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2009年7月11日 (土)

7月10日(金) 「可能性のプリンセス」

 火星にあんなお姫様がいるかも知れないなあ。志水一夫氏の告別式が終了。参列した方からの報告によればと学会員十数人と雑誌「ムー」の編集長、秋山真氏、並木伸一郎氏が対峙するというまさに「呉越同舟」状態だった由。まさに氏の生前の特異な立ち位置を象徴するような告別式ではないか。

 なお、告別式にはと学会有志にて献花をさせて頂いている。はばかりながらこの私も参加させて貰っている。このくらいでは志水一夫氏より受けた「空飛ぶ円盤」分野での薫陶にはとても見合うものではないが今の私にできるのはせいぜいこれくらいなり。

 志水一夫先生、改めてご冥福をお祈りします。

 追記 現在と学会では志水一夫氏の追悼企画が立ち上がっている。現在のところ詳細は明らかにできぬ。冬コミに期待せよ!

 仕事はまあ、いろいろあった。粗大ゴミの処理をされずに収集場に遺棄されていたベビーカーに激怒。どうしてこういうことをするかねえ。食ったもの、朝飯にコンビニのチキンカツ、コーヒー牛乳。昼飯にところてん。夕食にマグロの刺身、子持ししゃも5匹分、焼きビーフン、ビール一缶、鳥の照り焼きでゴハン一膳。〆のコーヒーは如例。

 その後日本映画専門チャンネルでハイビジョン録画しておいた『化粧師』を見る。菅野美穂が実に可愛らしいキャラクターを演じていてびっくり。このキャラクターがあるからこそ化粧師 椎名桔平が絶対善の人であり劇中の登場人物に良い影響を与え導くという青臭いわざとらしさが中和されて、感動的な人情劇になっているのでありますな。池脇千鶴もこの菅野美穂の存在がなければただの痛々しい前向きキャラクターというだけに終わってしまっていたであろう。

 ハイビジョン画質は遠景が駄目。また動きに猛烈に弱く森の中を走るという場面ですら画面の一部に破綻がでてしまう。一方、近景はみずみずしい発色が楽しめて女優陣のスキントーンも非常に美しい。もうこうなったら全編クローズアップの映画作れ(笑)。音声はAACステレオ。2チャンネルながら非常によくサラウンドしてくれて、街中の喧騒を上手く表現していた。

 その後ちびちび見ていたハイビジョン録画の『ヒロイン』を最後まで。貧乏人対金持ちのバレーボール対決、ヒロイン 室井滋は相手の金持ちのリーダーと幼馴染、子供の頃からの因縁がバレーボールを通じて炸裂するという映画である。プロットとしてはおなじみのものであり新味はないが、面白いのは徹頭徹尾、大阪風、難波風の価値観で描いていること。室井滋は手作りのアップリケ付きセーターを子供に着せたりして、はっきり言って趣味が凄く悪い(笑)。チームメンバーであるその妹はばりばりのヤンキーで何かというんと「やるんかい、コラ」と顎を突き出すような女だ。

 それでいて相手の金持ちチームが対照的にお上品という訳でもない。こっちはこっちで十分にヤンキーで成り上がりの香りがぷんぷんする似非マダムたちだ。その中の一人には明らかにヤクザの姐さんもいて、下品さでいえば室井滋とさして変わらないのである。

 これにいささか垢抜けない私好みのギャグがぽんぽん入るのだから楽しめない筈がない。

 ハイビジョン画質は抜けが悪く発色も地味地味。ステレオ音声にはサラウンド情報がほとんどなく包囲感を感じることはできなかった。まあ、映画の面白さに免じてこれくらいで許してやっておきましょう(笑)。

 その後シャワーを浴びて『宇宙原爆戦 人工衛星X号』(『Satellite in the Sky 』 1956)の続き。そしてうなりをあげるロケットエンジン。スターダスト号は最大出力で格納庫から山腹に続く斜路を駆け上がって空中に躍り出たのです。そして一段目を切り離してさらに加速。みんな、猛烈なGが掛かって青息吐息、いやあ、本当にしんどそうだ(笑)。

 なお、前夜トニーと遊び狂ったお陰でまだ寝ていたバーバラ、この爆音でやっと目を覚ますという・・・。

 この時地上基地ではブラッドフォード教授が記者たちにトリニトロン爆弾じゃなかった、トリトニウム爆弾の存在を発表。「この爆弾を大気圏外で爆発させます」思いがけないことを知らされてどよめく記者たち。同じ頃スターダスト号でもジミー、レフティがやっとこの爆弾の存在と実験の予定を知らされました。昨夜のヘイドン・ラリーと同じく「聞いてないよー」という顔をするジミーがおかしい。

 この後マリティ教授は爆弾へ信管を装着することになります。爆弾格納庫で道具を取り出すためにロッカーを開けてみると「ああっ、な、なんだお前は」なんと、あのキムが密航していたのです。昨夜、船内に忍び込んだ彼女はそのまんまロッカーに隠れていたのですな。この暴挙にみんなかんかん。「良くあのGで生きていましたな」「重量バランスが変わって航行に影響が出るかも知れなかったんだぞ」「なんてことするんだ」それでもこのまま外に放り出すわけにも行きませんから(笑)そのまんまとどまることになります。

