« 『ドラキュラ復活・血のエクソシズム』 (『SCARS OF DRACULA』 1970年) | トップページ | 7月24日(金) 「ロンメルとジュリエット」 »

2009年7月24日 (金)

7月23日(木) 『時給が静止する日』

 わあ、バイトを首になっちゃったぁ。今日の「フューチュラマ」 第2シーズン #4の「Xmas Story 」 #5の「Why Must I Be a Crustacean in Love? 」 #6の「The Lesser of Two Evils」である。「Xmas Story 」はタイトルどおりクリスマスのお話。ただし3000年の世界では「エックスマス」と発音、モミの木も絶滅して久しいので椰子の木で代用することになっているのだが(笑)。あまりに自分の時代のクリスマスを懐かしがって涙を流すフライ、しかし、その彼の悲しみは彼以上に孤独なリーラを傷つけてしまう。何しろ彼女はこれまで同胞・仲間が発見されていない孤児のエイリアンなのだ。昔、家族がいただけあたしよりマシじゃないと怒らせてしまったのだ。

 フライは彼女を慰めるためのプレゼントを買いに出かけるのだが、3000年のクリスマスにはもうひとつ違っていることがあった。それは2801年に製造されたロボット・サンタがプログラミングのミスで殺人マシンと化していること。彼はその狂ったプログラミングで「良い子・悪い子リスト」を作るのだが、そのハードルがあまりにも高いので大概の人間が悪い子になってしまう。そしてサンタロボは悪い子を見つけると片っ端から首をはねてしまうのであるって、どんな話だよ、一体(大笑い)。

 案の定、夕暮れまでに帰れなかったフライ、彼を心配して探しにでたリーラはサンタ・ロボと遭遇する。無差別に攻撃してくるサンタロボから逃れようとしてあるマンションの玄関先に逃げ込んだ2人は飾ってあったヤドリギ(mistletoe)を見て覚悟を決める。そして別れのキスを交わそうとした時、それを見つけたサンタロボが「Your mistletoe is no match for my TOW missile!」(お前らのヤドリギは俺のTOWミサイルには敵わねえよ!」と叫んでTOWミサイル発射というギャグで大笑い(mistletoeとTOW missileを引っ掛けてあるのだ)。

 なんとかプラネットエクスプレス社に逃げ込んだフライとリーラ、このプラネットエクスプレス社の暖炉には対サンタ用鋼鉄ハッチというものがついていて、暖炉から容易に進入できなくなっているというギャグも面白かった。

 「Why Must I Be a Crustacean in Love? 」 ドクター・ゾイドバークが突如、発情(大笑い)。彼の種族に繁殖のシーズンが訪れたのだ。彼とプラネットエクスプレス社の面々はゾイドバークの母星へ急行。彼と高校の同級生である女性と受精させようと努力するのだが・・・。これが上手くいくどころか、その女性の方がフライに惚れてしまったのである。これで怒り狂ったゾイドバークはフライに生死を掛けた決闘を申し込む。

 もちろん、これは「スタートレック TOS」の「Amok Time」(「バルカン星人の秘密」)のパロディ。本当にスタトレ好きだね(笑)。また、この決闘を「ゾイドバークと僕は友達だ、そんな彼を殺すことができるものか」と良い話でまとめようとしたフライの腕をゾイドバークがあっさりちょん切ってしまうとか、どっちが勝つかの賭けで大もうけしようとしたベンダーがフライに「なるたけ粘ってから負けろよ」と耳打ちして「いや、負けたら死んじゃうから」とフライががっくりするとか、細かなギャグも面白くて、これも大満足のエピソードであった。

 「The Lesser of Two Evils」 ベンダーの兄弟ロボット フレクソが登場。彼はベンダーと同じ金属の塊から作られており、髭がある以外はまったく見分けがつかないほど似ている。そしてベンダーとフレクソの仲が妙にいいものだからフライがいらいら。リーラに「あら、嫉妬しているのね」とからかわれてしまう。

 後半ミスコンテストのためにこれを盗まれるとプラネットエクスプレス社たちまち倒産なほどの値打ちがある原子ティアラをある星に運ぶことになるのだが、この時警備を強化するために臨時にフレクソが雇われるのだ。ベンダーはフレクソがティアラを盗むのではないかと怪しんで・・・。

 やあ、もうベンダーみたいなロボットが2台出てきて「ウェハハハハハ」と邪悪に笑う、僕はもうこれだけで満足ですわ。

 本当はですね、いい加減録画してあるハイビジョン邦画などを見なくちゃならないのですがね、あんまり「フューチュラマ」が面白いんでついついこっちの方を優先しちゃうのですな。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、昼飯にマルタイ棒ラーメン一食分。夕食は母親が出かけていたので出来合い合戦。マグロの刺身、鶏唐揚げ、生野菜。ビール一缶、ゴハン一膳。〆のコーヒーは如例。

