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2009年6月26日 (金)

6月25日(木) 『げんしけんSOS宇宙船』

 「はっはっは、バカだなあ笹原。 鏡像世界の地球なんて要るわけないじゃないか」 ニューライン/ワーナーからリリースが予告されていた『ロード・オブ・ザ・リング ブルーレイ 劇場版トリロジーボックス」の発売日が11月3日に決定。BD2層50GB 映像こーディックはVC-1で収録音声は48kHz/24bitのトゥルーHDとなる。お値段は99.98ドル、米アマゾンなら30パーセント程度の値引きとなって凡そ70ドル(+送料)くらいになるであろう。

 エクステンデッド版のブルーレイ発売は新作『The Hobbit』公開に合わせて2012年発売と言われており、ここは思い切って劇場公開版を買うか、それとも我慢に我慢を重ねてエクステンデッド版まで待つか、思案のしどころですなあ。

 ミクシィの都市伝説コミュが変。みんな、いいかい、都市伝説というのは本当か嘘か分からないというような話じゃないんだよ、そのほとんどがウソなんだよ。それなのに猟奇殺人系都市伝説のスレッドで「あのサカキバラがうちの県のショッピングセンターに働いている」という書き込みに「そりゃ、都市伝説だ」というレスがついたら、別の人が「根拠もなしに断定するのはけしからん」といきり立ったりする。

 ラブホテル都市伝説のスレッドでは未だに壁の鏡がマジックミラーで、これに気がついた客にホテル側が口止め料払うというおなじみのストーリーを信じ込んでいるやつがいて、「マジックミラーはライターの炎を近づけるとボヤーッ」となるとマジックミラーの見分け方を懇切丁寧に教えてくれる。しまいには「マジックミラーと隠しカメラを見つけて金を稼いでいる知り合いがいる」と言い出すやつまで出てきた。

 911陰謀論やアポロ疑惑が流行るのもむべなるかな。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでおしまい(笑)。昼飯は例の100kcalレトルトカレー。ゴハンはなし。夕食はビール2缶、鯨刺し、天然ひらめ刺し、生きゅうり、ステーキ、そしてなめこの味噌汁。ゴハンを一膳。〆のコーヒーは如例。

 それからハイビジョン録画の『王妃の紋章』を見る。シェークスピアめいた王族の愛憎劇というストーリーも面白いのだが、それ以上に映像の凄さだけでノックアウトされてしまった。宮殿の広大な中庭に敷き詰められた鉢植えの菊、巨大な祝いの食卓、『ロード・オブ・ザ・リング』に出てきそうなほど馬鹿でかい扉など、何もかもたくさんで巨大だ。CGを使うようになった今日でさえ、これだけスケールの大きな映像はめったに見られるものではない。

 終盤の謀反劇にも驚かされた。この中庭に誘い込まれた数千の反乱軍が巨大な鉄の壁で囲まれて、矢を射こまれ、槍でめったざしにされ、首領の第二王子一人だけを残して徹底的に肉塊にされるのである。こんなの見せられたらもう文句など言えませんよ。

 ハイビジョン画質は発色がとにかく鮮烈。黒もきっちり沈んでおり、このスペクタクルな物語を華麗に彩ってくれる。AACチャンネルは適切な重低音の聞かせ方に感心。音場もでっかい、でっかい。

 シャワーを浴びて午後11時半から『スクワーム』の続き。ジェリーがそんな酷い目に会っているとは知らず、ミックとアルマは頭蓋骨を抱えてうろうろ(笑)。どうやら歯医者へ行くようです。ははあ、歯形のカルテを見てこの頭蓋骨が誰のものであるか調べようというのですな。しかし、歯医者は休み。ミック、しばらく考えてから、「よし、窓から忍び込もうだって」さすが都会の人は無茶なことを考えます。

 うまい具合に鍵の掛かってない窓がありまして、2人はそこから歯医者へ進入。首尾よくレントゲン写真を見つけます。そして件の頭蓋骨と比べてみて、「ウウーム、これはやっぱりピーズリーさんの頭蓋骨だ、でも何でトラックの中にあったのだろう」まあ、これ以上考えても答えは出ません。いったん2人は家へ戻ることになります。

 その頃ほうほうの態で帰宅したジェリー、裸になって、あ、オッパイが見えた!、シャワーを浴びようとするのですが、バルブをひねってもお湯がでません。あ、シャワーヘッドからゴカイがにょきにょき出てきたぞ。まあ、このゴカイたち、あきらめたジェリーがバルブを閉めると何故か元の穴に戻っていってしまうのですが(笑)。

