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2009年9月 6日 (日)

9月5日(土) 「天王洲の王子様」 

 天王洲が「てんのうず」ではなくて「てんのうす」だったらもっと良い駄洒落になったのですが。週刊モーニング掲載の「エンゼルバンク三田紀房ドラゴン桜」に農業・農薬関係について非常に愉快なことが書かれており、各方面で話題になっているようである。

 「エンゼルバンク」の主張はこんなもの。

 近年、凶悪犯罪は増えていない。むしろ減っている。     はい、これは正しい。
 外国産野菜は検疫がきちんと行われているので安全。   はい、これも正しい。 外国産野菜が危険だという人は輸入された野菜が何の検査も受けずそのままスーパーや八百屋に並んでいると思っているのだろうか。
 
 しかし、世の中の常識と反して国産野菜は安全とはいえない。なぜなら検査が緩いから。  はい、ここは大間違い(笑)

 基本的にポジティブリストは国産輸入双方に適用され、どちらも厳密な検査を受けたうえで流通されるので、「エンゼルバンク」の言う差など存在しないのである。(参考 http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/zanryu2/081224-1.html)

 この漫画では日本の農業がこうした間違った常識に縛られていると嘆くが、自分から「国産野菜の検査は緩い」などという誤った情報を発信しているのはどういうことなのか(笑)。

 本日の「フューチュラマ」は第4シーズン エピソード#57 「Love and Rocket」である。もうすぐバレンタインデー。プラネットエクスプレス社は地球一ロマンチックな会社、ロマンチックコープ(笑)と運輸契約を締結することに成功する。ロマンチックコープとは何だかよく分からないけれどもとにかくロマンチックなものを製造・販売する会社。プラネットエクスプレス社はロマンチックコープの主力製品、ハート・キャンディをあちこちに配達する。このハート・キャンディ、味はひどいのだが、そのひとつひとつにロマンチックな言葉が刻まれているという、ロマンチックの国からロマンチックを広めにきたような商品。まあ、「愛している」とか「君の瞳に乾杯」とか「三千世界でからすを殺しぬしと朝寝がしてみたい」とか、そういうのですな。

 この契約で金回りが良くなったファンズワース教授、いい加減ぼろっちくなっていたプラネットエクスプレスシップを大改修。船のセントラルコンピューターもアップグレード。するとコンピューターは今までのベンダーと仲の悪い男性人格から女性の人格へ変わったのである。そしてこのコンピューターとベンダーが恋仲になっちまったのだ(大笑い)。ベンダーとプラネットエクスプレスシップが動物園でデートしたりするのである。

 しかし移り気なベンダー、たちまちシップに飽きて他の女性ロボットと浮気。そして彼はついに「君と僕は良い友達でいよう」とシップに告げるのである。これでおかしくなったシップ、リーラの慰めも受け付けずなんと、みんなを道連れにクェーサーに飛び込んで無理心中しようとするのだ。クェーサーのブラックホールの力で量子レベルでベンダーと一緒になれる!とわめくシップにリーラとフライは戦慄し、止めようとするが、シップは人工重力をオフ、酸素の供給もストップさせてしまう。

 なんとか酸素マスクをつけたフライとリーラ、そもそも酸素がいらないベンダー(笑)はシップのカメラから逃れるためシャワールームにこもって密談。ベンダーをおとりにしてコンピューターを停止させようと計画する。この会話をじっと見つめるコンピューターの赤いカメラ、唇を読んで彼らの計画を阻止するのかと思ったら、「あら、あたし読唇術できなかったわ」という見事なオチに大笑い。HALもびっくりですよ、これは。

 ベンダーはコンピューターとリンク、電脳世界で妙に色っぽいプラネットエクスプレスシップに会い、プログラミングを融合しようと誘いかける。この隙にリーラとフライはコンピューターの論理回路を遮断しようと試みるのだ。この論理回路、何故か炭酸飲料の缶がついていて、そのプルトップを開けていくことで停止できるのであるってどんな発想か。黙々と作業を続けるリーラ。しかしその時フライは彼女の酸素タンクが空になりかかっていることに気がつくのだった。フライはとっさに自分のチューブをリーラのそれに接続、自分の酸素を彼女に送り始めたのである。

 フライは悶絶するが、彼の犠牲でリーラはようやくコンピューターを停止することに成功する。リーラはフライが自分の命を救ってくれたことを知り、意識のないフライに懸命の人工呼吸を施すのだった。まもなく意識を取り戻すフライ。めでたし、めでたし。

 リーラは残りのハート・キャンディを片付けるのが面倒くさいからという理由で投棄。キャンディはクェーサーに吸い込まれ蒸発して、強力なロマンチックウェーブを放射。いくつもの星係が破壊される。ヒデー!しかし、地球は丁度良い距離にあったので、ロマンチックウェーブは地球の恋人たち(リーラ・フライを含む)をしごくロマンチックな気分にさせたのだった。

 なお、プラネットエクスプレスシップのコンピューターの声を演じたのはシガニー・ウィーバー。このさりげなく豪華な配役にもびっくりですよ。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでおしまい(笑)。食ったもの、今日はアンリミテッドランチの日であるが財布が心もとないので、インスタントの函館塩ラーメン、冷凍食品の餃子5個で我慢する。夕食はすき焼き、お徳用刺身盛り合わせパック。ビール2缶、ゴハンを一膳。〆のコーヒーは如例。

