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2009年7月 7日 (火)

7月6日(月) 椎名赤壁る

 ファンの掛け声はもちろん、「赤壁ー」「赤壁ー」 下らない駄洒落でどーもすいません。現在の体重67.6キロ。BMI指数24で標準の枠内。3月時の71キロから凡そ3.5キロ落としたことになる。概ね一ヶ月に一キロのペースで早すぎもせず、遅すぎもせず、まずまずのダイエット結果ではないか。このままダイエットを続ければ8月には65キロ台、10月には64キロ台となるはずでここまで落とせば名実共にデブの汚名を返上することとなる。

 もっとも、毎日の過酷なウォーキング、かなり徹底した食事制限からすればもうちょっと早いペースで減ってもいいような気がするけれども(笑)。やっぱり夕食をちょっと食いすぎているのですかねえ。

 3日に注文していたアメリカ盤ブルーレイ、DVD 『ノウイング』、『S・ダーコ』、『ピンクパンサー2』、旧作は待望の『アナコンダ』(笑)。そしてDVDの「ワーナー・ホラーダブルフィーチャー」の『太陽の爪あと』(『The Shuttered Room』 1967)、『魔像ゴーレム 呪いの影』(『It!』 1966)米国時間6月7日に発送された。到着は15日前後、前に書いていたように大阪でサイモン&ガーファンクルを聞いて戻ってきたらもう到着している、わーい、わーいとなる可能性が極めて高い。これで旅行の後にいつも強く感じられる寂寞感を慰めることができるであろう。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、昼にレトルトのクリームシチュー(170kcal)、二食目だがもう飽きてしまった(笑)。夕食は肉じゃが、ハマチとイカの刺身、スパゲッティサラダ。ビール一缶、ゴハン一膳。スパゲッティサラダがあんまり美味しかったので思わずお代わりしてしまって大後悔。これを食ったら食ったでゴハンを食べなきゃいいのだが。

 その後ぽすれんのブルーレイレンタルで『ハイスクール・ミュージカル2』を見る。さわやかな学園ミュージカルの筈なのにキャラクターが濃すぎて、見ていてイヤになっちゃった(笑)。特にシャーペイのキャラクターはまさにやりすぎで、あんなことやっておきながらラストでみんなお和解し、一緒に歌い踊るなんてちょっと無理があるでしょう。

 ハイビジョン画質は発色が鮮烈であるが、あまり好みの画調ではない。もうちょっと落ち着いたコントラストや暗部諧調が見たいのである。5.1チャンネルサラウンドはリニアPCM。オーディオ的に物足りない品位。ミュージカル映画なのだからここは頑張って欲しかったですね。

 シャワーを浴びて午後11時過ぎからぽすれんのレンタルDVDで『残酷の沼』(『Torture Garden』 1967)を見る。夜の遊園地、その片隅で客を呼び込んでいるのが「ドクター・ディアブロの拷問の庭園」というアトラクションであります。呼び込みの「さあさあ、為になる見世物だ、たっぷり怖がって頂きますよ、これで2シリング6ペンスは安いのひとこと、さあ、寄ってらっしゃい、見てらっしゃい」という口上に誘われて中に入ってみますと、これがもうしょぼいのなんの(笑)。ドクター・ディアボロその人が登場して蝋人形の首をちょん切ったり電気椅子にかけてばちばち火花を散らしたりするのですが、はっきり言ってちーっとも面白くない。

 しかし、こんなことでめげるディアブロではありません。「実はもう一つ出し物があります。これがもう掛け値なしの本物の恐怖が味わえるという物凄い奴です。お値段は5ポンドと張りますが、絶対に損はさせません」私ならこんないかがわしい誘いに乗りませんよ、お金ももったいないですからね、ぷいと出たきりはい、それまでよ、ですよ。だけどやっぱり世の中には物好きがいまして、観客のうち5人、若い男2人、若い女2人、パイプを持った紳士の合計5人が参加することになるのです。

 しかし、ディアブロに案内されて入った奥の部屋、なーんにもございません。ぞんざいな作りのはさみを持った女性の蝋人形がぽつりと置かれているばかり。「やられたァ!」と呆然としている5人ですが、ディアブロはそんな彼らにこう語りかけたのです。「これは運命の女神 アトロポスであります。彼女にはみなさんの心の底に潜む恐怖を暴くことができます。その恐怖・邪悪をしっかりと見据えることができれば、災難から逃れることが出来るかもしれない」なんか、よく分からんことを言うじいさんですが(笑)何しろ5ポンド払っておりますからな、とりあえず一番前にいた若い男、コリン・ウィリアムズ(マイケル・ブライアント)が最初にその運命の女神とやらの審判を受けることになりました。

