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2009年9月13日 (日)

9月12日(土) 子供は仮性の子

 だからみんな包茎。本日の「フューチュラマ」は第4シーズン エピソード#62 「Crimes of the Hot」 炭酸ガスの地球温暖化がどんどん進み、年中真夏状態となってしまった地球。フライ、リーラ、ベンダーはファーンズワース教授にハリー彗星で巨大な氷を掘削し、それを地球の海に落とせと指示する。実は、地球は2063年以来毎年、毎年、これをやって温暖化を食い止めていたのだ。

 ハリー彗星で掘削作業に入るフライたち。この掘削マシーンが巨大なアイスディスペンサーなのに大笑い。しかし、何故か氷は出ない。なんと、地球人たちはついにハリー彗星の氷を掘りつくしてしまったのだ。直ちに地球の全科学者が京都の会議場に集められて温暖化対策会議が開かれる。その司会を務めるのはもちろん、ミスター温暖化、アル・ゴア(の首)!彼は温暖化を食い止める究極の対策を求めるのだった。

 彼の求めに応じてアイデアを提出したのがワ-ンストローム博士。彼は衛星軌道上に巨大な鏡を設置、40パーセントの太陽光線を反射させることで地球を冷やすことができるという。さっそく設置された(早!)巨大反射衛星、もくろみどおり太陽光線を反射して地球の温度は急降下。しかし、小さな隕石が鏡に激突、そのショックが鏡がずれてしまい逆に太陽光線を地表めがけて反射させてしまったのだ。丸く収束された太陽光線が会場を襲う。わあ、まるで『ザ・コア』みてえ!(註 『ザ・コア』の全米公開は2003年3月25日 このエピソードの放映は2002年11月10日。逆に『ザ・コア』の方が参考にした・・・手っ取り早く言えばパクったのかも知れぬ)

 この方法は大失敗。次に壇上に上がったのは我らがファーンズワース教授であった。彼は自分の頭に記憶蘇らせ銃を発射、現代の全てのロボットの始祖となるプロトタイプを作った時のことを思い出す。当時のボス(そして恋人)であったママにもっとスピーディに動くロボットを作れと言われたファーンズワース教授、アルコールを燃料に動くベンダー型ロボットを作り上げたのである。教授は「彼らの燃えるゲップこそが地球温暖化の原因だ!」

 えええ、そ、そうなんすか(大爆笑)。

 ニクソンは直ちに地球全てのロボットを破壊するよう命令を下すのであった。彼はロボットたちに「ガラパゴス島でパーティを開くから来てね」という招待状を送りつけたのである。ドクター・ゾイドバークは「うわああ、これは罠だ」と叫ぶのだが、他のみんなが冷静なのを見て「あれ、みんなどうして驚かないの、陰謀だよ、陰謀」リーラが冷たく「それぐらいのことみんな分かってんの!」

 しかしベンダーは罠だと分かっていながらガラパゴス島へ行くことを決意する。なぜなら彼は温暖化で元の居住場所からオランダまで移動せざるを得なかった地球の亀たちにいたく同情しており、彼らのために自分を犠牲にしようと思ったのである。どうして彼が亀に同情的なのかというと、硬い甲羅(ベンダーの場合は金属の体)で覆われていたり、ひっくり返ったら起き上がれないなど、共通点が多いからだそうな(笑)。フライが試しにベンダーを倒すと、なんと本当に起き上がれない。

 さて、いよいよロボット殲滅の日がやってきた。地球全土から何も知らずにぞろぞろ集まってくるロボットたち。ガラパゴス島で飲めや歌えの大騒ぎ!しかしベンダーがうっかり呟いたロボット全滅計画がマイクロボによって全ロボットに伝わってしまう。パニックを起こすロボットたち。ベンダーはこの騒ぎで亀と一緒にひっくり返されてしまう。

 衛星軌道上では例の巨大鏡反射衛星を改造した電磁砲がスタンバイ。ワーンストローム博士とニクソン(の首)が楽しげにその瞬間を待っている。

 このままロボットたちは最後を迎えるのか、否、我らがファーンズワース教授がいる。彼はプラネットエクスプレスシップでガラパゴス島に飛来、そしてロボットたちに「諸君のエネルギーゲップを同時に同じ方向に放射するのだ、そうすれば地球が動いて太陽から遠ざかり地球温暖化は解決する!」