 彼女の密航事件は地上基地に知らされます。彼女がいつまで出社してこないので「やっぱり女は駄目だ、責任感がない」と編集長がわめいていた「ワールド・プレス・サービス」にも知らせが届きまして、とたんにかんかんになっていた編集長が「何、それはでかした」と豹変するギャグあり。

 この後キムは爆弾のことを知って、「そんな爆弾を破裂させるなんて科学実験でもなんでもないわ」とぶつぶつ言い出します。ヘイドンも思わず「俺だって好きで爆発させようってんじゃないんだよ、昨日聞かされたばかりなんだ、反対のしようもなかった」これでキムはちょっとびっくりして「あら、あなたと初めて意見があったわね」これ以降2人は急速に仲良くなっていくという。

 さて、いよいよトリニトロン爆弾じゃなかった、トリトニウム爆弾の爆発実験の開始であります。マリティ教授が信管を装着。そしてスターダスト号のエンジンを停止したところでリリースハッチが開いて爆弾が外に放り出されたのです。爆弾は後部の推進装置に点火、予定の宙域に向かって進み始めた、ああ、実験は成功したも同然とマリティ教授が喜んだところで、はい、推進装置が止まっちゃった(大笑い)。しかもこの爆弾、スターダスト号の引力に引かれて戻ってきたのです。

 みんなは大慌て。「わあ、あっちへ行け、くるな、しっしっ」と叫ぶのですがもちろん効果なし。ついに爆弾はスターダスト号の船体に張り付いてしまいました。

 エンジンの熱で爆発するかも知れないという危険を冒して一度加速を試みるのですが、駄目です。爆弾は離れません。「地球重力圏を離れているから、あの爆弾はこっちの引力に反応してしまうんだ、これはどうにもならんぞ」と真っ青になるマリティ教授であります。「信管外したらいいんじゃないっすか」と聞かれて「ばかもーん、もう起爆プロセスが始まっていてとめられないんだ、無理やり信管を外そうとすると爆発するぞ」なんで、そういうややこしいシステムにしますかね。

 地上基地にもこのピンチは伝えられラジオのニュースになります。これを偶然聞いていたバーバラ、「大変だわ」ということでトニーとの夕食の約束をすっぽかし基地に向かうのでした。

 マリティ教授は「このまま地球に着陸すべきだ」と主張します。しかし、これはもちろん不可能です。船体にくっついている爆弾が地球の重力に掴まって地球上へ落下してしまうからです。それでも執拗に自説を主張する教授。だんだん目が危なくなってきました。

 この状況をなんとかすべく宇宙服を着て外に出たヘイデン。爆弾にとりついてヤッと押しやったのですが、いったん爆弾は離れるもののすぐ戻ってきてしまいます(笑)。この方法でもやっぱり駄目です。

 地上基地では対策会議が開かれるのですが、ここでもやっぱり結論は「あかん、打つ手なしや。あと4時間で爆発や」だったという・・・。さあ、6人の運命極まれりと思われたのですが、ここで意外な動きを見せたのがアメリカから派遣されていた高官。彼は電話で大統領に新型機YX-140の出動を要請します。これで衛星軌道上のスターダスト号から6人を救い出そうというのであります。ちなみにこのYX-140 極秘の新型機だそうで、またどんなカッコいい宇宙船が出てくるのかと思って期待していたら最後まで、話に出ただけだったという・・・(笑)。なんだ、楽しみにしていたのに。

 スターダスト号では人間ドラマが展開されます。マリティがついに錯乱、無理やり降下させようとして取り押さえられたり、キムがヘイデンに「自分がどうして宇宙旅行について悲観的なのか」を話したりします。それはテストパイロットであった彼女の兄の事故死、宇宙旅行に使う燃料の開発中爆死した父のためだったのです。「2人は無駄死にしたのよ、宇宙旅行なんて無意味よ」ヘイデンは驚いて「そのお父さんってジェームス・シェルトン・ハミルトン博士かい、このスターダスト号の燃料は彼の研究を元にしている。決してお父さんの死は無駄になったわけじゃない」

 またバーバラとラリーの会話も泣かせます。「私は大丈夫だ、安心しろ」「ああ、あなた私が悪かったわ」 さらにジミーはぽつりと「おれ、昨晩プロポーズOKして貰ったばかりなんだよなあ」と言ったり、マリティ教授はようやく正気を取り戻して「あんな馬鹿なことをしてすまなかった」と謝罪したり、いろんなことが起こるのでした。

 さて、これで結末はどうなるのかと申しますと、マリティとレフティが自分たちを犠牲にしてスターダスト号を救おうと考えるのです。マリティは自分が作った爆弾の責任をとろうとして、レフティは妻を亡くして天涯孤独の自分よりもジミーやラリーを助けようとして、決心したのです。2人はこっそりエアロックに行って宇宙服を装着。外へでます。

 そしてヘイデンがキムに「もし無事地球へ戻れたら結婚しよう」とどさくさ紛れのプロポーズをやっている間に(笑)爆弾へ取り付いてそのまま宇宙服のロケットを点火、スターダスト号から離れたのです。

 これを知ったヘイデン、「2人の犠牲を無駄にするな」といささかのためらいも見せずに命令。ロケットに点火したスターダスト号は無事地球に帰還を果たしたのでした。その後宇宙空間で起こる大爆発。エンドマーク。

 カラー、スクイーズワイド。モノラル音声。

 その後だらだらTVと読書。就寝ちょっと早めの午前1時半。

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