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2009年6月29日 (月)

6月28日(日) 「ビヨンセ芸人伝」

 お前さん、ほら、ごらんよ、あの子が歌っているよ。えー、恒例のWOWOW番組表8月分であります。8月1日『大決戦!超ウルトラ8兄弟』5.1 8月2日『おくりびと』5.1 8月3日『ファーストフード・ネーション』 8月4日『ギルダ』 『いのちの食べかた』 『決断の3時10分』5.1 8月5日『唇からナイフ』 『雲南の花嫁』 8月6日『シャークウォーター 神秘なる海の世界』 『ラストゲーム 最後の早慶戦』 『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』5.1 8月7日『ダーウィンの悪夢』 『寝取られ男のラブ♂バカンス』5.1 8月9日『明治天皇と日露大戦争』 『ブロードウェイ♪ブロードウェイコーラスラインにかける夢』5.1 『コーラスライン』 『NOセックス、NOライフ!』5.1 8月10日『戦艦大和』 「シティボーイズ 30年史コントだけよ! 大竹まこと、きたろう、斉木しげる 1979-2009」 「シティボーイズ そこで黄金のキッス」 8月11日『太平洋戦争 謎の戦艦陸奥』 『アローン・イン・ザ・ダークⅡ』 『ティン・カップ』 5.1 『ジプシー・キャラバン』 8月12日『叛乱』 『TOKYO!』 8月13日『人間魚雷回天』 『グーグーだって猫である』5.1 8月16日『幸せの1ページ』5.1 『マーゴット・ウェディング』5.1 8月18日『オールウェイズ』 8月19日『石の微笑』 8月20日『たみおのしあわせ』 8月21日『ワン・ミス・コール』 8月22日『ホームレス中学生』5.1 8月23日『華麗なる賭け』 『猟奇的な彼女』 『猟奇的な彼女 in NY』 『闇の子供たち』5.1 8月25日『青いパパイヤの香り』 8月26日『アイズ』5.1 8月27日『同窓会』 8月28日『イースタン・プロミス』 8月29日『ハンサム★スーツ』5.1 8月31日『今夜、列車は走る』 

 未見の映画が42本。待ちに待っていた『猟奇的な彼女』の再放送もうれしい限り。まったく、私はあの幸福実現党(笑)が「全国民にWOWOW視聴を義務化する」という主要政策を掲げて次期衆院選にうって出ないのか不思議でならないのだ。

 仕事はまあ、いろいろあった。本日引越しの人がまとめて出したらしき燃えないごみの山を罵りながら倉庫に収めた(笑)。もうへとへとになった。

 食べたもの、昼飯に100kcalカレー(ゴハンなし)、夕食にヒレカツ、ヨコワの刺身、ポテトサラダ、付け合せの生野菜。ビール二缶、ゴハン一膳。〆のコーヒーは如例。

 その後ハイビジョン録画の『ビロウ』を見る。序盤からちょこちょこ謎をふっておいて、ラストですべてをすっきりとさせるスタイルは嫌いではないのだが、いかんせん場面、場面が単調に過ぎる。いくら潜水艦の中とは言え、同じような絵が延々続くので飽きてしまうのである。

 ハイビジョン画質は黒が沈みすぎ。ガンマ2でちょうど良い暗部諧調が得られた。AAC5.1チャンネルは音場の立体感に特色あり。潜水艦の閉塞した雰囲気を良く表現しておりました。

 その後今までちびちび見ていたハイビジョン録画の『風の中の子供』を最後まで。牧歌的な子供の物語に突如父親の横領疑惑が入り込んでくるのにびっくり。幸せな生活があっという間に壊されどうなることかと思ってはらはらして見ていたのだが、最後はきちんと父親の疑惑が晴れるというハッピーエンド。大いに安心しましたとも。

 ハイビジョン画質は駄目。ぼんやりと黒浮きしたモノクロ画質であり、また部分、部分に酷いフィルム傷が見られる。音声も不安定。時々音が小さくなったりする。

 シャワーを浴びてお酒。お供は録画しておいた「ハルヒ エンドレスエイトⅡ」 ええ、この段階で次に続くの?いくらなんでも引っ張りすぎじゃないの。ひれひれ酔って就寝午前一時過ぎ。

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2009年6月28日 (日)

6月27日(土) 「六番目の左翼」

 「六番目の小夜子」の駄洒落。たぶん読んだことはあると思うけれどもぜんぜん内容を覚えていない。ひどい。えー、前日の予告通り『新劇場版ヱヴァンゲリヲン:破』を見に行った訳です。場所はトリアス久山のTOHOシネマズ。上映時間は午後9時からのナイト、1,200円(笑)。午後9時からと言っても何が起こるかわかりませんからな、午後8時半にはネット予約のチケットを発券して場内で待機したおったのです。すると前回上映が終わって『新劇場版ヱヴァンゲリヲン:破』を見てきたお客様がどっと出てきたのですな。私はちょっと怖くなって外に逃げた。何故かと申しますとひょっとしたらこのお客様の中におつむがおかしくなった方がいらっしゃって、今しがた見てきた映画の内容を叫ぶかもしれないという事態を恐れたからであります。

 楽しみにしている映画の内容を事前に叫ばれたりしたらたまらない、まさに通り魔ならぬ通りネタバレ魔。え、そんなことがある筈ないだろうですって?いえいえ、かくいうこの私もシャマランの『シックスセンス』のオチで呆然となってですねえ、外にでたら今、これから映画を見ようという人が並んでいるじゃないですか。もう少しで「ああ、まさかブルース・ウィリスが幽霊だったなんてなあ」とその人たちに聞こえるように独り言を言うところだったですよ。いやいや、一人ではなく、友人と来ていたりしていたらきっと「やっていた」でしょうなあ(笑)。

 映画館に行くという行為はそういう危険と隣り合わせ(そ、そうか)でありますから、前回上映を見た人が出てくる瞬間には立ち会わない方が賢明と思われます。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。昼飯は3日に一度の何でも食っていいアンリミテッドランチの日だったがちょっと外に食べに出る暇がなく自宅でインスタントラーメンと冷凍食品の餃子6個となった。インスタントラーメンには生卵を落とし刻みねぎをしこたま入れたので栄養的にも納得できる食事だったと思う。

 夕食は軽く煮魚一尾とゴハン一膳。

 その後車でトリアス久山へ行く。ペットパークP2やブックオフで時間を潰し、午後9時からいよいよ『新劇場版ヱヴァンゲリヲン:破』だ。

 公開初日ということであまりネタバレはしません。ただ、各登場人物はオリジナルからかなり変わっているとだけ言っておきましょう(笑)。

 中でも一番変わったのはアスカというキャラクター。彼女は自己評価の過程においてあのシンジでもさえ必要とする他者の存在をまったく意に介さない。彼女にとって人間とは彼女自身一人のことであり他者とのコミュニケーションを必要としていないのである。TV版、旧劇場版において顕著であった加持リョウジへの思慕さえ存在しないのだ(それどころか面識すらない様子)。

 そんな彼女が使徒サハクィエルとの戦闘を通じて己一人の力ではなし得ないことがあると知る。その後葛城ミサト、シンジとの共同生活、そして綾波レイより投げかけられた「私はエヴァのパイロットとしてしか生きられないが、あなたには別の世界もある」という印象的な言葉により、心を開きかけた直後にあの悲劇。ああ、切なさの地平限りなく!ですな。

 映画そのものは大変に良かったのですが、気になったのはトリアス久山TOHOシネマズの画質・音質の悪さ。画質は普段見ているハイビジョンの映画と比較にならないくらいの低解像度でコントラストも大変物足りない。特に予告編の画質といったら我がシアターでDVDの画像を投射した時より悪く、へたすりゃVHSなみ。音のほうも、一応13番スクリーンというTHX対応のシステムであったのだがぜんぜんだめ。ハイファイレベルの音が出ていないのである。この映像・音で1,800円(今回はレイトショーなので1,200円)というのはぼったくりと言われても仕方ないですやね。

 劇場を出たのが午後11時10分。外は雨になっていた。夜半で他の車が飛ばす、暗くてよく知らない道、おまけに雨の三重苦で、車が運転しづらいったらありゃしない。僕は途中で泣きそうになりましたよ。

 それでもなんとか30分くらいで帰宅。酷い降りになっていた雨の中をコンビニまでおつまみの買出し(笑)。キャベツの浅漬けとししゃもである。シャワーを浴びてこのつまみでビールを二缶。しかしなんだってコンビニ(ぶっちゃけていえばセブン・イレブン)のししゃもってあんなに美味いのかねえ。レモン汁振って醤油たらすと頭からがんがんいけちゃうよ。

 その後さらにウィスキーの水割りなど飲みへろへろ酔って午前一時過ぎ就寝。

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2009年6月27日 (土)

6月26日(日) アヘン窟入っていった女の子

 ぼろぼろになって異人さんに連れられて行っちゃった。さて、明日はいよいよ『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』公開である。本来なら休日である水曜にゆっくり見に行くところであるが、今回はとてもじゃないが我慢できない。ということで初日、ナイトで見に行くことにしました。すでにネットのチケット予約で真ん中より少し前中央の良い席を確保してある。後は劇場に出かけるだけである、うひひひひひひ。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの 朝飯にコンビニの佐世保バーガーとコーヒー牛乳。昼飯は例の100kcalカレー、ゴハンなし。夕食はビール一缶、鯵・イサキの刺身、ジャガイモの煮っ転がし、ざるうどんたくさん。当然ながらゴハンはなし。〆のコーヒーは如例。

 その後ハイビジョン録画の『ワイルドブロウ』を見る。WOWOWの番組表では「自分が生まれた日に麻薬ディーラーだった父が仲間の裏切りで殺されたことを知った青年が復讐を誓い、その仇を討つため壮絶な死闘を繰り広げるクライム・アクション」との触れ込みであったが、これはむしろそうしたドンパチアクションというよりも、その復讐にいたるまでの道程で家族の絆というものをもう一度問い直して見せるという映画だ。疎遠になりつつあった母親、種違いの弟、そして恋人との三つの絆を情感たっぷりに描くことでドンパチアクションにはない、静かな感動を味あわせてくれるのである。

 意外な拾い物でありました。ただ、一言だけ言わせて貰うと、プエルトリコのギャングの部下、お前ら、なんで裏口を警備しないんだ、それじゃ、部下じゃなくて馬鹿ですよ(笑)。

 ハイビジョン画質は黒つぶれが気になるものの全般的に良好。AAC5.1チャンネルはBGMが信じられないほどいい。特にミューテッドトランペットのスモーキーな味わいは「え?ロスレスじゃないの、リニアPCMじゃないの」と戸惑ったほどであった。

 その後今までちびちび見ていた『多重人格 シビルの記憶』 一人の人間に16の人格が宿っているというオカルトめいた事象を女性心理学者の手により少しずつ解きほぐしていく過程を描いたもの。人格のひとつひとつを通してシビルの封印した記憶の中から母親の虐待が浮かびあがってくる過程が実にスリリングで面白く、難病ものというよりミステリーとしての面白さが感じられたくらい。

 シビル役のT・ブランチャードもすばらしい。多数のまったく性格の違う人格を言葉のアクセントや声色を完璧に変えることで見事に演じ分けてみせた。

 ハイビジョン画質は発色が地味で華やかさがない。映画の内容には合っているかも知れないが少なくとも私の好みではないって、わがままなことを言っていますな(笑)。音声はステレオ、サラウンドは控えめだがダイアローグの存在感に特徴あり。

 シャワーを浴びて午後10時半より輸入DVDで『宇宙原爆戦 人工衛星X号』(『Satellite in the Sky 』 1956)を見る。「大地を征服せし人類はやがて空へと手を伸ばし、やがて星をも我が物にするだろう ノストラダムス 1554年2月26日」 という意味ありげなエピグラフ。その後タイトルがどーんと出て映画の始まりであります。

 大空を舞う爆撃機、アブロ・バルカン。一方地上の基地ではエンジンのテスト中。この基地では近々大変なる宇宙的実験、冒険旅行が予定されていたのです。それはスターダスト計画。リーダーのマイケル・ヘイドン(キーロン・ムーア)、操縦士のラリー・ノーブル(ジミー・ハンレイ)、ジミー・ウィラー(ブライアン・フォーブス)、レフティ・ブレイキ(バリー・キーガン)の4人が乗った宇宙船を地球重力圏から脱出させようという誠に持って気宇壮大な大計画。

 アブロ・バルカンを操縦していたマイケルが地上に戻ってくるのを待って記者会見が開かれます。この時地上に戻ったバルカンは銀色、一方、先ほどまで大空を待っていたバルカンは白色、色が違っております(笑)。

 実験の責任者 ロス大佐(ドナルド・グレイ)は居並ぶ記者たちに向かって大まかな実験のあらましを説明します。「このスターダスト作戦は地球重力圏からの脱出を目的とした純粋なる科学実験であります。秒速5マイルまで加速し、高度1000マイルに到達することを目標としております」

 ところが記者たちの中に一人やたら絡んでくる人がいた。「ワールド・プレス・サービス」の敏腕女性記者 キム・ハミルトン(ロイス・マックスウェル)であります。彼はヘイドンに向かって「こんな実験何の役に立ちますの?それに二回失敗して二人のパイロットが犠牲となっているそうですわね、私には自殺行為としか思えないわ」とか酷いことを言っております。

 しかし、実験はつつがなく進行して、ヘイドンはジェット練習機に乗り込み燃料と急降下のテスト。彼の見事な操縦によって練習機は音速を突破、特製燃料が使用可能なことを実証してみせたのです。

 この結果を受けてロス大佐は高らかに宣言します。「これでスターダスト計画成功の目処がつきました。翌朝10:00に出発します」

 明日の実験に備えてクルーは思い思いの夜を過ごします。ラリーは久々に奥さんと2人きりの夜を過ごそうと、ジミーはかねてから交際中のモデル エレン(シャーリー・ローレンス)にプロポーズしようとそれぞれ張り切っております。そんな中、キムと偶然再会したヘイドン、彼女から「ねえーん、スターダスト号見せてぇ」とオネダリされてしまったのです。昼間、あんなことを言われたので普通なら断固断るところですが、何しろ相手が美人ですからなあ(笑)、ヘイドン、「ああいいっすよ」と快諾します。

 2人はジープでスターダスト号の格納庫へ。たった一人きりの警備係りに挨拶して中へ入ります。地下への階段を延々降りていくと、現れたのが地下大格納庫。そして離陸用レールに横たわっているのがロケットに橇をつけたような形の宇宙船、スターダスト号であります。地球重力圏を脱出するだけというので、ジェミニあたりのものを想像しておりましたら、これがもうむやみにでっかい。実験に反対の立場であるキムも思わず「凄いわ」とため息を漏らします。

 さて、場面は変わって帰宅したラリー、ところが奥さんのバーバラ(テア・グレゴリー)、夫が明日重大な実験に挑もうとしているというのに「あら、あなた、おかえりなさい。わたし、これからパーティに行きますから、お夕飯は冷蔵庫に入っているやつを適当にチンして食べてね」だって(笑)。いやもう、昔は大変仲の良い夫婦だったのですが、ラリーがあまりに仕事に熱心で家庭を顧みなかったので奥さん、すっかり諦めちゃっていたのですな。ラリーはそんな奥さんに強引にキス、これで仲直りできたかと思われたのですが、なんと、ここでロス大佐から緊急の呼び出し。

 ラリー、ぶすくれる奥さんを残して基地へ戻ります。

 そこでラリーはヘイドンと共に恐るべき話を聞かされるのです。彼らは最初に戦争局の教授、マリティ教授(ドナルド・ウォルフィット)を紹介されたのですが、この教授、いきなり「あー、君たち、明日トリトニウム爆弾持っていって、宇宙でテストして欲しいのよ、うん、僕も一緒にいくから心配はいらないよ」

 思わず「聞いてないよー」という顔をするヘイドンとラリー。「ええ、これは純粋な科学実験じゃなかったのですか」「いやいや、やっぱりねえ、科学だけじゃ、スターダスト号の建造費用が出なかったのよ」

 このトリトニウム爆弾、水爆より数段強力なので地球上でテストすることは不可能であり、それゆえに宇宙空間で爆発させようというのです。マリティ教授は得意げに「この爆発は全地球上で観測されるだろう。イギリスに手をだしたら酷いことになるよというまたとないデモンストレーションになる」

 しかも、酷いことに残りの2人、ジミーとレフティにはこの爆弾のことを知らせないというのです。「そりゃ、ちょっとまずいでしょう」と抗議するヘイドンですが、ロス大佐の「命令だから」の一言で抑えられてしまいます。

 ジミーはエレンのアパートへ。よーし、さっそくプロポーズだと思ったのですが、彼女に緊急のファッションショーの仕事が入ってしまったのです。これでぶすくれるジミー。まあ、もっとも後からファッションショーの楽屋に電話してちゃーんとプロポーズするのですがね。もちろん、エレンの返事もイエスで明日の本番を前に舞い上がるジミーであります。

 旦那に出かけられてしまったバーバラ、ぷんすかしながらパーティへ。そして冷たい夫にあてつけるかのごとく、トニーという男に急接近しております。パーティの後は自宅まで送って貰ったりしてなにやら怪しい雰囲気です。

 そして最後にキム。彼女は夜中過ぎにもう一度格納庫へ。もう時間で警備の人間が帰ってしまっているので中へ入り放題ですよ。そのままスターダスト号の中に潜り込むキム。スターダスト号に鍵のひとつもかけておくがいいじゃないかなあ(笑)。

 まあ、いろいろありましたがいよいよ実験当日の朝。ロケット打ち上げにふさわしくからりと晴れ渡っております。各国のアナウンサーが実況する中、着々と準備は進んでおります。クルーたちが乗り込み、ロケット噴射のテスト、そして例のトリトニウム爆弾も搬入されました。

 そしていよいよ打ち上げです。地上の扉がゆっくり開きます。そしてスターダスト号が乗せられたレールが競りあがってロケット点火!

 本日はここまで。

 その後だらだらTV。就寝午前2時過ぎ。

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2009年6月26日 (金)

6月25日(木) 『げんしけんSOS宇宙船』

 「はっはっは、バカだなあ笹原。 鏡像世界の地球なんて要るわけないじゃないか」 ニューライン/ワーナーからリリースが予告されていた『ロード・オブ・ザ・リング ブルーレイ 劇場版トリロジーボックス」の発売日が11月3日に決定。BD2層50GB 映像こーディックはVC-1で収録音声は48kHz/24bitのトゥルーHDとなる。お値段は99.98ドル、米アマゾンなら30パーセント程度の値引きとなって凡そ70ドル(+送料)くらいになるであろう。

 エクステンデッド版のブルーレイ発売は新作『The Hobbit』公開に合わせて2012年発売と言われており、ここは思い切って劇場公開版を買うか、それとも我慢に我慢を重ねてエクステンデッド版まで待つか、思案のしどころですなあ。

 ミクシィの都市伝説コミュが変。みんな、いいかい、都市伝説というのは本当か嘘か分からないというような話じゃないんだよ、そのほとんどがウソなんだよ。それなのに猟奇殺人系都市伝説のスレッドで「あのサカキバラがうちの県のショッピングセンターに働いている」という書き込みに「そりゃ、都市伝説だ」というレスがついたら、別の人が「根拠もなしに断定するのはけしからん」といきり立ったりする。

 ラブホテル都市伝説のスレッドでは未だに壁の鏡がマジックミラーで、これに気がついた客にホテル側が口止め料払うというおなじみのストーリーを信じ込んでいるやつがいて、「マジックミラーはライターの炎を近づけるとボヤーッ」となるとマジックミラーの見分け方を懇切丁寧に教えてくれる。しまいには「マジックミラーと隠しカメラを見つけて金を稼いでいる知り合いがいる」と言い出すやつまで出てきた。

 911陰謀論やアポロ疑惑が流行るのもむべなるかな。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでおしまい(笑)。昼飯は例の100kcalレトルトカレー。ゴハンはなし。夕食はビール2缶、鯨刺し、天然ひらめ刺し、生きゅうり、ステーキ、そしてなめこの味噌汁。ゴハンを一膳。〆のコーヒーは如例。

 それからハイビジョン録画の『王妃の紋章』を見る。シェークスピアめいた王族の愛憎劇というストーリーも面白いのだが、それ以上に映像の凄さだけでノックアウトされてしまった。宮殿の広大な中庭に敷き詰められた鉢植えの菊、巨大な祝いの食卓、『ロード・オブ・ザ・リング』に出てきそうなほど馬鹿でかい扉など、何もかもたくさんで巨大だ。CGを使うようになった今日でさえ、これだけスケールの大きな映像はめったに見られるものではない。

 終盤の謀反劇にも驚かされた。この中庭に誘い込まれた数千の反乱軍が巨大な鉄の壁で囲まれて、矢を射こまれ、槍でめったざしにされ、首領の第二王子一人だけを残して徹底的に肉塊にされるのである。こんなの見せられたらもう文句など言えませんよ。

 ハイビジョン画質は発色がとにかく鮮烈。黒もきっちり沈んでおり、このスペクタクルな物語を華麗に彩ってくれる。AACチャンネルは適切な重低音の聞かせ方に感心。音場もでっかい、でっかい。

 シャワーを浴びて午後11時半から『スクワーム』の続き。ジェリーがそんな酷い目に会っているとは知らず、ミックとアルマは頭蓋骨を抱えてうろうろ(笑)。どうやら歯医者へ行くようです。ははあ、歯形のカルテを見てこの頭蓋骨が誰のものであるか調べようというのですな。しかし、歯医者は休み。ミック、しばらく考えてから、「よし、窓から忍び込もうだって」さすが都会の人は無茶なことを考えます。

 うまい具合に鍵の掛かってない窓がありまして、2人はそこから歯医者へ進入。首尾よくレントゲン写真を見つけます。そして件の頭蓋骨と比べてみて、「ウウーム、これはやっぱりピーズリーさんの頭蓋骨だ、でも何でトラックの中にあったのだろう」まあ、これ以上考えても答えは出ません。いったん2人は家へ戻ることになります。

 その頃ほうほうの態で帰宅したジェリー、裸になって、あ、オッパイが見えた!、シャワーを浴びようとするのですが、バルブをひねってもお湯がでません。あ、シャワーヘッドからゴカイがにょきにょき出てきたぞ。まあ、このゴカイたち、あきらめたジェリーがバルブを閉めると何故か元の穴に戻っていってしまうのですが(笑)。

 その後ようやくミックとアルマが戻ってきました。ジェリーはロジャーがゴカイに襲われて森に逃げ込んだままになっていることを話します。そこで2人で彼を探しに行くことになりました。ステーションワゴンを買ってまずはロジャーの家へ。ひょっとしたら戻ってきているのかも知れないと思ったのですが、代わりに見つけたのはばったりと倒れていた父親ウィリー。しかも胸のあたりからもしゃこしゃ音がしております。ミック、唾を飲み込んでばっとウィリーの胸をはだけると、その目に飛び込んできたのは無数の蠢くゴカイでした。「わああああああ」仰天したミック、ステーションワゴンに逃げ戻ります。

 この時一人、車に残っていたジェリー、バックミラーに一瞬ロジャーの姿が映ってぎくりとさせられるのですが、その直後ミックが戻ってきて車を急発進させたので、そのまんまになってしまいます。この間の抜けた演出が逆に心地よかったりもする訳ですが(笑)。

 ミックは保安官に知らせたのですが、またこのボンクラ保安官がガールフレンドとスパゲティ食っている最中だったのでまともに話を聞こうとしません。頭にきたミック、「もういいです」と叫んでウィリーの養殖場へ戻ります。いろいろ調べていると、どうも貯水室の中が怪しいということになりまして、ドアに耳をつけてきいてみるとやっぱり中からこしゃこしゃというゴカイの蠢く音が。びびったミック、もう中も見ないでジェリーと逃げてしまったのでした。

 ここで頭蓋骨の種明かし。どうやらロジャー、ミックとジェリーの後をつけていたらしい。それであの骨を拾って後でジェリーを驚かせようといたのです。ジェリーはいいます。「そういえばロジャー、何かびっくりすることがあるって得意顔で言っていたわ」どうも行動の意味が分かりませんが、こんなことにこだわっていても仕方ありませんので次、行きましょう、次に。

 家へ戻ってとりあえずディナー(笑)。母親のナオミは様子がどんどんおかしくなっており、目の焦点が合っていません。また、なんでそうなったかという理由も語られないのです(笑)。彼女は不思議な笑みを浮かべながら「ロジャーも招待していたのよ、何でこないのかしら」なんて言ってます。ジェリーは「きっと仕事が忙しいのよ」とごまかして夕食が始まったのですが・・・いきなり庭の木がめきめきと倒れ台所を押しつぶしてしまったのです。幸い、みんな無事だったのですが、ミック、倒れた木の根っこをみて戦慄します。例によってゴカイがむじゃくじゃ蠢いていたからです。彼はガソリンを持ってきてゴカイを焼き払おうとしたのですが、そのちょっとした間にゴカイはみんな消えてしまったのでした。

 ミックはぽんと手のひらを打って、「そうか、分かったぞ、嵐で送電線が切れて地中に電気が流れたんだ。やつらは光を嫌う、だから、引っ込んでしまったんだ」 傍らでジェリーがミック、どうしてそんなことが分かるの?と言いたげな顔をしているのがおかしい。

 ミックは続けて「暗くなると危ない、奴らが襲ってくるぞ、板切れで家の穴をふさがなくちゃ」塞ぐってああた、台所が木の直撃で潰されているんですぜ、素人が僅かばかりの板材使ったところでどうにもなりますまいに(笑)。今のうちにみんな車で逃げたらどうか、あ、そうか、道路が冠水して隣町まで行けないんだっけ。

 ジェリーは近くに壊れた精米所の跡があってそこで板材と調達できるわと教えます。ミック、暢気にも歩いて取りに行くという・・・。そして板材を調達して帰ろうとした時に顔面にゴカイが潜り込んだままのロジャーが出現。彼を窪みの中にけり落としてしまったのです。半ば錯乱しかけているロジャー「けけけ」と笑いまして「彼女は俺のものだ、お前はそこでゴカイに食われるがいいわ」彼は足をくじいて呻いているミックに彼が運んできた板材を投げつけます。これが頭部を直撃してミック、失神します。

 さて、この間アルマはシャワーを浴びようとします。しかし、やっぱりお湯が出てこないのは姉の時と同じ。たった一つ違っていたのはこの馬鹿娘、バルブを開きっぱなしにしてしまったのです。当然、シャワーヘッドや蛇口からゴカイがうじゃうじゃと。

 とっぷり日が暮れました。2階のバスルームからかすかに聞こえてくるむじゃわじゃという音。アルマは「あ、お湯が出たんだわ」と勘違いして嬉々としてバスルームの扉を開けます。そのとたん部屋いっぱいになったゴカイがむじゃーっ。わあああああ。

 ようやく失神から目覚めたミック。すでに彼の周囲では無数のゴカイが蠢いています。彼は一計を案じてシャツを脱ぎ、木の枝に巻きつけてたいまつを作りました。これでゴカイどもはあっさり土の中に引っ込んでしまうという・・・。ミックは窪みから苦労して這い上がり、ジェリーの家へ急ぐのでした。

 次々とゴカイに襲われる町の人間たち。あのボンクラ保安官だって例外ではありません。留置場のベッドでガールフレンドと励んでいるところを襲われてはい、あの世行き。

 ジェリー、ママが「そういえば裏口の戸開けっ放しだったわねえ」と言い出したのでびっくりして閉めに行くのですが、そこに待っていたのは誰あろう、ロジャー。ジェリーあっという間に捕まってしまいましたとさ。

 ミックが戻ってきました。たいまつで照らしてみると家の床下からゴカイの塊がうじゃーっと流れ出ているではありませんか。「わああ」 家の中に入ってジェリー達を探します。すると部屋の片隅で蠢く塊、それは今まさにゴカイに食い尽くされんとしているママでした。「わあああああ」

 涙目になったミック、それでもジェリーを探さなくちゃいけません。彼はろうそくに火をつけてゴカイたちをかきわけながら二階へ向かいます。と、いかにもここにいますよてな風情で屋根裏部屋に上がるための梯子が降ろされているではありませんか。ミックがそれを登ろうとした瞬間、ロジャーが「がぁ!」ミックはロジャーと戦います。一進一退の攻防が続いた末についにミックが「いつまでも貴様の好き勝手にはさせん、正義は必ず勝つ!」と叫んでロジャーを階下のゴカイの海に叩き込んでしまったのです。

 「うぎいえええ、ぎえええ」と悲鳴を上げながらゴカイの中に沈んで行くロジャー。そしてミックは屋根裏に監禁されていたジェリーを救出します。しかし、もはや家はゴカイで埋め尽くされています。逃げる道は窓の外の木に登るしかありません。2人は窓から木に向かって身を乗り出したのですが、その時往生際悪くゴカイの海から這い上がってきたロジャーがミックの足をつかんだのです。彼は持っていた懐中電灯でロジャーの頭をがんがん叩いてなんとか振りほどき、ジェリーと共に木によじ登ったのでした。

 あっという間に翌朝となります。木の上でいつの間にか眠っていた二人を目覚めさせたのは下から呼びかける電気工事の人の暢気な声でした。「送電線直したからね、電気使えるよ」その前にあんた、2人の人間が木の上で何しているのか気にならんのかね(笑)。

 そしてカメラはゴカイが消え去った家の中へ。汚れきった室内を映し出します。2階の部屋に行って、そこにあった大型トランクがぱたりと開いて出てきたのはなんと、アルマではありませんか。彼女はこのトランクの中に隠れゴカイから逃れたのです。

 彼女が生きていることを知って大喜びで家に駆け込むジェリーとミック。エンドクレジット。

 カラー・スクイーズのワイド モノラル音声。DVDの画質はとっても綺麗。ゴカイのぬめむめした感じが良く表現されていてとっても嫌(笑)。音質もあのぐちゃぐちゃしたゴカイの蠢きを臨場感たっぷりに再現してくれて、こっちもたまらないくらい嫌。二十世紀フォックスエンターティメントのDVD。

 その後ちびちび見ていたハイビジョン録画の『有りがたうさん』を見る。追い越し、すれ違いの時に「有りがたう」と丁寧な言葉をかけるために乗客たちから有りがたうさんと呼ばれる運転手さん(上原謙)。舗装など影も形もない時代のでこぼこ道をがたがた走る乗り合いバスを通して人々の悲喜こもごもを描いているのだが、この視線がとてもやさしく見ているだけで心があったかくなるような映画だ。

 私ははっきり言って鬼畜の類だが(笑)こんな映画も好きなのである。どうだ、まいったか。

 でも、桑野通子演ずる黒襟の女はいかんねえ、いくら旅の恥は掻き捨てだからといって運転手の有りがたうさんに酒を勧めてどうするのだ(笑)。

 ハイビジョン画質はぺけ。奥行き感の表現などいいものはあるのだが、何しろフィルム傷が酷いので、そういう美点が台無しになってしまうのである。モノラル音声は不安定で時たまヴォリュームが小さくなる時があった。

 終了後だらだらTVや読書。就寝午前2時半。

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2009年6月25日 (木)

6月24日(水) 『ミクロのげんしけん』

 「はっはっは、バカだなあ笹原。 血のつながったラクウェル・ウェルチなんて要るわけないじゃないか」今、悩んでいること。それはアメリカ盤DVDで「フューチュラマ#1~#4」を買うか、買わないか(笑)。4シーズンまとめたボックスセットというのがあって、これが米アマゾンでおおよそ85ドル。この値段ならお買い得だと思うのだが・・・何か、買ったらすぐにブルーレイのボックスセットが発売されるような気がしてならんのだ。ブルーレイだと画質も綺麗だし、おまけにリージョンコードの縛りがないから国内プレーヤー、レコーダーでも再生OKという利便さがある。だから、もう少し様子を見てみようかなあと思っていたのですが、

 はい、アマゾンのマーケットプレイスで中古送料込み67.28ドルというのを見つけて即注文してしまいましたとさ。これくらいだったらブルーレイが出ても惜しくはないぞ、ないと思うぞ、うん、惜しくないない。 

