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2010年6月15日 (火)

6月12日(土) フランク永井はマイナスイオンの魅力

 早口で言えばマイナスイオンが低音に聞こえてくる・・・かなあ。午前6時起床。さっと風呂に入り身支度を拵えてホテルのレストランで朝食。今日はエネルギー消費率が高くなると思ったのでフランスパンを一個余計に食った(笑)。腹をぱんぱんにして部屋へ戻り大量に脱糞。下痢止めや血圧の薬を服用してさあ、出発だ。

 また丸の内線を使って赤坂見附で半蔵門線に乗り換え。あっという間に水天宮の駅へ。地上へ出て日本公会堂を目指す。古い街並みが残っている場所でとても大きなホールがあるようには見えず少々不安になったのだが、何、すぐに見つかりましたとも。すでにと学会会員数人が集まって話に花を咲かせている。私も加わってあれこれやるうちに会員諸氏陸続と参集。ぴんでんさんも奥さん、娘さん2人と現れた。みんな、異常にうれしそうだぞ(笑)。

 午前9時を過ぎた頃になってホールに入場。楽屋に荷物を置いてさっそく準備に取り掛かる。機材担当の高橋のび太さんとプロジェクターの設置や投影テスト、私が担当することになっている記録カメラの操作練習などいろいろ。舞台ではリハーサルが開始されているが今回はセリの昇降という新機軸に挑戦するので、時間がかかっているようだ。前説でひえださま、トンデモ本ノミネートで山本会長が登場するのに使われるのだけれどもみんな珍しがって下を覗き込むものだから、そのたびにリハーサルが中断してしまうのである。

 唐沢さんなど、ひえださまの昇降リハーサルの時に「あ、待って、オレも乗る!」だって(笑)。

 それでも厳しいI舞台監督の仕切りでなんとかリハーサルは進む。大賞本番が済み、次に伊勢田監督の演芸コーナー、そして音楽協力の異色ゲスト 妖怪プロジェクトさんのエンディング。私はこの辺であわただしく食事。初体験のトルコライス弁当であるが味が良く分らなかった。

 午後12時より開場。機材配置のために空けて置いた席に一人のお客様が座られるということがあり、「マズい、間違ってこの席がチケット販売されたのか、他にも同じことがあったらどうしよう」とみんなで青ざめたのであるが、これが実は2階席だったという。私の確認ミスでとんだ迷惑を掛けてしまった。みなさん、どうもすみませんでした。

 そして午後1時、いよいよトンデモ本大賞の始まりだ。まずはひえださまによる前説。サンダーバードのBGMが鳴り響く中、奈落から競りあがってくる異様なまでの迫力に開場騒然。続いてオープニングアニメ。MOSAIC.WAVの「ギリギリ科学少女ふぉるしぃ」で初音ミクが踊る!という凄まじい内容だ(笑)。

 そして瀧川 鯉朝師匠と声ちゃん(今年のコスプレはキケロのジョー)が壇上に登場。高らかにトンデモ本大賞2010の開催を宣言する。そして唐沢俊一さん、皆神龍太郎さんが登場して故志水一夫氏の追悼コーナー。開田裕治さんの肖像画がスクリーンに投影される。あのある種、志水氏のシンボルであった変なループタイ(笑)もしっかり描かれているのに思わず噴出してしまった。そして唐沢、皆神両氏による個人の思い出話。遅刻魔、遅筆魔と異名をとっていた故志水氏、皆神さんは「締め切りの時になると彼のパソコンが必ず壊れるんですよ、落雷とか、上に乗せていた花瓶の水がこぼれてとか」あはははは。

 そしてついに公開された志水邸内部の映像。蔵書の片づけを依頼された唐沢さん、皆神さんが志水邸を訪れた際の映像。これを一言で言うならば本の天国(地獄)である(笑)。地下のガレージ、2階、階段、自室を埋め尽くしている本、本、本、また本!寝る所すらなく、志水氏は自室のソファーの上にわずかに残されたスペースで寝ていたという。そして病気による痛みを窮屈な場所で不自然な姿勢で寝ていたせいだと思ってしまい治療が遅れたのそうな。

 多少ご遺族が片付けられたらしいのだが、それでも家の大半は本で埋まっている。地下のガレージも階段が埋め尽くされて降りていけない。2階もこれまた埋め尽くされていて中に入ることができない。唐沢さんが思わず呆然と立ち尽くしている姿にすかさず皆神さん、「本を前にして呆然としている唐沢俊一って滅多に見られるもんじゃないですよ」

 故志水一夫氏に関してはちょっとこういう場所では語ることができないような種類の話もあって(笑)それは22日にロフトプラスワンで開催されるトンデモ本大賞後夜祭で披露されるであろう・・・かな。

