« 5月18日(月) 「月と変態セックス」 | トップページ | 5月20日(水) 「大草原の小さな遺影」 »

2009年5月20日 (水)

5月19日(火) 「荒淫のバカンス」

 旅行に浮かれて毎日毎晩3回やりました。近くのホームセンターや家具屋でスチールの本棚を探したのだが、これがない。見事に一軒も置いてあるところがない。ならばネットでと思って検索かけてみたら送料込で7,000円、8,000円しやがる。今回の本棚購入はもはや本があふれて混沌の海となった蔵書室(そんな大層なものではないが)、新しく買った本をカバー付でこの混沌にうっかり紛れ込ませてしまったら最後、高い確率で出てこないという現状をなんとかしようとしてのこと。だから少なくとも三つは必要であり、こんな高い値段のものははなっから無理なのである。

 そこで目をつけたのは逆にどこのホームセンターでも置いてあるメタルラック。ただの棚だから本を置くためには別途ブックエンドが必要になるという欠点があるものの、4段のもので2,988円と非常にリーズナブルなお値段が魅力だ。それにもともと電化製品を置いたりすることも念頭に置いてあるので対加重が高くクソ重たい単行本の類を何冊載せても大丈夫という頑丈さも見逃せない。本の収容量は通常の本棚には及ばないが棚板が広いからその気になれば背中合わせで反対側にも本が置ける。

 ということでさっそく買ってきました4段のメタルラック。梱包の中に発泡スチロールが入っているのが気に食わないが(笑)、とにかく組み立てが簡単、簡単。ぶきっちょ、ベリー・クラムジィな私でも15分程度で組めてしまう。サイズも手ごろでしかもキャスター付。棚がすけすけなこともあって通常の本棚のごとく圧迫感がないのも宜しい。インテリア的にもそれなりにサマになるようだ。

 これだけの利点があればもう迷うことはない。一月一台づつちびちびと買って(笑)蔵書室の混沌を打ち破ることができる。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。朝飯はコンビニのハンバーガーとコーヒー牛乳。ちょっと食いすぎたと思ったのでバランスを取るために昼を抜く。夜は塩鯖の焼いたのと酢豚。ビール一缶、ゴハン一膳。〆のコーヒーは如例。

 その後ハイビジョン録画の『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』を見る。ソ連侵攻時、アフガニスタンのムジャヒディンに対する秘密支援を中心になって推進した下院議員、チャーリー・ウィルソンを描く実話を元にした映画である。いつでもどこでも酒を手放さず、いや、パキスタンに招かれた時も酒を頼んで顰蹙を買うような御仁。女関係もだらしなく事務所スタッフも胸の大きく開いた服を着せた美女軍団で固めるという分かりやすいスケベ親父でもある。この人物が難民キャンプを訪れ両手を吹き飛ばされた少女に会ったりして、転向、それまでの予算を一気に何十倍にもするというストーリーは単純至極であまり面白いものではない。虚飾を排したといえば聞こえがいいが、あまりにシンプルに過ぎるというもの。

 なお、今日のターリバーンを構成するアフガンゲリラの基礎は,米国が冷戦戦略において養成したというものがいるけれども、これは到底正しい意見とは言えない。アメリカがムジャヒディンを支援したのは,せいぜい1990年頃まで。89年にはソ連が撤退しており、それ以上の支援は行われなかった。一方タリバーンは90年代中頃から,主にパキスタンのイスラム〔過激〕原理派が全面支援して作り上げた組織である。また911後のタリバーン・アルカイーダ攻撃でアフガンゲリラは米軍と共に戦っている。(古森義久「反米論を撃つ」)

 ハイビジョン画質は高解像度できりっとした画調。それゆえに尖ったものが余計恐ろしく見え、ジュリア・ロバーツが安全ピンの尖った方で眉毛を整える場面など正視できなかったくらい(笑)。どんな残酷場面・スプラッター場面よりきくわ。AAC5.1チャンネルは迫力不足。包囲感もあまりなく薄っぺらな音場であった。

 終了後、ちびちび見ていたチャールトン・へストンの『華麗なる激情』を最後まで。システィナ礼拝堂のフレスコ画製作を通して教皇と対立、和解を繰り返し、異様なる執念を持って完成させた芸術家ミケランジェロ。この人の対比としてラファエロが登場し、芸術は爆発だ!と己の芸術性のみに腐心するミケランジェロに「所詮、僕ら芸術家は“美の売春婦”みたいなものです。名士に美を切り売りして食っているのです」と言わせるのが面白い。己の健康をも害しながら幽鬼のようになって一代傑作を誕生させるというマッチョな芸術家像に対する強烈なアンチテーゼとなっているからだ。

 ハイビジョン画質は輪郭強調が気になる。また強烈なグレインも少々目障り。ステレオ音声は朗々とした鳴り響きいかにもアッナッロッグーという感じで好感が持てる。

 シャワーを浴びて後はだらだらTV。就寝午前3時近く。

|

« 5月18日(月) 「月と変態セックス」 | トップページ | 5月20日(水) 「大草原の小さな遺影」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 5月19日(火) 「荒淫のバカンス」:

« 5月18日(月) 「月と変態セックス」 | トップページ | 5月20日(水) 「大草原の小さな遺影」 »