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2009年5月31日 (日)

5月30日(土) アマチュアのチャチャチャ

 「おもちゃのチャチャチャ」を素人が歌うとこうなる。「国立メディア芸術総合センター(仮称)」は漫画喫茶ではない。オープン席で平日3時間980円の3時間パックがある訳でもない。日替わり定食があって、水曜日はとんかつ定食、ごはん大盛りもできるわけでもない。フリードリンクバーがあってソフトドリンク飲み放題なわけでもない、お菓子やカップラーメンが販売されているわけでもない、席にもいろいろあってお座敷席とかリクライニング席があるわけでもない、パソコンがそれぞれの席にあってインターネットつなぎ放題なわけでもない、トイレの壁にピースボートのポスターが張ってあるわけでもない、週末になると終電を逃した男女であふれるわけでもない、派遣をうちきられた労働者がアパート代わりに住むわけでもない。私が毎週水曜日にかようわけでもない。全然違うものだ。

 国が民間の漫画喫茶の商売を邪魔するとか、馬鹿じゃないのか。

 民主代表 鳩山、みのもんた、お前ら漫画がたくさん置いてあったらすぐ漫画喫茶になると思っているのか。石坂啓、お前は「国などを風刺するのが漫画の原点。(同センター建設で)お上に認められたと喜ぶ漫画家はいない」と言っておるが(http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009052601000849.html)、お前よりはるかに格の高い漫画家の里中満智子氏は同センターの設立を熱望しておられるぞ(http://satonaka-machiko.seesaa.net/article/120006495.html) 

 この中で特に罪が重いのが民主党代表たる鳩山である。この男は日本の代表的文化である漫画・アニメに対して「国営の漫画喫茶」という言葉を使い揶揄しおった。この男は「政権交代」をお題目に次の総理を気取っている人物であるが、為政者というのは=文化の守護者でなければならぬ。だが、その守護者たるべきものが率先して漫画・アニメを馬鹿にしているのである。これは文化弾圧の何物でもない。

 この不況時にそういう施設を作るのはいかがなものかという意見は分かる。それは当然出てくるべき意見であろう。また国会図書館や京都国際漫画ミュージアムという既存の施設をもっと活用すべきではないかという意見も妥当であろう。箱物政策に関する嫌悪だってあって当然だ。だが、鳩山にはそういう現実的な理由などない。彼は明らかに「くだらないものだからいらない」と断じているのである。ジョゼフ・ナイ氏が提唱した「日本は軍事力などの<ハード・パワー>が不足している分だけ、文化などの<ソフト・パワー>に注力すべきであり、それは海外で評価の高いコンテンツ分野をもっと国際的に展開せよという戦略などまったく理解できていないのではないか。

 映画発祥の地であるフランスやアメリカでは、シネマテークや映画協会に国家が公的資金を投入し、人材養成、アーカイブ作成、レコグニション(認知)を進めている。漫画・アニメ大国である日本が同じことをやるのがどうしていけないのか。(http://www3.diary.ne.jp/user/329372/ 泥酔論説委員の日経の読み方より)

 先の日本人全員を洗脳でもしなければとても実現し得ない(笑)「友愛社会」の提案や、このたびの漫画・アニメに対する弾圧などを考えると、この男の理想はイランのような超統制社会なのではないかとまで考えてしまうのである。こんな男に総理になられては実際、たまらんぞ。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、昼飯にマルタイ棒ラーメン一食分。夕食はビール一缶、カツオのタタキ、てんぷら、チラシ寿司半分。〆のコーヒーは如例。

 その後ハイビジョン録画の『ダーウィン・アワード』を見る。警察のプロファイラーなのに、血をみると失神するという悪癖があって連続殺人犯を逃がし首になった男が主人公。彼は保険会社への就職を望んで調査員のウィノナ・ライダーと共にアホらしい死因を探って全米を飛び歩くことになるのだった。

 ダーウィン賞とはアホらしい死に方に与えられる賞。自己を犠牲にして人類の遺伝子プールからアホの遺伝子を取り除いたということで称えられるのである(笑)。映画ではダーウィン賞に相応しいアホな死に方、事故で、私のような趣味の悪い人間を大満足させてくれるのだ。

 缶ジュースが出てこない自動販売機に起こって商品取り出し口に腕を突っ込みぬけなくなってしまった男。なんとか引き抜いたもののその拍子に倒れてきた自動販売機に押しつぶされてしまった(笑)、キャンピングカーのオートクルーズ装置を「自動操縦装置」と勘違いして運転席を離れた女。男のアレをナニしているうちに道を外れて歯科医院に突っ込んでしまった(笑)、でっかいことやってテレビに出るのが夢という男、車の後部にジェットエンジンしばりつけ時速1,600キロでかっとんで山にどかーん(笑)、マリファナ決めてハイになった男、メタリカのコンサートに出かけたのだが、相棒を車で押しつぶしてしまう(笑)。

 ベタなギャグですが、もう大笑いしてしまいましたよ。

 ウィノナ・ライダーの女っぷりもよろしく大変に満足できた映画であった。

 ハイビジョン画質は大ペケ(笑)。ドキュメンタリー的な味わいを出すためかも知れないけれども、とにかく画像が荒く発色も黄ばんでいる。ステレオ音声も分解能に難があって台詞の滑舌が不自然に聞こえてしまう。

 シャワーを浴びてお酒。てろてろ酔って午前1時過ぎ就寝。

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2009年5月30日 (土)

5月29日(金) ダモクレスのゲン

 ギギギ、頭の上に剣が吊るしてあるのう、おそろしいのう。「でじぱら 4巻」が手にはいらん。天神の本屋でも近くの本屋でも見つからん。発売日は27日だからいくら物流辺境の地福岡と言えども入荷していないのはおかしいのだ。うう、うう、早く読みたいよう、「でじぱら 4巻」を。

 仕事はまあ、いろいろあった。例の件、本決まりになったようで誠に重畳。水道や鍵のトラブルが頻発し解決に飛び回った苦労もこれで解消だ。食ったもの、朝飯にコンビニの調理パンとコーヒー牛乳。昼に「味の時計台」で醤油ラーメン。いや、本日は食べる予定ではなかったのだが、「でじぱら」が見つからなかったためにやけになっちゃって(笑)。どういう言い訳なんだか。

 夕食は出来合いのものばかり。ギョーザとマグロの刺身、出来合いのポテトサラダ。ビール一缶、ゴハン一膳。〆のコーヒーは如例。昨晩に引き続きチーズケーキ一個。俺だってたまにはスイーツ食いたいんだい(笑)。

 その後ハイビジョン録画の『ダイブ!!』を見る。無難にまとまった少年スポーツものであるが、ところどころ納得いかない演出あり。主人公の属する水泳クラブは廃部寸前。存続の条件は飛び込みでオリンピック選手を出すこと。そして中盤、主人公のライバルが異例の早い時期とはいえオリンピック選手に内定した、これでクラブの存続が決まった、みんな大喜び・・・とならないのですなあ(笑)。この異例の時期の内定に納得いかなかったというのがその理由なのだけれども、映画の大目標の一つであるクラブ存続が決まったのである。ここで喜ばなくってどうするか。

 一旦大喜びさせた上で、「でもへんだよなあ、早すぎるよなあ」という流れでつなげれば物語にもっとメリハリが出来たのではないかと、私は偉そうに思うのだ(笑)。

 この主人公、中学生のくせにちゃんと彼女がいる。ところが飛び込みの練習で会えず、いつの間にか彼女は主人公の弟とできてしまった。街中の雑踏でいちゃいちゃしている二人を見つけた主人公、この後公園でぎーぎー痴話喧嘩。妙に生々しく、こういう場面入れる必要があったのか大いに疑問である。

 ハイビジョン画質は今ひとつ。こういう題材の映画なのだから、もっと抜けの良い明るい絵が欲しかったところだ。5.1チャンネルサラウンドは飛び込み競技会の会場の喧騒をリアルに伝えてくる。こちらのほうはもうまったく文句なし。

 終了後、今度は途中までちびちび見ていた『ペルセポリス』を最後まで。革命でシャーの独裁から解放されるかと思いきや、その後にやってきたのはさらに厳格な宗教社会という閉塞した状況に辟易する主人公。人権侵害は苛烈を極め共産主義者などばしばし殺されてしまう。処女を処刑することはできないというので女性の共産主義者をむりやり兵士と結婚させ、その後に殺すという残酷さに思わず息を呑んだほど。ある程度誇張された面もあるのだろうが、こういう融通の利かない宗教国家というのは本当に暮らしてて楽しくなさそうで(笑)、私は日本に生まれて良かったとつくづく思うのであった。

 実際、私みたいな不真面目で享楽的な酒飲みだと、イランじゃすぐ捕まって刑務所行きになるであろう(笑)。

 一部を除いてほぼモノクロの画面。暗部諧調は乏しく黒の部分がべた塗りになってしまう。ステレオ音声は良好。登場人物たちの苦悩を如実に伝える声の質感がたまらない。

 シャワーを浴びて午後11時過ぎから『タイム・マシン 80万年後の世界へ』(『The Time Machine』 1960年)の続き。ジョージは川へ飛び込みます。しかし他の皆さんは相変わらずぼけーっとして助けるそぶりもありません。抜き手をきって泳いだジョージ、なんとか女を助けることができました。

 その後みなさんは例のドーム型建築物へ戻ります。ここでジョージは助けた女ウィーナ(イヴェット・ミミュー)とお話。とりあえず言葉は喋れるようですな(笑)。しかしどうも彼女の話すことはぼんやりとしていて埒が明きません。「何故みんな君を助けないのだ」「意味がないからよ」「私が誰でどこから来たのか興味ないのか」「ないわ」

 たまりかねたジョージは「もうちょっと年配の人と会わせて欲しい」というのですが、ウィーナはそっけなく「そんな人いないの」まあ、彼らの種族がイーロイと呼ばれていることだけが分かっただけでもましというもの。

 夕暮れが近づいてきました。ウィーナはちょっと慌てた様子で「暗くなったら外に出てはいけない」ジョージをドームの中にひっぱりこむのです。中ではみんな果物をばりばり食ってます。お相伴にあずかるジョージ。そして彼は周囲の人間にまたなにくれと話しかけるのですが、こっちもウィーナと同じくまともな答えが返ってきません。「政府はあるのか」「ない」「法律は?」「ない」「仕事は?」「ない」「学校は?」「俺たちゃ学校も試験も何にもない」「鬼太郎か、お前は」

 ここでジョージ、はっと思いついて「本はないのか、君たちの文明を学ぶにはそれが一番だ」と聞いてみると「ある」というではありませんか。彼はドームの中の図書室?らしいところへ連れて行って貰います。本棚に並んだ本を見て歓声を上げるジョージ、しかしそれはすぐに失望の呻きへと変わってしまいます。本はどれもこれも腐ってぼろぼろになっており読むどころかページをめくるだけで崩れてしまうのです。

 ジョージ、ついに切れてしまいました。「本をこんなにしやがって、君らは文明を捨てたのだな、私はこんなところにはいられない。元の時代に返る」ウィーナの制止を振り切って外へ飛び出すジョージ。そしてタイムマシンのあった場所へ戻ったのですが、なんと、タイムマシンがなくなっているではありませんか。地面に引きずった後があり、どうやらスフィンクスのような彫像が屋根についている建物の中に引き込まれてしまったらしい。ジョージは焦って鉄の扉をがんがん叩くのですが何の反応もありません。

 すでに周囲は暗くなっていました。何かがちらちらと動き始めます。ジョージが正体を確かめようとマッチに火をつけると悲鳴を上げて逃げていきます。どうやらこいつらは火に弱いらしい。また動いた、あ、これはウィーナだ。彼女は暗くなったら外へ出てはいけないというタブーを破ってまでジョージを助けに来てくれたのです。

 彼女の説明によればちょろちょろこちらを伺っている生物はモーロックで、彼らがイーロイに食料や服を与えているのだとか。その代わり彼らの命令に従わなければならないというのです。ジョージは枯れ枝を集めて火をつけモーロックを近づけないようにします。

 イーロイはどうやら火というものを知らないらしい。ウィーナは燃える炎に触ろうとするのです。「危ない!」とやめさせるジョージ。「ウウーム、火も知らないのか、もう私の時代で言えばバリ島へ行ったようなものだな」ってそれはあまりに酷い台詞ではないですか(大笑い)。

 これで一夜を過ごしてすっかり仲良くなったジョージとウィーナ。翌朝、二人は地面に杯を伏せたような形の穴を見つけます。どうやらこの穴はモーロックたちの地下居住地へ続いているらしい。ジョージはこの穴の底からごんごんという音が聞こえてくるのに驚いて「何の音だね」「機械の音よ」とウィーナは答えます。「何故知っているのだ」「喋るリングが教えてくれたの」この喋るリングというのは何かの記憶装置らしい。ウィーナに連れられて機械類が置いてある場所、これはドームの中かな、に連れて行かれたジョージ、丸いテーブルの上にリングが置いてあるのを見つけます。「こうやって使うのよ」ウィーナはリングをくるりと回しました。

 「酸素工場も機能を停止した。破滅が近づいている。我々は二つに分かれた。地下に住むものと地上に住むものに・・・」これで人類がモーロックとイーロイに別れた訳が分かりました。

 そして次の事件が起こります。あの彫像が屋根についている建物からサイレンの音が鳴り響いたのです。これを聞いたとたん無表情になって歩き出すイーロイの人々。ウィーナも例外ではありません。彼らはどんどん建物の中に入っていきます。そしてジョージの目の前で扉が閉まってしまいました。すると元に戻るイーロイの人々。ジョージは彼らに「入っていった人たちはどうなる」「と聞くとはい、大方の予想通り「二度と戻ってきませんよ」という答え。

 ジョージ、ウィーナを助けるために例の穴からモーロックの地下住居へ侵入します。

 サイレンの音を聞くと条件反射的に地下へ向うイーロイの習性、これはどうやらあの核戦争の記憶に由来するものらしい。

 さあ、地下へ侵入したジョージ、なるほど地下にはパイプのような施設がありごんごんと動いております。黒い液体が噴出して池のようになっているのは石油でしょうか。そしてあるものを目撃して立ちすくむジョージ。それは大量のイーロイの白骨でした。「彼らはモーロックの家畜なのだ、成長したらここに連れ込まれて食われてしまうのだ」

 と、ここでムチを使ってイーロイたちを追い立てるモーロックが登場。「てめー、なんてひどいことしやがる」彼はムチを奪って猛反撃。しかし周囲にいたモーロックたちがぞろぞろと集まってきます。そこでジョージ、松明を作って点火、これでさんざんに奴らを驚かすのです。そしてイーロイたちが逃げだしたのを確認してから「いつまでもお前らの好き勝手にはさせん、正義は必ず勝つ!」と叫んで松明を石油の池にぽい。なんで光に弱いのにそんなもの溜め込んでいるのか解せませんが(笑)とにかくこれがぱっと燃え上がって地下住居は大火事となります。

 火達磨となってぎゃーぎゃー喚いているモーロックたち。悪行の報いここに極まれリとはこのことです。

 ジョージとイーロイたちは例の縦穴から脱出します。そしてジョージは「穴の中に枯れ枝をありったけぶち込むんだ!」これで火事はますます酷くなりついにはその周囲が大陥没。この辺の特撮は良くできていて嬉しくなっちまいますな。

 ジョージはもうタイムマシンを見つけることは諦めてウィーナと新しい生活を送るのだと思い定めます。ところが・・・、イーロイたちがあの例の彫像の建物の扉が開いたと知らせてくれたのです。駆けつけてみるとなるほど中にタイムマシンが見える!大喜びで駆け寄ったジョージ、ウィーナに「さあ、我々の時代へ行こう」と誘ったのですが、そのとたんに扉がどーんと閉まってしまったという・・・。おまけにモーロックの残党たちがぞろぞろ出てきた。ジョージ、仕方なしにタイムマシンを作動させ現代へ帰還します。

 到着したのは出発点よりわずかにずれた庭の端。ああ、これがモーロックたちによって動かされた距離ということなのでしょう。タイムマシンから降りたジョージ、よろばいながら屋敷に入って冒頭の場面に続きます。

 「というわけで、私は戻ってきたのだ」と話を締めくくるジョージ。ところが紳士達はまったく彼の言うことを信じていません。「読み物としてはなかなかいけるけどねえ、本当にあった話ってそんな馬鹿な」とからかわれるばかりです。ジョージはぽつりと「信じて貰えないのは分かっていたさ、自分でも信じられないのだから」

 紳士たちは夕食の礼を述べて帰っていきます。フィルビーもそれにならったのですが、別れ際にジョージが「本当にありがとう、さようなら」と念入りな挨拶をしたのが気になって屋敷へまた戻るのです。と、その彼の耳に聞こえてきたのは何かの作動音。実験室へ飛び込んでみたのですが、ジョージの姿は見えません。彼は床に何かを引きずったような跡を見つけます。その跡は庭から実験室へ続いていました。フィルビーはぽんと膝を打って「そうか、ジョージはまた出かけたのだ。彼の話は正しかった。動かされたタイムマシンを元の位置に戻してまた80万年後の世界へ、ウィーナたちのところへ戻ったのだ

 フィルビーはウィチェット夫人と共に書斎を調べ「ああ、三冊の本がなくなっているぞ。これはきっと新世界創造のために役立つようなものに違いない」フィルビーはウィチェット夫人にさよならを行って帰っていきます。エンドクレジット。

 カラー・スクイーズワイド、モノラル音声。非常に画質の良いディスク。特に発色が良く鮮烈な赤に驚かされます。音質も良く買って損のないディスク(私はレンタルでしたが)と言えるでしょう。ぽすれんのレンタルDVD。

 その後だらだらTV。「オタク論2」を読み返したりする。就寝午前2時半過ぎ。

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2009年5月29日 (金)

5月28日(木) 月のサハクイェル

 ブルーレイ 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』 (EVANGELION:1.11)鑑賞記念駄洒落。今年夏の「と学会誌」のネタにあのへっぽこ映画『ミッドナイトイーグル』を考えている。ネタにするならば当然、原作も読んで見なければならぬと思って買ってきました、ブックオフで(笑)。しかも105円。早速読み始めたのだが、100ページもいかないうちに妙な記述にぶち当たったぞ。横田基地に侵入者がありMPと銃撃戦やって双方に死者がでた。その記者会見で基地司令の他に妙な男が同席している。この男を調べてみたらペンタゴンの人間だった。そんな人物が記者会見に同席している。これは怪しい、何か重大なことが起こっているに違いない・・・と登場人物のフリーのルポライターが推測するのであるが、

 この記者会見で居並ぶ記者からの質問を米軍側は「調査中です」とごまかしているのである。ということはつまり、彼らは何かを隠しているということになる。しかし、同時に記者会見に必要もないペンタゴンの人間を同席させることでルポライターの疑惑を招いているのだ。

 なんか、おかしくないですか(笑)。

 仕事はまあ、いろいろあった。懸案の事項がほぼ決定となってほっと一息。収入的には多少下がることになるものの余計なインターバルを置くことなく申し込みを受けられたのはひとえに私の働きのお陰である(ウソ)。食ったもの、昼飯にソーメン二把、夕食にマグロの刺身、出来合いのチキン照り焼き、ほうれん草の胡麻和え、スパゲッティ。ビール二缶飲んでしまった。〆のコーヒーは如例。この後某所より頂いたチーズケーキをデザートとして食う。

 それからレンタルブルーレイの『ヘル・ライド』を見る。これがもうつまらぬ映画で、薄汚いバイカーたちが道路をぶろろろと走るか、オッパイばいんのねーちゃんたちがきゃーきゃー騒いでいるか、どちらかの場面がえんえん続くのである。話も序盤で時系列がぽんぽん飛ぶために理解しづらく、もう途中で眠くなってしまったのであった。

 マイケル・マドセンやデニス・ホッパーなどクセのある役者を上手く使ってはいたが、それだけではとてもこの映画を退屈さから救うことはできなかったようである。

 ハイビジョン画質は解像度に欠けたのっぺりとした絵。典型的なワーナー画質と言える。サラウンドはトゥルーHD。音圧が低くヴォリュームを6ノッチ上げなければ良好な視聴は不可能であった。これもまたワーナークオリティなり(笑)。

 これがようやく終わって次にまた ブルーレイ 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』 (EVANGELION:1.11)を30分ほど。今回はドルビートゥルーHDにて視聴。これがDTS-HDマスターオーディオとかなり違っており、ふくよかでグラマラスな音。薄味だったDTS-HDマスターオーディオの欠点を完璧に補っている。一般にDTS-HDマスターオーディオの方がトゥルーHDより音質的に勝ることが多いのだが(私の印象による)、このディスクは例外のようだ。

 シャワーを浴びてお酒。お供はプロジェクターの大画面で見る「エヴァ テレビ版DVD せめて人間らしく」(笑)。改めてみると、やっぱり「うへぇ」と思ってしまいますな。

 就寝午前1時過ぎ。

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2009年5月28日 (木)

5月27日(水) 西新リアクター部隊

 この駄洒落の元ネタを知りたい人は「西新リヤカー部隊」で検索するべし。栗本薫死去。グイン・サーガ最新刊「黒衣の女王」後書きを読んで妙な弱々しさを感じ、これはもう危ないかなと思っていたのであるが、まさか、こんなに早く逝かれるとは。ご冥福をお祈りします。このグイン・サーガ、当初の予定であった100巻を越えても完結せず、それどころかこれから「イシュトバーンがリンダを嫁にしてあれこれこうします」と言い出して「ええ、いまさらかよ」とファンを驚かせた(呆れさせた)ことが記憶に新しいが、これはひょっとしたら栗本氏の「もっと生きたい、仕事をしたい」という叫びではなかったのか。そう思うとなんだかとても切なく悲しくなってしまうのだ。

 唐沢俊一氏は栗本薫氏死去の報に「彼女の才能に嫉妬していた」と吐露されているが(泣けました)、私にはとてもそんなものを感じることはできなかった。つまるところ嫉妬にはするほうにもそれなりの才能が必要なのだ。私のごとく最初から引き比べる才能そのものをもたない人間はそんな感情すら持つことができないのである。

 本日は休み。午前9時半に事務所へ出て日記つけとネットのチェック。それから徒歩で天神へ出てお馴染み赤のれんでラーメン・替玉+小炒飯の定食。その後漫画喫茶で漫画読み3時間。終了後ジュンク堂にて「でじぱら #4」を買おうとしたのだが、見つからず。良く考えたらこの単行本の発売日は27日。物流辺境の地、九州福岡では入荷が29日になるのであった。がっかりしてまた歩いて事務所へ戻る。郵便ポストに待望の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』 (EVANGELION:1.11)が届いていた。

 亀の世話などして午後5時過ぎに帰宅。缶ビール一本飲んで録画しておいた「レインボーマン」を見る。開始当初からの古株キャラクター、キャシーの死に涙、涙(ウソ)。

 夕食はヨコワの刺身、塩鯖。これだけ(笑)。ビールをもう一缶飲んでゴハン一膳で仕上げ。〆のコーヒーは如例。

 その後じっくりとブルーレイ 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』を楽しみましたよ。いやもう後半のラミエル戦は圧巻の一言。劇場鑑賞時よりも絵の情報量が20パーセント増し(大げさ?)でありとあらゆるディテールが浮かびあがってくるような画面にひきつけられっぱなしである。この作品はブルーレイ以外では見てはいけない、通常画質で見るということはそれだけでこの作品に対する冒涜だとさえ思ってしまうほどであった(ちょっと暴論ですが、許してくださいね)。

 このブルーレイではソニー株式会社が開発した映像用階調補完技術“Super Bit Mapping for Video(SBMV)”が採用されている。これはエンコード処理の前に “SBMV”処理を行うことで、オリジナルコンテンツのグラデーション感を保ちながらカラーバンディングを軽減することが可能という優れた技術なのだが、まあ、万能とはいかず数箇所で若干のトーンジャンプが見られたのが残念。

 音声フォーマットはDTS-HD マスターオーディオで視聴。サラウンド空間に音が満ち溢れる感覚が素晴らしく、移動感の鋭さも耳に痛いほど。ラミエルのぎゃあという叫びにはホラー的な恐ろしささえ感じられる。ただ、昨今のハリウッド最新作の48kHz/24bitフォーマットに比べるとどうしても薄味に感じられてしまうのがくやしい。

 特典の『破』特報、これもちゃんとハイデフ収録。音はさすがにリニアPCM2チャンネルだったけれどもこういう心遣いは大変に嬉しいですな(笑)。

 その後シャワーを浴びてお酒。お供は録画しておいた「ナイトシャッフル」 お気に入りの野球選手が来たら店を閉めて盛り上がるという店主にちょっと腹を立てる(笑)。飲食店としてそういう姿勢はいかがなものかと憤慨したのである。

 就寝午前12時過ぎ。

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2009年5月27日 (水)

5月26日(火) 「サブカル・オブ・サイレンス」

 この駄洒落に関して苦情は受け付けません。ご了承ください。恒例WOWOWの7月番組表である。7月4日『アラジン完結編/盗賊王の伝説』吹き替え 7月5日『いつか眠りにつく前に』5.1 『狂熱の季節』 7月6日『カンナさん大成功です!』5.1 『第三の死角』 7月8日『黒い太陽』 『写楽』 『ランジェ公爵夫人』 7月9日『ランド・オブ・ウーマン優しい雨の降る街で』5.1 『ジャッジ・ドレッド』5.1 『アキレスと亀』5.1 7月10日『狼よさらば』 『ストリートファイター』 7月11日『カリフォルニア・ドリーミング』 『さよなら。いつかわかること』 『告発のとき』5.1 『やわらかい手』 7月12日『ヒズ・ガール・フライデー』 『レイダース 失われたアーク《聖櫃》』5.1 『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』5.1 『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』5.1 『アローン・イン・ザ・ダーク Ⅱ』 7月13日『僕たちのアナ・バナナ』5.1 『特急二十世紀』 『その名にちなんで』5.1 『この道は母へとつづく』5.1 7月15日『ブレス』 『10人のワケあり男女』 7月16日『ファン・ジ二 映画版』 『純喫茶磯辺』 7月17日『言えない秘密』 7月18日『ジェイン・オースティンの読書会』5.1 『カンフー・ダンク!』5.1 7月19日『ディセンバー・ボーイズ』5.1 7月20日『アメリカを売った男』5.1 7月21日『レイジング・ケイン』 7月22日『シティ・オブ・メン』5.1 7月23日『ライセンス・トゥ・ウェディング』5.1 『フライング☆ラビッツ』 7月26日『ストリート・レーサー』5.1 『エグジット・スピード』5.1 7月28日『アウェイ・フロム・ハー君を想う』5.1 7月30日『うた魂♪』5.1 

 未見映画が37本。インディアナ・ジョーンズシリーズのHV一挙放送も嬉しいぞ。まったく7月もWOWOWは元気で私はどうしてあの国の首領様が「WOWOWを見せよ、しからば核開発、ミサイル開発を停止せん!」と国連安保理に要求しないのかまったく理解できないのである。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、朝飯にコンビニのハンバーガーとコーヒー牛乳、昼飯にマルタイ棒ラーメンを一食分。たっぷりキムチをぶち込んで食うとンまかった。夕食はマグロの刺身、肉じゃが、炒飯。ビール二缶不覚にも飲んでしまいましたよ。〆のコーヒーは如例。

 その後今までちびちび見ていたハイビジョン録画の『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』を最後まで。連合赤軍の誕生から自壊、そして浅間山荘事件に至るまでを描いた映画である。本作は一部から連合赤軍を美化しすぎているとの批判があるそうだが、私にはとてもそうは思えなかった。時代性を剥ぎ取り、また共産主義という理想への傾倒を除いてしまえば、この映画での連合赤軍は単なるカルト集団としか見えないのである。彼らは総括という言葉を使って、彼らの思惑から外れたと判断された人物を次々にリンチにかけ殺していった。全員でよってたかって暴行し、氷点下にもならんとする屋外に放置して凍死させたりするのである。その総括という行為も最初こそ、「てめえ、さぼってんじゃねえよ」という理由があったのだが(笑)、この判断基準も次第に恣意的なものとなり、しまいには「てめえ、二人だけで風呂に入ってきたのかよ、総括だ」で殺されてしまう。

 遠山美枝子(坂井真紀)の総括を喜々として指導する永田洋子などもう彼女の美貌に嫉妬いることが丸分かりで、こんな演出が彼らの美化に繋がるとはとうてい考えられないのである。

 ラスト近く、浅間山荘に押し入る連合赤軍メンバー、奥さんを銃で脅し縛り上げる。そして「我々は革命のため働いております。人民の為に戦っております」このちぐはぐさに思わず大笑いしてしまった。

 液晶モニター UNI-LCD24/Bでの鑑賞。色のりの薄さ、黒浮きが気になるけれども解像度の高さでそれを補ってくれる。雪が積もった山の中がいかにも寒そうなのがよろしい。

 その後今度はプロジェクターでハイビジョン録画の『マイ・ブルーベリー・ナイツ』をみる。初めてのウォン・カーウァイ映画であるが、予想通りというか、なんというか、合いませんでしたな(笑)。ヒロインの魂の彷徨的なテーマは分かるのだけれども、「そんなんどーでもいいじゃん」という会話が延々続いて私のような人間には退屈極まりなかった。凝ったカメラワークやキャラクターの作り方にはなるほどみるべきものがあると思うのだが、何しろ、私はこんな人間ざましょ、こういう高級な映画は似合いませんの。

 ハイビジョン画質は色の抜けが悪い。暗転でトーンジャンプが見えてしまっていたのも大きなマイナスポイント。5.1チャンネルサラウンドはBGMの品位の高さが印象に残る。

 その後シャワーを浴びてだらだらテレビや読書。就寝ちょっと早めの午前1時過ぎ。

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2009年5月26日 (火)

5月25日(月) 「ミクシィ、苦痛」

 いやね、わたしゃね、れっきとした国会議員(民主党の山口壮氏)が衆議院本会議という場所で「美しい国」という安部首相のスローガンをひっくり返すと「憎いし、苦痛」になると得意げに披露し、また野党の議員達がそれを聞いて「ウワーッ」と喜んでいるのに心底あきれてしまったですよ。

 北朝鮮が二回目の核実験を強行。

 <http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090525/kor0905251214007-n1.htmより引用開始>【ソウル=水沼啓子】北朝鮮の朝鮮中央通信は25日、北朝鮮が核実験を「成果的に行った」と伝えた。北朝鮮の核実験は2006年10月に続いて2回目。<引用終了>

 この愚行について長崎原爆被災者協議会(被災協)の谷口稜曄会長が以下のように述べている。<平成21年5月25日付け夕刊一面より引用開始>北朝鮮の核実験実施の発表に強い憤りを覚える。日本政府は北朝鮮に対し、核開発の中止を求めて強く抗議すべきだ。ただ、今回の実験には、米国のブッシュ政権や日本政府がとってきた強硬姿勢に反発する意図もあるのだろう。日本政府は敵視するばかりではなく、交渉することも必要だ<引用終了>

 前半はしごく真っ当なことを言っているのに後半で大暴走。米国や日本の強硬姿勢に反発して核実験をやったというが、ブッシュ政権はその末期において北朝鮮に対するテロ国家指定を解除しており、強硬姿勢とひとくくりするには無理がある。また日本はこれまで何度も述べてきているように軍事攻撃を受け何の罪もない国民多数を拉致されている。これで強硬姿勢をとらない方がどうかしているというものだ。それに何より北朝鮮は国連安全保障理事会の議長声明4月5日の長距離弾道ミサイル発射を非難されているのにも関わらずミサイル発射や核実験を強行したのである。そんな状況下で、米国、日本に責任の一端があるとはどういうことか。

 敵視するばかりではなく交渉することも必要だという意見も噴飯もの。なぜ、そんなに北朝鮮を話し合いでなんとかなるまともな国だと思いたがるのであろう。そういや某民主党の元代表氏も「金払えば拉致被害者帰ってくるんじゃないの」とかなんとかおっしゃっておられましたな(笑)。

 仕事はまあ、いろいろあった。コンビニ店舗補修についての打ち合わせなど。食ったものは昼飯にマルタイ棒ラーメン一食分、夕食にマグロの刺身、笹身カツ2枚、付け合せの生野菜とスパゲティ。ビール一缶飲んでゴハンを一膳。〆のコーヒーは如例。

 その後輸入ブルーレイで『スラムドッグ ミリオネア』を見る。宗教紛争で母親を殺されて孤児となった兄弟。親切そうなお兄さんの組織に助けられたのは良かったが実はそこは、孤児を拾っちゃ目を焼き潰したり四肢を切断するなどして物乞いにしたてる物乞い養成所だったという。兄弟は命からがら逃げ出すものの孤児生活で知り合った少女とはぐれてしまうのだった。苛烈すぎるほどの人生に真っ向から立ち向かっていく少年の姿。この正攻法で骨太な人間ドラマをクイズショーという仕掛けを借りてさらにドラスティックに盛り上げていく演出にもうわたしゃメロメロですわ(笑)。

 あんなクイズ番組でどうやってチート(ズル)できるのか、あんな状況で警察が拷問してしまうのはいかになんでもやりすぎではないか、そして最終問題が三銃士の名前というのは簡単すぎやしないか(笑)等々、気になるところはあるのだけれども、あの圧倒的なラストがあればもう全然大丈夫っすよ。

 ブルーレイの映像コーディックは1080p/AVC MPEG-4 あまりにグレインが支配的であり、カラーノイズも目立つ。黒も不安定でこれでハイデフダイジェストで星四つはおかしいのではないか。サラウンドは英語/ヒンズー DTS-HD マスターオーディオ5.1チャンネル(48kHz/24-bit) この音質が素晴らしい。静と動のダイナミズムに特徴があり、静かな牧歌的な雰囲気がいきなり戦場になる宗教紛争の場面ではそのあまりの迫力に身震いしてしまったくらい。

 午前12時過ぎからぽすれんのレンタルDVDで『タイム・マシン 80万年後の世界へ』(『The Time Machine』 1960年)をみる。時間をテーマにした映画らしく、冒頭登場する色々な時計。原始的な太陽時計、砂時計、機械仕掛けの時計、目覚まし時計、腹腹時計(ウソ)、そして全ての時計の親玉であるビッグベンが映った後で、タイトルが出ます。

 1900年1月5日のロンドン、発明家・科学者H・ジョージ・ウェルズ(ロッド・テイラー)の屋敷に友人のフィルビー(アラン・ヤング)を始めとする4人の紳士たちが集まります。彼らはジョージから夕食会の招きを受けたのですが、約束の午後8時になっても当の本人が現れないのでいらいらしています。「あー、腹が減った、人を呼んでおいて待たせるなんて最低だ、無礼だよ」腹がぐーぐーなっているものですから、みんな怒りっぽくなっております(笑)。