 この後は恒例のと学会例会エクストラ。なかちんさん(全裸で写真を撮影することに異様に拘る自転車乗りの人。彼によればハイヒールは人間の姿勢にとってとても良い靴なのだそうな。でも全裸でハイヒール履いた写真載せているのはやっぱりやりすぎだよね)、光デパートさん(チキンラーメンの起源説)、開田夫妻(大強度陽子加速施設の見学のおりに施設の中を突っ切っている謎の道を発見。それはなんとある神社の神事に使われるものであった。陽子も原子力もやっぱり神様には適わないのだ!) 明木教授(中国地名のカタカナ表記の愚かさについて。万里の長城をワンリー長城とはどういうことだ!) 梅田かずおさん(トンデモ紙芝居 「怪人ゴルダア」超人ヒーローのゴルダアが普通の日本家屋に住んでいるというが異様におかしかった。 なお、終了後にサプライズゲストとして実父で本職の紙芝居師である梅田佳声さんが登場。まったく知らされていなかったかずおさんの当惑振りが開場の笑いを誘っていた)

 エクストラはここでオシマイ。20分の休憩を経て山本会長がせりで登場。原田実先生や近衛さん、桐生先生などパネリストの諸氏も現れて2010年度トンデモ本大賞ノミネート作の発表である。

 赤司洋子「ネコの心がわかる本」  気功!を使って猫の住環境を良くしようという異色すぎるにもほどがあるだろ飼育指南(なのか?)。手を掃除機にイメージして(何のことやら分らない)猫の体から悪いもの、マイナスエネルギーを吸う(ますますもって分らない)。そしてイメージのゴミパックに纏めて宇宙にポイ!しょっぱなから強烈な作品だなあ(笑)。

 リチャード・コシミズ「小説911」 911陰謀論をへたくそな小説に仕立てたもの(なのか?)。「ラリー、お前も根っからの金融ユダヤじゃのう」という台詞にぶっ飛ばされた。また小説形式のためか、実在の人物の名前はすべて仮名にされている。といってももうバレバレなのだが(笑)。もうデーブ・ズベクターとか、ビン・ラティンとか、ズダンリー・キューブリックとか、大変である。そしてその仮名の極め付けが山本五十六ならぬ山本六十五!ああ、もうどうにでもしてくれ!

 杉山徹宗「平和宇宙戦艦が世界を変える」 宇宙建造しその特殊レーザー砲で持って北朝鮮のミサイルも地雷も拉致問題も全て解決。へたくそな宇宙戦艦のイラストがまた笑えるぞ。山本会長、「この手の人たちはレーザーで何でもできると思っているんですよねえ」これに食いついたのが桐生先生で「あたしが通っている治療院にはレーザー治療器が5台もあってですねえ、同じ部屋で手首に当てたり、腰に当てたり局部に当てたりするんですよ。あたしのちょっと隣で青年がズボン下ろしてください言われているんですよ、あたしはいいんですけど、青年が」この暴走には爆笑させられてしまったです。

 丸山修寛「500年の時を経てついに明かされたダ・ヴィンチの秘密」 ダヴィンチの絵からなにやら読み取ってしまおうという趣旨の本。ダヴィンチの絵のある場所に鏡を立てるとほら、女性のアレが、ほら、悪魔のアレが!なぜ鏡を使うのか(笑)。また「モナリザ」の絵にあるというモナリザパワーというのも良かった。モナリザの絵を小さく切って貼り付けたりすると体調が良くなったりするのだそうな。はあ、そうですか。

 ノミネート外の本も五冊ほど発表されたが「井伊直弼と、西郷隆盛と、徳川慶喜と、吉田松陰は同一人物であり、その正体はジョン・万次郎!なぜなら英語を話せたからだ。だが実弟の福沢諭吉が(なんで弟やねん!)兄の業績を妬んで、歴史を全て書き換えてしまったのである」という「プラグマティズムで読み取る明治維新」以外はたいしたものはなかったようである。

 ここで40分の休憩及びトンデモ本大賞投票時間。私はのび太さんと交代でトイレに行ったりする。軽い便意を覚えたので(そんなことまで書かんで宜しい)トイレへ。会場やその下の喫茶室ではトイレが空いておらず2階まで行くことになる。運良くウオシュレット付の個室を使えたので快適な脱糞ができた。

 さて休憩が終わって恒例のトンデモ演芸コーナー 今年はなんとあの伊勢田監督祭だ!いきなり事前の説明なしに上映される『恋戦士ラブコメッサー』!観客の皆さんの反応が微妙だ。いや、受ける受けないを別にして「一体何が始まったのだろう」という空気に会場が包まれたのだ。或る程度知識のある人にはこれはたまらなく面白いシチュエーションではないだろうか(笑)。そんな状態の中『ラブコメッサー』が終了。眠田 直さんと声優の木下ぐみさんが登場して伊勢田監督作品の紹介を始める。

 ここで監督の代表作「聖ジェルノンシリーズ」のダイジェストを上映。例の短い剣の初期作や阪神大震災被害地での鬼畜ロケ場面やサイン会で盗み撮りした映像を使ってあかほりさとる先生を登場させた場面など説明するとさすがに場内大うけ。ようやく全ての観客に伊勢田監督の凄さが伝わったようである。

