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2009年10月16日 (金)

10月15日(木) 『フューラーのソナタ』

 ヒー様! 輸入ブルーレイでがっかり3連発。まずはハードから。DVD-3800BDから『スタートレックⅡ カーンの逆襲』ブルーレイのトゥルーHD5.1チャンネルをアナログデコードしてVARIE Pre Processorに入力していたのだが、この音が出ない。げえ、こ、これはプレーヤーかVARIEの故障かと思って真っ青になる。「今、故障されたら直す金なんてないぞ」と貧乏くさい悲鳴を上げながら線の接続を確かめたりDVD-3800BDの設定を見直したりしたのだが、やっぱり出ない。泣きべそをかきつつ、最後の手段としてDVD-3800BDの電源ケーブルを引っこ抜きリセットしてみたら・・・ああ、やっと音が出るようになった。もう言葉に表せないくらいほっとしたぞ(笑)。
 
 がっかりその2。そのまま『スタートレックⅡ カーンの逆襲』を見始める。甘い絵だけれどもLDの時とは段違い。サラウンドの音質も、おお、こんな細かな音が入っていたのか、マッコイがカークに眼鏡を渡す場面では遠くからかすかに霧笛が聞こえてくる、むしししし、これはたまりませんよと大喜びしたのだが、はい、カーンに乗っ取られたリライアントがレギュラ1に向かったあたりで画面がストップ。静止してしまった。びっくりしてソフトを取り出してみるとその盤面に染みのようなものが。うわああ、これは不良品だ、アマゾンに交換品の発送を頼まなくちゃならない。私はせっかく『スタートレックⅡ』を良い絵、良い音で見ていたのに、このシウチはないだろうと泣き喚いたのだった。


 がっかりその3。仕方ないので再生を『ゴーストハンターズ』ブルーレイに切り替える。流麗なメニュー画面に期待させられたのだが、いざ本編が始まってみると音(DTS-HDマスターオーディオ)はともかく画質がぜんぜん駄目。抜けが悪くディテールも潰れてしまっている。これじゃわざわざブルーレイを買った意味がないではないかと私はまたも泣き喚いたのであった。

 禁酒中にこんなことやられると無性に酒が飲みたくなってしまいますなあ、飲まなかったけど。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ。昼飯はマルタイ棒ラーメン一食分。夕食はマグロの刺身10切れ(笑)。鶏肉とサトイモの煮物、キャベツの生野菜。ゴハンを2膳。もちろんビールは飲まず。

 その後自室で前述の騒ぎが起こったという訳。

 もうブルーレイソフトを見る気がしなくなったのでWOWOWハイビジョン録画の『我が教え子ヒトラー』に切り替える。滅亡寸前のナチスドイツ第三帝国。ナチスの幹部連はヒトラーに国民へ向けての大演説を行わせ、乾坤一擲の機会にしようと目論むのだが、肝心のヒトラーが暗殺未遂での負傷、薬物依存でまったく役に立ちそうもない。そこでやむを得ず収容所にぶち込んでいたユダヤ人俳優を呼んできてヒトラーの演技指導に当たらせることになったのだが・・・。この機会を千載一遇のものとして自分の家族を開放させたり、ヒトラーに意趣返しをしたりする俳優、彼の行為を苦々しく思いつつも演説の成功のためには仕方ないと割り切る幹部、いやいや、この演説と俳優を利用してヒトラーその人を暗殺しようと企む幹部、いろいろな思惑が複雑に絡ませることにより面白い映画に仕上がっているとは思うのだが・・・。

 ヒトラーの扱いに彼らのあまりにも巨大すぎる怨念が見え隠れしてしまい、私はどうもついていけなかった。俳優がヒトラーを演技指導のために四つんばいにさせ「ワン」と吼えさせる。さらにそのヒトラーに興奮した彼の飼い犬が乗っかってくるという場面などその典型で、ちょっとゾッとしてしまうのである。

 ハイビジョン画質は過剰なフィルムグレインのざらつきが気になった。黒の沈み込みや諧調はなかなかのものなのだが、そういう場面になるとグレインがさらに増えるという(笑)。音声はステレオ。台詞のカツゼッがくっきりしており、ドイツ語の発音をさらに大げさに聞かせてくれる。

 その後輸入DVDで『キートンの空中結婚』 (『The Balloonatic』 1923)を見る。ある夏の午後、遊園地にてという字幕が入りまして、変な部屋の中をうろうろしているキートン。一つ目のドアを開けると骸骨がどーん、二つ目のドアは煙でいっぱい、三つ目のドアの中には巨大なドラゴンの首が。そのたびにびっくりしてドアを閉めるキートンであります。ここは一体どこなのだと思った瞬間、床がぱかりと開きましてすとんと落ちてしまうキートン。彼はそのまま滑り台で外へ飛び出してしまいます。いててと立ち上がる彼の上には「トラブルの館」という看板が。そう、ここは遊園地のアトラクションだったのであります。

 さて、キートン、女性が切符を買って入場するのを見て、「いかん、あのお嬢さんも引っかかってしまうぞ」彼は先ほど自分が投げ出された地面を掃除したりします。そうこうするうちに全米126万の観客の期待に違わず、上からさっきの女性がどーん。押しつぶされてしまうキートンであります。

 キートン、その後も女性のナンパにせいを出すという・・・。水溜りで進めず困っているお嬢さんを見つけるやいなや、自分の上着を敷いて「さあ、お通りなさい」しかし、車がびゅーっと走ってきて上着を轢いてしまいます。おまけにお嬢さんはその車に乗って行っちゃった。びしょびしょの上着を拾ったキートン、「うー、こんちくしょー」