 その彼らにジョージからの手紙を渡したのが家政婦のワチェット夫人(ドリス・ロイド)。読んでみますと「私が間に合わない場合はみんなで勝手に始めていてくれ」これでみんな大喜びして食卓につきます。そしてワインがいきわたったところで「かんぱ、わあ」ぼろぼろの姿で食堂に飛び込んできたジョージ。みんな仰天して、一体何が起こったのかと問いただします。

 ワインを一杯飲んで気を落ち着けたジョージは去年の大晦日から今日までの5日間に起こったことについてゆっくりと語りだすのでした。

 1899年12月31日。ジョージは同じ4人の紳士達に自分の発明品を披露しておりました。「ふふふ、私の発明品はちょっと凄いのです。画期的な時間に関する発明なのです」ここでフィルビーが「おお、すると新原理による正確無比な時計が出来たのかい、それは役に立つな!」派手にずっこけるジョージです。「いや、違う、違う。私の発明品は四次元をコントロールするものだ。一次元は点、二次元は平面、三次元は立体、四次元はそこに時間が加わる。つまり私は時間旅行を出来る機械、タイムマシーンを発明したのだ」

 彼はテーブルの上の箱をぱかっと開けます。そこにあったのはタイムマシンの実験用ミニチュアモデルでした。

 紳士達は興味深そうに精緻に作られたその装置を見つめて「で、これでどうすんの、どうやって時間計るの?」再びずっこけるジョージ。「いい加減時計から離れなさいったら、これはタイムマシーン、ほら、操縦席についているレバーを前に倒せば未来へ、後ろに倒せば過去に行くことができるのです」ジョージは早速レバーを前に倒します。するとタイムマシン後部の大円盤がぐるぐると回転を始めました。こんな小さな機械なのに凄いパワーで屋敷自体も地震のように揺れ動きます。そしてぱっと消えたタイムマシーン。ジョージは驚く紳士達に向って「ほら、言ったとおりでしょう。あのマシンは100年後の未来に向って旅立ったのです」

 素晴らしい発明です。しかし紳士達はそうは思わなかったようで、「それでこれ何の役に立つの?お金儲けできないんじゃないの、こんなのじゃ、それに戦争にも役立ちそうにもないし」あっさり興味を失ってしまいました。彼らの関心はすぐに新年の祝い酒へ移ったようで、「じゃ、新年おめでとー」と言いつつ帰ってしまいましたとさ。

 後に残ったのはフィルビー一人だけ。彼はジョージがあまりに装置に執着しているのを見て心配になり、「装置を壊して忘れるのが一番だ」と言うのですがもちろんジョージに聞く耳なし。ため息をついたフィルビー、「くれぐれも無茶だけはしないように」と帰っていくのでした。ジョージは彼に「5日に夕食会開くからみんなで来てくれよ」と言い残して実験室へ。扉を開けると、おお、そこにあるのは大型のタイムマシーン。すでに彼の研究は完成していたのです。

 彼はタイムマシンに乗り込んでレバーをちょっと前に。すると、時計が8時間進んでいる!8時間だけ未来に来たのだ、実験は成功だ。小躍りした彼はまたぐいとレバーを前に倒します。すると時間がどんどん進んで花が開いて咲いて枯れるわ、カタツムリが高速で動き回るわ、屋敷の前にある洋服屋のショーウィンドウでマネキンのドレスがどんどん変わるわ、えらい騒ぎ。そして17年を経過した時、急にあたりが暗くなります。不思議に思ってマシンを停止させたジョージが見たものはもうぼろぼろになった無人の屋敷でした。

 彼は家の玄関を封鎖しているドアを破って外へでます。17年後のロンドンは大きく様変わりしており、見慣れぬ機械が道路をぶいぶい走っております。これは自動車なのですが、そんなものを知らないジョージは仰天してしまうのでした。と、彼の目に懐かしい人物が、フィルビーです。しかし、このフィルビー、似合わぬ軍服を着たりして何か様子が変。それもその筈、このフィルビーはジョージの知っているフィルビーの息子の方だったのです。彼の話によると、1914年からドイツと戦争が始まり、父フィルビーは一年前に戦死してしまったとか。そしてジョージの屋敷はフィルビー父が管理していたのですが、「ジョージがきっと帰ってくる」と訳の分からないことを言って決して処分しようとしなかったというのであります。

 悄然となってマシンへ戻るジョージ。再び未来へ向います。今度到着したのは1940年、ドイツ空軍によるロンドン空襲の真っ最中でした。ジョージは空を飛ぶ機械を見て驚きますが、ゆっくり見物などしている暇はありませんでした。火災が彼の屋敷へ迫ってきたからです。慌ててまた未来へ向うジョージ。

 次は1966年。彼の家はなくなり公園になっていました。周囲を見渡したジョージ、ロンドンが超近代的な都市に生まれ変わっているのを見てうっとり。「やっぱ人類は素晴らしいや」しかし、こう思ったのもつかのま、いきなりサイレンが鳴り響きます。すると人々がどやどやと地下鉄構内へ逃げ込んで行くではありませんか。何が起こっているのか分からず立ちすくんでいる彼に声を掛けたのは、ああ、これはフィルビーだ。前にあったときより50歳も年取ったフィルビーだ。彼は放射能防護服を着ているぞ。「核が爆発するぞ、早く逃げるのだ」フィルビーはジョージの顔を見て「ふむ、どっかで会ったことがあるな・・・、そうだ1917年だ、覚えているぞ」しかし彼は自ら首を振って「いいや、そんなことがあるはずがない、あんたはまったく年取っていない、服だってそのままだ」

 この時またサイレンが鳴り響きます。「あ、もう時間の余裕がない、すぐ地下鉄に入れ」フィルビーはさっと逃げてしまいました。その後すぐに炸裂する核爆弾。ロンドン上空にキノコ雲が立ち上ります。あれほど近代的な威容を誇っていたロンドンはあっさり破壊されてしまいました。おまけに火山が爆発、溶岩がどろどろと流れ込んできたのです。この溶岩は道路の割れ目にずぶずぶとしみ込んでいったので、おそらく地下鉄構内に逃げ込んだ人々は蒸し焼きになってしまったことでしょう。ああ、恐ろしい。

 ジョージはほうほうの態でマシンに戻りまた未来へ向います。その後すぐにマシンの周囲は岩盤で覆われてしまいました。どうやら溶岩に飲み込まれてしまったらしい。この岩盤がなくなるまで外に出られなくなってしまったのです。仕方なく未来へ、未来へと進むジョージ。そしてようやく岩盤がなくなったのが802,701年後だったという・・・。幾らなんでも進みすぎだと思うぞ(笑)。

 この時代、地球はどうやら平穏を取り戻しているようであります。豊かな自然があふれ、美しい花があちらこちらに咲いております。しかし、人間の姿はなし。ジョージは人間が作ったと思しきドーム状の建築物を見つけて中に入ってみるのですが、屋根はぼろぼろ、丸いテーブルに食器が置かれているものの、やはり人間はいません。

 ジョージは絶望しかけたのですが、ついに彼は発見します。川遊びに興じる人間達を。「むむっ、川で水浴びして果物を食うのか、いいね、オーガニックだね、ロハスだね、人間らしいね。楽園だね」ところがこの時人間の女性が川に落ちてしまいます。女性は悲鳴を上げるのですが不思議なことに誰も彼女を助けようとはしません。黙っておぼれているのをみているばかりです。たまりかねたジョージ、彼女を救うべく川に飛び込みます。

 本日はここまで。

 その後テレビをだらだら。「熱中夜話 アニソン特集」を15分ほど見る。就寝午前2時半過ぎ。

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2009年5月25日 (月)

5月24日(日) アディダスは嫁に食わすな

 いや、食べないからby嫁。えー、近くにですね、無農薬の安全・安心な(笑)幽鬼じゃなかった、有機野菜のお店があるのですが、店頭に「安部司講演会」のお知らせポスターがあったという・・・。言うまでもなく安部司は添加物芸者とでも呼ぶべき人であり、ありもしない添加物の有害性をウソと誇張で塗り固めた本で訴えている御仁である。この本で一儲けしたのに(何しろベストセラーですからな)味を占めてさらに消費者をだまくらかして金を引き出そうと日夜講演活動に余念がないのである。

 こんな御仁の言うことを鵜呑みにしているような店で、食い物とか買えるか、どんなもん食わされる分かったものではないぞ。まあ、最初っからそんな店には行きませんけどね(笑)。

 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 』(EVANGELION:1.11) ブルーレイが早くもアマゾンより発送された(25日)。これで一般発売日の27日には手元に届くわけで、ようやくあの高精細映像がHDオーディオの高音質と共にホームシアターで楽しめるのである。もう何だか、思わず顔が「にひっ」とほころんでしまいますなあ。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ。食ったもの、朝飯にコンビニの調理パンとコーヒー牛乳。昼飯にマルタイラーメン一食分。夜は母親が甥っ子K太郎の見舞い(たいした病気ではないのでご安心を)に行っていたのでパックのお寿司。これだけではさすがに物足りなかったのでソーセージ5本ほど炒めて追加。ビール二缶飲む。当然ながらゴハンはなし。〆のコーヒーは如例。

 その後ハイビジョン録画の『アルファ・ドッグ 破滅へのカウントダウン』を見る。麻薬ディーラーの少年とその一味が金銭上のもつれから誘拐事件を引き起こし、最悪の結末を迎えるまでの3日間を描いた作品。もうロクデナシしか出てこない、ロクデナシ含有率90パーセントの映画(笑)。しかもこれが実話を元にしているというのだからもう恐れ入るしかない。

 また、こういうサスペンスクライム映画だと、さまざまな状況が絡みあってそうなることを余儀なくされるという流れになるものであるが、この映画の登場人物は、繰り返すけれども、ロクデナシぞろい(笑)。だから、金銭のもつれから被害者の少年を拉致した瞬間にその運命は決まってしまうのである。この単純さはフィクションで考えれば「悪」なのだけれども、そこに実話を元にしたという要素を介在させることで悲劇性をより高めることに成功しているのだ。

 ハイビジョン画質は黒が潰れ気味。そして少年の頭をシャベルで叩き潰してミニウージーで止めをさす場面(笑)で盛大にトーンジャンプが発生。夜空がもう完全な縞模様になってしまっている。こんな露骨なトーンジャンプは久しぶりで何か放送に異常があったのではないかと思われるほどであった。

 A5.1チャンネルは優秀。ラップのリズムに重々しさがあり、それが不吉さをかもし出しているのが面白い。

 シャワーを浴びてお酒。お供は録画しておいた「涼宮ハルヒの憂鬱 笹の葉ラプソディ」 ウワー、本当に第二期のエピソードだよ(もっとも私はこのアニメ自体を見るのが今回が初めてなのだけれども)、ウワー、エンディングが新しくなっているよと驚きつつ見る。

 就寝午前1時過ぎ。

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2009年5月24日 (日)

5月23日(土) 「マブチポスト」

 「マブチモーターの思い出について複数のトピックを上げることはミクシィの規約にて禁じられております!」 親族の不正が取りざたされる中、韓国の盧武鉉前大統領が自殺。韓国の大統領は暗殺されたり、退任後に自身や親族が逮捕されたり自殺したりとアメリカ大統領よりよほどスリリングな職業のようだ。

 初・2・3大統領 「李承晩」
彼の養子が実の両親を殺害。不正選挙を糾弾されハワイに亡命。そのまま客死。
第4代大統領 「尹譜善」
クーデターで退任を余儀なくされる。軍法会議で懲役3年の判決。
第5~9代大統領 「朴正煕」
長男が麻薬服用で逮捕される。狙撃事件発生。弾がそれて夫人に命中。死亡。直後、金載圭KCIA部長によって暗殺される。
第10代大統領 「崔圭夏」
学生デモ等が収まらず、粛軍クーデターを実行。結局収まらず、光州事件発生。8ヶ月で退任。
第11・12代大統領 「全斗煥」
光州事件において反乱首謀罪で死刑判決。後に恩赦。
第13代大統領 「盧泰愚」
退任後に収賄容疑で逮捕。光州事件の内乱罪も発覚。懲役17年の判決。後に恩赦。
第14代大統領 「金泳三」
在任中に経済危機に陥りIMFの介入を招く。次男は利権介入による斡旋収賄と脱税で逮捕。 
第15代大統領 「金大中」
光州事件の首謀者として無期懲役の判決。息子3人を含む親族5人が金がらみの不正事件。

 この悲劇の歴史に今回、第16代大統領 「盧武鉉」 登山中の滑落死が加わったことになる。軍事政権が存在し、民主化が遅れたという歴史、常に南北対立という緊張を強いられる厳しい政治状況、権力が集中する大統領制、韓国特有の家族主義・縁故主義の強さなど原因はいろいろ考えられるけれども、それ以前に韓国の大統領制には大きな欠点が内包されているのではないかと考えずにはいられない。仮にも民主国家でございという国の大統領の自身、周囲にこう不正が渦巻いているようでは話にならぬ。

 なお、この自殺についてネットではぞろ謀殺説が囁かれているが、わざわざどこぞの組織のエージェント!が盧武鉉前大統領を自宅裏山に連れていって、「ソウレ!」と投げ落とすというのはちょっと考えづらい。そのような目立つ方法を取らなくても自宅で服毒・縊死等を偽装する方がよほど理にかなっていると思われるからであるって、何だ、お前、なんてひどいことを。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ。食ったもの、昼飯に喜多方みそラーメンの生ラーメン。夕食はミニステーキ二枚、付け合せの野菜炒め、ゴマ鯖とブリの刺身。ビール二缶、〆のコーヒーは如例。

 夕食後昨日一時間ほど見ていた『つぐない』を最後まで。嫉妬、性への恐れから姉の恋人を少女暴行と偽りの告発をした少女の苦悩を描く映画。自分の行状に深く後悔するものの、肝心の姉と恋人は戦争のために死んでしまう。後年、作家となった少女が贖罪のために本当はありえなかった邂逅の場面を小説にするその切なさに私は涙してしまったのだ(ウソ)。

 ハイビジョン画質は良好なのだが、ハイライトの飽和が早いのが残念。敗残兵が蝟集したダンケルクやドーバー海峡のホワイトクリフなどのパノラミックな構図はハイビジョンの高画質でないと十分に表現できなかったであろう。5.1チャンネルサラウンドは効果音を大胆に配置して少女の心象を表現しようとする試みが面白い。

 その後ハイビジョン録画の『アフター・スクール』を見る。これは表層の物語の下にとてつもない真実が隠されているという氷山型のミステリー。どんなタイプ分けじゃ(笑)。冒頭から積み重ねられた小さな違和感があるときを境にがらりと本当の姿を現す面白さよ。「高度に発達した丸暴の刑事の顔は暴力団と見分けがつかない」というA・C・クラークの言葉を(いや、クラークはこんなこと言っておらん)応用したフェイク・アイデンティテイによるサスペンスの盛り上げ方も見事。そして、ラストで明かされる真実、事件の中心にいたのは大泉 洋ではなく、中学生の時から人の恋の橋渡しばかりやらされていたへタレというどんでん返しにどわーっと感動させられてしまったのであった。

 複雑なストーリーゆえ、細かい点での整合性に怪しいところがあるが、まずは快作といえるできであろう。こんな映画が作られヒットする、まだまだ邦画界も捨てたものではないと思うよ。

 ハイビジョン画質は今ひとつ。ノイジーであり、暗部の諧調表現にも物足りなさがあった。5.1チャンネルサラウンドは環境音の再現がよろしい。リア音場の定位感も抜群。

 シャワーを浴びて午後11時過ぎから『怪物の花嫁』(『Bride of the Monster』 1955)の続き。ジャネットはルゴシをスルドク追求します。「あのロボという大男がマーシュ湖の怪物じゃないの」ルゴシははははと笑って「あれは単なるわしの助手ですよ。口は聞けないがなかなか役にたつ。わしはあれをチベットで見つけてきたのです」チ、チベットっすか(笑)。この後ルゴシ、ジャネットに得意の眼力で催眠術を掛けて眠らせてしまいました。「ロボ、彼女を私の部屋へ連れていけ」

 この後屋敷を訪れたのはあの謎の教授ストロウスキ。彼は鍵が掛ってないのを良いことに屋敷へ潜入、いろいろ調べ始めるのです。その背後にロボが登場、てっきり襲い掛かるのかと思いきや、唐突にルゴシが出てきて「やあやあ、ストロウスキ教授、久しぶりですなあ。なぜ、こんな沼くんだりまで私を追いかけてきたので」「ヴァーノン君、我々の政府は君に戻って欲しいと言っているのだ、そして研究を続けて欲しいと言っているのだ」なんと、この教授、ルゴシを故国(どこかはっきりしませんが)に連れ戻しにきたのです。

 しかし、ここでルゴシが「分かりました、それでは帰りましょう」と言ってしまったら映画が終わってしまいます(笑)。その代わりに彼は激怒して、「なんと私の研究を認めずキチガイ扱いにして学会からも追放した国に戻れですと、私はそのせいで妻と子供とも別れなければならなかったのだ」ルゴシは怒りのあまり歌いだします。「私の国から追放された、この悔しさは忘れはしない」(ウソ)。

 焦ったストロウスキ、「私は君を探して世界中を回ったのだ。怪物が出るという噂を聞いたら君の仕業じゃないかと思ってどこへでも行った。ネス湖にも行ったぞ」ああ、そうですか(笑)「とにかく気を静めて国へ帰ろう。そして君の研究による超人軍団を結成すればわが国が世界を征服できるぞ」ルゴシは物凄い目でストロウスキ教授を睨みます。「私の超人は私だけのものだ、私が世界を征服してやる」「このキチガ×め」ルゴシの合図でロボが教授を背後からがきと抑えます。

 そしてそのまま暖炉の隠し通路を通って実験室へ。ロボ、教授を大蛸の水槽にぽいと放り込んでしまいました。自分で蛸の蝕椀を体に巻きつけた(笑)教授、「ぎゃーぎゃー助けて、ぎゃー」その様子をにやにやと眺めるルゴシです。「ふふふ、それがマーシュ湖の怪物よ、私の天才を身をもってしるがいい!」

 さて場面が変わって現れたのはクレイグとマーティンのコンビ。彼らは乗り捨てられた教授のレンタカーを発見します。クレイグは「教授はあの古屋敷に向ったのに違いない」彼はマーティンを待機させて、自分ひとりで屋敷を調べに向うのでした。ところが道らしい道もなくあたりも真っ暗、雨も降っておりますのであっという間に流砂に落ちてしまいます。おまけにワニが襲ってきた。ピストルを乱射してワニを追い払ったクレイグ、木の枝に捕まって流砂を脱出します。

 この流砂、単に穴掘って木の枝や葉っぱを敷き詰めたもの。幾ら画面が暗いと言ってもそれくらい分かりまさぁ(笑)。またワニが登場する場面はアフリカあたりで撮影されたと思しきストックフッテージを使っています。

 一方ロビンソン警視、ジャネットと同じく不動産記録を調べて件の屋敷がルゴシの所有であることを発見。ついにパトカーで警官隊と共に出動します。

 ルゴシは実験室で何やら準備中。「よし、出来た」と満足げに頷いた彼は奇妙な手つきをいたします。谷啓のがちょーんみたいな手の動きに答えて現れたのがいまだ催眠状態にあるジャネット。彼女は今や花嫁衣裳を着せられていました。ルゴシはにやにやしながら「ふふふ、君は私の手によって超人に生まれ変わるのだ。スーパーパワーと美貌を兼ね備えた怪物の花嫁になるのだ」寝台に拘束されるジャネット。目を覚まして「ひーひー、いやー、いやー、そんなのになりたくない」と暴れます。

 この時最高のタイミングで現れたのが暖炉の通路を偶然見つけて侵入してきたクレイグですよ。彼はピストルを手に実験室に飛び込み、「警察だ、彼女を解放ぐ」ロボに背後からぶん殴られて失神したという・・・(大笑い)。彼は鎖で縛られてしまいます。もはや邪魔するものはいなくなった。ルゴシは「さあ、実験開始だ」と叫んで装置のスイッチに手を掛けるのですが、この時ロボが懐から毛の塊みたいなもの(アンゴラ?)を取り出してなでるという奇妙な仕草。彼はそれを寝台のジャネットの傍らに置いたかと思うと、「ウォー」ルゴシに襲い掛かったのであります。一応、この人はジャネットに執心していて、彼女を害しようとするルゴシを許せなかったという理由は分かるのですが、あの毛皮は何?どういうこと?

 監督のエド・ウッドの好みだからとか言われても納得できないよ。

 ロボはルゴシを投げ飛ばして失神させ、ジャネットの拘束を解きます。そして代わりにルゴシを縛り付けたという・・・。彼はジャネットと彼女に解放されたクレイグが見守るなかルゴシに変なヘルメットを被せます。たまらずクレイグ、ピストルを拾い上げて「やめろ」と叫んだのですが、逆にまたまたたたき伏せられてしまいました。ロゴは最後のスイッチをがちゃりと入れます。びびびび、派手に痙攣するルゴシ。

 これで他のやつみたいに死んだのかと思ったのですが、さすがはルゴシ、この実験が効果を表して超人になってしまったのです。彼はそのスーパーパワーで拘束を引きちぎりロボに襲い掛かったのでした。うーん、この超人ルゴシ、こっちに顔見せてくれないなあ、ひょっとしたら別人かなあ、ああ、明らかに背が高くなっているぞ、わわ、足元見たら、こら、上げ底の靴じゃ、これでどたんばたんロボと戦っておるわ(大爆笑)。ルゴシ、ロボを装置に叩きつけます。すると装置がショートして、感電。ロボ、死んでしまいました。

 同時に火災が発生したのでこらたまらんとルゴシ、ジャネットを攫って逃げ出します。外に出るなり靴が元に戻っているのがおかしい。まあ、あんな上げ底の靴で荒地を歩いたらあっという間にひっくり返ってしまいますからな(笑)。後を追うクレイグ、ロビンソン警視たちも合流です。

 形勢悪しと見たルゴシ、ジャネットを捨てて逃げようとします。警官隊はロビンソン警視の命令一過、ピストルを乱射しますが効果なし。ここで飛び出したクレイグ、あれ、ルゴシの背後にいた筈なのに、なぜか丘の上からやってきたぞ(笑)。回り込むなどの描写がなかったので、これは単に位置関係を間違っただけなのかと思います。そしてクレイグ、いかにも転がしなさいといわんばかりに置いてある大きな丸い石をルゴシに向って転がします。石はルゴシを押し倒して彼もろとも、なぜか大蛸が待ち構えた水路へ。

 超人ルゴシと大蛸の格闘です。老体にむち打ってゴムの触腕を巻きつけるルゴシの捨て身の演技に涙、涙。そして唐突に破局が訪れました。蛸とルゴシに雷が落ちたのです。そして大爆発。なんで、ここで核爆発のフィルム使うかね(笑)。

 湧き上がるキノコ雲を見ながらロビンソン警視が「彼は神の領域を侵したのだ」と呟いたところでエンドマーク。あー、長かった。

 モノクロ・スタンダード モノラル音声。画質は黒浮きが激しく闇夜という感じがまったく出ていません。音声はノイズ感がなく聞きやすいです。ぽすれんのレンタルDVD。

 その後録画しておいた「タモリ倶楽部」など見る。就寝午前2時過ぎ。

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2009年5月23日 (土)

『ドラキュラ 血の味』(『Taste The Blood Of Dracula』 1970)

 

『ドラキュラ 血の味』(『Taste The Blood Of Dracula』 1970

ドラキュラの弟子を殺した三人のオヤヂたちがドラキュラから復讐されるというドラキュラシリーズ第5弾。それぞれの息子や娘を操って殺させるという冷徹なドラキュラの復讐方法がたまらぬ作品であります。

森を走る馬車。その中で乗客がもめております。「私がパリで買ってきたこのおみやげ、1,000円でどないだ」と商売を始めた商人にアレな人が「それくれ、それくれ」と騒ぎ出したのです。商人は「これは商売ものですからな、金を払って貰わないと」と至極真っ当なことを言うのですが、なにしろアレな人ですから理屈は通用しません。「ンがー」と激怒したアレな人は商人を外へ放り出してしまいました。

 いてててとと起き上がる商人、しばらく失神していたらしくいつの間にかとっぷりと日が暮れております。「ウワー、酷い目に会ったぞ、こりゃ」とボヤく彼の耳に「ギャーッ、ヒーッ、グエエ」といううめき声が飛び込んできました。なんだなんだとその声の主を探し始めた商人はあるものを目にして立ちすくみます。それは背中にでっかい十字架がぐさりと突き刺さったドラキュラ!うめき声は彼の断末魔だったのです。彼の目の前でドラキュラはばったりと倒れ伏します。流れ出る血、これがさらさらと乾いて粉になります。そしてその中に残された指輪とドラキュラのマントの留め金。商人は「こら、商売になるわ」と難波の商人(あきんど)根性を発揮してこの気持ち悪い遺品を拾うのでした。

 ここでタイトルが出ます。

 さて、うって変わって暢気な町の暢気な風景。教会のミサが終わって三々五々家路につく人々。人間があれば必ず咲くのが恋の花というもの、この例にもれずこの映画でもポール(アンソニー・ヒギンズ)とアリス(リンダ・へイデン)がいちゃいちゃしております。もー、YESNOマクラで言えば断然YESみたいないちゃつきぶりですよ(訳が分からない)。

 これを快く思っていないのがアリス・パパのウィリアム(ジェフリー・キーン)で、家に帰り着くなりアリスに「お前はあんな若造といちゃいちゃしおって、このふしだら娘が、お前は外出禁止だ」と言い渡します。そして「わしはいつものように慈善事業に出かけるからな、夕飯はいらん」と出かけていくのでありますが・・・、この慈善事業というのが売春宿に対する寄付というものだったのであります(笑)。しかもそのお仲間がポール・パパのパクストン(ピーター・サリス)とサカー(ジョン・カーソン)だったという。もうハマーの映画でこんなにパパの資格のないキャラクターは初めてですよ(笑)。

 馬車で売春宿に乗りつけた三人、一人につき女二人上げてどんちゃん騒ぎ。あろうことか野球拳まで始めました。もう見ている私も呆れております。そんな中、いきなり乱入してきたのがコートリー卿のおぼっちゃんで昔はぶいぶい言わせていたのですが、そのぶいぶいが過ぎて勘当され、いまや一文無しになったという男(ラルフ・ベイツ)。売春宿の主人はコートリーを追い出した後、「あいつは並みの道楽は飽きたってんで、なんと教会で黒ミサをやったんですよ、とんだ罰あたりですよ」と吐き捨てます。ところがあにはからんや、三人のオヤジがこの話に飛びついたという・・・。

 実はこの三人、女だらけのらんちき騒ぎに飽きたりず世の超常現象を調べるオカルト研究会をやっていたのです。三人はすぐにコートリーに接触、彼のいう「悪魔の儀式」に参加させろと言い出します。もう本当に道楽オヤジたちというのは困ったものです(笑)。コートリーはその頼みを承諾するのですがその条件として「儀式に必要な品物を買ってくれ」

 この品物というのが冒頭で商人が拾い集めたドラキュラの指輪、留め金、血液だったのですな。ちなみにこの三点のお値段しめて100万円。「高いなあ、もうちっとまからんのかなー」とぶつぶつ良いながら金を支払うオヤジたち。

 さっそくこの三点をもってコートリーが黒ミサをやったという教会へ。コートリーは三人に杯を持たせてその中にドラキュラの血の粉を入れます。次にナイフを取り出して自分の手の平をすぱっ!流れ出る血を杯に注ぐのでした。するとバリバリと雷が鳴って血の粉が液体化したのです。「わあ、気持ち悪い!」どん引きするオヤジたち。さらにコートリーは「あじゃらかもくれん、きゅうらいす、いでよ、闇の魔王、てけれっつのパッ」と呪文を唱えたのです。そしてオヤジたちに「さあ、飲め、その血を飲むのだ」これで頭にきたオヤジたち、「てめえ、飲め飲めってこんな気持ちの悪いもん飲めるか」 じゃあ、仕方ないってんで自分の分を飲み干すコートリー、しかしそれでもオヤジたちの怒りは収まりません。

 彼らはコートリーに襲い掛かります。そして「こんな高いもん買わせやがって、何も起こらないじゃないか、てめえ、金返せ、コノヤロー」殴る蹴るの暴行です。ぐったりして動かなくなるコートリー。オヤジたちはその姿に驚いて「ウワー、死んだ、大変だ」逃げ帰ってしまいました。そしてそれぞれの家人に「おれは今夜ずっと家にいたことにしてくれ」と頼みます。

 ひゅううと風が吹いてきてコートリーの死体に灰が降りかかります。すっかり死体が灰に覆われた直後、顔の部分がぱっくりあいてウワー、出たア、ドラキュラだ。ドラキュラの復活だ。立ち上がったドラキュラ、世にも恐ろしい形相で「あのオヤジども、俺の弟子を殺したな、ただじゃすまさんぞ」

 その後ウィリアムは酒びたり、パクストンは毎夜悪夢にうなされております。一人サカーのみ、書斎で事件の詳細を調べております。

 さて、そんなこんなで月日が経ちまして、今夜は若者達が集うパーティの日。アリスはポールと出かけることになっておりまして、ドレスなんか着ちゃったりして浮き浮き。これにむかついたのがパクストンで「お前、ポールと出かけるつもりだな、許さん!」てなことになるわけですよ。でもこれで諦める訳もありませんで、アリス、ポールの呼びかけに応えて窓から脱出、二人でパーティを楽しむのであります。
 
 お楽しみのあと、ポールと別れてまた木をよじ登って自分の部屋に戻るアリス。「あー楽しかったワ」部屋の明かりをともすと出たァ、ドラキュラがじゃなかったウィリアムが。泥酔状態の彼は娘が戻ってくるのを待ち伏せていたのです。ひーっと悲鳴を上げて外へ飛び出すアリス。庭から逃げようとしたのですがここでまたまた出たァ、今度こそドラキュラが(笑)。立ちすくむアリスですが、たちまちドラキュラの眼光に魅入られてしまいます。その後アリスを追って飛び出してきたウィリアムをじろりと睨んだドラキュラ、アリスに向かって「やるザマス」 アリス、スコップを振り上げるとウィリアムの横っ面にがこっ、叩きつけたのです。たまらず絶命するウィリアム。ドラキュラは満足げに頷くと「まず一人ザマス」 

 ウィリアムが惨殺され、アリスは行方不明。ウィリアムはともかくとして(笑)恋人の身を案じて気も狂わんばかりになったポール、調べに来たコブ警部(マイケル・リッパー)にアリスを探してくれと訴えるのですが、この警部さんがまたボンクラのようで、「行方不明って家出だろ、そんな娘を探している暇はないね」いや、父親が殺されているんだぞ、それで行方不明になった娘を探さないってどういう料簡なんだ。

 アリスの行方が分からないまま執り行われるウィリアムのお葬式。この様子を森の中からこっそりアリスが覗いておりまして、終わって帰ろうとしたポールの妹で親友のルーシー(イスラ・ブレア)を手招きします。「まあ、あなた無事だったの」と喜ぶルーシーに「話したいことがあるの、夜、庭に来て。でも私のことは誰にも言わないでね」この頼みを快諾するルーシー。だから父親殺されているのに、なんて暢気なんだ、ルーシー、フツー、警察やポールあたりに知らせないかね(笑)。

 で、ルーシー、本当にその夜、アリスと会っちゃうのです。アリス、ルーシーを連れ出すと馬車に乗せます。そしてひとしきり走ってついたのがあの教会ですよ。「な、なんでこんなとこに来たの」と怯えるルーシー。でもアリスに「会わせたい人がいるの」と言われて、「まあ、恋人?」って喜んじゃうの。だからんな訳ないだろ、自分の兄さん、ポールと付き合っていることも知っているのに何でこんな考え方ができるんだ。お前、現代に生きていたら振り込め詐欺にあっさりとひっかかっちゃうタイプだろ!