 本日は休み。午前9時半に事務所へ出て日記つけとネットのチェック。とある不動産屋へある秘密のお願い。その後一時間半のウォーキングをやって、例のごとく漫画喫茶へ。とんかつ定食頼んで3時間の漫画読み。午後4時半に事務所へ戻って亀の世話やミクシィへの書き込みなど。その後同人誌原稿書き。思ったように進まずいらいらする。

 午後6時に帰宅。缶ビール一本飲みながら「レインボーマン #49」を見る。久々に外に出てきたミスターK、なんで今回に限ってへんなマスクを被っているのだろうと思ったら、途中でアクション場面があったので納得。スタントの人にマスクを被せてしまえばカット割でごまかしたり、望遠で撮影したりという手間が掛からなくなるもんね(笑)。

 夕食は豚肉みそ焼き、イサキの刺身、生野菜、ナスとたまねぎの味噌汁。ビールをもう一缶飲んでみそ焼きをオカズにゴハンを一膳。〆のコーヒーは如例。

 その後ハイビジョン録画の『ハンティング・パーティ』を見る。ボスニア紛争で国際的な波紋を呼ぶことになった8000人が殺害されたとされる「スレブレニツァの虐殺」。本作はその虐殺の首謀者カラジッチをモデルにしたフォックスという男を、スクープを狙うジャーナリストたちが追う社会派エンタテインメントである・・・のだが、いやいや、どうも話がテキトーでツッコミどころ満載。ダスティン・ホフマン演じる戦場ジャーナリストがやばい人物を追っかけていて、明確な脅しをかけられているのにも構わず同じホテルに漫然と宿泊し続ける無用心さには呆れたし、CIAから強制送還される途中にサラエヴォ空港?からすたこら簡単に逃げ出してしまうのにも失笑させられた。

 米国や英国などがカラジッチと密約を結んでいたと仄めかすのも安手の陰謀論としか見えず、非常に雑なつくりのつまらない映画だったとしか言いようがない。

 ハイビジョン画質は解像度に不満あり。森の場面など木の葉の重なりに立体感がなくべったりと潰れて見える。音声はステレオ。サラウンド感は一部で感じられたのみ。

 その後今までちびちび見ていた『白鯨』を最後まで。グレゴリー・ペック演じるエイハブ船長のプロフェッショナリズムに大感心。彼は鯨の生態を完全に把握していて、今、この季節どこに何クジラがいるということが掌を指すかのごとく分かるのだ。この人の言うとおりにすれば大漁間違いなしの業界きってのスーパーカリスマ船長なのである。

 後半、モビーディックの情報を聞くなり復讐鬼と化して船員すべてを犠牲にするかのような勢いで挑む彼の姿は前半のプロフェッショナルなそれとは著しく乖離しており、その執念、情念の凄まじさがこの映画の悲劇性をより高めているというのはうがった見方であろうか。

 ハイビジョン画質は発色が地味。映画の内容を考えればこっちのほうがあっているのかな。

 シャワーを浴びてお酒。お供は録画しておいた「ナイトシャッフル」 

 就寝午前1時過ぎ。

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2009年6月24日 (水)

6月23日(火) 『大沢と私』

 と劇団ひとりが。いや、しかし大沢あかねほどしゃべることのつまらないタレントって他にいないと思う。ここまでつまらないことを喋って、あの厳しいテレビ・ヴァラエティ業界の中で生き残っているというのはある種驚異でもある。イラッ☆とさせられるタレントがいっぱいいるなか、彼女の「人畜無害的なつまらなさ」は逆に重宝されるのかも知れぬ。

 岡田斗司夫さんのダイエット・ブログで知った100kcalレトルトカレー (http://www.sbfoods.co.jp/press/text/2009/0902100kcal.html) 国産野菜のビーフカレー、8種の彩り野菜カレー。え、レトルトカレーで100kcal?だったらパックのゴハン がおおよそ287kcalだから400kcal弱でカレーが食べられるじゃないかと大喜びしてさっそく買ってまいりました、ビーフカレーの方を。

 すでに朝飯を食っていたので昼飯にゴハンなしのカレーソースだけで食べてみたのですが(笑)、うわあ、これ、美味いよ、カロリーカットというハンデをものともしない美味しさでダイエット食につきものの、貧乏くささやみじめったらしさはみじんもなし。いや、それどころか安手の普通のレトルトカレーよりはるかに美味しいじゃないか。

 これにカロリーハーフのビーフシチュー・クリームシチューを組み合わせれば、ほとんど空腹感のない、そして栄養バランスに偏りのないダイエットが可能なのではないか。

 まー、その分、食費が嵩んでしまいますけどね。

 今、愛用しているのが歯磨き剤のぺリオバスターN 植物から抽出された成分からできている歯磨き剤で殺菌作用が強く、歯周病患者用として使われるもの。「植物から抽出されたから安全だ」という戯言は置いといて(笑)、実際この歯磨き剤の効能には恐るべきものがある。元来私は歯があまり頑丈ではなく、歯茎自体も地鶏など硬いものをがりがり食うとゆるゆるになってしまうような弱虫である。ひそかに、「これはいくら歯磨きしても歯医者に通っても追いつかないな、末は総入れ歯か、どうも冴えないな、いやになっちゃうな、ふがふが」と悩んでいたくらいだ。

 ところがこのぺリオバスターNを使うと歯茎がぴしりと引き締まる。どんな硬いものを食っても大丈夫な鋼鉄の歯茎に変身するのである。しかも虫歯菌を殺菌し、口臭予防の効果もあるというのだから、まさに無敵のスーパーデラックスゴージャスファビュラス歯磨きだ。これさえ使っていれば例の80歳で20本以上自分の歯を保とうというのも夢ではないぞ・・・ただ、この歯磨き、一本1,900円するんすよね(笑)。

 まさに王侯貴族、財閥の家族・親族ぐらいしか使えないような超高級品。庶民の庶民たる私としてはこんなに高いものを常用する訳にはいかぬ。くくくと歯軋りしながら(歯磨きだけに)一日三回のうち、一回だけこのぺリオバスターNをほんの少し使っているのである。最初に愛用と書いたが実際はこんなに貧乏くさい使い方なのだ。

 ああ、格差社会ここに極まれり!

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ。朝飯はコンビニの佐世保バーガーとコーヒー牛乳、昼は前述のとおり100kcalレトルトカレーのソースだけ。夕食はハマチの刺身とちゃんぽん。ビール一缶、お握り一個。〆のコーヒーは如例。

 その後ハイビジョン録画の『ダージリン急行』を見る。父の死をきっかけに微妙に仲たがいした三人兄弟が、インドで少年の死に遭遇、インドの自分たちとは違う死生観に触れ絆を取り戻すという実にウェス・アンダーソン監督らしいひねくれた映画(笑)。部分部分は退屈なのに終わった後にはなぜか、納得して感動しているという魔法のような効果があって、私はひどく気分が良くなってしまった。

 ハイビジョン画質はインドっぽく全体に黄色にふられている。ざらざらとした荒っぽい画質で解像度も低め。AAC5.1チャンネルはBGMの品位は高いがサラウンド効果はあまり感じられなかった。

 それから今までちびちび見ていたハイビジョン録画の『簪』を最後まで。清水宏監督作品で、舞台が山中の鄙びた温泉場、按摩の皆さんも多数出演しているという、この前見た『按摩と女』に設定がそっくり。これがロジャー・コーマン監督作品なら安く上げるために同じロケ地で二本まとめて撮影したなと思うところである(笑)。

 『按摩と女』と同じく温泉場に滞在する人間模様が事細かに描かれるのだが、本作は『按摩と女』以上にキャラクターが多彩で個性的。何かと帳場に文句をつける学者先生や、やたらに一局打ちたがる老人や傷痍軍人らしき主人公の青年などが一人の女をめぐってあれこれ言い合うさまになんともいえないユーモアがある。

 こういう上品なユーモアもたまにはいいものだ。

 ハイビジョン画質は大ぺけ。とにかくフィルム傷が酷く、画面もぴくぴく揺れる箇所があった。音声はひずみがあって聞き取りづらいという、こちらも残念な品位でありました。

 その後だらだらTV。就寝、ちょっと早めの午前2時過ぎ。

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2009年6月23日 (火)

6月22日(月) マイミク、マイミク、僕らは鉄板の上で焼かれていやになっちゃうよ

 「泳げ!たいやき君」はマイミクとの毎日の確執がきっかけとなってブログが炎上するという、今日のネット時代を予言した歌だったんだよ!!! な、なんだってー!! MMRネタですが、いまひとつ上手く行きませんでした。てへへ。デノンのハイエンドスーパーゴージャスデラックスユニバーサルプレイヤー DVD-A1UDが再三の発売延期を乗り越えてついに出荷。HiVi誌やマニア諸氏の評価ではデノンリンク 4thを使ったジッターフリー伝送も良いが、全チャンネルにAdvanced AL32 Processing 32bit/192kHz D/Aコンバーター(DVD-3800BDではそれぞれ AL24 Processing Plus 192kHz/24bit D/Aコンバーター)をおごったアナログ音声出力も侮れないという。ならば私の現用AVプリプロセッサー VARIEとの組み合わせでもそのパフォーマンスを発揮してくれるのではないか。そう思うと僕はやっぱりこの機械が欲しくなってしまうのだ。

 もちろん、定価546,000円もするものをぽんと買う甲斐性などないから、来年4月 CALIBRE Vantage-HDのローン支払いが終わってから36回払いくらいでなんとかと思っている。あ、来年のことを、それもローンを組んでブルーレイプレーヤーを買う話を聞いて鬼が腹を抱えて笑っているぞ。「ひー、やめて、苦しい、わはははは」と悶絶してやがるぞ。

 ただ、気がかりなのはReal D方式やドルビー3D方式による家庭用3D映像の導入。1~2年の間に3D映像がブルーレイディスクソフトとなって家庭用機器に導入されるのは間違いなく、ブルーレイプレーヤー、ディスプレイ、プロジェクターの製品開発に大きな影響を与えることになる。高い高いDVD-A1UDを買ったのはいいが、すぐに3D対応ブルーレイプレーヤーが発売されて陳腐化なんてことになったらもうオシマイだ(笑)。だから情勢によっては3Dに対応したA1UD相当のプレーヤーが発売されるのを待つことになるかもしれない。

 仕事はまあ、いろいろあった。食ったもの、昼飯にトコロテン(54キロカロリー)、ちょっと食べる分には美味しいのだが・・・。夕食はマグロとイカの刺身、てんぷら、ゴハン一膳。〆のコーヒーは如例。

 その後ハイビジョン録画の『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘密』 ハムナプトラシリーズの第三作。ネットでの評判が芳しいものではないため期待していなかったけれども・・・、いや、やっぱりネットの評価はあてにならん。この三作目が一番面白いではないか。

 とにかくラスト近くの最終決戦がよろしい。ジェット・リーの皇帝の兵士軍団はありがちだけど、これに対抗するミイラ軍団がやたらにカッコいいのだ。このミシェル・ヨーの妖術師によってよみがえったミイラ軍団は2000年前に皇帝によって虐殺された人たちであるから、まともな武器・防具を持っていない。鍬や鋤を手に兵士軍団に突撃していくのである。弱きものが傲慢なる支配者たちに立ち向かうというダイナミズム、黒澤映画のそれに共通するものがあるのではないか・・・ってそれは誉め過ぎですよ(笑)。

 ハイビジョン画質は極上。澄み切った黒の表現はブルーレイソフトに匹敵するレベル。解像度も高くラストバトルでミイラの一体一体を克明に描写する。AAC5.1チャンネルもすばらしい出来。サラウンドフィールドで細かな効果音までがぴたりぴたりと定位するのに驚かされた。

 シャワーを浴びて午後11時過ぎからぽすれんのレンタルDVDで『スクワーム』(『Squirm』 1976)を見る。1975年9月29日ジョージア州沿岸で発生した激しい雷雨は送電線を切り、数十万ボルトの電流を地中に流した。その後、小さな田舎町フライクリークの住民は身の毛のよだつような怪奇現象を目撃することになる。

 これはその一部始終である。冒頭から大仰なテロップであります(笑)。

 そのテロップどおり荒れ狂う雷雨と強風、ここでタイトルがむわーんと出てまいります。そして強風はついにミニチュアの送電塔をへし折ってしまいました。切れた電線は地面におち、ばちばちと派手な火花を散らします。暗闇の中でゴカイがくわーと暴れ始めました。

 翌朝、台風一過の日本晴れとなります。雷雨で台風じゃないし、第一ここはジョージア州だろうというツッコミは覚悟の上でのボケでございます。さて、暢気にシャワーを浴びておりますのが本策のヒロインでありますジェリー(パトリシア・パーシィ)。彼女は一軒家に母のナオミ(ジーン・サリバン)、妹のアルマ(フラン・ヒギンズ)と三人暮らし。そしてその家の庭ではゴカイ養殖業者の息子ロジャー(R.A.ドウ)が嵐で飛ばされてきた木の枝を片付けております。実は、このロジャー、ジェリーに気がありまして、その関係で何くれとなく手伝っているという設定です。

 まあ、ジェリーにはまったくそういう気はなく、それどころか州の展示会で知り合ったミックをロジャーのトラックを借りて迎えに行こうとしております。彼を家に滞在させて休暇を楽しもうというのですから、こういうのふつー、デキていますよね(笑)。

 さて、そのミック、バスに乗ってフライクリークを目指しております。ところがバスは途中でストップしてしまいました。フライクリークへの道が雷雨のせいで水没していたのです。慌ててバスを降りるミック。この時、彼が抱えている大きなバック、釣竿、ラケットなどが乗客の皆さんに当たって大迷惑。微妙にイラッ☆とさせられるキャラですな。彼はバスの運転手さんに「森を抜ければすぐフライクリークだよ」と言われて森の中へ入り込むのですが、道はないわ、潅木が邪魔だわ、虫がぶんぶん刺しにくるわ、えらい難行。おまけに深い水溜りにずぼりと嵌ってしまったのです。

 と、「アハハハハ」という笑い声。それは彼を迎えにきたジェリーでした。どうやって、森の中のミックを見つけたのか定かではありませんが(笑)彼女は彼を引き上げトラックへ戻ります。

 町は昨夜の雷雨のせいで停電状態。ジェリーの家も例外ではなく冷蔵庫がストップして食べ物が腐りかけております。そのためナオミから頼まれていた氷を買いにいくジェリーですが、この時待ちきれなくなったミックはあるダイナーに入って、無愛想な女主人に「エッグノック頂戴」「そんな飲み物ないわよ、何、それ」「チョコレートの炭酸割さ」 女主人、不器用にそれを作ります。

 ミック、出されたエッグノックを一口飲んで「うぇええええ」 ばしゃりとコップを倒してしまいました。するとこぼれた液体の中で馬鹿でかいゴカイがうごめいているではありませんか。「しぇーっ、なんじゃ、こりゃ」飛び上がるミック。しかし、女主人はこのゴカイを見ている筈なのになぜか逆切れです。「なにさ、不味いなら不味いって言えばいいじゃない、やっぱり都会のよそ者はイヤだよう」そんな不気味な飲み物出しといてこの言い草はないと思うのですが(笑)。この騒ぎに今までウェイトレスの尻をなでまくっていたセクハラ保安官、レストン(ピーター・マクラーン)が登場。「坊主、よその町にきて、何文句言ってやがるんだ、おととい来な!」とたたき出されてしまいましたとさ。

 「やっぱ田舎というところは恐ろしい」びっくりしてトラックに戻るミックであります。

 さて、いったんジェリーの家に行きまして、ミックをお母さんとアルマに紹介。その後、ゆっくりする間もなく骨董品をたくさん所蔵しいるビーズリーさんの家へ行こうということになります。実はミックのこの旅行には骨董品集めという目的があったのです。何か不自然ですが、本当にそうなのだから仕方ありません。文句なら映画作った人に言って下さい。

 この時、台所ですばやくジェリーにキスするミック。やっぱできてんじゃないか、この二人。

 さあ、ジェリーのステーションワゴンに乗って出かけよう・・・、こんな車があるのなら、何もロジャーのぼろトラックを借りることはなかったのではないでしょうか(笑)。そのロジャー、隣家で父親のウィリー(カール・ダジェンハート)と激しく口論しております。不思議に思ったジェリーが事情を聞いてみると、「荷台に積んでいたゴカイがみんな逃げちゃったんだよ、この馬鹿息子がほいほい人にトラックを貸したりするからだ」わあ、飛んだやぶへびだ(笑)。ジェリーは慌てて涙目になっているロジャーを「私たちも逃げたゴカイを探すからそうしょげないで」と慰めるのでした。

 今度こそ出発。ビーズリー家への道中、ジェリーはミックにゴカイについて説明します。「この辺のゴカイはフツーじゃないの、牙があってね、噛むのよ」これを聞いて物凄く嫌な顔をするミックが愉快。

 さて、ビーズリー家に到着して、ドアをノックするジェリー。しかし誰も出てきません。裏口の方も同じ。「おかしいわね、約束していたのにどうしたのかしら」いろいろ探し回るうちに「ヒーッ」ジェリーの悲鳴が響きます。なんと庭の片隅に白骨が転がっていたのです。二人は慌ててあの尻なでセクハラ保安官、レストンを呼びに行くのですが、なんということでしょう、二人が保安官連れて戻ってきた時には問題の白骨が消えてしまっていたのです。保安官はじろりと二人を睨んで、「ジェリー、君はアルマと違ってまともだと思っていたけどな、それから、小僧、こんどやったら誓ってぶち込んでやるからな、覚えとけ」

 この後2人はビーズリーが常連であったバーへ行きます。そこで偶然ロジャーに出会ったのでお詫びのしるしということで釣りに誘うのでした。あ、このバーの主人も骨董好きでミックにいろいろと勧めます。ジェリー曰く「この町の人は異常に骨董を売りたがるの」だそうで。

 2人はいったん家へ戻ってサンドウィッチの昼食。この時サンドウィッチをもぐもぐやっているミックの後ろの壁でゴカイがつらーっと滑り落ちるのですが、2人とも気がつきません。飯を食い終わったミック、「そういえばダイナーでエッグノックを頼んだら中にゴカイが入っていた。あの時逃げたのか」よせば良いのにもう一度あのトラックを調べようということになるのですなあ。

 2人はこっそりと荷台に近づいて中を調べます。中はゴカイが逃げた後の空き箱だけかと思われたのですが、奥のビニールシートを持ち上げてみると、その下にあったのがやっぱり白骨。「しぇーっ」と飛び上がる2人。しかし、この時ウィリーがやってきます。二人は慌てて逃げ出したのであります。

 さて、約束どおりロジャーと釣りに出かける二人。ロジャーのボートで沼に繰り出します。この時釣りの餌として持っていったのがゴカイ。ミックは慣れぬ手つきでこの気持ち悪い虫を針につけようとしたのですが、「ぎゃあ」、なんとゴカイに腕を噛まれてしまったのでした。この傷を見たジェリーは驚きに目を丸くします。「まあ、ゴカイが肉を食いちぎっている、こんなの信じられない」「ところがあるのさ、こういうことが」唐突に言い出したのはロジャー。「昔、俺が子供のころ、親父と2人で電気を使ってゴカイを地上に追い出す実験をしたことがある。電線にすずめが3羽止まってた・・・じゃなくって、電線で地中に電気を流したんだ。そしたら出てくるわ、出てくるわ、月給取りの昼休みみたいにぞろぞろと」

 ところがこのゴカイたちは異様に凶暴になっていたのです。「ゴカイは俺の親指を食いちぎりやがった」切断された親指を2人に見せるロジャー。「わああ」もう2人どん引きです(笑)。

 この後、怪我の治療を口実にしてボートを降りるミック。ロジャーが釣りをしている間にあの白骨をまた調べようというのですが、息子がいなくっても父親の方はどうするつもりなのだといいたくなります。ミック、また荷台に忍び込みます。白骨を前にしばらく考えるミック。「どうやってこの白骨の身元を調べよう、そうだ、頭蓋骨を持っていこう」こいつ、本当に頭蓋骨を白骨から外して持っていくんですよ(大笑い)。ところが運悪くアルマに見つかっちゃった。アルマは彼が持っていた頭蓋骨を見て怖がるどころか、「え、誰の骨か調べるの、面白そうね、私にも手伝わせて」と言い出したのです。

 一方、ボートの上のジェリーとロジャー。元からジェリーが好きでたまらなかったロジャー、この機会を逃さずやおら立ち上がって、「ええやろ、させんかい」無理やりキスをします。「何すんのよ、やめて」とジェリーはロジャーを突き飛ばしたのですが、彼が倒れたのが例のゴカイの上。ジェリーは恐怖に目を見開きます。ゴカイがもりもりめりめりロジャーの顔面にもぐりこみ始めたからです。「ばべれぶぐれずー」と訳のわからぬ悲鳴を上げたロジャー、ジェリーもろとも水にどぼん、そのままやっぱり「びいればりれみらそみらいだー」と悲鳴を上げながらどこかへ走り去ってしまいました。取り残されたジェリー、呆然とします。

 本日はここまで。

 シャワーを浴びて今度はハイビジョン録画の『按摩と女』を見る。短い時間の作品ながらやたらに登場人物が多く、人物の交流も多岐にわたっておりぼんやりしているとストーリーが分からなくなってしまうくらい。この複雑な人間関係をつかっていかにも山間の鄙びた温泉地という雰囲気をかもし出しているのが監督の腕なのでしょうなあ。ストーリーを追うというよりこの雰囲気を楽しむ映画なのかも知れない。

 液晶モニター UNITCOM UNI-LCD24/Bでの鑑賞。黒は相変わらず駄目だが(笑)この解像度の高さには惚れ惚れしてしまう。

 その後「スカイクロラ ナ・バ・テア」を読む。なんとか読了。就寝午前3時近く。

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『怪獣ゴルゴ』(『GORGO』 1960年)

 

『怪獣ゴルゴ』(『GORGO』 1960年)

 20年ぐらい前に買った輸入LDを引っ張り出してきました。やれ、LDは古くなるとノイズが入る、カビが生えるなど言われておりましたが、何、そんなことはぜんぜんなくってそれなりの画質(笑)で楽しませて貰いましたよ。

舞台はアイルランド近海、ラナという島の近く。夜の海がぱっと映りましてタイトルがどーんと出ます。そしてエンドクレジットが続きます。これが終わったかと思うとすぐに海からごごごごっとせり出してきた火山の噴火に襲われる海底探査船。噴火で恐ろしい波が起こりまして探査船は翻弄されます。危うく転覆しかかったのですが乗組員の必死の努力でなんとかそれだけは回避することができました。しかし、そのあまりの波の力の強さにスクリューが壊れてしまったのです。

 この探検隊の長であるジョー(ビル・トラバース)とサム(ウィリアム・シルベスター)は故障箇所を調べて「思ったよりは酷くないが修理に3日間ほど掛かるな」と結論します。ならば水の補給が必要だということで二人はボートでラナ島へ向かったのでした。ところがラナ島の方も昨晩の津波にやられていて港など大変な被害を受けております。サムは忙しく立ち働く島民に「港の責任者はどこかね」と聞いて「あー、忙しいだに、何のようだ、責任者?あ、ほれ、あっちじゃ、あっち」と邪険に扱われてムッとしております(笑)。

 まあ、それでもとにかく島民が指差した方へ歩いていきますと家があった。ははあ、ここだなとノックをしますと出てきたのは幼い子供。彼に「パパはおいでかね」と聞くと子供は首を振って「ううん、おいらにはパパはいないんだ。うん、ここは港の親分の家だけど今いないよ、おいら、その人のことを手伝っているんだ」

 この子供、ショーン(ヴィンセント・ウィンター)は「親分は考古学者なんだ」と言い出します。そして二人に家の裏手の倉庫を見せてくれるのでした。そこにはバイキング時代の剣や槍など貴重な品物がたくさん。蛇のような頭を持った怪物の船首飾りもあります。「この怪物はね、オグラっていうんだ、本当だよ」得意げに話すショーン。いわゆる伝説の怪物ということなのでしょう。すっかり圧倒されてほうほうと頷くばかりの二人であります。

 と、ここで港の親分(笑)、マッカーティン教授(クリストファー・ローデス)が登場。ジョーとサムは「あ、お邪魔してるっす、あの、船の修理をしたいんで、23日停泊させて欲しいのですが」と丁寧に頼むのですが、あにはからんや烈火のごとく怒り出す教授です。「ばかもーん!何者であれ、この島で24時間以上滞在しようとするならば政府の許可が必要なのだ、すぐ出て行きたまえ。何、水、水はやるから、さあ、さあ、早く早く」

 びっくりしてボートに戻る二人です。教授のあまりに性急な態度を怪しんだ二人、「あいつはきっと何か隠しているのに違いないぞ」 それでボートに乗って島の周辺をうろうろ(笑)。そうこうするうちに島民のボートがたくさん集まっているのに出くわします。何をしているのか聞いてみると、何でもダイバーが二人行方不明になったのを探しているらしい。と、いきなりジョーとサムのボートの近くにそのダイバーの一人が浮上。急いで助けあげてみると、彼が握っていたのは金貨ではありませんか。「なるほど、あの親分はこれを隠そうとしていたのだ」と頷きあう二人。

 この後ダイバーはふっと死んでしまいます。目だった外傷も潜水病に掛かった風でもないのにどうして死んでしまったのか。ジョーとサムはダイバーの怯えたような死に顔から「彼は海底で何かを見て、恐ろしさのあまり死んだのではないか」と考えるのでした。

 そんなことがあったのにも関わらず金貨に目がくらんで海へもぐる二人。ダイバー一人が行方不明でもう一人は謎の死を遂げたというのにようやりますな。そして案の定、海中で二人は巨大な生物を発見、泡を食って海上へ逃げ戻ったのです。

 その怪物は早くもその夜ラナ島へ上陸してきます。ダイバーを探していた島民の皆さんが突如現れた怪物に銛を打ち込むのですが効果なし。怪物は港に上がりこんで漁船をぶっ壊すなどやりたい放題です。そしてこの怪獣をみて何故か喜んでいるのがショーン。「うわー、あれがオグラだ、凄いなあ」たまたま居合わせたジョーとサムは焚き火から燃える板を取り出して怪物に投げつけます。これがどうやら効いたようで明らかな苦痛の声を上げる怪獣。これに勇気付けられた島民の皆さんも同じ攻撃を仕掛けて、怪獣、ついに夜の海へ退却していったのでした。

 ちなみにショーンはみんなが火のついた板を投げつけ始めますとベソをかいて「やめて、やめて、そんなことしちゃ駄目だ」だって。

 さて、この怪物がいては海底に眠っているお宝を見つけることはできないということで、ジョーとサムは早速にゴルゴ捕獲作戦を開始。ジョーが小さな潜水球に乗って海中を捜索します。と、いきなり怪獣出現。怪獣は何のためらいもなくジョーの潜水球を抱きかかえ押しつぶそうとします。ジョーは船上のサムに「ヒーッ、出た、出た、出たァ!」サムは船員に指示してエンジンを停止させると、「よーし、この下にネットを下ろせ」このネットを怪獣に被せて捉え、ウィンチで引き揚げようという作戦のようです。

 そんな卑しくも怪獣たるものがそんな網とウィンチで捕まってたまるかいと思ったのですが、怪獣、意外とあっさり揚がってきちゃった。

 「太古の怪獣捕わる!」のニュースが全世界を駆け巡ります。この時点でお宝発見作戦はなかったことになってしまいましたけど(笑)。

 火山の爆発で目覚めた太古の怪獣が捕獲されたというのでもう世界中大騒ぎ。早速イギリス政府はダブリン大学のヘンドリックス教授(ジョセフ・オコーナー)とフラハーティ教授(ブルース・シートン)を派遣、ジョーとサムに怪獣の徹底的な調査を申し入れさせます。ジョーとサムは「あ、いいっすよ、これからイギリスへ運びますから、到着時にお願いします」でもその時丁度、サーカス興行主のドルキン(マーティン・ベンソン)から「コウギョウノケンリョウカイ、カイジュウユソウイソゲ」という電報を受け取っていたのですが(笑)。

 さて、怪獣をロープと網で拘束し、船の甲板に乗っけます。これでロンドンまで運んでいこうという算段。ところが夜になったら物陰から子供が出てきた。あ、あれはラナ島のショーンだ、どうやら、密航したようです。彼は怪獣に近づくと「僕が海に返してあげるからね」と囁くと網を切り始めます。これを見つけたジョーとサム、「なんてことするんだ、このガキが!」二人掛りでショーンをボコボコにして船室へ放り込んだのです・・・というのはウソ。さすがに子供に手を出すわけにはいきませんから船室へ入れただけ。この時ショーン、「あれを返さないと大変なことになるよ」と叫んでおります。

 さて、程なく船はロンドンへ到着。これからすぐに展示会場の公園へ運ばれることになります。これで怒ったのが二人の教授、「あの世界的な大発見を見世物にするのか」「検疫もしないでロンドンに持ち込むなんて何考えているんだ、未知のバクテリアがついていたりしたらどうするんだ」もっともな話でございます(笑)。ドルキンは慌てて「まあ、まあ、展示会場で研究をしていただきますから、ここはどうか、勘弁を」と言って二人をなだめます。

 この後展開される怪獣輸送作戦。トレーラーに麻酔剤たっぷりブチこんだ怪獣乗っけて「GORGO」と書いたシートを被せます。そして先導車に導かれてロンドン市街をパレード。動物にたっぷり麻酔剤をブチ込んで市中引き回しってのは動物愛護の意識が強いイギリス人には受けないような気がするのですがねえ(笑)。

 そして展示会場へ到着。ジョーとサム、おまけにショーンも来ています。この会場で記者会見をするドルキン。「ゴルゴという名前はどうしてつけたのですか」「何しろ怪獣ですからな、迫力がありますからな、ゴーっと襲ってきてルーと唸ってまたゴーっと襲ってくる。だからゴルゴなのです」ってこれはウソですからね(笑)。ドルキンはちゃんと「古代の怪物ゴルゴンからとりました」って言ってますからね。

 その夜いよいよゴルゴを巨大な檻の中に移す作業が行われます。まだ意識のないゴルゴをクレーンでトレーラーから下ろし網とロープを取り外します。と、この時血気にはやった記者が一人飛び出してきて、写真撮影。このバカ、ストロボを使ったものですから、その光でゴルゴが目を覚ましちゃった。ゴルゴ、がおーっと唸ると立ち上がり大暴れです。トラックは蹴飛ばすわ、象に尻尾アタックかますわ、もう大変。

 しかし、ジョーたちはこんな場合の対処法も考えていました。ラナ島でゴルゴを追い払ったのは火、これを応用すればゴルゴもコントロール可能ということで、火炎放射器を持った二人の男が登場。ぼーぼー火を噴きつけてゴルゴを下がらせます。そのまま檻の中へ追い込んではい、扉を閉めちゃった。ようやくゴルゴは檻の中に落ち着いたのです。もっともこの時尻尾アタックを食らって一人死んでしまいましたが。

 さて、いよいよゴルゴの展示が開始されます。夜の会場で呼び込みをするドーキン。「よってらっしゃい見てらっしゃい、世紀の大怪獣ゴルゴだよ、一人5シリング、たった5シリングで世界の八番目の謎が見放題、坊っちゃん、嬢ちゃん、おいでなさい、おいでなさい」うん、確かに5シリングは安いと思います。

 会場は円形となっておりまして、中央の広場でゴルゴがうおーうおーと吼えております。その周囲を擂り鉢状の観客席が取り囲んでおりまして、もう超満員。売り子もこの盛況に興奮して「えー、おせんにキャラメル、いかがッスかぁ!」と声を張り上げております。

 興奮しているのはジョーも同じ。「このまま順調に行けば俺たちあっという間に大金持ちだよ」とほくほくしております。しかし、相棒のサムは浮かぬ顔。「フランクがやられたんだぞ」フランクとは檻に入れる際の騒動でゴルゴの尻尾アタックにやられた人でしょうか。「奴には奥さんと二人の子供がいたんだ。かわいそうで仕方ないよ」「じゃ、その分お金を弾めばいいじゃん」「そんな問題じゃないだろう」二人がちょっと険悪になりかけたその時、二人が住んでいるトレーラーハウスの電話がなります。

