« 3月17日(火) シーア派の矢が立った | トップページ | 3月18日(木) かつかいしゅうたちのいるところ »

2010年3月18日 (木)

3月17日(水) 蟹工船打ち払い令

 ことさらに貧乏だの、格差だのと言い立ててこの日本という国を不当に貶めるのはもうやめてくれませんかね、マスコミの皆様。ジュンク堂などの大型書店で「ビバリウムガイド」という爬虫類飼育専門雑誌を手に取ることがある。というか、大きな本屋でないとこの雑誌そのものが置いてなかったりするのであるが(笑)。一応、この雑誌はペット雑誌にカテゴライズされており、当然、並んでいるのもペット雑誌コーナー。だが、世間一般でペットの雑誌と言えばもうこれは犬畜生、猫畜生に決まっている。そんな中、この雑誌はかなり異色の存在。何しろ喜色満面のゴールデンリトリーバーの隣でグロテスクなトカゲや蛇の表紙が並んでいるのだ。手に取るだけでも相当の勇気が必要なのである。

 そして最新号の特集は昨年10月に亡くなった「へび博士」こと高田榮一氏追悼特集。この人の名前を知っている人間なんて周囲には誰もいない。私は小学生の頃、この人の本を図書室で借りて読んで知っていたけれども(笑)世間的な知名度は皆無と言っても過言ではないのだ。椎名誠のファンが、彼の自伝小説『新橋烏森口青春篇』に登場するへび専務(いつもポケットに小さな蛇を忍ばせている変な人)のモデルだとと聞いて「ああ、そういえば」と頷くくらいであろう。

 そうした世間とのズレ具合が私のような人間にはとても心地よい。私がこの雑誌を好むのは亀の飼育情報の他に世間一般のつまらない価値観からの逃避場所を提供してくれるという理由があるからかも知れない。

 本日は休み。午前9時半に事務所へ出てあれこれ雑用。そして徒歩で天神へ出て赤のれんで昼飯と思ったのだが、なんと臨時休業。ぐぇっと呻いて代わりに膳でラーメン+替え玉 お握り一個。その後いつもなら漫画喫茶にシケ込むところであるが、今日は午後1時から業界団体の講習がある。だからジュンク堂で待ち時間に読むための文庫本を一冊購入し、地下鉄で会場へ向かったのだった。

 そして約3時間の講義。最初の一時間は眠気を堪えるのに苦労した(笑)。終了後は地下鉄で天神へ戻り徒歩で事務所へ戻る。亀の世話、ミクシィへの書き込みなどやって午後5時半に帰宅。

 夕食は昨日の残りの南蛮漬け2匹、鯔の茶漬け、生野菜たっぷり。ビールはもちろん飲みません。〆のコーヒーは如例。

 その後WOWOWハイビジョン録画の『それでも恋するバルセロナ』を見る。ウディ・アレン作品としてはウェットな感じであまり好みではなし。例によって過剰すぎるほどの会話は彼らしいウィットに飛んでいるのだが、とどのつまり「あたし、あの男とヤリたいんだけど、結婚したばかりだし、でもやっぱり好きだからどうしよう」とか「わたし、自分らしく生きたいの、だからあの男とヤルのよ、女とヤルのも平気、だってそっちの方イケているんだもの」なので(笑)途中でついていけなくなってしまうのである。

 だが、スカーレット・ヨハンソンのいささかだらしない色気は実によろしい。映画そのものはあまり好みではないけれども、この色気だけで見る価値がある(笑)。

 ハイビジョン画質は色の抜けが悪く解像度も今ひとつ。音声はAACステレオ。ヴォーカルの定位のよさにちょっとびっくり。

 シャワーを浴びて今度は今までちびちび見ていたWOWOWハイビジョン録画の『太陽の中の対決』を最後まで。ポール・ニューマンがインディアンに育てられた白人青年という異色の役柄を演じた映画。アクション映画にカテゴライズされているようだが、実際はまったく違っており、極限の状況下の中でむき出しにされる白人のエゴを皮肉なタッチで描いた作品と言うべきであろう。アパッチの金を横領し、命惜しさに妻を見捨ててしまう博士、その妻を助けるために結果的に犠牲となるポール・ニューマンという両者の対比が鮮やかであり、単純な勧善懲悪の枠を大きく超えた傑作であると言える。

 ハイビジョン画質は『マッケンナの黄金』のような感動はさすがに望めず。立体感、奥行き感に乏しく画面が平坦に感じられてしまう。

 その後だらだらとTV。就寝午前3時過ぎ。明日はいよいよ人間ドック(酒が飲める日)だ。

|

« 3月17日(火) シーア派の矢が立った | トップページ | 3月18日(木) かつかいしゅうたちのいるところ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 3月17日(水) 蟹工船打ち払い令:

« 3月17日(火) シーア派の矢が立った | トップページ | 3月18日(木) かつかいしゅうたちのいるところ »