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2009年11月12日 (木)

11月11日(水) 「空の怪物大食い」

 銀行家は「息子の『D』(少しばかり有名で雑誌にも載ったことのある音楽家)に怪物が憑いていて仕事を投げ出して大飯を食らう」と語る。森繁久弥、死去。この人に対する評価はただ一言につきる。「天才」である。ありとあらゆる種類のキャラクターを演じ分け、その上で誰にも否定しようがない「森繁」というブランドを構築せしめたその才能は余人に真似のできない、まさにワン・アンド・オンリーのものであったと思う。その才能は多くの喜劇人に影響を与え小林信彦が揶揄した「森繁病」を生み出したほどであった。

 森繁は偉大であったゆえに、「喜劇」「お笑い」の世界を根本的に変えてしまったのである。


 現代のお笑い芸人(今やコメディアンでも喜劇人でもなくなった)にもこの森繁病が蔓延しており、少し人気が出てくると本を書き、情報番組のコメンテーターに転じてインテリを気取り、映画に出ては自分は演技派でございという顔をする。何を勘違いしたのかK岡T太郎みたいに芸術家になってしまったものさえいる。こうした現状を見るにつけ、森繁という存在がいかに大きかったかということを改めて感じずにはいられない。

 謹んでご冥福をお祈りするものである。

 本日は休み。午前6時に目を覚ましてしまいその後眠れなくなってしまった。ちくしょうと呟いて自室に移り日本映画専門チャンネルで録画しておいた『めぐりあい』を見る。いやあ、こういう映画を見てなおかつ、この頃の日本の方が良かったと思う人がどれくらいいるのか(笑)。相変わらず日本は貧しく大学まで行けるのはほんのわずかの層だけ。大卒の学歴がなければつける仕事も限られており、自動車工場の工員にありつければいいほうだ。主人公黒沢年男の粗野な振る舞いはそうした現状に対する無意識な苛立ちの表れなのである。

 私のような酒飲みの怠け者がこんな時代に生まれていたらと思うとぞっとしますな(笑)。

 ハイビジョン画質は発色が良好でまた解像度も高い。あのトラックから歩み去る場面で遠くでぴたりと立ち止まるのがはっきり分かったりする。この情報量の多さにはびっくりさせられた。

 午前7時半に映画が終了。しかし、それからまた眠ろうなんてことは無論できず、そのままシャワーを浴びる。午前8時には事務所へ行ってなんやかんややっていました。

 そして午前10時半に徒歩で某地区の漫画喫茶へ。昼飯はここのとんかつ定食。衣のはがれ方がやや不自然であるが(笑)それなりに美味しい。午後4時過ぎ漫画喫茶からまた徒歩で事務所へ戻る。ミクシィへの書き込みや亀の水換えなど。

 午後6時近くに帰宅。夕食は鯛の刺身、鯛の煮付け、生野菜。ビール2缶、ゴハンを一膳。〆のコーヒーは如例。

 その後日本映画専門チャンネルHDで録画しておいた『空へ-救いの翼 RESCUE WINGS-』を見る。ドラマとしてはメリハリに欠け平板な印象。ヒロインの同僚の婚約者であるF-15パイロットの墜落・捜索の件などもっとドラマティックに盛り上げて良かった筈だ。俳優陣も三浦友和などのベテラン勢をのぞいてヘタヘタ(笑)。せっかく航空自衛隊の全面協力で防波堤にぴたりと降りるヘリなどの凄い映像を使っているのに、この下手な演技のせいで映画全体が嘘っぽくなっているのは否めない。

 ただ、メカ映画としては出色の出来である。F-15の二機編隊を後方からバレルロールの視点で捉えたショット、谷上空を飛ぶUH-60J 救難ヘリコプターのショットなどカッコいい場面が目白押し。元イーグルドライバーであるカメラマン 赤塚聡氏の持ち味がいかんなく発揮されていると言っていいだろう。タッチアンドゴーの訓練をやっているF-15を背景にランニングをするヒロインの場面も非常に印象的であった。

 ハイビジョン画質にも文句なし。豪雨の場面をのぞいてほとんど破綻が見られないのは日本映画専門チャンネルのHD放送としては異例である(笑)。5.1チャンネルサラウンドも十分な迫力があってWOWOWで見るハリウッド映画のそれに劣らないもの。

 シャワーを浴びてお酒。お供は録画しておいた「ナイトシャッフル」 青田典子が出てくる内容なのでいつもどおりつまらなかったけどな。就寝午前0時過ぎ。

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