 これがヘンドリックス教授とフラハーティ教授からで「大変なことが分かったからすぐ来て欲しい」というのです。二人はちょっと飲んでいたのにも関わらず(笑)車でダブリン大学へ駆けつけるのでした。

 フラハーティとヘンドリックスの言う大変なこというのはもちろんゴルゴ。彼らが捕らえて公開しているゴルゴは子供であるということが判明したというのです。驚くジョーとサム、「す、するとどっかにもっとでっかい奴がいるってんで?」フラハーティとヘンドリックスは頷いて「体長200フィートぐらいかな」「それも最低限だ」

 早速次の場面で親ゴルゴ登場。ゴルゴは夜のラナ島を急襲、村を全滅させてしまったのです。あのマッカーティン教授も家もろとも踏み潰されてしまいました。

 ジョーたちはラナ島壊滅すという知らせを海軍将軍のブルックス将軍(バジル・ディグナム)から受けて呆然とします。サム、思わず、「おい、ゴルゴを今のうちに返しちゃおう、でないと大変なことになるぞ」と言ったのですがジョーはまったく取り合いませんでした。「何を馬鹿なことを言うのだ、みすみす金持ちになるチャンスを逃そうっていうのか」という理屈ですね。

 さて、イギリス海軍はアメリカ空母の協力を受けて・・・というか、要するに流用フッテージなのですが(笑)ゴルゴ探索を開始。F-9Fパンサーやハンター戦闘機が大空を飛び交います。飛行艇、コルベット艦まで動員した捜査でついにゴルゴを発見。すぐさま艦砲、機関砲、魚雷の対水上戦闘フルコースで攻撃を開始したのですが効果なし。逆にコルベット艦がゴルゴによって轟沈させられてしまう始末。

 責任を感じたサム、べろんべろんに酔っ払ってショーン少年が「危ないよ、ゴルゴに殺されちゃうよ」と止めるのにも関わらずゴルゴの檻の扉を開けようとします。ここで丁度良くジョーが戻ってきまして、「何をするんだ」とサムのあごにパンチ。ジョーは危ういところで檻の扉を閉めることができました。

 こんな騒動の中、ゴルゴは着実にイギリスはロンドンへと近づいてきております。海軍は潜水艦による魚雷攻撃を敢行しますが効果なし。防潜ネットを張ってみたのですが、やっぱり駄目。ゴルゴはこれを簡単に破ってテムズ川河口に姿を現したのです。

 軍隊が出動し、ガソリンをテムズ河に撒き散らします。これに火をつけてゴルゴを追っ払おうとしたのですが、ゴルゴはひるみません。逆に見物に来ていた若者が火に巻かれて死んでしまいましたとさ。

 ついにロンドン市街に非常警報が発令されます。

 兵士や戦車が出動。テムズ河河口に陣を敷いてゴルゴを待ち受けます。そして照明弾が発射され、ゴルゴの姿が確認されるやいなや射撃開始!しかしゴルゴにはまったく通用しません。逆にロンドン橋を破壊され、落ちてきた瓦礫が兵士達を押しつぶしてしまったのです。

 これを実況しているレポーター「わあ、ロンドンの名物がまるでマッチ棒のように潰された!」と叫ぶのがおかしい(笑)。

 戦車砲や銃弾が通用しないのならば今度はミサイルでということになって、自走ミサイル部隊が登場。ゴルゴに向かって一斉に発射するのですが、これもやっぱり効果なし。今度はロンドン塔をぶっこわすゴルゴ。先ほどと同じように崩れてきた瓦礫がミサイル部隊を押しつぶしてしまいました。

 えー、瓦礫に押しつぶされているのは何も兵隊ばかりではありません。逃げ惑う人々を同じように押しつぶしております。

 そんな中、ジョーとサムが目を離した隙に兵隊を運んでいるトラックに潜り込んだショーン。どうやらゴルゴを見に行こうというつもりらしい。これに気がついたジョーとサム、慌てて車で追いかけます。そして避難民でごった返す市街でゴルゴを眺めているショーンをやっと発見。ジョーは彼を連れて目の前に迫るゴルゴから逃げ出します。

 そして他の避難民と同じく地下鉄構内へ逃げ込みます。もう中は人でいっぱい。「押すな、バカヤロー」「キャー、どこさわってんのよ」「指入れないでー」という怒号が飛び交っております。ショーン、不思議そうな顔で「ジョー、指入れるなってどういうこと」と尋ねたら「バカ、子供は知らなくっていいの」と怒られたという・・・。

えー、これは松本零士先生の「戦場まんがシリーズ」がネタとなっております。

 しかし地下鉄もゴルゴに掛かっては安全ではありませんでした。突進してきたゴルゴが地下鉄を踏み抜いてしまったのです。ジョーとサムはいち早く奥に逃げ込んで助かったのですが、他の群集は瓦礫に押しつぶされたり流れ込んできた水でおぼれたりで全滅ですよ。

 そしてトラファルガースクエアに姿を見せたゴルゴ。禍々しく輝く「GORGO」の電飾看板をぶっ壊します。ブルックス将軍はこの段階にいたってついに航空攻撃を決意。F-100スーパーセイバー部隊に出動を命じるのです。シュバー、シュバーっと放たれるミサイル。やっぱりゴルゴには効果なし。代わりに周囲を火の海にしちゃいました(笑)。

 ブルックス将軍、今度はヘンドリックス教授とフラハーティ教授を呼んで「あの怪物めを感電死させるためにはどれくらいのパワーが必要なのですか」「ふーむ、200万ボルトぐらいですかな」「いやいや300万ボルトは必要でしょう」二人の教授の答えに100万ボルトにも及ぶ差があるのが気になりますが(笑)とにかく「電流作戦」が開始されます。この作戦は子ゴルゴの檻の周囲にクレーン車を使って電線を張り巡らし、ここへやってくるであろうゴルゴをやっつけるというもの。兵隊さんたちは大急ぎで準備に取り掛かります。その中にジョーとサムも混じって働いております。いまさら、こんなことをやっても子ゴルゴを捕まえて見世物にし、結果的にロンドン壊滅を招いた罪は消えないのであります(笑)。

 ようやく準備完了。ほどなくゴルゴがやってきます。ブルックス将軍は「よーし、通電開始!」送電線に触れたゴルゴが苦悶の叫びを上げます。「うむ、効いているぞ、もう少しで奴を倒せる。君、もっと電圧を上げなさい」部下がびっくりして「いや、これでもう一杯ですよ、発電機が焼けきれてしまいます」「いや、かまわん、あげるのだ、責任はわしが取る」「そんな将軍、東宝怪獣映画じゃないんですから駄目ですって」そんなことを言っているうちにゴルゴ、送電線を引きちぎっちゃった(大笑い)。

 ゴルゴの親子の対面です。子ゴルゴを見た親ゴルゴ、急に大人しくなって彼をつれて海へ向かいます。その姿を見たショーン、「ゴルゴが戻っていくよ」と呟きます。

 これでエンドマーク。

 このラストを見てブルックス将軍、憮然として「こんなことなら最初っから子供を返しておけば良かったんだ」と言ったとか言わなかったとか。

カラー、レターボックスのワイド。モノラル音声。画質は暗部にべったりノイズがのっており、あまり高品位とは言えません。モノラル音声は良好。ROAN GROUPLD

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『宇宙快速船』1961年

 

『宇宙快速船』1961

 なかなか見る機会を得なかった幻の傑作特撮映画? 少年たちに馬鹿にされながらもがんばる千葉真一(笑)、メーキャップがユニークな海王星人たち等々、楽しい映画でしたぞ。

冒頭、どかーんと火山が爆発して飛び出してきたのが「ニュー東映」のマーク。そして場面は谷川博士の研究所で開かれている少年宇宙研究会のセミナーに移ります。ここで6人の少年達に映写機でソ連最新宇宙船のルーニック2号を見せているのが若き天才科学者の立花真一(千葉真一)であります。少年達は「立花さんは谷川博士を手伝ってルーニック2号以上の宇宙船を作ろうとしているんでしょう、凄いなあ」と大感心。

 セミナーが終わって帰途につく少年達。彼らは楽しげに喋りあいます。「立花さん、頭はいいけど、この前劇場で与太者に絡まれて青くなっていたなあ」「あ、それにあの人カナヅチだぜ」「情けないなあ、カッコ悪いなあ」容赦のないガキども、じゃなかった少年達(笑)。「おい、もし立花さんくらい頭が良くっておまけに腕っ節が強いなんて人がいたらどうする?」「泳ぎも抜群だね」「もちろん拳銃もお手のものさ」

 そんなヒーローがいたらなあという少年達の願望がほほえましい。そして彼らはこんなことを言い出します。「もしそんなかっこいい人がいたらなんて呼ぶ」「うーん、そうだな、隼太郎はどうだろう」残りの少年達が全力でズッコケます。「幾らなんでも古臭いよそれは」ついに一人の少年が高らかに「じゃあ、アイアン・シャープにしよう」

 ぱあっとタイトルが出まして勇壮なアイアンシャープの歌が始まります。そして登場したアイアンシャープ、ロケットカーを駈って宇宙へ飛び出します。おお、なんかカッコいいぞ。

 さて、マクラはここまで。いよいよ本編が始まりますぞ。少年宇宙研究会の面々は小高い丘のうえにテントを張って、昼間ですが、上空を通過する人工衛星を観測しようとしております。さあ、諸々の準備を終えて、昼間ですが、観測だ、さっそく天体望遠鏡を覗き込んだ少年達ですが、彼らは衛星の代わりに何か妙な飛行物体を発見します。その物体はどうやら森の向こうに降りたらしい。「よーし、見に行こう」と人工衛星観測のことはすっかり忘れて駆け出す少年達であります。

 あっという間に件の物体を見つける少年達。ああ、なんということでしょう、それは野原に着陸していた宇宙船だったのです。垂直に立った胴体に長い後退翼がついているデザインが意外にカッコいい宇宙船だったのです。「うわー、すげー」と感動する少年達。しかし、ここで彼らの前に現れたのはイカの頭のようなヘルメットを被った宇宙人だったのです。驚いた少年達は逃げようとするのですがさらに宇宙人が出現、取り囲まれてしまいます。少年達、大ピンチ、このままだと宇宙船に連れ込まれて身体検査をされたり、怪しげな機械装置を埋め込まれたり、「人類はこのままだと滅亡するから核兵器の開発をやめなさい」と映画を見せられて説教されたり、宇宙の女の人とセックスさせられたりします。

 しかし、この危難を我らがヒーロー、アイアンシャープは放って置くはずがない!登場前に子供達に勝手に名前をつけられておりますが、そんなことを気にする風情もなくロケットカーでさっそうと現れたアイアンシャープ、たった一人で宇宙人たちに立ち向かい、パンチ、キックで追い払ってしまいます。ほうほうの態で宇宙船に逃げ込む宇宙人たち。

 彼らは次に黒雲を発生させて雷鳴を呼ぶという気象兵器を使って攻撃してくるのですがアイアンシャープは光線銃を一閃!兵器を壊してしまうのでした。これはたまらぬと宇宙船は空に飛び上がり逃げてしまいます。

 少年達は大喜び。アイアンシャープに駆け寄り「おじさん、ありがとう」おじさんはちょっと失礼じゃないかね、君(笑)。「アイアンシャープは本当にいたんだ、カッコいいなあ」アイアンシャープはそんな彼らにしゅたっと手を振ってロケットカーに乗り込み飛び去るのでした。

 アイアンシャープの活躍によって一度は撃退された宇宙人。しかしその後の東京に次々と異変が起こります。最初に時計が逆に動き出し、次にミュージックボックスのレコードも逆回転してゴーゴー踊っていた若者達を驚かせます。しまいには列車までバックしてしまいました。さらに東京中の電気が20分にも渡ってストップしたのです。

 この変事にいろめきたった記者達、谷川研究所へ詰め掛けるのですが、そこへしゃしゃり出てきたのが宇宙研究会の少年達、彼らは新聞記者に向かって「おじさんたち、僕達は朝霞山で宇宙人と宇宙船を見たんだ、襲われたんだけどアイアンシャープが助けてくれたんだ」まあ、誰も信じませんな。ただ、一社のみ、ネタ記事になるかと思い、カメラマンを少年達に同行させて宇宙船着陸現場を撮影することになります。

 現場に赴いたカメラマン、野原に着陸跡も何もないのを見てがっかり。「宇宙人が後から来て掃除したんかいの」と小粋なジョークを飛ばします。彼はやる気のないそぶりで写真を撮影して、帰っていったのですが子供達は見逃しませんでした。ストロボの光に反射して何かがきらりと光ったのを。少年達はその物体を手に取ります。それはどうやらアイアンシャープの光線銃で削り取られた宇宙船の破片のようであります。少年達は急いでこの破片を立花青年のところに持ち込むのでした。

 そうこうするうちに突然茨城の原発が爆発。キノコ雲が立って死者84名の大惨事となります。ほどなくアメリカでも原発が爆発。アメリカはこれをソ連のスパイ行為と非難、ソ連側も「そんなことは断じてない。これはわが国を貶めようとする米帝の陰謀だ」というおなじみのやり取りがありまして、すわ、第三次世界大戦の勃発かという緊迫した状況になってしまいました。

 しかし、これを打開したのが谷川研究所によるあの破片の分析結果。この破片は海王星にしか産出しないドギウム、パニウムの合金だったからです。谷川博士は防衛会議で「これは海王星人の侵略です。地球人はいがみ合っている場合ではありません。一丸となってこの驕敵を討たねばならぬのです!」

 海王星人もこの緊急声明を宇宙船のモニターで見ているという(笑)。

 海王星人に対する防御兵器。それは谷川博士の発明によるエレキバリアであります。三億電子ボルトの出力で上空5,000メートルに展開されるエネルギー障壁であります。襲来した海王星人の宇宙船、このバリアに向かってミサイル発射!しかしバリアによってはじかれてしまいます。宇宙人は第二波ミサイル攻撃を敢行、これもまったく駄目。ついに宇宙船そのものを突入させるのですが、これまた我がエレキバリアを突破することができません。すごすごと宇宙に向かって飛び去る宇宙船。

 地球人類、地球科学の大勝利。沸き立つ全世界の人々であります。しかし谷川博士は心配そう。「あの宇宙人が簡単に諦めるはずがない。必ず何か仕掛けてくるぞ」

 次の日、早くも博士の心配が現実のものとなります。あの少年達がエレキバリアの発電所に舞い降りてきた物体を発見したのです。それはバレーボールくらいの球体にアンテナがついた機械装置。子供達はさっそく立花青年のところへ持ち込むのでした。谷川博士と協力して分析した結果、これは宇宙人のメッセージ伝達装置だと判明。さっそく翻訳してみると「地球のバカヤローども、よくもやってくれたなこのやろー、でもただではすまさないぞ、地球は我々海王星人のものになるんだザマミロ」

 そのメッセージどおり地球に向かう宇宙船。到着時刻は1230分、来るならこい、またエレキバリアの餌食にしてくれるわと張り切る谷川博士達ですが、宇宙船はそのまま姿を消してしまいます。すると研究所の前で物凄い砂煙が発生。同時に黒雲がむくむくとわきあがって雷鳴がとどろきます。宇宙人の気象兵器です。

 研究所所員、子供達、配置の兵士たちは地下へ避難するのですが、この時雷が立ち木を引き裂いた!するとその木の後ろから唇を塗って、目が釣りあがっている一目で怪しいと分かる兵士たちが6人飛び出してきます。もちろん、これは言うまでもなく宇宙人の変装。どうやら先ほどの雷は彼らの転送装置だったらしい。

 彼らはライフル銃に見せかけた光線兵器で兵士達を次々と消滅させエレキバリアの発電所へ迫ります。そこで出会ったのが子供達。宇宙人たちは彼らを取り囲んで銃で消滅させようとするのですが、ここで颯爽と現れたのがアイアンシャープのロケットカー、彼は着陸したロケットカーから飛び出すと宇宙人達を光線銃で攻撃。撃たれた宇宙人は正体を現して消えてしまいます。次にアイアンシャープは発電所に潜入した宇宙人を追って飛び込むのですが、ああ、なんということでしょう、爆弾が爆発してアイアンシャープもろとも発電所がやられてしまったのです。おまけに他の宇宙人兵士が谷川博士を襲います。博士はかねて開発中のマイナスアルファー電子発射装置で宇宙人を撃退したものの、そのショックで意識不明の状態に陥ってしまいます。

 海王星人は陰湿なる攻撃の手を緩めません。彼らは再び気象兵器を作動させ全世界を寒冷化しようとします。夏なのに気温はぐんぐん急降下、しまいには雪まで降り始めます。犬は喜び庭駆け回り、猫は奥さんが急いで出したコタツで丸くなるという…。このままでは「第四次氷河期」だと怯える科学者たち。しかし、ある時を境にしていきなり気温が急上昇、元の気候に戻ったのでした。大喜びしながらもどうやって気象兵器を打ち破ったのだと首を傾げる子供たち。その疑問に答えたのが防衛庁長官による緊急放送です。「エレキバリアは健在です。ひそかに秘密研究所の方へ発電装置を移しておいたのです。そしてエレキバリアの熱で海王星人の気象兵器を無効化したのであります」

 いやー、ご都合主義もここまでくるといっそ清々しい(笑)。それにアイアンシャープの安否はどうなったんだ、子供達はあんなり気にしてなさそうだけど(笑)それはあまりに不人情というものではありませんか。

 しかしこのエレキバリアの使用によって地表へ着陸していた海王星人の宇宙船がバリア内に閉じ込められてしまったのです。やけになった海王星人は宇宙船より小型円盤二機を発進させます。これが東京のコンビナートやビル街に飛来して光線兵器による攻撃を開始したのであります。どっかんどっかん消し飛ばされる建物。東京タワーもやられてしまいました。

 この場面、爆発がやたらに派手で笑ってしまいます。せっかくミニチュアのデキがいいのにあんなに激しく爆発させたら返って安っぽく見えてしまいますよ。

 研究所員は意識のない谷川博士を連れて避難します。子供達、記者団も一緒です。しかしこの車列も円盤に襲われた!もはやこれまでかと思われたのですが、三度現れたアイアンシャープのロケットカー。アイアンシャープは円盤群と大空中戦を展開、これを撃破します。

 海王星人はさらに三機の小型円盤を発進させ、アイアンシャープに挑むのですがついにこの三機も撃墜されてしまいました。この時円盤の一機が秘密研究所に墜落し、液体酸素のポンプを破壊してしまいます。この修理に大露となる所員たち。一人が「おい、立花君はどうした、こんな大事な時にどこ言っているのだ」と叫ぶのがおかしい。この後立花青年は何事もなかったように帰ってきます。

 小型円盤を全てやられた海王星人、宇宙船にて最後の攻撃を敢行しようとします。しかし研究所には秘密兵器がありました。マイナスアルファ電子ミサイルであります。このランチャーが研究所の地面からせり上がりミサイル発射。宇宙船に殺到したミサイル群、見事これを破壊します。

 ラスト場面は立花青年と谷川博士のお嬢さん、そして子供達が歌うアイアンシャープの歌。いやあ、古臭いことは古臭いけど面白かったなあ。

 モノクロ・スクイーズシネスコ モノラル音声。画質は非常に優秀で破綻のない白黒映像が楽しめます。音質もいうことなし。東映ビデオのDVD

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2009年6月22日 (月)

8月21日(日) 「クレッチマーしんちゃん」

 でぶになると愛想が良くなるんだゾー、なあ、みさえ。(http://z-gourmet.com/) 私の好きなグルメサイトのひとつ。掲示板を読んで「こうちゃん、あんた、パチンコばっかりしよったらいかんばい」 私もあんまり人のことを言えないような生活をしておりますばってんが、どうしてもこれだけは言わせてつかあさい」と思いました(笑)。

 同人誌原稿の進行状況である。 「オタク旅」は終了。と学会誌の分はネタの映画『ミッドナイト・イーグル』の原作をようやく読了、これから実際の原稿書きに取り掛かるところ。「特撮が来た!」は資料集めの段階で、これはまだまだ時間がかかりそうだ。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、昼飯に鉄火巻き6個、夕食にお好み焼き一つ、イカとイサキの刺身、出来合いのてんぷら。やたらと品数が多いメニューでこれでビール二缶飲んだらもうお腹ぱんぱんですよ。ゴハンはさすがに食わず。〆のコーヒーは如例。

 その後今までちびちび見ていたハイビジョン録画の『グッド・シェパード』を最後まで。健全な陰謀史観とでもいうべき展開がどうにも私好み。現代と過去の時制を行き来しつつ、CIAの誕生に関連するエピソードを重厚に語ってゆくそのスタイルも注目に値する。これから、CIAやMI6など諜報機関への就職を目指す人にも格好のガイドとなるであろう(笑)。

 ただ、疑問なのは(ここからすごいネタばれ)、マット・ディモンの息子についてのディテールがまるで足りないこと。父母の反対を押し切ってCIAに就職するという熱意と、恋人に偶然聞くことになった機密情報をあっさりばらしてしまうその不用意さがどうにもアンバランスで納得できない。一応、「プレッシャーがどうのこうの」ともごもご言っていたが、それならそれで、その台詞に説得力を持たせるための絵を挿入すべきであったと思う。

 ハイビジョン画質は黒が沈みすぎていて、華やかさにかける。もう少し鮮烈な赤を楽しませて欲しかったところ。AAC5.1チャンネルはサラウンド効果控えめ。

 シャワーを浴びてから録画しておいた「涼宮ハルヒの憂鬱 エンドレスエイト」を見る。前・後編構成で、前編にあたる今回は、ほとんどSOS団が遊ぶ描写で終わってしまうのにびっくり。フツー、こういう場合はラストで朝比奈さんから「えーん、未来に戻れなくなりましたぁ」と電話が掛かってきたりするもんじゃないですかね(笑)。

 なにはともあれ、後編に期待しましょう。

 その後はお酒。お供はブルーレイの『ザッツ・エンターティメント』 ジュディ・ガーランドの「ディア・ミスターゲーブル」に涙、涙。

 就寝午前1時過ぎ。

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『紀元前100万年』(『One Million Years B.C.』1940年)

 

『紀元前100万年』(『One Million Years B.C.1940年)

 古典トカゲ映画の傑作として好事家の皆さんによく知られている映画であります。カラーだと生々しくて、おまけに安っぽいトカゲ特撮がモノクロだと格調高く見える…なんてことは一切ありませんが(笑)映画自体の面白さに免じて勘弁してあげましょう。

山を登っていた暢気な観光客の皆さん、嵐に襲われて「ひゃあ」ほうほうの態で近くの洞窟に逃げ込みます。その洞窟ではある考古学研究者が壁画をスケッチしておりました。彼は観光客の皆さんの「嵐の間、退屈なので壁画から読み取れた原始人の物語を話してください」というリクエストに応じて、ロック族の若者トゥマク(ヴィクター・マチュア)とシェル族の娘ロアナ(キャロル・ランディス)の物語を語り始めるのです。

 ロック族は山の民、洞窟を住処として動物を狩って暮らしている狩猟民族であります。その性質は獰猛で冷酷無残、仲間同士でしょっちゅういがみ合いをしているような奴ら。食い物だって族長のアクホバ(ロン・チェイニー・ジュニア)が一番に食って女子供には一番最後の食い残ししか回ってこないというなんだか、リバンみたいなって、それは言いすぎか(笑)。親子の情だってありゃしません。アクホバ、息子のトゥマクが食っていた肉を横取りします。そしてこの行為に怒って「パパ、何をするんだ」と飛び掛ってきたトゥマクと大喧嘩。彼をがけ下に蹴落としてしまうのです。

 偶然、柔らかい土の上に落っこちて助かったトゥマク、ほっとする間もなく今度はマストドンに襲われます。踏んだり蹴ったりとはまさにこのこと。「ひゃあ」と悲鳴を上げながらトゥマク、木に登ってマストドンの攻撃を避けようとしたのですが、その木もろとも大河に叩き落されてしまいましたとさ。失神した彼はそのまま流されてしまい、シェル族の村に流れ着いたのでありました。

 このシェル族、ロック族とはうって変わって優しい人たち。族長の娘ロアナが発見したトゥマクを彼らの住居である洞窟に運び込み手当てをしてくれたのです。食事の時もロック族とは大違い。洞窟の床の穴でぐつぐつ煮立てたシチュー?をみな仲良く食べております。さらにロアナはよそ者であるトゥマクにさえシチューをご馳走してくれたのでした。意地汚くシチューをがっつくトゥマク。

 ここで壁画を描いている人が登場。冒頭で出てきた奴です。つまりあの洞窟はシェル族の住居であったということ。それにしちゃ現代の洞窟はずいぶん山の上にあったようですが(笑)。地殻の変動のせいでしょうかねえ。

 さて、ロック族は崖下に転落したトゥマクを探そうともせず、今日も今日とて狩りに出ております。アクホバはいつものように一番乗りで獲物であるバッファローに飛び掛ったのですが、逆襲を食らって「ぐえっ!」押しつぶされてしまいました。瀕死となったアクホバ、族長が役立たずとなったということで、残りの仲間達は早くも次の族長を選出。その後みんなでアクホバを殴り殺そうとしたのですが(酷い!)さすがにロック族の女に止められて命だけは助かったのです。

 パパがそんな目に合ったとはちっとも知らないトゥマク。次第にシェル族に打ち解けていきます。ロアナを巡ってシェル族の若者とちょっと怪しい雰囲気になったりもしますが(笑)そこそこ上手くやっております。と、そんな時、シェル族の村にビーチャ(アロサウルス)が襲来します。みんなはほら貝の合図でいっせいに洞窟に避難したのですが一人、木に登ってリンゴを採ろうとしていた少女ルワナが取り残されてしまったのです。アロサウルスは彼女を標的に定めてがおーっ。ルワナ、絶対のピンチ。

 ここで立ち上がったのが力自慢、腕自慢のトゥマクですよ。彼は槍を取ってアロサウルスに立ち向かいぐっさぐさと滅多刺し!ついにアロサウルスをやっつけてしまったのです。この快挙にシェル族の皆さんは大喜び。

さて、トゥマク、アロサウルスの戦いでせっかく人気者になったのにオータオ(ジョン・ハバード)の槍が欲しくって堪らないらしい。彼は夜中に起き上がると彼の槍を奪おうとしたのですが、目を覚ましたオータオと喧嘩になってしまいます。この騒ぎに激怒した族長、トゥマクにここから出て行けと命令したのでした。

 悄然としてシェル族の洞窟から立ち去るトゥマク。しかし、ロアナは彼を見捨てませんでした。彼女はシェル族をすてて彼と行く道を選んだのです。でもトゥマクは冷たい、リンゴを2個採ったのに自分だけ食ってんの(笑)。まあ、それでも彼女のことを憎からず思っているのでしょう。背が低くて届かない彼女にリンゴを採ってやったのでした。

 その後二人の前にはさまざまな生物が現れます。大蛇が木からにゅー、そしたらアナグマ?マングース?がやってきて蛇をがりぼり食べちゃった。次に現れたのは角をつけられたアルマジロ。二人はこれに追われて木の上へ。そこで一夜を明かします。

 夜のうちに何があったか知りませんがすっかり仲良くなったトゥマクとロアナ、ロック族の洞窟を目指します。そんな二人の前に現れたのはオオトカゲ恐竜と背びれを付けられたワニ恐竜。もちろん戦いが始まりまして双方、ばっくばくかみ合っております。飼ったのはワニ恐竜、倒されたオオトカゲ恐竜、傷口からぴゅっぴゅっと血が噴出しているという酷い姿となって息絶えるのでありました。

 この戦いを見ていたのは二人だけではありません。ロック族の面々もいたのです。このうちの一人、大怪我をしたアクホバに代わって族長になった奴がロアナを見つけます。「おお、ええ女じゃ」と攫おうとするのですが、トゥマクが許すはずもなし。彼は槍を使って族長をやっつけたのです。これでまた族長交代。意外と簡単なシステムですな(笑)。

 トゥマクはロアナと共に彼らを引き連れて洞窟へ凱旋します。

 ロック族にとってシェル族の女、ロアナの優しさは驚きの的でした。彼女は変わり果てた姿になったアクホバを「ああ、パパ、なんてひどい姿に、でも安心して、僕が楽にしてあげるよ」と殺そうとしたトゥマクをとめたのです。そして食事の時にもいきりたつ男達をたしなめながら最初に女・子供、次に老人、アクホバ、一番最後に男達と今まで彼らになかった秩序というものを持ち込んだのであります。

 翌日、ロアナはロック族の女達に「お肉ばかりじゃ栄養が偏っちゃうわ、お野菜や果物も食べないと」野菜や果物の採り方、食べ方を教えるのです。これでさらに彼女の評判が良くなってあっという間に部族に溶け込んでしまいました。アクホバも「ええヨメがきたものじゃ」と目を細めております(笑)。

 しかし、この幸せは長くは続きませんでした。火山が大爆発したのです。同時に溶岩もたっぷり流れてきます。地割れも起きてトカゲ恐竜やワニ恐竜が次々と飲まれていきます。あ、林に燃え移った火にあぶられてもがき苦しんでいるトカゲがいるぞ、これは酷い。

 大混乱に陥るロック族。この混乱で一人の女が子供とはぐれてしまいました。その子供に向かって押し寄せる溶岩!女はやっと子供を見つけて助けようとするのですが逆に自分が溶岩に飲まれちゃった。これを見たロアナはダッシュ!間一髪のところで溶岩から子供を救うことができたのです。ただ、この溶岩のお陰で洞窟へ帰ることができなくなってしまいました。おまけに途中で靴をなくしてしまったのです。噴火が収まった後でこの靴を見つけたトゥマク、わあ、ロアナも溶岩にやられたのかと勘違いして大泣きします。

 落ち込んでいるトゥマク。ロック族も大勢の犠牲者を出して沈んだ雰囲気です。ところがそこにやってきたのがシェル族のオータオでした。彼はトゥマックに会い「シェルの村、恐竜に襲われている、助けて、ロアナもいる」これで元気百倍、ただちに出撃するロック族の男達。

 シェル族の村を襲っていたのはイグアナ恐竜です。これが洞窟の入り口に頑張って離れないものですから水も食料も尽きてしまい、シェル族はみんなはらぺこ。青い顔をしております。そこにロック族の応援部隊が駆けつけてきた。喜ぶシェル族ですが、ロック族の槍による攻撃はまったく効果なし。イグアナ恐竜は動きません。

 ここで知恵を出したのがアクホバです。彼は崖の上を指差して「イグアナ恐竜めに岩を落としてやるのだ」 ロック族の男達は彼の指示に従って崖の上へ。一人残ったトゥマクは囮となってイグアナ恐竜を挑発します。ついに動いたイグアナ恐竜。トゥマクを追って崖下へ。そこへ「さあ、今だ」というアクホバの合図で岩がどんどん落とされたからたまりません。落とされた岩がさらに大規模な山崩れを引き起こしてイグアナ恐竜を埋めてしまったのです。ぴくりとも動かなくなる恐竜。ああ、これも酷い(笑)。

 ロック族はシェル族の村へお引越し。トゥマクとロアナのカップルがきっかけとなって二つの部族がこれから仲良く共存していくことが示唆されて映画は終わります。

 モノクロ・スタンダード モノラル音声。年代を考えれば上等の画質。ノイズが少ないのがなによりです。音声も聞きやすいもの。国内版オルスタックピクチャーズのDVD

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2009年6月21日 (日)

3月20日(土)  良い子がツンデレ良い町は

 楽しい、楽しい、オタの町 私はアニメオタクでは絶対に無いが、今、新作取り混ぜて再放送中の『涼宮ハルヒの憂鬱』に大ハマリである。放送日を待ちきれず第一期部分のDVDをレンタルしてみちゃおうかなと思ってしまうくらいである。本放送が地上波デジタルでありながらアップコンバートの超額縁という言語道断の放送形態であるゆえ、ブルーレイによって録画・保存するということはしてないけれども、仮にブルーレイでボックス化されたりしたら間違いなく行ってしまうのではないか。私はアニメオタクでは絶対に無いが、面白いものは面白いんだもんね。