 ロボットたち、いっせいに噴射口を上に向けてゲップを開始、地表から巨大な炎となって噴射される。しかし地球は動かない。ファーンズワース教授は「一人サボっているロボットがいるぞ!」それはベンダーであった。パニックの際にひっくり返ってしまったベンダーは未だに起き上がれないでいるのだった。絶望するベンダー、しかし彼は傍らで同じようにひっくり返っていた亀が体を左右にゆすることでなんとか起き上がったのを見る。「俺も同じことが出来るはずだ」彼は亀のように体をゆすりついに起き上がるのだった。

 ベンダーは逆立ちして尻の噴射口を全開、ほとばしるエネルギー、そしてついに地球が動いた、この時ワーンストローム博士は電磁砲を発射したのだが、移動した地球を外してしまう。ここに地球温暖化とロボットの危機が回避されたのである。

 地表の一点からエネルギーを噴射、移動する地球の場面はもう、もろに『妖星ゴラス』 知らなかったとは言わせませんぞ(笑)。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、昼飯はアンリミテッドランチだったので久しぶりに牧のうどんでたまごうどんを食う。しかし、このたまごうどん、生卵、あげ一枚、ワカメが入って葱入れ放題、スープ飲み放題(笑)で380円。讃岐うどんが安い、安いと言われるけれどもこのたまごうどんも決して負けちゃおらんぞ。むしろ、ヴォリュームを考えれば、讃岐うどんを凌駕するコストパフォーマンスを発揮すると言っても良い。いや、何しろこの牧のうどんの麺はスープ吸ってどんどん膨れまるからな、見た目以上に腹にたまるんすよ、大概の人間が腹一杯になりますよ。

 夕食は母親が買い物に行かなかったのでスーパー飯となる。マグロの刺身、イカの刺身、お惣菜で鳥唐揚げと海老餃子(餃子の皮で海老を包んだもの)、レタスキャベツの生野菜。缶ビール2缶、炊き込みゴハンを一膳。〆のコーヒーは如例。

 その後は日本映画専門チャンネルで録画しておいた『フリージア』 微妙な設定としょぼいアクションにちょっと呆れたがキャラクターの濃さで帳消し。その後あの女と主人公の逃避行がもろに『ブレードランナー』のデッカードとレイチェル、これはもっともっと面白くなるかも・・・と思ったのだけれども、その後は一向に盛り上がらず壮大な尻すぼみに終わってしまった。どうしてあそこから女を残してひとりで行くかねえ。

 ハイビジョン画質は意図的な絵づくりだと思うが全体にアンバーな色調で、グレインも大目。黒浮きが目立ったので黒補正を使ったら細かいディテールまで全部潰れてしまった(笑)。AAC音声はステレオ。ヘリの音など実に明快にサラウンドしてくれる。

 それから今までちびちび見ていたレンタルブルーレイの『西部開拓史』を見る。腕っ節と銃で勝負していた男たちが次第に脇役へ押しやられていくのが哀れ。ラストの列車強盗シーンで大活躍しても結局その存在は歴史に埋もれるだけなのだから。

 画質は素晴らしいの一言。シネラマを生かした画面設計を忠実に再現してみせる。サラウンドはトゥルーHD。『砲艦サンパブロ』と同じく鮮烈な音。サラウンドとしての妙味はないが、これは期待する方が悪い。

 シャワーを浴びて午後11時過ぎから輸入DVDで『キートンの鍛冶屋』 (『The Blacksmith』 1922)を見る。舞台は大きなチェリーナッツの木が印象的なスミシー村であります。その木の下に立っているのが鍛冶屋助手のバスター・キートン、その腕っ節はまさに鉄腕なり!キートン、腕をぐっと曲げて力瘤を作ります。でも腕をもとに戻しても瘤はそのまんま。キートン、慌ててネクタイピンを突き刺して潰すのでありました。

 鍛冶屋の主人(ジョー・ロバーツ)は乱暴な大男。彼はキートンに「おい、キートン、ハンマーを持って来い!」いそいそと持っていくキートンですが、なぜか入り口の上に巨大なU字型の磁石が飾ってありましてハンマー吸い上げちゃった。「おい、何やってんだ、キートン、早く持って来い!」でも今度持って行ったハンマーも吸い上げられちゃった。怒った主人、キートンを突き飛ばします。

 この様子を見ていた保安官、「こらこら喧嘩はやめなさい」と止めに掛かるのですが、磁石に保安官バッジとピストルを吸い上げられちゃった。「何をする、このうろんな鍛冶屋め」ということで部下を呼んで逮捕しようと大立ち回り。この時キートン、やっと上の磁石に気がつきます。「なんだ、みんなあの磁石の仕業だったのか」梯子を持ってきたキートン、磁石を外そうとしますと、あ、落ちて主人の頭を直撃。保安官と部下の皆さんは失神した大男を抱えて意気揚々と引き上げるのでした。