 その会わせたい人というのはもちろんドラキュラ。ルーシーは悲鳴をあげますがもう遅い。「頂くザマス」で美味しく血を吸われてしまったのです。

 一方、ウィリアムが殺されてルーシーが行方不明になった、これはコートリーの復讐に違いない、奴は生き返ったのだと戦々恐々のパクストンとサカー。ついにサカーが「怖がっているばかりでは解決しない。死体を確認しようじゃないか」と言い出します。そして二人はよせばいいのに教会へ赴くのでした。

教会の中へ入るパクストンとカサー。二人は驚きます。「しぇー、し、死体がない。本当に生き返ったのだ」と叫ぶパクストン。しかしカサーは冷静さを取り戻して「誰かが隠したなんてこともあるぞ、とりあえず死体を捜してみよう」すぐに見つかる死体、しかしそれはコートリーのものではありませんでした。吸血鬼の犠牲となったルーシーだったのです。愛娘の変わり果てた姿に泣き喚くパクストン。カサーは彼女の首についた傷を見て「ウウーム、私が調べたとおりだ、彼女は吸血鬼にやられたのだ」

 カサーは彼女を解放する方法はひとつしかないと言って教会の椅子から木片をもぎとります。そして先端を尖らせて「この杭を彼女の胸に打ち込むのだ。さもないと彼女は夜、生き血を求めてさ迷うことになるぞ」杭をルーシーの胸にあて、トンカチ代わりの花瓶を振り上げるカサー。しかし、ここで銃声が響きました。血迷ったパクストンがカサーを撃ったのです。その銃弾は彼の肩に命中。深手を負ったカサー、教会の外へよろばい出てばったり。失神してしまいました。

 パクストンはその後じーっと考えて(笑)ついに娘の始末をつけることを決意したのですが、時すでに遅し。いつの間にか日が暮れており、杭を胸に当てた瞬間、ルーシーの目が開いたのです。同時にドラキュラ、アリスも登場。そしてルーシーはパクストンから杭を取り上げるとぐさぁ!腹に深々と突き立てたのです。たまらず絶命するパクストン。ドラキュラは壮絶な笑みを漏らして「これで二人目ザマス」

 カサーは屋敷にたどり着きます。そしてポールに宛てて吸血鬼の秘密や戦い方を書いた手紙を書き始めます。そして書き終わった後、力尽きてまた失神するのでした。その間にドラキュラの魔手が彼の息子ジェレミー(マーティン・ジャービス)に向けられます。ルーシーが普通の人間を装ってサカーの屋敷へ行き、キスすると見せかけてジェレミーにがぶり。ちゅーちゅー血を吸ってしまったのです。

 ふと意識を取り戻したサカー、目の前にジェレミーがいるのに気がつきます。「ああ、ジェレミー、丁度良かった。この手紙をポールに届けてギャーッ」腹にナイフを突き立てられてばったり倒れるサカー。窓の外にはドラキュラがいまして、例のごとく冷たい笑みを浮かべると「これで三人目ザマス」教会へ戻ったドラキュラ、復讐も終わったことだし、一杯やるかということでアリスの首にがぶりと行こうとするのですが、ここで聞こえてきたのがコケコッコーという鶏の鳴き声。慌てて棺桶へ飛び込むドラキュラです。

 この親子殺人事件を調べたコブ警部、手紙を見つけてポールに渡します。彼自身も手紙を読んだのですが、もうこの人はとんだボンクラですから「吸血鬼なんぞと戯言が書いてある」で片付けてしまったという・・・。ポール手紙を読みます。すると「吸血鬼の暗躍だ、ルーシーやジェレミーもやられた。だが、アリスだけはまだ見込みがある。夜にならないうちにあの教会で彼女を探すのだ」

 教会へ急ぐポール。途中で池に浮いているルーシーを見つけて愕然となります。その悲しみも癒えぬうちに再び走り出すポール。急げ、急げ、暗くなる前にアリスを見つけるのだ。愛する人を吸血鬼の手から救い出すのだ」まあ、こんな展開で間に合ったためしがない(笑)。あっという間に日が暮れましてドラキュラとアリスに襲われるポールです。ポールは十字架をドラキュラに突きつけるのですが、アリスに奪われてしまいました。がんとドラキュラに殴られてぶったおれるポール。アリス、「ご主人様、どうか私も連れていって下さいませ」するとドラキュラ、「うるさいザマス、お前の用は済んだザマス」これでアリスは彼の呪縛から解かれたという・・・。

 ドラキュラ外へ出ようとします、が、彼は扉に仕掛けてあった十字架を見て「ヒーッザマス」もちろん、これはポールの仕業。「出られないザマス」ドラキュラは出口を探して教会内をうろうろ。2階に上がったら今度はステンドグラスの十字架にやられて「ギャーッザマス」そのまま下へ落下してしまいます。そしてラストはお定まりの灰になって、ポールとアリスが抱き合ったところでエンドマーク。

ラスト、出口を探して教会の中をうろうろするドラキュラがいささか間抜け。ここはいつものようにカッコよく最後を迎えて欲しかったと思います。

スクイーズ・ワイド カラー モノラル音声。画質・音質共に良好。最新ソフトにはもちろん敵いませんが、これくらいの品位であればもう言うことはありません。ワーナー・ホームビデオ。ぽすれんのレンタルDVD


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『ドラキュラ '72』Dracula A.D. 1972

 

『ドラキュラ '72Dracula A.D. 1972

 ドラキュラが100年の時を経て現代(’72)のロンドンに蘇った。これで女の血吸い放題、ごちそうさま、ゲップとなるのかと思いきや良くしたもので宿敵ヴァン・ヘルシングの子孫もいたという…。

 ああ、どこまで続くのか、この因縁という映画であります。

夜の森を失踪する馬車。その上では二人の男が「やい、コノヤロ、バカヤロ」「お前のかーちゃんデベソ」とののしり合いながら戦っております。実はこれ、ドラキュラ伯爵(クリストファー・リー)とヴァン・ヘルシング(ピーター・カッシング)の最終決戦。あ、ピーター・カッシングが馬車から放り出された。彼は固い地面に体を叩きつけられて瀕死の重傷を負ってしまいます。それを見送ったドラキュラ、「勝ったザマス」と喜ぶのですが、その直後馬車自体が立ち木に激突。ばらばらになってしまいました。ドラキュラ、胸に車輪のシャフトが突き刺さり、こっちも瀕死となります。

 ピーター・カッシングは彼の様子を見て「チャーンス」 最後の力を振り絞ってドラキュラに襲い掛かりさらにシャフトを彼の胸に押し込んだのです。ばらばらと車輪が砕け、ドラキュラの胸に杭が一本突き刺さったようになるのはドラキュラ映画のお約束。「もう、駄目ザマス」ドラキュラの体が崩れて灰になってしまいました。しかし、カッシングもまた、ドラキュラと共に力尽きてしまったのであります。

 と、ここでやってきたのがドラキュラの従者(クリストファー・ニーアム)。彼はドラキュラの灰とその中に残されていた指輪を回収します。そして彼はその灰をヴァン・ヘルシングが葬られた墓の近くに埋めたのでした。

 ここでタイトルが出ます。72年当時のロンドンに場面ががらりと変わって映画の始まり、始まり。

 どこかのお屋敷の中で演奏しているバンド、ストーングラウンド。その周囲ではだらしない服装の若者達が踊り狂っております。彼らを見て最近の若者はなっちょらんという表情を見せる上流社会の人々。ついにこのパーティの主催者である夫人が彼女の息子に向かって叫びます。「チャールズ、お友達を連れてきていいとはいったけど、これはあんまりだわよ」チャールズ、慌てて首を振って「お母様、あいつらは僕の友達じゃありませんよ。僕が呼んだのはバンドだけですよ!」どうやらこの若者達、バンドにくっついて上流階級のパーティに紛れ込んだらしい。

 当然ながら警察を呼ばれて、蜘蛛の子を散らすように逃げ出す若者達。

 この若者グループ、仕事や勉強もろくにせず遊び狂っているような奴らで、しかも麻薬で警察にお世話になっているというつまりは不良グループですな(笑)。グレゴリー、アンナ(ジャネット・キー)、ロバート(フィリップ・ミラー)、ゲイナー(マーシャ・A・ハント)、ポール、ローラ(キャロライン・マンロー)、ジョニー、ジェシカ(ステファニー・ビーチャム)なんていうメンバーがいまして、このうちのジョニー、フルネームをジョニー・アルカード(クリストファー・ニーアム)と申します。もうドラキュラの下僕の子孫であることが丸分かりですね。またポールと付き合っているジェシカは現在ロンドン大で人類学を教えているヴァン・ヘルシング教授(もちろん、ピーター・カッシング)の孫娘、もちろん、ドラキュラと戦って死んだヘルシングの子孫だったりします。

 さて、彼らのたまり場、喫茶店穴蔵でジョニーがこんな提案をします。「みんな、取り壊される予定になっている教会で悪魔召還ごっこをしようぜ!」よしときゃいいのに、みんな麻薬で頭がパーになっていますから(笑)、「面白そうだな、やろう、やろう、真夜中に集合しよう」と盛り上がるのでした。一人ジェシカだけはためらうのですがポールに「やっぱり空気読んで賛成ってことにしようぜ」と言われてしぶしぶ承知。ヴァン・ヘルシングの孫娘たるものがそんなことをしちゃいけませんな。

 ピーター・カッシングはそんな孫娘が心配。今日も今日とて「お手伝いさんが休みなので外で夕食を食べないか」と誘うのですが、ジェシカは「今夜もお友達と約束があるの」なんて言って出かけちゃう。

 ジェシカとポールは車で指定された聖バートルフ教会へ向かいます。壊れた塀の穴から墓地に侵入する二人。そして教会へ向かって歩き始めるのですが、ポールはヘルシングと刻まれた墓石を発見します。ジェシカもびっくりして「これは私の曾お祖父さんのお墓よ」

 教会にはすでにジョニーを始めとする仲間達が集合していました。ジェシカとポールが来たのでいよいよ悪魔召還の儀式の開始です。ジョニーはみんなに「さあ、悪魔の円陣を組むのだ」と言って円形に座らせます。そしてお互いの手をつながせてカセットテープで妙な音楽を流し「ベントラ・ベントラ・スペースピープル」じゃなかった(笑)、「知識の悪魔ビヒモス、黒い悪魔アスタロス、もちろん、悪の大首領ルシファー、それから・・・ええと、まあ、いいやとにかく悪魔はみんな出でよ」そして最後の最後に「ドラキュラ伯爵もついでに出でよ!悪魔の契約を結ぼうではないか」

 墓地ではドラキュラの灰が埋められたと思しきあたりの土がむくむくと盛り上がるという・・・。ジョニー、「さあ、悪魔が生贄を求めておる、ジェシカ、選ばれたのはそなただ」「やあよ、あたしそんなの」にべもなく断るジェシカ。と、その時場の雰囲気に酔ったのかローラがぱっと手を上げまして「あたし、やるやる、それ、面白そう」本当に麻薬で頭がパーになっている若者は軽率でいけない(笑)。ジョニーは一瞬複雑な顔をするのですが、ま、とにかく女だったらいいやと思い直して、彼女を生贄台の上に寝かせます。

 そして彼女に金の杯を渡して中に例のドラキュラの灰をぱらぱら。そしてやにわにナイフを取り出すと自分の手首をさくーっ!どばどばとあふれた血を杯に注ぎ込みます。ローラ、これでどん引きしまして「ぎゃー、助けて、ぎゃー」灰と混ざった血があふれて彼女の体を血まみれに「ひー、助けて、足が動かない」残りの皆さんはどうしたのかというと、もう彼女には目もくれずに一目散に逃げ出したという・・・(笑)。ジェシカだけは彼女を助けなきゃと言うのですが、ポール、そんな彼女を無理やり引っ張り出して車に押し込んだのです。

 そしてむくむくと土が盛り上がっていたあたりから大量の白煙が吐き出されます。その煙の中から現れたのはおお、ドラキュラ伯爵。ついに彼が1972年のロンドンに蘇ったのであります。目覚めた彼のお食事はローラ。「頂くザマス」ローラ、血の一滴まで吸い取られて死んでしまいました。

 翌日、喫茶店穴蔵に集まった若者達。ジョニーもやってきて「あははは、みんな信じたのかい、あんなもんトリックに決まっているじゃないか。血糊はテレビ撮影用のカプセル使ったの、ローラももちろんぐるだったのさ。え、ローラがいない、彼女は実家のラムズゲートに帰省したよ、親から金をせびるためにね」みんなはこの説明で納得した模様。ただ、ローラだけは「あ、あれ、ローラの実家はウォトフォートじゃなかったかしら」と怪訝な顔をしております。

 さて、その頃、ボールを捜しに墓地へ侵入した子供達。ぞんざいに埋められていたローラの死体を発見。スコットランドヤードの警視(マイケル・コールズ)は死体から血が抜かれていたことに着目しまして「変質者の仕業に違いない」ドラキュラも72年のロンドンでは変質者扱いです(笑)。100年前だったらみんな顔色を変えてにんにく吊り下げたり十字架を掛けたりしていたものですけどね。でも部下が「でも警視、血を抜かれたのは何かの儀式のためかも知れませんよ、カルトじゃないっすか」

 捜査は変質者・カルトの両方を対象に進められることになりました。

 ローラは一度、麻薬で警察にお世話になっておりますから身元はすぐに判明します。「この女の仲間はええと、ああ、一緒につかまった奴らがいるな、ジョニー、グレッグ、ジェシカ」警視はびっくりします。「ジェシカはあのヘルシング教授の孫じゃないか。オカルトの権威のヘルシング教授の孫が関係していて、しかも死体の見つかった場所が教会、むむむ、これはやっぱりカルトかな」

 マレー警部補は決心します。「よし、ヘルシングと孫娘に会ってみよう」

 ジョニーは黒人女性のゲイナー(マーシャ・A・ハント)を自宅に連れ込みます。豪奢な内装とマリファナに酔ったゲイナー、ジョニーと始めます。一方、ヘルシング家でカッシングと面会した警部補、事件のあらましを語って彼の意見を聞くのですが、「それは変質者の仕業でしょう、そういうのは私の専門外です」けんもほろろなカッシング。「いや、でもですねえ、死体からは血が抜き取られていたのですよ、これはカルトの儀式じゃないのですか」カッシング、ぎくり。彼は尋ねます。「首に傷はありましたか」「体中に傷がありました。もちろん首にも」

 次のカッシングの台詞に息を呑む警部補。「それは吸血鬼の仕業です。体中の傷跡は首のそれをカモフラージュするためのものだ!」当然ながらカッシングの爆弾発言に警部補は半信半疑であります。警部補は複雑な表情を見せて、「き、吸血鬼ですか、まあ、そんなこともあるかもしれませんなあ。ところで、ジェシカさんはどうしたのです。彼女にも聞きたいことがあるのですが。殺されたローラは彼女の友達だったんですよ」「しぇーっ」カッシング飛び上がります。

 その時絶好のタイミングでボブに送られてジェシカが帰って来た。カッシングは慌てて彼女に昨晩のことを問いただします。ローラの死体が発見されたことを聞いて大ショックのジェシカですが、それでも力を振り絞って彼や警部補に昨晩起こったことを説明するのでした。「でも、その時ローラは生きていました。叫んでいたんです」その彼女を置いて逃げたのはあなた方ですけどね(笑)。「他のみんなは今、ジョーの家に集まっていると思います」マレー警部補と部下は若者達に話を聞くためにジョーの家へ向かいます。

 カッシングはなおも質問します。「ジェシカ、ジョニーというのは何者なのだ」「ジョニー・アルカードよ、数ヶ月前にパーティであったの。どこから来たのかは知らないわ」その夜書斎でじっと考え込むカッシング。彼の目の前にある紙にはALUCARDと書いてあります。これを反対から読むとDRACULAとなって、「ウウーム、ジョニー・アルカードはドラキュラの弟子の子孫なのだ」という結論に至ります。このままではジェシカが危ない!

 そのジョニー、ゲイナーを伴って教会へ侵入。現れたのはもちろんドラキュラ。しかし今宵のドラキュラはことのほか機嫌が悪い。「何ザマス、そんな女は違うザマス、ジェシカを連れてくるザマス!」でもドラキュラ、やっぱり「それはそうとして頂くザマス」ゲイナー、ちゅーちゅー吸われてしまいました。この様子を夢の中で見て絶叫するジェシカ。驚いて飛んできたカッシング、彼女を守るために首に十字架を掛けさせるのでした。

 お食事が終わったドラキュラ、口元をマントで拭いながら「げっぷザマス、お前、この死体を捨ててくるザマス、そして今度は間違いなくジェシカ連れてくるざます」ジョニーはへへーと平伏しながらも「ではそのためにも私に不死をおあたえくださいませ」これでジョニーも名実ともに吸血鬼になったとさ。

 ジョニー、車にゲイナーの死体を乗せて出発。とある池のほとりで止まるとドアを開けて「おら!」死体をがすと蹴りだします。ゲイナーの死体はころころと転がって池にざぶん。やっぱりこいつの死体の処理の仕方はぞんざいだ(笑)。この男、この直後にコインランドリーから出てきた女をやっつけて「頂きまーす」ってんで血を吸っちゃった。

 翌日、カッシングは教会へ行って小瓶に聖水を取った後、マレー警部補を尋ねます。その時新たな犠牲者が二人出た。しかもそのうちの一人はジェシカの友達で首に傷があった、ということを聞いたカッシング、「それはもう吸血鬼の仕業に間違いありません。私の祖父は吸血鬼と戦って死んだのです。吸血鬼の犠牲者もまた吸血鬼となる。早く止めないと大変なことになりますよ」これでようやく信じる気になったマレー警部補。彼はカッシングの指示に従って教会の監視をとくことにします。「ジョニー・アルカードは吸血鬼の手下です。彼を発見して尾行してください」

 しかし、結局彼らは吸血鬼に先手を許すことになります。ボブがあの店、洞窟でジョニーに出会ってしまったのです。その後ボブは何事もなかったかのようにジェシカを尋ねるのですが彼の首には似合わぬ(笑)スカーフが巻かれております。これは怪しい。ボブはジェシカを「ジョニーがつかまった。今、洞窟にみんな集まって供述書書いている。君にも来て欲しい」と言って誘い出します。これも物凄く怪しい。

 もちろん、これは罠。洞窟で待っていたのはジョニーで、すでにボブも彼に血を吸われて仲間になっていたのです。これに気がついて「ヒーッ」と失神するジェシカ。ジョニーは彼女に襲い掛かろうとするボブを止めて「馬鹿者、彼女はあのお方の獲物だ。あのお方のところへ運ぶのだ」

 警察からの帰り道、自宅へ電話したカッシングはお手伝いさんからジェシカがボブに誘われて洞窟に行ったことを聞かされます。これは罠だと直感したカッシング、洞窟へ行くのですが、ここは麻薬捜査のために警察で封鎖されております。裏口から中へ入ってみると、もう封鎖なんんていい加減なんだから(笑)、床にジェシカにつけさせていた十字架が落ちていたではありませんか。カッシング、彼女がすでに吸血鬼の手におちたことを知って半狂乱。偶然出会ったジェシカの友達に住所を教えて貰ってジョニーの家へ急行します。

 そのジョニー、夜明けが近づいてきたのでいそいそと自分が寝る棺桶の用意(笑)。カッシング、そこを襲って聖書と十字架を棺桶に投げ込んでしまいました。「げえ、おれ、棺桶寝れないじゃん」と怒り狂うジョニー(笑)。彼はナイフで反撃し、カッシングの腕を切り裂きます。しかし、カッシング、カーテンの隙間から差し込んできた日光を鏡を使ってジョニーに照射!「ぎゃー、ヒーっ」ジョニー、後ずさるジョニー、上手い具合にバスタブに倒れこんでしまいました。おまけに倒れるときにシャワーのバルブを偶然捻っちゃったものですから水がじゃー。吸血鬼にとって流水は毒にも等しい弱点。ジョニー、絶命します。

 ここでマレー警部補と部下が到着。彼らはようやくジョニーの家を突き止めたのです。カッシングは「奴は教会に潜んでいる。ジェシカを攫って彼女を吸血鬼にするつもりなのだ。これは100年を掛けた彼の復讐なのだよ」カッシング、マレー警部補にとにかく自分ひとりでやらせてくれ、教会へ誰も近づけないでくれと懇願。フツーだったら一顧だにされない話ですが、何しろバスタブで顔を白くして死んでいるジョニーがいる。マレー警部補はカッシングの願いを受け入れるのでした。

 カッシングはスコップや杭、十字架などの吸血鬼退治セットをカバンにつめて教会へ赴きます。思ったとおり祭壇に寝かされているジェシカ。カッシングは彼女の首に十字架を掛けて「私ではお前を目覚めさせることはできない。奴にしかできないのだ」それから杭をするどく尖らせて墓穴の底にセット。これで吸血鬼撃退の準備は出来た!

 夜の闇が迫ってきました。ドラキュラが現れます。同時にジェシカも意識を取り戻して立ち上がります。「よし、さっそく頂くザマス」と思ったドラキュラでしたが十字架に気づいて「げえっザマス!」ドラキュラ、目を背けてなるべく見ないようにして彼女の首から十字架をもぎ取ります。その十字架が手に焼き付いてジュー。「ひいいザマス」と苦痛の叫びを上げるドラキュラです。

 そしてぱっと現れたカッシング、「このドラキュラめ、もういつまでもお前の好き勝手にはさせん、正義は必ず勝つ!」がーっと戦いになる訳です。カッシングとドラキュラ争ううちに2階へと上がります。カッシングはドラキュラが見せた僅かな隙を見逃すことなく銀のナイフで胸をぐさーっ。「ぎゃああザマス」2階から落下するドラキュラ。これで彼の運命は決まったかに思えたのですが、なんと操られたジェシカがドラキュラの胸からナイフを抜いてしまったのでした。ドラキュラ復活です。

 カッシング、2階から駆け下りると外へドラキュラを誘い出します。そして最後の手段で聖水を入れた小瓶を取り出し、蓋を開けて中身をドラキュラにばしゃり。全身に聖水を浴びたドラキュラ「ひいい、ひいい、ザマス!」彼は例の杭を仕掛けた墓穴の中へどさ。胸を刺し貫かれてしまいました。そこをカッシングが上からスコップでぐいぐい押し込んだものですからもうたまりません。杭が深く深く食い込んだドラキュラ、ついにその最後を迎えたのです。

 エンドクレジット。

 無軌道な若者たちというのはいつの世でも困りものだ、という教訓を秘めた大変面白い吸血映画でしたね、では、サヨナラ、サヨナラ。

 カラー・スクイーズワイド。モノラル音声。発色が良く解像度も高いですが、ちりちりとしたノイズが目立つのが残念。音声はクリアで台詞のひとつひとつが綺麗に聞き取れます。日本語字幕つき。ワーナー・ホームビデオ。ぽすれんのレンタルDVD


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5月22日(金) 『波動を越える渡り鳥』

 「こ、これは兄貴の波動ネックレス」 AVブログに文句をつけるシリーズ第三弾(だったかな)。あるAVブログで「『APPLESEED』(リニアPCM5.1) 高いけどこれは買わなきゃロスレスLPCM」「『平成ガメラブルーレイボックス』(リニアPCM5.1チャンネル) 出た出た出た、ロスレスやで』 リニアPCMは無圧縮のデジタルデータ。ロスレスとは圧縮・解凍のプロセスを経ても情報の欠落がなく元情報を完全に再現できる音声フォーマットだから、この両者はまったく違うもの。だからロスレスPCMという呼び方は誤っているのである。強いて呼ぶなら「無圧縮リニアPCM」というのが適当であろう。

 細かいことをあげつらっているようだが、間違いは間違いなのである(笑)。

 メタルラック本棚作戦進行中。本を抑えるためにブックエンドを使おうと思っていたのだが、これが意外と高いのですな。近隣の一番安い店でも一組300円もしてしまう。四段のメタルラックで両側から本を詰め込むから4×2で8組必要になるから約2,400円の多大なる出費となる。しかもその安い店はもう品切れになっているという・・・(笑)。これでは安いメタルラック(3,000円)を使う意味がなくなってしまうので、窮余の策として針金を使って本を固定するようにしたのである。

 一巻き124円の針金(黒のビニールコーティング仕様)をラックの両側に網目状に張り巡らす。手間がかかっておまけに貧乏くさいのだが(笑)強度に不足はなし。ラックの天板だけはブックエンドを使わざるを得ないが、それでも二組で済んでしまう。だからラック代、ブックエンド代、針金代を合わせてもおおよそ3,700円程度。この値段で単行本にして160冊の収容能力を持つ本棚が調達できるのだ。この不景気の時代、なかなかおりこうなやり方と自負するものである。

 仕事はまあ、いろいろあった。店舗関連の問い合わせが連続し振り回される。食ったもの、朝飯にコンビニのチキンカツサンドとコーヒー牛乳。昼飯に膳のラーメン+替玉。間食のスイーツとして(笑)チーズケーキ。夜はサーモンソテー、付け合せの生野菜、マグロとホタテ貝柱の刺身。ゴハン食わなかった代わりにビール二缶飲んでしまった。

 アンリミテッドランチの日ではないのに何でこんな食い方をしたのかというと、これは夜に町内会の理事会があったから。これが結構時間の掛る話し合いになるもので腹が空かないよう食いだめをしていたのである(笑)。

 帰宅後シャワーを浴びて夕食。その後一時間映画を見て午後11時過ぎから前述のメタルラック組み立てと本の整理。これがもう大変で大変で終了したのが午前1時過ぎですよ。2時間も掛かった訳ですよ。今晩は『怪物の花嫁』後半を見るつもりだったけれども、そんな気はうせてしまいましたよ。くたくたになって部屋へ戻り録画しておいた「黄金伝説」など見たですよ。

 就寝午前2時半過ぎ。

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2009年5月22日 (金)

『サント対邪悪なる脳』(『Santo contra el Cerebro del Mal』 『Brain of Evil』 1958年)

 

『サント対邪悪なる脳』(『Santo contra el Cerebro del Mal』 『Brain of Evil』 1958年)

今までこの作品の日本語タイトルを『サント対悪の頭脳』としておりましたが、1961年の『サント対悪魔の頭脳』(『Santo Contra el Celebro Diabolico』)と非常に間違えやすいと思いまして、『サント対邪悪なる脳』に変えさせて頂きました。

警告、警告、このDVDのリージョンは1です。したがって日本国内のDVDプレーヤーでは再生できません。警告、警告。

 このDVDはスペイン語音声のみ、英語音声・英語字幕は収録されておりません。私はまったくスペイン語が分かりませんので、この映画はいつもと違ってどこかの奇特な方が作って下さっているサント映画のストーリー解説サイト(英語)を参考にこのレビューをでっちあげております。だから実際の映画を誤解しているところもあるかも知れませんが、その辺はどうぞ、この事情を鑑みてご容赦くださるようお願いいたします。 

 平たく言うと、「そんなに文句言うなら辛い辛いチリソースで目を潰してしまうぞ、コノヤロー」ということでございますね。



 メキシコシティの街並みがだらだら映される少々退屈なオープニングクレジット。これは何しろサントの実質的な映画デビュー作。だから名前も出演者の一番最後という新人の扱いになっております。

 このオープニングクレジットが終わったと思ったらいきなり車に乗ったギャングたちに路地へ追い込まれているサントの姿。車から三人のギャングたちが降りてきまして、三人がかりでサントをぼこぼこにしてしまいます。いつもに似合わぬ弱さで失神してしまったサント、ギャングたちは彼を車に押し込み、あ、サントがドアにつっかえたからってんで足で後ろから蹴って押し込んでいる奴がいるぞ(笑)、拉致してしまいます。そのまま悪の科学者カンポス博士(ヨアキン・コルデロ)のアジト兼研究室に連れ込まれたサント、博士によって妖しい注射を打たれた挙句、大型の赤外線灯みたいな装置で光を当てられ洗脳されてしまったのです。

 あっという間にサント、カンポス博士の手先となってしまいました。

 しかし、このカンポス博士、表向きは高名な科学者で警察にも覚えが良いらしい。今日も今日とて、彼はザンブラノ警部(エンリケ・J・ザンブラノ)とレストランでお食事。彼の秘書であるエリサ(ノーマ・スアレズ)、彼女の恋人ジェラルド(アルベルト・インスァ)が同席しております。警部はステーキを頬張りながら「カンポス博士、どうか気をつけてくださいよ、最近、科学者達が次々に誘拐されておりますからな」そう話しているうちに、いまや悪の手先となったサントとギャング達三人がローウェル博士のお屋敷に塀を乗り越えて侵入します。洗脳されたサント、ふらふらしながら歩くのが面白い。

 ギャング達はまず警察の護衛二人に襲い掛かります。後から駆けつけたサントをみて警官達は「あ、銀色のマスクマンが来てくれた」と喜ぶのですが、逆にサントに殴り倒されてしまいましたとさ。そしてギャング達はローウェル博士を車に押し込んで誘拐、はい、あとはアジトに連れ込んで洗脳コースであります。

 この時、診察台に寝かされているローウェルを覗き込むサント、それをカンポスが邪険に追いやって「お前、邪魔だ、あっちへ行ってろ!」だって(笑)。

 さて、ここで新キャラクターが登場。フェルナンド・オセス演じる正義の覆面レスラー、インコグニトであります。警察のエージェントである彼は探知装置を使ってカンポスのアジトを捜索していたのです。もっとも彼が持っている探知装置はどこからどうみてもただのテスターだったりするのですが(大笑い)。この探知装置が洗脳装置のエネルギー?を探知してアジト発見。彼は屋上からアジトの位置を確認します。

 場面ががらりと変わって銀行の前で顔見知りの頭取に「ブエノスディアス」と挨拶するエリサ。しかし頭取、彼女を華麗にがん無視。びっくりするエリサです。実はこの頭取、カンポスの手によってすでに洗脳されていたのですな。彼はそのまま金庫室へ行って金庫をオープン、大金を奪ったのです。ちなみにカンポスはアジトでこの模様を無線モニターで見ておりまして、「計画は成功だ」と大喜び。

 その後カンポスはまたエリサ、ジェラルドと一緒にナイトクラブでフラメンコショーを見ております。その隙にインコグニタは屋上からロープを使って研究室に侵入、書類をあさり始めます。彼は書類の中から一枚抜き取って再びロープで屋上に逃れるのでした。

 次なるカンポスの餌食はなんとエリサでした。彼はずーっと前から彼女に気があったのです。サントとギャングたちはカンポスの指令に従ってゲラルドから車でマンションに送って貰ってきた彼女を襲います。ゲラルドをぼこぼこにして失神させ、例によって車で連れ去ってしまいます。彼女は酒樽が一杯並んでいる醸造所の倉庫みたいな場所に監禁されてしまいました。ということはカンポスのアジト自体が醸造所の倉庫を使っているということなのでしょうかね。

 ザンブラノ警部、彼女の誘拐について「エリサは例の銀行の事件の時に何かを目撃していたから拉致されてしまったのではないか」と考えるのでした。言うまでもなくまったく的外れの推理ですが(笑)。

 さて、再び屋根から実験室に侵入するインコグニタ、って、しかし、やすやすと何回も侵入するねえ、この人ァ。カンポス博士たちも無用心だねえ(笑)。インコグニタ、前回探し当てた書類を見ながら実験室の試験管を使って何かの薬品を調合している様子。覆面レスラーが試験管使っている図というのも珍しい。

 この時、サントが彼を発見します。ここから始まる二人の戦い。息詰まる熱戦となったのですが、結局インコグニタがサントを圧倒、殴り倒して失神させてしまったのです。彼はさっき調合していた薬品をサントに注射します。ああ、そうか、彼が作っていたのは脱洗脳薬だったんだ。みなさん、いろいろ言いたいことがおありでしょうが、もうこれはこういう映画なんです。イチイチ、文句を言っていたらキリがないんです。いいから黙って映画を御覧なさい。

 インコグニタ、「サント、目を覚ませ」と言いながら彼のほっぺたをぴしゃぴしゃ叩きます。そして目覚めるサント、「は、ここはどこでぇ、あっしは誰でぇ」サントようやく洗脳から逃れたようであります。

 ちなみにこれがこの映画におけるサントの初台詞(笑)。

洗脳から目覚めたサント、インコグニタの手を握って「よく助けてくれた、おめえの恩は忘れねえぜ」インコグニタはサントに「そのまま洗脳されているふりをするんだ」と指示、またロープを登って帰っていきます。

 さて、カンポス博士、警護に付けられている刑事二人を尻目に秘密の出口で外出。車で延々走ります。途中パトカーに追いかけられたので「早くもばれたか、彼の企み」と思ったのですが、パトカーのおまわりさん、カンポスに「スピードの出しすぎですよ。気をつけてくださいね」なんだ、それだけかよ(大笑い)。

 この後カンポス、アジトに行きまして外国のスパイと商談。細胞破壊装置の設計図と引き換えに大金を得ましてほくほくしております。ところでこのエージェント、仕事が済んだのだからさっさと帰ればいいのにホテルでくつろいだりなんかしている。そこで偶然行き合わせたゲラルドとザンブラノ警部。ゲラルドがうっかり落としたカバンとエージェントの細胞破壊装置の設計図入りのそれが入れ換わったみたいなのですが・・・、これはもうそのままで終わり後の展開に何の影響も与えません。変な演出だよなあ。

 ゲラルド、カンポスを訪ねます。カンポス、「まあ、エリサのことも心配だろうが、とりあえず一杯やって落ち着きたまえ」酒の用意をするのですが、カンポス、この薬に何やらいけない薬を入れてるぞ。ゲラルド、これにあっさり気がついてびっくりしているぞ(笑)。なんでそんな丸見えのところで薬入れるんだ、カンポス博士!