 その後ようやくミックとアルマが戻ってきました。ジェリーはロジャーがゴカイに襲われて森に逃げ込んだままになっていることを話します。そこで2人で彼を探しに行くことになりました。ステーションワゴンを買ってまずはロジャーの家へ。ひょっとしたら戻ってきているのかも知れないと思ったのですが、代わりに見つけたのはばったりと倒れていた父親ウィリー。しかも胸のあたりからもしゃこしゃ音がしております。ミック、唾を飲み込んでばっとウィリーの胸をはだけると、その目に飛び込んできたのは無数の蠢くゴカイでした。「わああああああ」仰天したミック、ステーションワゴンに逃げ戻ります。

 この時一人、車に残っていたジェリー、バックミラーに一瞬ロジャーの姿が映ってぎくりとさせられるのですが、その直後ミックが戻ってきて車を急発進させたので、そのまんまになってしまいます。この間の抜けた演出が逆に心地よかったりもする訳ですが(笑)。

 ミックは保安官に知らせたのですが、またこのボンクラ保安官がガールフレンドとスパゲティ食っている最中だったのでまともに話を聞こうとしません。頭にきたミック、「もういいです」と叫んでウィリーの養殖場へ戻ります。いろいろ調べていると、どうも貯水室の中が怪しいということになりまして、ドアに耳をつけてきいてみるとやっぱり中からこしゃこしゃというゴカイの蠢く音が。びびったミック、もう中も見ないでジェリーと逃げてしまったのでした。

 ここで頭蓋骨の種明かし。どうやらロジャー、ミックとジェリーの後をつけていたらしい。それであの骨を拾って後でジェリーを驚かせようといたのです。ジェリーはいいます。「そういえばロジャー、何かびっくりすることがあるって得意顔で言っていたわ」どうも行動の意味が分かりませんが、こんなことにこだわっていても仕方ありませんので次、行きましょう、次に。

 家へ戻ってとりあえずディナー(笑)。母親のナオミは様子がどんどんおかしくなっており、目の焦点が合っていません。また、なんでそうなったかという理由も語られないのです(笑)。彼女は不思議な笑みを浮かべながら「ロジャーも招待していたのよ、何でこないのかしら」なんて言ってます。ジェリーは「きっと仕事が忙しいのよ」とごまかして夕食が始まったのですが・・・いきなり庭の木がめきめきと倒れ台所を押しつぶしてしまったのです。幸い、みんな無事だったのですが、ミック、倒れた木の根っこをみて戦慄します。例によってゴカイがむじゃくじゃ蠢いていたからです。彼はガソリンを持ってきてゴカイを焼き払おうとしたのですが、そのちょっとした間にゴカイはみんな消えてしまったのでした。

 ミックはぽんと手のひらを打って、「そうか、分かったぞ、嵐で送電線が切れて地中に電気が流れたんだ。やつらは光を嫌う、だから、引っ込んでしまったんだ」 傍らでジェリーがミック、どうしてそんなことが分かるの?と言いたげな顔をしているのがおかしい。

 ミックは続けて「暗くなると危ない、奴らが襲ってくるぞ、板切れで家の穴をふさがなくちゃ」塞ぐってああた、台所が木の直撃で潰されているんですぜ、素人が僅かばかりの板材使ったところでどうにもなりますまいに(笑)。今のうちにみんな車で逃げたらどうか、あ、そうか、道路が冠水して隣町まで行けないんだっけ。

 ジェリーは近くに壊れた精米所の跡があってそこで板材と調達できるわと教えます。ミック、暢気にも歩いて取りに行くという・・・。そして板材を調達して帰ろうとした時に顔面にゴカイが潜り込んだままのロジャーが出現。彼を窪みの中にけり落としてしまったのです。半ば錯乱しかけているロジャー「けけけ」と笑いまして「彼女は俺のものだ、お前はそこでゴカイに食われるがいいわ」彼は足をくじいて呻いているミックに彼が運んできた板材を投げつけます。これが頭部を直撃してミック、失神します。

 さて、この間アルマはシャワーを浴びようとします。しかし、やっぱりお湯が出てこないのは姉の時と同じ。たった一つ違っていたのはこの馬鹿娘、バルブを開きっぱなしにしてしまったのです。当然、シャワーヘッドや蛇口からゴカイがうじゃうじゃと。

 とっぷり日が暮れました。2階のバスルームからかすかに聞こえてくるむじゃわじゃという音。アルマは「あ、お湯が出たんだわ」と勘違いして嬉々としてバスルームの扉を開けます。そのとたん部屋いっぱいになったゴカイがむじゃーっ。わあああああ。

