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2009年12月27日 (日)

12月26日(土) 「怒りの無道」

 なんで、オレが宗教法人の乗っ取りを図り虚偽の登記を行ったとして、公正証書原本不実記載・同行使の容疑で逮捕され、懲役2年6ヶ月・執行猶予4年の有罪判決を受けなきゃならないんだよ!ええ、さてと、というべきか、それともやっと、というべきか、はたまた、ついに、と言うべきか、DENON フラッグシップブルーレイプレーヤー DVD-A1UD(シルバー)が届いたぞ、うひひひひ。事前の連絡ではローン契約の手続きが済んでから25日くらいの発送になるということであったので、予想より1日早く到着することになったのである。

 だから下取り交換品となる前ブルーレイプレーヤー DVD-3800BDの梱包などやっておらず、配達時の交換、引き取りはできなかった。まあ、これは後から別口で佐川急便に集荷して貰ったから問題にならなかったけれども、やはり発送時の連絡が欲しかったところですな。

 このDVD-A1UDは現時点でのDENON ブルーレイプレーヤー艦隊の旗艦(フラッグシップ)である。。戦艦にたとえるなら日本海軍の大和級、英海軍のキング・ジョージ五世級、米海軍のアイオワ級、独海軍のビスマルク級、仏海軍のリシュリュー級、伊海軍のヴィットリオ・ヴェネト級・・・ってきりがないわ(笑)。希望小売価格336,000円でありながら中国生産であり、筐体の仕上げも今ひとつ安っぽかったDVD-3800BDとはさすがに大違い。高級オーディオ製品としての瀟洒な佇まいを見せてくれる。ディスクトレイも薄型でありながらそのすべらかで安定した動作にほれぼれ。プレーヤーとしては初体験のXRLバランス出力も実にセクシーだ。

 画質・音質も全ての面でDVD-3800BDを凌駕する。音質面ではAdvanced AL32 Processingの霊験アラタカ、ヴァリエのハイビット、ハイサンプリングのデジタル接続より、アナログ音声の方が明らかに好ましい。デジタル接続ではヴォーカルが痩せてしまうのだが、後者ではしっとりとした生物的な潤いを保持してくれるのである。ダイナミックレンジも伸びておりシンバルの音にぞくりとするようなリアリティがある(CD 飯島真理 palette)。ブルーレイのリニアPCM、ロスレス トゥルーHD、DTS-HDマスターオーディオのマルチアナログ出力ではさらにその効果は高まりまったく隙間のない密度の高いサラウンド音場を構成してくれるのだ(ブルーレイ 『炎のゴブレット』 『ベン10』)

 画質は一見柔らかな画調なのであるけれども、良く見ると解像度はきちんと保たれており、あろうことか微細なフィルムグレインまでしっかりと拾い上げている。この描写力はブルーレイソフトの再生において圧倒的な奥行き感をもたらしてくれる。また純度の高い色再現も素晴らしい。もちろん、ソースに左右される部分はあるけれども現時点で可能な限り濁りやノイズのない発色を見せる。

 もうこれから毎日(毎月1万2千円のローンだけど)、こんな映像と音でブルーレイソフトが楽しめるのだ。ああ、40も後半になったのにこんなに楽しくて(毎月1万2千円のローンだけど)いいのだろうか。

 仕事はまあ、いろいろあった。午前11時過ぎにDVD-A1UDが到着。昼飯の時間を待って自宅にどっせいと運び込む。さすがに18.9キロの大物なので自室に運び込んだ時はもう息絶え絶え。何度も言うようだけど、こんな苦行は趣味のAVだからこそできることであって、仕事だったら絶対嫌である(笑)。急いで下取りのDVD-3800BDをシステムから外し梱包。これを担いでまた事務所へ逆戻り。こちらの重量は
A1UDの約半分なのでそんなに苦労はしなかったけれども。すぐに佐川急便へ連絡し集荷に来てもらった。