 私はアニメオタクでは絶対にないが、6月27日の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』公開をとても楽しみにしている。私はアニメオタクでは絶対にないが、『マクロスF』が自分の中で一段落したこと(何しろ、ブルーレイで3回繰り返して見ましたからな)、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』(EVANGELION:1.11) [Blu-ray]のクオリティがとても高かったことがあって、すっかりエヴァに回帰したのである。ここで「オカエリナサイ」とか言われても私はアニメオタクでは絶対にないので、良く分からないが、とにかく公開が待ちきれないのである。

 当初、6月27日は我が葛の会例会であったけれども、主催のでこぽんさんの都合によって7月に延期された、ならば、この初日、27日の夜に見にいくしかないではないか。私はアニメオタクでは絶対に無いが、なんかもう今からわくわくしているぞ。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。クリーニング・コインランドリー店開店の祝いを持っていく。食ったもの、朝飯にコンビニのサンドウィッチ、コーヒー牛乳、昼に長浜御殿でラーメン+替え玉、夕食にマグロの刺身、カツオの叩き、肉と牛蒡の炊き合わせ。ビール二缶、ゴハン一膳。〆のコーヒーは如例。

 それからハイビジョン録画しておいた『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』を見る。2千人以上ものファンの署名活動が実って日本での上映が決まったという映画なのだが、正直言って、そこまで誉めるほどのものか・・・という印象。

 優秀すぎたためにロンドンを追われて田舎のやる気のない警察署に転属された主人公と、『バッドボーイズ』だの『ハートブルー』だの憧れてはいけない映画に憧れてしまった田舎警察官のダニーという水と油のコンビが次第に打ち解けていき、力を合わせて事件を解決に導くプロットは感動的であるし、黒幕の意外な?正体も見もの。町中の人間が拳銃・ショットガン・マシンガンを持って襲ってくる銃撃戦にも大笑いさせられた。

 だけど、決定的にまずいのは後半のアクション場面があまりにも長ったらしく、しつこいこと。これはハリウッドの派手派手刑事ドラマに対する皮肉のギャグであることは分かるけれども、ここまでやってしまってはそのギャグ自体が笑えなくなってしまうのだ。

 前作『ショーン・オブ・ザ・デッド』と同じくこのエドガー・ライト監督の映画は私にはいまひとつ合わぬようである。とんこつラーメンにたとえるならば高宮の名店「新風」のようなものだろうかって、なぜとんこつラーメンに例えるか(笑)。

 ハイビジョン画質は優秀。これでもう少しコントラスト感があれば最高だっただろう。AAC5.1チャンネルは迫力ありすぎ。ここまで低音をぶりぶりばんばん使われると困ってしまう。

 シャワーを浴びて午後11時から『World Without End』 (1956)の続き。ガルブリーテ博士はティメックに「宇宙船を修理したい、いや、元の時代に返ろうなんて思っていません、この地球を探検したいと思います、あ、ビーストたちに対抗するための武器もよろしく」と頼むのですが、あっさり拒否されてしまいます。どうやらこの地下世界の人たち、よほど核戦争で懲りたようで武器だの、争いだに盲目的な恐怖を抱いているようなのであります。

 さて、この間にガーネットと急速に仲良くなっていったのが、ジョン・ボーデン(ヒュー・マーロウ)。ガーネットは地下世界の男たちにはない彼のたくましさにすっかりほれ込んでしまったようで、日夜デートを重ねるようになりました。これを面白く思わないのが、モリース(ブルース・コールマン)。彼はどうやらガーネットに心を寄せていたようで、親密になっていく二人を見て激しく嫉妬の焔を燃やしていたのです。

 そんな彼を完全無視して(笑)、今夜はちょっと外へ出て満月を見るお月見デート。突然、ガーネットがこんなことを言い出しました。「私が読んだあなたたちの時代の本は間違っているわ」ジョン、びっくりして「え、どういうこと」と聞き返しますと、「だって、あの本にはこんなロマンチックなシチュエーションだったら、男は女に迫るって書いてあったんだもの」ジョンは苦笑して、「ふふふ、5世紀たってもやっぱり女は女だな」とにやにやしながら彼女にキスをするのでありました。

 えー、この後、さらにディーナとハーブができてしまいます。

 さて、ガルブリーテ博士はディーナからさらに詳しい地上世界の話を聞きだします。ビーストはたまに生まれる普通の人間の子供を殺したり、放逐したりするのだとか。ごく少数だけ手元に残し使役に使っているというのです。ディーナはここから逃げ出してきたのであります。これを聞いたジェフは「やっぱり地表へ出なくちゃ駄目です。この地下都市にいる子供は何人だと思いますか?たった、14人ですよ、大人は2,000人もいるのに。しかもみんなひょろひょろのやせっぽち、もやしっ子だ。もう次の世代になったらここの人間は滅亡してしまうのに違いありません」

 ガルブリーテ博士はウウームと唸って「だがなあ、モリースが反対するからなあ」ここでジョンがわははと笑って、「あいつはしょうがない奴ですよ、オレとガーネットのことを嫉妬して、なんでもいちいち反対しているんですよ」みんな、大爆笑。でもこの会話をモリースが盗聴していたという・・・(笑)。彼は激怒して、ティメックにご注進。「あいつらは武器を持って外に基地作るって言ってますよ、このまま放っておいたら私ら、奴らに武器で占領されて奴隷にされちゃいますよ」

 この後、ガルブリーテ博士とクルーたちは委員会相手に地表進出作戦を提案します。「武器を使ってビーストどもを殲滅した後、地上に基地を作ります。その周囲には電磁柵を張り巡らせるので何者も侵入できませんから、安全に暮らすことができます。太陽の光を浴びれば子供たちも丈夫に育つことでしょう」

 でもモリースの注進のおかげでティメック、あっさりと拒否。そしてモリースは調子に乗って「そんなことは余所者のあんたらに言われなくってもウチの科学者が解決します。それに武器よこせって、あんたら、それで俺たち征服するつもりだろ!」ティメックは重々しく頷いて「モリースが正しい。とにかく我々は協力しない」ってことになっちゃった。

 ガーネットは委員会終了後、ティメックを説得しようとします。「私はジョン・ボーデンを愛しています。モリースはそれに嫉妬してあんなことを言うのです。彼と仲間たちは優しくて賢い人たちです、きっと私たちを幸せにしてくれるわ」ウウームと考え込むティメック。この様子を知ったモリース、こうしちゃいられないってんで次の作戦を開始。彼はクルーたちのピストルを保管しているジェームズの頭をぽかり。撲殺して彼の部屋からピストルを持ち出したのです。そしてそれをジェフのベッドの下に隠しちゃったって、何か、中学生のエロ本の隠し方みたいですけど(笑)。

 これでクルーたちをジェームズ殺人、武器強奪の罪で捕らえようというのです。まんまと騙されたティメックたち、クルーたちに「あ、日没後2時間後にここから追放ね」と言い渡してしまうのでした。「むひひ、これでガーネットはオレのもの」とほくそ笑むモリースですが、そうは問屋が許さないじゃなかった、卸さない。

 ジェフのベッドにエロ本じゃなかった(笑)ピストルを隠そうとしていたところをディーナに見られちゃったんですなあ。彼はディーナを襲って石で頭をごっ!昏倒させて逃げ出します。幸いたいした怪我でなかったディーナから真相を聞いたティメック、クルーたちを釈放、同時にモリース逮捕を命じます。

 逃げるモリース、例の洞窟から地表へ逃げ出した、追っ手は追跡を断念、やったー助かったぞと思ったモリースですが、わらわらと出現したビーストたちによってたかってズッタンタンのギッタンタンにされてしまいましたとさ。

 ティメックはクルーたちに謝罪、そして地表進出作戦へ全面的に協力することを約束します。

 着々と進められる準備、ピストルを作らせてみたのですが、銃身の強度がなくて弾を撃つと破裂してしまいます。その代わりにロケットランチャーを作ることになりました。弾もたくさん作って、さあ、出撃だ。

 ピストルとロケットランチャーでビーストどもを虐殺しながら進むクルーたち。いかに凶悪なミュータントといえどもこれはちょっと酷いのではないか(笑)。そして途中、ディーナと同じ境遇の人間を助け出します。ディーナを呼んできて通訳させると、「洞窟の中にこもっている。彼らにはリーダーのナーガがいる」と言うではありませんか。

 しかし、この洞窟を攻撃するのは難しい。「オレが偵察に行ってきます」と飛び出したジェフは多数のビーストに追い回されあまつさえ、彼らの投げた槍が背中にぐさーっ!幸い命に別状はなかったのですが、これではうかつに近づけません。

 ここで一計を案じたジョン、次のような言葉をディーナに通訳させるのです。「やい、卑怯者の臆病ものめ、出てきて私と一対一の勝負をしろ」洞窟の中から返ってきたのが「いやだ、卑怯なのはそっちではないか、あんな変な武器を使いやがって」(ディーナ通訳)。ジョンは決心してピストルを投げ出します。「おれは斧一つで戦う、それでいいだろう」

 ようやく納得したナーガ、洞窟から出てきてジョンと戦うのですが、あれ、ジョン、いつの間にか手斧の他にナイフ持っているぞ、二刀流になっているぞ、これはちょっとずるいんじゃないか(大笑い)。彼は手斧でナーガを幻惑しつつ、ナイフでさくさくさっくさく。弱ってきたナーガに「いつまでもお前たちの好き勝手にはさせん、正義は必ず勝つ」と叫んで手斧を彼の頭にめり込ませたのでした。

 親玉が倒されてしまったので、あっさりと逃げてしまうビーストたち。

 その後すぐに地表基地建設がスタート。地表の人類も地下都市の人々も一緒に仲良く働いています。弱々しかった地底都市の子供たちも陽光の元で元気いっぱい遊んでいます。ジェフは学校を開いて地表の人類の子供たちに言葉を教えたりしています。

 この光景を満足げに眺めているジョン、ガーネット、ティメック。エンドマーク。

 カラー・スクイーズのワイド仕様 モノラル音声 英語字幕つき。画質・音質も高いレベルを誇っており買ってそんのないソフトだと言えます。『Satellite in the Sky』(1956年)とのダブルフィーチャー。ワーナー・ホーム・ビデオのDVD。

 それから今度は今までちびちび見ていた『頭上の敵機』を最後まで。ドイツに対する白昼爆撃で苦戦する米空軍。温情的でありすぎた前任者に代わって指揮をとることになったグレゴリー・ペックは部隊に猛訓練を強いる。その甲斐あって、部隊の錬度は上がり戦果も目に見えて向上、最初はぶーぶー言っていたパイロットたちも被撃墜数の低下で、ついに彼を指揮官として認めるようになる。これで最後の爆撃行でも大戦果を収め、みんな無事に帰還なんてことになったらハッピーエンドになるのだが、これはそんな単純な映画ではない。その後ドイツ空軍の反撃も苛烈さをまし、逆に被害が増大。グレゴリー・ペックは重圧に負けて錯乱状態になってしまうのである。

 派手な空戦場面、ダイナミックなB-17の着陸シーンなどにごまかされがちではあるけれども、これは指揮官の苦悩というものを正面から描いた極めて珍しい種類の戦争映画なのである。

 ハイビジョン画質は解像度的に物足りず。のっぺりとした画面になってしまっている。音はモノラルながらB-17のエンジンオ音などで迫力を演出してくれた。

 その後粛々と「ミッドナイトイーグル」読み進める。就寝午前2時過ぎと思ったら午前5時過ぎに目が覚めて眠れなくなってしまった。仕方ないので一度起きだして映画を30分ほど。なんとか眠気が差してきたので再就寝。その後もいろんな夢をみて熟睡できず、ああ。

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2009年6月20日 (土)

3月19日(金) ひとつツンデレは父のため、ふたつツンデレは母のため

 萌えるオタクの哀れかし。9月18日東宝より『ゴジラ』ブルーレイが発売。(http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20090619_294999.htmlより引用開始)

 東宝株式会社は、「東宝特撮Blu-rayセレクション」として、9月18日に「ゴジラ」や「モスラ」などの特撮5作品をBlu-rayで発売する。価格は各5,985円。ラインナップと仕様は下表の通り。

 特撮Blu-rayセレクションは以降、奇数月・隔月で、5作品ずつのリリースを予定。発売日や詳細は未定だが、今後の作品として「ゴジラ VS キングギドラ」、「ゴジラ 1984年公開作品」、「ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃」、「連合艦隊」、「日本沈没 1973年公開作品」、「ゴジラ VS モスラ」、「ゴジラ VS メカゴジラ」、「ゴジラ VS スペースゴジラ」、「ゴジラ VS デストロイア」、「フランケンシュタイン怪獣 サンダ対ガイラ」のBlu-ray化が予定されている。

 Blu-ray化にあたり、新たに作成したハイビジョン・マスターを使用。「フィルム感を大切にしながらも、家庭用視聴を想定し、商品に最も適したマスターを作成した。発色・色味の再現、ディテールの再現性など、最上の高画質で提供する」(東宝)という。(引用終了)

 意外に早いブルーレイ発売だ。早い分にはまったく文句がないので、今後もどんどこ出して頂きたい物である。

 またゴジラのほかに注目すべきは『モスラ』の音声仕様。オリジナル4チャンネル立体音響をトゥルーHD4.0チャンネルで収録するという。これをきちんと再生すれば当時の劇場公開そのままの音響が楽しめるのである。ああ、なんだかとっても楽しみだぞ。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、昼飯にマルタイ棒ラーメン 一食分。夕食にヨコワ、ヤリイカの刺身、レトルトのカレー。ビール一缶、カレー一皿。〆のコーヒーは如例。なぜか冷蔵庫にあったケーキと共に(笑)。

 その後輸入ブルーレイで『ファーゴ』を見る。AVC/MPEG4コーディックによるハイデフ映像は圧縮の困難な雪・霧に覆われた画面を苦も無く再現。冒頭、トレーラーを引いた車のライトがゆっくりゆっくり見えてくる場面の奥行き感はDVDはもちろん、WOWOWのハイビジョン放送でも得られなかったものだ。サラウンドは48kHz/24BitのDTS-HDマスターオーディオ。フランシス・マクドーマンドの複雑なアクセントの台詞を明快に表現するのがすばらしい。BGMの粒立ちも良く、作品の面白さを10倍高めてくれる。

 シャワーを浴びて午後11時過ぎから輸入DVDで『World Without End』 (1956)を見る。シネスコスクイーズのゴージャスな画面がいきなり赤く染まって核爆発。この後地球が映りましてタイトルがでます。そして映画の冒頭で人類初の火星探検に出た宇宙船XRM号との連絡が途絶えたという知らせが入ります。基地は大騒ぎ、駆けつけたクルーの一人、ヘンリー・ハンク・ジェフ(クリストファー・ダーク)の奥さんと子供たちが事情を聞かされてしょんぼり。これを見ていた新聞記者たちが「綺麗な奥さんと賢そうな子供がいるのに、あんなキチガイじみた探検に参加するなんてどうかしているよ」と言うのがおかしい(笑)。

 テレビのニュースもこの事件を伝えております。「エルドン・ガルブリーテ博士(ネルソン・レイ)をリーダーとする人類初の火星探検船XRMが消息を絶ちました。航宙士のヘンリー・ジェフが火星極冠付近に到達せりと通信をしてきたのを最後に連絡が取れなくなったのです」

 えらいことになっとるやないけと思ったら、さにあらず、宇宙船XRM号は無事でした。通信士のハーブ(ロッド・テイラー)によれば火星の磁気フィールドで通信波が遮断されてしまうのだとか。ガルブリーテ博士は「じゃ、火星の周回軌道から抜ければ通信を再開できるな、もう少しで火星の衛星軌道を一周する、そしたら軌道を離脱しよう」

 衛星軌道周回を終了、いよいよ地球へ帰還する時がやってきました。もうジェフなんか大喜び。「あー、おれ、早く奥さんと子供たちに会いてぇ」と叫んでおります。しかし、その願いがかなうことはありませんでした。宇宙船を加速させて軌道を離脱したとたん、巨大な炎の塊が出現。なんだかよく分かりませんが、これに呑まれたXRM号はエンジンが暴走、むちゃくちゃな加速を始めたのです。強大なGによってあっけなく失神する4人のクルーたち。XRMはぐいぐいと加速、とうとう秒速100マイルを突破したのです。その後も加速は続き、ついにはスピードメーターが壊れてしまいました。

 そしてついにどこかの惑星上に不時着したのです。幸いなことにこの地域は大雪で覆われており、これがクッションとなってクルーたちの命を救ったのでした。

 失神から目覚めるクルーたち。いてててと頭をさすりつつ外を見てみると、「わあ、どっかの星だ」「雪だぞ、火星の極冠か」「いやいや重力が地球と同じ1Gだ、それに大気分析器を見てみろ、外には豊富な酸素があるぞ、宇宙服なしで出られるぞ」「それ、なんて、火星?」「馬鹿、だから火星じゃないっての」

 外を探検することになりました。調査してみるとこの周辺には体への悪影響はないものの地球の三倍もの自然放射能が検出されます。またハーブは無線を試すのですが奇妙なことにどの周波数でも空電やノイズすら入らない。「まるでこの宇宙から無線電波がなくなったみたいッスよ」と叫ぶのでした。

 なんか、変だなと思いつつ進むクルーたち。誠に都合の良いことにしばらく行くと雪は消え去り、まるで北米の山の中といった雰囲気になります(笑)。途中で洞窟を見つけたクルーたち、こんなところには大概ロクでもないものが出てくるので、よしときゃいいのに、調べに入ってしまいます。その彼らが見たのは巨大な蜘蛛の巣。これまたよせばいいのにその蜘蛛の巣を調べに行っちゃうんだなあ。そしてはい、皆様の期待通り登場しましたのが巨大蜘蛛。非常にぞんないな作りでしかもぴくりとも動かない、洞窟の天井の穴から助監督さんが監督さんの合図でクルーたちに向かってぽいと投げたように見える等々、気になる点がありますがそんなツッコミは無粋というものです。「おお、巨大蜘蛛じゃねえか」と素直に驚いて見せるのが「大人の粋」ってなものですぜ。

 さらにもう一匹の巨大蜘蛛が出現。クルーたちは持ってきていたピストルを乱射し、一匹を射殺、もう一匹を撃退します。なんとか危地を脱して洞窟の外へ逃げ出すクルーたち。「ひあああ、酷い目にあった。くたびれたから今日はここで野営しよう」ということになりました。

 しかし、その野営中に次の苦難が待ち構えていたという・・・。彼らの野営地に夜陰に乗じて忍び寄ってきた五つの影。それは毛皮をまとった原始人?でした。彼らはクルーたちに襲い掛かります。しかし、クルーたち、勇敢に反撃し、やっぱりピストルで一人を射殺、残りを追い払ったのでした。この原始人に首を絞められたガルブリーテ博士、「うー、エライ力だったなあ、ピストルなかったらイチコロでやられていたぞ」原始人の死体を調べてみたらびっくり。指は鉤爪で、一つ目だったという、みんな飛び上がって「わあ、キモチわりー!」いったい、何者なのでしょうか、この原始人たちは。

 その答えは意外に早く判明しました。翌日、彼らは墓地を発見するのです。そしてその墓石に刻まれていたのは英語。しかも日付が一番新しいので2188年!ガルブリーテ博士は叫びます。「ここは地球だ、未来の地球なのだ、我々の宇宙船があまりにスピードを出しすぎたせいで、時間の壁を破って200年以上も先に進んでしまったのだ。エランド博士の説は正しかったのだ」

 これを聞いてジェフはがっかり。「はあ、奥さんと子供100年以上前に死んじゃったのか」

 それはともかくとしてなんで地球がこうなっちゃったのかと言えば、そりゃもちろん核戦争に決まってます。地表の自然放射能の値が高かったのも、核戦争のせい、そしてあの原始人たちは放射能によって生まれたミュータントだったのです。ここまでお約束やってくれるとワンパターン通り越して嬉しくなってしまいますね。

 ミュータントたち、再び探検隊を襲撃。今度は数が多くてとても敵いません。ピストルの弾もあと30~40発ぐらいしか残っておらず、このままでは殺されてしまいます。思い余ったクルーたちは昨日のとは別の洞窟を見つけて逃げ込んだのでした。するとこの洞窟の奥にはいかにも扉ですよ、これがすっと上にスライドしますよという風情の金属の壁が!みんな驚いてこれを調べるうちに、今度は洞窟の入り口が同じような金属の壁にふさがれてしまったのです。閉じ込められたと思ったのですが、すぐに洞窟の奥の壁が思ったとおりスライドして近代的な通路が現れたのでした。

 「こりゃ、入れってことですな」クルーたちはガルブリーテ博士を先頭に「おじゃましまーす」通路に入ります。しばらく進んでいくうちにテーブルが置いてある小部屋に出ました。ここでいきなり渋い男の声で「武器を置きなさい、そうすれば先へ進めます」テーブルの上にみんなのピストルを置きますと、いかにも未来風な衣装の男が出てきて、「こちらでございます」大きな会議用テーブルが置いてある部屋に連れて行かれて「ここでお待ちください」

 ほどなくやっぱり未来風な衣装を着た年配の人たちが入ってきてテーブルに着きました。一番えらそうな人が「私はティメック(エバレット・グラス)である。ここのリーダーだ」と自己紹介。ガルブリーテ博士も「私たちは1950年代からやってきた火星探検隊です。どうやら事故で時間を超越してしまったようなのです」それを聞いたティメックの側近が「それはエランド博士の理論によるものですな」ガルブリーテ博士はびっくりして「エランド博士をご存知なのですか」「そりゃ、もう、あの博士は偉人ですから」

 なんてことのない会話のようですが、これが後につながる重大な伏線になっております・・・、なっているかな、なってるだろうな、なってればいいな。

 ティメックは探検隊にさらに詳しい説明をしてくれました。「現在は2508年だ。地球はハルマゲドンで滅んだ、我々は放射能を恐れて地下へ移住したのだ。残った人間たちは、ほれ、あのような化け物になってしまったのだ。わしたちはあれらをビーストと呼んでおる」

 ティメックは続いて「君らを賓客として歓迎する」と言い出します。「そして部屋を用意したから、そこで500年分の旅の垢を落としてくれたまえ」この部屋には完全自動のシャワーつき。シャワー室に入るだけで完全に温度調整されたお湯が出てくるというすぐれもの。これだったら垢落とし放題ですよ(笑)。

 おまけに部屋へ案内してくれたティメックの娘ガーネット(ナンシー・ゲイツ)というのがナイスバディの超美人、探検隊に面会に来た科学部女性アシスタントのエルダ(スタンリー・フレイザー)も超美人、給仕をしてくれるディーナ(リサ・モンテル)もツンデレ風の超美人。「うへへへ、未来世界も捨てたもんじゃない」と男たちはニヤニヤ。しょうがねえなあ(笑)。

 ちなみにディーナ、彼女の出身はなんと地表。まともな人類の唯一の生き残りなんだとか。これも伏線になっているような気がしますね。

 さて、ジェフ、ガルブリーテ博士にこんなことを言い出します。「彼ら、エランド博士の理論を知っている訳ですよね、これに彼らの進歩した科学を合わせたら時間をさかのぼることが可能になるんじゃないすか」妻子を思う彼のキモチに打たれながらも、ガルブリーテ博士は首を振って「あまり期待しないほうがいい。仮に彼らが時間をさかのぼる方法を発見していたとしても、あんな状態になった宇宙船をどうやって離陸させるんだ」「そうっすね、やっぱり駄目っすかね」とがっかりするジェフであります。

 さて、一晩ゆっくり休んで、ガルブリーテ博士はティメックとのモーニングミーティングに出席を要請されるのでした。

 本日はここまで。

 その後だらだらTV。同人誌用の「ミッドナイトイーグル」原作本を読むけど、やっぱりつまらなくってはかがいかない。あー、誰か助けて。就寝午前2時半過ぎ。

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2009年6月19日 (金)

3月18日(木) アッシャーという字は明るい日と書くのね

 書かねえよ!とエドガー・アラン・ポーが。「たかじんのそこまで言って委員会」で藤田某議員の911陰謀説を聞いて感心した市議が二人。(http://d.hatena.ne.jp/Arimura/20090614 生駒市議会議員 有村京子のブログより引用開始)9・11についてはこれ以外にもまだまだたくさんの不可解な部分がある。限られた時間ではかいつまんだ説明しかされなかったが、私はこれだけでも十分信じるに値すると思ったのだが、テレビでは田島洋子さんだけが「信じる」となった。(引用終了) とほほほほ・・・。

 もう一人は大阪市会議員 辻義隆氏(http://tsujiyoshitaka.spaces.live.com/ 辻よしたかプレスより引用開始)もちろん、藤田氏の指摘はごもっともな点も多く、疑問点を解明する責任は、米国側であることも当然なのだ。(引用終了) とほほほほ・・・。

 本当に、毎日こうだとこりゃ泣けてくるだよ。

 あるAVブログ、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 』(EVANGELION:1.11) (ブルーレイ)を買った言い訳に「私はアニメオタクでは絶対にないが 余りにも評判が良いので」とホザいている(笑)。なんでいちいちアニメオタクではないと断りを入れたがるのか、実に「イラッ☆」とさせられますなあ。

 仮に私がだ、「涼宮ハルヒ シリーズ」のファンの皆さんに「私は絶対ハルヒファンなどではないが、現時点でシリーズのベストは「消失」であり、仮に異論を唱える人間がいれば、そいつと小一時間論議するくらいの覚悟はある。だけど念のために言っておくが私は絶対ファンではない」と言ったらどうなると思うかね・・・っていかん、自分でも何を言っているのか良く分からなくなってきた(笑)。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、朝飯にコンビニのサンドウィッチとコーヒー牛乳。昼に素麺二把、夕食は鯵・イカの刺身、出来合いのコロッケ、生野菜。ビール一缶飲んでゴハンを一膳。〆のコーヒーは如例。

 それからハイビジョン録画しておいた『KIDS』を見る。原作の良さは濃厚に感じられるものの、肝心の演出が駄目。主要登場人物三人がなぜか公園の修理をはじめ、完成するなり子供たちが寄ってきて遊び出すという偽善そのものの場面には辟易させられたし、バス停でバスを待っていた栗山千明に「ヨー、ねーちゃん、遊びにいかねえ?」と声をかけるオープンカー!のチンピラたちにも唖然とする。おまけにラスト近くの交通事故の場面では韓国映画なみにしつこい盛り上げがあって、うんざりさせられた。

 もっとすっきり纏めれば傑作になりうる素材なのだがなあ。

 ハイビジョン画質は黒浮きが酷く黒補正弱を使用する必要があった。AAC5.1チャンネルサラウンドはダイナミックレンジが広く、鮮烈な印象。

 終了後、『モロン』(『Morons from Outer Space』 1985)の続き。ラリビーは会議に軍隊を伴って乱入。「作戦の指揮は私が取ることになった」と叫びます。彼は続けて「あの宇宙人たちを放ってはおけない、奴らはマインド・サッカーなのだ」みんなきょとんとしています。「なんだ、君たちは『SF/ボディ・スナッチャー』を見ていないのか」やっぱりみんなはきょとんとしています。「とにかく、奴らは危険だ、殺すのだ」とたんにみんな、わーっと歓声を上げて立ち上がるという・・・。

 この模様を立ち聞きしていたグラハムは大いにあわてて宇宙人たちが監禁されている部屋へ向かいます。そして見張りの兵士の頭をぼかっと殴って昏倒させると宇宙人たちに「おい、ここから逃げるぞ」えー、この脱走劇、グラハムが車を見つけて乗り込んだのはいいですが、後からきた宇宙人たち、車にいったん乗り込んでそのまま反対側のドアから出て行くというむなしいギャグをやったりして実にいらいらさせられます(笑)。その後、今度は軍用のトラックに乗り込んだのですが、そこでアリビーが待ち構えていた。「げはははは、この凶悪宇宙人め、死ぬのだ」ライフルを構えるアリビー、と、いきなりマターソンが彼を射殺したのです。

 マターソンは走り出したトラックの運転席にしがみついて、「ああ、待ってくれ、サンドラ、愛している」そして「ああ、サンドラ、宇宙から訪れし君」と自分で作詞作曲した「サンドラの歌」を歌いだすのでした。もういいから放っておきましょう、このおっさん(笑)。

 グラハムはマターソンを振り落としトラックを爆走させます。そして自分のアパートで宇宙人たちを匿うことになったのでした。

 しかし、すぐに見つかって軍隊に包囲されてしまいます。おまけに暴徒が押し寄せてきて「宇宙人を殺せ、殺せ」投げ込まれたレンガがグラハムの頭を直撃。「いてて、いててて」グラハムは外に飛び出すと宇宙人擁護の大演説。「彼らは化け物でも敵でもありません。彼らは我々の友人です。彼らは平和的な目的できたのです」そのとたん、ジュリアンが弄っていたガスコンロを爆発させるというオチがつきましたけど(笑)。

 とりあえず、この演説で暴徒たちは宇宙人を歓迎するようになったのです。宇宙人たちは調子に乗ってテレビのトークショーに出演。たちまち人気者になるのでした。

 一方、精神病院に収監されたバーナード、偶然、彼らのニュースを見て脱走を決意します。大男の患者(たぶん、ジョージ・ワシントン)に窓の鉄格子を曲げさせるのですが、力を抜いた瞬間にびよーんと元に戻ってしまうというギャグ。こっちの力も抜けてしまいますわ(笑)。いらついたバーナード、その鉄格子を押すと窓全体が開いてしまいます。な、なんじゃそりゃ。

 この窓から脱走したバーナード、ヒッチハイクで他の三人がいるイギリスを目指すのでした。もっとも乗せて貰ったのはいいけど、その運転手のおじさんに「君はどこの出身かね」と聞かれて「遠くっす、宇宙船で来ました」と答えてけり落とされたりしますが。

 さて、すっかり人気者となった三人、芸能界でひっぱりだこ。グラハムはマネージャーとなってスケジュールを取り仕切っています。

 そんなこととは露知らず、アメリカをさ迷っているバーナード。浮浪者同然の姿になっており、またお腹もぺこぺこ。耐え切れずにあるダイナーに入って残飯をあさり始めます。と、その彼の目に入ったのがテレビのトークショーに出演している三人組。「わお」バーナードは仰天します。「あいつら、人気者じゃん、だったらオレも宇宙人なんだから人気者になれるじゃん!」

 保安官事務所に駆け込んだバーナード、やる気のない顔つきで出迎えた保安官に、「あ、おれ、宇宙人なんです。テレビで知っているでしょ、あの宇宙人、おれ、4番目なんですよ、4番目の適格者なんです」宇宙人、どさくさに紛れてエヴァネタを繰り出すという・・・(笑)。しかし保安官、やっぱりやる気のない顔つきで「あ、そう、じゃあ、あっちの列に並んでね」彼が指差した先には自称宇宙人たちがいっぱい並んでいたのでした。その時、保安官助手が歓声を上げて入ってきます。

 「保安官、あの宇宙人たちがニューヨークライブやるらしいっすよ、チケット、2,000ドルっすよ」

 これを聞いたバーナード、そのライブに押しかけます。ライブ会場のスタジアム入り口で、「おれ、4人目の宇宙人なんだよ、だから入れてよ」と喚くのですが、当然ながら拒否されます。会場入りするサンドラたちを見て「おーい、おーい、オレだよ」と叫ぶのですが、気がついてくれません。やけになったバーナード、裏手のフェンスをえっちらおっちら登ってようやく潜入を果たすのです。

 そしていよいよライブ開始。キッス風の衣装(だよね?)に身を包んだ三人はロケット様の乗り物に乗っかって舞台に登場。熱狂的な観客に迎えられた三人はなんだか、よく分からん歌を熱唱・・・、あ、いやいや、デズモンドだけは本番前からウォッカをラッパのみしていたので、もうべろんべろんのろん。あまつさえ気分が悪くなって熱唱しているサンドラの衣装におえーっ。「きゃー、なんてことするのよ、この馬鹿!」サンドラ、デズモンドを情け容赦なく蹴り飛ばします。