 それからブルーレイ 『ガメラ3』を最後まで。やっぱりグレインがちょっとわずらわしいですな(笑)。その後今までちびちび見ていたぽすれんレンタルのブルーレイ『砲艦サンパブロ』を最後まで。当時激しさを増していたベトナム戦争をメタファーとして海外派兵の愚かしさを批判した傑作という評価が定着している本作だが、本当にそうなのか。この映画では中国人たちは完全な野蛮人として描かれており、好意的なのは娼婦にされかかっている美しい女とか、マックイーンの指導に目を輝かせる若者とか、アメリカ人にとって非常に都合の良いキャラクターだけ。どっちかというと、これは昔なつかしの南洋映画のフォーマットに近いものがあるのではないかと思われるのである。

 異様なまでに使命感に燃える艦長、周囲で反米気運が燃え上がっているのに、我々は国籍放棄をしたから大丈夫だと彼の救助を拒んで結局中国人兵士に射殺される、どっかで見たような宣教師(笑)というキャラクターを配置することで物語りに深みを与えたロバート・ワイズの手腕を評価するのにやぶさかではないが、私などはどうしてもこの点に引っかかってしまうのである。

 ハイビジョン画質は解像度の高さとコントラストの抜けの良さに驚愕。製作年代の古さをものともしない完璧なレストアである。音声はDTS-HDマスターオーディオ。こちらも透明感のあるBGMに驚かされた。

 シャワーを浴びて午後11時過ぎより輸入DVDで『Clancy Street Boys』(1943)を見る。お馴染みイーストサイドキッズものですが、この作品にはブッチ(ウィリアム・“ビリー”・ベネデクト)をリーダーとするもう一つの不良少年グループ、チェリーストリート・ギャングというのが出て参りまして、イーストサイドキッズに何かとちょっかいを出してくるという設定になっております。二つのグループにはさまれ何かと苦労するのが善良なおまわりさんのフラナガン巡査(J・ファレル・マクドナルド)。

 さて、マグス(レオ・ゴーセィ)のお母さん、モリー(マーサ・ウェントワース)は弱っています。テキサスから大金持ちのピートおじさん(ノア・ビーリィ)がやってくることになったからです。「それで何が困るのさ」といぶかしむマグスにモリーは「実はね、ピートおじさんは本当のおじさんじゃないんだよ。お父さんの親友だったのさ」すでになくなっているお父さんの写真を見るマグス。モリーは続けます。「25年前からお父さん、ピートおじさんに見栄をはっちゃってね、毎年、毎年子供が生まれたって手紙を出したんだ。それで、いつの間にかうちには子供が7人いることになっちゃったのさ」

 マグス、がっかりして「じゃ、今度のことを良い機会におじさんに本当のことを話すがいいじゃないか」「それがねえ、15年間、誕生日の祝いにって7人分の小切手を貰っていてねえ、今更いいだせないのよ。さあ、どうしようかねえ」私、思わず噴出してしまいました。

 さて、いよいよピートおじさんがやってきた。娘のジュディ(アメリタ・ワード)も一緒です。いかにもテキサスの大金持ちらしく馬に乗ってやってきます。2人を大喜び?で迎えるモリー。マグスを「これが息子のエセルバートよ」「おうおう、立派な青年じゃて」相好を崩して喜ぶおじさん。しかし、彼は部屋の中を見回して「他の子供たちはどこじゃね」モリー、マグス、ぎくぎくぎくっ!「うちのジュディは末っ子のアナベルと会うのを楽しみにしていたのじゃが」思わず心の中で「そんな妹知らねえよ!」と叫ぶマグスであります(笑)。

 マグス、とっさに「あー、みんな今日は仕事なんすよ、はははは」いかにも苦しい言い訳でしたが、ピートおじさんの方はまさか、子供がこのマグスたった一人なんて思ってもいないので、ちゃんと信じちゃう。「そうか、残念じゃな、まあ、一週間は滞在するつもりだからその間に会えるだろうさ」

 ピートおじさんとジュディはホテルへ帰ることになります。しかし外へ出た二人はびっくり。馬から鞍一式が盗まれていたからです。ピートおじさんは「ぬぬう、盗人はわしが成敗してくれん」とピストルを抜いて今にも駆け出さんばかり。マグスは慌てて「おじさん、おじさん、僕がきっと見つけるからここはこらえてください」ピートおじさん、一応納得して馬を引いてホテルへ向かったのでした。

 本日はここまで。

 その後は録画しておいたテレビをだらだら。「探偵ナイトスクープ」の「1965年、アメリカで製作されそのあまりの恐ろしさにオクラ入りとなったという幻のホラー映画『シェラデコブレの幽霊』」ネタが秀逸。日本ではテレビでたった一回放映されたきりでその全貌を知る人間はほとんどいない。この映画をなんとか探し出してみて見たいという内容。

 結局、添野知生氏がフィルムを所持していることが判明。関係者のみの上映会が開かれることになった。

 まあ、版権の関係で映像が放映されることはなかったのだが、それでも芦屋小雁師匠や前述の添野知生氏など濃い面々を見られて私は幸せ。でも、田村探偵、「血がぶちゅーっとか、そんな感じやなくて、日本的な幽霊がでてくるんですわ、そんな文化がないアメリカだから余計怖がられたんと違いますか」 こういう出鱈目をテレビで堂々と喋られては困りますなあ。

 アメリカにだって幽霊話、ゴーストストーリーの伝統はちゃんとありまっせ!

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