 昼飯にインスタントラーメンと昨日の残りの刺身をソテーしたもの。夕食はブリの刺身、すき焼き。ビール一缶飲んでゴハンはなし。〆のコーヒーは如例。

 そしてその後いよいよDVD-A1UDとのデート開始。まずはCD 真理師匠の「palette(パレット)」をかけてみる。出力はアナログマルチ、ピュアダイレクトをオン。音質の良さは前述の通り。次にプロジェクターを起動させて各種設定を行う。出力はソースダイレクト(スピーカーコンフィギュレーションはヴァリエまかせ)のマルチアナログ出力。HDMI出力は1080i。テストトーンで接続に間違いのないことを確認した上でブルーレイ『炎のゴブレット』を見た。画質・音質の良さはこれまた前述の通り。発色に切れがあるからスキントーンの描写が実に自然。唇の濡れたような赤が印象的だ。

 ここでHDMIを1080P/24にチェンジ。映像プロセッサーのVantage-HDも間違いなくこの信号を認識しておりよっしゃと思ったのだがHD-550に映し出された映像は黒レベルが著しく低い真っ暗なもの。これではとても観賞不可能だ。映像調整で何とかならないかと思ったのだが、大変そうなのであっさり諦めて(笑)A1UDが届くまでと思ってじっと我慢していた輸入ブルーレイ『ベン10』を見ることにする。

 おそらくこの現象はVantage-HDが何らかの悪さをしているためと思われる。後日、A1UDとプロジェクターの直接接続やVantage-HDの調整などで検証してみるつもり。

 その『ベン10』はカートゥン・ネットワークで放送されているヒーローアニメが原作の実写テレビムービー。オムニトリックスという空から落ちてきた謎の腕時計を身に付けることによって10種類のスーパーヒーローに変身する能力を得た主人公のベンが、エイリアン・ナノマシーンを追って大活躍というお話。

 元のアニメをぜんぜん知らないので前半はぽかーん(笑)。中盤過ぎてこのナノマシーンが人類をゾンビ化して支配しようとしていることが分かってからようやく面白くなる。ラストの工場侵入シーンはまるで『SF/ボディスナッチャー』の如し。そして『ボディスナッチャー』はドナルド・サザーランドがついになし得なかった敵の打倒をベンは奇想天外な方法でやってのける。ナノマシンを「ああああ」と呻きながらどろどろと排出している人間、あれはナノマシンの女王に操られているのだ、その女王を倒せば全てが解決!つまりベンは小型化して人間の鼻から体内に潜り込むのだ(笑)。

 ウルトラセブン、こんなところでパクられております。


 ゾンビとなって工場で使役させられている人間たちは性別も年齢もばらばら。いい年こいたおっさんもいればミニスカートのチアリーダーもいる。こういう細かな気配りが私のような人間にとってはとても嬉しいのだ。

 画質・音質の評価は前述の通り。サラウンドが実にゴージャスでとてもテレビムーヴィーだと思えぬ品位である。

 シャワーを浴びて今度は日本映画専門チャンネルで『ブルー・クリスマス』を見る。血の色が青いというだけで徹底した弾圧・虐殺に走る為政者の「冷たい論理」が見事。血液検査でその実数を把握しておきながら経過を観察し、あるとき一斉に虐殺を開始するラストには戦慄すら覚えた。アンチユートピアの方法論を取り込んだ第一級のポリティカルサスペンス作品であるといえよう。

 ただ、それだけに青い血の原因であるUFOの扱いが不満。青い血を持つ人々への弾圧があまりにシリアスでありすぎこの多分にファンタジックなUFOの存在と乖離しすぎているように思うのである。

 ハイビジョン画質はやはりDVD-A1Uの力か、今までみたことのないようなスタンダード映像が楽しめた。立体感と奥行き感が大きなブラウン管テレビを見ているような錯覚を覚えるのである。コントラストもダイナミックであり陽光に力があるのにびっくり。

 終了後、あとはテレビをだらだら。DVD-A1Uの思ったとおりの高性能に満足し午前2時半就寝・・・と思いきやまた寝られず。自室に戻ってまたテレビ見て午前3時半に再就寝。まいるね、もう。

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