる。ただ、ちょっとがっかりなのは当初アナウンスされていたアメリカ公開ヴァージョンの収録が見送られたらしいこと。せっかくのブルーレイで大容量なのだから、これぐらい収録するがいいじゃないかなあ。

 (http://www.examiner.com/x-6166-DC-Horror-Movie-Examiner~y2009m5d7-Godzilla-BluRay-release-date-announced--Monster-movie-fans-celebrate-in-poorly-dubbed-English)ではオリジナル日本版、アメリカ公開版を収録するとなっているが、これは単に情報が古いだけであろうか。

 仕事はまあ、いろいろあった。管理物件の水道検針、あれの話のさらに突っ込んだ打ち合わせ等々。食ったもの、朝飯にコンビニの調理パンとコーヒー牛乳。昼飯にざるうどん一把。夕食はブリの刺身、豚の冷しゃぶ、生野菜。玉ねぎ・キャベツの味噌汁。ビール一缶、ゴハン一膳。〆のコーヒーは如例。

 その後輸入ブルーレイで『Splinter』を見る。強盗男女二人組にトラックごと捕まったカップル。彼らは燃料補給のために人里離れたガソリンスタンドに立ち寄るのだが、そこにあったのは全身とげとげの突き出た怪奇な肉塊。元従業員であるそいつは何物かに襲われてこんな化け物になってしまったのだ。

 これはゾンビというより寄生生命体と言った方がいいかもしれない。噛まれたり、とげに刺されたりするとそこから感染、あっという間に全身とげとげ人間になってしまうのである。強盗の男のほうの片腕が感染して勝手に動き出し骨も腱もぐちゃぐちゃにする有様はなかなかの迫力。しかもCGを極力排除して(まったく使ってないということではない。念のため)古臭い特殊メイクを使って映像化しているのがいい。全身ぐだぐだで訳の分からなくなった人間がうごめく様は『遊星からの物体X』以来のヴィジュアル・ショックだった。

 お話そのものはあまり誉められたものではなく、特に強盗が実は割りといい人だったとなる展開は陳腐、陳腐。いい人がなんでトラック強盗するんだよ(笑)と思ってしまうからである。でも、この丁寧な特殊効果だけで私は全てを許してしまうね!

 映像コーディックはVC-1 サラウンドはDTS-HDマスターオーディオ(48kHz/24ビット)。画質はやや平板な印象を受け立体感も今ひとつ。解像度は高く、また暗部の引き込みも適切で映画の大半を占めるナイトシーンを上手く見せてくれた。サラウンドはさすがにハイビット収録というべきで、細かな音の粒立ちが明快であり、また不気味なほどの定位感を示す。ホラーでこんな音場を展開されるともう気持ち悪くって仕方ないのよ(笑)。

 シャワーを浴びて午後11時半より『ガリバーの大冒険』(『The 3 Worlds of Gulliver』  1960)の続き。ガリバーの美声に聞きほれるリリパットの人々、と、あんまり聞きほれすぎて注意力が散漫になったのかある男がたいまつをつんであるわらの上に落としてしまったのです。たちまち燃え上がるわら。これが城に燃え移りそうになったので皇帝と皇后は大慌てですよ。「わあ、早く火を消せ、大変だ」これに答えたのがガリバー、彼はワインを口に含み、火に吹き付けたのです。彼のパワーであっという間に鎮火したのですが、皇帝と皇后はワインをかぶってびしょぬれ。こうなると今までガリバー贔屓だった皇后もがらりと変わって「ひい、せっかくのドレスが台無しざます、あの野蛮な巨人をやっつけるざます」

 レルドサルのとりなしももものかわ、皇帝は軍隊を召集して「あの巨人めをやっつけよ」 ガリバーはこらたまらん、こんな国にいつまでも付き合っておれんということでボートで海へ逃げ出したのでした。