 これでライブは一旦休止となって楽屋へ引き上げる三人。彼らはそこで意外な人物を見て立ち尽くします。その人物とはもちろんバーナード、彼はにやっとして「へへへ、ようやく会えたな」ところが三人はバーナードを完全に無視。「あんた、誰」バーナードはびっくりして「おれだよ、オレ、バーナードだよ」しかし、やっぱり三人はバーナードを知らないふりをします。しまいには警備員呼んで「訳の分からないファン入れちゃだめよ」と追い出してしまったのです。警備員にむりやり連れて行かれながら「こりゃまたどういうわけだ、世の中間違っとるよー」と嘆くバーナード。

 スタジアムの観客は「ウイ・ウオント・ジ・エイリアンズ!」の大コール。これに答えて三人は再び舞台に向かうのですが・・・ここで唐突に『未知との遭遇』風の宇宙船が出現。スタジアムに着陸します。ハッチががーっと開いてまばゆい光の中から現れたのは・・・噛みタバコクッチャクッチャやっているツナギ着たオヤジ。観客、一斉にズッコケます。

 オヤジは三人に向かって「あのよう、宇宙船返してくんないかな、レンタルの期限、もう5週間も過ぎてんだけど」三人はぷるぷる首を振って「あの宇宙船、地球人に盗られちゃったんす」オヤジはため息ついて「しょうがないな、じゃ、オレと一緒に来てくれるかい」三人はオヤジと共に宇宙船に乗り込みます。そして唖然としている観客たちを残して離陸。

 バーナードは今回も取り残されてしまいました。呆然としている彼にグラハムが近寄ってきて、「君、バーナードさんだよね、君も宇宙人だって?」今度はバーナードを売り出そうという魂胆なのでしょうなあ。

 エンドマーク。カラー、スクイーズのワイド仕様。ドルビーサラウンド音声(笑)。画質はややノイジーですが、良好な発色でその欠点も帳消し。ドルビーサラウンド音声はあんまり効果なかったすねー。クローズドキャプションの英語字幕つき。『エイリアンfromLA』(『ALIEN FROM L.A』 1988年)とのダブルフィーチャー。MGMミッドナイトムービーのDVD。

 シャワーを浴びてお酒。お供はDVD「ウルトラマン」 「果てしなき逆襲」で映った科学特捜隊基地の屋根にちょっとびっくり。たぶん、レーダーなのだろうが、これがなぜかアルコールランプに見えるのである(http://blogs.yahoo.co.jp/jbgwq764/GALLERY/show_image_v2.html?id=http://img.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/e5/bd/jbgwq764/folder/1344816/img_1344816_50217193_5?1205837568 この2番)。何回見返しても、静止画にしてじっくりみてもやっぱりガラスの質感のように思える。こりゃまたいったいどういう訳だ、世の中間違っとるよー。

 午前一時過ぎ就寝。

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2009年6月18日 (木)

8月17日(水) コスイギン、コバルト、カドミウム、鉛、硫酸、オキシダン

 ロシアで『ゴジラ対へドラ』がリメイクされたら当然主題歌はこうなる!(ならねえよ!) ロシアと言えば「社長 島耕作」で八木尊取締役が死んでしまいましたね、びっくりしましたね。

 ミクシィのメッセージで「お前の、ソ、ソ、即羅刹か、プラトンかに大笑いした。面白かった」というお褒めの言葉を頂いた。2ちゃんねるの「懐かし洋画板」の【特攻野郎】死霊の盆踊り6【Zチーム】スレでもSFシネクラシックスの『女宇宙怪人OX』や『妖怪巨大女』のレビューを誉めて頂いた。正直言って、私は大変に嬉しい。誉められる方向がちょっとへんなのではないかという疑問もあるが(笑)、誉められたという事実に違いはないのである。畢竟、私は誉められて伸びる子供である。日ごろ誉められることなどめったにないから、ちょっと誉められると抗生物質を使ったことのないニューギニアの原住民にペニシリンを投与した時のような爆発的な効果を生むのである。

 最近、年のせいか(老眼の気が出始めたのは大変なショックであった)、自分でもちょっと病的ではないかと思うほど落ち込むことがある。「駆逐艦から逃れるために寂しさの海で限界深度を越えてなお沈降中、艦隊がぎしぎし軋み、、あちこちのバルブから海水が噴出、若手の乗組員がパニックを起こしてわめきだす、さらに頭上ではばごん、ずばんと爆雷が爆発」という気分になることがある。なあに、オレにはホームシアターという強い味方があるのさと強がってみてもやるせなくなる時がある。depressという英単語を見ただけでがっくりきてハァとため息をついたりもする。

 「誉められること」はそんな私にとっての最大の妙薬なのだ。ということなので、皆さん、私をどんどん誉めよう、なんだったら「エロの冒険者を誉める会」というNPO法人を立ち上げてくれたっていいぞ。でもヨイショはいけない、真摯に誉めないと返って逆効果だって、お前、いちいちうるさいよ(笑)。

 本日はお休み。午前9時過ぎに事務所へ出て日記つけとネットのチェック。それから一時間半のウォーキング、いつまででもデブではいられないからな、歩くのだ、歩くのだ。昼飯はいつものように赤のれんでラーメン+替え玉、小炒飯の定食。そしてこれまたいつものように漫画喫茶で漫画読み3時間。

 その後ジュンク堂を素見し、ツタヤでブルーレイ 『レジェンド・オブ・ウォーリア』を借りて事務所へ戻る。事務所で亀の餌やり、そして倉庫内にたまっていたビニール傘の残骸を分解して燃えないゴミに出す。これだけで結構疲れてしまう。

 午後5時過ぎに帰宅。缶ビール一本飲みながら録画しておいた「レインボーマン #48」を見る。ゴッド・イグアナとオルガの思惑がスレちがい、お互いの狙いがレインボーマンであることを知りながら戦うあたりのむなしさがいい。これは脚本の妙でありますな。

 夕食はカツオの叩き、グチの素揚げアンカケ、生野菜。ビールをもう一缶、卵かけゴハンで一膳。〆のコーヒーは如例。

 その後レンタルブルーレイの『レジェンド・オブ・ウオーリアー』を見る。終盤のバイキングの皆さんの間抜けさに大笑い。あんな崖にへばりついてないと進めないような道に来た時点でおかしいと思えよ、だまされたって気づくのが遅すぎるよ、それに主人公に「命綱がいる」と言われてロープで全員を繋ぐなよ、一人落ちたらみんな道連れになるのは丸分かりだろ、せいぜい繋ぐのは三人までにしておけよ!

 全体のストーリーも一本調子で、おまけに暗い映像設計のため途中で飽きて眠くなってしまったくらい。これはちょっと頂けませんなあ。

 ハイビジョン画質は本編のグレインを上手く生かしていた。黒の引き込みが早いが、これは意図的なものであろう。サラウンドはDTS-HDマスターオーディオ。剣の響きがリアルで、斬られると本当に痛そう。

 シャワーを浴びてお酒。お供は録画しておいた「ナイトシャッフル」 その後プロジェクターを再起動させてブルーレイの『ザッツ・エンターティメント』を30分ほど。ひれひれ酔って午前一時過ぎ就寝。

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2009年6月17日 (水)

8月16日(火) 「アリババと40人の豚足」 

 こういう焼き鳥屋があったりして。14日放送の「たかじんのそこまで言って委員会」で○○議員 藤田何某が9.11陰謀論をぶち上げていた。はっきり言おう。真昼間、周囲にたくさんの人間がいる状況下でペンタゴンに巡航ミサイルぶち込んで、それを飛行機と言いくるめようとする陰謀が存在したと考える奴は○○である。WTCに飛行機を突っ込ませて火災を発生させたのち、さらにあらかじめ仕掛けられていた多量の爆薬で制御解体したと思う奴は○○である。隣接するWTC7ビルにやっぱり多量の爆薬を仕掛けておいて、WTC2、WTC1の崩落後、わざわざ誰の目にも見えるようなはっきりとした形で制御解体したと考えるのもやっぱり○○のすることである。よって民主党議員、藤田何某は○○だと言える。

 この○○議員は「911には多くの謎が隠されており24人の日本人犠牲者のためにも解明せねばならぬ」と言う。だが、911に関する陰謀的と思われる事象は公式の911報告書、奥菜秀次氏の「陰謀論の罠」などでほぼ完全に解明されており、これらの陰謀論に定説を覆す力などまったくない。

 この○○議員は日本人犠牲者を出汁にこの下らぬ陰謀論の浸透を図っているのである。いい加減民主党はこの○○議員を飼っておくのをやめたらどうか。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、コンビニの佐世保バーガー、コーヒー牛乳。意外とヴォリュームがあったので昼飯を抜く。夕食は豚の冷しゃぶ、生野菜たっぷり、マグロ、コチの刺身。あまりにつまみが多かったのでついつい缶ビール2本飲んでしまいました。後はゴハン一膳をお茶漬けで。〆のコーヒーは如例。

 その後ハイビジョン録画の『六つの光のしるし』を見る。闇と光の戦いに巻き込まれた少年が、対決の決着をつける力となる「六つの印」を探すことになるという実に典型的な巻き込まれ型ファンタジー。特撮などゴージャスで退屈しなかったけれども、何しろ舞台がほぼ一箇所限定なもので、同じところで同じようなことを繰り返しているような印象が強すぎたか。また、彼を魅了する美少女の存在も中途半端、そのあっけない最後には失笑を漏らしてしまったくらい。

 まあ、この後失われた双子の兄との再会というイベントで盛り上げてはくれるのですがね。

 ハイビジョン画質は非常によろしい。暗い場面でここまで破綻のない画質も久しぶりであります。AAC5.1チャンネルは重厚、重厚、その分前後への移動感がいまひとつ。おかげでカラス群の襲撃に迫力が不足していた。

 シャワーを浴びて今度はちびちび見ていた『オール・ザット・ジャズ』を最後まで。ボブ・フォッシーの自伝的な映画で、主役のロイ・シャイダーは酒色とタバコをお供にミュージカル製作に没頭する。そして完成間近に倒れたシャイダーは、あまりの突然の病魔に死を恐れ、仕事へ復活することを切望するのであるが、ついにそれは敵わない。そして死を受け入れたシャイダーは、エヴァリー・ブラザースの「バイバイ・ラブ」の替え歌「バイバイ・ライフ」を歌い踊って、この世に別れを告げる。

 寺山修司の名言「人生はどうせ一幕のお芝居なんだから」を地でいったような映画で、ある意味表現者、パフォーマーの理想の死に方ではないか(付き合わされる方はたまったもんじゃありませんが)。

 ハイビジョン画質は奥行き感・立体感に優れたもので大写しになるロイ・シャイダーの顔がうっとおしく感じられるほどであった。ステレオ音声はミュージカルナンバーの躍動感がすばらしい。AAC2.0チャンネルとはとても思えぬパフォーマンスだ。

 その後テキトーに読書、テレビ。就寝午前2時過ぎ。

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2009年6月16日 (火)

8月15日(月) 『日本以外全部ちんつぶ』

 日本を除く全世界で男性性器が呟きだしたというSFパニック超大作。プロレスラー 三沢光晴、試合中の事故で死亡。享年46。ニュースでは事故直後の映像がたびたび流されており、ぴくりとも動かない三沢を取り囲んでおろおろしているレスラーたち、懸命に心臓マッサージを続けるリングドクター、救急隊員たちの姿に胸を打たれる。経過を見守っていたファンたちはちょっと場違いだけれども、いかにもプロレス試合会場らしく、「三沢、三沢」の大コール。ほろりときてしまった。

 ご冥福をお祈りします。

 仕事はまあ、いろいろあった。物件の一つで壁に血痕があってびっくり。すわ殺人事件かと思ったのだが、よく見てみるとどうも鼻血のようである。乾いて壁にこびりついた状態になっていたので落ちないかもと思ったけれども、濡れ雑巾でこすったら案外簡単に綺麗になりましたよ。昼飯はソーメン二把、夕食は鯵の南蛮漬け二尾、生野菜、鯛の刺身、生卵でゴハン一膳、玉ねぎ・わかめ・もやしの味噌汁。ビール一缶、〆のコーヒーは如例。

 それからハイビジョン録画の『百万円と苦虫女』を見る。蒼井優、やっぱり上手い。非常に抑えた地味な役どころながら、要所要所で存在感を発揮。鈴子という人間にはっきりとした血肉を与えている。そして人間関係から逃げ回る鈴子、逆にいじめっ子たちへ立ち向かう決意をした弟の対比が鮮やかで、さわやかな感動を与えてくれる映画であった。

 良くできた映画であると思うけれども、ちょっと演出のミスとしか思えない事象あり。鈴子は森山未來演じる中島という大学生と恋に落ちる。しかしその雲行きは新入りの女の子の出現によって危うくなり、ついに中島は鈴子から金を借りるようになる。この時の中島の卑屈さはうしろめたさに満ちており、彼はこの時点で新入りの女の子と浮気、そのために金を借りているという風に見えるのだ。さらに中島の借金は続いてついにはセックスの後、「一万円貸してくんない」これに鈴子がOKすると、くるりと背を向けて寝てしまうようになる。普通、こんな描写されたら「ああ、もう愛情がないのだなあ、こいつは、蒼井優相手に何、贅沢こいとんねん」って思いますよねえ(笑)。

 だから、本当は鈴子は100万円貯金したら他のところへ行ってしまうような女なので、金を貯めさせないために借金を続けていたという中島の本心にまったくリアリティが感じられないのである。そのために、退職の日に今まで借りた金を返す中島。ぼうっと落ち込む中島、新入りの女の子に「いいんですか、誤解させたままで、100万円ためると行っちゃうから、それをさせないためにお金を借りていたんでしょ」と言われて立ち上がる中島、駅へ自転車を飛ばす中島・・・が鈴子の都合の良い妄想ではなかったのかとさえ思ってしまう。

 いや、いっそ本当に妄想にして、ラストに新入りの女の子とよろしくやっている中島の姿をだしたら、よほどすっきりしたのではないかって、それじゃ、感動が台無しっすよ(笑)。

 ハイビジョン画質は秀麗。若干黒の引き込みが早く黒つぶれも出ていたけれども、欠点はそのくらい。音声はステレオ、BGMの品位が高く、またサラウンド音場もなかなか充実していた。

 シャワーを浴びて午後11時半から『未知空間の恐怖/光る眼』(『village of the damned』 1960年)を見る。3年後、立派な少年少女に成長した子供たち。しかし彼らの存在はいまやミドウィッチ村にとって悩みの種でした。彼らにちょっかいを出したほかの子供が奇妙な事故に会うようになっていたのであります。しかも彼らはどうやら人間の心が読めるらしく、それでますます嫌われていたのでした。

 これをたいそう心配しているのがバーナード少佐で、彼はゴードン博士に「あの子達には高い知能があるわ、でも底意地悪いでー、何するかわからへんし、危険や」ゴードン博士はもう反論。「そんなアホなこといいないな、あれも人間や、真心で接すればそのうち心を開いてくれるわ」

 二人の意見は平行線をたどるばかり。そのまま二人はロンドンで行われた防衛会議に参加します。そこで報告されたのはこの不気味な失神、妊娠事件はミドウィッチ村だけではなかったということ。オーストラリア北部の町では同じく失神事件は発生し30人の子供が誕生したというのです。そして不可解なことにみんな誕生から10時間以内に死亡していたのでした。あるイヌイットの村では10人の子供たちが誕生。しかし、黒髪の親から金髪の子が生まれるのはタブーだということで全員殺されます。そしてソ連では二件が発生していました。そのうちの一件は他と同じように死亡したのですが、残る一件の子供たちは生存。政府機関によって高い教育を受けているそうであります。

 会議に出席していたカーライル博士(キース・ピオット)この子供たちは突然変異ではないかと主張します。またスミス教授(ジョン・スチュワート)は別の天体から特殊なエネルギーが放射されたのだという説を提示。感官諤々の議論となるのでありました。

 この種の議論に決着がつくわけもなく、業を煮やしたバーナード少佐、「あの子達は早急に隔離せえへんとあきませんな」しかし、やはりゴードン博士が反対して、「あんた、そんなことしたら科学上の重大なチャンスを失ってしまうがな。子供たちの脳は集団知能ですねん、一人が知ればその知識は残り全部の子のものとなる。これを上手く利用すれば戦争や飢饉・疫病をなくすことだって夢じゃおまへんのや」

 ゴードンは村の一軒家に子供たちを集めて集団生活をさせることを提案します。そして彼自身が子供たちの教育にあたると言い出したのでした。バーナード少佐はなおも反対したのですが、このゴードン博士の案が採用されることになったのであります。

 懸命に子供たちを教育するゴードン。しかし、その努力は報われませんでした。彼らのパワーは日に日に増大し、デヴィッドは「前は駄目だったけど、今なら飛行機まで力を届かせることができますよ、お父さん」と非常に不気味なことを言い出します。

 そして決定的な事件が起こりました。村人 エドワード・ポールの運転する車が子供たちの一人を危うく轢きそうになったのです。何も怪我は無かったのですが、子供たちの怒りが爆発。光る目でエドワードを睨みつけると、操られた彼は車に再び乗り込んで発進。そのままレンガ塀に激突してしまうのです。車が爆発してもちろん、エドワード死亡。

 村でこの事故に関する裁判が開かれます。一部始終を目撃してアンシアが証言台に立つのですが、どうやら子供たちに操られたらしく、肝心の部分の記憶がありません。結局、この裁判は子供を轢きそうになったショックで錯乱したエドワードがレンガ塀に激突したということで決着します。しかし、これに納得いかなかったのがエドワードの兄、ポールでした。彼は立ち上がって叫びます。「弟はこのくそ餓鬼どもにやられたのや、この人殺しめ」

 ポールの怒りは収まらず、家からライフル持ち出してきたのであります。彼らは歩いている子供たちにライフルの狙いを定めます。これを見て仰天したゴードン博士は彼に走りより、「あかん、銃やら持ってきて何するつもりやねん、やめなはれ、やめなはれ」ポール、しぶしぶと銃を降ろしてその場を立ち去ろうとしたのですが、子供たちがそうは問屋が許さないじゃなかった卸さない。彼らの目がぴかーっと光ります。そして操られたポール、自らライフルの銃口を喉もとに当ててズドン。頭が吹っ飛ばされてしまいました。

 さらにバーナード少佐にロンドンのレイトン将軍から恐ろしい知らせがもたらされます。ソ連が核砲弾であっちの子供たちが暮らしていた村を攻撃したというのです。村はすっかり子供たちに操られ、軍隊で鎮圧しようとしても同士討ちをさせられる。ならば遠距離から警告なしで村ごと消滅させるしかないというソ連の苦渋の選択だったのです。

 そしてパブで飲んでいた村人たち、その中の一人が酔ってメートルを上げ、「あいつらの思い通りにさせたらあかん、みんな殺されるで、やられる前にいてもうたれ!」「おお、いてもうたれ、いてもうたれ」10数人がたいまつを手に子供たちが住んでいる屋敷へ向かいます。しかしソ連の軍隊さえころりとやられてしまった相手に暴徒が敵うすべもなし。先頭に立っていた一人がデヴィッドの光る目にやられ硬直します。この時落とした松明の炎が彼の体に燃え移ってしまいました。熱さに目を白黒させるこの男、しかしデヴィッドの力で動けません。とうとう生きたまま丸こげになってしまいました。

 この光景を目撃したバーナード、あまりの凄惨さに息を呑みます。そして我慢できなくなった彼は子供たちの家に突入、今の行為を問いただすのです。「あれは人殺しじゃ、おまえら、なにしてけつかる!」デヴィッドは涼しい顔で答えます。「法律は我々を守ってくれません。外国の仲間が殺されたことを知っています。我々はなんとしても生き延びなければなりません。どんな犠牲を払ってでも、あなたにも邪魔はさせませんよ」子供たちの目がぴかーっ。バーナード、硬直してしまいます。

 もっともこれは子供たちの警告でした。まもなく元に戻るバーナード。その時、ゴードンの家にふいにデヴィッドが現れました。彼は驚くゴードンに「お父さん、攻撃を避けるため我々は出発します。繁殖可能になるまで隠れるのです。ですから、お父さん、脱出と隠れ家の手配をお願いします。だまそうとしても無駄ですよ」

 ゴードン、これで決意を固めた様子。彼らが怪物になるのを放っておいたのは自分だ、もうこれ以上彼らの好き勝手にはさせん。ゴードンはアンシアとバーナードをロンドンに行かせるのでした。そして彼はダイナマイトを使った時限爆弾を用意、これで子供たちを吹き飛ばそうというのです。

 子供たちの屋敷へ赴きます。でも普通なら考えを読まれて爆弾の存在を察知される筈ですが、そうはなりません。何故ならゴードンは「レンガの壁」という言葉を一心不乱に考えることで心を読まれることを防いでいたのです。彼が何かを隠していることに気がついた子供たち、目をぴかぴか一斉に光らせて思考を探ろうとします。この攻撃にゴードンが考えているレンガの壁がぐらぐらとゆれ、ヒビが入り始めました。心理障壁の揺らぎを崩壊するレンガの壁にたとえた秀逸なヴィジュアルイメージです。

 車でロンドンへ向かっていたアンシア。言いようのない不安を覚えて車をUターンさせます。

 耐えるゴードン、あと一分だ。さらに激しく揺れるレンガの壁、ああ、ついに崩れて爆弾が見えた。はっとする子供たち、その瞬間、セットしておいた時刻になってダイナマイトがよー、ダイナマイトがよー、大爆発。その炎を見たアンシア、全てを悟って絶叫するのでした。

 燃える屋敷。その中から怪奇な目が子供たちの数だけ飛び出してきて・・・エンドマーク。

 その後だらだら読書。「ミッドナイトイーグル」を読む。あー、面白くねえ。就寝は午前3時。しかしうつらうつらするばかりで本格的な睡眠は2時間も取れなかったのではないか。

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2009年6月15日 (月)

6月14日(日) メーソン女房

 この駄洒落の元ネタが何であるか考えてみよう。そう、元ネタは「姉さん女房」なのだ!今、夏のと学会誌のネタにするべく映画『ミッドナイト・イーグル』の原作小説を読んでいる。これがまた、ああた、あんな映画の原作だけあって面白くないの。まだ150ページくらいしか読んでないのに挫折しそうなの(笑)。口直しにと思ってちょっと「涼宮ハルヒの憤慨」とか読むと、まずいことにこれがまた10万倍くらい面白いの。もうこの小説読むだけで原稿用のエネルギーまで使ってしまいそうですよ。

 2ちゃんねるのと学会スレッドに「日本トンデモ本大賞2009年の投票結果には納得いかない、捏造しているのだ」というバカタレ登場。えー、トンデモ本大賞投票の開票作業はえらく忙しいものであって、まさに修羅場と呼ぶべきものにふさわしい慌しさ、2004年トンデモ本大賞の時の日記を紐解いてみると・・・「はい、この時点で予定より1時間遅れだったという・・・、急遽休憩時間を40分に短縮しその間壇上ではと学会運営会員のサイン会となる。その間、私達は、投票集計作業。楽屋の畳敷の部分に投票用紙をがーっと広げてイットリウム氏他6人ばかりでがんがん数えていく。結果はダントツで『ガチンコ神霊交遊録』で266票、次点ノミネート作ではなくエクストラで新田五郎さんが発表した「ちんつぶ」33票、3位「ニラサワさん」32票、以下はと学会や山本弘さんのHPでどうぞ。まあ、順当であろうか。私はこの結果をメモ用紙に手書きで書いて山本弘さんに手渡す」という感じなのである。

 そんな中いちいち、「あの本は都合が悪いので投票結果を変えてなかったことにしてしまえ」なんてことを悠長にやっていられないのである。どうだ、分かったかね。

 本日は校区内の少女ドッヂボール大会。午前6時半に起床、ふけえふけえと変わった呼吸音をたてながらシャワーを浴びて身支度こしらえる。そして事務所へ一度寄って血圧の薬なぞ飲み、出発。それから午後3時までの8時間に渡ってテントの設営やら、ドッヂボール大会の審判やら、後片付けや、打ち上げのバーベキューの準備などして働いたのであった。

 バーベキューは2時間ほど。その間に缶ビールがぶがぶ、焼酎がぶがぶのがぶがぶマンとなって結構酔っ払う。そのため帰宅後に客間に横になったらそのまま寝てしまいましたよ。気がつくともう午前12時過ぎ。母親、オレを起こせよと思う(笑)。

 自室に戻ってウィスキーの水割り。お供は録画しておいた「涼宮ハルヒ 孤島症候群 後編」 原作になかったラブコメディ定番の「嵐の男女二人きり」シークエンスが出てきたので噴出してしまう。ハルヒでこんなことやるか、ふつー。午前2時過ぎに再就寝。

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6月13日(土) 「奥様はマッチョ」

 でも、ただ一つ違っていたのは奥様は筋肉隆々だったのです。本来のマッチョの意味とはちょっと意味がずれていますが、駄洒落なのです、それくらい笑って許しましょうよ。英語を改めて本格的に勉強しようと思っている。私の英語力というのは常々偉そうなことを言っていても「時制が良くわかっておらずいい加減」「定冠詞や不定冠詞の使い方もあやふや」などの「あんた、何年英語勉強してんねん」と笑われそうな欠点を内包しているものであり、とても誉められたものではないのである。

 この現状を打開するための勉強なのであるが、具体的にどうすればいいのか。最初は英会話学校に通おうかとも思ったのだけれども、金が結構かかる。ちょっと調べてみたところだと大手のECCで高校生・大学生・社会人・シニアを対象としたBSコースで月謝10,500円。いや、私は一ヶ月3,000円ぐらいしか出せないのですが(笑)。それに英会話学校なのだから、その学習の主眼は当然ながらイングリッシュカンバセーション。私の学びたい英文法とは違う方向になってしまう。

 また、いかに英語学習のためとはいえ、英会話講師、一緒に勉強する人などオタクではない一般人の知り合いを作るのも苦痛だ(ってお前どれだけ人嫌いやねん)。

 ということで、高校生対象のテキストブックなどを買ってきて、いい加減にだらだらやりたいと思っております。間違っても熱血・情熱的に熱心にやるなんてことはないので、そこのところ勘違いしないようにお願いします。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。朝ごはんはなし。昼飯は三日に一度のアンリミテッドランチの日だったのでウォーキングのついでに「赤のれん 野間店」でラーメン+替え玉を食べる。前回、その濃厚なスープに魅せられたラーメンであるが、2回食うと、まあ、これでいいかという気持ちになってしまった(笑)。夕食はマグロの刺身とカレイの煮付け、昨日の残りの生野菜(笑)。ビール一缶飲んでゴハンを一膳。〆のコーヒーは如例。

 その後輸入ブルーレイで『Futurama: Into the Wild Green Yonder』を見る。冒頭からの細かなネタ攻撃にいささかげんなりさせられるものの(笑)、中盤からラストへ掛けての盛り上がりに大感動。フライのリーラに寄せる想いが成就することになっていい年したおっさんの私でさえ、ぐっとなってしまったのであった。

 極端な環境保護団体とウーマンリブを組み合わせたギャグも最高で、特に裁判の「女性の人権は半分だから有罪ね」という場面で大笑いをしてしまった。

 いかん、私はもうWOWOWで放映された『ベンダーの大冒険』とこれで「フューチュラマ」の大ファンになってしまったようだ。金もないのに(6月の東京旅行、7月のS&G大阪ツアーで本当にないの)残る二本の長編もDVDになっているTVシリーズも早急に取り寄せねばならないと思い始めているほどである。

 その後シャワーを浴びてお酒。明日は校区の少女ドッヂボール大会で午前6時半起きなのである。だから早く寝なければならぬということで酒をがばがば飲んでべとべとに酔い、ストンと寝たのであった。

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2009年6月13日 (土)

6月12日(金) 上からメーソン

 フリーメイソンの人は偉そうだなあ(一応、これは「上から目線」の駄洒落です。すいません、すいません)。7月注文分のブルーレイ・DVDの策定作業に入ったのだが(そんな大げさなもんか)、この過程でポール師匠(ポール・サイモンのことであり、決して故ポール・牧師匠のことではないので念のため)の初のブルーレイソフト、「Paul Simon and Friends: The Library of Congress Gershwin Prize for Popular Song 」が引っかかってきた。このブルーレイソフトは輸入DVDショップ、DVDファンタジウムによれば(http://www.fantasium.com/detail.phtml?ID=CON64106より引用開始)ポピュラー音楽に寄与したミュージシャン及び作曲家に与えられるGershwin Prizeをポール・サイモンが獲得した事を記念し、2007年にワシントンで開かれたコンサートを収録。アリソン・クラウス、スティーヴィー・ワンダー、ライル・ラヴェット 、レディ・スミス・ブラック・マンバーゾ、マーク・アンソニー、アート・ガーファンクル 、ジェイムス・テイラー、フィリップ・グラス など豪華ゲストが参加!(引用終了)という内容だとのこと。

 これはもう十分に買う価値のあるブルーレイソフトである。発売を見逃していたので、すでに米アマゾンでは取り扱いがなく、マーケットプレイスに頼らざるを得ないが、それでも送料合わせて3,000円くらい。日本アマゾンでは3,500円で販売していることを考えると(笑)、価格的に文句をつけることはできませんな。

 はい、来月の注文枠で買ってしまいましょう。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、朝飯にコンビニのサンドイッチとコーヒー牛乳。昼飯は思うところあって食わず。夕食はレトルトのハンバーグ、付け合せのミックスヴェジタブル、蛸の刺身、生野菜。ビール一缶、ゴハン一膳。〆のコーヒーは如例。

 その後輸入ブルーレイで『ワルキューレ』を見る。ヴォルフシャンツェ(総統大本営)に爆弾を仕掛ける際の安っぽいサスペンスで気を削がれてしまったものの(笑)、爆弾炸裂後、錯綜する情報に悩まされながらワルキューレ計画を発動、ベルリン政府機能を手にしようとする反乱グループの活躍に手に汗を握ってしまう。史実で失敗、反乱が鎮圧されてしまうことが分かっているのにもかかわらず、これだけ話にのめり込ませる監督の手腕はすばらしいとしか言いようがない。

 役者陣の緻密な演技も必見。特に逮捕しにきたレーマー少佐に自害用の毒薬カプセルを口に含んでから対峙するゲッペルスのカッコよさには目を見張らされてしまった。

 ブルーレイの映像コーディックはNPEG4/AVC 高解像度で細かな映像情報をこれでもかと出してくる、ハードな画質。暗部の見通しの良さも印象的。サラウンドは48kHz/24ビットのDTS-HDマスターオーディオ。ダイアローグの実在感に物足りなさを感じるのが残念。冒頭の砂漠での空襲や、反乱計画発動後の躍動に満ちた場面での迫力がすばらしかっただけに、静かなシーンとの差が目立ってしまうのであった。

 その後シャワーを浴びてぽすれんのレンタルブルーレイで『未知空間の恐怖/光る眼』(『village of the damned』 1960年)を見る。穏やかな田舎の村ミドウィッチ、草原が広がり羊がのんびりと草を食んでおります。トラクターも走り回って畑を耕しているところ。この村に大きな家がありまして、住んでいるのがゴードン博士(ジョージ・サンダース)。彼は奥さんの実兄で陸軍将校のバーナード少佐(マイケル・グイン)に電話を掛けます。彼が久しぶりに妹に会いにくるため買い物を頼もうとしたのですが、その電話の最中にぱたりと倒れふすゴードン博士。

 病気の発作か、心臓麻痺かと思われたのですが、なんと、村中の人々が同じ状態に陥っているではありませんか。道端で多くの人々が倒れています。運転中にそのまま失神したのか、電話ボックスに突っ込んでいる車もいます。冒頭でトラクターを走らせていたおじさんも運転席に突っ伏しており、運転手を失ったトラクターはぐるぐる回ってついに立ち木に激突。雑貨屋件電話交換局では水道の蛇口が開けっ放しになってじゃーじゃー水があふれ、こっちの奥さんは、ああ、危ない、アイロンがドレスの上でぶすぶす煙を吹いているぞ。どうやらアイロン掛けの最中に倒れてしまったらしい。

