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2009年7月19日 (日)

7月18日(土) エクスプロイテーション3

 このマシンでB級映画を見るのだ。本日の「フューチュラマ」はEpisode 8 「A Big Peace of Garbage」 ファーンズワース教授の発明した望臭鏡っていうのか、とにかく宇宙のいろんなところの臭いをかげる機械で地球へ向かってくるゴミの塊が発見された。21世紀にゴミ問題に悩まされた地球人というかアメリカ人がロケットでゴミを宇宙に捨てたのだが、それがめぐりめぐって戻ってきたのである。このままではゴミ隕石はニュー・ニューヨークシティを直撃。ゴミの山にしてしまう。しかし、ミサイルで爆破しようにも何しろゴミだから(笑)ぷつぷつ貫通してしまって駄目。

 そこでファーンズワース教授が作った時限爆弾でゴミ隕石を破壊すべく、フライとリーラが派遣されたのだった・・・一見して分かるとおり、これはあの『ハルマゲドン』のパロディ。アイデア自体はそう面白いものではないが、そこは腐っても『フューチュラマ』 細かいギャグをどんどか詰め込んで実に笑えるエピソードになっている。

 そのギャグをいくつか紹介すると
・ファーンズワース教授のライバルが登場。彼は元ファーンズワース教授の教え子だったのだが、レポートにAマイナスの評価をつけられたことで激怒、その恨みを晴らすべく100年間研究に勤しんできたという執念の人。もっとも彼の発明する機械は魚を陸上で活動可能にする逆アクアラングみたいなものだったりするのだが。

・望臭鏡でみんなが代わる代わる宇宙の臭いを嗅いでいる時に、フライは「天王星 Uranusを嗅いでみればいいじゃん、けけけ」と笑う。これはもちろん、天王星(Uranus)がurine(尿)とanus(肛門)の合成語に見えるので英語ではイメージの悪い名前と言われていることを元にした下品なジョーク(呉智英著「言葉につける薬」から)。しかし、これに答えたファーンズワース教授の台詞もふるっていて「あ、天王星はもうRectum(直腸)に名前が変わっているんだ、フライ、ぜひ臭いを嗅いでみなさい」フライ、仰天する。

・ゴミ隕石の上に降り立ったフライとリーラ。彼らはそこで大量に放棄されている「ザ・シンプソンズ」のキャラクター、バートのトーキングフィギュアを見つける。

 もうこれだけでこのエピソードが面白いと分かるでしょ、ね、みなさん。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食べたもの、昼飯に例のレトルト100kcalカレーのルーだけ。夕食はハマチの刺身、ゴーヤと豚肉の炒め物、オーストラリア産牛肉のステーキ、キャベツ・トマトの生野菜。ビール二缶、ゴハン一膳。ビール二缶は飲みすぎなのであるが何しろ暑かったから。〆のコーヒーは如例。

 その後輸入ブルーレイで『ノウイング』を見る。序盤の不可思議な謎の提示に魅了され、○○○○○○○の迫力にびっくり。終盤ではやっとこういうことかと分かってニコラス・ケイジが天を仰いで「な、なんじゃ、こりゃ」と叫んだ場面で大爆笑。一つ忠告しておきます。この映画をこれから見に行こうという人はこの文章以上の情報を仕入れてはなりません。どんなジャンルの映画かすら分かっていない状況で行かないと楽しめないのです。そうじゃないと単なるトンデモ映画になってしまいますから。

 映像コーディックはMPEG4/AVC グレインが目立たないクールビューティの画調。透明感があって、暗闇の場面に非常なリアリティがある。サラウンドはDTS-HDマスターオーディオ(48kHz/24bit)で、広大なダイナミックレンジに驚かされる。移動感、方向感の演出も完璧で、あれが落ちて、一部が爆発、破片がぎりぎりを掠めていく場面で思わずのけぞってしまったくらい。

 シャワーを浴びてから輸入DVDで『ヨーガ伯爵の復活』(『The Return of Count Yorga』 1971)の続き。ヨーガ伯爵はライブハウスから出たカップルに狙いを定めます。この2人ヨットハーバーに停泊している男の?ヨットに乗り込んでさあ、「揺れの中で、揺れの中でイッてみたいと思いませんか、フフッフー、ハハッハー、ハーアー」(下品ですいません)とはじめようとしたのですが、ヨーガがガーッと襲ってきて男は殺害され、女はチューチュー血を吸われてしまったのです。

 この間シンシアはヨーガ伯爵の屋敷の中をさまよっております。あっちの部屋、こっちの部屋で閉じ込められ自分の名前を呼ぶ何者かに翻弄されるシンシア。その合間、合間に記憶がフラッシュバックするという大変凝った映像なのですが、何しろ長くてしかもおんなじことを延々と繰り返すものですから、大変に退屈であります(笑)。

 さて、ジェニファーは神父にトミーがヨーガ伯爵の屋敷に行ったことを報告。神父はデビッド・ジェイソンたちと一緒にトミーを問いただすのですが、少年は妙に落ち着いた口調で「いえ、そんなところには行ってません。ただの散歩です」と否定するばかり。ジェニファー、その生意気な態度に激怒してトミーに往復ビンタを食らわせるという・・・。

 デビッド、いよいよヨーガが吸血鬼ではないかと疑い始めます。しかしそんな馬鹿げたことがみんなにすぐに信じて貰えるわけもありません。神父には「そんなのありえんよ」と一言で否定されるし、友人のマデン警視も「お前、正気か」とどん引きされてしまいます。デビッドは証明のために例のヨットで襲われて死んだ男の血液サンプルをくれと頼んだのですが、こっちもあっさり「そんなことができるもんか」