 しかもゲラルド、薬を入れていることを見ておきながら進められるままに飲んじゃった。フツー、こういう場合は飲んだフリをするのが定石だろう。ゲラルド、みるみるうちに眠くなってきてばたり。にやりとしたカンポス、そのまま本棚の裏にある秘密の出口から外出したのですが・・・、あ、その後ろ姿をゲラルドがひそかにうかがっているぞ、そうか、やっぱり君は薬を飲んでいなかったのか、えらい、ゲラルドと思ったのですが立ち上がった彼はふらふらしているではありませんか。やっぱり薬飲んでいるんじゃないか。彼はもうろうとする意識の中で電話に手を伸ばしザンブラノ警部へ連絡したのです。そして電話が終わるやいなや床にばったり倒れてしまうゲラルド。

 もう何だか凄く変。意味が分かりません(笑)。

 またアジトへ赴くカンポス。しかしこのすぐ後インコグニタが侵入してきました。どうやら警部から命令を受けたらしい。インコグニタ、巨大な酒樽の上からサントに合図。二人示し合わせてカンポス博士と部下達に襲い掛かったのであります。さらにザンブラノ警部率いる警官隊も突入してきました。あっという間に戦意を失い降伏する部下達であります。しかし、カンポス博士は諦めない。彼はエリサを抱きかかえると風のように逃走したのであります。

 でも逃げる先と言ったらこれがやっぱり自宅なんですよね(笑)。カンポスはエリサを人質に立てこもり周囲を包囲した警官隊とサント、インコグニタに向かって「やい、テメーラ、一歩でも近づくと人質のエリサがえらいことになるぞ。あんなことやこんなことしちゃうぞ」あんなことやこんなことをされてはたまりませんから、ザンブラノ警部、悔しそうに「畜生、みんな、下がれ、下がるのだ」そんな中サントに何やら耳打ちしたインコグニタ、一人で進み出ます。「カンポス博士、落ち着け、もう逃げられないぞ」女性を人質に取った凶悪犯を説得しようとする覆面レスラーなんて初めてだ(笑)。

 この隙を狙ってサントは建物の裏へ回ります。彼がインコグニタに気を取られている間に背後から急襲しようという計画らしい。

 カンポス、インコグニタに向かって叫びます。「うるさい、てめー、そんなこと言うなら覆面脱いで素顔を見せろ!」はあ?インコグニタもインコグニタで本当にマスクを脱ぎに掛かったぞ(大爆笑)。これで素顔を見せればさらに面白かったのですが、さすがにレスラーとしての商売上そんな訳にはいかなかったようで、カンポスに拳銃で撃たれてしまったのでした。

 と、その時背後からカンポスに迫る影。サントかと思われたのですが、これがなんと今の今まで気絶していたゲラルドだったという・・・(笑)。彼はこの騒ぎでようやく目を覚ましたのです。しかし、ゲラルドは所詮ひ弱な美青年。背後からカンポスに躍りかかるのですがあっさり反撃されまた失神してしまったのでした。

 ここで真打サントの登場。ゲラルドをやっつけたカンポスに襲い掛かります。しかしカンポス強い、サントと互角に渡り合っております。ああ、カンポスがナイフを取り出した危うしサント!しかしその時銃声が響いてカンポスが倒れます。絶好のタイミングで突入してきたザンブラノ警部の拳銃がカンポスを捉えたのであります。

 瀕死のカンポス、誘拐されてあんなことやこんなことをされそうになっていたくせに彼のことを悲しんで泣いているエリサに「正直、誘拐なんかしてすまんかった。許してくれ」はい、死にました。

 事件は解決しました。ゲラルドとエリサは結婚して今まさに新婚旅行へ出発せんとしております。彼らが乗る飛行機には何故かサントとインコグニタも乗ってます(画面では確認できず)。

 見送りに来たザンブラノ警部と部下。部下は「なんで覆面レスラーが飛行機で外国へ行くんすか。巡業すか」と真っ当至極の疑問を口にしたのに警部が「彼らは世界のために働くのだ。彼らの活躍に国境はないのだよ、彼らは覆面で己の素性を隠し人類のために働いているのだ」と言語道断な答えをしたところでエンドマーク。

 モノクロ・スタンダード モノラル音声。画質はまったく良いところがありません。黒は浮いているしVHS3倍でダビング2回繰り返したような低解像度の世界。物の輪郭も腐ってます。音質もノイズが多くこっちも駄目駄目。スペイン語音声のみ。オプティマフィルムズのDVD。なお、このDVDのケース、蓋を開けただけでふちがばきりと割れてしまいました。私も長いことDVD買っていますがこんなの初めてです(笑)。

 エロの冒険者

       HOMEPAGE http://homepage3.nifty.com/housei/ 
      SFシネクラシックス 輸入DVDでみるSF黄金時代(笑)

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5月21日(木) インテンシティ組み換え食品

 業界初!ディーン・クーンツ駄洒落。だから何の業界だっての。液晶モニター UNI-LCD24/B用のスピーカーとして導入したロジクール Z4、導入当初は低音がもこもこしていて、ちょっと期待外れだったなと思わされたものであるが、その後エージングが進んだせいか音のバランスが良くなり、実売7,000円とは思えぬほどの性能を発揮してくれている。そこで考えたのがこのロジクール Z4を使ったHDオーディオ(トゥルーHD、DTS-HDマスターオーディオ)対応のパーソナルサラウンドシステムだ。

 とは言ってもそんな大層なものではなく、ロジクールZ4を二組用意してブルーレイプレーヤーの5.1チャンネルアナログ出力端子を接続してやろうというもの。まず、プレーヤーの設定で5.1チャンネルを4.0にダウンミックス。そして二組のRCAステレオケーブルをRCA-ミニステレオプラグ変換アダプターを介してロジクールに繋ぐのだ。こうすればわずか14,000円で高音質のHDオーディオが楽しめる、なんという凄いアイデアなのであろうと思ったのですが、すでにアナログ5.1チャンネル入力付のサラウンドスピーカーセット BDY-93000というのがが存在していました。

 http://www.reallifejapan.jp/av/BDY-93000-bl.html 

 これで概ね33,750円(送料別)。価格こそ高くなるけれども、5.1チャンネルを真っ当なカタチで再生することができる。変則にならざるを得ないロジクールのサラウンドよりよほどまともな音になるであろうということで、この私の画期的な?アイデアは却下させて頂きます。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、昼飯にパックのゴハンひとつ。これに海苔を乗っけてわさび醤油で頂くのである。ただの海苔ゴハンだと貧乏くさくてしょうがないが、こうするとちょっと寿司っぽくなって美味しく食べられるのだ。夕食はヨコワの刺身、出来合いの天ぷら。ビール一缶、ゴハンを一膳。〆のコーヒーは如例。

 その後輸入ブルーレイの『ウェディング・シンガー』を最後まで。とてつもなく優しい映画で恋愛映画てぇのはすべからくこうありたいものですな(笑)。ラストの飛行機での巧みな伏線の回収の仕方も見事で、本当に楽しい気分にさせてくれる。

 ハイビジョン画質は旧作にありがちな不自然なハイライトの飽和はなかったものの総じて甘口の印象。トゥルーHDはBGMの再生に力を発揮。スピーカーの外側まで音場が広がっていくのに驚かされる。

 午後10時からぽすれんのレンタルDVDで『怪物の花嫁』(『Bride of the Monster』 1955)を見る。アレな意味で非常に有名な映画でありますから、もうオープニングクレジットで「ベラ・ルゴシ」、「トー・ジョンソン」と出てくるだけで大笑い。

 嵐の夜であります。ある沼の近くをさ迷っているのが狩りにきた二人の男。「この嵐は3ヶ月も続いているぞ、なんという酷い異常気象だ」そんな天気なら狩りになんか出るんじゃないと思いますけどね。嵐はどんどん酷くなっていってついには雷がばりばりと落ち始めます。「これはいかん、あの空き家に避難しよう」「ええっ、空き家ってあの幽霊屋敷のことかい」「嵐より幽霊の方がまだましだっての、さあ、行くぞ」でたどり着いてみると空き家の筈なのに電気がついております。

 おそるおそるドアを叩いてみますと顔を出したのがエリック・ヴァーノフ博士(ベラ・ルゴシ)。一度でいいからドアをノックしたらベラ・ルゴシがぬっと顔を出す、こんなシチュエーションを体験してみたいものです(笑)。二人の狩人は「すいません、嵐で困っているんです、一晩泊めてくれませんか」と頼むのですがルゴシ、にべもなく「駄目だ、駄目だ、帰れ、帰れ」おまかに彼は怪人ロボ(トー・ジョンソン)を呼んで「この二人の間抜けを追い払え」ウォーと唸るロボに恐れをなした二人は「ひゃあああ」と悲鳴を上げて逃げ出したのでありました。

 この後ルゴシは暖炉の隠し通路を通って実験室へ。馬鹿でかい機械が並んでいる実験室。この狭い通路をどうやって運んだのか説明できるものならしてみろ、実験室作ってから家建てたんかいと言いたくなりますが、まあ、このくらいでツッコミ入れてちゃこの映画は見られませんよ(笑)。

 実験室の隣には馬鹿でかい水槽がしつらえてありまして、中にいるのが大蛸であります。

 さっきの狩人二人、逃げております。いつもより余計に逃げております。よっぽどトー・ジョンソンが怖かったらしい(笑)。で、そのうち一人が足を滑らせて水路に落ち込みます。すると水槽の中の蛸がもぞもぞ。落ちた男は「ひー、助けてくれ、助けてくれ」と悲鳴を上げているのですが、ひょっとしてこれは蛸に襲われているということなのでしょうか。画面を見ている限りちっともそうは見えないのですが。

 お、やっと蛸が見えた。水槽の中の奴とは明らかに大きさも色も違う蛸が男に絡み付いております。もう一人はこの蛸に向ってライフルを乱射。しかしまったく効目がありません。さらに突如現れたトー・ジョンソンが背後から襲ってきたではありませんか。「ひえー」と悲鳴が響いて画面暗転。

 次の場面になるとライフル男、ルゴシの実験室におります。診察台に拘束されて頭に変なヘルメットを被せられているという情けない姿。ルゴシはにやにやしながら「お前を超人にしてやる。20人力の超人だ・・・もしくは他の奴らのように死ぬのだ」怪しい装置のスイッチをがちりと入れます。びびびっと電流が走って痙攣するライフルの男。装置を止めたルゴシ、聴診器を彼の胸に当てるのですが、すぐに首を振ります。どうやら、失敗してしまったらしい。失敗したら失敗したで「畜生」とか言ってもらわないと困ります。何がどうなっているのか良く分からないからです(笑)。

 場面はぱっと警察署にうつって登場したのが殺人課のロビンソン警視(ハーベイ・B・ダン)とクレイグ警視補(トニー・マッコイ)。彼らは「またもや怪物現る、二人を襲う」という見出しの新聞記事をみております。ロビンソン警視は「またこんな与太記事かいて、これ書いたの君の婚約者だろ」「ふうーむ、まったく困ったものですな」とクレイグもしかめっつら。と、そこにその困った彼女ジャネット(ロレッタ・キング)が現れます。彼女は警察に怪物について取材しに来たのであります。

 ますますしかめっ面のロビンソン警視、ジャネットに「怪物なんぞおらんよ、君の思い込みにすぎん。行方不明になった人たちはみんな流砂にでも飲まれてしまったのだろう」当然ながらそんなことでジャネットが納得するはずもなし。彼女は「ンマー、警察が駄目なら私が自分で沼に行って調べますわ」と言い出したのであります。彼女は新聞社に戻って不動産記録を調べます。そして例の屋敷が1948年に税金滞納で競売にかけられ、所有権がヴァーノフ博士に移ったことを知ったのです。

 ここでまた新たな登場人物。有史以前の生物の専門家と称するストロウスキ教授(ジョージ・ベッカー)がロビンソン警視とクレイグに面会を求めたのであります。彼は数年前にスコットランドヤードの依頼でネス湖の怪物について調べたことがあると言い出します。「結局、目撃はできなかったけれども、目撃した人はたくさんいる。つまり、今回の沼の怪物と類似点があるように思われるのです」私にはちっとも類似点があるようには思えませんが(笑)。「怪物の謎はそこにあるのかも知れない。私にも調査させてください」ロビンソン警視はその頼みを快諾。クレイグを同行させることになります。

 一方ジャネットは早速捜査に出発します。夜でおまけに酷い嵐、ジャネットはあっという間に車の運転を誤って道路わきに突っ込んでしまいましたとさ。車からよろよろ出てきた彼女を襲ったのがアナコンダ(大笑い)。驚いたジャネットは失神するのですが、その彼女を抱き上げたのは誰あろう、トー・ジョンソンでありました。彼はジャネットをルゴシの屋敷へ連れ込むのです。

 次の日、やってきたのはクレイグの車。一緒に乗っているのはストロウスキ教授・・・と思いきや同僚のマーティン(ダン・ナゲル)だったという・・・。どうやら教授は同行の約束を破って一人で出かけたらしい。だったらなぜわざわざ警察に来たのでしょうか。何だか良く分からない展開であります。彼らは道路わきに突っ込んでいるジャネットの車を発見します。中にジャネットはいない、だったら歩いて町へ戻ったのだと考えた二人は街道脇のガソリンスタンドまで戻ってロビンソン警視に電話。ジャネットの行方を捜して貰ったのですが、これが当然ながら見つからない。ロビンソン警視は「わしが引き続きジャネットを探すから、君たちは教授を探せ」と命令します。

 と、ここで車がまた一台。これに乗っていたのがストロウスキ教授。彼は沼のまわりをよちよちと調べ始めたのでした。

 その頃ルゴシの屋敷で目を覚ましたジャネット。ルゴシとトー・ジョンソンが朝飯を運んできます。その時トー・ジョンソン、ルゴシの命令に逆らってジャネットに抱きつこうとしたものですから、「この馬鹿者め」とさんざんムチで打たれるという・・・。ジャネット、そんなルゴシにドン引きです(笑)。

 ジャネットはルゴシに自分が新聞記者であること、沼の怪物について調べにきたことを話します。

 本日はここまで。

 その後シャワーを浴びてお酒。就寝午前0時過ぎ。

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2009年5月21日 (木)

『妖女ゴーゴン』(『The Gorgon』1964)

 

『妖女ゴーゴン』(『The Gorgon1964

この作品はLDでの鑑賞であります。チャプターやデジタル音声も入ってない極初期のLD。おそらく発売より20年以上経過しているものと思われます。おまけにLDのジャケットにはカビが生えているという…(笑)。こんな状態でもきちんと再生できたのは奇跡としかいいようがありません(大げさ、大げさ)。


 不気味に佇む古城、ボルスキ城を背景にしたオープニングクレジット。続いてテロップでこのボロスキ城には今世紀初期に怪物が住みつきふもとのバンドルフ村の人間を毒牙にかけていたという伝説が紹介されます。これを踏まえてさあ、映画の始まり、始まり。

 いきなり裸婦像を描いている画家ブルーノ(ジェレミー・ロンガースト)。そしてモデルとなっている女サーシャ(トニ・グリッピン)は彼に告白します。「私、赤ちゃんできちゃったの」プレイボーイとして鳴らしたブルーノ、最初はぎょっとしたのですが、すぐに「ならば君の父上に会いに行こう。ちゃんと結婚しなくちゃね」サーシャは喜ぶかと思いきや「駄目よ、そんなことお父様に知られたら殺されちゃうわ」「わははは、大丈夫、大丈夫」外へ出るブルーノ。サーシャは急いで服をきて彼の後を追います。

 暗闇の中の森、夜空の月がひときわ明るく輝いた瞬間、サーシャは何かを目撃します。「ひーっ」立ちすくむサーシャ。暗転します。

 翌日、バンドルフ医学研究所のナマロフ博士(ピーター・カッシング)のところへ持ち込まれるサーシャの死体。検死のためなのですが、担架を運んでいたカッシングの助手、カーラ(バーバラ・シェリー)は恐怖の叫びを上げます。担架からだらりと垂れ下がった手がテーブルにぶつかるとぼきりという音がして指がもげてしまったからであります。

 この時とつぜんぎゃーっという悲鳴。てっきり私はカーラのものだと思ったのですがあにはからんや、これは入院中のキチガ女のマーサ(ジョイス・ヘムソン)だったという。彼女は看護婦を殴って病室から逃げ出したのですな。カッシングの指示ですぐに病室へ戻されたのですが、もう、こんな脅かし方はやめて下さいよ(笑)。

 カッシングは担架を覆っている白布を取り除きます。現れたのは全身が石となったサーシャの死体でした。

 一方警察は20人の人員を使って行方不明になっているブルーノを捜索。彼らはすぐにブルーノの首吊り死体を発見します。この後行われる裁判。カッシングを含め次々と証言台に立つ村人たち。しかし、彼らの証言はどことなくわざとらしい。まずはブルーノを捜索していたカノフ警部(パトリック・トルートン) 「彼は凄く評判の悪い男でした。酒癖と女癖が悪く、特に女癖はちんぽの乾く暇がないと言われていたほどです」 次にサーシャの父で旅館を経営しているジャヌス(アリスター・ウィリアムソン) 「いや、本当に酒癖の悪い男でしたよ、しょっちゅう私の旅館の酒場でもクダを巻いていて、すぐにダイナマイトがよー、ダイナマイトがよー、150頓!って訳の分からないことをわめくのです。こんな男にわしの娘が、くくくく・・・」 最後にカッシング、死因を問われて「彼女は暴力によって殺された。額に酷い傷があったし頭蓋骨も陥没していた。あ、そうそう、彼女は妊娠していましたな」 あれ、死体は石になっていたのではないのですか。

 はい、これで裁判は妊娠したサーシャに結婚を迫られたブルーノが彼女を殺害、そしてその後に自殺したということで結審してしまいました。

 これに納得がいかないのがブルーノの父でベルリン大学教授のハイツ教授(マイケル・ゴッドライフ)であります。「息子はそんな人間ではない。確かに女出入りはあったが殺人などできはしない。それよりこの村では5年間で7人もの人間が殺されているというではないか。彼女の死はその未解決殺人事件に関係があるのではないか」はい、裁判官から「あんたは親バカですなー」と言われてしまいましたとさ。

 頭に来たハイツ教授、旧知の仲であったカッシングを尋ねます。「君はベルリンの私の家でブルーノに会って話したことがあるだろう。殺人を犯すような人間に見えたか」カッシングは実に心苦しそうに答えます。「見えませんでしたが、誰にだって殺人犯になる可能性はあるのですよ」「いいや、君たちは事件の真相を隠そうとしているのだ。何かを恐れているのだ」そして突然トンデモないことを言い出すハイツ教授。「君はエウリアレというものを知っているかね。ゴーゴン三姉妹の一人だ。他の二人は殺されたがエウリアレだけが生き残りここへ逃げてきたという伝説があるだろう」どきっとするカッシングです。それでも彼は「私は科学者です。そんな怪しい伝説など信じておりません」そして最後に言ったのが「あなたはもうこの村から立ち去った方がよろしい」

 もちろん、ここで「んじゃそうしますよ」とハイツ教授が帰っちゃうと映画になりゃしない(笑)。彼は家を借りて助手と共に伝説を調べ始めたのですが、いきなり「ハイツは出て行け」と喚く暴徒が押しかけてきて火がついたたいまつを投げ込まれたり殴られたりしてしまいます。駆けつけてきたカノフ警部は暴徒たちを追い払ってくれたのですがやっぱり「この村から早々に立ち去りなさい」と言うではありませんか。これで頭に来たポール、助手に「ライプチヒ大学のマイスター教授(クリストファー・リー)に電報を打つのだ」

電報を受けたマイスター教授、とりあえず自分の代わりにブルーノの弟、ポール(リチャード・パスコ)が村に送り込むことにします。しかし彼の到着を明日に控えた晩、書斎で調べものをしていたハイツ教授は不思議なる歌に惹かれてボロスキ城へ。そこで彼は見てしまったのです。柱の影に佇む奇怪な人影を!「ヒーッ ゴーゴンだ!」ハイツは最後の力を振り絞って家へ戻るのですが、彼の体はすでに石化が始まっていました。彼の不気味な姿に驚く助手のハンスに「私は今から手紙を書く。明日、それをポールに渡してやってくれ」

 机に向かって石化しつつある体にむち打ちながら手紙を認めるハイツ教授。この手紙は彼の頼みどおりポールに渡されます。

 場面がぱっと変わるとポールがカッシングに父の死について問いただしております。「先生、親父は心臓発作で死んだとおっしゃいますがね」彼は手紙を見せて「胸が痛い、石になるって書いてあるんですよ、心臓だったらすぐに死んじゃうでしょ、こんなに長々手紙は書けないですよ」

 カッシングはうるさそうに彼の言葉を遮ります。「そんなこと言われても心臓で死んだのには間違いないんだ。手紙を何枚書こうか関係ないよ」かっとなったポールは「メゲーラってご存知ですか。父の手紙にはそんな怪物がいて村人を恐怖のどん底に陥れているとあったんですよ」「そんなものは神話にしか過ぎない。とにかく文句があるのだったら裁判で申し立てることだね」カッシング、ポールを追い出してしまいました。

 家へ戻ったポール、庭を散策して物思いに耽ります。と、背後から人の気配。振り返ったポールは家に誰か入り込んでいることを発見します。それはカッシングの助手、カーラでした。カーラは自分の身分を明かしこの事件の裏には怪物メゲーラがいること、カッシングや村人たちはそれを知りながら恐ろしさのために知らない振りをしているといいます。彼女はポールに助力を申し出るのですが・・・。

 これが実はカッシングの差し金だったという・・・。カッシング、ハイツ教授がどこまで事実を突き止めているか知るために、彼の手紙を読ませたのです。「ゴーゴン三姉妹というものがいた。頭から蛇が生えていて触手のような働きをする。これを見たものは恐怖のあまり石になってしまう。またゴーゴンは人間の姿に化けることもできる・・・」カーラは盗み読みした手紙の内容を聞かせます。カッシング、顔をしかめて「ウウーム、人間に化けるというのがまたまずいなあ」

 と、その時大慌ての病院職員が駆け込んできました。あのチガイ女、マーサが脱走したというのです。驚いたカッシング、「そりゃいかん、早く探して連れ戻せ」

 さて、その夜ポールは亡父と同じように書斎で調べ物。と、突然ドアがばたんと開いて強風が吹き込んできました。異様な気配を察知したポール、庭へ出ます。そしてさらに大雨。ポールはふと池の水面を見て愕然とします。なんとゴーゴンが映っているではありませんか!「ヒーッ!」悲鳴を上げるポール、家へ戻ろうとしたら今度は窓ガラスにゴーゴンが映っている!「ヒーッ」ポール、逃げ回った挙句庭で倒れて失神してしまいます。

 ポール、カッシングの病院へ担ぎ込まれて五日間眠り続けます。そしてようやく意識を取り戻した彼はカッシングに「私は何かを見た、水面に映ったんだ、あの正体を知りたい。あいつは一体何なのです!」カッシングは例によって相手にならず「そんなことより今は体を休めることだ」カッシングはポールに鏡で彼の顔を見せて「ほうら、死人でもこんな酷い顔色はしてないぞ。何も考えずに休むのだ」

 その後夜中に悪夢にうなされてたびたび飛び起きるポール。この彼をカーラが優しく介護したものですから、まあ、ご想像の通り退院の日が来るまでにデキてしまったのでありました。その二人に気がついて嫉妬の焔をめらめらと燃やすカッシングです。

 そしていよいよ退院の日、カッシングはポールに尋ねます。「このままライプチヒに帰るのかね」もちろんポールは首を振ります。「いえ、私は村に残る。そしてあの怪物を僕の手で滅ぼすのだ!」むやみに張り切っているポール。彼が立ち去った後、カッシングは病院職員のラトフを呼んで「今夜は満月だ、彼女から目を離すな」と命令します。この彼女とは一体誰のことなのでしょうか。

 さて、ポールはさっそく自分独自の捜査を開始します。その第一弾としてやったのが父親の墓を暴くこと。棺桶を掘り出して開けてみると「しぇーっ」ポールが驚きのあまり飛び上がりました。彼の父親が石になっていたからです。と、その時背後からカーラの声が。「やっぱり来たのね、ポール。そうよ、怪物は存在するのよ」その言葉を聞いてはっとなるポール。「君は父の手紙を読んだのだな」「カッシングの命令よ。メゲーラについて知るためにね。彼はたぶん、誰かをかばっている。それが誰なのか分からないのが不安なの」

 怯えている彼女の様子にぐっと来た(笑)ポール、彼女の手を掴んで「君を愛しているのだ、今すぐにこの村から連れ出したい」カーラは激しく首を振ります。「今は駄目よ、我慢なさって、ここからは離れられないの」その彼らの頭上では満月が明るく輝いております。

 悄然として家に戻ったポール。この彼を訪ねてきたのがライプチヒ大学のマイスター教授であります。彼は教え子であるポールがなかなか戻ってこないのに業を煮やし自ら出かけてきたのであります。彼はポールから事件のあらましを聞いて「ウウーム、メゲーラか。私はまったくそんなものを信じないがとりあえず調べてみよう」

 その頃、カッシングは死体となって戻ってきたマーサを解剖中。ここでカーラが現れまして「マーサが逃げた晩、ポールがあれを見たのです。ひょっとしたらマーサがメゲーラなのですか」「違う、そうではない」「だったら誰なんです、教えてください!」しかしカッシングは教えません。「今は駄目だ、言えないのだ」 だいたいよほど鈍い人でない限りこのあたりで真相に気づくようになっております(笑)。

 一方、マイスター教授は精力的に調査を開始。彼はポールに「私はメゲーラなど信じないが、君はなんだ、そのカーラという女性を愛しているのか」「えへへへ、実はそうなんです」と頭を掻くポール。マイスター教授は次に警察署へ行きまして「私はまったくメゲーラなど信じないが、とりあえず村の転入記録を見せなさい」それによるとカーラがこの村にやってきたのが7年前。教授はひげをさすりながら「ウウーム、私はまったくメゲーラなど信じないが最初の殺人が起こったのは5年前だったね」

 ついで彼らは電話でカッシングに会談を申し入れます。この電話を取り付いだカーラにカッシングは「会えん、忙しいのだ。それよりカーラ、君はこの前ポールと会っていたのだろう!」カーラはびっくりします。「まあ、それではあなたはラトフに私をスパイさせていたのね」「君を守るためなのだ。訳を話すことはできないが、私の気持ちにウソ偽りはない」こんな要領を得ないことを言っちゃ駄目ですよ。ほら、思いっきりカーラに嫌われちゃったじゃないですか。「もうわたし、あなたなんか大嫌い」

 カーラ、電話でポールに明日の朝 城で会ってと伝えます。

 そして翌日、カーラはやってきたポールに「お願い、すぐ私を連れて逃げて」ポール、ニヤーッとしますが(笑)「もう少し待っておくれ、教授がメゲーラの謎を解こうとしているんだ、それまで村を離れることはできない」「ならば、もうあなたにはお会いできませんわ」走り去るカーラ。ポール、がっかりします。失意の彼は城から出るのですが、そこで襲い掛かってきたのがラトフ。危うく殺されそうになるポールですがそれを救ったのが唐突に出てきたマイスター教授でした。「あいつは君を殺そうとしていたぞ。やっぱりカッシングの一味はおかしい。奴らを調べなければ」

 マイスター教授、どうやって調べるのかと思ったら窓から侵入したという・・・(笑)。そして書類戸棚をこじ開けてカーラに関する書類を持ち出してきます。この手際の良さ、とても大学の教授とは思えません。この書類によりカーラについて次のようなことが判明しました。カーラは1903年に看護婦として採用され働き始めたのですが、1905年に記憶喪失を発症、1906年に回復したことになっております。「私はメゲーラの存在などかけらも信じていないけれども、カーラの記憶喪失と最初の殺人がほぼ同じ時期だ。ひょっとしたら彼女は満月になると記憶喪失になるのではないか、発症の時期が一致しているからな」

 そしてついに恐ろしい真実を口にするマイスター教授。「私はメゲーラの存在など徹頭徹尾信じていないのだが、これの霊魂が2,000年さ迷った末にカーラに取り付いたのだと思う」ポールはいきなりこんなことを言われたので大激怒。「彼女がメゲーラだなんてそんなことがある筈がない、あなたは一体なんてことを言うのだ」彼はカーラを保護してライプチヒ行きの列車に乗るように手配します。彼女がちゃんと電車に乗っていれば午後5時にはライプチヒのホテルについているはず。しかし、その時間になっても彼女は姿を現しません。

 「ほうら、見ろ、私はメゲーラの存在などかけらも信じておらんが、私の言ったことが正しかったのだ」ポール、城に彼女を探しにいくと言い出します。マイスターは彼を引き止めて「今夜は満月だ、私はメゲーラの存在などこれっぱかしも信じていないが、危ない、せめて朝になってからにしなさい」なおも出かけようとするポールにばしーんとビンタ(大笑い)。二階の寝室に閉じ込めてしまいます。しかしポール、あろうことか寝室の窓から抜け出してしまいました。彼はそのまま城へ向かいます。

 何も知らずに転寝しているマイスター教授。と、警官隊が現れました。彼らはカッシングの訴えによりポールをカーラ誘拐の容疑で逮捕しに来たのです。これでポールが姿を消したことを知ったマイスター、警官達を殴り飛ばして突破、彼もまた城へ急ぐのでした。

 城へついたポール、カーラの姿を求めて探し回るのですが、と、そこにいたのが長剣構えたカッシングですよ。これから二人の戦い。カッシング、意外に頑張ってポールを突き飛ばして失神させることに成功します。しかし、この時背後の暗闇からゴーゴンがばーん。うっかり振り返って彼女の顔を見てしまったカッシングは「ヒーッ!」ばったり倒れて石になっちゃいました。意識を取り戻したポールもゴーゴンの毒牙にかかって石化しようとします。ゆらゆらと漂うように動くゴーゴン。しかし、その時彼女の背後から現れたのがマイスター教授ですよ。彼はカッシングの落とした長剣拾って「私はみじんもメゲーラの存在なんか信じていないが、いつまでもお前の好き勝手にはさせん、正義は必ず勝つ」と叫んで首をすぱーっ。こんころころりんと転がったゴーゴンの首。頭からはえていた蛇がちょろちょろと引っ込んで、その恐ろしい顔がカーラへ戻っていきます。半ば石化したポール、この首にはいずりよって「ああ、カーラ、カーラ」マイスターは瀕死の彼に「ようやくカーラは解放されたのだ」ポール、がくりと首を垂れてはい、石になってしまいました。

 エンドクレジット。

 へタレなカッシングが見られる貴重なハマー映画ですな(笑)。

 カラー・スタンダード。モノラル音声。黒浮きが激しく、また砂のような細かいノイズもうるさい。モノラル音声はレベルが低く聞きづらいものでした。日本語字幕つき。

 エロの冒険者

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『サント対絞殺魔の幽霊』(『El espectro del estrangulador』 『The Spectre of the Strangler』 1963)

 

『サント対絞殺魔の幽霊』(『El espectro del estrangulador』 『The Spectre of the Strangler 1963

 同1963年の『サント対絞殺魔』(『SANTO CONTRA EL ESTRANGULADOR 』『Santo vs. the Strangler』)の直接の続編であります。もっとも、この映画に出てくる絞殺魔は死んだと思われていたのがうっかり蘇生しちゃったものでありまして、幽霊などではございません。

 この詰の甘さがなんともサント映画的であります(笑)。

 警告、警告、このDVDのリージョンは1です。したがって日本国内のDVDプレーヤーでは再生できません。警告、警告。

 このDVDはスペイン語音声のみ、英語音声・英語字幕は収録されておりません。私はまったくスペイン語が分かりませんので、この映画はいつもと違ってどこかの奇特な方が作って下さっているサント映画のストーリー解説サイト(英語)を参考にこのレビューをでっちあげております。だから実際の映画を誤解しているところもあるかも知れませんが、その辺はどうぞ、この事情を鑑みてご容赦くださるようお願いいたします。 

 平たく言うと、「そんなに文句言うならメキシコミイラにしてしまうぞ、コノヤロー」ということでございますね。

冒頭夜の街を走る救急車。それはある劇場の前に止まります。中から運び出されてきたのは稀代の殺人鬼であった絞殺魔(ロベルト・カネード)の死体でした。彼はサントと警官隊の活躍によってついにその最後を迎えたのであります。そのことを新聞で知った絞殺魔の一の部下・・・というより一人しかいない部下のトー(ゲラルド・ツェペダ)。彼は怒りのあまり新聞をめちゃくちゃに引きちぎってサントへの復讐を誓うのでした。

 そんな彼が一番最初にやったこと。それは車に乗って絞殺魔の死体が保管してあるモルグへ行くことでした。そこで係員に死体を見せて貰ったトー、そっと死体の胸に耳を当てます。するとどうでしょう、かすかな心音が聞こえてくるではありませんか。トーは歓喜の叫びを上げると係員を絞め殺し、絞殺魔を抱えて逃げ出します。彼は下水道の中へ入って追っ手の目をくらませ無事アジトに逃げ込んだのでした。

 あ、この下水道のセット、『サントと死のホテル』(1961年)で洞窟として使われていたセットじゃないかな。また、この下水道、入っていくところと出て行くところがまったく同じ。しかも下水道の癖に水の一滴も流れておりません(笑)。

 さて、この後はおなじみサントの試合。この時客席にはヴィレガス警部(カルロス・ロペス・モクテスマ)が来ておりましてリング上のサントと頷きあったりしております。試合はサントが3本勝負のうち2本を先制してあっさり勝利を収めました。この後控え室で「サント、大変だ、絞殺魔の死体が消えてしまったぞ。おまけに彼の変装道具一式も奪われてしまったのだ。ひょっとして奴は生き返ったのではないか」「きゃつのことですからな、そんなキッカイなこともあるかもしれやせん」そして警部はあの劇場のオーナー ローラ(マリア・デュバル)があの事件以来休業していた劇場をオープンさせることになったと話します。「これが絞殺魔をおびき寄せることになるかも知れないぞ」

 サントはちょっぴり心配そう。なぜならその劇場では彼の稚児・・・あわわわ、じ、じゃなかった、養子のミルトン(ミルトン・レイ)が劇場に少年歌手として出演することになっていたからです。警部はそんなサントの気持ちも知らずに「これで絞殺魔をもういっぺん捕まえればわしゃ、大手柄、出世じゃ出世じゃ」と浮かれております。

 さて、大方の予想を裏切ることなくあっさり蘇ってアジトでパイプオルガン演奏中の絞殺魔。おお、メキシコ版『オペラ座の怪人』だ(大笑い)。彼の顔は半面がみにくく焼け爛れております。これが前作で起こったなんらかの事故によるものか、生来こういう顔の人なのか、はっきり分かりません。無責任なようですが、本当に分からないので仕方ないのであります。一方、トーはさまざまな人物の写真を参考にゴムでライフマスクを作製しております。ようやくできあがったソレを絞殺魔に差し出すトー。絞殺魔は大喜びでそのマスクを使って変装するのでした。そして彼は見事に俳優、ロベルト・カネードに変装したのですって、そりゃ元に戻っただけじゃないか(笑)。おまけに醜くつぶれていた片目がマスクをつけるとほら、元通りになっているという・・・。この辺、サングラスを使わせるとかすればいいのに。

 彼はせっかく綺麗につけたマスクをひっぱがし、何故かアジトに置いてある頭蓋骨にかぶせて「ワハハハ、ワハハハ」 おまけに彼が攫ってきたと思しき女の死体?剥製?人形がテーブルに配置されております。なんだかとても変わった人のようです。彼らはこの後夜の墓場へ出かけて墓暴き。まんまと若い女の死体を盗んだのでした。

 この間、劇場では女性歌手のショーが。またサントは万が一に備えてミルトンにサントガジェット、腕時計型通信機を渡します。「坊主、いざとなったらこれであっしに連絡するんだぜ、わかったな」「うん、パパ」と頷くミルトンの可愛らしさよ。

 この後、サントに対してついに牙を剥く絞殺魔。彼はサントに電話をして「何時までにどこそこあそこへ来ないと街が酷いことになるよ」サントはやむを得ずこの誘いに乗ることにします。サントカーで指定の場所へ赴きますとそこにあったのは古びた建物。サントは中に入ります。「飛んで火にいる夏の虫とはお前のことよ」と叫んで飛び掛ってきたのがトー。サント応戦します。この二人が戦っている間、画面の右端では何か黒いものがちらちら動いている。何だ、これと思った瞬間、その黒いものが階段の脇から飛び出してきて持っていた棒でサントの頭をぼこっ!サント、物も言わずに昏倒します(大爆笑)。あの黒い影はサントの隙を狙っていた絞殺魔だったのです。階段の端に隠れているつもりがついうっかり画面に入っちゃったんですなあ。

 目を覚ましたサント、自分が木の柱のようなものに縛り付けられていることを発見します。そして彼の頭上には巨大なピストンが。これでサントを押しつぶそうというのです。絞殺魔はげらげら笑いながらスイッチオン!ピストンがどーん、サントが拘束されている柱に激突します。再びピストンが引き上げられてまたごーん!危うし、サント、いまや彼の命は風前の灯でした。

 と、この時パトカー数台が到着します。なんと、あのサントの養子ミルトンがサントが録音していた絞殺魔の電話の内容を再生して警察へ連絡したのです。これを見て大慌てで逃げ出す絞殺魔とトー。一方ピストンは数回上下を繰り返し木の柱を破壊しようとしています。と、奇跡が起こりました。支柱が先に壊れてサントの縛めがとけてしまったのです。危ういところで脱出に成功するサント・・・、ウウーム、何かおかしいなあ、変だなあ(笑)。サントは警官隊によって保護されるのでした。

 さて、ここから劇場に場面が移りまして豪華、豪華の歌謡ショーの開幕です。男女の歌手が多数のダンサーを従えてのミュージカルショーが延々続きます。4人とっかえひっかえで出てきてその時間なんと2720秒から3750秒までの1030秒。いくらなんでもこれは長すぎますよう。

