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2010年5月 7日 (金)

5月6日(木) 詐欺師童子

 緑○荘の火事は火災保険を狙ったアレだったりして(あくまで駄洒落の受けであります。くれぐれもみなさん本気になさいませんように) 一年ちょっと前の2009年4月、西日本新聞はこんな馬鹿げた批判を麻生総理に対して行っていた。<2009年4月1日の日記より転載>。(2009年4月1日朝刊 3面より引用) 首相の高揚感は過剰なサービス精神となり「軽口」となりやすい。会見では「明日は新年度が始まる。新しい職場に就かれるフレッシュマンも多い」と述べたが、この日、大学生・高校生の内定取り消しが約1900人に膨らんだと発表されたばかり。やや配慮に欠けた印象も残した。 東京報道部 相本康一 (引用終了)

 4月になれば彼女は・・・じゃなかった、4月になればフレッシュマンが多いのは当たり前ではないか。それを口にして何が悪いのだ。こんな言いがかりをつけて麻生前総理を叩きに叩き結果的に民主政権を誕生させたマスコミ。何を人事みたいにして鳩山首相を批判しているんだよ(笑)。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、昼飯にレトルトのカレー+茶碗一杯分くらいのゴハン(おおよそ350kcalくらいか)。夕食はコウイカの刺身、生野菜、鯛の煮付け、キュウリ・ワカメの酢の物。ビール一缶飲んでゴハンを一膳。〆のコーヒーは如例。

 その後WOWOWハイビジョン録画の『劔岳 点の記』を見る。地味な話で最後まで盛り上がりそうでぜんぜん盛り上がらない(笑)。剣岳頂上への登頂成功も実にあっさりしていた。ここは史実と違っても一人、二人転げ落ちるくらいのイベントを入れてくれないと見ていてつまらないよ(暴言、暴言)。

 その代わり、実際の山中にて撮影された映像は驚愕の一言。撮影機材をあそこまで運び上げるのはなみたいていのことではなかったろうし、険しい峰や雪渓を歩かされる役者陣も大変だったろう。足跡が残る雪渓の場面などリハーサルなんかどうしていたのだろうか。まさか、人海戦術で箒を使ってかき消したなんてことはないだろうなってそれはエメリッヒの『スターゲート』や!

 こうした過酷な現場から生み出された映像はハイビジョン画質の美しさも相まって2時間20分を一気に見させてしまうほどの魅力に満ちている。

 ハイビジョン画質は前述の通り非常に高品位。あれだけ高解像度でありながらノイズ感がまったくないというのは素晴らしいことだ。5.1チャンネルも豪雨、猛吹雪の場面で緻密な包囲感を体験させてくれる。

 シャワーを浴びてから輸入DVDで『Here Comes Tobor Tobor And The Atomic Submarine』(1957年)を見る。これは『偉大なるトボー』のスピンオフTVシリーズのパイロット版。あえなくTVシリーズ化が頓挫したものでこの26分のパイロット版だけが残ったという奴であります。

 冒頭、研究室でなにやら機械装置を弄っている車椅子の男、アダムス教授(アーサー・スペース)。彼はアメリカ海軍のために新方式のレーダースクリーン、これがどういうものか今ひとつ分らないのですが(笑)を発明、そのテストにいそしんでいたのであります。と、レーダースクリーンが奇妙なシグナルを受信します。不審に思った教授はFBIに電話を掛けて旧知のエージェント(なのかなあ)、スティーブ(ブルース・コーリング)を呼び出します。「スティーブ、海軍の暗号解読専門家を連れてすぐに研究室へ来てくれ。南太平洋海域から妙なシグナルが発信されているのだ」

 さて、車で研究所にやってきたスティーブと専門家タルボット(アラン・レイノルズ)、敷地内で教授の甥トミー(トミー・テレル)がロボット、トボーと蹄鉄投げをして遊んでいるのを目撃します。「あれは教授の甥のトミー、そしてあれがトボーだ。トミーはテレパシーでトボーを操縦できるんだ」「ええー!」と驚くタルボット。「そんな凄いロボットに蹄鉄投げをさせてんのかい!」驚いたのはそっちかい(笑)。

