« 8月8日(日) ネチズン男 | トップページ | 8月10日(火) 「コンティキの艦隊」 »

2010年8月10日 (火)

8月9日(月) 「干し柿のステラ」

 Stella by Hoshigaki, 『KICK-ASS』 すげーぞ、トンデモないぞ、むちゃくちゃに面白いぞ、早くも今年NO1映画に決定だぞ。もうコーフン覚めやらぬ有様で普段はあまり興味のないフィギュアなんかも買っちゃおうかなと思っているくらいだぞ。ちなみに買っちゃおうと思っているのはこの映画のスーパーキャラクター ヒットガールだぞ。

 この映画のスーパーヒーローたちはあくまでも現実中の人物である。主人公で何の特技もないのにスーパーヒーロー、キックアスになろうとする高校生ディブはチンピラにナイフで腹を刺されたり車にはねられてずたずたになったりする。中盤では彼の行動を苦々しく思っていたギャングに捕まってウェブ上で公開拷問を受けたりもするのだ。

 しかし、そんな彼にも仲間がいた。ギャングの奸計で刑務所送りにされ結果的に妻を失った元警察官のビッグ・ダディとその相棒である11歳の娘、ヒットガールだ。彼らは復讐のためギャング組織に戦いを挑むのである。彼らはキックアスと違い体技を磨き上げた本物のスーパーヒーローだった。

 しかし前にも言ったようにこの映画はあくまでも現実世界の枠組み内に留まるもの。そんな世界で11歳の女の子がギャング相手に戦うといってもアメコミの世界のごとくただ蹴ったり殴ったりだけで相手が降参なんてことがある筈もない。ならばどうするのか。はい、答えは簡単です。長刀様の武器や火器を使って本当に皆殺しにするのです(大笑い)。

 彼女は志半ばで倒れたビッグ・ダディの敵を討つためにディブ=キックアスの力を借りてギャングの本部があるビルに殴り込みを掛ける。

 これでコーフンしない人とは僕はお友達になれませんなあ(笑)。

 とにかくこのヒットガールの殺人技がカッコいい。ひゅんと飛び上がっては長刀で相手の足を切断、くるりと回って相手のバックを取り銃撃一連射で頭蓋を破壊、弾丸がなくなったら相手の足元に潜り込んで銃を奪い、やっぱり一連射で頭蓋を破壊だ。

 私は確信した。ついにあのゴーゴー夕張を越える少女殺人マシーンが誕生したのだ!

 キックアス、ヒットガールの活躍(まあ、大量殺戮ですが)でついにギャングのボスも死んだ。めでたし、めでたしで帰途に着くキックアスとヒットガール。しかしその背後ではギャングのボスの息子が父親の死体を抱きしめて復讐を誓う。このあたり『スパイダーマン』の見事なパロディとなっており、こういうセンスの良さも見所のひとつである。

 観賞は輸入ブルーレイ。映像コーディックはMPEG4/AVC 音声は48kHz/24bitのDTS-HDマスターオーディオ 7.1チャンネル。画質は切れがなくいくぶん軟調な印象。こういう映画こそハイコントラスト、高解像度の明快な画調で見たいものなのであるが。音質はある程度ヴォリュームを上げないときっちりとした包囲感が出てこない。そうすると今度は爆音場面で近所への迷惑が気になってしまうわけで。

 現在のところ『キックアス』の日本公開は決定しておらず。まあ、僕はこうやって輸入ブルーレイで見たからいいけどね(笑)。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、昼飯にマルタイ棒ラーメン一食分(280kcal)、夕食はカツオの刺身、天ぷら、ナスと豆腐の味噌汁。ビール500ml缶1本飲んでゴハンを一膳。〆のコーヒーは如例。

 この後『キックアス』を輸入ブルーレイで見て大コーフンしたという訳です、はい。

 終了後、今度はいままでちびちび見ていた日本映画専門チャンネルHD録画の『腐女子彼女。』を最後まで。有能なビジネスウーマンの美女に告白、付き合うことになった主人公。しかしその美女には隠された秘密があった。なんと彼女はモーレツな腐女子だったのだ。その熱心に過ぎる腐女子的行動に戸惑う主人公であるが、愛の力で(笑)乗り越えていく。こうして次第に付き合いを深めていく2人であったが・・・。ここまではまあ、いいんである。モンダイはこの後、いきなり彼女がイギリスへ転勤すると言い出したこと。