 そんな中、ヨーガ伯爵の企みはどんどん進行中。まずトミーを使ってジェイソンを誘い出します。トミーはジェイソンに「嘘を行っててごめんなさい。本当はヨーガ伯爵の屋敷に行ったんです。エレンもいました」説明が遅れましたがエレンはシンシアの姉。そしてジェイソンはその恋人だったのです。これでまんまと屋敷に連れ込まれたジェイソン、エレンや死者たちに襲われます。なんとか逃げ出したのですが、ヨーガ伯爵が両手を高く上げる独特のポーズでガーッと襲ってきた。そして首を絞められてあの世行き。

 この時ヨーガ伯爵、テレビで吸血鬼の映画を見ているというつまらないギャグが入ります(笑)。

 シンシアはヨーガ伯爵に「私はすっかり元通りの体になりました。どうか家に帰してください」というのですがヨーガ伯爵が承知する筈もなし。そもそももう家族いないし(笑)。伯爵は逆に「わたしはあなたを愛しているざます」とシンシアにキスするのでした。

 ジェイソンもいなくなった。これはいよいよ大変だということでデビッドはマデン警視に一枚の写真を見せるのでした。それは先日の仮装大会の写真。写真の真ん中にいた筈のヨーガ伯爵がなぜか映っていないというのです。おまけにジェニファーが何者かに殺害され、警察もついにヨーガ伯爵を調べることになったのでした。

 しかし、何しろ相手がアレですから正面から斬りこむ訳には参りません。デビッドはまず神父に尋ねさせて彼とヨーガが話しているその隙に裏口から入り込もうという計画を立てたのです。これが上手くいってまんまとヨーガの屋敷に忍び込んだデビッドとマデン警視、その部下オコーナー。彼らは二手に分かれて屋敷の中を捜索することになりました。

 一方、ヨーガ伯爵と話している神父。彼はヨーガ伯爵から孤児院へ2万ドルの寄付を申し出られてびっくり。もうほくほくしながらヨーガの「今夜は素晴らしい夜ざます。散歩をするざます」という言葉を疑いもせずに外へ。そして巧みに誘導されて底なし沼に落ち込んじゃったのです。「わあ、ヨーガ伯爵助けて、あ、助けないのか、さては2万ドルの話も嘘だな、最初っからこうするつもがぼがぼごぼ・・・」沈んでいく神父。これはひどい。

 これからラストに向かって怒涛の展開。ヨーガが解き放った死者たち、そしてブルーダはデビッドやマデン警視たちを襲います。そしてマデン警視とオコーナーはついに死者たちに追い詰められ殺されてしまいます。デビッドはやっとある部屋にいたシンシアを発見し逃げようとするのですが、死者たちに袋小路に追い込まれてしまいます。トミーやブルーダ、さらにヨーガ伯爵まで登場。伯爵はせっかく助けたシンシアを奪って逃げてしまいました。残されたデビッドに迫る死者たち、ブルーノ、トミー、デビッド絶体絶命かと思いきや次の場面ではもうヨーガを追っかけているという(笑)。

 とてもなんとかなるような人数ではなかったと思うのですがねえ。

 ヨーガはシンシアと共に塔の上へ逃げます。最上階でデビッドに追いつかれて戦いとなりました。さすがに吸血鬼の力は強くヨーガが優勢。デビッド、斧を持っていたのですが難なく弾き飛ばされて地上へ突き落とされそうになります。デビッド、またまた大ピンチ。しかし、ここでタイミングよくというか都合よくというか(笑)シンシアの記憶が全て蘇ったのです。彼女は弾き飛ばされた斧を拾うと「いつまでもお前の好き勝手にはさせん、正義は必ず勝つ!」と叫んでヨーガの胸にぐさぁ!すかさずデビッドが突き飛ばして、ヨーガは絶叫を上げながら地上へ落下したのでした。

 「ああ、デビッド、良かったわ」と彼に抱きつくシンシア。しかし彼女は見ました。デビッドの青白い顔を。すでに彼はヴァンパイアと化していたのです。

 この後ボールで遊ぶトミー少年の姿が映ってエンドクレジット。

 その後ぽすれんのレンタルブルーレイで『カッコーの巣の上で』を見る。いや、今晩一気に見たということではなく、今までちびちび見ていたのをようやく終わらせたという状況。さすがにそんなに映画ばっかり見ている訳ではありません(笑)。

 名作の部類に入っており、ベトナム期のせせこましく窮屈なアメリカの社会状況を精神病院という舞台に置き換えたという解釈が一般的なようであるが、私にはむしろ、あの病院がエデンの園のように思えた。厳しい規律と投薬により平穏が保たれていたエデンの園へ蛇たるジャック・ニコルソンがやってきて患者たちに「自由と個人の尊厳」という名の果実を食べさせる。そして蛇は罰せられるがアダムたるチーフは自由な外への世界へ脱出を果たすのである。実際のアダムはエデンの園から追放されたのだが、この映画では自ら進んで下界へ乗り出していくのだ。

 自由への渇望そのものを封印された世界からの帰還、これが映画の高評価の主たる理由ではないかと思うのであるが・・・違いますかね(笑)。

 ハイビジョン画質は中の下というところ。ざらつきが気になるしぼんやりした発色も好きになれない。サラウンドはドルビーデジタルハイレート。BGMの粒立ちは良かったけれどもサラウンド効果はほとんど感じられず。

 その後だらだらTVを見て午後2時半過ぎに就寝。

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