 いきなりゴードンと話ができなくなったバーナードは当然ながら心配になり、上司に許可を貰ってミドウィッチまで様子を見に行くことになります。

 車を飛ばすゴードン。途中で顔見知りのお廻りさん、ゴビー(ピーター・バグハム)が自転車で走っているのに出くわします。「おお、こらゴビーはんやないですか、自転車とはお珍しいですな、いつもはバスつこうてはるやないですか」ゴビー、「そのバスが来ませんねん、だから様子を見に来たのだす」 そこからいくらもいかないうちに二人はバスを発見。バスは路肩に突っ込んでいるではないですか。ゴビー、「ああ、こら大変や、助けなあかん」バスに近寄ったのですが、途中で彼もまたふらふらと倒れてしまったのです。

 仰天したバーナード、ただちに上司に連絡、軍隊の出動を要請するのでした。

 軍隊はミドウィッチ周辺を封鎖します。そしてガスマスクをつけた偵察員を派遣、この不思議な現象の効果範囲を探ろうとしたのですが、ありゃりゃ、この人も倒れちゃった。あわてて体に巻いていたロープを引っ張って引きずり戻すと意識を回復したのですが、「あかん、これじゃ、絶対近寄れん、ガスマスクも効果あらへんって、いったい全体何がおこっとんねん」とバーナードを嘆息させます。

 ならば空から偵察じゃ。ミドウィッチ上空へ飛来した偵察機のパイロット、地上を見下ろして「ああ、人間がぎょうさん倒れてますわ、でもそれ以上細かいことはここからじゃわからしまへんなあ」じゃあ、高度を下げようということで、偵察機、そろそろと降りていくのですが、ある高度を境にやっぱりパイロットも失神。そのまま地上へ激突してしまったのです。「ああ、こっちも駄目か」と頭をかきむしるバーナード。

 ところが近くで倒れていた牛が何の前触れもなく息を吹き返したではありませんか。同じように目を覚ますミドウィッチ村の人々。あ、つけっぱなしのアイロンが原因で火事になり、失神していた人が丸こげになったんじゃないかと心配した皆さん、どうかご安心下さい。ちゃんと目を覚ました奥さんが水を掛けて火を消しましたから。まあ、その代わりにドレスが台無しになりましたけど(笑)。

 その後すぐに軍隊が村に入りいぶかしげな顔をしている村人たちを検査します。とりあえず異常はなし。しかしこの怪現象は放射能などによるものかも知れない。その場合、影響が直ぐにでるとは限らないから村人を経過観察しなければならないということになって、ゴードン博士がその任を負うことになりました。

 そしてあの怪奇現象から二ヶ月たったある日、ゴードン博士は妻のアンセア(バーバラ・シェリー)から思いがけない知らせを聞くことになります。なんと彼女が妊娠したというのです。「うちらの結婚遅かったから、子供はできひん思うとった。アンセア、でかしたで」大喜びのゴードン博士であります。

 ところが、村の女たちがみーんな妊娠していたという・・・。ゴードン博士のようなケースはまれで、もう処女なのに妊娠しちゃったとか、旦那が一年の出張でいなくなったのに妊娠しちゃったとか村は大騒ぎ。ついには自殺未遂をする妊婦まで出てくるしまつ。そんな中、村のドクター ウィラース(ローレンス・ナイスミス)は不気味な事実をゴードンに告げるのでした。「みんな妊娠二ヶ月やで、みんな、あの失神事件の時に受胎したみたいや」「なんやて、それじゃ、わての子供じゃないっちゅうことかいや。いったい何が起こっとるんねん」

 不安のどん底に叩き込まれるミドウィッチ村であります。夜な夜なパブにミドウィッチの男が集まってくらーい顔で「いっそみんな死産だったらええのに」いや、それでは映画が終わってしまいます(笑)。

 それから十月十日が立ちましていよいよ赤ちゃんがおぎゃあとお生まれになります。妊娠中、あれほど不安がっていたアンセアもこの授かりものに大喜び。おまけに、近所の八五郎さんから「昔から親に似ぬ子は鬼っ子などと申しますが、額の辺り、眉毛の辺はお父様そっくり、口元鼻つきはお母様に生き写し。総体を見渡したところは、先年お亡くなりになったお祖父さまに瓜二つ、長命の相がございます。『栴檀は双葉より芳し』『蛇は寸にしてその気を現す』 わたくしもこういうお子さんにあやかりたい、あやかりたい」と誉められたりして、「うち、産んでよかったわ」と涙ぐむのでした。ゴードンとアンセアはこの子にデヴィッドと名づけます。

 他のお子さんたちもぞくぞくお生まれになる。ドクターは彼らを診察して、「髪の毛、つめの形がえらい違うわ、それに成長が早すぎまっせ。それに目つきもなにか気になりますわ」なるほどどこかフツーと違う赤ん坊たち。そして奇怪な事件が起こります。赤ん坊にミルクをやろうとしたアンセア、うっかり温度を測るのを忘れて熱いまま与えてしまったのです。ぎゃあと叫んで吐き出したデヴィッド、奇妙な目つきを致します。これに操られるかのように熱湯に腕をつけるアンセア。

 幸い、悲鳴を聞いて駆けつけてきた乳母やゴードンに抑えられて軽い火傷を負っただけで済みましたが、怪奇な現象はこれで終わる筈もありませんでした。

 ぐいぐい成長する赤ん坊たち、もはや、赤ん坊ではなく、幼児になっております。彼らは異様な知能の高さを発揮し、ゴードンとバーナードが与えた東洋のからくり箱をたやすく開けてしまいます。おまけに一人の子供が何かを知るとその知識は他の子供たちにも伝わるようなのです。テレパシーで知識を交換し合っているということでしょうか。そしてあの操る能力はさらに高くなっており、からくり箱を奪って逃げようとしたいたずら小僧を金縛り状態にし、箱を戻させたりするのです。

 本日はここまで。

 その後はだらだら。TVを見たり読書したり。就寝午前2時過ぎ。

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2009年6月12日 (金)

6月11日(木) タリバンは野菊のような人だ

 アフガニスタンに野菊はありませんから(と思う)。麻生首相が6月10日に発表した2020年までの温室効果ガス排出削減目標「2005年比15パーセント減(1980年比8パーセント減)」について、まあ、大いに予想されたことであるが、こんな馬鹿げたことを言っている市民団体の人がいますな。(2009年6月11日西日本新聞19面より引用開始)国内初のプルサーマル発電が計画される玄海原子力発電所がある市民団体「NO!プルサーマル佐賀ん会」のメンバー清流裕子さんは「温暖化対策を理由に、国は原発の比重を高めようとするのではないか。太陽光や風力などの自然エネルギーに力を入れるべきだ」と警戒感を示した。(引用終了)

 太陽光や風力などの自然エネルギー!そんなもので電力がまかなえるならもうとっくにやってますって(笑)。こういう人たちはまるっきり知識も持たず、勉強する気もなく、思い込みと偏見だけで原発(プルサーマル)に反対しているのだということが良く分かるご意見でありました。

 こんな恥ずかしい発言、新聞に載せんなよ。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、昼飯にマルタイ棒ラーメン一食分、夕食が豚肉のみそ焼き二枚、マグロと鯛の刺身、生野菜、ビール一缶、ゴハン一膳。マグロはインド産の生マグロ。ねっとりとした食感が素敵・・・だったかな。〆のコーヒーは如例。

 その後ブルーレイで『スカイクロラ』を見る。ラスト近くで函南 優一が「アイル・キル・マイ・ファーザー」と英語で喋るのに、日本語字幕で「ティーチャーを殺す」と表示される印象的な場面、この部分の英語字幕は台詞と一緒になっていた。つまりアメリカ盤ブルーレイではこの台詞と字幕によるダブルミーニングの仕掛けがなくなってしまっている訳で、これは非常に残念。こりゃまた後から日本版買いなおすかな。

 画質・音質は文句なし。画質は映画の淡い色彩感覚を上手く表現しており、トーンジャンプもほとんど気にならない。サラウンドのトゥルーHD5.1チャンネルは日本版(レンタル)と同じく定位のしっかりしたコンパクトな音場を楽しませてくれる。

 その後今までちびちび見ていたハイビジョン録画の『セックス・アンド・ザ・シティ』をようやく見終わる。しかし、良く考えたらすげーよな、このタイトル、『性交都市』ですよ(そ、そうか)、なんかアジモフの小説みたいっすよ(そりゃ「鋼鉄都市」だっつーの)、さすが戦争に勝った国の人は偉いことを考えますな。

 内容はまあ、私が理解できるものではなし。恋愛沙汰がああなったのこうなっただの、旦那が浮気したのしてないだの、こういう興味の持てないストーリーが2時間20分にも渡って延々続くのである。けっして不出来な映画ではないのだが、私のような人間には退屈きわまるものであった。じゃあ、見なきゃいいだろと言われるかも知れないけど、これはあれですよ、不味い博多とんこつラーメンでもとりあえず替え玉まで食って文句を言うみたいなものですよ。

 ハイビジョン画質はこってりとした発色が魅力的。5.1チャンネルサラウンドは音声に迫力あり。こんな内容の映画にふさわしくないと思えるほどであった(笑)。

 シャワーを浴びてお酒。なんかすぐに眠くなってしまって午前12時過ぎには寝てしまった。

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2009年6月11日 (木)

6月10日(水) 『源平とバラバラ死美人』

 源平駄洒落シリーズ第一弾! サイモン&ガーファンクルの来日コンサートが間近に迫ってきた。(http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20090610-OHT1T00283.htmより引用開始)米人気デュオ「サイモン&ガーファンクル」(S&G)が、7月15日に初の日本武道館ライブを行うことになった。7月の16年ぶり3度目となる来日公演は当初、同8日のナゴヤドーム、10、11日の東京ドーム、13日の京セラドーム大阪、18日の札幌ドームというドームツアーだったが、11日が即日完売するなど反響が高く、武道館公演が追加された。82年の初来日は後楽園球場と大阪球場、93年の再来日は東京ドームと福岡ドームで行われ、球場以外での来日公演も今回の武道館が初となる。ギター、ボーカルのポール・サイモン、ボーカルのアート・ガーファンクル=共に67歳。サイモンは「S&Gとしてのツアーはこれが最後だと思う」と話しており、最初で最後の武道館ライブとなりそう。

(2009年6月11日06時00分  スポーツ報知)

(引用終了)

 20世紀のポップカルチャーを代表する天才の一人、ポール・サイモン。サイモン&ガーファンクルとしての業績も凄いがこの人の天才が本当に発揮されたのは解散してからと断言できる。S&G時代にすでに萌芽が見えていたレゲエ・スカなどの音楽文化の取り込みを本格化させ、数々の名アルバムを作成。自身の脚本・出演による映画『ワン・トリック・ポニー』で映画業界への進出を果たす(コケたけど)。そしてついにはアメリカの民族音楽を大胆にフィーチャーした1986年の「グレイスランド」でカルチュラル・パンデミックとでも呼ぶべき現象を世界に巻き起こした。その後もその地位に甘んずることなくブロードウェイミュージカル「ケープマン」をプロデュースしたり(失敗したけど)ブライアン・イーノとのコラボレーションアルバム「サプライズ」でエレクトロミュージックにも挑戦したりしている終わりという言葉を知らないチャレンジャーだ。

 そして阪神タイガースのファンであることを公言し、1990年のアルバム「リズム・オブ・セインツ」発売直後のNHK紅白歌合戦出場の際にサイモン本人が「わて、このアルバムの歌を歌いたいですけど」と頼んだのに「あんたの新アルバムの曲やらみんなしらへんからなあ、とりあえずみんな知ってる「明日にかける橋」にしてつかあさい」と言われて腐りもせずに、本当に「明日にかける橋」を歌ってくれたというとってもいい人でもある(笑)。

 僕はこのポール・サイモンの「あんた、サイモンが死ねって言ったら死ぬんでしょ」「そうよ」バチン、的なファンなのだ。

 僕はこの人のステージを2回見ている。1991年10月12日の東京ドーム「Born at The Right Time Tour」、1993年福岡ドーム サイモン&ガーファンクル「Event of a lifetime Tour」だ。後者のS&Gコンサートでは同行した女性が「コンサートの間中、二人は一度も目を会わさなかった、どんだけ仲悪いの」と笑っていたりしたけれども、何物にも代えがたい素晴らしい体験だった(注 この女性は当時通っていた英会話教室の外人講師であり、個人的なつきあいとかそういうものではなかったので念のため。さらに付け加えるならば彼女の友人一人も一緒であった)。

 さすがに7月に行われる三度目の来日公演は福岡ドームでの公演がないこともあって、もういいかと思ってしまったのですが、昨日、ちょっと気になって大阪ドームのイベント予定を見てみたらなんと空席ありになっているではありませんか。その文字を見た瞬間、私の心は何物かに乗っ取られたらしく、気がついたらチケット一枚をネットで購入していたという・・・。もうキャンセルなどできませんので、諦めて亀資金(笑)で行って参ります。

 仕事はまあ、いろいろあった、これでオシマイ(笑)。食べたもの、本日は三日に一度のアンリミテッドランチの日なので昼飯に長浜御殿のラーメン。味が薄くって薄くってカウンターに常備してあるラーメンのたれを思いっきり入れないと食べられたものじゃない、と替え玉までして全部食った後に思ったものである(笑)。

 午後6時過ぎに事務所を閉めて徒歩で天神へ。本日はぴんでんさんと二人会。と学会九州支部2009年トンデモ本大賞打ち上げなのだ(笑)。あ、これも念のためですけどね、これは洒落ですからね、公式にと学会九州支部とかある訳じゃありませんからね。天神で借りていたブルーレイソフトを返却、地下鉄七隈線の入り口でぴんでんさんと合流。挨拶もそこそこに地下鉄に乗り込み薬院大通りに向かう。

 会場は「串かつ屋 ふみ勝」 カウンターや各テーブルに二度漬け禁止のソースの壷が置いてあるという本格的な大阪スタイルの串かつを食べさせてくれるところである。まずはいつもどおり生ビールで乾杯、それから串かつ(牛)、豚かつ、チーズ、キス、ホルモン串煮込みなどばくばく。

 話題はもっぱらこの間のと学会東京本部グランドロッジ打ち上げや、トンデモ本大賞のこと。すなむし先生がと学会のあの人と私の区別がついてなかったという事実、と学会のあの人は「でかい私みたい」というぴんでんさんの指摘、等々で笑い転げる。

 私は意外と早めに串かつの油にやられてしまい飲み一辺倒になったけれども(串かつが美味しくないということではないので勘違いしないように)、ぴんでんさんはさすが福岡を代表するカロラーの一人、その後も串かつをばんばん注文していました。

 いつものように注文した黒霧島ボトルを飲みきったところでお開き。午後11時くらいであったか。ぴんでんさんとお店の前で別れてタクシーで帰宅。ぷしーっと寝る。

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2009年6月10日 (水)

6月9日(火) 「憲兵盛衰記」

 さて、本日もうしあげますところの「憲兵盛衰記」、司法警察権も掌ることから、治安警察法及び治安維持法等を、一般警察同様に一般国民に対しても適用する立場であり、反戦思想取締りなど、国民の思想弾圧にまで及ぶ力をもっていた憲兵隊が戦後、どのような運命をたどったのか、今からつぶさに申し伝えるわけでございますけれども、このことが 詳しく書いてございますのが「憲兵盛衰記」でございます。

 えー、と学会の声ちゃんの結婚に触発されて私もある決心を致しました。120センチ水槽をもうひとつ買って亀増やします。それも石亀ペアですって、ふつーそういう場合は私も結婚がんばろうとかそういう風な流れになるんじゃないのかいというツッコミは置いときまして、だって、今更無理に決まってるもん(笑)。それで熱帯魚店サイトを回って石亀飼育器具セットがどれくらい掛かるか試算してみたのですが

 120cm×45×45水槽 15,000円 

 水槽台(二段式) 17,800円

 120cm水槽用ライト(2灯式) 8,800円

 フルーバル水中フィルター 2,380円

 で合計4,3980円 これに亀生体、紫外線ランプを考えると50,000円近くになってしまう。

 私の使える予算はおおむね3万円ってぜんぜん足らないではないか(笑)。ここから水槽台を省いて床置きにするならばなんとか手の届く金額になるのだが・・・、大型水槽の床置きはちょっと怖いんだよなあ、うっかり何か硬いものをぽんとけってしまって水槽破損。じゃあじゃあじゃあと水が流れ出して事務所水浸しなんて事態が考えられるからである。ならば前面からの鑑賞をあきらめて何かクッションになるものを一面に貼り付けてしまうという手もあるのだが、これはこれで凄くカッコ悪くなってしまうからなあ。なんか安くて水槽台に使えるものなんてないかなあ。

 いっそ諦めてこの3万円でヤフオクで電源ケーブルでも漁るか。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ。食ったものは朝飯にコンビニのサンドウィッチとコーヒー牛乳。昼飯にマルタイ棒ラーメン一食分、夕食は豚汁、マグロと鯛の刺身、生野菜、ビール一缶、ゴハン一膳。〆のコーヒーは如例。

 その後レンタルブルーレイで『フェイクシティ ある男のルール』を見る。汚職警官たちがキアヌ・リーブスを罠にかけようとする件があまりに複雑でずさんなのに笑ってしまう。あのアンダーカバーの刑事との銃撃戦で生き延びさせちゃ、やっぱりまずいだろう(笑)。逃走後、やけのやんぱちで内部調査室の刑事に保護を求めてべらべら喋られたらどうするんだ。ここは、部下たちがひそかに待機していてアンダーカバーの刑事とキアヌ・リーブスを両方ともまとめて処理しようとして逆に反撃されるというような捻りが欲しかったですな。

 悪の親玉を演じていたフォレスト・ウィティカーはさすがに上手いが、こういうストーリー展開の間抜けさがたたって、その演技力が空回りしているような印象を受けた。

 ハイビジョン画質はねっとりした黒が魅力。その分ちょっと黒つぶれがあったのは痛し痒しだけれども(笑)。サラウンドはDTS-HDマスターオーディオ。フロントのごりっとした力強さに男を見た!(なんだそりゃ)。

 シャワーを浴びて午後11時過ぎから『続・光る眼/宇宙空間の恐怖』(『Children of the Damned』  1963)の続き。このあたりから今まで無言を通していた子供たちがぽつりぽつりと喋るようになります。食事の用意をしながらスーザンに「あなたたちはなぜこぎゃんとこに集まったと」とスーザンに問われたリー・インが「わたし、よう分からん、えずか(怖いの意味)と答えたりして、わずかながら彼らに人間味が残されていることが分かるのです。もっともその間他の子供たちは機械部品を集めて怪しい装置を作ったりしているのですが(笑)。

 コリンは軍隊を召集。指揮車がやってきて、その指示の元に兵士たちが配置され、教会は包囲されてしまいます。そして現れる各国代表。彼らは子供たち+スーザンに「君たちの意思は尊重するけん、それぞれの国に戻っちゃらんね」と申し入れたのですが、なんとスーザンが「それはできんことです。なぜならこの子達にはテレパシーがあって、一人の知識が共有されるとです。各国の秘密が筒抜けになってもよかとですか」びっくりしたネビル、ポールを呼んで「今からおいの言うことを聞かんね、口に出したら駄目ばい、聞くだけやけんね」ネビルはポールの耳に「あじゃらかもくれんふうらいまつ、ゆずこしょう入れすぎテケレッツのパッ」とささやいたのです。
 
 そしてネビルはラシードを指差して「おいがポールに言ったことが分かるね?」と聞くと、ラシードは見事に「あじゃらかもくれんふうらいまつ、ゆずこしょう入れすぎテケレッツのパッ」 これを聞いた代表、「わあ、スーザンのゆうたことは本当ばい、これじゃ国に連れて帰れんやないか」 あえなく退散するのでありました。

 しかし、それでも超越的な頭脳を持つ彼らを手放したくない。その夜、どこぞの国の特殊部隊が教会に潜入します。「生け捕りばい、それば忘れんな」とカッコ良く突入するのですが、これをちゃんと見張りのラシードが他の5人にテレパシーで知らせます。すぐに迎撃準備が整えられてあの怪しい装置のスイッチをラシードがオン!するとべががががぼええええええという物凄い音が発生したではありませんか。特殊部隊はこの音波兵器にやられてばたばた倒れます。うわー、倒れてから痙攣している、いやな場面だなあ(笑)。

 変事に気づいたコリン、教会へ突入。しかし音波兵器の効果で中へ入ることはできません。彼はマフラーを耳の周りに巻いて音を遮断、ライフルを構えて装置を操作しているラシードを撃ったのでした。ばったり倒れるラシード、彼の指が装置から離れてようやく大音響が止まったのであります。どうやらそのままラシードは死んでしまったらしい。また音波兵器にやられた兵士たちはうつろな目をしておりまして、ネビル・ルゥエリンによりますと「こら、死んだほうがましたい」という状態らしい。

 確かに凄い兵器ではありますが、良く考えたら耳栓ひとつで対処が可能なような気が致します(笑)。

 翌日、ラシードの血液を分析していたグルーバー教授(マーチン・ミラー)が大変な発見をします。ラシードの血球は人間のそれとはまったく違っていたからです。しかもそれは人間の血液と混ぜられると血球を食って同化してしまうのでした。グルーバー教授は戦慄します。「これはきっと子宮内で乗っ取られたに違いなか、奴らは人間じゃなかばい!」

 この結果を聞いたネビルは「人類のために、かわいそうやけど、抹殺せんといかん」と言い出します。ところがこれに猛反対したのがルゥエリン。しかも彼は反対するだけではなく、教会へ行ってラシードの葬式らしきことをやっている子供たちに「お前たち、このままやと殺されるばい、人間に向かって敵意のないことば証明せんといかん、おいも手伝うけん、みんな大使館に戻りやい」 しかし、子供たちは無反応。スーザンも返そうとはしません。がっかりしてホテルへ戻るルゥエリンでしたが・・・。

 その直後取り乱した様子のスーザンがやってきたのです。驚くネビル、ルゥエリンに「子供たちがおらんごとなったとです。どこに行ったかぜんぜん分からんとです、どげんしたらよかですか!」ルゥエリンはぱっと喜んで「きっと大使館に戻ったのに違いなか」

 これを聞きとがめたのがネビル、「きさん(貴様の意味)、大使館に戻ったのに違いなかって、なんばしたとや!」「おいはあれたちに最後のチャンスを与えたったい」「そげん馬鹿なことをしたらいかんやないや、すぐに大使館に連絡ばせんと」「いいや、そげんことはさせんぜ」電話をしようとするネビルにルゥエリンが飛び掛って取っ組み合いの大喧嘩。

 そんなこんなしているうちに子供たちは自分たちの国の大使館にそれぞれ戻っていきます。大喜びのコリン、国防相、参謀長を呼んできてポールを大歓迎。「君の意思を最大限尊重するけん、何も心配やらすることはなかとよ、でもやっぱり兵器は作ってもらわんと、困るばい。他の国と差が出たら戦争になってしまうけん」随分勝手なことを言っておりますな(笑)。また、ポールのテレパシー能力は彼らの隠された本音を探り当ててしまいます。「こいつは化け物だ、人間じゃない、だけど利用できる」ポールは駄目じゃこりゃ、と呟くと三人を操り互いに殺し合わせてしまうのでした。

 他の子供たちも同じようなことをやったようで、また教会へと集結したのです。

 もうこうなりゃ抹殺しかない。直ちに陸軍が展開、教会を再び包囲します。今度は兵士だけではなく重火器、戦車つきの本格的な攻撃態勢。下水道に爆弾も仕掛けて後は爆破・攻撃開始指令を待つばかり。子供たちの運命きわまれりと思われたのですが、ここで作戦司令部となっているビルにルゥエリン、スーザン、グルーバー教授が現れたのです。グルーバー教授は「おいが間違っとった、あれは正真正銘の人間の血液ですたい、ただし、100万年後の未来の」つまり未来人の遺伝子が紛れ込んだという訳なのでしょうか。良く分かりませんが、とにかく「人間やけん殺したらいかん」ということなのでしょうな。

 ルゥエリンは近くで待機していた国連のハリブ氏にこのことを伝えます。ハリブ氏、迷った挙句今一度子供たちの説得を試みることになりました。彼はメガホンを持って教会へ近づきます。後に続くのは各国の大使たち。彼らの接近を感知して子供たちが出てきます。驚いたことに死んだはずのラシードがいて、みんなびっくり。子供たちは「人間は殺し合いばせんね、僕たちは別の道をえらぶけん」彼らはお互いに手をつなぎます。司令官はあわてて、「攻撃・爆破待機」と命令するのでした。ところがここで司令室にいた部下が一世一代の大どじ。うっかりドライバーを攻撃開始通信装置に落としてしまったのです。これでバチバチとショートして、命令が伝達されてしまいました。司令官、「きさん、なんばしよっとか」と叫ぶのですが時すでに遅し。子供たちに対する総攻撃が開始されるのです。

 砕け散る教会、そして爆弾が炸裂して瓦礫に飲み込まれる子供たち。なすすべく立ちすくむネビル・スーザンであります。

 最後にカメラがこの惨劇の原因となったドライバーをアップにしたところで、エンドマーク。

 モノクロ、スクイーズのワイド。モノラル音声。切れのある高解像度なモノクロ画面が魅力的。音質も良く、非常に見ていて気分の良いDVDでした。ワーナー・ホームビデオ 『未知空間の恐怖/光る眼』(『Village of The Damned』 1960年)とのダブルフィーチャー。

 その後録画しておいた「踊る!さんま御殿」など見てだらだら。就寝午前2時過ぎ。

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6月8日(月) 勝てばカッタ君

 長州藩・山口駄洒落。輸入ブルーレイ、DVD群が到着。ブルーレイは『スカイクロラ』、『ファーゴ』(日本語字幕・音声入り)、『ワルキューレ』、『Futurama: Into the Wild Green Yonder』(2009 DTS-HDマスターオーディオ) DVDはワーナーのサイファイダブルフィーチャー『World Without End/Satellite in the Sky』 うれしいことにDVD『World Without End/Satellite in the Sky』には英語字幕がちゃんとついていた。これなら安心して他の作品が買えるぞ。なかなか面白そうなラインナップが揃っているので楽しみ、楽しみ。しかし、なんですな、いくら買っても買っても見ても見てもこの手の映画というのは種が尽きませんなあ。なにか浜の真砂(浜辺の砂。数のきわめて多いことのたとえ)みたいなものですなあ(笑)。

 『スカイクロラ』は嬉しいことに日本オリジナル版の収録で、クレジットなど元のままになっている。ただ、パイロットの交信に使われる英語には字幕がつかない。「シット!ザッツ・ティーチャー」とか簡単な英語だから大丈夫だと思ったのですが、何しろ航空無線マイクごしのこもった声ざましょ、ぜんぜん聞き取れないざますの。まあ、これは英語字幕を表示すれば済む話ですけどね。

 本日より現実回帰して仕事(笑)。例の店の工事進捗状況を聞いたり、火災報知機の取り付け作業の報告を聞いたり、なんだか午前中の私は説明されているばっかりだったな。食ったもの、昼飯に素麺二把、夕食にマグロの刺身、鮭のソテー、付け合せの生野菜、後は餃子。ビール一缶飲んでゴハンを一膳。〆のコーヒーは如例。

 その後レンタルブルーレイで『レボリューショナリー・ロード』を見る。ケイト・ウィンスレットがどうしてまで、自分自身、夫婦関係、家族に対して自傷行為を繰り返すのか良く理解できん。浮気をしたりするけれどもそれなりに真摯な夫のディカプリオは会社でも成功を収め順調に出世しているし、小奇麗な家もある、子供たちだっているのだ。確かにこの女は成功しなかった女優くずれで自分の今の立場に不満を抱いているのは分かる、またパリでの生活という理想を拒否されたことに対する怒りというのも分かる、だが、それはそれは全て未成熟で大人未満の自分が生み出す実現のしようのない、エゴのようなものなのである。

 危険すぎる堕胎法を試みて結果的に出血多量で死亡するというラストが悲劇的というより、彼女に振り回され続けてきたディカプリオにとっての救いのように見えた。

 ハイビジョン画質は発色に難があるけれども、高い解像度で森の中を立体感たっぷりに表現してみせる。サラウンドはドルビートゥルーHD。派手な効果音はないものの、酒場でバンドが演奏しているシーンでのオーディオ的リアリティが素晴らしい。

 シャワーを浴びてからぽすれんのレンタルDVDで『続・光る眼/宇宙空間の恐怖』(『Children of the Damned』  1963)を見る。歩いている少年の静止画をバックにオープニングクレジット。場面が変わるとそこはどうやら小学校の教室のようであります。そこでは四人の少年が複雑なブロックを組み立てるテストに挑戦していました。このテストを行っているのが遺伝学者のネビル博士(アラン・バーデル)と心理学者のルウェリン博士(イアン・ヘンドリー)です。学校の先生は意外なことに「もうテストはこれっきりにして欲しか、他の子供がひがみますけん」

 この先生の言葉通り四人のうち、長いテーブルの左端でテストを受けていた子供ポール(クライブ・パウエル)は驚異的な力を発揮します。彼はなんと37秒でそのパズルを組み立ててしまったのです。二人は仰天して「おい、これは俺たちだって二時間掛かった代物ぜ、いったい何者や、この少年は」

 二人はこの少年の能力は両親から受け継がれているのではないかと考え、ポールの母親(シェラ・アレン)に会うのですが、これがもうごく普通の女。ポールの父親について尋ねると酷く怒り出して二人を追い出してしまいます。この後彼女は家へ戻ってきたポールをにらみつけ、「あんたやらいっちょん好かん、いや、憎か、産んだ時に殺しとけば良かったたい!」そんな母親を冷たく見返すポール。母親はうつろな表情となり部屋着のまま外へ歩き出してしまいます。車にもかまわず道路を横断する母親。危うく轢かれそうになってもまったく気にするそぶりを見せません。そのままトンネルの中に入っていって、はい、どかーん、トラックにぐしゃぐしゃにされてしまいました。

 てっきり死んだものと思ったのですが、あにはからんやこの母親生きていた。全身包帯だらけで両腕とも骨折という酷い姿ですが、彼女の意識ははっきりしており、駆けつけたネビルやルウェリンに「あの子の仕業たい、あの子は私の子じゃなか、産んだばってん違うとよ!あれは化け物たい。あの子の父親もおらん、ぼぼやらしとらん」ドサクサに紛れてエッチなことを言ってますな(笑)。

 一人残されたポールの世話をしているのは母親の妹スーザン・エリオット(バーバラ・フェリス)であります。ネビルとルウェリンは彼女に頼んでポールを研究室へつれていき国連のハリブ氏(ハロルド・ゴールドブラット)と引き合わせるのでした。ネビルとルウェリンはハリブ氏に「ポールは突然変異かもしれまっせん」と説明します。しかし、その後驚くべき事実が判明します。世界には同じような子供があと5人、つまり6人いるというのです。二人は仰天して「そぎゃん馬鹿なことがありますか。宝くじに連続で当たるようなもんですたい」 これを聞いたポール、「そんな人を年末ジャンボ宝くじみたいに」と思ったとか、思わなかったとか。国連はこの6人をイギリスに呼んでいたのです。

 しかし、事実は事実。そしてこの事実を知った6人の子供たちの母国はこの超天才たちを保護しようとします。イギリス政府もエージェント コリン・ウェブスター(アルフレッド・バーク)を派遣します。ネビルの友人である彼はいろんなところでいろんな怪しい活動に従事しているもよう。そんな人物の出現に警戒心を高める二人であります。

 その危惧はすぐに実現することになりました。コリンは部下たちと共に深夜、ポールのアパートへ押しかけ彼を保護しようとしたのです。ポールはこれを察知、例の眼力でスーザンを操りネビルたちに電話で助けを求めさせます。すぐに駆けつけたネビルとウェリンはこの強引なやり方に講義するのですが、コリン、ぱっと書類を見せて「母親の許可証ば貰っとったい、止める権利やらなかぜ」ネビル、ウェリンは引き下がるしかありません。二人が頼りにならぬと見たポールは今度は車に乗ったコリンの部下を操り事故を起こさせたのです。そして大人たちがこれに注意を取られている隙にまんまと逃げ出してしまったのでした。