 ふらふらと海上を漂ううちにどこぞの島に漂着します。ガリバーは砂浜に二人の人影を見て「おーい、助けてくれえ」と駆け寄るのですが、それはなんと人形であったという・・・。愕然として立ち尽くすガリバーの目の前に現れたのが巨大少女だったのです。「小人の国から逃げてきたのに、今度は巨人かよ」と逃げ出すガリバー。彼はボートの中に隠れるのですが、巨大少女にそんな姑息な手が通用するわけもなし、ボートごと攫われてしまいましたとさ。

 少女、名前をグリムダルグリッチ(シェリー・アルバローニ)はガリバーをこの国、ブロンディナグの王の城へ連れて行きます。ガリバーはそこで先に囚われていた?、保護されていたエリザベスを見つけて大喜び。王様(グレゴリー・アスラン)も小さな人間が増えたというのでこれも大喜び。この王様は馬や牛などのミニ動物収集家だったのです。彼のコレクションの中にはワニもいまして、これがハリーハウゼンならではの人形アニメで動いております。

 王様はグリムダルグリッチからガリバーを買い取ろうとするのですが彼女はうんと言いません。「あの人間は私のです。見つけたら知らせろと言われていたから連れてきただけです」という一点張り。困った王様は思案の果てに彼女をガリバーとエリザベスの世話係りとしてやとうことにしたのです。ちょっと話が違いますが(笑)、そこはそれ、子供のことですからあっさり騙されてしまって大喜びであります。

 さて、城のおもちゃを与えられてようやく二人きりになれたガリバーとエリザベス。ガリバーはさっそく彼女にキスをして「ええやろ、させんかい!」しかしエリザベスは「私たち、まだ結婚してないからその先は駄目よ」と身を交わして隣室に逃げ込んでしまいましたとさ。もう辛抱たまらんごとなったガリバー、真夜中なのにグリムダルグリッチをたたき起こして「王様を呼んできてくれ、今から僕達は結婚するから」

 その後も平穏な生活が続きます。特にエリザベスは女性です。女性というものはいついかなるときもやおいじゃなかった安定を求めるもの。満足げに「あー、こんな綺麗な家に住めてシアワセだわ、ローンもないし」なんて言っております。しかし、ガリバーは物足りないと見えて、ある日チェスをやっている王様と宮廷付魔法使いのマコバン(チャールス・ロイドパック)についつい「あ、それ動かすとナイトにやられちゃいますよ」なんて口を出しちゃった。これで興味を覚えた王様が「君の国でもチェスをやるのかね、よし一勝負だ」

 ここでガリバーが上手く負けてやって「いよ、王様、さすがだね、チェス名人もびっくりのコマ裁きだね、いよ、大統領!」なんておだてれば良かったのですが、あいにく生真面目な性質なものですから、王様に勝っちゃった。王様、とたんに不機嫌になります。

 と、ここで王妃様(メアリー・エリス)が俄の腹痛に襲われます。マコバンは魔法医でもありますから、「ふむ、ここはホメオパシーの出番ですな、アーセニカムのレメディを飲めばすぐに治りますぞ」ガリバー、やっぱり黙っておられず「故郷で僕は医者をやってました。ホメオパシーなんてオカルトです、インチキです、そんなの効きません。私に診察させて下さい」ガリバーはベッドの上に上がって王妃様を診察し、「これは単なる胃の痛みです。私の作ったアヘンチンキ液を飲めば大丈夫です」

 これで本当に王妃様が治っちゃったからさあ大変。王様に続きマコバンの面目も丸つぶれです。二人は密かに「あれは魔物に違いない。証拠を掴んで火あぶりにしてしまおう」と話し合っております。

 実はマコバン、魔物認定というのが大の得意技で、これで何人も政敵を葬ってきたらしい(笑)。そのやり方というのが二つの樽の水に使って青くなれば魔物だというものであります。ガリバーはこれは酸とアルカリの反応を利用したトリックだと気がついてあらかじめアルカリ性の水を硫黄を使って酸性に変えちゃった。だからガリバーは青くならず赤くなったという・・・。でもマコバンは「うわあ、青でも赤でも魔物だア」 この試験、まったく意味がなかったりします。

