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2010年6月22日 (火)

6月21日(月) 「突撃!肥満」

 さあ、みんなで肥満サインレッドを回してくれ、さあ、もっと強く!某山田電器で1,380円だった某社製(日本製)のBD-RE5枚組をポイント加えて1,000円弱で入手。いくらポイントを使ったとはいえBD-REが単価200円ですぜ。あー、びっくりしたなあ、モウ。このBD-REは現在、WOWOWや日本映画専門チャンネルHDを録画してDVD-AUDで再生しているものと代替する予定。なにしろ旧BD-REは2008年3月に前ブルーレイプレーヤー DVD-3800BDを入手して以来、2年もの長きに渡って繰り返し、繰り返し使われてきたのだ。メーカーの耐性テスト限界には程遠いが、そろそろ引退させて上げようと思っているのである。

 まあ、引退させるとは言ってももちろん捨ててしまう訳ではない。通常のBD-Rのごとくハイデフコンテンツの保存に使うのだ。

 スーパードラマチャンネルHDでデジタルリマスター版 「謎の円盤 UFO #1宇宙人捕虜第一号」を録画。さっそく液晶モニター ユニットコム UNI-LCD24/Bでオープニングを見てみたがさすがにLDからダビングしたものとはエライ違いだな。あの電動タイプライターがだだだっと文字を打ち込んでいく場面は紙のテクスチャーがよりはっきりしているし、タイプボールの金属感にもリアリティがある。UFOも透明度が増してきたし、インターセプターの丸みも官能的だ。もうこりゃたまらんということで全編HGにて録画保存することにしました。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、朝飯にコンビニの調理パンとコーヒー牛乳。昼飯は母親が食っていた素麺の残り(笑)。大よそ一把分くらいか。これにめんつゆと刻み万能ねぎをざっと掛けてそのままずるとやるのである。夕食は刺身盛り合わせお徳用パック、昨日の残りのおでん、生野菜。ビール2缶、ゴハンをふりかけで一膳。〆のコーヒーは如例。

 その後輸入ブルーレイで『シャッター・アイランド』を見る。世間の評判どおりオチは早い段階で分ってしまうものの

 あー、ここからネタバレなんで見てない人は読まないでね。この警告を無視して読んで文句を言われても知らないよ。例によって例のごとく接骨院へ行けって言うよ、これは“筋違い”ということだよ。

 要するにディカプリオがキチガ×で女性患者が行方不明になって精神病院へ捜査のために派遣されてきた連邦保安官の自分というのは全て彼の妄想に過ぎなかったのである。彼は子供達3人を殺した妻を殺害し、この精神病院に2年前から収容されていたのだ。

 たしかにこのオチは終わってみれば「なーんだ」と思われる部類のものかも知れないが、この映画の見所はべつにある。それはディカプリオの精緻なまでに構築された妄想世界(笑)だ。彼の妄想の中ではあらゆることどもがそれなりに体系化され、この病院では患者を実験台にしてゴーストを作り出しているという結論に達している。そしてそれは恐るべきことに真実の病院の姿にある意味近いものであった。だから、映画を見ている我々は戸惑いを禁じえない。「これはディカプリオが○チガイなのだ」という解釈の他に、「ディカプリオ」は本当は正気であのベン・キングスレーが彼に薬を与えて洗脳してしまったのではないかという解釈をも成り立たせてしまうからだ。ベン・キングスレーの精神病院院長なんていかにもそんなことをやりそうではないか(笑)。

 さらに巷では三番目の解釈も流布されているようだ。それはディカプリオは治療の結果、正気に戻ったのだが現実に耐え切れずまた狂ったふりをしてロボトミー手術を自ら受けることになったというものである。劇中でロボトミー手術は暴力衝動を抑えるためと説明されているので、ディカプリをがそれを現実から逃避するための手段と考えるのが納得できないために私はこの解釈には組しないが、そうした見方も可能ではあると思う。

 意外なオチの一言に幻惑されるとこうした面白さを見逃してしまう恐れが多分にある。映画評論家泣かせの映画でありますな。

 ブルーレイの映像コーディックはMPEG4/AVC サラウンドはDTS-HDマスターオーディオ(48kHz/24bit) 映像、音声とも極めてレベルの高い極上のブルーレイである。映像は解像度が異様に高く、また黒の表現も文句のつけようがなし。サラウンドは抑制の効いた重低音が物語の重層性を暗示するかのようだ。