 ディアボロはささやきます。「女神が持っているはさみを見て、女神が心を通じてあなたに話しかける・・・」ここでぱっとイギリスの田舎町に場面が変わりましてオープンカーを駆って古いお屋敷にやってきたのは、おや、コリン自身ではないですか。呼び鈴を押した彼は中から出てきた女を見てのけぞります。その顔が先ほど見せ付けられたアトロポスそっくりだったからです。しかし、それは彼の錯覚でした。次の瞬間、女神の顔はちょっとお年をめした看護婦さんに戻ります。実は、このお屋敷、コリンの叔父のもの。叔父さんは重い心臓病を患っており明日をも知れない身の上。それで唯一の肉親であるコリンが呼ばれたのですな。

 もっともこのコリン、定職にもつかず金を借りちゃ遊び歩いているというしょうもない男。こんな男が死に瀕した叔父さんに期待するものと言ったら決まってます。遺産です、金です、マネーです。彼は死に掛かっている叔父さんの胸倉つかむと「金だ、俺には借金がある、それを返さなくちゃならないんだ」「もう、お金はないのだ」「嘘をつけ、あんたは古い時代の金貨をたくさん持っているそうじゃないか、それはあれだ、昔この屋敷に住んでいた魔女が溜め込んでいた金だともっぱらの噂だぞ、その金貨のあり場所を教えろ!」

 甥のあまりの言い草に発作を起こした叔父さん、「ひーひー、薬くれ、薬」しかしコリンは薬ビンを取り上げて「隠し場所を言わないとやらないもんね」叔父さん、死んでしまいましたとさ(笑)。コリン、何食わぬ顔で叔父さんを病死扱いにして一件落着。その夜屋敷中をひっくり返して金貨を探したのであります。

 これがなかなか見つからず諦めかけたところで彼はベッドの下に隠されていた扉に気がつくのでした。開けてみると地下室へ階段が続いています。降りてみると床は土。コリンは「うひひひ、金貨はこの土の中に埋めてあるのだな」上手い具合においてあったシャベルを使って土を掘り始めたのでした。

 まもなく彼は大きな木の箱を掘り出します。これは宝箱というより棺おけですな(笑)。よしときゃいいのに欲に目をくらんだコリン、シャベルでこじ開けたのですが、中に入っていたのは首のない骸骨となぜか猫。猫、にゃーっと鳴いて飛び出していってしまいます。毒気を抜かれたコリン、棺おけを埋め戻し寝ようとしたのですが、ここであの猫がにゃーっと現れた。コリンは猫の目に幻惑されます。「ああ、お前の声が心に入ってくる。お前の名前はバルタザール、お前は叔父に使えていたのだ。そして財宝をもたらしていたのだ。しかし叔父は裏切った、バルタザール、お前が要求する代償におびえて、お前を棺おけの中に閉じ込めたのだ。私はお前を解放した。私にも財宝を」

 ところがこの代償という奴がねえ、人間の血と肉だったんですねえ。猫に導かれて納屋へ向かうコリン。彼はそこで酔いつぶれてがーがー寝ている浮浪者を発見します。猫がにゃー、コリンは「うわー、やめて、そんなことさせないで」といいつつも猫に操られて干草用の熊手で浮浪者ぐさーっ。

 はっとベッド代わりのソファーの上で目覚めるコリン。「夢だったのか」と安堵するのですが、もちろんそんな訳がありません。再び猫が現れてにゃー。魅入られたコリン、地下室へ行って土を掘り出します。今度掘り当てたのは紛うことなき宝箱。開けてみたら「金銀パールプレゼント」だったので喜んだのですが、この後納屋で浮浪者の首なし死体を見つけてしまうのです。あれは夢ではなかったと愕然とするコリン。

 猫はまた彼を操って獲物を要求します。次の獲物はあの看護婦さん、何も知らずに出勤してきた彼女をコリンは「うわー、うわー、そんなことさせないでくれ」と言いつつシャベルで殴り殺してしまいます。

 この後パトロール中のおまわりさんに血痕を見つけられて逮捕されてしまうコリン。留置場で「頭の中に魔女の化身、バルタザールがいるんだ、そいつがあんなに残酷なことをさせたのだ」みんなはもちろん、あの「○○○イめ」と思っております。その夜監獄の中でわめき散らすコリン、「わー、また奴がきた、たすけて、奴は腹をすかしている」なるほど窓から猫がにゃー!