 ようやく失神から目覚めたミック。すでに彼の周囲では無数のゴカイが蠢いています。彼は一計を案じてシャツを脱ぎ、木の枝に巻きつけてたいまつを作りました。これでゴカイどもはあっさり土の中に引っ込んでしまうという・・・。ミックは窪みから苦労して這い上がり、ジェリーの家へ急ぐのでした。

 次々とゴカイに襲われる町の人間たち。あのボンクラ保安官だって例外ではありません。留置場のベッドでガールフレンドと励んでいるところを襲われてはい、あの世行き。

 ジェリー、ママが「そういえば裏口の戸開けっ放しだったわねえ」と言い出したのでびっくりして閉めに行くのですが、そこに待っていたのは誰あろう、ロジャー。ジェリーあっという間に捕まってしまいましたとさ。

 ミックが戻ってきました。たいまつで照らしてみると家の床下からゴカイの塊がうじゃーっと流れ出ているではありませんか。「わああ」 家の中に入ってジェリー達を探します。すると部屋の片隅で蠢く塊、それは今まさにゴカイに食い尽くされんとしているママでした。「わあああああ」

 涙目になったミック、それでもジェリーを探さなくちゃいけません。彼はろうそくに火をつけてゴカイたちをかきわけながら二階へ向かいます。と、いかにもここにいますよてな風情で屋根裏部屋に上がるための梯子が降ろされているではありませんか。ミックがそれを登ろうとした瞬間、ロジャーが「がぁ!」ミックはロジャーと戦います。一進一退の攻防が続いた末についにミックが「いつまでも貴様の好き勝手にはさせん、正義は必ず勝つ!」と叫んでロジャーを階下のゴカイの海に叩き込んでしまったのです。

 「うぎいえええ、ぎえええ」と悲鳴を上げながらゴカイの中に沈んで行くロジャー。そしてミックは屋根裏に監禁されていたジェリーを救出します。しかし、もはや家はゴカイで埋め尽くされています。逃げる道は窓の外の木に登るしかありません。2人は窓から木に向かって身を乗り出したのですが、その時往生際悪くゴカイの海から這い上がってきたロジャーがミックの足をつかんだのです。彼は持っていた懐中電灯でロジャーの頭をがんがん叩いてなんとか振りほどき、ジェリーと共に木によじ登ったのでした。

 あっという間に翌朝となります。木の上でいつの間にか眠っていた二人を目覚めさせたのは下から呼びかける電気工事の人の暢気な声でした。「送電線直したからね、電気使えるよ」その前にあんた、2人の人間が木の上で何しているのか気にならんのかね(笑)。

 そしてカメラはゴカイが消え去った家の中へ。汚れきった室内を映し出します。2階の部屋に行って、そこにあった大型トランクがぱたりと開いて出てきたのはなんと、アルマではありませんか。彼女はこのトランクの中に隠れゴカイから逃れたのです。

 彼女が生きていることを知って大喜びで家に駆け込むジェリーとミック。エンドクレジット。

 カラー・スクイーズのワイド モノラル音声。DVDの画質はとっても綺麗。ゴカイのぬめむめした感じが良く表現されていてとっても嫌(笑)。音質もあのぐちゃぐちゃしたゴカイの蠢きを臨場感たっぷりに再現してくれて、こっちもたまらないくらい嫌。二十世紀フォックスエンターティメントのDVD。

 その後ちびちび見ていたハイビジョン録画の『有りがたうさん』を見る。追い越し、すれ違いの時に「有りがたう」と丁寧な言葉をかけるために乗客たちから有りがたうさんと呼ばれる運転手さん(上原謙)。舗装など影も形もない時代のでこぼこ道をがたがた走る乗り合いバスを通して人々の悲喜こもごもを描いているのだが、この視線がとてもやさしく見ているだけで心があったかくなるような映画だ。

 私ははっきり言って鬼畜の類だが(笑)こんな映画も好きなのである。どうだ、まいったか。

 でも、桑野通子演ずる黒襟の女はいかんねえ、いくら旅の恥は掻き捨てだからといって運転手の有りがたうさんに酒を勧めてどうするのだ(笑)。

 ハイビジョン画質はぺけ。奥行き感の表現などいいものはあるのだが、何しろフィルム傷が酷いので、そういう美点が台無しになってしまうのである。モノラル音声は不安定で時たまヴォリュームが小さくなる時があった。

 終了後だらだらTVや読書。就寝午前2時半。

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