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2010年2月17日 (水)

2月16日(火) 「アントワネットは電気羊の夢を見るか」

 あの時代に電気羊なんてないわよ! 翻訳家 浅倉久志氏 死去。氏の仕事でもっとも印象に残っているのはやはりマイクル・クライトンの「アンドロメダ病原体」か。ドキュメントタッチで書かれた原作を最大限に生かした簡潔で虚飾を排した文章になんとも痺れさせられたものである。学校(小学校であったか、中学校であったか)の図書館から借りて読み、そのあまりの面白さにその後何度も何度も借り出して読み返したものであった。

 「ユーモア・スケッチ傑作展」や「ブラック・ユーモア選集」なども忘れがたい。中でも後者に収録されたブルース・J・フリードマンの「使命」がぴかいちで、おそらくこれの影響で「いちいち細かいオチをつけたがる」という私の性分が形成されたのかも知れぬ。

 謹んでご冥福をお祈りします。

(註 「使命」は当初、「ユーモア・スケッチ傑作展」収録だと思い込んでいたのだが、確認してみると影も形もない(笑)。また私の得意の記憶違いかとおびえつついろいろ調べて「ブラックユーモア選集」収録だと判明したのである。年を取るといろいろ記憶がこんがらがってきて大変なのである)

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、朝飯にコンビニのサンドイッチとコーヒー牛乳。昼飯に袋のうどん(240kcal)、夕食は豚汁に天然ヤズの刺身、出来合いの竹の子てんぷら、豚汁。ビール2缶、ゴハン一膳。〆のコーヒーは如例。

 その後WOWOWハイビジョン録画の『ラーメン・ガール』 真面目なのは良く分かるのだけれども日本人にとっても曖昧にしな感じられない「日本人の魂」とやらを無闇に有難がるばかりでストーリーがちっとも面白くない。また修行のプロセスもきっちりさせていないのだから、明快な転回点が分からず実にメリハリのない構成になってしまっているのである。

 師匠にラーメンの味を判定して貰う「味勝負」もいっかな盛り上がらずどうやって観客を楽しませようかという観点がまったく感じられない作品であった。

 ハイビジョン画質はあまりにリアリティがありすぎてブリタニー・マーフィーがちっとも綺麗に見えん(笑)。こんなんじゃ、翌年急逝した彼女の魂が浮かばれないぞ。AAC5.1チャンネルは音場の広大さが宜しい。西田敏行の存在感とこのサラウンドだけがこの映画の救いだったように思える。

 その後、今度は日本映画専門チャンネルで録画しておいた『ビルと動物園』を最後まで。堕胎を経て恋人との別れを経験する坂井真紀とビルの窓拭きのアルバイトをしながら将来への道を模索している音大生 小林且弥。ひょんなきっかけで出会い、デートを重ねるようになった彼らは坂井の父親からの厳しい言葉をきっかけに今までなかなか踏み出せなかった新しい世界に足を踏み入れる。

 正直言って、私はこういうストーリーはどーでも良いのである(笑)。この映画の素敵なところは上手く回らないコミュニケーションのぎこちなさを上手く描いて見せたところ。坂井に憧れ、先輩にどやされてデートに誘ったものの上手に会話を続けることのできない小林、父親には愛情を持ちつつもどこかぎくしゃくした関係から抜け出す坂井、このあたりの描写が実に心地よいのだ。

 そんな映画の気持ちよさに比してハイビジョン画質はダメ、ダメ、ダメ。コントラストはとれておらず、ピントも甘い。解像度感がないので実にのっぺりとした平面的な絵になってしまっている。ステレオ音声はBGMの品位で力を見せるのだが、画質がこれではとても挽回することはできなかった。

 シャワーを浴びて後はテレビや読書でてろてろ過ごす。「踊る!さんま御殿」 くわばたりえにちょっとイラッ☆!言っていることは面白いのだが、何せ出たがりのおばちゃんオーラが全身から迸り出ているからなあ。ここまでいくと逆にいやになってしまうよなあ。

 就寝午前2時半。

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