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2010年2月 3日 (水)

2月2日(火) パンプス・ブーツの霊長

 靴を履くのは万物の霊長たる人間だけである。ちょっとした昔の話。事務所の入っているビルにあるメーカーの清涼飲料水自動販売機が置かれているのだが、メンテナンスのおっさんに腹を立てていたことがある。空き缶を回収しに来るたびに「空き缶入れの中にミネラルウォーターのペットボトルが入っている、ゴミも入っている、いったいどうなるのか」と文句を言ってくるのだ。そんなもん、知ったこっちゃないやい(笑)。そういうものの始末を含めてのメンテナンスだろうが。これでかなりイラッ☆とさせられていたのである。

 さらにこの頃はまだ空き缶の回収回数が少なくちょっと油断するとすぐ空き缶入れから空き缶が溢れていた。それで慌てて自動販売機に記してあるメーカーの電話番号に空き缶回収の連絡を入れることが良くあったのだが、これでやってくるおっさんがまた不機嫌。直接メーカーに電話を入れられると回収要員である俺達の評価が下がってしまうのだそうな。これも、また「そんなこと、知ったこっちゃないやい」である。さらにおっさん、私に携帯の電話番号を渡して「空き缶回収は私に直接連絡してくれ、そうすれば評価は下がらない」だと。

 もちろん、それからもメーカーにちゃんと連絡していましたよ(笑)。

 いい加減頭に来てメーカーの方に「このおっさんを代えて下さい。でないと自動販売機そのものを引き上げて貰います」と連絡しようとさえ考えたのだが、その矢先、おっさんは他の人に交代したのであった。回収の回数も多くなって今ではまったく空き缶入れが満杯になるなんてこともなくなった。あー、めでたし、めでたし。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、昼飯に柔麺一把、夕食に鯛の刺身、水炊き。ビール一缶、ゴハン一膳。〆のコーヒーは如例。

 その後輸入ブルーレイでロブ・ゾンビの『ハロウィーンⅡ』を見る。ロブ・ゾンビの即物的な残酷描写がたまらない。浴室がこれでもかという具合に血だらけになってその中に裸の女がマグロのごとくごろんと転がっている図にはもう大笑いである。思わず、「魚河岸か!」ってツッコンでしまったよ。またヒロインは何故かメイドのコスプレしたままマイケルに追われて森の中を逃げ回る。途中で転んだり、ピザデリバリーの車に助けられたところをマイケルにひっくり返されたりして、だんだんと血まみれになっていくという、ゾンビの大将、あんた、どの線狙っているんですか(笑)。

 ただ、あのシェリル・ムーン・ゾンビ(ロブ・ゾンビの奥さん 今の私にとってシェリルといったら「マクロスF」のシェリル・ノームではなくこの人なのである)とマイケルの少年時代の姿による幻想的な場面は今ひとつ。ロブ・ゾンビは初監督作の『マーダー・ライドショー』でも幻想的な描写を試みているが、これも褒められたものではなかった。こういう場面は彼の資質にそもそも合っていないのではないかと思うのである。

 ハイビジョン画質は黒がずーんと沈んでハイライトのピークはまぶしいほど。それでいて暗部の情報がたっぷりでいささかの黒つぶれもない。暗部にノイズが目立つことがあったけれども、このハイコントラスト、いや、言うならばハイパーコントラストだなで全てを許してしまえるのである。逆に言うならHD550クラスの暗部表現性能がなければこの映画の全てを楽しむことができないのだ。

 サラウンドはDTS-HDマスターオーディオ。ザクッ、ザクッと馬鹿でかいナイフを犠牲者に突き刺す音の凄さに悶絶してしまう(笑)。これは反則だ。

 その後日本映画専門チャンネルHDで録画しておいた『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ』を見る。いやあ、この映画は楽しみにしていたのだが、散漫として盛り上がらない凡作だなあ(笑)。何よりいかんのは旭山動物園を日本一に押し上げた生態展示という画期的なアイデアが最初の方で披露されてしまうこと。これはもう完全に使いどころを間違っており、市民運動によって動物園閉鎖が撤回された後にするべきだったのだ。この生態展示のアイデアで夢を語る場面と西田敏行たちが水族館を回って参考にする場面が上手く繋がらないので、何か水族館の展示アイデアをそのままパクッたように見えてしまうのである(笑)。

 中村靖日、前田愛のキャラクターも弱く出す必要性があまり認められないのも大きな欠点。救いは西田敏行、柄本明、六平直政、塩見三省、岸部一徳らの日本を代表するオヤヂ役者たちの存在感のみであった。

 ハイビジョン画質はHDカメラ撮影の故か黒の粘りが不足しており全体的に浮いた画調になっている。AAC5.1チャンネルは大活躍。リアチャンネルで動物達の吼え声が爆発。遠近感の描き分けも見事。

 シャワーを浴びてこれまた日本映画専門チャンネルHDで録画しておいた『にっぽん三銃士 博多帯しめ一本どっこの巻』を見る。あの三人組が流れ流れて博多にたどり着き近代ヤクザと対決するというお話である。酒場から飲みのこしのビールを集めてブレンドし、「玄海ビール」として売りさばくカラスのお新と知り合った三人は彼女たちをバラックから立ち退かせ、跡地に兵器工場を作ろうとするヤクザ、企業と戦うのだが・・・、これがすっきりとした勝利で終わらず、失意の心を抱いてまた旅立つというあたりが実に切なくてよろしい。

 終盤、パトカーを奪って中洲近辺にあると思われるお新のバラックから逃走する岡田祐介、パトカーが次の場面で海の中道にワープするという(笑)。中洲、海の中道間は結構な距離があり道路事情の余程良くなった現在でさえ1時間程度は掛かってしまうのに。地方ロケでありがちなシチュエーションであり、福岡の地理を知らない人にはまったく分からないのだが、地元の人間にはやはり気になってしまいますわな。

 ハイビジョン画質は抜けが良く発色も綺麗。ノイズも少なく年代を考えれば非常なる高画質であると言えよう。

 その後読書やテレビ。就寝午前2時半・・・が眠れず自室へ戻って午前4時近くまで粘る。そして再挑戦、やっと眠れた。

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コメント

こんばんは。

> 地方ロケでありがちなシチュエーション

 その昔、日本でロケされた『007は二度死ぬ』で、ホテルニューオータニを出発したトヨタ2000GTが、国立代々木競技場付近から御殿場にひとっ飛び、そして神戸へ到着という件りがありましたね。

投稿: 映画虫 | 2010年2月 3日 (水) 23時36分

 その007とか、北海道の仮面ライダーとか知らないところばかりで悔しい思いをしていましたので、この地元ワープは大変に嬉しい(笑)。

投稿: エロの冒険者 | 2010年2月 5日 (金) 17時33分

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