 その後レンタルブルーレイの『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』を見る。普通の人間とは逆に若くなっていくという特殊な人間の目を通して歴史と共に変わっていく価値観を相対化させようという試みは分かるけれども、肝心の主人公ベンジャミンがそうした歴史のうねりに超然としすぎていたきらいがある。当初の目的である相対化を達成しないままケイト・ブランシェットととの個人的な関係を築いてしまったから、主人公の存在意義がずいぶんと薄れてしまったようだ。

 『フォレスト・ガンプ』のようにもう少し歴史に積極的に絡ませていくべきだったのかも知れない。

 ブルーレイの画質はクールビューティ。黒の落ち込みが若干早いのと輪郭強調が目立つ部分があるという欠点があるものの美麗と言ってもいい高画質。サラウンドはトゥルーHD5.1チャンネル。ダイアローグの存在感がさすがにロスレスである。

 シャワーを浴びて午後11時過ぎから輸入DVDで『太陽の爪あと』(『The Shuttered Room』 1967)の続き。えー、掃除を終えたスーザン、綺麗になっていないというか、前とあんまり変わっていないというか、ちゃんと掃除しろと思いますけれども(笑)着替えを始めました。ブラウス脱いで「おおブラジャーだ」(私の心の声)、スカート脱いで「おおパンツだ」(私の心の声) こういうのをサービスシーンと言っちゃうあなた、もう立派なオヤヂですぞ。

 この着替えを壁の穴から覗いているやつがいると。おまけにスーザン、この穴のすぐそばに座っちゃう。そしてデバガメに気がついて「ひーっ」なんてことにはなりませんで場面はぱっと戻ってきたマイクに切り替わっちゃう。マイクは「ただいま」と声を掛けるのですが返事はなし。部屋を見て回るのですがスーザンの姿はなし。おまけに階段の手すりに血がついているのを発見してしまいます。二階できっと何か悪いことが!と直感したマイクは階段を駆け上がるのですが、唐突に何者かが彼に体当たり。2人はごろごろと階段を転げ落ちます。

 うわあ、なんだ、ラブクラフト・ダーレスの原作だけにクトゥルーの眷族か、トウチョトウチョ人かと驚いたのですが、これがなんと単なる酔っ払いだったという。さっきの壁の穴の覗き魔もこいつだったのかしら。マイクは酒臭い息を吐くそいつを容赦なくけり出してしまいましたとさ。

 さて、肝心のスーザンはどこにいるのかというと、これが海岸っぺりを散歩していたという。悪いことにイーサンをはじめとするあの愚連隊どももやっぱり海岸にいまして、にやにやしながらスーザンを追いかけ始めたのです。イーサンなんか今の今まで胸をまさぐっていた彼女を放り出してスーザンを追いかけたという・・・。これでむっとした彼女、マイクに「奥さんが大変なことになってるわよ」と知らせたのでした。

 スーザンは愚連隊に桟橋に追い詰められてしまいます。イーサンは彼女を強引に抱きすくめるとキスをしようとしたのですが、寸前で顔を背けられたので首筋にぶちゅーっ。これだけでも相当キモチ悪いですな(笑)。大ピンチのスーザンですが、この時マイクが車で駆けつけた。彼は得意の空手でイーサンをたたき伏せあまつさえ海に投げ落としてしまいます。面目丸つぶれのイーサン、暗い顔で「コノウラミハラサデオクベキカ」と呟くのでした。

 マイクはスーザンを連れ帰ります。その夜あの子供の時の恐ろしい夜、冒頭のあの場面ですな、の記憶が蘇ってきたスーザン。階段の上に母親の幻影を見たりしております。ただ、それが伏線になったり話しが進んだりする訳でもなく、ただ見ただけに終わってしまうのが残念ですが(笑)。

 さて、その夜半過ぎ、イーサンの彼女がマイクの車にいたずら。前々から都会に憧れていた彼女は車からスーザンのストッキングを盗み出します。と、その時何かスイッチを押してしまったらしくクラクションが鳴り響き止らなくなってしまったのです。慌てて車から逃げたイーサンの彼女、納屋に逃げ込みます。そして島じゃ100年たっても手に入らないようなオッシャレーなストッキングを履いてみてうっとり。「イオナ、私は美しい」ってなもんですよ(笑)。ところがこの彼女を何者かが襲った!んがー、ぎゃー、ヒー、悲鳴と叫び声が響きます。あっという間に顔面を朱に染めて倒れる彼女。当然死んでますよ。

 マイク、クラクションの音で起きたのですが、この彼女の悲鳴はクラクションにかき消されて彼の耳に届かなかったのであります。クラクションをとめたマイク、また眠りにつくという・・・。この後第二の訪問者、アガサです。彼女は納屋で女の死体を発見。その傍らにいた何者かに「よーし、よし、落ち着いて」と猛獣に対するムツゴロウ先生のような優しさで声をかけ、そいつを2階に導いたのです。そこには粗末なベッドと鎖で繋がれた手錠があるではありませんか。アガサはそいつに手錠をかけ拘束したのです。「やれやれ」とため息をつくアガサ。一体、この人間は何者なのでしょうか。