 逃げたポールは英国内に集まっている5人の子供たちを集めます。ソ連大使館からソーニャ(ロベルタ・レックス)、インド大使館からラシード(マハドゥー・マセン)、中国大使館からミー・リン(ヨーク=ムーン・リー)、ナイジェリア大使館からアガ・ナゴロ(ジェラルド・ゲルソン)、あと一人マーク(フランク・サマースケール)は、あれ、どこから来たんだろ、まあ、いいや面倒臭いから(笑)、マークの飼い犬一匹。とにかくこの6人の子供たちと犬一頭はロンドン市内の廃教会に潜みます。

 狼狽しているコリン、「いったい全体あの子はどこへ行ったとや」はっと気がついて「まさか誘拐ばされたっちゃないとやろうな」 そしてその直後、さらに不可解な事件が。なんとスーザンが消えてしまったのであります。もちろん、彼女を操っているのはポールと子供たち。彼女は教会に誘い込まれて、そこではっと正気に返ります。彼女は6人の子供たちを見て仰天。「ポール、こげんところでなんばしようと、帰らんといかんばい、みんな心配しよるけん」もちろん、これでポールたちが帰る訳もなし。逆に操られてスーザン、家政婦にされちゃった(大笑い)。

 さて、スーザンを探していたネヴィル、例の教会を偶然見つけて潜入します。するとマークの犬がわんわん。危険を感じたネビルは急いで引き返し、コリンたちを連れて戻ってきます。コリン、部下の二人に「おい、お前ら、中の様子ば調べんね!」なんだ、いきなり部下から行かすのかい(笑)。

 部下の一人は2階の回廊、もう一人は1階を調べます。するとさっそくマークの犬が登場、襲い掛かってきたのです。2階の部下がとっさに拳銃を乱射、犬を射殺してしまいます。これに怒ったのが子供たち。6人一斉に眼力を働かせ2階の部下を操り、もう一人を射殺してしまったのでした。銃声に驚いたコリンたちがやってきて、「なんばしようとか、やめんかポール!」と叫ぶのですが彼らの怒りは収まりません。2階の部下は抗えぬ力に翻弄され自ら飛び降りてしまったのです。尖った柵にぐっさりやられてこっちも死亡。

 これではとても適わないと思った三人は逆に懐柔策に出ます。子供たちに「何か必要なものはなかね」と尋ねると操ったスーザンを通して「食料が欲しい」 さっそく彼らは食料調達を指示します。そして陸軍のジープがやってきて彼らの指示通りに教会の入り口の階段に置くのでした。

 本日はここまで。

 その後だらだらとTV。夏のと学会誌のネタにしようと思っている『ミッドナイト・イーグル』をWOWOWでハイビジョン捕獲に成功(笑)。さっそくBD-Rに焼かなくちゃ。就寝午前2時過ぎ。

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6月7日(日) 「リイクニかけろ」

 『王立宇宙軍~オネアミスの翼』製作中のガイナックススタッフが一度は口にしたであろうと思われる駄洒落。エッチな意味など何もないので勘違いしないように。本日は午前8時過ぎになんとか起きだして午前9時にJR・モノレールを使って空港へ向かったのですが、時間がかかること、かかること。10時半発のANAなのに20分過ぎになってしまいました。生まれて初めてアナウンスで「エロの冒険者様(分かっているとは思うけど、本当は本名で呼ばれたんだよ)おられますか」(てめー、遅くとも10分前にはこいとあれほど言ってるじゃねーか)と名前を呼ばれて非常に恥ずかしい思いをしました。

 まあ、カウンターの綺麗なおねえさんに「もうちょっと早く来てくださいね」(田舎ものは時間にルーズなのよ、だから困るのよ、わかってんの!)と説諭されるのもなかなか乙な体験でしたが。それでもなんとか定刻ぎりぎりに登場することができて他のお客さんに迷惑をかけることだけはなかったようで、ほっとしました。

 フライトそのものは非常に順調。素晴らしい天候の中を真新しくてぴかぴかの767で飛ぶのは実に気持ちがいいものであるって、何、パイロットみたいなこと言ってんの(笑)。空港到着後、地下鉄で天神へ移動。自宅に到着したことだけ電話で伝え、膳のラーメンで昼食とする。いや、実は本来も今日は一日東京でゆるゆる遊ぶつもりだったのだが、母親が午後から旅行に出かけるので戻ってこいと言われ、この時間帯に変更したわけですよ、そしたら母親が「あはは、旅行キャンセルになっちゃったわ」 もうこの時には飛行機の時間を元に戻すことはできなくなっており、結局この時間に福岡に戻ってくるというしまらない展開になってしまったのであった。

 このまま自宅に帰るのもなんだし、じゃあ、漫画喫茶へ寄って行こうかということではい、いつものところで漫画読み3時間。進歩のない男ですな、私は。その後ジュンク堂を素見などしてタクシーで午後5時近くに事務所着。亀の世話やもろもろの用件。今の時間、小学校校庭では一週間後に行われる少女ドッヂボールのルール講習会が行われている筈だけれども、さすがに疲れすぎていて気力なし。朝、空港で全力疾走(ひー、恥ずかしい)が響いて腰や足が痛くてたまらなかったんだもの。

 午後5時半過ぎに自宅へ戻る。缶ビール一本飲んでフハッとなる。そして留守中に録画されていた「タモリ倶楽部」を見たりする。夕食は白身魚のフライ、エビフライ、付け合せの生野菜、ビールをもう一缶飲んだ。〆のコーヒーは如例。

 その後レンタルブルーレイで『D-WARS ディー・ウォーズ』を見る。長すぎる伝説部分、テンポのゆるすぎるストーリー展開、ワンパターンすぎるCG特撮、欠点ばかりが目立ちすぎる「すぎる映画」でパパ、もう僕は30分でいやになってしまったよ。唯一、東洋的なドラゴン、龍のみ見ごたえがあったのだが、それが出てくるまで私はどれだけ待たされたというのだ(笑)。

 ハイビジョン画質はCGの場面でとたんに不自然となる。実写との合成が上手くいっておらずひどくわざとらしい画像になってしまっているのだ。サラウンドはドルビートゥルーHD。迫力があるのは分かるけれども、もっと繊細なサラウンド情報が欲しいよ。とにかくどっかんどっかん爆発してばかりじゃないか。

 シャワーを浴びてお酒。就寝午前1時過ぎ。

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2009年6月 9日 (火)

6月6日(土) ルサンチマン風すき焼き 

 むむむ、不味いすき焼きを食わせおって、コノウラミハラサデオクベキカと起こった魯山人が魯山人風すき焼きを考え出した(ルサンチマンの使い方がちょっとおかしいですが、駄洒落です。気にしない、気にしない)。さて、本日はいよいよ日本トンデモ本大賞の当日である。スタッフ集合は8時50分なのだが、やっぱり8時半くらいには会場に到着したいじゃないですかということで7時に起床。シャワーを浴びてホテルのダイニングで洋風の朝食を食べる。パンがやたらに美味しく感じられた。

 部屋に戻って大量に脱糞。下痢止め、血圧の薬を飲む。そして出発だ。地下鉄、JR線を乗り継いで池袋へ。昨年や昨日の打ち合わせを含めると三回目の会場だからさすがに迷ったりすることなく予定の午前8時半に到着することができた。例によってもう皆さん、集まっている。雨の中、傘をさして話している。とても楽しそうだ(笑)。

 しばらくして唐沢さん、声ちゃん到着。みんなで声をそろえて「おめでとうございます」 なー、と学会って某所じゃひどい人間の集まりなんて言い方をされるけれども、こうやって女性会員の結婚を祝うんだぜ、けっこういいやつらだろ、俺たち(笑)。

 そうこうするうちに午前8時50分となり会場の中へと入る。簡単に打ち合わせをしてからただちに大会準備へと移った。私は高橋のび太さんの助手で機材の設置。この辺は慣れているので(のび太さんに指示されるがままにやってればいいので)あっという間に終わる。プロジェクターの位置きめや録音テスト、パソコン発表のためのチェックなども滞りなく進んだ。

 午前11時より物販部分に客入れ。我々はこの間を利用して交代で弁当を使う。午後12時、客席部分を開場。待ちかねたお客さんたちがどっど入ってくる。私はこのころから機材に張り付いて見張り。このお客様たちの中にそんな不心得ものがいるとは思えないけれども、万が一に備えての用心であります(笑)。ついでにミニDVカセット挿入の練習。これは私のようなグルエルフィン銀河(ペリー・ローダンあらすじ参照のこと)随一の不器用ものにとって、結構難しいのである。きっちり挿入口の真ん中に押し当てなければへんな風にローディングされて録画が不可能になってしまうことさえあって注意を要するのだ。

 この練習を繰り返しているうちにいよいよ開演時間。まずは男装のひえださまによる前説。これが終わってからメイン司会の立川談之助師匠と声ちゃんが登場しトンデモ本大賞が始まった。まずは司会のお二人によって恒例のトンデモ本、トンデモ本大賞の説明。そして光デパートさんの特別発表。「ノストラダムスの予言が大はずれしてから10周年 今ここで本当にノストラダムスの予言が外れていたのか再検証する」という内容で、アンゴルモアの大王は六本木ヒルズ、老いたる獅子が若き獅子に打ち倒される例の詩はライブドアのTBS買収、新たなる真実が次々に明かされたのだ。そして光デパートさんは高々と宣言する。「と学会敗北す!」

 もちろん、これは光デパートさんがノストラダムス信者得意の曲解とこじつけをより精緻に、よりユーモラスに行って作った壮大なギャグである。ゆめゆめ勘違いすることなかれ。

 その後はと学会例会エクストラ、新田五郎さんのトンデモ漫画、きだてさんの「チンコボールペン」、皆神さんの「フリーメイソン 東京グランロッジ潜入記」 唐沢俊一さんの「オナニーの少々古臭い解説・指南本」、明木先生の「地図帳の中国の地名のカタカナ表記 統一されていないじゃないかバカヤロー問題」 どうかと思えるほどヴァラエティに飛んだ内容。もちろんトークも非常に面白いもので、このへんは例会エクストラというより寄席でトンデモ演芸を見ているような気分である。

 ここで休憩。私はあたふたとトイレへ。

 それから再び立川談之助師匠と声ちゃんが壇上に登場し、と学会運営委員を召還。その後山本会長が登場して2009年トンデモ本大賞の選考作業に入ったのである。今回のノミネートは池川明「胎内記憶」、大内明日香・若桜木虔「全てのオタクは小説家になれる」 、佐野雄二「聖書は日本神話の続きだった」 船瀬俊介「新・知ってはいけない」の四冊。

 「胎内記憶」は胎児がお母さんのお腹にいた時のことを覚えているという本。胎内記憶自体はありがちで特に新味がなく本来なら候補に入らないのだが、この本が凄いのは精子・卵子の記憶まであると主張しているところ。ある女性は「私は人ごみが苦手」このきわめて一般的な軽度のフォビアが「無数の精子群に押し寄せられて恐怖した」せいにされてしまうのである。それはやっぱへんでしょ。

 「全てのオタクは小説家になれる」 小説家になるためにはオタクの知識だけがあればよい。才能なんていらないという本。でもオタクは有名人に会うためストーカーめいた行為なんてやりますかねえ(やるかも知れないけど)、なんか、そういうのオタクが一番嫌いそうですが。ちなみにこの推論は私の個人的資質に基づくもの。私が嫌いだから他のオタクも嫌いであろうという論理だ。こっちもトンデモだあ。

 「聖書は日本神話の続きだった」 旧約聖書の神ヤハウェは実は女で、日本神話のイザナミだったと主張する本。ヤハウェイ=ヤ(八 漢数字)ハウェイ=八ハウェイ=ハハウェイ=母ウェイ=ヤハウェイは女だったという無茶な論法、駄洒落にひっくりかえる。

 船瀬俊介「新・知ってはいけない」 なんでもかんでも陰謀に結びつけ、千島学説を叫ぶ、トンデモのスーパーマーケットみたいな本。「足利事件のDNA鑑定に疑問」の箇所だけは当たっていたが、そりゃ下手な鉄砲も数打ちゃあたるものですからねえ。

 各々の本について会員諸氏から突っ込みがびすびす入る。山本会長のトークも冴え、会場は大いに盛り上がる。でもこの弊害としてどうしても時間が延びちゃうわけで(笑)。DVDカセットの交換に頭を悩ませたものですよ。

 この後40分の休憩。トンデモ本大賞投票の時間である。私はカセットの整理などする。この間活弁士坂本頼光さんの会場入りが発表されて会員一同「良かったぁ」と安堵の息をつく。頼光さん、3時過ぎまで例のアニメ「サザザさん」製作に追われており、なんとか完成されたアニメをVHSにダビング、すぐに会場入りしたそうである。三日間完全徹夜だそうで、思わずみんな頭を下げたのであった。

 そしてトンデモ活弁の開幕。まずは斎藤寅次郎監督の無声喜劇映画『子宝騒動』 1935年である。これは斎藤寅次郎監督の無声喜劇のうちで一本だけ残っているという貴重な作品であり、また内容も非常に優れたどたばた喜劇となっている。そんな作品をだな、生活弁つきで大スクリーンで見られるのだ、みんな、なぜもっと喜ばない(笑)。

 もう私は涙を流さんばかりにコーフンしていたぞ。

 印象に残ったギャグ。主人公の福田さんが貧乏なあまりついつい裕福そうな家に空き巣に入ってしまう。ところがその家のおかみさんが戻ってきた。金庫を開けようとしていた福田さん、逃げることもできず隅にうずくまる。おかみさんは彼の姿が眼に入らないものだから気がつかない!この後もおくさんはずっと福田さんに気がつかず、福田さんは福田さんで彼女の視線を逃れるためにあちこち動き回るのである。まさに無声映画でしかできないギャグ。トーキーの映画なら、「どうしたって音を立てるから気がつくだろ」となってしまいますからね。

 その後ははいはいはいはい、待ってましたの『サザザさん 5』 えー、内容がアレなので詳細を記すことなどできませんが、怪光線であれとあれがあれとあれに変わってしまう破壊的なギャグにもうウンコもらしそうになったですよ。会場も大うけ。400人以上の観客がいっせいに悲鳴を上げる図は、なんだか50年代のアメリカ侵略SFみたいでしたな。

 阿鼻叫喚の上映が終了しまして、ようやっと2009年日本トンデモ本大賞の発表ですよ。今年は池川明「胎内記憶」が109票、大内明日香・若桜木虔「全てのオタクは小説家になれる」83票 、佐野雄二「聖書は日本神話の続きだった」140票 船瀬俊介「新・知ってはいけない」141票で

 めでたく『新・知ってはいけない』に決定しました。

 最後に声ちゃんにサプライズ結婚プレゼント。前日唐沢さんが抱えられていた荷物はこれだったのだ。と学会員有志がお金を出し合って買った玩具だ。なー、と学会って某所じゃひどい人間の集まりなんて言い方をされるけれども、こうやって女性会員に結婚のお祝いを贈るんだぜ、けっこういいやつらだろ、俺たち(笑)。

 何はともあれ、結婚おめでとうございます。「May the Happines Be with You」(幸せと共にあらんことを) これは言うまでもなく『スターウォーズ』の「May the Force Be with You」(フォースと共にあらんことを)のモジリである。私もなかなか洒落たことを言うではないかと自画自賛したのだが、何、ネットで検索かけたらぞろぞろ出てきましたな(笑)。みんな、考えることは同じですな。

 閉会後、我々はすぐに撤収作業に入る。設置に比べればこの作業は非常に簡単。ばすばす配線をはずして機材をリモコン、マニュアルなど付属品を忘れないようにしつつ移動用のジュラルミンケースに収める。録画すみのDVカセットをFKJさんに渡して、のび太さんと机を片付けたら私の役目は終了。後は他の皆さんのお手伝いだ。

 そして作業終了後、と学会員、お手伝いの方全員で記念撮影。これにて今年の日本トンデモ本大賞も一件落着であります。

 その後は秋葉原へJRで移動していつもの万世地下を借り切っての二次会。ビールやウィスキー水割りがばがば飲んで大変楽しくお話をさせていただきましたです。ちなみにこの坂本頼光さん、この会場へ二時間近く遅れて現れた。なんでもJR線に乗ったとたん、三日間の疲れが押し寄せて爆睡。そのままぐるぐると山手線を回っていたそうな。誰か一人でも同行するべきだったとみなで悔やむ。

 三次会はいつものチャイナハウス、唐沢さん、談之助師匠、ひえださま、近衛さん、頼光さん、ああ、後は誰がいたかよく覚えていないや、I矢さんやFKJさんもこられていたっけ、酔っ払って記憶が混乱しているのでどうか、間違っていたとしても勘弁してくださいまし。

 ここでも青島ビール、紹興酒をぶんぶんと飲んでチャイナの美味しい料理に舌鼓を打つ。ホタテと何かの芽(聞き忘れてしまった)の炒め物が非常に美味で、あんなに味のしっかりついたホタテを食べたのは初めてだと思う。〆はいつものリーメン。はあ、これもやっぱりたまらんごとうまかですバイ。

 散会、はて何時になっていたか(笑)。新宿にホテルを取っているという近衛さんとひえださまの三人で地下鉄で新宿まで戻る。そしてひえださまとお別れしたのはいいけれども、あ、あれ、西口に来ちゃっているぞ、東口にどうやっていったらいいのか分からないぞ。私は皆さん、ご存知の通りグルエルフィン銀河(ペリー・ローダンあらすじ参照のこと)随一の方向音痴。そして近衛さんもあまりこの辺に詳しくないということで、二人してひとしきりさ迷いましたね(笑)。なんとか東口への連絡通路を見つけて、東口到着。ここで近衛さんと別れて私はホテルへ歩いて戻る。

 服を脱いでベッドに倒れて眠り込んだ。今年はいろいろあって唐沢さんもお疲れのご様子だったけども大会そのものは大変に楽しかったです。皆様、ありがとうございました。

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2009年6月 8日 (月)

6月5日(金) あきれたぽいずん

 ちょいと飲ませたあきれたぽいずん。ってどんな毒やねん。さて午前5時にりりーんと目覚まし時計がなって、いつものごとく「オリンピア!」と叫びながら起きる。シャワーやトイレを済ませて身支度こしらえる。そして午前6時5分のバスで博多駅へ。そして地下鉄に乗り換えてはい、40分で空港につきましたとさ。

 搭乗手続きを済ませ売店のサンドウィッチとコーヒー牛乳で朝食。いつもなら半年に一度のお楽しみということでレストランで1,000円ブレックファーストを食うのだが、今日は何しろ昼に上野 井泉でヒレカツ定食+ビール、つまみを食べてさらに鈴本演芸場で演芸を楽しみますの、両方で6,000円近くかかって、おまけに夜は飲み会だからさすがに節約したのである。

 午前8時の全日空機で羽田へ。ジャンボジェットであり、天つりのプロジェクターが今だに三管式なのかと驚いたが、何、これは外側カヴァーが変わっていないだけ。ちょいと覗いたら単眼の液晶プロジェクターが納まっておりました(笑)。半年振りの東京の空はどんよりとにごっており、今にも降り出しそう。そんな中、モノレール、JR線を使って御徒町駅へ午前10時半に到着。喫茶店で暇をつぶして午前11時半、営業を開始した井泉へ突入する。

 頼んだものは予定通りのヒレカツ定食と瓶ビール、そしてお通し(塩辛)。ビールで一人乾杯をして(笑)塩辛をつまむ。もうこの塩辛が意外なほどに美味しくて、とんかつへの期待が膨れ上がってくる。おおよそ15分ほどかかって出てきたヒレカツはその期待をまったく裏切ることのない美味さ。一般的に言ってヒレカツはロースに比べるとぱさぱさしており旨みが薄いのであるが、井泉のそれはまったく違う。非常にやわらかく、またジューシーで噛みこむと口中に美味しさが満ち溢れるのである。私はとんかつをソースでだぶだぶにして食う主義の人なのだが、このヒレカツにはソースがいらないくらいなのだ。付け合せの豚汁もまた美味しい。漬物もこれまた美味しい。美味しさ三重奏のとりこになって結構なヴォリュームのあるヒレカツ定食をあっという間に食べ終えてしまった。

 まったくケッコーなとんかつ体験でありました。

 しかし、なんですな、私は半年に一度の贅沢(金銭的にも、体重的にも)であるからこそ、1,800円というヒレカツ定食を食べられるのです。しかし、他のお客さんはこれが日常の筈であります。そんな日常の食事なのにみんなぽんぽんと1,800円のヒレカツ定食をご注文になるのです。やっぱり東京は凄いですねえ。

 その後鈴本演芸場へ入場。午後4時半まで落語、奇術、曲芸、漫才をたっぷり楽しんだ。睡眠不足で時々落ちてしまったのが残念。

 演芸場を出たら雨が降っていた。またJR線を使って新宿まで移動し、ホテルへ投宿。シャワー浴びて近くのコンビにで買ってきた缶ビールと冷やしラーメンで腹を調整。今晩の飲み会は早くても午後9時過ぎのスタートになりそうなので何か食っておいたほうがいいと思ったのだ(笑)。

 1時間ほど休んでホテルを出る。そして池袋駅某所で唐沢さんと待ち合わせ。唐沢さん、なにやら大きな荷物を抱えておられたので、僭越ながら私が持たせて頂くことになる。この荷物が何であるのかというと・・・、それは明日のお楽しみ。雨の中、明日のトンデモ本大賞の会場であるみらい座へ。これからコアスタッフのしらーさん、酒井さん、I矢さんとの最終打ち合わせなのである。私はコアスタッフではないがオブザーバーとして参加させて貰うのだ。

 最終確認あれこれ。私も「明日は雨だそうですから、会場の中が臭くなります。冷房強めにして消臭剤買っておかないと」見事に全員うなずいたのがおかしい(笑)。

 終了後近くで飲もうということになったのだが、何しろ金曜の夜の池袋。行く店、行く店いっぱいである。さんざんうろうろした挙句、客引きのおにいちゃんの薦め?に従ってビル3階の居酒屋に入店。席が出るまで20分ほど待つことになったのだが、待合の隣にいた若者たちのタバコ攻撃でやられてしまう(笑)。

 先客が出て行ってようやく席につくことができた。このとき打ち合わせに姿を見せていなかったI矢さん、NAJAさんを伴って現れる。その後数時間に渡って飲み、食い、かつ喋った、喋った。料理はあまり・・・であったが(笑)大賞前日だからみんなテンション高いの。もう本当にいろいろなことをわあわあ言っていました。

 終盤というか、ラストオーダーになってからぴんでんさん登場。彼はすなむし先生と飲む予定にしていたのだが、あいにくと先生が風邪を引いてしまったのだとか。そんなに重症なものではないのだが、明日の本番に備えて養生されるそうなのである。取り残されたぴんでんさん(笑)はご家族をホテルに送ってのち、ここに現れたのだった。

 飲み会終了後、皆さんとお別れ。私は「もっと飲みたいよう、食べたいよう」とうめくぴんでんさんを不憫に思って串焼き屋に付き合う(偶然にも満席で一回断られた店であった)。ばくばくと焼き鳥を食うぴんでんさんの傍らで私は焼酎と焼きおにぎり。付き合ってくれたというのでぴんでんさんが奢ってくれた。

 池袋宿泊のぴんでんさんと別れて私はJR線で新宿駅に戻る。そしててくてく歩いてホテルへ。いい加減よっぱらっていたのでさっと寝てしまいました。

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6月4日(木) アナロ熊さん、地上八っつあん

 2009年トンデモ本大賞での開田家コスプレにヒントを得た駄洒落。パラマウントよりスタトレ最新(そして最大のヒット作)映画 『スタートレック』のブルーレイ発売のアナウンスメント。もっとも2009年末ということだけで正確な発売日は未定であり、ディスクの詳細情報もまったく明らかにされていない状況で「とにかく今年末には出しますよ」程度の情報でしかない。一刻でも早くブルーレイで見たい私としてはなんとももどかしく感じられ「年末とか言わず、10月くらいに出してくれ、それからロスレスは24ビットのハイビット仕様でお願いしますよ」と悶えくるってしまうのである。

 じゃあ、とっとと映画館で見たらどうだといわれる方もおられましょうが、映画館は映像はともかくいまだに音声がロッシーなんです。私はブルーレイに調教されてもうそんな環境に耐えられなくなってしまっているのです。え、ロッシーが駄目ならWOWOWのAACはどうなるのかって?ふふふ、それはまったく別の話ですよ(説得力皆無)。

 ちょっとしたニュース 2007年8月にリージョンオールで発売されて日本のマニアを狂喜させたSynapseの『恐怖奇形人間』DVD、なんと初回製造分のみがリージョン・オールで増版分はリージョン1に変更されて製造販売中だそうな。こういうややこしいことをされては困る(笑)のだが、まあ、私はちゃんとリージョンオール版を手に入れておりますからな、今後『恐怖奇形人間』DVDを買って「わあああ、うちのプレーヤーで再生できないよう」という人たちの悲喜劇を見物して「くくくく」と笑っておればいいのであります。

 仕事はまあ、いろいろあった。明日から東京旅行なので母親との引継ぎあれこれ。面倒くさい事項はおおむね片付けてしまったので、引継ぎも簡単、簡単。食ったもの、昼飯は「島系ラーメン 舞鶴店」の普通ラーメン。おいしいのだが、やっぱり普通ラーメンでももてあますわ、わたしは。

 夕食はブリの刺身、餃子、カレイの煮付け。ビール二缶飲む。〆のコーヒーは如例。

 その後ハイビジョン録画の『チャンス・ボール/あの日に帰ったメジャーリーガー』を見る。空き地で野球というのはアメリカ人にとってのマストノスタルジーアイテム。日本人がなぜか空き地の土管でかくれんぼというつまらない遊びを懐かしく思ってしまうのと同じリクツである(笑)。本作はデッドボールがきっかけで高慢なメジャーリーガーがその時代の自分の体に転生してしまうというかなり無茶な発想を使っているのだが、とにかくこのノスタルジーがあればオールオッケー、プロブレムはナッシングよという形に仕上げてしまっており、ラストでは感動すらさせられてしまうのである。

 本当にノスタルジーというものは恐ろしい(笑)。

 ハイビジョン画質は抜けるような青空の美しさに感動させられる。AAC5.1チャンネルサラウンドは吹き替え。あまりにも台詞がくっきりはっきりしており違和感を拭えない。これは原語版を見るべきだったであろうか。

 その後、明日のための荷造り。終了後シャワーを浴びてそのままテレビや読書。午前3時近くになってやっと眠気がさしてきたので急いでベッドにもぐりこむ。

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2009年6月 4日 (木)

 8月3日(水) シーラカンスは歩いてこない、だから歩いていくんだよ

 そりゃ、魚ですからな、歩きませんな。と学会の声ちゃん、結婚。昨年12月に「えー、浮いた話なんかありませんヨォ」と清家新一先生の円盤みたいなことを言っていたのに半年で結婚かい、ずるいぞ、声ちゃん、と思わないでもないが(笑)、とにかくおめでとうございます。それにもう八ヶ月もすれば玉のような赤ちゃんがお生まれになるそうで、二重の喜びという奴でございますな。

 もうと学会にはこの種の慶事が極端に少ないですからな(というか聞いたことがない)、これは全力で祝福しなければなりませんな。

 その赤ん坊の名前のつけかたについてこんなものを見つけた。Yahoo!知恵袋で「子供の名前をモロンにしようと思っていますが、可愛いでしょうか?私は現在、妊娠中です。病院で調べてもらったら女の子の可能性が高いそうです。そこで夫と相談し、子供の名前をいまから考えることにして考え中です。メロンとかマロンって可愛いよねって私がいうと、それだと食べ物の名前だからちょっといやだなと夫が言いました。

そして私が、「じゃあモロンはどう?かわいいし」みたいに言うと夫も賛成してくれました。そこで表記を決めようと思っています。

カタカナで モロン
漢字で 景風 (読み=もろん)
漢字で 星水 (読み=もろん)

どれが可愛いと思いますか??」と相談している人がいたのだ。そんなモロンって英語で馬鹿ってことだぞ、これはわざとアホな質問をしてアホな答えを集めようといういわゆる釣り行為だよね、そうに決まっているよねと思ったのだが、いろいろ寄せられた回答に対するコメントが「たくさんの回答ありがとうございます。多すぎて最後の回答しか読む気がしませんでした。なので最後の回答をベストアンサーにします。名前は可愛いと評判のようなので、でも漢字だと読めないようなので、カタカナでモロンと名づけることにしました」

 わあああ、本気かい!それになんでベストアンサーという言葉だけ半角カタカナなんだ、どうしてなんだ!

 本日は休みなのであるが何しろ週末は東京旅行ですからな、代休ならぬ代出勤というやつである。強い雨の中、例の物件改装などに立ち会う。あの電柱は一年も経過せず撤去されることになった訳で、非常にもったいないことになってしまいましたな。食ったもの、昼飯は赤のれん 野間店でラーメン+小炒飯、ギョーザ三個の定食。ラーメンはあの平打ち麺、メンマを使っていながら天神店とまったく違う味。いっぷくラーメンのようなコクと旨みがあって、こっちの方が断然美味しい。

 もっとも、ラーメン以外の炒飯、餃子は不味かった(大笑い)。炒飯はルックスこそいいものの、味が薄く大量の紅しょうがの助けを借りてやっと食べたくらい。餃子は具に旨みがなく、また妙な辛味があるというこまりもの。夕食はイサキの刺身、生野菜。カレー。ビール一缶飲んでカレー一皿。カレーはいつになく不味い(笑)。あやうく残すところであった。〆のコーヒーは如例。

 その後ハイビジョン録画の『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』を見る。列車関連のギャグが同じことの繰り返しでうんざり、これは外れかなと思わされたのだが後半でぐっと持ち直した。チケットやパスポート全てを失って田舎町をさ迷うMr.ビーンに上質のロードムービーの味わいが感じられたからである。そしてさんざん苦労した末にたどり着いたカンヌでウィリアム・デフォーのまるで「寝床」のような映画を見せられるという展開にも大満足。私はMr.ビーンという素材はあまり好きではないが(だってしつこいんだもの)、そんな人間さえも楽しませる力を持った映画でありました。

 ハイビジョン画質もまた満点の出来。発色が素晴らしくカンヌの美しい風景を満喫できた。AAC5.1チャンネルサラウンドもBGMの品位が驚くほど高い。

 シャワーを浴びてお酒。お供は録画しておいた「ナイトシャッフル」 いや、もう「隠れ家的なお店」という表現はやめましょうよ、あちこちで使われすぎていて、もういい加減にダサくなっているのですから。

 ひれひれ酔って午前1時過ぎ就寝。

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2009年6月 3日 (水)

6月2日(火) シーラカンスなんて気にしないわ

 「熱中夜話 アニメソングナイト」放送記念駄洒落。しかし、いくらなんでも無理がないか、こりゃ。

 今週末、6月6日はトンデモ本大賞だ!

 「トンデモ本」を集めて楽しむ読書集団と学会(会長:山本弘)が一年間の収穫を持ち寄って年間最大のトンデモ本を選ぶ「日本トンデモ本大賞」の公開大会を、今年も東京で下記の通り開催することになりました。

 今年は「恐怖の大王」降臨10周年! そう、1999年からちょうど10年がたちました。今回もトンデモ本大賞の選考・決定に加えて、「トンデモ活動弁士」(坂本頼光)のパフォーマンスなどなど、ライブでしか見られない企画が盛りだくん。
第18回「トンデモ本大賞」を決めるのは、あなたの一票です!!