 2人は研究室へ向かいます。しかし専門家のタルボットにもこのシグナルの正体は分りません。「南太平洋の基地、もしくは船から発信されているのでしょう」 ここでスティーブが重要な機密事項を話し出します。でも機密事項なのだけれどもトミーも聞いているんだよなあ(笑)。何でも地球無寄航無補給周回テスト航海に出かけていた海軍の原子力潜水艦が2日前から行方不明になっているのです。スティーブたちはこの怪電波が何か関係あるのではないかと考えたのでした。

 まあ、そのすぐ後で捜索部隊の空母艦載機が浮上航行中の原子力潜水艦を発見してしまう訳ですが(笑)。しかし、その後潜水艦に近づいた艦載機群は次々とメーデーを発信、墜落してしまうのです。

 海軍はトボーの出動を要請します。このトボーをどうやって潜水艦まで運ぶのかと言うと、飛行機だと空母艦載機群の二の舞になっちゃう。じゃあ、どうするか、そうだ、トボーをミサイルに詰め込んで発射すればいいのだ。ああ、どうにも無茶なことを考えますなあ(笑)。早速アダムス教授はトミー、トボーを連れて海軍のミサイル基地にってどうしてトミー連れていくの!案の定、ミサイル発射前にミサイルに入り込んで「トボー、頑張れよ」と激励していたトミーがうっかり閉じ込められてしまいそのまま発射されちゃったじゃありませんか。

 「うわあ、トミー、大変だ、発射の衝撃でぺちゃんこになっちゃうぞ」がっくりする教授。しかしトミーは無事でした。発射の瞬間トボーが彼を囲い込んで衝撃から守ったのです。ミサイルはそのまま空中を飛翔。潜水艦の近くに着水します。トミーとトボーは救命ボートに乗り込み潜水艦へ。最初にトボーが潜水艦に乗り込み放射能漏れがないことを確認します。これを遠隔モニターしていた教授は驚いて「こっちが命令していないのにトボーが放射線の確認をしているぞ。そうだ、これはトミーが命令しているんだ、彼は生きているぞ」

 そのトボー、放射能漏れがないことを確認。トミーと共に潜水艦内部へ侵入します。そして原子力潜水艦にしてはちゃちな舵輪を握ったトボー、力任せに潜水艦の進路を変えようとしたのですが、ばり、ばりばりばり、あ、このバカロボット、舵輪を壊してしまいやがった(大笑い)。トミー慌ててトボーに修理するよう命令します。

 ところがこの頃ミサイル基地では大変なことが判明したのです。潜水艦から逃げた乗員が敵の手に渡らないよう時限爆弾をセットしていたというのです。教授は急いでトミーに連絡。爆弾を発見するたびにトボーの動作モードをトミーのテレパシーから遠隔操作に切り替えたのでした。司令部から伝えられた情報を基にしてトボーを操作する教授、なんとか爆弾を発見することに成功します。ところがこの爆弾を見たトミーがびっくりして「トボー、この爆弾を外に放り出せ」このため、トビーからのテレパシーと教授の遠隔操作が重複してしまいトボーは大混乱。

 トミー、情けなさそうに「ダメだ、こんな怖い思いしていたらどうしても爆弾のこと考えちゃうよ、テレパシーが出ちゃうよ」ここで教授が決断、逆に遠隔操作をストップしたのであります。これでトボーがトミーの命令に従うようになり、爆弾をひっぺがして潜水艦の司令塔から海へぽん。どかーんと爆発する爆弾。危ういところでトミーとトボーは難を逃れたのであります。

