« 『スクワーム』(『Squirm』 1976) | トップページ | 2月15日(月) 『水爆と宍戸開の怪物』 »

2010年2月15日 (月)

2月14日(日) 『文明堂ランナー』

 カステラ、別れた妻は俺のことをそう呼んでいた・・・って訳が分からん(笑)。またブルーレイの『ブレード・ランナー ファイナルカット』を見ている。この駄洒落もその影響である。今回、ちょっと面白いと思ったのが冒頭のVKテストにおけるカメの扱い方。

 ホールデンはレオンに対し「君は砂漠を歩いている。するとカメ(リクガメ トータス tortoise)がやってくる」レオンは「リクガメってなんだ、知らないぞ」ホールデンはこの質問に対しこう答えるのだ。「(水棲)カメ (タートル turtle)は知っているだろう。似たようなものだ」つまり、トータス(リクガメ)とタートル(水棲カメ)を使った一種の言葉遊びになっているのだ。この洒落た台詞は残念ながら日本語字幕(ファイナルカット 米国盤ブルーレイ)には反映されておらず会話の面白さを著しく損ねる結果となっている。

 字幕翻訳は岡枝慎二氏(?)であるが、これがもし、僕らの戸田奈津子先生が担当されていたとしたらどうだろう。きっと、このトータスとタートルの違いを見事に訳してくれるのに違いない。そして分かりやすさを最優先させる戸田奈津子先生のことだから、多分この会話の字幕は以下のようになっていたであろう。

 ホールデン 「君は砂漠を歩いている。するとリクガメがやってくる」
 レオン 「リクガメってなんだ、知らないぞ」
 ホールデン 「ミドリガメは知っているだろう。似たようなものだ」

 そして私のような人間から「2019年の未来社会の話なのにミドリガメはないだろう」と突っ込まれるのだ(笑)。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。末弟夫婦がケーキを持ってきてくれたので昼食はそれで済ませてしまう。夕食は刺身お徳用盛り合わせと肉うどん。ビール一缶飲む。〆のコーヒーは如例。

 その後やっと戻ってきたブルーレイ 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』を2時間ほど。DVD-A1UDとHD550の組み合わせは雨にけぶるダイアゴン横丁を非常に魅力的に見せてくれる。またトゥルーHDのサラウンド音場もより精緻でその複雑さにうっとりしてしまった。

 午後9時過ぎから今度は前述の如く『ブレード・ランナー ファイナルカット』の米国盤を40分ほど。この画質がまた息を呑んでしまうほどの素晴らしさ。ブルーレイプレーヤーやプロジェクターの性能がよほど上がったのでミニチュア等がちゃちに見えるのではないかと思っていたのだが、それはまったくの杞憂に終わった。2019年のロサンゼルス市街のビルや塔が闇の中に浮かび上がり非常な立体感を現出させるためにまったく古臭さがなく、逆に『イノセンス』における択捉経済特区のような退廃した未来都市の雰囲気を感じさせるのである。

 タイレル社社屋の巨大感も素晴らしい。特にスピナーが屋上へ向かう場面ではまるで現実のビルの屋上を使ったのではないかと錯覚させるほどであった。

 午後10時過ぎにシャワーを浴びてお酒。お供はWOWOWハイビジョン録画の舞台公演 「内村光良プロデュース エルダーソルジャース」 5人の奇妙な能力を持った男達が対テロ特殊部隊となるためにかき集められるという前半は非常に面白かったのに後半の爆弾騒ぎで急速に失速してしまう。それぞれの超能力がまったく生かされていないし、また天野ひろゆきの予知の件も明らかな演出ミス。爆弾の起爆装置を解除するためには緑と赤のどちらかの線を切断しなければならないという定番の場面だけれども天野はこれを予知して「緑」と叫ぶ。この直後顎を外して喋れなくなってしまうのだが、フツーこのような状況であれば「緑!」の台詞がが実は「緑じゃない、赤だ」の途中だったなんてことになるものではないですか。

 それなのに顎が治った天野はやっぱり「緑」と言うのである。顎が外れた直後の騒ぎがまったく無駄になってしまっており、見ていた私は激しくズッコケたのであった。

 終了後、プロジェクターを再起動させてハイビジョン録画の『マタンゴ』の続き。マタンゴをついに口にした後の水野久美の毒々しい美貌がハイビジョンの高画質でより一層生々しくなっている。特に濡れた唇の鮮烈な赤にヤラレテしまった(笑)。

 就寝午前1時過ぎ。

|

« 『スクワーム』(『Squirm』 1976) | トップページ | 2月15日(月) 『水爆と宍戸開の怪物』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2月14日(日) 『文明堂ランナー』:

« 『スクワーム』(『Squirm』 1976) | トップページ | 2月15日(月) 『水爆と宍戸開の怪物』 »