 ようやく歌謡ショーが終わりまして帰ろうとするダンサーたち。そのうちの一人が絞殺魔とトーに襲われます。あっという間に殺されてしまいました。彼女の悲鳴を聞きつけた警察官が駆けつけてきたのですが、その時はもう絞殺魔とトーは例のごとく下水道を使って逃げてしまっていたのです。警部はこの殺人事件をテレビ通信機でサントに連絡します。

 すぐに捜査に出かけるサント・・・と思いきや、その前に試合をやるのでした(笑)。

サントは珍しく一本目を先取された後、怒り狂って相手をボコボコに。二連続のキャメルクラッチで失神させて見事勝利を収めます。サントは相手のマスクを剥がすのですが、あれれ、この場面になると、これは明らかにサントじゃないよなあ。別の試合に入れ替わってしまったのかしら。まあ、良く分からないけれどもどうでもいいです。だってサント映画なのですもの(笑)。

 試合後警部と控え室で話し合うサント。「絞殺魔の奴はきっと殺めたショーガールの骸を奪いに来るに違いありやせん。あっしはひとっ走りして、墓地の様子を見てきやす」サント、サントカーに飛び乗って墓地へ行くわけですよ。そうしたら案の定、絞殺魔とトーがせっせと墓暴きをしていたという・・・。サント、彼らに気づかれぬよう抜き足差し足忍び足で近づきます。私、普通に書いちゃってますけど、夜の墓場で覆面レスラーが抜き足差し足忍び足ですよ、こっちの方がよっぽど怖いですよ。

 サント、だっとトーに飛び掛ります。たちまち始まる大格闘。この時絞殺魔はどうしていたのかと言えば持参のクロロフォルムのビンの蓋を開けてぼろ布にしみこませていたという・・・。これで何をするかというと、もちろんクロロフォルムアタック!これでたまらずサント失神です。絞殺魔とトーは今の今まで掘っていた墓穴にサントを蹴落とします。そして棺桶の蓋を念入りに釘付けにしてうわあ、どかどか土かぶせて埋めちゃったよ。トーなんか上で飛び跳ねて埋めたところを押し固めているよ。

 メキシコ版『早すぎた埋葬』だ(大笑い)。

 生き埋めにされたサント、意識を取り戻して棺桶の中でもがきます。この姿を特殊撮影を駆使して真横から撮っている訳ですが、これがもう本当に狭くって閉所恐怖症の気がある私なんかもうめまいがしそうですよ。さあ、サント、このまま棺桶の中で即身仏になってしまうのか、大ピンチだ!と思ったらサントうつ伏せになって背中で棺桶の蓋を押し上げます。これであっさり脱出しちゃうのでありました。

 しかもその直後に試合出場ですよ。さすが鋼の肉体を持つ男、サントは違いますなあ。

 今回の相手は黒覆面。試合前にサントはなぜか不審そうな面持ちで黒覆面を見つめております。「あの野郎、どこか変じゃねえか」と思っているらしい。その疑惑はすぐに現実のものとなりました。試合中盤で黒覆面、いきなりロープを取り出してサントの首を絞め始めたのです。あまりに酷い反則に警官5人がリングに上がって黒覆面をサントから引き剥がします。そこからサント、猛然と反撃開始って、続けんのかい(笑)。サント、黒覆面をぼこぼこにして彼のマスクに手をかけたのですが、その時会場にいた絞殺魔が配電盤のスイッチを切った!これで真っ暗闇になる会場。絞殺魔、黒覆面に化けていたトー、この隙に逃げてしまいました。

 控え室では本物の黒覆面の死体が発見されます。トーは彼を殺害して代わりにリングへ上がっていたのでした。

 失敗してばかりの絞殺魔ですが彼の悪巧みはとどまるところを知りません。彼は次にトーに劇場のショーディレクター、ジュリアン(ジュリアン・デ・メルチ)を殺害させます。絞殺魔は彼の顔からマスクを作って変装、まんまと劇場内に潜り込むのです。劇場ではサントの養子、少年歌手ミルトンの歌や女性歌手のショーに大喝采。この時絞殺魔、天井に上って吊り下げられているシャンデリアのロープをナイフでカット。シャンデリアは舞台上の女性歌手の上に墜落して押しつぶしてしまいました・・・とはならないでわずかに外れてしまったという・・・。ぜんぜん意味ないじゃないか、この悪巧み。こんなことのために殺されたジュリアンが気の毒ですよ。

 さて、この時点で映画の残りは11分少々。こんなことやっててちゃんと結末がつくのかと心配しておりますと、警部に化けた絞殺魔がミルトンを誘拐。彼らはトーの運転する車で逃走します。警部の命令で追うパトカー群。トーの車は一旦物陰に止まって絞殺魔とミルトンを逃がします。そして彼は再び車を発進させ囮となるのです。追いかけてきたパトカーはまんまとそれに引っかかって、トーを射殺したものの肝心の絞殺魔には逃げられてしまったのでした。

 アジトへ連れ込まれたミルトン。彼はサントから渡されていた腕時計型通信機でサントに「パパ、僕を助けて」絞殺魔、これを見つけてミルトンをげしと張り飛ばします。「このガキめ、なんてことしやがる」彼は腕時計型通信機を奪い踏み潰すのですが、もう間に合いません。サントはアジトの位置を特定し踏み込んだのであります。

 しかし絞殺魔もただ黙ってサントの侵入を許した訳ではありません。彼の仕掛けた罠、落とし穴が作動、サントは叩き落されてしまったのです。しかも部屋の床から毒ガスが。サント、またまた大ピンチと思いきや落とし穴の部屋が狭かったので両の壁に体を突っ張らせて登ることができたという・・・。サント、今回も割りとあっさり死の罠から脱出することができたのです。

 そしてサントと絞殺魔の最終決戦。アジトを所狭しと暴れまわる二人。彼らはマスク作製のための薬品が入ったビーカーやらなんやらをひっくり返し、こぼれた液体が発火、火事となります。サント、大きなテーブルを持ち上げ、絞殺魔めがけて投げつけた!このテーブルによって暖炉の中に閉じ込められてしまう絞殺魔。炎に巻かれて「ぎゃーぎゃーぎゃー、熱い、ぎゃー」サントとミルトンは燃え上がるアジトの建物から脱出、サントカーに乗り込みます。この時になっても今だ絞殺魔の「ぎゃーぎゃーぎゃー」という悲鳴が聞こえているのが妙に残酷な感じであります(笑)。

 そしてサントたちが心配して待っていたローラたちのところへ戻ったところでエンドマーク。

 モノクロ・スタンダード。モノラル音声。画質は黒浮きが著しいもののそれほど悪いものではありません。音質は台詞に歪がないのが宜しい。スペイン語音声のみ、英語字幕なんかありません(笑)。『サント対狼女』(『Santo vs. Las Lobas1972)とのダブルフィーチャー。Lions GateDVD

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5月20日(水) 「大草原の小さな遺影」

 どこで葬式やっとんねん!あるAVブログの記述・文章が気になって気になってしかたない。曰く「ビットストリーム出力に期待してHD DVDプレーヤー 北米モデルのHD-A35を買ったがHD-DVD音響規格にロスレスが皆無だったために無駄になってしまった」 あの、HD DVDソフトにはロスレスのトゥルーHD、ごく希少であるけれどもDTA-HDマスターオーディオが収録がありましたが、なんで皆無ということになってしまうのか。それに何よりすぐその後の文章でDTS-HDマスターオーディオが収録されたHD DVDソフト 「北米盤イーグルスライブ」(このHD DVD ジャケット表記では単なるDTS5.1チャンネル収録になっているのだが、実際はDTS-HDマスターオーディオが収録されているというややこしいソフトである)に触れているのである。自分で書いていて変だと思わないのだろうか(笑)。

 何を細かいことぐちぐち言っているのかと揶揄されそうであるが、こんなブログが他のAVブログで「巷のAV評論家はあてにならん、HD映画で悩んだらこのサイトで確認すべし」などと紹介されているのである。こんなブログを引き合いにされて「世のAV評論家はあてにならん」とか言われても、困るのである。

 輸入ブルーレイの『ウェディング・シンガー』 ちゃんと日本語字幕、音声付であった。再生を始めるとデフォルトの状態で日本語字幕が出てくるのにびっくり。しかもメニュー画面まで日本語。初期言語設定が日本語設定のプレーヤー、レコーダーで再生すると自動的に日本仕様で再生される仕組みなのだが、実際目の当たりにするとびっくりします(笑)。

 本日はお休み。午前9時半に事務所へ出て日記付けとネットのチェック。それから例によって徒歩で天神へ出かけていき赤のれんでラーメン+替玉 小炒飯の定食。今日のラーメンは出汁が良く出ていて非常に美味かった。その後はこれまた例によって漫画喫茶で3時間。終了後ジュンク堂にてラズウェル細木「風流つまみ道場 #3」を求めて歩いて事務所へ戻る。某所への電話連絡やたまっていた燃えないゴミ出しなどをやって帰宅。缶ビール一本飲みながらレインボーマンを見る。サイボーグキャシーの酷い死に様に大笑いである(笑)。

 夕食はブリの刺身、鯵・キュウリ・ワカメの酢の物、後は出来合いのトンカツを使ったカツ丼。ビールをもう一缶飲んで〆のコーヒーは如例。

 その後レンタルブルーレイの『鉄ワン アンダードッグ』を見る。駄目警察犬のビークル犬が小人のキチガ×博士というディズニーらしからぬヤバさのキャラクター(笑)の実験に巻き込まれて予期せぬ事故によりスーパーパワーを得てしまうというお話。ストーリー的にはもう予想通りの展開で意外性など無きに等しいのだが、例によって細かいクスグリが上手いんだ。キチガ×博士の相棒の大男のドジっぷりとか、本家のスーパーマンそのままにアンダードッグがガールフレンドの犬を連れて空中散歩とか、登場時の決め台詞に悩むとか、みなさん、生真面目に考えますなあ(笑)。この生真面目さがあるからこそ、犬がスーパーヒーローになって空を飛び回るという馬鹿馬鹿しいアイデアがちゃんと実写映画になっているのである。

 ハイビジョン画質は遠景の解像度が今ひとつ。サラウンド音声は今時珍しいリニアPCM5.1チャンネル。この作品は米国盤ブルーレイが比較的早く出されていましたからな、それをそのまま引き継いでいるのでしょうな。音圧が低くヴォリュームを普段より2ノッチ上げる必要があった。

 シャワーを浴びてお酒。お供は録画しておいた「ナイトシャッフル」 松下電器の大電飾看板をCGで再現してみせたのにびっくり。当の松下にさえ当時の資料はまったく残っていないというのに(笑)。その後またプロジェクターを起動させてハイビジョン録画の『三大怪獣 地球最大の決戦』の続き。就寝午前1時過ぎ。

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2009年5月20日 (水)

5月19日(火) 「荒淫のバカンス」

 旅行に浮かれて毎日毎晩3回やりました。近くのホームセンターや家具屋でスチールの本棚を探したのだが、これがない。見事に一軒も置いてあるところがない。ならばネットでと思って検索かけてみたら送料込で7,000円、8,000円しやがる。今回の本棚購入はもはや本があふれて混沌の海となった蔵書室(そんな大層なものではないが)、新しく買った本をカバー付でこの混沌にうっかり紛れ込ませてしまったら最後、高い確率で出てこないという現状をなんとかしようとしてのこと。だから少なくとも三つは必要であり、こんな高い値段のものははなっから無理なのである。

 そこで目をつけたのは逆にどこのホームセンターでも置いてあるメタルラック。ただの棚だから本を置くためには別途ブックエンドが必要になるという欠点があるものの、4段のもので2,988円と非常にリーズナブルなお値段が魅力だ。それにもともと電化製品を置いたりすることも念頭に置いてあるので対加重が高くクソ重たい単行本の類を何冊載せても大丈夫という頑丈さも見逃せない。本の収容量は通常の本棚には及ばないが棚板が広いからその気になれば背中合わせで反対側にも本が置ける。

 ということでさっそく買ってきました4段のメタルラック。梱包の中に発泡スチロールが入っているのが気に食わないが(笑)、とにかく組み立てが簡単、簡単。ぶきっちょ、ベリー・クラムジィな私でも15分程度で組めてしまう。サイズも手ごろでしかもキャスター付。棚がすけすけなこともあって通常の本棚のごとく圧迫感がないのも宜しい。インテリア的にもそれなりにサマになるようだ。

 これだけの利点があればもう迷うことはない。一月一台づつちびちびと買って(笑)蔵書室の混沌を打ち破ることができる。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。朝飯はコンビニのハンバーガーとコーヒー牛乳。ちょっと食いすぎたと思ったのでバランスを取るために昼を抜く。夜は塩鯖の焼いたのと酢豚。ビール一缶、ゴハン一膳。〆のコーヒーは如例。

 その後ハイビジョン録画の『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』を見る。ソ連侵攻時、アフガニスタンのムジャヒディンに対する秘密支援を中心になって推進した下院議員、チャーリー・ウィルソンを描く実話を元にした映画である。いつでもどこでも酒を手放さず、いや、パキスタンに招かれた時も酒を頼んで顰蹙を買うような御仁。女関係もだらしなく事務所スタッフも胸の大きく開いた服を着せた美女軍団で固めるという分かりやすいスケベ親父でもある。この人物が難民キャンプを訪れ両手を吹き飛ばされた少女に会ったりして、転向、それまでの予算を一気に何十倍にもするというストーリーは単純至極であまり面白いものではない。虚飾を排したといえば聞こえがいいが、あまりにシンプルに過ぎるというもの。

 なお、今日のターリバーンを構成するアフガンゲリラの基礎は,米国が冷戦戦略において養成したというものがいるけれども、これは到底正しい意見とは言えない。アメリカがムジャヒディンを支援したのは,せいぜい1990年頃まで。89年にはソ連が撤退しており、それ以上の支援は行われなかった。一方タリバーンは90年代中頃から,主にパキスタンのイスラム〔過激〕原理派が全面支援して作り上げた組織である。また911後のタリバーン・アルカイーダ攻撃でアフガンゲリラは米軍と共に戦っている。(古森義久「反米論を撃つ」)

 ハイビジョン画質は高解像度できりっとした画調。それゆえに尖ったものが余計恐ろしく見え、ジュリア・ロバーツが安全ピンの尖った方で眉毛を整える場面など正視できなかったくらい(笑)。どんな残酷場面・スプラッター場面よりきくわ。AAC5.1チャンネルは迫力不足。包囲感もあまりなく薄っぺらな音場であった。

 終了後、ちびちび見ていたチャールトン・へストンの『華麗なる激情』を最後まで。システィナ礼拝堂のフレスコ画製作を通して教皇と対立、和解を繰り返し、異様なる執念を持って完成させた芸術家ミケランジェロ。この人の対比としてラファエロが登場し、芸術は爆発だ!と己の芸術性のみに腐心するミケランジェロに「所詮、僕ら芸術家は“美の売春婦”みたいなものです。名士に美を切り売りして食っているのです」と言わせるのが面白い。己の健康をも害しながら幽鬼のようになって一代傑作を誕生させるというマッチョな芸術家像に対する強烈なアンチテーゼとなっているからだ。

 ハイビジョン画質は輪郭強調が気になる。また強烈なグレインも少々目障り。ステレオ音声は朗々とした鳴り響きいかにもアッナッロッグーという感じで好感が持てる。

 シャワーを浴びて後はだらだらTV。就寝午前3時近く。

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2009年5月19日 (火)

5月18日(月) 「月と変態セックス」

 早口で何度も繰り返せば「月と六ペンス」の駄洒落になる・・・ってならねえよ!2009年5月ランコーポレーションより『トボー・ザ・グレート』(『偉大なるトボー』)の国内盤DVDが登場。私のSFシネクラシックスで取り上げた作品の国内盤DVDとしては『宇宙からの暗殺者』『幻の惑星』『原始獣レプティリカス冷凍凶獣の惨殺』『ベイスメント 院内感染殺人』『惑星アドベンチャー スペースモンスター襲来』『大怪獣出現』『惑星Xから来た男』『クロノス』『ロボット大襲来』『ロボット・モンスター』『吸血怪獣ヒルゴンの猛襲』『アトミック・ブレイン 大脳移植若返り法』『最後の海底巨獣』『ファントム・クリープス ゾルカ博士の野望』『怪談生娘吸血魔』『蜘蛛男の恐怖』『双頭の殺人鬼』『地底戦車サイクロトラム』『原爆下のアメリカ』『蜂女の恐怖』『恐怖の火星探検』『金星怪人ゾンター』『恐怖の溶解人間』『宇宙レンジャー ロッキー・ジョーンズ』『火星から来たデビルガール』『呪われた海の怪物』『シスター・オブ・デッド』『天空が燃えつきる日』『スネーク・オブ・ザ・リビング・デッド 死霊蛇伝説』『宇宙からの侵入者』『火星探検 ロケットシップX-M』『狼男 謎の連続殺人』『シービースト』『ジェシー・ジェームズとフランケンシュタインの娘』『SOS地球を救え!』『ゾンビッドティーンエイジ・ゾンビの恐怖』『ゾンビの怒り』『デス・プラン 呪いの地図』『地球最後の女 アイ・アム・ウーマン・オブ・レジェンド』『新・猟奇島』『美しき生首の禍』『月世界征服』『原始惑星の旅』『人喰いネズミの島』『大蜥蜴の怪』『金星ロケット発進す』『来るべき世界』『アルファ・インシデント』『地球最後の男』『地球最終戦争』『モンスターメイカー』『X線の目を持つ男』『エドガー・アラン・ポーのマニアック』『恐怖城 ホワイトゾンビ』などに続くもの(まだ他にあるかも知れないがこのくらいで勘弁しておいてください)。

 コーマン関連とか、『ロボット・モンスター』『双頭の殺人鬼』などの有名作品(笑)をのぞいて私のSFシネクラシックスが作品選定に寄与しているであろうことは疑いようがない。だって、『ベイスメント 院内感染殺人』『幻の惑星』『アトミック・ブレイン 大脳移植若返り法』『地底戦車サイクロトラム』『アルファ・インシデント』『ティーンエイジゾンビ』『ジェシー・ジェームズとフランケンシュタインの娘』なんか、おそらく私が最初に紹介したものなのだからって、そんなもん見ている方がおかしいよ(笑)。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ。食ったもの、昼飯にカップヌードル、夕食はカレー一皿、ブリの刺身、生野菜。これにビールを一缶。〆のコーヒーは如例。

 それから輸入ブルーレイで『ザ・スピリット』を見たが、これはつまらん(笑)。スピリットをちょいと捻ったヒーローにしようとしてあれこれ弄り回した結果、オクトパスとの対比があいまいになり善と悪のコントラストが十分に取れていないのである。あの幼馴染の女にも登場する必然性が乏しくストーリーに深みを与えるまでにはなっていない。

 まあ、アキレスの血を飲もうとする寸前で壷を割られて愕然とするオクトパスには笑わせて貰いましたけど。

 ハイビジョン画質は好調、好調。目にやきつかんばかりのまばゆい白ときっちり沈んだ黒が織り成すウルトラハイコントラスト世界はブルーレイにしか表現できないもの。DTS-HDマスターオーディオは48kHz/24ビット、サラウンド音場の遠近感が抜群に宜しい。音楽の粒立ちも見事。

 シャワーを浴びて午後10時から『Count Yorga, Vampire』 (1970)の続き。血を吸いながらその一方でエリカの喉のあたりをべろべろ嘗め回すヨーガ伯爵。このへんどうもオヤヂ的なスケベさがあって、本来貴族的な筈の吸血鬼の気品が台無しになっていますよ(笑)。この後ようやく目を覚ましてエリカの様子を確かめにいくポール。しかし、すでにエリカの姿はなかったのです。

 ヨーガ伯爵の仕業と直感したポールはマイケルに電話。そして自分は車で伯爵の屋敷へ急ぎます。さらにマイケルから電話を受けたヘイズ、奥さんからどうしたのかと聞かれて「仮に吸血鬼がLAにいるっていったら君は信じるかい」と奥さんは意外にも「信じるわよ、だって、新聞に沼で血を抜かれた赤ん坊の死体が見つかったって書いてあったもの」ヘイズはじゃあ、うまくいったら警察が動いてくれるかも知れないと考えて通報したのですが、そうは問屋が許さないじゃなかった卸さない。「ここ14時間で吸血鬼がと通報してきた馬鹿は君で47人目だ」と言われて電話を切られてしまいましたとさ。

 一方、屋敷に到着したポール、こそっと侵入してエリカを探しているといきなり「ガーッ」とヨーガ伯爵が襲ってきた。ひるむ彼の背後にさらにブルーダが現れてワンハンドバックブリーカー一閃!ポールの背骨をへし折って殺害したのであります。

 この後へイズとマイケル、ドナがやってきます。「このまま居座って朝まで奴を寝かさないようにするのだ」という作戦らしい。伯爵は二人をにこやかに迎え入れてブランデーを振舞います。ヘイズは伯爵にポールとエリカが来ていないのかと尋ねたのですが帰ってきた答えはもちろん、「いや来てないですが」

 ヘイズ、その後もいろいろ話を持ちかけます。「交霊会を行われたそうですな、そっちの方にも造詣がおありで」とか「狼男の存在を信じておられるのですか」とか「吸血鬼は日の光に当たるとやばい」とかとにかく話を引き伸ばそうと必死。もう一杯ブランデーをねだったりしたのですが、ついに伯爵から「もう私は寝るので帰ってください」と追い返されちゃった(笑)。とぼとぼとマイケルのアパートメントに戻る三人です。

 ヘイズはマイケルに「奴を殺すぞ」と言われて仰天します。「いや、警察でも裁判でもあいつは吸血鬼だったなんて言えないでしょう」「大丈夫だ、杭を打てば吸血鬼は灰になってしまう。死体がないのだから犯罪にならんよ」というやけに具体的な問答がおかしい。「明日の午後2時に私のオフィスにきたまえ」と言い残してヘイズは一旦帰宅。マイケルはドナと共にお休みです。マイケル、寝る前にちゃーんと目覚まし時計をセットしておくという・・・(笑)。この時棺桶の中でヨーガ伯爵がドナに呼びかけます。「さあ、時はきたれり、起き上がれドナ」あの交霊会の後に仕込んだ命令が発動してベッドから起き上がるドナ。彼女は恐ろしいことにマイケルがセットした目覚まし時計を解除してしまったのですって、そんなことするならいっそマイケル殺しちゃえばいいのにね。

 ドナは車を駈ってヨーガ伯爵の屋敷へ急ぎます。途中でブルーダに捕まってどうやら先に血を吸われたらしいのですが、何か良くわからないので見なかったことにしておきましょう。

 目覚まし時計がならなかったので豪快に寝坊するマイケル。はっと気がついて起き出したのが午後4時半ですよ。どんだけ寝てるんだ(大爆笑)。ヘイズもまだ寝ていました。マイケルから電話を受けてびっくりしたヘイズ、「どうしてこんな時間まで寝ていたのだ」と文句を言うのですが寝坊していたのはあんたも同じだろう。

 マイケルはドナの失踪に気がついて「ヨーガ伯爵に攫われたのだ!」彼はヘイズと大急ぎで伯爵の屋敷に向ったのです。彼らは椅子や箒を壊して杭や十字架を用意したのですが、すでに日はとっぷりと暮れており伯爵が寝ているうちに殺すことは不可能になっていました。

 屋敷に到着した二人は手分けしてドナを探すことになります。しかし速攻で伯爵に見つかってしまうヘイズ(笑)。いいものを見せてあげましょうと案内されたのが例の地下広間。女が三人並んで寝ております。そのうちの一人はもちろんエリカ。激怒したヘイズは例の十字架をぱっと伯爵につきつけます。「むむむっ」と後ずさる伯爵。このまま隅に追い詰めて杭でぐさりだとヘイズはにやりとしますが、伯爵のピンチに三人吸血娘が起き上がった。彼女達はヘイズに襲い掛かって彼をずたずたにしてしまったのです。

 この女吸血鬼たちには十字架は効果ないのでしょうか。

 一方マイケルは地下通路の中に迷い込んでおります。彼は薄暗い通路で何かに毛躓いて派手に転びます。その何かとは無残な姿となったポールの死体でした。愕然とするマイケルに突如襲い掛かったのはブルーダ。しかしマイケルにナイフで刺されて悶絶します。

 ヘイズを始末したヨーガ伯爵。二階の部屋に監禁していたドナの元に。優しげな声で「君は死んだお母さんに会いたがっていたね、その願いをかなえてやろう」現れたのは女吸血鬼たちの一人。ああ、これがドナのお母さんだったのですか。ドナは母親が吸血鬼になっているとも知らずすがり付きます。

 さて、ようやく地下通路を抜け出たマイケル。地下広間に倒れていたヘイズを見てびっくり。瀕死のヘイズ、「ドナは上の部屋だ」と言い残して絶命します。「くそ、ヨーガ伯爵め、許しちゃおけない」と立ち上がるマイケル。と、ここで現れたのは腹に深手を負ったブルーダでした。こいつが傷にもめげずマイケルに襲い掛かるのかと思いきや出てきただけで、すぐにばたりと倒れてしんでしまったという・・・。テンポの悪い演出だなあ(笑)。マイケルはヨーガ伯爵たちがいる部屋に飛び込んで「もうこれ以上お前らの好き勝手にはさせん、正義は必ず勝つ!」と叫んで杭をぐさり。まずはドナのお母さん。さらに杭を再使用して(笑)伯爵にもぐさり。ヨーガ伯爵は世にも薄気味悪いうめき声を上げてばったり倒れます。

 その姿がみるみる灰になってしまうのは定石の通り。

 屋敷から出ようとするマイケルとドナ。彼らに襲い掛かってきたのが今や吸血鬼となったエリカたち。マイケルは彼女たちを十字架で脅かし部屋に閉じ込めてしまいます。これで安心だと思った瞬間、すでに吸血鬼にされていたドナがガーッとマイケルを襲ってエンドマーク。

 カラー、スクイーズのワイド モノラル音声。クローズドキャプションつき。画質はそれなりに宜しい。ちゃんと黒が沈むのが偉いです。モノラル音声は非常に品位が高く怪奇なムードを盛り上げてくれます。

 その後お酒。プロジェクターを再起動させてハイビジョン録画の『三大怪獣 地球最大の決戦』を30分ほど見た。

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2009年5月18日 (月)

5月17日(日) 「月とロッホネス」

 サマセット・モームがネス湖に旅行して書いた小説。6月は東京旅行。もちろん6月6日のトンデモ本大賞2009に合わせた上京である。出発日は6月5日でその日は上野動物園で亀見て(笑)とんかつ食おうという算段である。とんかつは上野とんかつ御三家「双葉」「蓬莱屋」「本家ぽん多」のいずれにいこうか、それとも個性的なとんかつで多くのファンをもつ「平兵衛」に行こうか、フランキー堺のファンであるところの私ならば「喜劇 とんかつ一代」のモデルになった「井泉」に行くべきではないかと迷っており、この逡巡がまた実に楽しい。おつまみでビールなぞを飲み仕上げにとんかつ定食。クー、腹が鳴りますなあ。

 6月6日はトンデモ本大賞にスタッフとして参加。大会を終えた後はこれまた楽しい打ち上げだ。

 6月7日はいつもなら弟家族を尋ね姪っ子たちと遊ぶのであるが、今回は残念なことに用事があってフラれてしまっている(笑)。また母親が午前中から旅行に出かけるため早く帰らなければならないということで不本意ながら午前10時半の飛行機で帰福の予定。

 もう今から大変に楽しみで、この旅行のことを考えるだけで顔が自然とほころんでしまうのである。うっきっきー。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでおしまい。食ったもの、昼飯にカップヌードル、夕食にカンパチの刺身、焼肉、野菜たくさん。ビール二缶飲んでさらにゴハンを一膳。シンプルに食いすぎだっての。〆のコーヒーは如例。

 その後ハイビジョン録画の『スピーシーズ4 新種覚醒』を見る。宇宙から送られてきた遺伝子情報云々というSF設定を「美人の裸のオネーちゃんだしとけば観客来るから」という目的のためだけに使い倒した映画第四弾。やっていることはまったく新味がなく、ワンパターンもいいところなのであるが、何しろ「美人の裸のオネーちゃん」という最強兵器が存在するのである。途中、何度も苦笑させられながらも最後までそれなりに面白く見てしまったのであった。

 今回のヒロインはなぜか知性派(笑)、いくつもの学位を持ち大学で講師を務めているのであるが、突如体調が急変、エイリアンに変身し担ぎ込まれた病院で大虐殺を引き起こしてしまう。彼女の生みの親である博士、彼女に真実を告げることなく叔父であると思い込ませている、が治療のため今はメキシコに隠れ住んでいる元の共同研究者を訪ね、人間女性のDNAを使って彼女を再生させるのだが・・・、知性派であった彼女が突然淫乱になってしまうのに大笑い。この役柄の変化に合わせてそれまでぎりぎり見せていなかったおっぱいを大開帳という分かりやすさも好ましく大変に楽しめた映画だった。

 いちおう、これまでのシリーズにフランケンシュタイン博士とその怪物的なテーマが組み込まれてはいるものの、この分かりやすいエロがあればそんなものはどうだって良かったりするのである(笑)。

 ハイビジョン画質は黒の引き込みが早すぎてべったり潰れてしまっている。またビデオ的なガンマ補正がかけられているのはこの映画の出自がTVスペシャルだからかな(この辺まったく無確認。見た目の印象だけで語っている。だから間違っていてもいちいち文句を言わないように。分かりましたね、皆さん)。5.1チャンネルサラウンドは極めて薄味。サラウンド音場に貼り付けられた効果音にもリアリティがなく不満ばかりが残る。

 シャワーを浴びてお酒。お供は録画しておいた「たかじんのそこまで言って委員会」 裁判員制度問題で、著名人の扱い方について勝谷氏が「うっかり死刑判決なんか出したら、あいつが言い出したに違いないって思われる」に大爆笑。そりゃ確かにそういうイメージですね、あの人は。

 就寝午前1時過ぎ。

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2009年5月17日 (日)

5月16日(土) 夜の趙雲

 度重なる戦乱で財政困難に陥った魏を救うため、趙雲が夜の銀座でホステスに!ちょっと気が早いけれども6月注文予定の米国盤ブルーレイ、DVDである。まずはブルーレイ 『スカイクロラ』、『ファーゴ』(日本語字幕・音声入り)、『ワルキューレ』、『Futurama: Into the Wild Green Yonder』(2009 DTS-HDマスターオーディオ) これはWOWOWで見た『フューチュラマ ベンダーの大冒険』に感動させられたため(ちなみにBD-REに録画したのを保存している)。後はDVDで『Elvira's Movie Macabre: Maneater of Hydra/The House That Screamed』 あのエルヴァイラがホストを務めるホラームービーダブルフィーチャー。もちろん碌なものではない(笑)。ディスクの品質も良くないようで特に音声に関しては「VHSの海賊版なみ」との評価あり。ここまで酷いと逆に期待してしまいますな。

 これで送料含めて125.89ドル

 ところで『スカイクロラ』 発売日まで一週間を切ったというのにハイデフ・ダイジェストの評価ページが映像コーディック・音声仕様についてTBAのまま、これはけしからんですなー、怠慢ですなー。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでおしまい(笑)。昼飯は3日に一度のアンリミテッド・ランチだったので「豚と節」屋で魚介とんこつの節ラーメン・替玉。ちょっと濃厚すぎるが、十分に美味しいラーメンであった。夕食はブリとイサキの刺身、餃子、昨日の残りの豚しゃぶ、そして生野菜。このつまみの多さにコーフンしてしまいついついビール二缶飲んでしまう。

 それから途中まで見ていたハイビジョン録画の『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』を最後まで。最初から最後まで植木等的な狂騒状態に支配されている映画なのだが、これをちゃんとお話として着地させているのが凄い。前半に良く見ていないと分からないような伏線を仕込んでおき、それを残らず回収してみせる律儀な作風がこの離れ業を可能にしているのであろう。『インディアナ・ジョーンズ』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』への目配りも好ましく『私をスキーに連れていって』以上に面白かった。

 大いに満足させられた映画であったが、ただ、これは言っておかなければなるまい。広末涼子、調子に乗りすぎ(大笑い)。キャバクラ嬢になるわ、へそはだすわ、芸者になるわ、その美貌やスタイルの良さを評価するのにやぶさかではないけれども、いくらなんでもやりすぎだと思うのである。

 ハイビジョン画質はHDカメラ撮影か、解像度にはことかかないものの黒の沈みがあやしくコントラスト不足の印象。AAC5.1チャンネルの出来は申し分なく迫力と繊細さを併せ持った理想的な音場だ。

 続いてハイビジョン録画の『彼女が水着に着替えたら』を見る。原田知世、織田祐二のラブストーリーや、宝探しのメインプロットはあまり面白いものではないけれども、邦画ばなれした海上チェイスシーンの迫力に驚かされる。これは007に題を求めたのは明らかであるけれども、水路などヴァラエティに飛んだコースを設定したことで本家をしのぐようなスピード感をだしているのだ。使われるボートやジェットスキーのスタイルもカッコ良く、1989年の映画だというのにまるで古臭さを感じさせないのも素晴らしい(ちょっと誉めすぎか)。

 もう一つ驚かされたのが海中に沈んだDC-3のリアリティ。いかにも長いこと水中に沈んでいましたという風情で美術スタッフの丁寧な仕事ぶりがしのばれる。

 ハイビジョン画質はコントラスト不足。海中場面はこの欠点が幾分なりとも解消され随分見やすくなるのが意外。フツー、トーンジャンプが出てしまうものだが。ステレオ音声はほんの少しサラウンド風味。BGMは鮮度が良くきちんとしたハイファイの音を出してくれた。

 シャワーを浴びて午後11時半から『Count Yorga, Vampire』 (1970)を見る。LAの港に貨物船が到着しましてなにやら重そうな木箱を下ろしております。これを積み込んだトラックはロスアンジェルスの町をひた走りまして、何やら山の中へ。そして怪しい男によって開かれた門を潜りその姿を消したのであります。これはもちろん、荷物の中身は棺桶、吸血鬼ヨーガ伯爵の到着だったのです。