 その後、アガサは母屋へ。どうやらマイクとスーザンの安否を確かめたもよう。しかし、この時アガサはうかつにも手袋を片方落としてしまったのです。

 翌日、マイクは手袋を発見。アガサの家に出向いて「人の家で何やってるんスか」と詰問です。するとアガサはこんなことを言い出したのです。「ホィットリーの呪いなどと言い出したのはこの私、村のものをあの屋敷に近づけないようにするためさ、なぜなら・・・・」これ以降の謎解きはラストまでお待ちください(笑)。

 この間、イーサンが屋敷へ潜入。スーザンは納屋の死体を見つけて「ひーっ!」その直後、イーサンに襲われてまたまた「ひーっ!」逃げ回るスーザンであります。一方アガサから秘密を聞き出したマイクは車を猛スピードで飛ばして屋敷へ戻ろうとするのですが、途中で愚連隊に襲われます。道を塞いだトラックを見つけて車を止めた直後、投網を被せられて縛り上げられてしまったのです。愚連隊は動けなくなったマイクをぼこぼこにします。この間、イーサンはスーザンを強姦すべく屋敷の中を追い回しているという・・・、いや、これは犯罪だから、ホィットリーの呪いなんぞよりお前らの方がよっぽど怖いよ。

 愚連隊はマイクの車を猛スピードで走らせ、マイクの前で急停車といういやがらせを何度となく繰り返します。しかしいつまでもやられっぱなしのマイクではありません。彼は縄を解いて立ち上がるとシャッと飛び上がって運転席の愚連隊に激しい空手チョップを見舞うのです。「いつまでもお前たちの好き勝手にはさせん、正義は必ず勝つ」マイクは愚連隊連中を足腰立たぬほどぼこぼこにして車を奪い返します。そして屋敷へ急行したのです。

 屋敷ではスーザンが例の2階の部屋へ逃げ込んで隠れています。追ってきたイーサン、明かりにするつもりなのか転がっていたくまのぬいぐるみにマッチで火をつけました。いや、こんな藁が一杯あるようなところでそんなもんに火をつけたら危ないだろ、これだから○○○の○○○○者は困る。

 その時鎖の音がじゃらじゃら。はっとして振り返ったイーサンに例の何者かが襲い掛かります。それは髪を振り乱した女でした。ぎゃー、ぎゃー、女の爪で顔面をがりがりえぐられるイーサン。彼は後ずさって爪から逃れようとしたのですが、その先にはあいにく昔の荷物搬入用の穴が開いていたのです。イーサン、ここから落ちてはい、死んでしまいました。

 スーザンはなおも荒れ狂う女を見つめています。その女とスーザンの目の色は同じブルー。スーザン、はっと気がついて「あなたは私の妹なのね!」ちょうど、マイクが到着。彼女を抱きしめて「そうなんだ、アガサが全てを話してくれた。早くここから逃げるのだ」私の予想したとおりぬいぐるみの火があちこちに燃えうつっているのです。スーザン、マイクは無常にも女を残して逃げちゃった(大笑い)。

 外で彼らを迎えたのはアガサ。彼女はマイクに懇願します。「あれはスーザンの母親と約束したことなのよ、だから助けて頂戴」アガサはマイクと二階に上がり女の手錠の鍵を開けるのですが、なんとアガサ、そのまま部屋に残ってマイクを締め出しちゃった。「こうなるのが一番いいのよ、さあ、もう行って頂戴、スーザンと幸せになって」だったら最初っから一人で行けばいいのにと、公開当時劇場の観客の実に99パーセントがこう叫んだそうであります(ウソ)。
 
 呆然と見守るスーザンとマイクの目の前で燃え落ちる屋敷。エンドマーク。

 こういっちゃなんですが詰まらん映画でしたなー(笑)。とにかく演出が間延びしていて、ちゃっちゃと話進めんかいと言いたくなってしまいます。特にラスト近くのマイクと愚連隊の戦い、スーザンとイーサンのおっかけっこは無駄に長くっていやになってしまいましたよ。

 カラー、スクイーズワイド。モノラル音声。画質は明るい場面で薄い縦じまが入ることがあります。発色等は非常にいいのでなおさら気になってしまいます(笑)。音声は問題なし。英語字幕つき。

 その後録画しておいた「黄金伝説」を見ながらだらだら。就寝午前2時半。

|

« 『ドラキュラ復活・血のエクソシズム』 (『SCARS OF DRACULA』 1970年) | トップページ | 7月24日(金) 「ロンメルとジュリエット」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 7月23日(木) 『時給が静止する日』:

« 『ドラキュラ復活・血のエクソシズム』 (『SCARS OF DRACULA』 1970年) | トップページ | 7月24日(金) 「ロンメルとジュリエット」 »