 シャワーを浴びて輸入ブルーレイで『サント対絞殺魔』(『SANTO CONTRA EL ESTRANGULADOR 』 1963)の続き。続いて絞殺魔はサントに電話。「いいか、サント、今すぐどこそこあそこへ来い!」それだけ言ってがちゃんと切ってしまいます。サント、しばらく考えた挙句、「罠かも知れねえ、だが、あっしは行かねばならんのだ」と指定の場所へ出かけていくのでした。さすが我らがヒーロー、サントだけのことはありますな。

 その場所でサントを待ち伏せしていたのが絞殺魔から電話で仕事を請け負ったチンピラ三人組。彼らはサントカーから降りてきたサントに襲い掛かったのですが、たやすく撃退されてしまいます。ならばと一人がナイフを取り出してサントを刺し殺そうとしたのですが、ここで警視率いる警官隊が到着。ナイフのチンピラ、逃げようとしたチンピラ合計2人を射殺してしまいました。残った1人も捕らえられたのですが、「へ、へえ、私は何も知りません。金目当てに仕事を引き受けただけです」などと言っています。これでは犯人捕縛の役に立ちそうもないでしょう。

 さて、ローラ殺害に失敗したマルコス、恋人のリリアンに手ひどく振られてしまいます。キスもさせてくれません(笑)。涙目のマルコス、「くそー、だったら俺はあのサントと戦って勝ってやる。そうして男を上げるのだ、その時に後悔しても遅いぞ」リリアンの楽屋から立ち去るのでした。そう、このマルコスはなんとプロレスラーだったのです。

 すぐにサントとマルコスの試合が開始。この時会場の天井付近で不気味に蠢く怪しい影。そう、絞殺魔です。絞殺魔が消音器つきのライフルを構えています。彼はこの機会にサントを葬り去ろうとしているのです。狙いを定めた絞殺魔、ライフルの引き金を絞ります。そして見事に命中しました、マルコスに(大笑い)。いや、最初っからこうなることは分りきっているのですが、それでも笑ってしまいますよ、これは。サントは犯人を捜しますが、絞殺魔は素早く会場の外へ逃れてしまいました。

 諦めたサント、サントカーに乗り込み帰途につくのですがここで驚くべきことが起こります。後部座席に子供が乗り込んでいたのです。あ、いや、ここはまだ驚くところではないですよ。真に驚くべきところはこの後の子ども、ミルトン(ミルトン・レイ)の台詞であります。「おいらはミルトンって言うんだけど、サント、おいらの新しいパパになっておくれよ」ええ、押しかけ養子志願ですか。そしてサントもサントで「ふふふ、そうかい、あっしの子になりたいってかい、よし、どんと引き受けた。ミルトン、今からあっしのことはパパッて呼ぶんだぜ」え、ええええ。ほ、本当に養子にしちゃうの(大爆笑)。

 ミルトンはひとまずサント基地に迎えられます。サントは彼に「この後は寄宿制の学校に入るんだぜ、あっしが留守の時に大事な機械がたんとある基地を勝手にうろつかれちゃかなわねえからな」あー、そうですか。

 このミルトン、何故か歌が上手く(笑)、この後劇場のショーに出場することになるのでした。

 さて、今日も今日とて劇場ではショーが行われております。ヴィレガス警視は劇場主のガゥディニ(ロベルト・カネロ)に興行の中止を訴えたのですが、彼はそれを拒否したのであります。そんなことをするものだから、ほら、絞殺魔が隠し通路からご出勤だ。どうでもいいけどこの隠し通路、天井がやたらに高く横幅もあってとても隠し通路には見えませんな(笑)。そしてジャヴィアやミルトンが歌っている間に、今度はあのリリアンが殺されてしまったのです。

 サントは絞殺魔の神出鬼没の秘密はどこにあるかと考えて劇場の図面を取り寄せます。そして仔細に調べてみると「うん、図面と実際の建物に合わない部分があるぞ、ここがきっと隠し通路になっているのに違えねえ」劇場に戻ったサント、うろうろするうちに偶然!隠し通路への扉を発見します。懐中電灯を手に通路へ入り込むサント。そして彼は絞殺魔のアジトである地下室を発見します。ロッカーの中には女の写真、あ、ご丁寧なことに犠牲者のそれには×印がつけられているぞ(笑)。おまけにどうぞ見てくださいと言わんばかりにたくさんのくちなしの花束が置いてあるではありませんか。