 場面がぱっと変わるといきなり交霊会をやっているという・・・。この交霊会の霊媒の役目を果たしているのはブルガリアからやってきたというヨーガ伯爵(ロバート・クァリー)。呼び出す霊魂は先ごろなくなったばかりのドナ(D・J・アンダーソン)のママ。参加者はそのドナ、彼女のフィアンセであるマイケル(マイケル・マクレディ)、友人のポール(マイケル・マーフィー)、奥さんのエリカ(ジュディ・ラング)、ピーター(ポール・ハンセン)、クレオ(ジュリー・コナーズ)であります。

 雨は降らねども雷鳴ががんがん鳴り響く夜という誠に持って交霊会に相応しい晩、いよいよヨーガ伯爵が「おお、ドナの精霊よ、その存在を我々に知らしめたまえ」と口上を述べるのですが、みんないまいち、真剣みが足りません。ポールはぐーっと鼾をかいてカレンにたたき起こされ、クレオはくしゃみ(笑)。ヨーガ伯爵、ちょっとむっとして「皆さん、真剣にやってください、信じる心がないと霊はこないのですぞ、信じてそして、集中するのです!」

 その甲斐あって、窓がギーっと開いてテーブルの上のランプが点滅するといういかのもそれっぽい場面になって、ヨーガ伯爵「そら、ドナ、お母さんの霊に呼びかけるのです」ドナは頷いて「おかあさん、私、寂しい、戻ってきて、お母さん、お母さん!」ところがこれで集中しすぎたのか突然ドナが錯乱状態になってしまいました。ヨーガ伯爵は蝋燭に火を灯して「ドナ、この炎を見なさい、リラックスして、何も恐れることはない。そして私が合図したら君は元に戻るのだ、この恐ろしい記憶は消えてしまう・・・」ところが、この伯爵、心の声というかテレパシーで「私の命令に従うのだ、いつでもどこでも従うのだ」というメッセージを送っていたのです。分かっていたことですが(笑)、こいつが吸血鬼だったのです。

 ヨーガ伯爵の合図ではっと我に返ります。彼の言ったとおり彼女はまったく正常に戻っておりしかも交霊会の記憶までなくしていたのです。エリカはその手腕にただ凄いと感心するばかりですが、男達は「ウウーム、いくらなんでもこれは出来すぎだろう」と思っているという・・・。

 ともあれ、ドナは元に戻った。これでヨーガ伯爵は帰ることになります。彼を送っていったのがポールとエリカ。山道を延々登っていくと途中に門がある。これを開いてくれたのがやけにワンワンうるさいシェパード犬を連れたブルーダ(エドワード・ウォルシュ)という男。薄気味悪く思いながらもポールはさらに車を進めるのでした。

 この時マイケルはドナにヨーガ伯爵がどんな人物なのかと尋ねております。「彼は母のボーイフレンドよ、死ぬ3週間前に知り合ったの」しかしここで不思議そうな顔をするドナ。「あ、あれ、あの人、母のお葬式に来ていたかしら、いや、いなかったわ、で、でも火葬する筈だった母を普通に埋葬するよう進められたような気が・・・」

 ようやくポールの車はヨーガ伯爵の屋敷に到着。どうも薄気味悪いものを感じていたポール、「ちょっとお茶でもいかが」という伯爵の誘いを振り切って帰途に着くのでした。しかしいくらも走らないうちに泥濘に車輪がはまり込んで動けなくなってしまったのです。「あれ、行きは大丈夫だったのになぜ、雨も降ってないのに」と首を傾げるポール。しかし動けない以上仕方ない。今夜は車の中に泊まろうということになったのでした。あ、言い忘れていましたが、彼の車は大きめのワンボックスカー。荷台でゆっくり寝られるようになってます。それどころかカーセックスだって大丈夫(笑)。

 ことを終えて眠り込む二人であります。

 ところがカーセックスを終えて眠り込むのを待っていたみたいに(笑)人影が近づいてきた。それと共に蛙やコオロギの鳴き声が耳を聾さんばかりに大きくなったのです。目を覚ましたエリカが窓のカーテンを開けてみると、はい、ヨーガ伯爵の登場であります。伯爵はドアをがらっと開けてポールを引きずりだしてぽくぽく殴って失神させてしまいます。そしておもむろにエリカに覆いかぶさって「頂くザマス」

 次の場面ではポールがマイケルにこのことを愚痴っております。「いやー、俺、すぐにぽくりとやられて犯人見てないし、エリカはエリカで覚えていないっていうんだ」そのエリカ、どうも貧血気味ということでヘイズ先生(ロジャー・ペリー)の診察を受けております。彼はエリカの喉に二つの傷口があることを発見し、これが彼女の貧血に関係があるのではないかと推察します。さらに彼女の血液検査をヘイズ先生の上司、シャイガート博士に頼んでみると「もっと詳しく検査をしたい」という返事が帰ってきた。

 とりあえず家へ戻るエリカですが、その後容態というか状態はますますおかしくなっているようです。その彼女に電話をかけたポール、様子がおかしいことに気がついてマイケルと二人で自宅へ急行したのですが、そこで彼らが見たのは猫を丸齧りしているエリカの姿でした(笑)。「ヒーッ」仰天した二人はヘイズ先生を呼びだします。

 駆けつけてきたヘイズ先生、とりあえずポールの血をエリカに輸血します。一応意識を取り戻したエリカですが彼女は酷く混乱しており「怖いの、怖いの、でも何が怖いのか思い出せない!」

 場面はぱっと変わってヨーガ伯爵の屋敷となります。彼が地下室に下りていくというと、二人の女吸血鬼が寝ております。彼が椅子に座って待つうちに目覚めた女吸血鬼二人は、抱きついてキス。レ、レズっすか。

 また場面がエリカの自宅に移って、ヘイズ先生は血液検査したシャイガート先生の意見をポールとマイケルに伝えます。「先生はこれは吸血鬼の仕業だ」と言っているんだ。当然ながらすぐには信じない二人。「吸血鬼ってあれですか、ベラ・ルゴシとか、ジョン・キャラダインとか、クリストファー・リーがやった奴で、血を吸う不死の怪物だけど、お日様と十字架には弱くて胸に杭を打たれると灰になっちゃうやつですか」なんだ、ポール、妙に詳しいな、ひょっとしてその手の映画のオタクか(笑)。頷くヘイズ。「たぶん、そのヨーガ伯爵というのが吸血鬼なのだろう」

 ヘイズ先生はいまだ半信半疑のポールに「とにかく今夜はねずの番で彼女を見張れ。きっと何かが起こる」

 夜になりました。ヨーガ伯爵の出動です。よーし、ポール、ちゃんと見張れよ、エリカの命運は君の手に委ねられたのだ・・・ってこいつ、フツーにソファーで寝てやがる(大笑い)。ヨーガ伯爵 ベッドから起き上がったエリカに招き入れられて部屋に入ります。そしてエリカに覆いかぶさって「いただくザマス」

 本日はここまで。

 その後だらだらTVを見て就寝午前2時半。

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2009年5月16日 (土)

5月15日(金) 趙雲よ花よと育てられ

 業界初、「三国志」駄洒落って、だからどこの業界なんだ。米国クラシックメディアから9月22日『ゴジラ 1954』のブルーレイが発売される。(http://www.stereosound.co.jp/hivi/detail/bancho_930.html)映像コーディック、音声フォーマット、収録音声・字幕などのスペックはTBAであるけれども、日本映画専門チャンネルで放映された同シリーズの画質が芳しくなかっただけに嬉しいニュースといえる。ただ、ちょっとがっかりなのは当初アナウンスされていたアメリカ公開ヴァージョンの収録が見送られたらしいこと。せっかくのブルーレイで大容量なのだから、これぐらい収録するがいいじゃないかなあ。

 (http://www.examiner.com/x-6166-DC-Horror-Movie-Examiner~y2009m5d7-Godzilla-BluRay-release-date-announced--Monster-movie-fans-celebrate-in-poorly-dubbed-English)ではオリジナル日本版、アメリカ公開版を収録するとなっているが、これは単に情報が古いだけであろうか。

 仕事はまあ、いろいろあった。管理物件の水道検針、あれの話のさらに突っ込んだ打ち合わせ等々。食ったもの、朝飯にコンビニの調理パンとコーヒー牛乳。昼飯にざるうどん一把。夕食はブリの刺身、豚の冷しゃぶ、生野菜。玉ねぎ・キャベツの味噌汁。ビール一缶、ゴハン一膳。〆のコーヒーは如例。

 その後輸入ブルーレイで『Splinter』を見る。強盗男女二人組にトラックごと捕まったカップル。彼らは燃料補給のために人里離れたガソリンスタンドに立ち寄るのだが、そこにあったのは全身とげとげの突き出た怪奇な肉塊。元従業員であるそいつは何物かに襲われてこんな化け物になってしまったのだ。

 これはゾンビというより寄生生命体と言った方がいいかもしれない。噛まれたり、とげに刺されたりするとそこから感染、あっという間に全身とげとげ人間になってしまうのである。強盗の男のほうの片腕が感染して勝手に動き出し骨も腱もぐちゃぐちゃにする有様はなかなかの迫力。しかもCGを極力排除して(まったく使ってないということではない。念のため)古臭い特殊メイクを使って映像化しているのがいい。全身ぐだぐだで訳の分からなくなった人間がうごめく様は『遊星からの物体X』以来のヴィジュアル・ショックだった。

 お話そのものはあまり誉められたものではなく、特に強盗が実は割りといい人だったとなる展開は陳腐、陳腐。いい人がなんでトラック強盗するんだよ(笑)と思ってしまうからである。でも、この丁寧な特殊効果だけで私は全てを許してしまうね!

 映像コーディックはVC-1 サラウンドはDTS-HDマスターオーディオ(48kHz/24ビット)。画質はやや平板な印象を受け立体感も今ひとつ。解像度は高く、また暗部の引き込みも適切で映画の大半を占めるナイトシーンを上手く見せてくれた。サラウンドはさすがにハイビット収録というべきで、細かな音の粒立ちが明快であり、また不気味なほどの定位感を示す。ホラーでこんな音場を展開されるともう気持ち悪くって仕方ないのよ(笑)。

 シャワーを浴びて午後11時半より『ガリバーの大冒険』(『The 3 Worlds of Gulliver』  1960)の続き。ガリバーの美声に聞きほれるリリパットの人々、と、あんまり聞きほれすぎて注意力が散漫になったのかある男がたいまつをつんであるわらの上に落としてしまったのです。たちまち燃え上がるわら。これが城に燃え移りそうになったので皇帝と皇后は大慌てですよ。「わあ、早く火を消せ、大変だ」これに答えたのがガリバー、彼はワインを口に含み、火に吹き付けたのです。彼のパワーであっという間に鎮火したのですが、皇帝と皇后はワインをかぶってびしょぬれ。こうなると今までガリバー贔屓だった皇后もがらりと変わって「ひい、せっかくのドレスが台無しざます、あの野蛮な巨人をやっつけるざます」

 レルドサルのとりなしももものかわ、皇帝は軍隊を召集して「あの巨人めをやっつけよ」 ガリバーはこらたまらん、こんな国にいつまでも付き合っておれんということでボートで海へ逃げ出したのでした。

 ふらふらと海上を漂ううちにどこぞの島に漂着します。ガリバーは砂浜に二人の人影を見て「おーい、助けてくれえ」と駆け寄るのですが、それはなんと人形であったという・・・。愕然として立ち尽くすガリバーの目の前に現れたのが巨大少女だったのです。「小人の国から逃げてきたのに、今度は巨人かよ」と逃げ出すガリバー。彼はボートの中に隠れるのですが、巨大少女にそんな姑息な手が通用するわけもなし、ボートごと攫われてしまいましたとさ。

 少女、名前をグリムダルグリッチ(シェリー・アルバローニ)はガリバーをこの国、ブロンディナグの王の城へ連れて行きます。ガリバーはそこで先に囚われていた?、保護されていたエリザベスを見つけて大喜び。王様(グレゴリー・アスラン)も小さな人間が増えたというのでこれも大喜び。この王様は馬や牛などのミニ動物収集家だったのです。彼のコレクションの中にはワニもいまして、これがハリーハウゼンならではの人形アニメで動いております。

 王様はグリムダルグリッチからガリバーを買い取ろうとするのですが彼女はうんと言いません。「あの人間は私のです。見つけたら知らせろと言われていたから連れてきただけです」という一点張り。困った王様は思案の果てに彼女をガリバーとエリザベスの世話係りとしてやとうことにしたのです。ちょっと話が違いますが(笑)、そこはそれ、子供のことですからあっさり騙されてしまって大喜びであります。

 さて、城のおもちゃを与えられてようやく二人きりになれたガリバーとエリザベス。ガリバーはさっそく彼女にキスをして「ええやろ、させんかい!」しかしエリザベスは「私たち、まだ結婚してないからその先は駄目よ」と身を交わして隣室に逃げ込んでしまいましたとさ。もう辛抱たまらんごとなったガリバー、真夜中なのにグリムダルグリッチをたたき起こして「王様を呼んできてくれ、今から僕達は結婚するから」

 その後も平穏な生活が続きます。特にエリザベスは女性です。女性というものはいついかなるときもやおいじゃなかった安定を求めるもの。満足げに「あー、こんな綺麗な家に住めてシアワセだわ、ローンもないし」なんて言っております。しかし、ガリバーは物足りないと見えて、ある日チェスをやっている王様と宮廷付魔法使いのマコバン(チャールス・ロイドパック)についつい「あ、それ動かすとナイトにやられちゃいますよ」なんて口を出しちゃった。これで興味を覚えた王様が「君の国でもチェスをやるのかね、よし一勝負だ」

 ここでガリバーが上手く負けてやって「いよ、王様、さすがだね、チェス名人もびっくりのコマ裁きだね、いよ、大統領!」なんておだてれば良かったのですが、あいにく生真面目な性質なものですから、王様に勝っちゃった。王様、とたんに不機嫌になります。

 と、ここで王妃様(メアリー・エリス)が俄の腹痛に襲われます。マコバンは魔法医でもありますから、「ふむ、ここはホメオパシーの出番ですな、アーセニカムのレメディを飲めばすぐに治りますぞ」ガリバー、やっぱり黙っておられず「故郷で僕は医者をやってました。ホメオパシーなんてオカルトです、インチキです、そんなの効きません。私に診察させて下さい」ガリバーはベッドの上に上がって王妃様を診察し、「これは単なる胃の痛みです。私の作ったアヘンチンキ液を飲めば大丈夫です」

 これで本当に王妃様が治っちゃったからさあ大変。王様に続きマコバンの面目も丸つぶれです。二人は密かに「あれは魔物に違いない。証拠を掴んで火あぶりにしてしまおう」と話し合っております。

 実はマコバン、魔物認定というのが大の得意技で、これで何人も政敵を葬ってきたらしい(笑)。そのやり方というのが二つの樽の水に使って青くなれば魔物だというものであります。ガリバーはこれは酸とアルカリの反応を利用したトリックだと気がついてあらかじめアルカリ性の水を硫黄を使って酸性に変えちゃった。だからガリバーは青くならず赤くなったという・・・。でもマコバンは「うわあ、青でも赤でも魔物だア」 この試験、まったく意味がなかったりします。

 捕らえられたガリバー、王様とマコバンの前で「赤くなったのは魔法ではない、化学だ。ついでに言うとホメオパシーや役立たずだし、水にありがとうという言葉が理解できる訳でもない。911はアメリカの自作自演ではないし、アポロ陰謀論なんて馬鹿馬鹿しいほどにもほどがある」 マコバンと王様は仰天します。「ウワー、こいつ、と学会だ」「と学会は魔物だ、やっぱり火あぶりだ」ここで王様は「いやいや、そんな残酷なことはやめておこう」この言葉を聞いてほっとするガリバーとエリザベスでしたが「火あぶりはやめて、うちのクロコダイルに齧らせてしまおう」ってヒデー(大笑い)。

 さっそくガリバーの前にクロコダイルの檻が運ばれまして蓋をぱかっ。出てきたクロコダイルはしゃーっと吼え彼に襲い掛かったのです。はらはらしながら見ていた王妃様、「ガリバー先生、これを使って」とペンダントを投げ与えます。これをたて代わりにしてワニの攻撃を交わすガリバー、そして彼は針箱にあった針を見つけ、これをワニにぐさぐさっ!死闘の末、ついにワニを倒してしまったのです。自慢のミニクロコダイルを殺された王様はさらに激怒して「絶対火あぶりだ!」

 さすがにこの愚かな大人たちの振る舞いに嫌気がさしたグリムダルグリッチ、隙をみてガリバーとエリザベスの二人をバスケットに入れて逃亡します。「こら、待て」と追いかける王様、マコバン、兵隊たち。グリムダルグリッチ、二人の入ったバスケットを川に投げ込んだのであります。そのまま海へ流れていくバスケット。

 二人はいつの間にか砂浜に流れ着いていました。二人は不思議そうに見つめあいます。あのブロンディナグで作ってもらった彼らの服が元に戻っていたからです。「これは夢かしら」と呟くエリザベス。ガリバーは「いや、現実さ、あの小人の国と巨人の国は我々の心の中にある争いを好むものだ。それは我々人間に過ちを起こさせるのだよ」「そんな、どうしたらいいの」と不安そうなエリザベスを抱きしめて「愛があれば大丈夫」って結論はそれかい(笑)。

 グリムダルグリッチのことはどうなのかというと、ガリバーによれば彼女は今度生まれてくるであろう二人の子供の象徴なんだそうで、どうもマコバンと言っていることが変わらなくなってきたようです。

 その後通りがかった男に「ここはイギリス、ウォーピングだ」と聞かされ「私たちの町だわ」と喜ぶガリバーとエリザベスの姿で映画は終わります。

 カラー、スクイーズワイド。モノラル音声。全体的に品位の高い画質ですが時々解像度ががくりと落ちるシーンがあるのが残念。モノラル音声に不満なし。小さなヴォリュームでも問題なく会話が聞き取れます。ぽすれんのレンタルDVD。

 その後液晶モニター UNI-LCD24/Bで『必殺4 恨みはらします』を見る。コミカルとシリアスを演じ分けた藤田まことの中村主水も良いが、やはり圧倒的な殺陣の迫力で脇役の千葉真一の方が目だってしまう。スローモーションになってなお殺気を残す鋭い動きはまさに千葉真一ならではのもので、昨今のやたらワイヤーアクションに頼るアクション監督はこれを見て勉強しなおすべし(笑)。

 ハイビジョン画質は珍しく黒浮きが目立たない。そして鮮烈な発色はつい最近作られた映画ではないのかと錯覚してしまうほど。これは間違いなく今回ハイビジョン放送された必殺映画の中でもナンバーワンの高画質であろう。

 その後だらだらTV。就寝午前3時近く。

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2009年5月15日 (金)

5月14日(木) チーチよ、ハッパよ、妹よ

 「戦え!チーチ・マリン」 ミクシィのラーメンコミュで化学調味料論争が勃発!(勃発といっても2007年10月にたったスレなのだが) 化学調味料を使うのは絶対駄目という人に、そこまでこだわらんでもという反論が出ると、「私は重度の高血圧症なのでいろいろこだわらないといけない!」という人が。重度の高血圧庄って、そんな人は化学調味料をどうこういう以前にラーメンなんか食っちゃいけないだろ(笑)。

 ちなみに、このコミュには中華料理症候群の存在をいまだに信じている人が一杯いらっしゃいます。

 民主党代表選 鳩山由紀夫氏が本命視されているようである。この人が代表となり万が一政権交代なんてことになれば総理大臣になってしまう訳である。「日本列島は日本人だけの所有物じゃない」とか「永住外国人への地方参政権ぐらい与えるべき」とか言っている人が総理大臣になってしまうのである。そんな馬鹿げたことがあるものか。

 仕事はまあ、いろいろあった。例の跡地利用の件、先方が思いのほか乗り気で意外と早く実現するかもしれない。管理駐車場で猫騒動発生(笑)。昨日の晩くらいから猫がある車のボンネット下に潜り込んで出られなくなってしまったのである。近くの事務所の人から知らせを受けて車の持ち主に連絡する。修理工場の人を呼んでいたようだがさて、その後どうなったのだろうか(その後連絡があって、猫、目を離した隙にいつの間にか逃げてしまったらしい。出られるならボンネットの下でニャーニャー鳴いてないでとっとと出て行けよかったんじゃないか、この人騒がせめと憤ったことである)。

 昼飯はパックのゴハン。わさびと醤油をつけた海苔で食う。これでおおよそ300キロカロリー。夕食はカツオのタタキ、鯵の刺身、豚のみそ焼き、生野菜。ビール一缶、ゴハン一膳。〆のコーヒーは如例。

 その後本日届いていた輸入ブルーレイ群の中から『ファイナル・ディスティネーション』をチョイス。このシリーズ第一作目だけはハイビジョン放送などされていなかったのでDVDでの初見だけ。何年ぶりの再見になるのだろうかと思って再生を始めたのだが・・・ううう、やっぱり射精しそうになるほど面白れえ(笑)。「“死”の意図を出し抜く」というかなり哲学的なテーマをこんな下品で残酷で猥雑なホラーストーリーに仕上げた手腕は秀逸としか言いようがないし、希望を持たせてから一気に突き落とすラストも爽快だ。

 一作目だけに映画で使われる「死のピタゴラ装置」がその後のシリーズに比べていささか単純だけど、その分“痛さ”、“苦しみ”がストレートに感じられるようで、見ていて思わずグェっとかギャアとか呻いてしまったよ。

 ハイビジョン画質(VC-1)は解像度が物足りず抜けの悪い映像である。冒頭タイトルでトーン・ジャンプが目立ったのも残念。5.1チャンネルは16ビットのトゥルーHD。いささかおとなしい音場であるけれども、落雷や飛行機の爆発などこれという場面でサブウーファーが大活躍。ちょっとびっくりさせられましたよ。

 シャワーを浴びてお酒。お供は録画の「スライドショー 9」 ああ、やっぱりハイビジョンで再放送してくれないかな、WOWOWさん、よろしくお願いしますよ。

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2009年5月14日 (木)

5月13日(水) ガンホの宿

 ソン・ガンホがかんぽの宿に宿泊したという非常に難解な駄洒落。少なくとも名のある師のもとで15年以上厳しい修行に耐えないとこんな駄洒落は思いつけない。

 ピースボートがなぜか海上自衛隊の護衛艦に護衛して貰ったというニュース。(http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090514/plc0905140140001-n1.htmより引用開始)「反対…でも守って」 海自がピースボートを護衛 ソマリア沖 2009.5.14 01:38 海賊対策のためアフリカ・ソマリア沖に展開中の海上自衛隊の護衛艦が、民間国際交流団体「ピースボート」の船旅の旅客船を護衛したことが13日、分かった。ピースボートは海賊対策での海自派遣に反対しており、主張とのギャップは議論を呼びそうだ。 海自の護衛艦2隻は11日から13日にかけ、ソマリア沖・アデン湾を航行する日本関係船舶7隻を護衛。うち1隻がピースボートの船旅の旅客船だった。ピースボートは社民党の辻元清美衆院議員が早稲田大在学中の昭和58年に設立。船旅は寄港地のNGO(非政府組織)や学生らと交流を図ることなどを目的としている。 66回目となる今回の船旅は約3カ月半に及ぶ地球一周で、北欧5カ国とフィヨルドを巡るのが目玉。約600人が参加し、4月23日に横浜港を出発後、中国とシンガポールに寄港。ピースボートのホームページには船旅の最新リポートとして、デッキで催されたフルーツパーティーの様子が掲載されている。 ピースボート事務局によると、船旅の企画・実施会社が護衛任務を調整する国土交通省海賊対策連絡調整室と安全対策を協議し、海自が護衛する船団に入ることが決まったという。ピースボートは市民団体による海自派遣反対の共同声明にも名を連ねている。事務局の担当者は「海上保安庁ではなく海自が派遣されているのは残念だが、主張とは別に参加者の安全が第一。(企画・実施会社が)護衛を依頼した判断を尊重する」と話している。(引用終了)

 いつかのイラク人質芸者衆みたいに「私たちは平和の使者です」と紛争地域に出かけていきあっさりとっつかまって、その解決のために多額の税金が使われるよりははるかにましなのであるが・・・やっぱり税金の無駄遣いだよな、こんなのは。またこの期に及んで「海上保安庁ではなく海自が派遣されているのは残念」などと抜かす事務局担当者にも腹が立つ。アホと違うか。

 なお、5月14日現在、ピースボートの公式サイトではこの件について何の告知もしていない。

 本日はお休み。午前9時半に事務所へ出て日記付けとネットのチェック。後は例によって徒歩で天神まで出かけていき赤のれんでラーメン+小炒飯 替玉つきの飯を食って漫画喫茶。終了後、ジュンク堂にて唐沢俊一さんの「昭和ニッポン怪人伝」を購入して徒歩で事務所へ戻った。亀の世話やミクシィへの書き込みして午後5時過ぎに帰宅。缶ビール一本飲んで「レインボーマン」を見たのである。

 夕食はタイとブリの刺身、ゴーヤと豆腐の炒め物、鯛の煮付け。ビールをもう二缶飲んで私はすっかりいい気持ちになってしまいましたよ。ゴハンはなし、〆のコーヒーは如例。

 その後ハイビジョン録画の『フューチュラマ ベンダーの大冒険』を見る。『Futurama』は『ザ・シンプソンズ』の原作者として知られるマット・グレーニングが、デイヴィッド・コーエンと共に原案・製作総指揮を手がけたSFコメディアニメ。1999年に冷凍冬眠され、1000年後の2999年にめざめた青年フィリップを主人公に、彼が働く宇宙の運送会社《プラネット・エクスプレス》とその愉快な仲間たちを描く。全米で4シーズン続いた後、放送終了から4年後の2007年に製作された初の長編スペシャルが本作。アル・ゴア元副大統領(本人役)や「スター・ウォーズ」のM・ハミルらがゲスト出演している。

 とにかく全編に渡って張り巡らされたタイムトリップの伏線が凄い。最初の方こそ訳が分からなくなって眠くなってしまったけれども(笑)この仕掛けが動きだしてからのストーリーは躍動感に満ちたものとなる。全ての伏線が綺麗に回収され、パズルのピースのごとくぴたりぴたりと嵌っていく脚本の上手さ、特にラストのベンダー自爆を使ったギャグには大笑いしてしまったぞ。そしてフライとリーラのラブストーリーも切なくて、こんなアニメで純愛で感動させるのかよと驚かされてしまったのである。

 ハイビジョン画質は黒がびしっと沈んで実に明快な画調。宇宙艦隊戦で全ての宇宙船が見分けられる高解像度も好印象。ステレオ音声はサラウンド感がほとんどなく、こちらはちょっと残念な出来であった。

 それから途中までちびちび見ていた『私をスキーに連れていって』を最後まで。スキーという題材からオシャレでハナモチならない映画とばかり思っていたのですが(笑)、意外とそうではなかったですねー。むしろ伏線を真面目に張ってきちんと回収していく実に誠実な作りの映画だったように思います。また、あの車を壊しながら道なき道を爆走というパターンは『トラック野朗』への明快なオマージュであり、そういうところも好感が持てました。

 何より原田知世がむちゃくちゃに可愛い。とり・みき先生を始めとする知世原理主義者たちの想いがちょっと理解できるようになったと思います(笑)。

 ハイビジョン画質はなかなか良好。ナイトシーンで黒浮きが見られるのが残念であるが、年代を考えると健闘している部類。モノラル音声はちょっと篭り気味。さ行の音がきちんと出ていなかった。

 シャワーを浴びてお酒。お供は録画しておいた「ナイトシャッフル」 昭和31年の西鉄優勝パレードの写真がいい。何しろああた、パレードの先頭の車にはチーム名にちなんでライオンの剥製が乗せてあったんだから(笑)。

 (註 西鉄バスにタイヤを納めていた久留米市のブリジストンの初代社長石橋正二郎氏により寄付されたもの。現在この剥製は寄贈先の東京都小平市の小平中央図書館にて保管されているそうな)

 ひれひれ酔って就寝午前1時過ぎ。

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2009年5月13日 (水)

5月12日(火) 「井の中カーズ大海を知らず」

 これは珍しい(のか)、ディズニー駄洒落。民主党小沢代表の辞任劇、金と選挙が原因というマコトにもって政治家らしい辞任理由である。前の前原誠司代表の辞任理由があのみっともなかった堀江偽メールであったことを考えると随分とまともな理由に進化したと言えるのではないか(笑とやりたいところだけれども、最初に偽メールを持ち出してきた永田議員がすでに自殺しているのでそれはあまりに不謹慎であろう)。この辞任劇について西日本新聞は「有権者にあまり影響なし」「追い風ではないか」「頑張って下さい」と声をかけてきた一般市民がいたなどと書き、随分好意的に見ているようであるが、自ら言い出した党首会談をあっさり蹴っての辞任だ。不誠実のそしりは免れず、また何より政策審議のスピードを鈍らせることになる。政治のコスト意識に最近敏感になってきた庶民が果たして同意するか微妙なところだと思うのだが。

 仕事はまあ、いろいろあった。あの跡地にあれがという話が来たのだがまだまだ不明快なので何も語る訳にはいかぬ。また所有ビルの屋上にすでに設置してある携帯無線アンテナに合わせて、ある魔法の機器を取り付けたいという話がくる。これも決定には2~3年を要する曖昧な話であるけれども、実現の暁には周囲のインターネット環境が激変するようなプロポーザル。もう私は話の途中で「いいっすよ、それ、大丈夫っすよ」と叫んだのであった(笑)。

 食ったもの、昼飯はコンビニの調理パンとコーヒー牛乳。昼飯はパックのゴハンを海苔とふりかけで。夜はマグロの刺身、冷麺、お握り一個。ビール一缶飲んで〆のコーヒーは如例。

 その後ハイビジョン録画の『レッドライン』を見る。大金持ちたちのスーパーカーを使った賭けレースに巻き込まれた若者達が、それを逆手にとって痛快な逆襲をやるというものすごく頭の良い映画(笑)。メインのプロットはそう面白いものではないのだけれども、とにかくレース場面の迫力が素晴らしい。磨きこまれたサラウンド音場の良さもあって、一台何千万もするであろうスーパーカー(この言い方は古いのか)が乱舞するのを見ているだけで元はとったと思ってしまうのである。レースを彩るレースガールたちも、みんな、ずきゅ・ばきゅ・ずどーんのプロポーション三段活用の具象みたいな肢体の持ち主で、眼福、眼福。もっともあまりにしつこすぎてしまいにはげっぷが出てきそうになったけれども(笑)。

 ハイビジョン画質はやや輪郭強調が気になるか。暗部諧調や発色のレベルは高く、ラスベガスの夜景が魅力的。5.1チャンネルサラウンドは前後への移動感が正確至極。エンジン音にも野太さがあって安っぽく感じられないのが宜しい。

 その後ちびちび見ていた『必殺!ブラウン館の怪物たち』を最後まで。仕掛け屋敷を巡って複数の勢力がわらわら現れ仕掛け人達が翻弄される序盤にはコーフンさせられたのだが・・・、あとがいけませんな(笑)。やりたいことは分かるけれども作劇のテンポが遅くって乗れないこと夥しい。仕掛け屋敷が安っぽいところなどはまったく構わないのだが、あのハンググライダーもどきを使ったアクションなどもう少し工夫するべきであったろう。

 ハイビジョン画質はハイライトが思いのほか綺麗に出ていて明るい場面では総じて高画質。もっともその分ナイトシーンでの黒浮きが目立ってしまうのであるが。

 ところで劇中登場する温泉場、あれ温泉じゃないよね、どっかの堰堤だよねと思って調べたらこれは時代劇のロケで頻繁に使われるという柊野堰堤だったという・・・。ここにセットを作りこんで温泉場にしたてた美術スタッフの頑張りに驚かされる。これで湯気が上がってたらもっと良かったのだが(笑)。

 後はテレビをだらだら見て午前2時半過ぎに就寝す。

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2009年5月12日 (火)

5月11日(月) 『画王のない悪魔』

 ああ、テレビの王様 画王がないとせっかく発売された『顔のない悪魔』DVDが見れない!5月8日に公開された『スタートレック』(新作)が大ヒットの兆し。(http://www.varietyjapan.com/news/movie/2k1u7d00000ng0dj.htmlより引用開始)米パラマウント・ピクチャーズの『スター・トレック』が、興行収入7650万ドルという破格のスタートで、米興行ランキングを制した。初日となる7日(木)夜に400万ドルを記録。海外で苦戦する他のSF作品とは違い、54カ国5000館で3550万ドルと手堅い成績で、世界興収は既に1億1000万ドルを超えている。パラマウントの内部関係者は、国内外累計でのNo.1獲得は、同作のシリーズ化を強く後押しするだろうとみている。(引用終了)

 世界興収がすでに1億1,000万ドル超え?たしか今までのスタートレック映画のトップヒットは『ジェネレーションズ』の1億2,000万ドルだったはずで(間違っていたらごめんなさい)、21日の『ターミネーター4』公開を控えているとはいえ、記録更新は間違いのないところ。シリーズ化も決定したようなものであろう。ことによるとこの大ヒットがきっかけでスタートレックの新たなムーブメントが起こるかも知れない。

 まあ、我々トレッキーというのはですね、『スターウォーズ』なんかと比べると映画では不遇を囲っておりまして、映画の大ヒット!なんて話題にはなかなかめぐり会えなかったのでございます。だからこの『スタートレック』のようにたまにヒット、それも大ヒットなんてことになると返って不安になってしまうのです。何か悪いことでも起こるのではないかと(笑)。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ。体のあちこちががたついているが、まあ、それほどでもなし。食ったものは昼飯にソーメン二把、夕食にカレイの煮付け、ポテトサラダ、ブリ刺身、メロン四分の一個。ビール一缶、ゴハンはなし。〆のコーヒーは如例。

 その後ハイビジョン録画の『レッドクリフ PART1』を最後まで。劉備・孫権が手を組むあたりからようやく面白くなってきた。合戦シーンのCG臭さにはがっかりさせられたものの、英傑たちの凄まじい戦いぶりが圧倒的。前半の退屈さを一挙に挽回したといえるだろう(笑)。

 ハイビジョン画質は役者の顔がみんなざらざらに見えてしまうほどの高い解像度が特徴的。AACサラウンドも低音の使い方に迫力があり、大作らしい重厚なものとなっている。

 シャワーを浴びて午後11時からぽすれんレンタルDVDで『ガリバーの大冒険』(『The 3 Worlds of Gulliver』  1960)を見る。時は1699年、ところはイギリスのウォッピング。この町にはガリバー先生(カーウィン・マシュー)というお医者様ががおりまして大変熱心に町民の治療に当たっております。しかし、彼の懐はいつもからっぽ、年がら年中ぴーぴーしています。なぜなら患者さんが治療代を払ってくれないからであります(笑)。たまに払ってくれたと思ったら生きた鶏一匹とかキャベツ一個とかの現物だったりするのです。