 しかし、ここでトラブル発生した。眠田さんと木下ぐみさんのトークに平行して流れ出す「聖ジェルノン」の主題歌。ここでスクリーンがひーっと上がってジェルノンコスプレの伊勢田監督が登場して歌うという段取りになっていたのだが、いかなる手違いかいっかな主題歌のメロディーが聞こえてこないのである。あわてるお2人。なんとかトークを続けて間を持たそうとするがそれでもやっぱり主題歌は流れない。「うー、もう話すことないよう」と眠田さんが嘆いた瞬間、ようやく音楽が流れてきた。

 スクリーンが上がって伊勢田監督が登場。そして意外な美声(失礼)で主題歌を歌い上げる。そして眠田さんが「紹介します、日本のヘンリー・ダーガー、あるいはエド・ウッド (誉めてねえ!) 伊勢田監督です。マスクを脱いだ伊勢田監督、眠田さんとトーク。かなり上がられているようで喋りもたどたどしかったが、作品からはとても想像できない性格の良さが伺えてちょっと感動してしまう。

 最後にまた伊勢田監督の歌。今度はあの「浅瀬でランデブー」の主題歌だ。監督はおそるべきことにボイスチェンジャーのような無粋な道具を使うことなく魅惑のファルセットボイス(笑)で女性のように歌うのである。お客さんたちも手拍子でもう大変な盛り上がり。

 次はいよいよ大賞の発表である。山本会長とパネリストの皆さんが舞台に再登場。声ちゃんがいつものように対象作品が書かれた封筒を会長に渡す。そして発表された大賞作は「平和宇宙戦艦が世界を変える」であった。わー、おめでろう、パチパチパチ。山本会長によると最後まで「宇宙戦艦」と「猫」が争ったそうでその奇妙な組み合わせに会場大笑いである。

 また大賞候補作以外に票が投じられたのが「民主党のマニュフェスト」(笑)2票、故志水氏の家2票、みなさん、上手いですなあ。そしてついに日本トンデモ本大賞2010が終了したのであった。

 開田あやさんによるエンドクレジット読み上げ。その後は妖怪プロジェクトさんのミニライブ。やー、何ですな、あの猫娘はリハーサルの時はそうでもなかったのにいざ本番となったらやたらに可愛い。思わず見とれてしまったくらいである。はっ、これがひょっとしたら「萌え」という奴なのでしょうか。

 ライブ終了後、お客様退場。我々は直ちに会場撤収に取り掛かる。映像記録したカメラを記録班に渡したり、プロジェクターを片付けたり、長々と伸ばされたケーブルを自前と会場用意のものと分けたりする。毎年のことでこれ自体はあっという間に終了。この時妖怪プロジェクトの河童さんとお話する機会があったのだが、そのカーッとした突き抜けた明るさに感動させられる。私なぞついついカーッとした突き下がった暗さの方に行きがちな人間はこの明るさを見習わなければなるまい。

 片づけが済んでこれまた恒例の写真撮影。最初は女性陣に若干の男性を加えた(笑)コスプレ撮影。その次に全会員、出演者が客席に座った記念写真である。

 その後は秋葉原の万世に移って二次会。この時「あー、宴会の開始は午後7時なのに早くついちゃった。暑いんで宴会場の方に入れてもらおう、えー!まだダメなの?」とか「荷物置き場はどこ?えー、今回は席がふさがっていて自分の席の下に置くの?」という騒動があったのだが割愛(笑)。

 午後7時 大会番長S山氏の挨拶、山本会長の乾杯の音頭で宴会開始。乾杯するなり会員諸氏がどどどどと轟音を響かせ料理に向かって突進するのはいつもの通り。今回初参加したある会員の娘さん(13歳、ヒーッ!)がびっくりしていたのがおかしかった。私は乾ききっていた喉にがんがんビールを流し込み、料理は後から割り切っているのでゆうゆうとした(?)ものですが。

 で、後からゆっくり行くとすでにお寿司が壊滅していたりするのであった(笑)。

 例によっていろんな人たちとお話させて頂く。この時間が2時間ではなく5時間あまりあったら私はきっと楽しさのあまり発狂してしまうであろう。

 終了後、すなむし先生、ひえださま、気楽院氏、H氏、ぴんでんさん、Y嬢(宴会終わり近くに奥さんに連れられてやってきたのである)と二次会。焼酎をぐびりと飲んでさらに頭をぴっきっきーにする(笑)。いろいろ話をしていたようであるがもうこの辺になると良く覚えていないの、皆さん、ごめんなさい。

 終了後(ぴんでんさんとY嬢は30分ほど先に帰った)、皆さんとお別れして私はJR線にて新宿へ。丸の内線はすでに動いていない時刻だったので新宿駅からとぼとぼ20分ほど歩いてホテル帰着。ずだっと寝る。

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