 「きゃつはここに逃げ込んでいるのだ」と一応満足したサント、何もせずに地上へ戻ります。

 そしてサントは警視と相談して絞殺魔に対して罠を張ることになります。ローラを囮に使って絞殺魔がのこのこやってきたところをふんづかまえようという算段です。絞殺魔、罠ともしらずに本当にのこのこやってきた!彼は隠し扉から楽屋に入りローラに襲い掛かったのですが、待ち構えていたサントに驚き逃げてしまいます。

 あ、あれ、こんなにあっさり逃がしちゃったのでは罠の意味がないんじゃないの(笑)。

 警視は関係者全員を集めて絞殺魔の身分を明かすのでした。絞殺魔は以前、有名な変装・早代わりの芸人ガウディニだったのです。彼は同時に大変なプレイボーイでありまして、二股・三股・四股当たり前、とっかえひっかえヤリまくっていたのであります。しかし、ついに不誠実な彼に激怒した女優が塩酸を彼の顔にどばっ。女優は殺され、ガゥディニは行方不明になったのでした。

 え、ちょっと待ってくださいよ、ガウディニって劇場主のことじゃないの。私のこの疑問に答えが出されることもないまま、警視はふふふと笑って「奴は変装の名人だ。奴はここに集めた関係者の中にいるぞ」みんな、びっくりしてお互いを見交わしております。ローラ、ジャヴィア、イレーネ、劇場主の秘書、事件が起こるたびに楽屋の前をうろちょろしていたポーターのじいさん、一体誰が絞殺魔だというのでしょうか。警視はぱっと手を伸ばし女性秘書の顔からマスクを剥ぎ取ります。なんと、この女性秘書が絞殺魔だったのです。もう伏線とか張ってないから全然分らなかったよ。

 正体を暴かれた絞殺魔、「ふはははは、良く分ったな。そうだ、いかにも私が絞殺魔だ。しかし私を捕まえることはできんぞ、明智君、さらばだ」警視がムッとして「誰が明智君だ」とツッコンだその時、絞殺魔は履いていたハイヒールを放り出して逃走します。彼は地下に逃げ込んでここでピストルで徹底抗戦するのかと思いきや、あれあれ、女性秘書からいつものマント姿に着替えやがった。そして待ち構える警官隊の前にわざわざ出てきたぞ。何だ、何だと驚いて見ているうちに警官隊のピストルが炸裂、絞殺魔は劇場の天井からまっさかさまに落ちて絶命したのです。

 事件が終わってサントカーでミルトンと共に引き上げるサント。ローラが警視に尋ねます。「あのお方はどういう人なのですか」警視が「彼は銀の仮面の男、エル・サント、善と正義のヒーローなのだ」とバッチリ決めたところで(笑)エンドマーク。

 モノクロ・スタンダード。画質は意外と宜しい。でもあくまでもサント映画としては但し書きがつくので勘違いしないこと。音声はそれなり。歪みやノイズが少ないので目玉の歌謡ショーが気持ちよく見られます。

 その後今までちびちび見ていたWOWOWハイビジョン録画の『春の雪』を最後まで。冒頭で今は落ちぶれた名門華族 綾倉家の当主は下女に「あの娘はどうせ(今、世話になっている)松枝家の意向で嫁入りをする。悔しいので婚礼の前に男をあてがって傷物にせよ!」と酷いことを言う(笑)。

 その娘 竹内結子が成長し、当の松枝家の子息 妻夫木聡と愛し合うようになったがある種の行き違いで破綻。竹内結子は宮家へ嫁入りすることが決まってしまう。妻夫木は彼女のことが忘れられず下女を頼って逢瀬を繰り返すのだが・・・。

 いや、一回目の逢瀬までは当主の命令どおりでなかなかやるな下女!と思ったのだが、妻夫木に脅されて逢瀬をやめさせることができないのがいけない、何回も逢ってヤッているうちに竹内結子が妊娠してしまうのである。真っ青になる下女と当主。何かいい加減な陰謀ですなあ(笑)。当主など「お前、あの命令を本気にしていたのか」と言ってしまうくらいでどうにもだらしないのである。

 なぜ、冒頭からあんな余計な場面を入れたの理解に苦しむ。これがなければフツーの悲恋ものとして十分に成立していたと思うのだが。

 ハイビジョン画質は発色が薄味。暗部のノイズも目立つ。AAC5.1チャンネルはあまり効果が感じられない。

 終了後だらだらとTV。就寝午前2時半過ぎ。

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