 そんなガリバー先生にはエリザベス(ジューン・ソロボーン)という若く美しい婚約者がいます。二人とも一刻でも早く結婚したいと願っているのですが、貧しすぎる経済状況がそれを許しません。結婚生活のために借りようとした家があまりにもぼろぼろだったのについに“切れて”しまったガリバー先生 「よし、前々から誘われていたプリチャード船長(ノエル・パーセル)の船に乗ろう。船医として働くんだ。そして外国の珍しい薬を売って大もうけだ!」びっくりしたエリザベス、涙ながらに行かないでとかきくどくのですがガリバー先生の決意は変わりません。エリザベス、大いに怒って「じゃあ、これでお別れね」と出て行っちゃいましたとさ。

 それにもめげず船に乗り込むガリバー先生。しかし嵐の夜に事件が起こります。密航していたエリザベスが発見されたのです。ガリバー先生は彼女を波が打ち寄せる上甲板に連れていき「カナリア諸島でおりてイギリスへ帰るのだ」と説得するのですが、彼女はもちろん、「そんなの絶対いや、超拒否!」と叫ぶばかり。困り果てるガリバー先生。そしてさらに大波が彼を襲ったのです。ひとたまりもなく海へ投げ出されてしまうガリバー先生。エリザベスは悲鳴を上げて彼の姿を海上に捜し求めるのですが、見つかりません。

 さあ、えらいことになった。

 そのガリバーが流れ着いたのはお馴染みリリパットの国。小人国ですよ。小人老い易く学なり難しって奴ですよって違うだろ(笑)。現在、このリリパットはとある理由で隣国ブレフスキュと戦争の真っ最中。これであおりを食ったのがブレフスキュに同情的だったグゥエンドリン(ジョー・モロウ)とその父親。二人は反逆罪でリリパット追放を申し渡されたのであります。このグゥエンドリンの恋人が次期首相候補の一人レルドサル(リー・パターソン)で彼はブレフスキュへ脱出するというグゥエンドリンをなんとか引き止めようとしていたのであります。

 三人が砂浜で「だから、ちょっと待ってって」「わたし、ブレフスキュへ行くわ」「こら、そこな若造、娘に手を出すな」と騒いでいるところに巨人ガリバーが登場。「たすけてくれええ」と言うなり地響きを立てて砂浜に倒れこむのでした。これで三人はびっくり仰天。さらにグゥエンドリンを追ってきたもう一人の次期首相候補フリムナップ(マーティン・ベンソン)も悲鳴を上げて逃げ出してしまうのでした。

 しかし、この巨人を放って置く訳にもいきません。暴れられたらえらいことになるからです。そこでリリパット人は軍隊を繰り出してガリバーの周囲に杭をうち、ロープでがんじがらめに拘束してしまったのでありました。と、ここでやってきたのがリリパットの皇帝陛下(バジル・シドニー)。ガリバーは彼の前で雨を降らせ始めた雨雲を息で吹き飛ばしてしまったのです。この荒業に大いに感心した皇帝は彼を自由にしろと命令したのです。

 さて、自由になったら腹が減る。ガリバーの下へどんどん食料が運び込まれます。ガリバーの体重はリリパット人の1728人分ありますので、食べる量も1728人前!具体的に言うと牛6頭に羊30頭、さらにパンを10個あっさりと平らげてしまうのです。これに驚いたフリムナップは皇帝に「こんな大食らい、いつまでも置いておけません。わが国の食料を食い尽くしてしまいます。いっそ毒殺してしまいましょう」これを聞いたガリバー、「食料がなくなるですって、私がどんどん作って差し上げましょう」彼は立ち上がると森の木をどんどん引っこ抜いて開拓し、あっという間に広い畑にしてしまったのです。そして次に海へ行くと帽子で海水を一掬い、大量の魚を捕獲します。

 皇帝は大喜びして「彼に誓いをさせてリリパット人に加えるのだ」この誓いのポーズというのがもうまるでイヤミのシェーにそっくり(大笑い)。これで晴れてリリパット人の仲間入りをしたガリバーでしたが、皇帝はこの後思わぬことを言い出します。「明日、次期首相を決めてからブレフスキュに総攻撃をかけるのだ。そなたは先頭にたって大津波を起こし奴らを一人残らず溺死せしめよ!」ガリバーはびっくりして拒否するのですがすると皇帝は「だったら船もやらないもんねー、君、リリパットから出られなくなっちゃうもんねー」はやく船を作ってエリザベスを探しに行きたいガリバーは困ってしまいました。

 その彼に「私がなんとかしてやろう」と同情してくれたのがレルドサルであります。ただし、明日、次期首相に決定したらのことなのですが。

 さて、翌日、からりと晴れ渡りましたリリパット国。いよいよ首相選考会が催されます。特別ゲストとしてガリバーも呼ばれておりまして、城壁を一跨ぎにしてやってまいりました。初めてみる彼の異様にコーフンする皇后様(マリアン・スペンサー)。この後皇帝が何故戦争になったかを説明するのですが、それが「卵の割り方」だったという・・・。皇帝は卵の細い方を割って見せて「どうじゃ、美しいやり方であろう、ところが奴らはこともあろうに反対側、太い方を割るのだ」 卵の割り方で戦争っすかと呆れるガリバー、しかも実はブレフスキュの王様は皇帝のいとこだそうで、朝食の席で言い争いになっていらいの戦争なのだとか。

 首相選考会、平たく言えば綱渡り(笑)。もちろんただ渡るだけじゃ芸がない、綱の上でいろいろ芸をやらなければならないのです。まずはフリップナップ、彼はいきなりジャグリングを始めます。皇帝は彼の妙技に「見事、見事じゃぞ」しかしレルドサルも負けてはいません。彼は綱の上でジャンプ、宙返りをしたり逆立ちをしたりというアクロバットな技を披露するのでした。この時フリップナップの部下たちが縄を揺らして妨害しようとしたのですがガリバー、わざとくしゃみして彼らを吹き飛ばしてしまうのが愉快。

 そしてついにレルドサルが首相に選ばれるのです。しかしフリップナップが最後の反撃。「皇帝陛下、こやつは反逆者のグゥエンドリンと恋仲ですぞ。だからこいつも反逆者ですぞ」哀れ投獄されてしまうレルドサル。これでガリバーがとうとう起こったね。彼は牢の鉄格子を破壊してレルドサルを救出し、皇帝に向って次のような条件を突きつけたのです。「私がブレフスキュに行って戦争を終わらせましょう。その代わり、船を下さい。そしてレルドサルとグゥエンドリンとその父親をお許しになってください」

 ガリバーは海に飛び込みます。そして抜き手を切って泳ぎあっという間にブレフスキュに到着。「わああ、巨人が出た!」とみんなが驚いているうちにブレフスキュ自慢の無敵艦隊をみんな、ロープで引っ張って持っていっちゃった。「あー、艦隊持ってかれたら戦争負けじゃん!」と呆然とするブレフスキュの人々であります。

 狂喜した皇帝はガリバーにリリパット勲章を授けます、レルドサルたちも許されました。後は船を貰ってエリザベスを探しに行くだけと思ったら皇帝、「やっぱブレフスキュの奴らを皆殺しにせよ」なんて言い出したのです。ガリバーは拒否します。この命令拒否に動揺した皇帝は会議を開いてひそひそ相談。みんなで「毒殺しよう」とか「ブレフスキュに送って殺して貰おう」とか、意外と野蛮な奴ら。ちょっとむかつきますね(笑)。しかし、これに大反対したのが皇后様。「いくら命令に従わないからといって彼を殺したりしたら承知しませんよ!」

 ガリバーはこの会議のことを知ってか知らずか、歌を歌いだします。この声が巨人に似合わぬ美声でリリパットの人々はうっとりと聞きほれたのでありました。

 本日はここまで。

 その後テレビをだらだら見て就寝午前2時半過ぎ。

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2009年5月11日 (月)

5月10日(日) ノアの鳩胸

 ノアは実はふくよかなおじいさんだった!もっとも鳩胸の本来の意味は「前胸壁が前方に突出した胸壁の先天異常」だったりするのだが(笑)。最近の邦画の代表的なパターンは「私、死ぬの!」「結婚して」「赤ちゃんできちゃった!」の三つである。「私、死ぬの!」は文字通り難病もの。「結婚して」はやたらに大げさなプロポーズで観客を感動させようとする安っぽい手法。「赤ちゃんできちゃった」は不気味なまでに避妊しないで中だしセックスに励む映画の中の男女を指す。

 邦画の、それも若いそう向けの大作といったらほとんどの映画がこのパターンに当てはまるといっても過言ではない。あのパニックレスキューものとして比較的出来が良かった『LIMIT OF LOVE 海猿』でも一刻も早く脱出しなければならない状況下において伊藤英明に長々プロポーズさせたではないか。まさにこの「私、死ぬの!」「結婚して」「赤ちゃんできちゃった!」は邦画三大要素とでも呼ぶべきものなのである。

 さて、本日は校区内の壮年ソフトボール大会。午前6時半に起床、シャワーやトイレを済ませて小学校グラウンドへ出発。それから約9時間半に渡ってテント組み立てたり、椅子を運んだり、三塁塁審をやったり、お茶を飲んだり、弁当を食べたりしたのであった。今年はメンバー集めが上手く行ったので昨年のごとく試合に出て胸でボールを受けたり(笑)、ボールを追って走り出すなりこけたり(笑)なんて羽目にはならなかったけれども、やたらに天気が良くて暑い、暑い。やっぱり結構疲れてしまいましたよ。

 午後5時に一旦帰宅して汗まみれ、砂まみれの体をシャワーで洗いさっぱりとなって事務所へ。各方面への連絡や家賃督促文書作成など。

 帰宅してすぐにビール、キリンプレミアムを一気飲み。なんというかもうビールのしゃわしゃわが咽喉部を滑り落ちていく時の快感たるやもうたまりませんなあ。その後夕食。タイの湯引きの刺身、レトルトのハンバーグ、生野菜。いきおい止まらずビール二缶追加。ゴハンも一膳食べちゃったよ。〆のコーヒーは如例。

 その後ハイビジョン録画の『レッド・クリフ』を見始めたのだが冒頭の戦闘場面が終わってから後はたいくつ至極。途中、すとんと寝てしまったのを機にブルーレイ『マクロスF』に切り替えて「マザーズ・ララバイ」「ランカ・アタック」を見たのであった。前とは画質・音質が全然違っているので本当に新鮮な気分で見られるのが嬉しい。頭の中の特殊な腺(マクロス腺か)から変な汁がどくどく湧いてきてしまったぞ(笑)。

 その後お酒。録画の「熱中夜話 マニアック・ナイト」をびるびる見る。就寝午前0時過ぎ。

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5月9日(土) 「二桁じゃ駄目だ」

 シンジ、今時そんな計算機はないぞ。5月12日発売予定の米国盤ブルーレイ 『ファーゴ』 なんと日本語字幕・日本語音声を収録しているという。(http://blog.fantasium.com/archives/2009/05/08-152558.php) 5月22日発売の国内盤と本編だけに限ればまったく変わらないという仕様である。そして気になるお値段は米アマゾンにて19.99ドル。国内盤はやはりアマゾンで3,618円で送料を含めておおよそ1,000円ほど安くなる計算だ。一部のおかしなマニアが「米国盤安い!国内盤高い、ぼったくり!」と喚き散らすほどの価格差ではないが(笑)、この緊縮財政のおりたとえ1,000円でもその恩恵は大きい。ということで来月の輸入ブルーレイ購入枠で注文することにしました。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。仕事とはまた別に明日の壮年ソフトボール大会の景品買いも行う。缶ビールやペットボトルのお茶を買ってきて人数分のビニール袋に入れ替えるのである。買い物そのものは大したことではないが、この入れ替えが面倒くさいのだ。

 昼飯は昨日の残りの豚汁を少し(しかも豚肉が入ってない!)とお握り一個。夕食は鳥の水炊き、ヤズの刺身。ビール二缶飲んでゴハンを一膳。この気候で鍋とはまた酔狂であるが、いいじゃないですか、美味しければ。〆のコーヒーは如例。

 その後レンタルブルーレイの『シャッター』を見る。ぽすれんのブルーレイレンタルでずーっと貸し出し中になっている作品であるが、あるレンタルショップで偶然見つけることができたのである。しかも2泊3日で300円のレンタル料金で毎日こうだとこりゃ泣けてくるという幸運であった。

 この『シャッター』は2004年のタイ映画『心霊写真』をリメイクしたもの。ストーリーの流れはほぼオリジナルに沿っており、あの衝撃のオチもそのまんま出てくる(笑)。ただ、幽霊役の奥菜恵が非常に恐ろしくきちんとオバケになっているのが印象的。オリジナルでは幽霊が弱々しくて、レイプされて死んだのに幽霊扱いかよとかわいそうになってしまったくらいだったからな(笑)。

 この映画の監督は『パラサイト・イブ』(笑)や『感染』の落合正幸。この人の映画にはどうも肌が合わない私であるが、この映画はそれなりに気に入った。これは日本が舞台なのにどこかバタくさい雰囲気を上手く表現することによって外国人観光客が見た日本の姿というものを画面に定着させているから。この日本という異国に滞在しているという不安定な立場がより一層恐怖を盛り上げるのである。

 ハイビジョン画質はややグレインが目立ち、暗部諧調表現ももう一つ。DTS-HD マスターオーディオは環境描写音にリアリティがあり、地下鉄の車内などじつにそれらしかった。

 その後途中までちびちび見ていた『必殺!3 裏か表か』を最後まで。凄まじいまでのハードボイルドタッチで見ているこちらの体まで熱くなってくるようだ。ストーリーは結構無茶なのだが、この乾いたタッチとこれまでにない中村主水の人間っぷり(若い娘に誘われてあっさり関係を持ったりするのだよ、これが)の面白さがあいまって今までみた必殺映画の中で文句なしのナンバーワンといえるって、あんた、この作品で必殺映画3本目じゃないか。何を偉そうなことを言っておるのか(笑)。

 ハイビジョン画質は相変わらず黒浮きがうざったらしいがディシーンの抜けの良さで年代を感じさせないフレッシュな色彩を楽しめる。

 シャワーを浴びてぱっとお酒。明日は校区内の壮年ソフトボール大会で午前6時半起きなので午前11時過ぎには寝てしまう。

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2009年5月 9日 (土)

5月8日(金) 「チャボ・ゲレロは芸者の時に言う言葉」

 メキシコ版「婦系図」 『未来予想図 ~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~』 『恋空』のごとき映画の文法も何もかも破壊する熱核ミサイルみたいな破壊力は持ってないものの、やっぱり物凄く変な映画であった。ストーリーなんぞはネットで検索かければいくらでも出てくるので、ここでは省き、その「変なところ」を分かりやすく解説したいと思うのである。

 雑誌記者であるヒロインの松下奈緒は花火師を取材しようとする。その花火師の作った花火の下で告白すると想いがかなうとネットで大反響を呼んでいたからだ・・・。花火大会でいちいちあの花火は誰が作ったなんて公表するんすかね。ちょっと気になったのであちこちの花火大会のHPを巡ったのですが、特にそんな記述を見つけることはできなかったんですけど。(一例 世田谷区たまがわ花火大会 公式HP http://www.tamagawa-hanabi.com/index.html)

 まあ、大きな花火大会なら佃煮にするくらい人が集まりますからね、告白が上手く行く例も多くなるでしょうや。

 この花火師、「なぜこんなことが起きるのかと思いますか」と聞かれて曰く「思いをこめて作っているからだ。俺も自分の作った花火の下で奥さんにプロポーズした」 花火師の人って大会中は花火の打ち上げに奔走しているのではないですか、そんなことやってる暇はあるんすか。

 ヒロインの松下奈緒は取材のために平気で花火を製作している現場に入り込んでくる。フツー、ああいう場所って一般人立ち入り禁止じゃないですかね。火薬扱っているんだから(笑)。

 この後ヒロインの松下奈緒はある理由で5年前に別れた彼氏に会いにスペインに行く。彼はスペインで建築関係の仕事をしているのである。松下奈緒はせっかく彼を見つけたのに(すげー偶然)、女と子供が一緒にいるのであー、結婚して子供いたんだと思い込んで日本に戻ってしまう。この女と子供は彼と親しい彫像作家の女房と子供なのに。はるばるスペインまでやってきて、そんなことを確かめることもなく日本へトンボ帰りかい!と思っていたら後に衝撃的な事実が発覚する。彼氏の友達が「奴はスペインで結婚したよ」と松下奈緒にウソをついていたのだ。だから女と子供を見ただけで帰っちゃったのかと納得・・・できるかあ!

 結婚したと思っているならなんでスペインまで行くんだ、意味わからんぞ(大笑い)

 そしてこの誤解は映画が終わるまで解決しない。松下奈緒子は彼氏が結婚していると思ったまま花火大会で再会し、例の花火師が打ち上げた花火の下で愛を誓い合うのだ。

 なお、このとき周囲は花火大会であるから当然のごとく人でごったがえしている。しかし二人が再会するとちゃーんとその周囲から人がいなくなるという・・・、まあ、これは映画的な誇張の部類に入るのではないかと思うけれども(笑)。

 とあるブログではモティーフになっている「ドリカム」の歌世界を無理に再現しようとしてこうなったという意見を表明していたけれど、それ以前に脚本の整合性がまったく取れていない。歌世界を再現するならするで、上記の妙な点を補正すればちゃんとした映画になった筈である。こんなフツーのことがまともに出来ない現状を見るにつけ、私は映画を作るための基礎的な教養というものが今の邦画の製作システムから失われていっているのではないかという不安にかられるのだ。

 あ、言っておきますけど、ちゃんとした映画というのは必ずしも面白い映画、良く出来た映画を意味している訳ではありませんからね(笑)。そこのところ誤解しないようにお願いします。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。昼飯にソーメン二把。夕食にカツオのタタキ、キュウリをメインとした生野菜、豚汁。ビール二缶、ゴハン一膳。〆のコーヒーは如例。

 その後ハイビジョン録画の『バンディダス』を見る。ラテン2大美女と言われるサルマ・ハエック、ペネロペ・クロスが共演したアクション映画。いやもうアビス的な胸の谷間をこれみよがしに見せたり、二人でキスの上手さを競ったりとお色気たっぷりなのであるが、それだけにせめて5年前に作って欲しかったと思うことしきり(笑)。もうさすがにこの手の映画には似合わないですよ、お二人とも。早急に後継者を探して欲しいものであります。

 ハイビジョン画質は抜けが良くすかっとした青空を見せてくれる。ただスキントーンが黄色に傾きすぎていてこれはちょっと頂けなかったですな。5.1チャンネルサラウンドはリア音場の充実振りが素晴らしい。

 その後前述の『未来予想図 ~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~』を最後まで見た訳です。ハイビジョン画質は輪郭の強調とブロックノイズの多さが目立った。5.1チャンネルサラウンドは花火の重低音を良く再現していたと思う。

 シャワーを浴びて午後11時から『地球爆破作戦』(『Colossus: The Forbin Project』 1970)の続き。アメリカ・ソ連両国はそれぞれ、潜水艦ミサイルの誤射、巨大隕石の落下とごまかして発表します。しかしこれで調子に乗ったのかコロッサスの要求はとどまることを知りません。彼は「アメリカとソ連のホットラインをわしに常時監視させんかい、こそこそやられたらかなわんからな」と言い出したのです。

 フォービン博士はローマに飛び、ソ連のクプリン博士と秘密裏に会合しようとするのですがコロッサスは「博士はどこや、すぐにつれてこんかい、駄目ならいてもうたるぞ」あっという間に連れ戻されてしまいました。そしてガーディアンの方はなんと酷いことにクプリン博士殺害命令を下すのでした。ソ連のエージェントによって射殺される博士。うわー、ヒデー。

 どうやらコロッサスはフォービン博士を人類側のスポークスマンと定めたようです。コロッサスは博士を24時間監視できるシステムを構築せよと要求します。もちろん最後の言葉は「駄目ならいてもうたるぞ」です(笑)。博士は監視システムが出来る前にとスタッフを集めて外で密談。「私はコロッサスに一日のうち、ほんの少しだけプライバシーが欲しいと頼むつもりだ。その理由は恋人との逢瀬、そうすれば外部の君たちと情報交換ができる」この恋人役となるのが女性科学者クレオ・マーカムであります。そしてコロッサス打倒のために「設計やシステムを見直して侵入経路を見つける」「膨大なマルチタスクを行わせるプログラムを作ってコロッサスをオーバーロードさせる」という二つの作戦が立案されたのでした。

 さて、フォービン博士はコロッサスとプライバシー確保について話し合い。「プライバシー?何のためやねん、ははあ、おなごか、あんたも隅におけんのう、真ん中いきんさい、それで一週間に何回くらい欲しいのや」「四回っす」「そりゃやりすぎや」「大きなお世話です」という会話が交わされたのち、ある条件付でコロッサスはプライバシー確保を承知したのであります。

 その条件とは寝室に入る前に素っ裸にならなければならないということ(大笑い)。いきなり聞かされて当惑するクレオに「さあさあ、仕方ないからはよう脱ぎんさい」といわんばかりのフォービン博士がよろしい。そして約束どおり監視カメラ・盗聴器の機能は停止。ベッドの中で素っ裸の二人は睦言ならぬ作戦会議。この時フォービンは「軍部にミサイルそのものをどうにかできないか考えて貰うんだ」と指示するのでした。

 軍部は飛行機の中でソ連側代表と作戦会議。フォービンの指示に従ってミサイルの核弾頭点火装置を整備にかこつけてダミーに換えちゃおうと考えます。ただ、通常の整備計画だと全部交換するには三年もかかっちゃう(笑)。悩む軍部の皆さんですが、ここで思いがけないチャンスが訪れた。今やガーディアンと一体化、フォービン博士とそのスタッフが超特急で作り上げた音声ユニットによって喋れるようになったコロッサスが「アメリカ・ソ連両国はお互いに向けているミサイルの照準を修正せよ。いまだ我々の支配下にない国にむけるのだ」

 これでフォービン博士、「しめしめ、このミサイル照準修正にあわせて点火装置をダミーにしちゃおう」とほくそ笑みます。そして米ソ両国で照準修正作業が始まった。ついでにこっそりと点火装置を交換、コロッサスは気がつきません。作戦は成功したのです。

 これに味をしめたフォービン博士達はプログラミングの完成を待って「オーバーロード作戦」を開始させます。しかし、今度は駄目でした、プログラムをロードしたとたん、「何しとんじゃわれ」とコロッサスが叫んだのです(ウソ)。「こんなんやられたらかなわんから、担当の科学者 ジョンソン・フィッシャーの二人を銃殺にする!」 うわあ、本当に銃殺されちゃった。

 そして次のフェーズに進むコロッサス。彼は「クレタ島を破壊してさらに進化したマシンを建造する」と言い出し、さらに全世界のテレビとラジオ放送網をリンクさせよと命令したのです。人類に声明を発するコロッサス。「私は支配者である。君たちは私に従って生きるか反抗して死ぬかを選択しなければならない。私が支配すれば戦争など存在しなくなる」

 と、ここでがらっと言葉遣いが変わって「こら、お前らのやってること分かってねんぞ、ミサイルにいたずらしようるじゃろうが、罰を与えたる」米ソ両国で一つずつミサイルサイロがぼかーん、核爆発を起こしたのです。もちろん両方ともミサイル基地施設、人員は全滅。人間達は戦慄します。

 「これは人類へ対する教訓である。私に従えば飢饉、過剰な人口、病気などすべてが解決する。私はいずれ全世界のコンピューターとリンクしさらに進歩する。次に新たなシステムを建設すれば私の力は完全なものとなるのだ。人類よ、私に従え」放送終わり。地球全体になんともいえないムードが漂います(笑)。

 自分が史上最悪のフランケンシュタイン博士になったことに気づいて苦悩するフォービン博士。そんな彼にコロッサスは「博士、そんな心配せんと仲良くやりましょうや、あんさんはいずれわいに尊敬と愛情を持つようになりますえ」「そんなことがありえるものか」とフォービン博士がはき捨てたところでエンドマーク。

 戦争がなくなって医学も進歩するなら支配されたってよくねえと思う人たちが今の日本にならたくさんいるでしょうなあ、あそことか。

 スクイーズ・ワイド カラー、モノラル音声。画質は非常に明瞭。発色が素晴らしくコントラストの高い画面になっております。モノラル音声は低音もそれなりに入っており迫力十分。非常にクオリティの高いDVDでした。日本語字幕付。

 その後だらだらTV。就寝午前2時半過ぎ。今晩はすんなり寝られたようである。

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2009年5月 8日 (金)

5月7日(木) 『幻の大怪獣あぼーん』

 大喜びで見たけれどあんまり面白くなかった。歴史からあぼーんしてしまってもいいくらいだby名無し。オーディオルームの壁に棚を追加。といってもホームセンターからスチールの支柱を買ってたなうけをトンカチでがんがん叩いて取り付け、壁にネジ止めしただけ。これにやっぱりホームセンターで買って40センチ長にカットしてもらった棚板を載せればはい出来上がりなのである。東洋一(いま、この古臭いフレーズを使うのは日本広しと言えども私くらいのものではないか)のぶきっちょである私でも10分たらずで出来ちゃったという簡単さ。

 前回と同じく寸法取りや垂直だしもしておらず、目分量でやる通称「これでまっすぐだろう工法」を全面的に採用したので若干曲がっているような気がしないでもないが、これでいいのである(笑)。また木ネジ3本だけで固定しているので耐加重も怪しいものであるが、こっちもまた軽いDVDソフトを乗せるだけだから問題はないのだ。

 これでようやく満杯で最近買ったソフトがはみ出していたラックに余裕ができた。私はDVD・ブルーレイソフト、録画済みのブルーレイメディアがきちんとラックに収まらないというのがとてもとてもいやな性分なので、このうえない満足感を味わっているところである。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、朝食にコンビニの調理パンとコーヒー牛乳。昼飯にソーメン二把。夕食はコロッケと小ぶりのチキンカツ、付け合せの生野菜。これでビール一缶、ゴハン一膳。〆のコーヒーは如例。

 その後ハイビジョン録画の『ボビー・Z』を見る。伝説の大物売人ボビー・Zが心臓麻痺で死亡。ローレンス・フィッシュバーンの刑事さんがメキシコの組織に囚われた相棒を救うために、ケチな犯罪を繰り返し(繰り返す羽目となって)終身刑になった元海兵隊のチンピラを偽者に仕立てる・・・というお話。ところが刑事さんにもっと深い企みがあってチンピラはメキシコの麻薬組織、刑務所で殺してしまった囚人の仲間の暴走族、そして刑事さん自身に追われるというややこしいことになるのであった。

 もうこんな風に書くと絶体絶命で主人公は絶対助からないように思われるけれども、そこはそれ、凄まじいご都合主義の嵐で切り抜けてしまうのであった(笑)。いちおうイラクで戦った海兵隊員だから格闘技や銃器の扱いに精通しているというのは分かるよ、でも、馬にもフツーに乗れておまけにバイクでスーパーテクニックを披露し追っ手から逃げ延びるというのはいかになんでもやりすぎというもの。ここまで徹底されるともう批判する気にもならん、ただ、笑ってしまうのみである。

 ハイビジョン画質はこれまたレベルの高いもの。砂漠の砂粒の細かな表現に唸らされる。AAC5.1チャンネルもひとつひとつの音の定位が実に明快。これだけとればロスレスオーディオなみだ(言い過ぎか)。

 シャワーを浴びてお酒。前夜の睡眠不足がたたったのかすぐに眠くなってしまって、珍しく午前12時前にバタンキュー。

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2009年5月 7日 (木)

5月6日(水) 「ぶったりエッチ」

 SMかい!いま、ちびちびと見ている映画『映画未来予想図~アイシテルのサイン~』で、ヒロインの松下奈緒 がアラブギリシャリクガメを飼っている。彼氏から「仕事が忙しくなったのでそっちで世話してくれ」と言われて預かったということなのだが、この女、リクガメを飼うのに紫外線ランプを使っておらぬ(笑)。ヒーター類も見当たらずあるのはホットスポットだけ。しかしこれも亀の体を温めるというよりは単なる照明にしか見えないのである。そしてもっとも噴飯ものなのは、松下奈緒がその後彼氏と別れて五年の歳月が経過するのだけれども、リクガメがまったく成長していないこと。5年もたったらよう、アラブギリシャだって随分でっかくなるぞ。

 そういうことにまったく気を使わないスタッフの皆さん、そりゃ予算の制限もあるだろうけれど、ちょっと大きめの亀と入れ替えるぐらい何ほどのことでもあるまい。え、亀が成長することに思い至らなかったって?そりゃもっと駄目でしょうが。

 本日から出社。休みたいなと思わないでもなかったけれども、案内の予定が入っておりまた倉庫に貯めてあるペットボトル・壜のゴミも出さなければならないので働くことにしたのである。まあ、休んだところでどうせ漫画喫茶行って終わりだろうからこれでいいのだ(笑)。

 昼飯はソーメン二把。夜はマグロの刺身に唐揚6個くらい。後はキュウリをメインとした生野菜でヴァイタミンを補給する。ビール一缶飲んでゴハンはなし。〆のコーヒーは如例。

 それからハイビジョン録画の『僕の彼女はサイボーグ』を見る。『猟奇的な彼女』の郭在容(クァク・ジェヨン)が自分の悪いところてんこ盛りで作ったごたまぜ詰め込みラブストーリー。だから欠点がやたらに目に付いて、時間遡行の順番がごちゃとなり途中で良く分からなくなるわ、未来世界の人間たちがぞっとするほどダサいわ、サイボーグと主人公の心情の移り変わりも良く描けてないわ・・・なのであるがこれが面白いんである(笑)。『猟奇的な彼女』以来の黄金パターンに綾瀬はるかがぴったり嵌っているから、なある日美人の彼女がどこからともなくやってきて共同生活という典型的なラブコメが恥ずかしくならないのである。高校生の時以来、心の奥底に封印していたある種の願望が呼び起こされてしまうのである。その願望とは「もう異星人でも異次元人でもトウチョトウチョ人でも未来人でもサイボーグでもいいから可愛い彼女来い!」というものなのである。そういう体験をさせてくれる映画を傑作と呼ばずして何というか!

