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2010年7月13日 (火)

6月12日(月) オー・ヘンリー、あなたのお家はどこ?

 私のお家はニューヨークよー、テキサス州オースティンに博物館もあるのよ。デノン AVプリアンプ AVP-A1HDがついに到着。事前に考えていたような宅急便の配達の人に2Fまで上げて貰うという方法は取れなかったが(笑)、なんとか自力でシアタールームに運び込むことが出来た。ぴんでんさんに助っ人を頼んだり、販売店に宅急便の人に2Fまで上げてくれと手配してみたり(実際、これは不可能だった訳だが)、いろいろ心配させられたけれども、何、最後には上手く行った。案ずるより生むが易し、西川きよしの相方は横山やすしとはまさにこのことなり。

 ここから時間は一気に飛んで(笑)夕食後になったと思って下さい。びゅんとマッハの速さでシアタールームに上がって喜びに打ち震えながらAVP-A1HDを箱から取り出す。そして「重たい、重たい」と呻きながらGTラックの最上段にセットしたのだが、その奥行きがなんとGTラックとほぼ同じ。どんだけ馬鹿でかいアンプなんだ。そしてリモコンやAudyssey ルームEQ用測定マイクなど必要な付属品を取り出して空っぽになった箱を天井裏の倉庫に収める。実はこの時が一番危なかった。梯子の上から転落しそうになった。アンプ本体はちゃんと運べたのに箱を持ち上げようとして転落などどうにも様にならぬ。

 次に結線。音声用HDMIケーブル(スープラ)やアナログバランスケーブル、デノンリンクケーブル(ただのLANケーブル)などを手際よく繋いでいく。フロント・リアのプリアウトにそれぞれのパワーアンプを接続してこれで結線は完了。アナログ5.1チャンネル分のケーブルを使わないので実に簡単である。

 と、ここまではすこぶる順調だったのだが、とりあえず2チャンネルの音を確認するために飯島真理師匠のCD「ザ・クラシックス」を再生したのだが、音が出ない(笑)。やややと焦ってコピーのお手製マニュアルをめくってどうやらCDの入力端子にデジタル、アナログなどの割り当てをしなければならないことが分る。そこでアナログはバランス(正相)、デジタルはデノンリンクに設定し、さらにブルーレイプレーヤーのデノンリンク設定をオフから4thに変更したところやっと音が出てくれた。

 ほっとしてしばらくアナログ、デノンリンクの聞き比べ。細かいディテールを出してくるのはデノンリンクの方だけれど人の声としての生々しさ、温かみはアナログ・バランスの方が圧倒的に好みである。CD、SACD再生はアナログが主力になるであろう。

 ここで気がついたこと。AVP-A1HDのダイレクトモードは2チャンネル再生であってもサブウーファーを動作させる(笑)。ピュアダイレクトモードにすることでサブウーファーをオミットできるのだが、なんでこんな奇妙な設定になっているのだろう。AVP-A1HDを買うような人が2チャンネルのピュアオーディオ再生においてサブウーファーを使いたがるとはとても思えないのだけれども。

 一応、満足して今度はサラウンド再生に挑戦する。アンプ本体に接続されたのセットアップマイクを使って部屋の音響特性を測定し自動的にスピーカーの設定をやってくれるというオートセットアップ機能だ。測定をスタートさせるとフロントレフトスピーカーから「ぽぽぽぽぽ」と火星人の光線銃の発射音みたいな音が鳴って、それもかなりの音量(笑)、仰天する。しかもその後測定がストップしてしまったのである。そしてエラー表示で「部屋の中がうるさいから集中して測定できねーよ、もっと静かにしてから再測定しろよ、使えねえな、まったく」と言われてしまった。

 チクショーと歯噛みしつつノイズ源であると思われるエアコン、プロジェクターHD550のスイッチをオフにして再挑戦。しかし、これでもダメ。やっぱり「だからうるさいって言ってんじゃねえか」とエラー表示が繰り返されるばかり。ああ、これは外からの騒音が少なくなるもう少し遅い時間にやってみるしかないのかなあ。でもあんな火星人の光線音の発射音を深夜に流したら迷惑にならないかしらん。

 仕方ないのでマニュアルにてスピーカー設定(サイズ、距離、音量レベル)を調整する。そしていよいよデノン4thリンクのクロックコントロールを使ったブルーレイソフト再生にチャレンジだ。しかし、この設定がまた面倒くさい。まずDVD-A1UDのDENON LINKの設定で、AVアンプと繋がっているHDMI2を4thにする。次に選択したHDMI端子のHDMIコントロールをオンにする。さらにAVP-A1HD側のHDMIコントロールもオンにしてようやくクロックコントロールが実現するのだ。