 彼の次の目標はボートアトラクション。一人でボートに乗っているお嬢さんを見つけてちゃっかり隣の席に。このボートがぐるっと一周してくるとキートンの顔がぼこぼこにされているという・・・。どうやらキートン、ボートの中で不埒な振る舞いに及ぼうとして逆襲された模様であります。

 ボートを降りたキートン、今にも飛び立とうとしている熱気球を見つけます。駆け寄って「うわー、すげー、ザモラ巡査が見たら空飛ぶ円盤だって思っちゃうよ」 その時スタッフの一人がキートンに「君、君、ちょっと上に上って旗をつけてくれたまえ」そして全米269万の観客の期待に違わず(さっきより増えていますがな)熱気球はキートンを乗せたまま飛び上がってしまうのです。しかも気球のゴンドラの床に穴が開いて操縦士がおっこっちゃった。

 キートン、いつの間にか気球が空を飛んでいることに仰天しますが、そこはさすがにキートン、ロープを伝ってゴンドラに上手く乗り移ります。こうなったらしめたもの、キートンはなぜかゴンドラにあった洗濯板と桶でぬれちゃった上着を洗濯するわ、ゴンドラから鴨のデコイをぶら下げて猟をしようとするわ、やりたい放題。ここでキートン、全米327万の観客の期待に違わず(また増えてますがな)、ライフルで気球本体を誤射。ゴンドラたちまち墜落します。

 もちろん、キートンは無事。翌日から落ちたところが自然でいっぱいの川の近くだったのをいいことにどこからか釣竿を持ち出してきて魚を釣り始めたのでした。またこの場所にはどこかのお嬢さん(フィリス・ハーバー)がキャンプに訪れておりまして、彼女も魚釣りをしております。

 しかし、キートン、釣りはからきし駄目。自分に針を引っ掛けて取り外そうとして川に落ちたりしています。魚がまったく釣れないので頭に来たキートン、川を石でせき止めて魚を捕らえようとしたのですが、このダムが突然崩れ流されてしまうキートン!さっきのお嬢さんは水着に着替えて川に飛び込みます。するとその下にいたのがキートンでした。頭をがちんとぶつけたお嬢さん、「もー、アンタ何よ、この変態!アッチへ行って頂戴」石で追い払われてしまいましたとさ。

 キートン、今度は三分割式のカヌー?を組み立てて川へ。ようやく魚を釣り上げたキートン、なんとカヌーの底に薪を積み上げて火をつけやがった。この焚き火に二枚のテニスラケットに挟んだ魚をかざして焼こうとしたのですが、あっという間にラケットごと燃えてしまいます。おまけにカヌーの底にも穴が開いちゃった。それでも何事もなくカヌーで川に乗り出すキートン、なかなか順調に進んでおります・・・と思ったらキートン、カヌーの底の穴から突き出した両足で歩いていたという(笑)。

 キートンのカヌーは急流に翻弄されて哀れ転覆。キートンの両足が水面から空に向かって突き出します。それをみたお嬢さんは「まあ、大変、スケキヨだわ」大慌てで岸に流れ着いたボートをひっくり返すのですが、肝心のキートンがいません。あわてて川の中を探しますと、お嬢さんの下からキートンがどーん。「あんた、なんてことするのよ」とまたぷんすかのお嬢さんであります。

 キートン、何とかお嬢さんの気を引かんとしてカヌーに天蓋を装着。ふふふ、これであの娘のハートもいちころさと古臭いことを考えておりますと、響き渡る女性の悲鳴!なんと暴れ牛に襲われているではありませんか。キートン、ライフルを持って川を渡り牛に狙いをつけてどかん、しかし、ライフルを濡らしてしまったので出るは花火のようなちゃちな炎だけ。これで呆れたお嬢さん、自力で牛の首を捻って倒してしまったという。

 キートン、これでふて腐れてお嬢さんと反対方向へ歩き出します。その後をつけていたのが熊(笑)。キートンはいっかな気づきません。と、さらに前方から別の熊が、キートン慌ててライフルで一撃。そのショックでライフルが暴発、後ろの熊も倒してしまいました。キートンはこの期に及んでも後ろの熊の存在に気づいていないのですが(笑)、もうお嬢さんは「凄いわア」と大感激。

 二人で例の天蓋付カヌーに乗り込みます。これで川を仲良く下る二人。キートンはウクレレなんて弾いちゃってます。しかし彼らの前に立ちはだかるのは大瀑布!落ちればもちろん、命はありません。危うし、キートンとお嬢さん!と思いきやカヌーは落っこちることなくふわふわ飛んでいったという・・・。キートン、こんなこともあろうかと天蓋に気球をつけておいたのでした。めでたし、めでたし。

 シャワーを浴びてから日本映画専門チャンネルHDで『育ちざかり』を見る。まだ確固とした恋愛観念というものが出来ていない高校生の内藤洋子、彼女は次女、十朱幸代のボーイフレンドである黒沢年男を憎からず思っているのだが、自分自身、それが恋愛感情なのであるか良くわからない。そんな彼女の心が長女とその夫の大人の関係、十朱幸代と黒沢年男のツンデレ的な関係をつぶさに見ることによりちょっぴり精神的な成長を遂げるという青春映画。青春とは揺れる心なり、という王道を内藤洋子の可愛らしいキャラクターで巧みにまとめた好編といえよう。

 ハイビジョン画質はなかなかのもの。発色が綺麗で年代を感じさせないクオリティを誇っている。

 その後テキトーにテレビを見たり本を読んだり。就寝午前2時過ぎ。

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