 その後看守が牢獄へ発見したのはコリンの首なし死体でした。そしてその看守も猫に操られて・・・。

 ぱっと現実に戻ってきたコリン、呆けたように呟きます。「そうだ、おれは叔父を訪ねる予定だった、それがあんな」ディアブロはそんな彼に「不幸は避けられたのです。良かったですな」

 次はハリウッドから遊びに来ていたという女優のカーラ・ヘイズ(ヴィバリー・アダムス)の番。コリンと同じように鋏を見つめます・・・。ここは彼女がルームメイトのミリー(二コール・シェルビィ)と一緒に住んでいるアパートメント。ミリーはプロデューサーのマイクに食事に誘われたというので大変張り切っております。「シャワーも浴びなくちゃ、ドレスにもアイロン掛けなくちゃ、ああ間に合わない」ここでカーラ、にっこりと彼女のドレスを手にとって「あたしがアイロン掛けてあげるから、あなたはシャワーを浴びなさい。」

 親切な女かと思いきやカーラ、アイロンの温度調整つまみを一気上げして(大笑い)ドレスに押し付けたのです。はい、あっという間に黒こげ。「ごめーん、失敗しちゃった、てへ」ミリーは「なんてことすんのよ、他にドレスないのよ、もう出かけられない、せっかくのチャンスなのにい!」

 カーラ、さらに酷いことにやってきたマイクに「ミリーは風邪を引いて出かけられません」といってちゃっかり自分が出かけることになったのですああ、嫌な女だなあ。

 さて、カーラとマイク、レストランでさらに大物プロデューサーのエディとベテラン俳優のブルース・ベントン(ロバート・ハットン)と出くわします。彼の姿を見るなり「あっ、マイクだ、やなやつが来たなあ」と首をすくめるエディ。マイクはずうずうしくもそのエディに仕事の話を持ちかけたのでした。一方カーラはベントンに紹介して貰い同じテーブルでお食事することになりました。

 これでベントンに気に入られたカーラ、ある映画で役を貰えることになったのです。

 ところがマイクの方はまったく駄目。彼はエディに仕事の仲間に入れてくれと頼んだのですが、はっきり断られてしまいました。彼は「チクショー、そっちがその気なら俺にも考えがあるぞ。俺はいろいろ知っているんだからな」と捨て台詞を残してレストランを出て行ってしまいます。彼はそのまま他のバーに行ってバーテンに愚痴をたれたのですが、なんとこのバーテンがエディの部下。バーテンはエディに「旦那、奴はあんなことやこんなことを言ってますぜ」と電話。対するエディの返事は「んじゃ、処理頼むわ」

 バーテンは酔いつぶれたマイクを彼の車に同乗して家まで送ります。そして目を覚ましたマイクの口にハンケチ押し付けて失神させたのです。彼はエンジンを掛けたまま車をガレージの中に放置。オープンカーだったのでたっぷり排気ガスを吸ったマイクは酸欠死。警察は彼がエンジンを掛けたまま酔いつぶれてしまった事故死と判断してしまいました。

 翌朝、マイクの死をミリーから告げられたカーラ。ちょっとびっくりしますが、何しろこんな女でございますから「でも、もういいわ、あたしはもう役を貰ったから」ですって。なんとも情のないことでございます。

 本日はここまで。

 その後ちびちび見ていたハイビジョン録画の『第三の死角』を見る。長門裕之の強烈な上昇志向が見もの。彼は出世の為に直属の上司をも袖にし、また会長の娘と結婚するために自分の子供を宿していた恋人をあっさり捨てる。このハードボイルドな人間像があるだけに終盤での挫折、そして投身自殺に続く流れに非常な説得力を持たせえているのである。これに対する旧友の葉山良二はちょっと人の良さが出すぎていたか(笑)。会長の娘との仲が進むにつれてとても復讐の為に企業乗っ取りを策謀する非情な男に見えなくなっていくのが残念だ。

 ハイビジョンのモノクロ画質は黒の沈みが今ひとつ。ただ、高い解像度を誇り画面が非常に立体的である。このためタンカー建設現場の情景に威容としかいえない迫力を与えているのだ。

 その後だらだらTVと読書。就寝午前2時半過ぎ。

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