 あ、い、いや、さすがにトウチョトウチョ人はいやだけど(笑)。

 そしてもうひとつ見逃せないのは出来の良い特殊効果。特に東京大地震の場面は非常にダイナミックであり、倒壊する建物の下部が押しつぶされて空気が噴出するシーンなどその迫力に驚かされたものである。オープンセットの崩壊した街並みも丁寧に作られておりCG場面との齟齬を感じさせないのが素晴らしい。

 ハイビジョン画質もまた極上。解像度や暗部諧調の出方に不満はあるのだが、発色がもうめまいがするほど綺麗なの。スキントーンの描写も見事で綾瀬はるかの美しさを存分に引き出してみせた。AACサラウンドはちょっと大味。あのマシンガン乱射場面とか、大地震などリア音場にもう少し精緻な効果音を貼り付けて欲しかったものだ。

 シャワーを浴びて午後11時過ぎからぽすれんレンタルDVDの『地球爆破作戦』(『Colossus: The Forbin Project』 1970)を見る。チャカポコチャカポコと電子音が鳴り響くオープニング。ビル一棟分を占めた巨大なコンピューターシステムが登場します。そしてリモコンでシステムを起動させているのが本作の主人公フォービン博士(エリック・ブラーデン)。彼は全てのシステムを稼動させると外へ。そして二重の分厚い金属扉を閉め、最後にガンマ線バリアを張ってシステムを密閉します。

 建物の外へ出たフォービン博士はなんとアメリカ合衆国大統領(ゴードン・ピンセント)や大勢のスタッフ、記者達に出迎えられるのでした。そして博士は誇らしげに「大統領閣下、システムは全て正常に起動しました」一体何が起こっているのか。我々の疑問はホワイトハウスでの大統領発表で明らかになるのであります。

 「親愛なるアメリカ国民の皆さん」とカメラに向って語りかける大統領。「我々は常に全面戦争の危険に怯えてきました。たった一人の人間のミスで世界が破滅してしまうこともあるのです。それで我々は画期的な防衛システムを構築し、アメリカと自由世界の防衛をゆだねることになったのであります。その名はコロッサス、非常に高度なコンピューターシステムです。コロッサスはあらゆる放送・通信情報を傍受、敵の攻撃を予見して先制攻撃をかけることができます。彼の判断は人間より適格であり、しかも感情に左右されることはありません。また自衛能力・自己修復能力を備えておりどんな人間も破壊することはできないのです」

 この後、ホワイトハウスとカリフォルニアにあるコロッサス管理センターの両方でどんちゃん騒ぎ。シャンパンに酔った科学者が裸踊りを踊ったり大統領がネクタイを鉢巻代わりにしてどじょう掬いやったりしてもう大変な騒ぎですよ。そんな中、コロッサスと通信するための端末がいきなりびーびーという警告音を発します。そして続いて出てきたのは「他のシステムが存在する」というコロッサスのメッセージでした。「え、何、別のシステム?」「いや、コロッサスの異常動作じゃないの」とみんなの酔いも吹っ飛んだところでソ連大使館から大統領に「わが国でも同様のシステム、ガーディアンを起動しましたタワリシチ」という連絡が入ったのです。

 「これが別のシステムという奴か」このシステムの存在を感知できなかったCIA長官グローバー(ウィリアム・シャラート)は大統領から責められて面目丸つぶれ(笑)。そしてさらにコロッサスは「ガーディアンとリンクさせよ」と要求してきたのであります。しかし何しろ今やコロッサスはアメリカの重要機密を一手に引き受けているようなもの、あちらと回線繋がって秘密が駄々漏れになったらたまりません。それでフォービン博士は「大統領、とりあえず無視したほうがいいんじゃないんですか」と進言するのでした。

 しかしコロッサスは収まりません。たびたびリンクを要求してくるのです。だんだんメッセージの言葉使いも変わってきて「ガーディアンとリンクさせよ」から「おとなしく言っているうちにリンクさせなよ」となって、ついに「コラ、はようリンクさせんかいボケ」になったという(ウソ)。根負けしたフォービン博士、ソ連側の専門家クプリン博士(アレックス・ロディン)と協議の結果、機密情報をやりとりしないという条件付でリンクを許可したのであります。「やっとかい、ほんまやっとられんで」とボヤいたコロッサスですが(ウソ)、すぐにガーディアンとリンク確率。猛烈な勢いで掛け算から高度な微分積分までデーターを送り始めたのです。ガーディアンもこれに答えて掛け算から応答開始。この様子をモニターしていた女性職員は呆れたように「この2台で共通の新しい言語を作っているんだわ」

 これを終了したコロッサス、早速にガーディアンと対話。しかしフォービン博士とクプリン博士は仰天します。二台のコンピューターが明らかに機密情報まで共有し始めたからです。大統領も、ソ連の書記長も真っ青になって「わあ、直ちに回線をシャットダウンするのだ」ただちに回線が切断されたのですが、コロッサス怒るまいことか。「ワレ、何しとんねん、コラ!回線つながんかい」(ウソ) フォービン博士はコロッサスに「これは大統領命令だ、我々に従いなさい」とメッセージを送るのですが帰ってきたのは「つながんといてもうたるぞ、オラ!」

 なんと、コロッサス、ソ連のサイヤン・シビリスク石油コンビナートに向けてミサイル撃ちやがった。同時にガーディアンもアメリカ・テキサス州のヘンダーソン空軍基地に向けてミサイル発射!いてもうたるというのはミサイル攻撃のことだったのです。泡を食った両国はただちにリンクを回復、その後にミサイル迎撃を命令します。しかしコロッサスは迎撃に成功したものの、ガーディアンは失敗。コロッサスが放ったミサイルは狙い過たずコンビナートに着弾。多数の人命と共に消滅させたのであります。

 本日はここまで。

 その後ハイビジョン録画の『必殺!5 黄金の血』を見る。あの地獄組は不気味で良いけれどもやっぱりあの蝙蝠たちはなあ。ましてや頭領の天本英世が持っている大き目の蝙蝠がまんま、ベラ・ルゴシの『The Devil Bat』 (1941)なんだもの(笑)。酒井法子のイッちゃった演技も微妙で、割とハードな必殺世界に似つかわしくないのではないかって、映画2本目を見たぐらいで何を偉そうなことを言っておるか。

 これは 液晶モニター UNI-LCD24/Bでの鑑賞。発色が生気に乏しくまた暗部のノイズも目立つ。ただ、精細感や奥行きは良く表現されており、ハイビジョンらしさを留めている。

 だらだらTVを見て午前2時半過ぎ就寝。

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2009年5月 6日 (水)

5月5日(火) 親亀の背中に甲賀忍者をのせて~

  業界初「甲賀忍者」駄洒落って、いつまで続けるつもりやねん。起床午前8時くらい?で、さっそくモーニングバーベキューの準備である。昨日とは打って変わった代打の人のような上天気。明るい陽光の元で朝っぱらからじゅーじゅーと肉を焼いてビールを飲むのはもう最高。もちろん、ぴんでんさんは車の運転があるのでウーロン茶で我慢だけど(笑)。〆に焼きそばを作って食ったらもう動くのが大儀なほど満腹になってしまいました。そして交代でお風呂に使ってから後片付け。もう何度もやっていることだから男三人ながら手際が良いのなんの。あっという間に終了である。

 そして午後12時、我々は今回も楽しい時間を過ごさせてくれた地中海全天候型バーベキュー場に別れを告げたのであった。この後獅子児さんを鳥栖駅まで送って、後は高速で自宅までぱーっと送って貰う。幸い渋滞はまったくなくほぼ一時間でついてしまった。ぴんでんさんに厚くお礼を述べて帰宅。

 昼飯に素麺1.5把を食って事務所へ。ヤフオクに出していたBW200が落札されていたのでさっそく取引ナビで振込先などを知らせる。これで差額○○○○○円でBW200がBW800にアップグレードされたことになって、もう私は笑いが止まらないのである(笑)。その後日記をつけようとしたが駄洒落がなかなか出てこず結局放擲してしまった。今夜ゆっくり駄洒落を考えて明日まとめて書こう。

 自室へ戻ってだらだらTVを見る。そして大藪春彦先生の「日銀ダイヤ作戦」を再読。缶ビールを一本飲む。

 夕食はイサキの刺身、ハムエッグ、生野菜。ビールをもう一缶、ゴハンを一膳。これにインスタントの味噌汁がついた。〆のコーヒーは如例。

 その後ハイビジョン録画の『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』を見る。大泉洋のネズミ男、田中麗奈の猫娘は相変わらず宜しい。田の中勇の目玉おやじもフルエが来るほど素晴らしいぞ(笑)。妖怪のCGが適度に安っぽいのも昔の東映怪談映画を思わせてマイナス点にはならない。ウウーム、こうして書くと良いことばかりみたいだけれども、実はあんまり面白くなかったのだなあ。

 いまさら、環境を破壊し戦争で殺し合いをし妖怪を虐げる人間はけしからんという主張を語られてもしらけるばかりだし、ぬらりひょんと濡れ女の二大キャラクターが上手くかみ合っておらず話に整合性がなかったのも大きな欠点である。クライマックス近くの展開がもうまだるっこしくて、まだるっこしくて、すまんことですが、ついつい「もういいから早く終わろうよ」と思ってしまったくらい。

 ハイビジョン画質は驚異的なクオリティだ。解像度が恐ろしく高く砂かけ婆の投げる砂粒のひとつひとつが見分けられるよう(誇張度70パーセントにて執筆中)。暗部の情報も実に豊かでそれでいてまったくノイズ感がないのである。AAC5.1チャンネルも音の粒立ちが良くマラカスの音がリアル、リアル。

 シャワーを浴びてお酒。お供は録画しておいたナイトシャッフル。うどんチェーン店特集が素晴らしい。牧のうどん本店で一括して作られたスープや揚げ物を各支店のお兄さん達が車で運んでいくところなんか初めてみたよ。これはブルーレイで保存しておかなければならないな。

 その後再びプロジェクターを起動。ちびちび見ていた『かもめ食堂』を最後まで。就寝午前1時過ぎ。

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5月4日(月) 親亀の背中に鴻上をのせて~

  業界初「鴻上尚史」駄洒落ってだからどこの業界だよ。本日は年に一度のお楽しみ、ぴんでんさん別荘のバーベキュー大会である。私は午前7時半に鼻歌をうなりつつ起床、シャワーを浴びて身支度を拵える。そして事務所へ行って亀の世話やネットのチェック。雨がぽつりぽつりと降っている。これが酷くならなければいいのだがと思っていたのだが・・・。

 そうこうするうちに午前9時半となってぴんでんさんと獅子児さんが車で到着。わざわざ迎えに来てくれたのである。ありがたし、ありがたし。さっそく荷物を積み込んで出発。最近、自宅近くの都市高速インターを使ってそのまま九州自動車道へ入る。都市高速はそれほどでもなかった車の量が九州自動車道に入ったとたん10倍増し(笑)。これはいよいよ「車はのろのろちっとも動かずサーヴィスエイリア(大藪春彦先生風)も大混雑で食事はおろかトイレ休憩すらとることもできない。子供は「おしっこもれちゃうよ」と泣き喚き奥さんは夜叉のごとき顔で「だから列車で行こうと言ったのよ、それをあんたが高速は安いっていうから」とご主人をなじりまくる。いらいらの極地でハンドルを握っていたご主人はついに我慢の限界に達し「やかましい、お前、去年列車は子供が多くってうんざりだわって言ってただろう、それで車で行こうということになったんじゃないか」と言い返したものだから、ここで第二次家庭内戦争が勃発。楽しかるべき連休は阿鼻叫喚の巷」だなと考えてにやにやとする。

 我々の場合は渋滞は鳥栖ジャンクションまでなので、こんな余裕をかましていられるのだが(笑)。

 その渋滞を抜け出して大分自動車道へ。そして某インターチェンジで高速を降りあっという間にぴんでんさん別荘 地中海バーベキュー場へ到着したのであった。しかし雨はその勢いを増して土砂降りとまではいかないまでも一分外にいたらもうびしょぬれという状況になってしまった。これではとても屋外のバーベキューコンロを使用することはできない。しかし、そこはさすがに地中海バーベキュー場、倉庫にバーベキューコンロの予備が置いてあるのである。これを屋根つきのテラスに持ち出せばちゃーんとここでバーベキューが出来るのである。

 私は感動のあまり「まさに全天候型(All weather type)バーベキュー場だな」と叫んだのであった。

その後は買出し。肉屋でぶりぶりとサシの入った牛肉のカルビとロース、上馬刺しをそれぞれ200グラムずつ買い込む。この肉屋、ガラスケースの一番はしに他のお肉と並んで「ワンちゃんの餌」が売られているのがおかしい。それからスーパー、酒屋、ホームセンターで鶏肉類、焼きそば用食材、酒・氷、炭を仕入れ地中海バーベキュー場へ戻る。

 さっそくに炭火を起こしてバーベキューの始まり。缶ビールで乾杯してまず焼くのはカルビ・ロースの牛肉軍団だ。火力が弱く肉が上手く焼けないのがもどかしく、みんな途中で生焼けのを食ってましたがな(笑)。その後馬刺しやスーパーで見つけたフタエゴも投入。これも美味い。さらにぴんでんさん提供のフォアグラやガチョウ肉も登場だ。フォアグラはやや強めに火を通すと、あらかじめまぶしてあった小麦粉がかりかりとなり、まさに「外はかりかりで中はジューシー」という昨今の若いタレントが食い物番組でやたらに連発するフレーズに相応しいものとなる。

 ガチョウは胸肉でかたまりのまま鉄板で焼いてみる。長方形なので焼きむらができないようにひっくり返したり立てたり、なかなか忙しい。そして概ね火が通ったと思われたところでナイフを入れ食べやすい大きさに切る。そして食べてみたら牛肉や馬肉とは違うクセがあってこれもなかなかオツなものであった。もっともぴんでんさんと獅子児さんには不評であったようだが(笑)。

 そしてついにイベリコ豚の登場。イベリコ豚は焼きすぎと思うくらい火を通した方がよろしい。これでも肉汁がたっぷりでしかも肉が硬くなったりしないのがイベリコ豚の素晴らしいところなのである。

 飲んで食ってくだらないことを喋って、いやいや、実に楽しい時間でありましたよ。

 時間は経過して夜の部(笑)。みんなでPS3でDVD『フランケンシュタインの逆襲』(馬鹿SF映画の方)やブルーレイ「マクロスF 最終巻」を楽しもうという予定で、ぴんでんさんなど、わざわざタクシーで山田電器まで行って専用ケーブルを買ってきたというのに、なぜかテレビに映らない。接続を確認したりテレビをひっぱたいたりお願いしますよと土下座して懇願したりしたのだが駄目。ぴんでんさんはやけになり、さっさと寝てしまった(笑)。仕方ないので私は焼酎ロックをちびりちびりやりながらテレビのニュース番組などを見る。

 午前12時ごろ、ついに沈没したようである。

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5月3日(日) 親亀の背中に光学迷彩のせて~

 業界初『攻殻機動隊』駄洒落ってだからどこの業界だよ。ラーメン漫画 「ラーメン発見伝」の最新刊は博多ラーメン、5時間の間に何杯作れるか勝負。この勝負でどかどか作られる博多ラーメンを食するのは大食いタレントの皆さん50人という設定で勝負の結果は982杯対983杯で主人公側の勝ちとなったのだが・・・ちょっと待っておくんなせえ、982+983で合計1,965杯のラーメンを50人で食うということはざっくり頭割りしたとして一人あたり39杯食わなきゃならないってことですよ(笑)。たしかに博多・長浜ラーメンは一杯のヴォリュームは少なめで、食べるのも5時間という長丁場だけど、それでもそんなに食える奴がいるとは思えない。TVチャンピオンの大食い大会ですらラーメン20杯オーヴァーしたのは10人もいないのだから。

 ここはせめて100人の大食いタレントの皆さんを集めることにするべきでしたなって、そんなに大食いタレントおらんわ!

 本日からゴールデンウィークの休み。午前9時過ぎにゆっくり起きる。そして、もう観光地へ向う高速道路は高速料金値下げによって例年以上の大渋滞、車はのろのろちっとも動かずサーヴィスエイリア(大藪春彦先生風)も大混雑で食事はおろかトイレ休憩すらとることもできない。子供は「おしっこもれちゃうよ」と泣き喚き奥さんは夜叉のごとき顔で「だから列車で行こうと言ったのよ、それをあんたが高速は安いっていうから」とご主人をなじりまくる。いらいらの極地でハンドルを握っていたご主人はついに我慢の限界に達し「やかましい、お前、去年列車は子供が多くってうんざりだわって言ってただろう、それで車で行こうということになったんじゃないか」と言い返したものだから、ここで第二次家庭内戦争が勃発。楽しかるべき連休は阿鼻叫喚の巷と化したのであったなんてことが起きているのではないかとにやにやしながらシャワーを浴びる。

 事務所へ行って日記つけとネットのチェック。その後1時間20分の大ウォーキング。連休だからな、これぐらい歩かなくちゃな。事務所に戻ってゲームなどに興じ、午後5時過ぎに帰宅してビール一缶飲んでうつらうつらしたりする。食ったものは朝飯にコンビニのカレーパンとコーヒー牛乳。昼飯はカップヌードルのシーフード。夕食は鯛の刺身、生野菜、そしてカレー。ビールをもう一缶飲んだ。〆のコーヒーは如例。

 その後ブルーレイソフトで『マクロスF』をまとめてみる。エクスコンタクトの効果で画質・音質がぐっと良くなった?のでまた第一話から見返すことにしたのですって、バカですね(笑)。

 シャワーを浴びてお酒。お供は「ザ・スライドショー」 SD放送の分である。面白さは申し分ないので、ぜひこれをハイビジョン画質で再放送して欲しいものだ。

 午前1時過ぎ、明日のバーベキュー大会に思いを馳せながら就寝。

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2009年5月 3日 (日)

5月2日(土) タラバの持ち腐れ

 あー、こいつ、最上級のタラバカニ冷蔵庫に入れるの忘れて腐らせやがった!今、気になっているAVアクセサリーがひとつ・・・ってまたかい。シンクロプラズマシート、エクスコンタクトの次はなんだい(笑)。それは有限会社 サンシャインから発売されている超薄型制振シート B-50(ブラック 490mm×445×1.4)である。これは重量感のある薄い板のようなものでオーディオ機器の下に敷いて余計な振動を完全にコントロール、音質を向上させようというものである。

 その効果はAV機器にもおよび我が愛機 ブルーレイプレーヤーのDVD-3800BDに使用しても絶大な威力を発揮したという報告が価格コムにあったくらいだ。これで価格が2万、3万すれば「あんた、そんな金、おいがどぎゃんして払えると思うとね」(そんな大金どうやって払えると思うのですか)で、その話はもう打ち切りとなるのだが、これが定価で9,500円、実売8,800円くらいになりそうなのである。実に微妙な値段で手軽にはいはい買うわけにはいかないが、かといって手が届かないものでもない。私の悩みはいや増すばかりなのだ(笑)。

 たとえ、効果がなくってもまたと学会の例会でネタにすればいいやと思ったけれども、これはちょっとかさばって重いので持っていくのが大変だなあ。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ。食ったもの、朝飯にコンビニの調理パンとコーヒー牛乳。昼はカップヌードルシーフード。夕食はマグロの刺身、カツオのタタキ、焼き餃子、生野菜、後は昨日の残りゴハンで作った炒飯。缶ビール二缶飲んじゃいました。〆のコーヒーは如例。

 その後ハイビジョン録画の『歓喜の歌』を見る。これは言うまでもなく立川志の輔師匠の同名新作落語を映画化したもの。あのやる気のない主任のキャラクターがさらに磨かれて、より一層駄目になっている(笑)。彼があたふたしたり開き直ったりどうにもならなくなって落ち込んだりする場面は演ずる小林薫の上手さもあって、近年まれにみる喜劇映画的な面白さ。彼の姿がところどころ東宝 社長シリーズのフランキー堺にダブって見えた・・・というのは誉めすぎでしょうか(さすがに森繁はオソレオオイ)。

 ただ、その分割を食ったのがラーメン屋・リフォーム屋のおかみさん、藤田弓子か。原作の落語ではこのおかみさんが入院した旦那の後を埋めるべく、どれだけ頑張って仕事をしているかが丁寧に描かれている。彼女はそんな激務をコーラスグループの練習を支えにして耐えているのである。だからこそ、責任逃れに終始した主任がおかみさんの頑張りに打たれて、一転してコンサートの成功目指して奔走する流れに説得力があるのだ。映画ではこのあたりがもうひとつ不明快であり、小林薫の改心がご都合主義的になってしまっているきらいがある。

 まあ、非常に良く出来た映画だからこそ、逆にこうした些細な欠点が気になってしまうのですが。

 ハイビジョン画質はコントラストに不満があり眠い画質である。5.1チャンネルサラウンドは生活音・環境音の再現に優れ、またラストのコンサートも情感たっぷりに再生してくれた。

 シャワーを浴びて今度はハイビジョン録画の『ナンパの定石』 ナンパの達人である男女がお互いのテクニックの全てをかけてお互いに惚れさせようとするお話。二人で代わる代わる仕掛けるいやがらせ・トリックの応酬は大変面白くコメディとしては「むむ、おぬしやるではないか」という水準。しかし、どうもこの映画の製作者が狙っていたと思しきお洒落なラブコメディとは反対の方へ行ってしまったようで、全体として垢抜けていないなあと思ってしまいました。

 ハイビジョン画質は秀麗。暗部の沈みが素敵だ。ステレオ音声は雨の包囲感が宜しい。

 その後しばらくテレビを見て午前2時半就寝。しかし三時ごろ誰かの喚き声で目を覚まされてしまう。隣のコンビニでヤンキーみたいなのが口げんかしていたようである。これ自体は割りとすぐに終わったのだが、元来やる気の薄い私の睡眠欲にとっては致命的でてきめんに目が冴え眠れなくなった。チクショー、テメーぶっ殺すと喚きつつおき出し自室でまたテレビ。結局再就寝できたのは午前4時過ぎであった。

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2009年5月 2日 (土)

5月1日(金) 「あんた、バッハ?」

 「ドイツ三大Bも知らないの?」 5月の輸入ブルーレイ 予定通りの注文となった。。『Splinter』 『スラムドッグ$ミリオネア』 『ザ・スピリット』 『ウェディング・シンガー』(日本語字幕・音声入り) 『ファイナル・ディスティネーション』。これで送料合わせて12,510円。あれ、あれれ、4月28日に計算した時は12,224円だった筈で300円近く値上がりしているぞ、どうなっているんだ、世の中間違っとるよー。
 
 また、S丘のラーメン屋 Yに行ってきたぞ。あんまり美味しくないと言っていたくせに何故、すぐにまた行くのだといわれそうだけれども、ここには豚骨の博多屋台ラーメンと醤油豚骨のYラーメン、それに中華そばという三つのタイプのラーメンがある。店を評価するなら最低Yラーメンも食っておくべきではないかと考えたからの再訪問なのである。しかし、やっぱりYラーメン(醤油豚骨 平打ち麺)も駄目だった。博多屋台ラーメンと同じく旨みもコクもないそっけないスープ。そして最悪なのは後口にすっぱい嫌な味が残ること。前と同じく麺は美味しいのだが、このスープは駄目だろう(笑)。

 替玉についてくるタレを多めに入れてみたらどうだろうかと思ってわざわざ替玉までしたのに、これでもただしょっぱさが増しただけ。はっきりいって、不味いぞ、これ。

 味覚は十人十色だとは分かっているけれども、ここまでラーメンマニアの人と評価が食い違ったのは初めて。今まではたとえあの博多新風だって「上品すぎて好みに合わない」というだけで、それなりに美味いとは思っていたからなあ。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。昼飯は前述の通りYラーメンと替玉。夕食は鯛の刺身、ブリの煮付け、出来合いの串カツ2本、生野菜。後は海苔でゴハンを一膳。〆のコーヒーは如例。

 それからTSUTAYAで借りてきたブルーレイ 『ワールド・オブ・ライズ』を見る。テロリストとディカプリオの対決、ヨルダン情報部との駆け引きなど、良く出来たスパイ・諜報戦もので十分に面白かったのだが、戦争の光と影というお題目がちょっとわざとらしかったのが大きな欠点。ヨルダン情報部による仕掛けでテロリストに捕まり拷問されるディカプリオにグアンタナモでやっぱり拷問されるテロリストがオーヴァーラップする場面など、アメリカ(自由社会)とテロリストたちの因果応報の構造にこだわりすぎたと言っても良いのではないか。

 ハイビジョン画質はほとんどグレインを感じないのだが、それでいて異様に高解像度。爆発で吹き飛ばされる破片の描写の細かさに唸らされる。5.1チャンネルサラウンドはトゥルーHD。音圧が低く4ノッチヴォリュームを上げなければならなかったが、威力は十分。特に音の移動感の再現に優れ前から後ろから右から左から飛び回るヘリコプター、車、オートバイ、人に驚かされてしまったよ。

 シャワーを浴びてから今度は今までちびちび見ていたハイビジョン録画の『白いドレスの女』を最後まで。キャサリン・ターナーの底が知れない悪女ぶりに大拍手。しかし、あの時限発火装置にはちょっと無理がありましたなー、あの状況なら柱を落として頭を潰すだけで事故死を演出できますからなー、まあ、詳しく調べられればバレてしまうでしょうけれども、後にあからさまな放火の道具が残るよりはましじゃないかと思うのですなー。まあ、これがなければラストのキャサリン・ターナーの「身代わり大脱出!」を演出できなかったという都合は分かるのですが、もうちょっとなんとかできなかったのでしょうか。

 ハイビジョン画質は非常にノイジーでハイライトの飽和も早い。ただスキントーンの描写が素晴らしく、キャサリン・ターナーの美しさをよりいっそう引き立てる。

 その後輸入ブルーレイでシリアルの『キャプテン・マーベル』(『Adventures Of Captain Marvel』 1941)第一話 『スコーピオンの呪い』をみる。あからさまな人形がぱあっと向こうからワイヤーで吊られて飛んできましてタイトルが出ます。そしてキャラクター紹介。ビリー=キャプテン・マーベル(トム・テイラー)、ホイットニー・マーフィー(フランク・コグラン・ジュニア)、紅一点のベティ・ウォレス(ルイス・カリー)、ジョン・マルコム(ロバート・ストレンジ)、ルター・ベントレー(ハリー・ワース)、ハリー・カーライル(ブライアント・ウォッシュバーン)、タル・ショタリ(ジョン・デビッドソン)、ステファン・ラング博士(ジョージ・ペンブローグ)、ドワイト・フィッシャー教授(ジョージ・リン)・・・。ああ、疲れた(笑)。

 そしてそのすぐ後にシリアルのお約束。長い字幕で基本設定が説明されます。タイとビルマの国境近くに謎めいた谷があった。この墓の谷と呼ばれ白人にとって禁断の地であるとされてきたのである。しかしここにジョン・マルコムの考古学研究隊がやってきた。そして長らく隠されてきたスコーピオン王朝の秘密が暴かれようとしているのだ。

 その直後現地の人によって打ち鳴らされるドラ。マルコム探検隊のキャンプ地では現地コーディネーターとして参加しているタイ人のタル・ショタリがこれを聞いてびっくり。「いけない、あれ、戦いの合図あるよ、みんな攻めてくるあるよ」マルコム隊長は直ちに迎撃の準備を命令します。丸太を組んで作った扉をしめ、機関銃を配置。さあ、「○蛮人撃退の準備はできた」馬で突っ込んでくる現地の人たちに発射開始。ばたばたとなぎ倒されてしまいます。しかし彼らはひるまない。馬を降りて体勢を整え逆に激しいライフル攻撃を仕掛けてきたのです。

 このままだとジリ貧になるということで白旗を揚げて休戦協定。タルが現地の人の王様に面会を申し入れるのでした。王様、「白人来た、スコーピオン怒る、スコーピオンの呪いくる、許せない」タルは首を振って遠くに見える山を指差します。「お前、見えるか、そう、スコーピオンの火の山。言い伝えではスコーピオンが怒ると山もまた怒って火を吐き出すという。お前、山、怒ってない、だからスコーピオンも怒ってない。攻撃やめろ」驚くべきことにこの屁理屈で現地の人たちは退散してしまったという(笑)。

 マルコム探検隊の人たちは大喜び。「よし、これで明日には墓を調べることができるぞ」と張り切っております。そんな中一人だけ渋い顔をしているのがタル。「白人、このまま帰る、それが一番面倒少ない。墓暴く、みんな怒る、またやってくる」

 次の場面になるともう洞窟の中に入っておりまして、これがどうやらスコーピオン王朝の墓陵らしい。そしてマルコムを始めとする考古学者の皆さんは壁にサソリのマークが刻まれているのを見て大コーフン。「おい、このマークが刻まれている石、動くぞ、取れるぞ、よし外せ、外せ」壁にぽっかり穴が開きまして奥にまた別の部屋が見えるではありませんか。「うわー、凄い、凄い、あれが玄室じゃないのか、よし、中に入るぞ」この様子を見ていたビリーは呆れて「そんなことしたら単なる墓荒しっすよ、僕は外させて貰います」と逃げちゃった。

 奥の部屋に入り込んだ考古学者の皆さんはサソリの置物を発見します。この置物、尻尾や足にそれぞれ一つずつレンズのようなものがついておりまして、これが光を反射するとぼんと小爆発が起こります。びっくりした皆さんは「ああ、この足や尻尾は動かせるぞ、よし、これを動かしてレンズのフォーカスを合わせるのだ」よせばいいのになんでこんな余計なことをしますかね(笑)。で、レンズのフォーカスをきっちりあわせたとたん、どかーんと爆発してみんな失神してしまいましたとさ。

 外にいたビリーはこの爆発に驚き、皆さんを助けようとします。すると、意外なことが起こりました。秘密の扉ががーっと開いて長い髭を蓄えたローブ姿のおじいさんが出てきたではありませんか。「こりゃ、ビリー」「わあ、な、なんですか、あなたは」「わしはスコーピオン王朝の秘密を守る守護者シャザムじゃ。お前達はこの秘密を暴いてしまった。きっとこの秘密を奪って罪ならぬ人々に害を加えようとするものがでてくるじゃろう」老人はビリーを指差します。「そこでビリー、ちと唐突じゃがお前はスコーピオンの秘密の力を使ってキャプテン・マーベルになってその者たちと戦うのじゃ」

 あまりの驚きに口もきけないビリー。シャザムは岩に刻まれた文字を指差します。「忘れるな、キャプテン・マーベルのモットーを」すると古代文字だったのがぱあっと英語に変わって「ソロモンの知恵、ハーキュリーズの剛力、アトラスのスタミナ、ゼウスの全能、アキレスの勇気、マーキュリーのスピード」になるという。「どうじゃ、カッコいいだろう。ん、何、どうやって変身すればいいのかだと、なんと知らんのか、近頃の若者はDCコミックスも読まんのか。いいか、変身する時にはわしの名前、シャザムを叫ぶがよいぞ」

 ビリーは試しに「シャザム!」ぼーんと白煙が上がってわああ、本当にマント姿も凛々しいキャプテン・マーベルに変身だ。彼はその怪力を持って瓦礫をどけ、見事に他の皆さんを救出することに成功したのです。そして変身するときと同じく「シャザム!」と叫べば元のビリー青年に早変わり。これは便利なものですな。

 考古学者たちはスコーピオンの像、そして発見した巻物をキャンプに持ち帰ります。そして巻物の文句をタルに翻訳させてみると「レンズの焦点を合わせれば光を放つ。この光を当てれば何物も黄金になる」と言うではありませんか。さっそくテストしてみると、本当に光を当てた小石が黄金になった。もうみんな大喜びですよ。「これで俺たち大金持ちだ」そして彼らは用心のため、レンズを取り外してフィッシャー、カーライル、ベントリー教授、ラング博士、マルコムが分け合って保管することになりました。巻物はビリーが預かることになります。

 しかし、その夜、再び蛮族が攻撃をかけてきました。夜陰に紛れて折り曲げた立ち木の反動を利用してびよよよーん、キャンプの中へ飛び込んできたのです。彼らはビリーのテントに忍び込みまんまと巻物を奪ってしまいます。さらにこの時タイミングよく火山が爆発。これで「スコーピオンの火山、火を噴いた、スコーピオンが怒っているしるし、白人を殺せ」ということになりまして他の蛮族も攻撃に加わったのです。ビリーは無線で近くに駐屯している英国陸軍に応援を要請するのですが、このままでは軍隊到着前にやられてしまいそうです。

 マルコムはついに決意。みんなで二台の車に乗り込み強行突破をしようと考えたのでした。ビリーは彼らを援護して送り出します。一人残った彼は「シャザム!」と叫んでキャプテン・マーベルに変身。しゅたっと空を飛んで蛮族に襲い掛かるのでした。その強さはまさに比類なし。しかも銃弾もまったく通用しません。彼はこの力をかさに情け容赦なく蛮族をやっつけます(笑)。

 しかし車で逃げ出したマルコムたちに危機が迫っています。蛮族の王が「ダイナマイト、橋、爆破する。白人ども逃がさない」と命令したのです。そしてダイナマイトに点火、導火線がしゅーしゅーと炎を上げて燃え始めました。そんなことが起こっているとは露知らず橋に向って爆走するマルコムたち。あ、先頭の車は爆発前に向こうへ渡ることができた。しかし、二台目ホイットニーとベティの車はそう上手くはいきません。渡りきる直前でダイナマイトが爆発したのです。

 キャプテン・マーベルは彼らを救うべく空に舞い上がります。しかし、橋が崩れて車が谷底目がけて落下したところで、二章につづきます。

 その後録画しておいた「黄金伝説」などをだらだら見る。就寝午前3時近く。

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2009年5月 1日 (金)

4月30日(木) 『ザ ビースト~巨大一家の逆襲』

 『ザ ビースト~巨大イカの逆襲』をあのバート・I・ゴードン監督がリメイク!あるブログ主、『ウォーリー』の国内版ブルーレイソフトが不良だったということで大層お怒りになっていらっしゃる。「みていると突然違うキャプチャー画面(註 チャプターのことらしい)に飛んだ、なんだこれは」ということで、購入もとのアマゾンにメールと思いきや、なぜか直接ディズニーに文句を言うという(笑)。コメントでアマゾンに連絡すれば交換して貰えますと言われてようやくアマゾンに交換要求すると直ちに交換品が届いた。

 しかし、この人の怒りは収まらず「メーカーの対応も丁寧だったが、プレーヤーはなんだ、モニターはなんだ、どこのキャプチャー(註 チャプターのことらしい)からどこに飛んだのかと聞かれてウザイ。こっちはそれほど暇ではない。このお役所仕事が我慢できない。サイトで不良回収の告知をしているのだからこれはリコールだ。原因は自分で調べろといいたい」こういうブログを書き綴る暇はあるのですから、それくらい答えてやりゃあいいじゃないですか。ブルーレイソフトはいまだに完全な商品ではなく、現時点で動作不良が出るのは仕方のないこと。ここは気持ちよく更なるブルーレイソフトの進化を促すためにこうした不良データーの提供をするくらいのキモチがあってもいいのでは。ちゃんと交換品が来ているのですからそこまで頑なになることはないんじゃないかと思うのですがねえ。

 そしてもう一つ付け加えておくならば、この人が言及しているメーカーサイトでの不良回収の告知というのはブルーレイソフトではなく、DVDのスペシャルエディションのこと。その内容も

(http://wdshe.jp/disney/news/detail.jsp?id=1185より引用開始)平素は弊社製品をご愛顧賜りまして誠に有難う御座います。

さて4月22日に発売致します『ウォーリー 初回限定2-Disc・スペシャル・エディション』(商品番号:VWDS5442)におきまして、一部商品にケースとディスク面の擦れを起因とするディスク面への擦り傷が発生していることが判明致しました。

弊社では、当該商品のディスク再生には問題ないことを確認致しておりますが、万一、不都合がございました場合には、下記弊社お客様相談室にて対応させて頂きますので、お手数をお掛けしますが、ご案内の程宜しくお願い申し上げます。

今後もお客様により良い作品をお届けいたしますよう、いっそうの努力を重ねる所存でございますので、何卒ご理解賜りますよう謹んでお願い申し上げます。(引用終了)

 というものでかの人の状況とはまったく違う。これをメーカーが「ブルーレイディスクに不良があることを承知している」と解釈するのは曲解を通り越してもはや強弁と言うべきであろう。私はこういう文章を読むといかんいかんと思いつつもやっぱり「イラッ☆」としてしまうのであった。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。昼飯は卵豆腐素麺風(89kcal)、夕食はブリとハマチの刺身、カレー。ビール一缶、カレー一皿。〆のコーヒーは如例・・・じゃなかった、コーヒーフィルターが切れていて飲めなかったのだった。

 その後ハイビジョン録画の『ファイアー・ドッグ 消防犬デューイの大冒険 』をみる。ハリウッドのスター犬が撮影中の飛行機から落っこちる。トマトを満載したトラックの荷台に落ちたおかげでなんとか命は助かったものの、彼は一転野良犬となってしまう。そしてひょんなことから前隊長の死でやる気まったくゼロ、そのうち閉鎖になるという消防署に関わることとなる。これからはお約束どおりこの犬のおかげで消防署署員たちは誇りを取り戻し大活躍、グレかかっていた署長の息子も犬とすっかり仲良くなってラストでは連続放火魔を見つけ出すのである。

 泣かせ・お笑い・活劇の三大要素を程よくバランスした良作で、こういう映画に外れがないのがまたハリウッドの凄さでもある。そしてまた間にちょこちょこ繰り出される小さなギャグがまたお洒落。デューイは何しろスター犬であるから写真を撮影される時にいちいちポーズを取る。少年が迷い犬広告を出そうとして写真を撮ろうとするのだが、この癖のお陰で正面からの顔が撮影できなくてぶんむくれるのである(笑)。また消防署のマスコットドッグ対抗アジリティ競技の最後の障害が火の輪くぐりというのにも笑わされた。そんなサーカスのトラやライオンじゃないんだから。

 あ、誤解のないように言っておくけれども、犬が実際に火の輪をくぐる場面ではちゃんと炎がCGになっている。だからうっかり失敗するとワンちゃんが火達磨に!なんてことはないので愛犬家の皆さんもご安心を。

 ハイビジョン画質はエクスコンタクトの威力か、奥行き感が素晴らしい。その分発色が薄く解像度も物足りない。5.1チャンネルサラウンドはもう音の定位がしっかりしすぎていて、逆にキモチ悪いくらい。リアL・Rを行き来するヘリコプターのローター音が実にリアルだ。

 シャワーを浴びてお酒。午前11時半くらいからプロジェクターを再起動させてハイビジョン録画の『かもめ食堂』を見る。やっぱりこちらの画質も以前とは段違い。すげえなあ、すげえなあと嘆息するばかり。就寝午前1時半。

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