 それぞれの操作そのものは簡単であるのだが、何しろ、AVP-A1HDのGUI画面は液晶テレビ 32EX700で、DVD-A1UDのそれはプロジェクターで見ている。この操作のためにいちいち両者の表示を切り替えてあれこれしなければならないのが大変なのである。

 しかし、その苦労の甲斐は十分にあった。最初に見たブルーレイソフトは米国盤の『スカイ・クロラ』だったのだが、BGMのなり方がヴァリエとはまるっきり違う。空間表現の細密さも素晴らしくフロント・リアがシームレスに繋がり広大なサラウンド音場に包まれるような感覚を味わうことができる。ヴァリエでは包まれる感覚はあったのもの、これに比べると音場が矮小だったのだ。

 空戦場面の移動感も満点で私の右脇をフロントから通過した戦闘機がリアスピーカー直前で急上昇を開始、天井へ抜けていったのには感動させられたぞ(笑)。

 その後国内盤の『バイオハザードⅡ』にチェンジ。このソフトでもクロックコントロールの効果は大きい。アリスの回し蹴りが綺麗にサラウンドしてくれるし、付与される重低音のスピード感にもたまらないものがある。

 この調子でいつまでもいつまでも見ていたかったのだが(笑)さすがに時間が遅くなっていたので断念。

 いろいろ戸惑わされたり、オートセットアップが出来なかったりしたけれども、まずは満足のいく音を出してくれるアンプである。これでパワーアンプとの接続を全てバランスにしたらもっと音質的に良くなるのではないかと思うと、これまた楽しみでならない。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、昼飯にインスタント味噌ラーメン。刻み葱をたっぷり入れて栄養的なバランス(気休め程度だが)をとる。夕食はゴーヤと豚肉の炒め物、鰤の刺身、生野菜。ビール一缶、昨日の残り飯で作ったおにぎりを2個。〆のコーヒーは如例。

 そしてこれから前述の狂乱の3時間が始まったのである。

 シャワーを浴びて「プライミーバル」や「謎の円盤UFO #4」のダビング作業など。そして午後11時過ぎからプロジェクターを再起動させてWOWOWハイビジョン録画の『河内ぞろ あばれ凧』を見る。するとアンプ、プロジェクターに怪奇現象が発生。まずAVP-A1HDのクロックコントロールが働いている状態で時々音が途切れることがある。一旦停止してレジュームさせれば音が出るのであるが、さすがに嫌な気持ちになる。またアンプとブルーレイプレーヤーのデノンリンクが安定していないのか。

 そしてプロジェクターのHD550 いきなり映像が出なくなった。びっくりしてリモコンを操作するもこれを受け付けてくれない。完全なフリーズの状態である。本体ボタンを弄っても回復しないので思い切って電源コードを引っこ抜く(上映開始10分ぐらいだから出来たこと。これ以上時間がたっていたらランプの余熱で液晶版にダメージを与えかねない)。そして再起動させたら何とか元の状態に復してくれた。こんなのはまったく初めての体験である。ブルーレイプレーヤーからHDMIでDVDO EDGEを介して直結させているのだからAVP-A1HDの影響ではないと思うのだが。

 映画そのものは大変に面白かった。特に小悪魔的な歌手を演じた松原智恵子が出色。白痴的な色気を発散させるかと思えば実はその内面は相当にしたたかである女というキャラクターを存在感たっぷりに演じている。この人、演技べただと思っていたけれども(笑)やるときゃ、やるものですな。

 モノクロハイビジョン画質は画面の立体感が宜しい。明らかに前の2作品より画質があがっており、これはひょっとしたら麻倉怜士氏のおっしゃるごとくクロックコントロールが映像にも何らかの好影響を与えているということなのか(http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0907/03/news029_2.html)

 その後今度は液晶テレビ EX700で今までちびちび見ていた日本映画専門チャンネルHD録画の『MAKOTO』を最後まで。監督やスタッフ、そして出演者の全てが「これは名作だ」と勘違いしながら作った映画(笑)。泣ける映画かといえば「あんな特殊な事情を明らかにされたって引くばかり」だし、幽霊の声を聞いて隠されていた真実を解き明かすというミステリー的な妙味もない。ラストの和久井映見の奥さんにいたってはそのあまりに身勝手な行動にびっくりさせられるくらいだ。

 原作があるとはいえ、なんでこんな妙ちきりんな映画を作ってしまうのだろう。

 ハイビジョン画質は日本映画専門チャンネルらしからぬ抜けの良いすっきりとした画調。またEX700での視聴の故か花火などの場面でも特に画面の破綻は見られなかった。

 終了後だらだらTV。アンプ到着のコーフンでまたしても眠くならず(笑)。結局午前3時過ぎにベッドに入るのだが、雨の音が気になって朝まで終始眠りの浅いままであった。

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