 さて、鍛冶屋のお客さんがやってきました。美しい白い馬に乗った女性(ヴァージニア・フォックス)であります。彼女は「蹄鉄お願いね」と注文をしてどこかに用足しに行ってしまいました。この馬、上品な馬主に飼われているだけあって、蹄鉄の好みもうるさい。キートンがフツーの蹄鉄を持ってくるとちゃんと首を振るという・・・。そこでキートン、ガラスケースにしまわれた高級装飾蹄鉄を持ってきます。馬に見せると、今度はうんうんと頷くのがおかしい。キートン、蹄鉄をはめてさらに毛並みも整えます。キートン、「まー、お客様、まるで10若返ったようです」と馬にお世辞を言っております。

 しかし、その後に馬のすぐそばで自動車の修理を始めたのが不味かった。キートン、知らぬうちに手が油でべたべた。これを気づかぬうちに馬の体でぬぐってしまいます(笑)。しかも誤って油そのものも馬に掛けちゃったのでもう、馬の片側はどろどろに汚れてしまいました。そうこうするうちに馬の飼い主が戻ってきた。キートン、大ピンチかと思いきや女性には馬の綺麗な側しか見えなかったのであります。「ンマー、綺麗になったわねえ、ありがとう」馬を歩かせる女性。キートン、ここで始めて馬の反対側が汚れているのを見てびっくり。いや、もっと早く気づけよ(笑)。

 さて、次のお客さんも馬に乗った女性。どうやら鞍の具合が悪いらしく、腰が辛くないものを御所望の様子です。キートン、ぽんと手を打って出してきたのがジャッキみたいな形の鞍。梯子を使って女性を乗せますとびよよよーんとジャッキが上下します。「こりゃいいわ」とほくほくしながら帰る女性。

 次のお客様はカッコいい自動車に乗った紳士。「バンパーを修理しておいてくれ」と車を残して用足しに出かけます。その間、キートンはぴかぴかの車の横で古自動車の修理。ああ、また油でべたべたになった手でぴかぴかのに手形つけちゃったよ、ああ、ボンネットの上で歪んだ部品をハンマーで叩いてなおしているよ。あ、携帯バーナーの火を点火したままぴかぴか自動車のフットステップに置いちゃったよ、車体がこげているよ、あ、ハンマーを振り上げたらよろけてぴかぴか自動車の窓割っちゃったよ。

 さらに古い自動車のエンジンを吊り上げてよそへ動かそうとエイと押したら、振り子になってぴかぴか自動車の屋根を破壊しちゃったという・・・。

 ここで主人が戻ってきます。彼は逃げるキートンを捕まえようとしてハンマーを投げるとこれがぴかぴか自動車のドアにめり込んじゃった。キートン、一計を案じて主人をクレーンで吊り上げた。これがぼとりと自動車の上に落ちてもう屋根が完全にばらばら。

 キートン、してやったりと喜ぶのですが、今度はあのジャッキ鞍を売りつけた女がかんかんになって戻ってきた。どうやら途中で馬に振り落とされてしまったらしい。慌てたキートン、馬車で逃げようとしたのですが、自分だけ馬に引きずられていっちゃった。ようやく止まったのは線路の上。「いててて、えらい目にあった」とボヤくキートンの背後から列車が迫る。キートン、危うしかと思いきやこれがぎりぎりで止まるんですよ(笑)。

 そして、今度はあの白い馬の女がかんかんになって戻ってきた。ようやく馬の汚れに気がついたのですな。しかし、余りにも早く馬を走らせた女はぽーんと跳ね飛ばされてしまいます。これを偶然受け止めたのがキートン。女は怒りをすっかり忘れて「あら、あなた、私の命の恩人ね」とかなんとか言ってやがります。そこへ迫ってきたのが鍛冶屋の主人、ジャッキ鞍の女、ぴかぴか車の紳士。キートンと白い馬の女は慌てて逃げて列車に乗り込みます。そのまま列車が走り出しまして、めでたくキートン、女と結婚。赤ん坊も生まれて瀟洒なアパートに暮らすという一幕でございました。

 その後ヒストリーチャンネルで録画しておいた「9.11特集 世界貿易センタービルの栄光と崩壊」を見る。あまりの内容の濃さに半分でダウン(笑)。あとはテキトーにテレビや読書。就寝午前2時半。

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