 捕らえられたガリバー、王様とマコバンの前で「赤くなったのは魔法ではない、化学だ。ついでに言うとホメオパシーや役立たずだし、水にありがとうという言葉が理解できる訳でもない。911はアメリカの自作自演ではないし、アポロ陰謀論なんて馬鹿馬鹿しいほどにもほどがある」 マコバンと王様は仰天します。「ウワー、こいつ、と学会だ」「と学会は魔物だ、やっぱり火あぶりだ」ここで王様は「いやいや、そんな残酷なことはやめておこう」この言葉を聞いてほっとするガリバーとエリザベスでしたが「火あぶりはやめて、うちのクロコダイルに齧らせてしまおう」ってヒデー(大笑い)。

 さっそくガリバーの前にクロコダイルの檻が運ばれまして蓋をぱかっ。出てきたクロコダイルはしゃーっと吼え彼に襲い掛かったのです。はらはらしながら見ていた王妃様、「ガリバー先生、これを使って」とペンダントを投げ与えます。これをたて代わりにしてワニの攻撃を交わすガリバー、そして彼は針箱にあった針を見つけ、これをワニにぐさぐさっ!死闘の末、ついにワニを倒してしまったのです。自慢のミニクロコダイルを殺された王様はさらに激怒して「絶対火あぶりだ!」

 さすがにこの愚かな大人たちの振る舞いに嫌気がさしたグリムダルグリッチ、隙をみてガリバーとエリザベスの二人をバスケットに入れて逃亡します。「こら、待て」と追いかける王様、マコバン、兵隊たち。グリムダルグリッチ、二人の入ったバスケットを川に投げ込んだのであります。そのまま海へ流れていくバスケット。

 二人はいつの間にか砂浜に流れ着いていました。二人は不思議そうに見つめあいます。あのブロンディナグで作ってもらった彼らの服が元に戻っていたからです。「これは夢かしら」と呟くエリザベス。ガリバーは「いや、現実さ、あの小人の国と巨人の国は我々の心の中にある争いを好むものだ。それは我々人間に過ちを起こさせるのだよ」「そんな、どうしたらいいの」と不安そうなエリザベスを抱きしめて「愛があれば大丈夫」って結論はそれかい(笑)。

 グリムダルグリッチのことはどうなのかというと、ガリバーによれば彼女は今度生まれてくるであろう二人の子供の象徴なんだそうで、どうもマコバンと言っていることが変わらなくなってきたようです。

 その後通りがかった男に「ここはイギリス、ウォーピングだ」と聞かされ「私たちの町だわ」と喜ぶガリバーとエリザベスの姿で映画は終わります。

 カラー、スクイーズワイド。モノラル音声。全体的に品位の高い画質ですが時々解像度ががくりと落ちるシーンがあるのが残念。モノラル音声に不満なし。小さなヴォリュームでも問題なく会話が聞き取れます。ぽすれんのレンタルDVD。

 その後液晶モニター UNI-LCD24/Bで『必殺4 恨みはらします』を見る。コミカルとシリアスを演じ分けた藤田まことの中村主水も良いが、やはり圧倒的な殺陣の迫力で脇役の千葉真一の方が目だってしまう。スローモーションになってなお殺気を残す鋭い動きはまさに千葉真一ならではのもので、昨今のやたらワイヤーアクションに頼るアクション監督はこれを見て勉強しなおすべし(笑)。

 ハイビジョン画質は珍しく黒浮きが目立たない。そして鮮烈な発色はつい最近作られた映画ではないのかと錯覚してしまうほど。これは間違いなく今回ハイビジョン放送された必殺映画の中でもナンバーワンの高画質であろう。

 その後だらだらTV。就寝午前3時近く。

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