 ところが一難さってまた一難。怪しい船が現れたのです。どうやらこいつがこの事件の主犯らしい。潜望鏡でこの船に気付いたトミー、「奴らはきっとこの船に乗り込んでくるぞ。どうしよう、どうしよう、そうだ、トロイの木馬作戦だ」彼はトボーに動作を停止するよう命令し、自分は物陰に隠れます。そしてまもなく乗り込んできたのが悪の科学者ドクター・オーム(フランツ・ローム)を先頭にした海賊軍団。オーム博士はトボーを見るなり目を輝かせ「ウウーム、彼らは自動操縦用にこんなものを開発していたのか。これはきっと役に立つぞ、船に運び込め!」トミーの計略がまんまと当たった瞬間であります。

 さて、次に登場したのがこの海賊軍団の首領、アダム・モーガン(ゲビン・コールマン)。彼は無線を使ってアメリカに宣戦布告するのです。「こちらはアダム・モーガン、潜水艦を奪取せり。我々には全ての動力を無効化できる技術がある。降伏せよ、降伏せよ」ははあ、こいつらはこの技術を使って潜水艦の動力を無効化した訳ですな。空母艦載機群もこれにやられたんだ。でももちろんアメリカの海軍司令部がそんなことを聞くはずがなし。逆に「バカなことを言ってないでそっちこそ降伏しろ」アダム・モーガンも負けてはいません。「戦艦ミズーリにフォートノックスの金塊を全部乗せてニューヨーク港外に停泊させよ、従わなければニューヨークの全ての動力を無効化してしまうぞ」「やかましい、こうなったら水爆弾頭付のミサイルを叩き込んでくれる!」

 なんかえらいことになってきました。

 この状況を打開したのはもちろん、我らがトミー。彼はトボーが敵船の甲板上に持ってこられたことを確認し、テレパシーで命令を送ります。「トボー、そいつらをやっつけてしまえ」 動き出したトボー「イツマデモオマエタチノカッテニハサセン、セイギハカナラズカツ!」と電子音声で叫んで(ウソ)悪漢共をあっという間にやっつけてしまいましたとさ。アダム・モーガン自慢の動力無効化装置もトボーにはまったく効果がなかったようです。

 「悪者はみんなトボーがやっつけました。これで安心です」と無線で連絡するトミー。めでたし、めでたし。

 原子力潜水艦や敵船の描写など力が入っていてなかなか面白い作品です。なぜテレビ化されなかったのか疑問に思ってしまうほどです。まあ、これはパイロットフィルムだからそれなりに予算が掛けられているのであって実際にテレビシリーズになっていたとしたら、スパイがトミーを誘拐、山小屋に監禁、トボーが助けにくるみたいなワンパターンでしょぼいエピソードが延々と繰り返されるだけだったりしたかもしれませんが(笑)。

 モノクロ・スタンダード モノラル音声。画質は褒められたものではなし。黒つぶれが酷く暗い場面が非常に見づらいです。音声もノイジーで聞き取りしにくいもの。「Classic Sci-Fi TV - 150 Episodes」のDVD

 その後いままでちびちび見ていたWOWOWハイビジョン録画の『情婦』を見る。いやあ、この作品でもワイルダーの上手さに驚かされっぱなし。あの手紙女の登場はいかにもご都合主義的な展開ですこぶる怪しいのであるが、弁護士役のチャールズ・ロートンに手紙・便箋のトリックをやらせることでそうした不自然さを完全にシャットダウンしてしまう。これで完全に私はだまされてしまった(笑)。

 これほど面白い法廷劇を見たのも久しぶりである。

 モノクロ画質は立体感に富み、また暗部の情報量も多い。しかし、前にこの日記で書いたようにカメラが移動する人物を追ってパンするとその周囲に陽炎のような変換ミスが生ずる。DVD-A1UDで1080P/24変換することでかなり低減させることができたのだけれども、それでもなお、不自然に思える場面があった。

 終了後、てろてろとテレビ。午前2時半にベッドに入るものの昨夜寝違えたらしい首の痛みで眠れず。自室に戻って丁度放送していた「スタートレック ヴォイジャー」をまるまる1本見て午前4時に再挑戦。これでなんとか眠りに入ることができた。

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