【日時】2009年6月6日(土曜)12時開場 13時開演(予定)
【場所】みらい座いけぶくろ(旧称・豊島公会堂)
     東京都豊島区東池袋1-19-1(JR山手線池袋駅東口下車・徒歩約5分)
【出演】山本弘、唐沢俊一、皆神龍太郎、志水一夫、眠田直、藤倉珊ほか。
【ゲスト出演】坂本頼光(活弁士)
【主催】と学会
【協賛】楽工社
【入場料】S席3000円(前売)、3500円(当日)
       A席2800円(前売)、3000円(当日)

 ということでみなさん、大挙して押しかけるように。え、なんだ、結婚式だ、親の葬式だ?そんなものは放っておいてトンデモ本大賞に駆けつけてこそ、真のオタクへの道が開けるのだよ(開きたくない、開きたくない、そんなもの開いてどうする)。

 現在の体重 68.2キロ。3月7日の人間ドックで71.1キロを記録し、ぎゃあ、BMIで25.5、デブ判定サイト(http://www.ahv.pref.aichi.jp/taikei/chap1_nn.html)「あなたの今の体型は肥満です。これ以上太らないように注意が必要です。また、太っているのはどうしてか、生活習慣を見直してみましょう」と言われてしまって、「ああ、どうしよう、太っちゃったよう」と真っ青になってダイエットに励んだ結果、おおよそ3キロばかり減ったことになる。BMIは24.4となってデブ判定サイトでも「あなたの今の体型は標準です。<太っている>と感じているようですがそのようなことはありません。今の体重をこれからも維持できるように心がけましょう」

 おれ、こんなに心温まる言葉を聞いたのは久しぶりだよ(笑)。

 仕事はまあ、いろいろあった。例の件、契約終了。これで心置きなくトンデモ本大賞に参加できるというものである。食ったもの、昼飯にソーメン二把、夕食に鯵の塩焼き、餃子8個、蛸とキュウリの酢の物、お茶漬けでゴハン一膳。ビール二缶。〆のコーヒーは如例。

 その後ハイビジョン録画で『スターゲート 真実のアーク』を見る。輸入ブルーレイで見た『コンテニュアム』と同じくもとのテレビシリーズを全然見ていないもので、ディテールが分からずちょっと退屈してしまいました。あのメカモみたいな奴ががちゃがちゃ押し寄せてくるとことは面白かったけれども、良かったのはそこだけかなって、なんてひどいことを書くのだ、お前は(笑)。

 ハイビジョン画質は輪郭の強調が目立っていたのが残念。AAC5.1チャンネルは音に力があってゴージャスな印象。『コンテニュアム』のロスレスより良かったような気がするぞ。

 その後今までちびちび見ていた韓国映画の『億万長者の初恋』 傲慢でハナモチならぬ富豪の高校生が幼馴染と再会、反目しあいながらもいつか惹かれあうという、うわわあ、書いているだけで恥ずかしくなっちまうよ(笑)。おまけにこのヒロイン、心臓に難病を抱えていて、ラストで主人公の腕に抱かれながら死んでいくのだって、ひいい、おれ、もう顔真っ赤だよ(笑)。

 純愛ものというより完全なメロドラマ。こんなの今時韓国じゃないと作れないよ、わはははは。もっともいかにクサいとはいえ映画としてはちゃんとできていますからな、何度も引き合いに出して申し訳ないけれども『恋空』あたりに比べたら一兆倍いいですよ。

 ハイビジョン画質は透明感があってよろしい。ステレオ音声は地味だけれども台詞に味があって感動(笑)を盛り上げてくれる。

 シャワーを浴びてお酒。お供は録画しておいた『熱中夜話 アニメソング 新世代作曲家ナイト』 その後DVDで『エヴァ まごころを君に』 やっぱりうへぇと思いましたな(笑)。

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2009年6月 2日 (火)

6月1日(月) お尻の恋人 ホッテ 歌のアルバム

 一週間のご無沙汰でした。玉擦宏(たまこすり ひろし)でございます。下品な駄洒落でどうもすいませんなあ。今月分注文の米国盤ブルーレイ、DVDである。ブルーレイは『スカイクロラ』、『ファーゴ』(日本語字幕・音声入り)、『ワルキューレ』、『Futurama: Into the Wild Green Yonder』(2009 DTS-HDマスターオーディオ) 後はDVDでワーナーのサイファイダブルフィーチャー『World Without End/Satellite in the Sky』である。最初買うつもりであった『Elvira's Movie Macabre: Maneater of Hydra/The House That Screamed』は見送り。だってどう考えたって『World Without End/Satellite in the Sky』の方が面白そうなんだもの(笑)。これで送料含めて12,765円、一枚あたり2,553円となる。

 5月26日に死去した栗本薫氏、氏の代表作である「グインサーガシリーズ」(現時点で126巻)が129巻まで発売されることになった。また早川書房では絶筆となった130巻までの原稿を公表したいとしている。これで今しばらくグインサーガの世界を楽しめそうである・・・って、こうなったらいっそ松谷健二氏亡き後のペリー・ローダン・シリーズみたいに作家チーム(ペリー・ローダンの場合は訳者だが)を編成して続けさせたらいいのではないか。器用な若手などに書かせたら栗本薫氏本人よりもよほど、あわわわわ、そんなこと書いたらさすがにまずいよ(笑)。

 仕事はまあ、いろいろあった。あれの件いよいよ決定。ああ、ほっとしたよ。食ったもの、朝飯にコンビニの調理パンとコーヒー牛乳。昼飯 素麺二把、夕食にアジフライ二枚、ポテトサラダ、キャベツの生野菜、刺身盛り合わせパック。ビール一缶、ゴハン一膳。豚汁風の味噌汁つき。〆のコーヒーは如例。

 それからハイビジョン録画で『ドリームズ・カム・トゥルー』を見る。スペリング大会を通してやさぐれていた黒人少女が自分の道を見出し成長していく物語。もうスラム寸前の貧しい町の出身であるから、そんなスペリング大会など金持ちの道楽なんてやらないよとふてくされていた彼女が、次第にその魅力に取り付かれていく様がなんとも魅惑的である。地域の期待を一心に背負うことになって、これに押しつぶされそうになるのだが、周囲の人間の助けによって自分を取り戻し全国大会へ挑む終盤の盛り上がりもよく、私は感動の涙を流したのであった(ウソ)。

 ハイビジョン画質はもう少し解像度が欲しかったところ。AAC5.1チャンネルは良好でスペリング会場の喧騒を見事に表現してみせる。

 その後シャワーを浴びて午後11時から輸入DVDで『モロン』(『Morons from Outer Space』 1985)を見る。広大なる宇宙空間、ナレーションが重々しく「人類は宇宙人の存在について考えてきた。知性的なのか、平和的なのか、それともはたまた好戦的なのか」ずずずずと『スターウォーズ』風に頭上を宇宙船が通過していきます。

 もっともこの宇宙船のデザインはまるでトレーラーハウス。いくつかのモジュールがついていてその間を鎖で繋いでいるという・・・。しゅっと宇宙船のハッチが開き宇宙服姿の宇宙人が出てきた。と、閉まるドアにエアパイプを挟まれてしまいます。ドアをもう1回開けてパイプを抜いて、次のモジュールに行くために鎖をのったりのったり渡る宇宙人。ようやく到着したのですが、こっちのモジュールの中は通常型の重力場になっていたので、ばったり転げ落ちるという・・・。冒頭から脱力させてくれる素敵なギャグではありませんか。

 このドジな宇宙人はバーナード(メル・スミス)といいましてどうやら故障したヒューズの代わりを探しに行っていたらしい。「さんざん探したけど、ないよ、ヒューズ」とボヤくバーナード。残りのメンバー、デズモンド(ジミー・ネイル)・サンドラ(ジョアンナ・ピアース)、この二人は夫婦らしい、ジュリアン(ポール・ボーン)、は驚きます。「そんな部品がないって、それじゃ俺たち宇宙の迷子じゃん!」

 やけになったデズモンド、丸いハンドルとアクセルがついているトラックみたいなモジュールの操縦席について、いきなり発進させてしまいます。モジュールは本体から離れて急加速、この時、外で無重力ボール遊びをしていたバーナードはもちろん置き去りです(笑)。

 いきなり悲痛な叫び声を上げるデズモンド、「やべ、俺、操縦方法知らなかったんだ!」モジュールはそのまま近くの惑星、地球の大気圏に突入するのでした。そのままイギリス領空に侵入。これをキャッチしたイギリス人たちは大騒ぎになります。

 ロンドンのUKBCテレビはニュース番組を終えたばかりでキャスター達が帰ってしまい留守番のグラハム(グリフ・ライフ・ジョーンズ)以外だれもいません。ここに宇宙船襲来すの知らせが入り、グラハムは不本意ながら取材に出かけるのでした。

 モジュールはよりにもよって高速道路上に滑り込んできます。邪魔な車をクラクションで追い払いつつ(笑)進むモジュール。何台もの車が道路から押し出されてクラッシュ。その中の一台に乗っていた夫婦が「おい、奴のナンバープレート見たか」「いいえみてないわ」と会話を交わすのがオカシイ。

 さて、さんざんにイギリス人に迷惑を掛け捲ったモジュール、ついに高速道路から外れある農場に突っ込みます。

 この知らせは首相官邸で夕食会に出席していたマターソン司令官(ディンスディール・ランドン)に届きます。彼はぱっと立ち上がると「皆さん、行ってきます。もっとも食後のコーヒーまでには戻ってきますが」と言っておでかけ。あんまりカッコよくない台詞であります。この後エイリアン襲来と分かってパニック状態となる夕食会会場。ヒステリックに喚き散らす女性を落ち着かせようとある男性がビンタしたら、逆に殴り返されるという細かいギャグあり。

 UKBCテレビではベンソンディレクター(ジョージ・イネス)がもうかんかん。「こんな重大事件が起こっているのにみんな、パブに行っているとはどういうことだ!」彼はグラハムの置手紙を発見。「なになに、私が取材に行ってきますだと」彼はぱっと顔を上げて「見たまえ、ここにちゃんと記者魂を持ったものがいる!」でもすぐに手紙を書いたのがグラハムであることが分かって「ああ、なんてことだ、あんな馬鹿にこのニュースを任せることになるなんて」喜んだりがっかりしたり、何かと忙しい人であります。

 そして彼の心配はすぐに現実となりました。宇宙船近辺に到着したグラハムは同行したカメラマンが撮影した映像を局に送るのですが、これが音だけで画面はまっくら。「こら、映像出てないぞ」とベンソンが叫ぶと今度は映像が出たものの無音になっちゃった。「ああ、もう」髪の毛をかきむしるベンソンであります。

 そんな中、アメリカ大使館よりCIAのラリビー大佐(ジェームス・シッキング)がヘリコプターで到着。このヘリコプターがデキシーランドジャズを高らかに鳴らしながら飛んでくるギャグはあまり面白いものではありません。ラリビーとマターソン、記者団に向って「これは新型ホバークラフトのテスト中の事故である」と発表。真実を隠そうとしたのでした。

 さて、宇宙船に一人取り残されたバーナード、さすがに寂しそうにしております。ぶわくしょんとくしゃみをすると宇宙ヘルメットのガラスにたんがびちゃ。ここまでやりますか(大笑い)。そんな彼の前に小型宇宙艇が出現。乗っていたエイリアンは「やっと見つけた、探すのに苦労したよ、信号が弱くってさ」かなりあちこち探し回ってきたらしく、彼自身はミイラ化、また服もぼろぼろ、蜘蛛の巣だらけ。まあ、乗せて貰えるならなんでもいいやと乗り組むバーナードであります。しかし、このエイリアン、さわさわとバーナードの太もも触ってきて「ねえ、君、男?女?」びっくりしたバーナードが「なんだ、キモチ悪いな、男だよ、おれは男」するとエイリアン、「畜生、しくじった」と叫んで上から下がっている紐をひっぱります。ぷしゅーっと音がしたかと思うと、バーナードの椅子がすぽんと下に抜けちゃった。

 バーナード、そのまま地球の大気圏に突入。アリゾナ国立公園の森の中に墜落するのでした。

 この間、軍部は宇宙船を回収、基地の中に運び込んでおります。グラハムも防護服を拝借して潜り込んでいるのですが、基地の電話で報告を入れようとするたびに人がやってきて、駄目というギャグを繰り返すのです。

 ここで新しい登場人物、語学の大家、トロッセアウ教授(アンドルー・マラーネ)が登場。彼が来てくれればエイリアンの言葉が分かると大喜びのラリビーとマターソンですが、この教授がフランス語しか分からないという(笑)。「教授、ひとつよろしく頼みますぞ」「セシボン?」「エイリアンへの通訳をお願いします」「アンドウトロワ?」という具合にまったく会話がかみ合ってません。そうこうするうちに宇宙船の中からうめき声が聞こえてきます。お察しの通りデズモンドとサンドラがやっていたのです。

 これが終わったかと思うと宇宙船のハッチがしずしずと開き始めます。そして途中で一度引っかかって、外れてどすーんと落ちちゃった(大笑い)。そして人々は異星生命体とのファーストコンタクトを体験することになります。ネグリジェ姿のサンドラが出てきたのです。続いてデズモンド、ジュリアンも登場。ジュリアン、落ちたドアを指差して「お前らが壊したんだろ!」 ラリビー、マターソン、そして周囲を取り囲んでいる兵士達がズッコケました(笑)。

 すぐに彼らの身体検査が開始。そして出た結論は「完全な人間」だそうで。そして彼らにいろいろ質問するのですが、これがまたまともな答えが返ってこない。ジュリアンに「君たちがやってきた惑星の名前は」と聞いたら「忘れちゃった」「どんな惑星なんだ」「でっかくて丸くて青い部分や、茶色の部分があって」「それじゃ何だか分からないよ」

 デズモンドに黒板に書いた高等数学の数式を見せて「これを解いてくれないか」デズモンドは不審げな顔をして、「あんたは分かるのかい」「ああ、もちろん」「じゃあ、何で俺に聞くっすか」そしてデズモンド、ポケットからペンを取り出して、「これ、何か分かりますか、こうやって紙の上を滑らせると次が書けるんですよ P,L,A,N,I,I,T ほらプラネットだ、惑星だ」ってテメー、スペル違ってんじゃないかよ(大笑い)。

 バーナードはバーナードで国立公園で見つけたゴミ箱を知性生命体だと思い込んじゃった。なぜなら風でゴミの投入口がぱたんぱたんとなって、まるで喋っているかのように思えるからって、幾らなんでも無理があるだろ。彼はゴミ箱に向って「君らのリーダーに会わせて欲しい」とか言い出す訳ですよ。そして彼はでっかい看板に描かれたでっかいゴミ箱を見て、「おお、あなたがこの星の種族のリーダーですか」だって。ところがこの直後、通りかかった車が彼の足を轢いてしまいます。通報されて救急車に乗せられるバーナード。この救急車の運転が乱暴で、足の先にちょっとした怪我をしただけのバーナードが病院につくころには重傷になっていたという(笑)。

 バーナードは病室でもゴミ箱に話しかけたりするので、看護婦さんによって○○ガ○決定。精神病棟に放り込まれてしまうのでした。彼は病棟の看護婦さんに「この星のリーダーに会いたい」というのですが、何しろここはそういう病棟ですから「何、リーダーだって、シーザーはTV見ているし、ワシントンは寝ているよ、よりどりみどりだ、好きなの選びな」と言われてしまうのでした。

 さて、その頃デズモンドたちを調べた科学者達はある重大な結論に達します。「こいつらは単なるアホです、馬鹿です、間抜けです、もうチンパンジー以下です」ずっこける基地の皆さん。しかし納得しないのがラリビーであります。彼はデズモンドたちがある種の変装をして馬鹿を装っているのではないかと疑うのです。彼はデズモンドを拷問部屋に連れ込んで、顔の皮膚を引っ張り、「こら、変装を解け、人間の皮の下から化けものが出てくるんだろ」デズモンド、悲鳴を上げます。これを聞きつけてやってきた科学者達に「こいつをなんとかしてくれー」

 本日はここまで。

 その後だらだらTVを見る。就寝午前2時過ぎ。

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2009年6月 1日 (月)

『フランケンシュタインの逆襲』(『Frankenstein Meets the Spacemonster』 1965)

 

『フランケンシュタインの逆襲』(『Frankenstein Meets the Spacemonster 1965

 何を考えたのか、ピーター・カッシングの名作ホラー『フランケンシュタインの逆襲』(『The Curse of Frankenstein』 1957)と同じ邦題をつけられちゃったトンデモ映画。ピーター・カッシングは死ぬまでこの映画の邦題に怒っていたといいます(ウソ)。

タイトルが出てその後この映画の重要なるキャラクター「宇宙モンスター モル」の姿がシルエットで浮かびます。たまらなく安っぽくそして、なんともソソラレるオープニングではありませんか。

 そして宇宙らしきものが映ってその中を進んでくる光の玉。何だか良く分かりませんが、これが火星人の宇宙船だったという・・・。この宇宙船には火星のプリンセス(マリリン・ハノルド)・・・ってデジャー・ソリスか(笑)、が乗っておりましてナディア博士(ルー・キューテル)以下、大勢の部下を従えまして地球に向かっておりました。

 ナディア博士を始めとする火星人の男どもはみんな禿げ頭で耳が尖っている。女王様のみ、妙齢の美女でございます。ちなみに博士以外の男達はまるっきり地球人と同じような宇宙服・ヘルメットを着用しておりまして、どうにもこうにも胡散臭い。

 と、ここで警報が鳴った!スペーススコープに映し出されたのはこちらに向かってくるミサイル。どうやら地球から打ち上げられたらしい。女王少しも慌てず「皆の者、迎撃じゃ」ナディア博士、ははっと頷いて「フォースフィールドを発生させよ!」そしてニヤーッとした博士 「マキシマム・エナジー、ナウ!」どかーんとミサイルが爆発。ぬははははと高笑いの博士です。

 さて、ミサイル?を撃墜されたアメリカ人ですがそんなことには懲りず、宇宙探査ロケットを打ち上げようとしております。その主要なスタッフはバワーズ将軍(デビッド・カーマン)、スティール教授(ジェームズ・カレン)、教授の助手のカレン・グラント(ナンシー・マーシャル) 人数が少ないですが、こんな映画だから仕方ありません。彼らはNASAのジョン・F・ケネディ宇宙センターで記者会見。そこで宇宙飛行士として紹介されたのがフランク・サンダース大佐(ロバート・レイリー)なのですが、記者達はびっくり。長年ロケットの取材をしている彼らがまったく知らない人物だったからです。

 サンダース、記者の「なぜあなたは私達の目に留まらなかったのか」という質問に答えて「いやー、僕は内気な性質なもんすから」答えになってないと思うよ(笑)。そして次の瞬間、サンダースの動きがぴたりと止まります。ざわつき始めた記者たちに慌てて「これは彼の冗談です、記者会見は終わりにします」弁解になってない弁解をして記者会見場からサンダースを連れ出すスティール教授たち。彼らはサンダースを研究室へ連れていき診察用寝台に寝かせます。そしておもむろに頭の皮をばりばりとはいじゃった。現れたのは半分になった脳みそ、しかもあちこちに機械部品がついているではありませんか。そうです、サンダースは宇宙探査のために改造されたサイボーグだったのです。

 故障を直して予定通り打ち上げだ。宇宙服を着てサターンロケットの上についている司令船に乗り込むフランク。もちろん、この辺は実際の打ち上げを撮影したフィルムを流用しておりますから極めて安く仕上がっております。フィルムの中で宇宙飛行士が乗り込む宇宙船と映画のセットがまったく違いますが、そんなことを気にしてはいけないのです。

 どかーん、打ち上げられるロケット。ところが、あのボンクラ火星人たちが、これをミサイルと誤解するのですなあ。ナディア博士がまた「フォースフィールド起動、マキシマム・エナジー、ナウ」ロケットがどかーん。打ち上げの様子をモニターしていた将軍達は突然、ロケットからの映像が消失してしまったので大慌て。「わあ、大変だ、大変だ、フランク脱出せよ」一応、前の場面でロケットが大爆発していますからね、この指示は遅いと思うのですが(笑)。フランク、パラシュートで脱出に成功します。

 これを見ていた火星人たち、「わあ、あれはミサイルじゃなかった、人が乗っていた、我々のことがばれてしまう。始末しなければならん」ということでプエルトリコ方面へ降下したサンダースを追跡。着陸します。宇宙人たちは光線銃を持って捜索開始。途中で遭遇した地球人を行きがけの駄賃とばかりに煙に変え、さらにフランクを捜索します。あ、フランクがいた、攻撃だ、攻撃だ。宇宙人は光線銃を発射、これがフランクに命中してしまいました。煙に包まれるフランク、ばっと中から飛び出してきたのを見ますと、顔面半分が焼けただれております。しかも電子頭脳が故障して大暴れ。彼は宇宙人に乗りかかるとがこんがこん殴って昏倒させてしまいました。そのままふらふらと立ち去るサンダース。

 残りの宇宙人たちは殴り倒された奴を連れて宇宙船へ戻ります。プリンセスは「失敗は許しません。宇宙怪獣モルの生贄とせよ」檻の中で不細工な怪獣が、がおー。プリンセスは決意します。「あの宇宙飛行士に逃げられた、すると我々の正体が露見してしまう恐れがある。地球の調査はまだ済んでいないがやむを得ない。作戦段階フェイズに移行します!」

 先に話をばらしちゃいますが、要するに火星が核を使って戦争したために荒廃してしまい、火星人類が滅亡の危機にあるのですな。これを打開するために「地球から女を攫って交配させるのだ」という作戦が立てられたのです。作戦段階フェイズが地球の徹底した調査、フェイズは女性の誘拐という訳。まあ、この手の映画としてはありがちなお話ですな。

 さて、プエルトリコの田舎をうろうろさ迷うサンダース。夜になりました。このサンダースに行き当たったのがオープンカーに乗ったカップル。サンダースは何しろ電子頭脳が狂っておりますから、カップルの男のほうに襲いかかりぐいぐいと首を絞めて殺してしまったのであります。

 その頃研究室ではスティール教授が「サンダースのコントロールが利かなくなってしまった。ヤバイ、このままでは彼はフランケンシュタインになってしまう」いや、もうなっているから(笑)。サンダース、さらに椰子の実を採っていた男に襲い掛かって彼の刀を奪うとそれでずたずたにしてしまったという・・・。酷いなあ、これは。

 この後ようやく宇宙船の脱出カプセルが見つかったという知らせが入って急遽プエルトリコへ飛ぶ教授たち。一方火星人は海岸で波と戯れていたビキニ美女を拉致。その際彼氏を光線銃で蒸発させております。宇宙人たちは女をビキニのまま宇宙船に連れ込みます。プリンセス自らこの女を点検。「はい、回って後ろを見せて、はい右手を上げて左手も上げて、右下げないで左さげない、あっはっは、引っかかったわね」ようやく満足したプリンセス、どんどん次を攫ってくるのですと命令します。

 女の彼氏を光線銃で撃った時あまりの高温で砂が溶けて塊になった。サンダースを捜索していた警察官がこれを発見します。これはおかしいというのですぐに呼ばれる教授達。カレンは溶けた砂の塊にガイガーカウンターをあてて「あら、先生、びーびー放射能が出てますわ」考え込む教授、「非常なる高温と放射能、こりゃサンダースの仕業じゃないぞ」

 そのサンダース、女を襲おうとしております。しかし、彼女の姉妹が家から出てきたので慌てて逃げ出すサンダース。

スティール教授とカレンは二人乗りのスクーターでサンダースを探しに行きます。彼らは探知装置を持っていてこれで探せるらしい・・・いや、説明がないもんで良く分からないんですよ、この辺(笑)。二人は仲良く港町を走り回ります。もう通りがかる人がみんな見ているのが面白いですな。男と女が恋してチューしたみたいな暢気な歌詞の歌も流れて異国情緒を満喫です・・・って、さがせよ、フランクを!

 三分ほども走ってようやくフランクがさ迷っているあたりの海岸へ。教授は小さな装置を取り出して、これが先ほど言及した探知装置らしい、フランクを探します。すると岩場の洞窟に隠れているのをあっさり見つけちゃった。こんなに簡単に見つかるのならもっと早くに探さんかいというツッコミはもう当たり前にすぎるのでしないようにします。教授はフランクの焼け爛れた顔面の回路にワニ口クリップで電線を繋ぎ修理を開始。そしてカレンに「君は戻って将軍の助けを呼んでくれ」カレン、よたよた戻ってスクーターにまたがります。この時、宇宙人の皆さんが走ってきたので、てっきりカレンが捕まるのかと思いきや、あるプールサイドで行われていたゴーゴーパーティに乱入したという・・・。カットの繋がりがおかしいよ(笑)。

 宇宙人たちは泳いでいたお客さんの一人を光線銃で蒸発させ、8人ほど女を攫って逃げるのでした。女たちを間に挟んで一列縦隊で歩くなんとも間抜けな場面です。女達はそのまま宇宙船に連れ込まれてしまいました。この後、ようやくカレンの番。スクーターで走っていたところを襲われ、彼女もまた宇宙船に連れ込まれてしまったのです。

 カレンは他の女達と違ってサンダース捜索のために探知機を持っております。これに興味を示したのがナディア博士とプリンセスで「むむ、これは非常に高度なメカニズムだ」そ、そうか?「お前はこれをどこで手に入れた。何に使うのだ」と尋問を始めます。しかし、カレンは勇敢です。火星人たちの脅しにもめげず何も喋ろうとはしませんでした。これで頭にきたプリンセス、「ええい、この地球人の雌豚をモルの隣の檻に閉じ込めよ」なんで隣の檻かと思ったら、こうモルがわーっと手を伸ばすと閉じ込められたカレンに届くのですな。これで彼女をヒーヒー言わせようというシステムになっているのです(大笑い)。

 火星人たちの目論見どおりさんざんにヒーヒー言わされたカレン、まもなく失神してしまいました。

 このあたりになりますと地球人側(アメリカ側)もさすがに何かが起こっていると気がつきましてワシントンからの命令一過、警戒警報が発令されます。これでいつものごとく流用フッテージでヘリや兵隊さんたちが大挙して出動するのです。おお、戦車も出てきたぞ、凄いなあ。

 さて、ようやくサンダースの修理を終えた教授、彼をつれて洞窟から出ます。そしてカレンはどこかなと探し回る不思議さよ!あんたが将軍のところに行かせたんじゃないか(笑)。教授はまもなく乗り捨てられたスクーターを発見、カレンが攫われたことを知るのです。そしてサンダースと二人であっちこっち探し回って、意外と簡単に宇宙船を見つけちゃいました。「そうか、あの中にカレンが囚われているのだな。よし、サンダース、お前はここにいろ、私はひとっ走りして将軍に連絡してくるから」サンダースを置いてスクーターで行ってしまう教授。

 なんで置いていくかねえ。ほら、言わないこっちゃない、サンダース、見つかって宇宙人にタコ殴りにされちゃったぞ。宇宙人たちはサンダースも宇宙船に連れ込むのです。

 教授は近所で電話を借りて将軍に宇宙船のことを連絡します。ただちにスクランブルが発令され発進する戦闘機部隊。ここでも流用フッテージが大活躍です。ただし、つなぎ方がテキトーなので地上でF-100スーパーセーバーだった機体が飛び上がるとF-86になったり、それがさらにF-102デルタダガーに変身したりします(笑)。そこから一転してスーパーセイバーに戻ったところで宇宙船に対するロケット弾攻撃が開始。大爆発が連続しますが宇宙船はびくともしません。「この武器では奴らに勝てない!」と悲痛な声で連絡するパイロット。

 ナディア博士は妙に焦って「この武器は大丈夫ですが、奴らは核兵器を持っています。それを使われたらおしまいです。すぐに逃げましょう」

 この時宇宙船に運び込まれていたサンダースが目覚めた。彼はカレンの呼びかけに応じて起き上がり宇宙人から光線銃を奪い取ります。それで宇宙人を脅して女達とカレンを解放させたのです。どやどやと逃げ出す女達。サンダースもカレンを逃がして、さあ、自分もと思った瞬間、宇宙人の一人が隙を見てモルの檻の扉を開いちゃった。「ぬがぬがぎゃおー」とサンダースに襲い掛かるモル!何だかこの場面煙が非常に多いので何をやっているのか判然としません(笑)。

 そうこうするうちにナディア博士はエンジンを作動して宇宙船を発進させるのですが、このまま逃がしてなるかとサンダース、光線銃を乱射します。これで宇宙船ごと大爆発!酷い(大爆笑)。地球はサンダースの犠牲によって救われたのです。狂っていた時に無辜の人間を二人惨殺した罪もこれで帳消しです。

 この後教授とカレンが二人乗りのスクーターで港町を走り回る映像をバックにエンドクレジット。これがまた延々と続くんだ、無駄に長いんだ。

 間延びした演出がもどかしい作品。怪しい火星人とか、サイボーグとか、怪獣とか面白くなる要素はてんこ盛りなんですけどね。

 モノクロ・スクイーズのワイド画面。モノラル音声、英語字幕あり。画質・音質がそれなりに良くて英語字幕もついていて、おまけにリージョンフリー。こんな素晴らしいDVDはめったにありませんぞ。Dark Sky FilmsDVD

 エロの冒険者 
       HOMEPAGE http://homepage3.nifty.com/housei/
      SFシネクラシックス 輸入DVDでみるSF黄金時代(笑)

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5月31日(日) 大人のお坊ちゃま

 どっちかはっきりせえ!石坂啓らと同じく「国立メディア芸術総合センター」(仮称)に反対している漫画家 牧村しのぶ。「税金の使い方が完全に間違っている!」と、激しい怒りを感じたというこの御仁がどんな人かと思ってブログを覗いてみたら(http://d.hatena.ne.jp/pinsuke/) 植草ミラーマン事件や911は陰謀だ!と主張しているではないか。つまり完全なジョン・デンパーの人なのであった。こういう御仁の意見を取り上げてみたところで、石坂啓ややくみつる以上に説得力がない。こんな女に取材した夕刊フジも猛省すべきである。ブログなどをちょっと見ればおかしな人であることはすぐ分かるのだ、いくら反対意見が欲しいからといってこのような人を記事にするのは「さあ、どこからでもツッコンで下さい」と言っているようなものだ。

 それと、こんな女を漫画家代表のようにいうのは直ちにやめよ。偉大なる先人たちに失礼というものである。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ。弟家族が来訪したので昼飯は近くのかに本家でランチということになる。お一人様、ん千円という高級なランチになったのだけれども、お味の方は・・・、まあ、美味しかったとだけ言っておきましょう(笑)。ビールもちょっと飲んでしまいました。

 昼飯が豪華だったので夕食は残り物オンリー。天ぷらと冷蔵庫にあった焼き豚をフライパンで炒めたもの。天ぷらはさすがにそのままだと悲しいので水で薄めた麺つゆでちょっと煮て卵でとじた天丼風とする。これでビールを二缶。〆のコーヒーは如例。

 その後いままでちびちびと見ていたハイビジョン録画の『波の数だけ抱きしめて』を最後まで。中山美穂や松下由樹の日焼けメイクに大爆笑。特に松下由樹のそれはもう明らかにやりすぎであそこまで行くとなんというか、もうインファント島の人とか、レインボーマンのキャッツアイ編に登場したさくらみたいですよ。名前もダナとか、ダヨというのが似合うと思うのですよ。

 映画自体も今ひとつ。大手広告代理店が絡むのなら、FMの中継局をあんなバクチみたいなやり方で設置するなんて方法は取らないだろうし、スタックするのが確実なのにやたらに車で砂浜に入りたがるのもおかしい。全体的にわざとらしさ、不自然さが感じられて素直に楽しむことができないのである。

 ハイビジョン画質はもう少しコントラストが欲しい。こんな映画なのだからぶわーっと明るくいきたいではないですか。ステレオ音声は秀逸。劇中で使用されている楽曲を実に気持ちよく聞かせてくれる。

 なお、この映画はJ.D.サウザーやネッド・ドヒニーなどのAORナンバーが挿入歌となっているのだが、これらの著作権の問題でDVD化がなされていない(と言われている)。そんな映画をハイビジョンで放送してくれるWOWOWの太っ腹さに感謝を捧げるものである(笑)。

 その後『エヴァ』ブルーレイを最後まで。やっぱりトゥルーHDのサラウンドの方が全然良い。もー、このディスクを見るのは二回目なのに音の良さでえらくコーフンしてしまったぞ。

 シャワーを浴びてお酒。お供は録画しておいた「たかじんのそこまで言って委員会」と思ったのだが、桂ざこば師匠が林真須美死刑囚に面会してきたと言い出したのでがっかりして再生中止(笑)。

 就寝午前1時半。

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