 しかも、イギリス行きが長年の夢だったなんて言い出すのである。今まで、熱心に過ぎるほどの腐女子的行動は何だったのか。イギリスには執事喫茶や同人ショップもないぞ、声優のコンサート(なのかあれは)も開かれないぞ。さらに酷いことに彼女の夢がイギリスの何だったのかということが最後まで明らかにされないのだ。これで彼女がシャーロッキアンだったとか(似合わねえ)、モンティ・パイソン命だったとか(ちょっと時代が違うか)そういうことがあれば理解できなくもないのだが、この映画の監督はそれすら放り出してしまっている。

 イギリスへ行くと言い出したとたん、彼女はごくごくフツーの女になってしまうのである。

 この監督、絶対、「そんな腐女子だ、オタクだと言ってもそんなのでカッコいい恋愛ドラマが成立するわきゃないだろ、何、夢見てんだ」と思っているな。腐女子やオタク事象に関して好意的なフリをしていながらその実、腹の中では蔑んでいるに違いない(酷いキメツケ)。

 画質は日本映画専門チャンネルとしてはレベルの高いもの。抜けの良い発色が前半の狂騒的な恋愛模様を上手く盛り上げてくれる。ただ、やっぱり日本映画専門チャンネルだけあって動きの早い場面などモザイクノイズが発生して画面が一気に粉っぽくなってしまうのであるが。

 音声はステレオ。もう少し台詞の通りを良くして欲しかったところである。

 シャワーを浴びて国内盤DVDで待望の『金星人地球を征服』(『It Conquered The World』 1956年)を見る。この作品、アメリカでもDVD化されておらず米アマゾンで手に入るのは中古のビデオテープのみという状況であり日本が世界に先駆けて唯一DVDで発売するという快挙(?)を成し遂げたのです。あの子供の頃から見たくて見たくて仕方なかった金星ガニを40年の時を経て(おいおい、お前は6歳の頃から金星ガニ見たかったんかい・・・いや、あり得るあり得る、この私なら十分にあり得る)ついに目にすることができるのです。 

 今の私は余人には到底理解して貰えそうにないヨロコビに打ち震えているのであります。まあ、実際に見たら「しょうもない」と思うに決まっていますがね(笑)。

 ほいじゃ、始めましょうか。

 大仰なオープニングクレジットの後、映るのはどこぞの基地。おりしもこの基地から人工衛星が打ち上げられようとしています。責任者のポール・ネルソン博士(ピーター・グレイブス)は無闇に張り切って「よーし、後3分で発射だ。人類が大宇宙へ記す第一歩になるぞ」
 
 しかし、その頃、彼の友人、トム・アンダーソン博士(リー・バン・クリーフ)はパティック将軍(ラス・ベンダー)に面会し衛星計画の中止を進言していたのです。「将軍、衛星の打ち上げは人類に危険をもたらします。前の衛星は爆発してしまったでしょう。あれは宇宙人の仕業だ。宇宙人たちは地球を見張っているのだ」

 やかましいと怒られてしまいました(笑)。そのまま衛星は発射されてしまいます。

 3ヵ月後、トムとその妻クレア(ビバリー・ガーランド)はネルソン博士・ジョアン(サリー・フレーザー)夫妻を家に招いてディナーを楽しんでおります。この時よせばいいのにポールが「ところで、君、衛星のアレはどうなったんだ。打ち上げから3ヶ月経ったけどまだ無事に地球軌道を回っているぜ」

 彼の言葉にすっと立ち上がったトム、カーテンを開いて怪しい装置を彼に見せ付けます。「ふふふ、この音を聞け、金星からの通信なのだぞ」ポールは呆然とします。その装置は通信どころかうおおおーんという雑音が聞こえるばかりなのです。思いっきり「あ、こいつ、イカれやがったな」という顔をしております(笑)。

 この時ポール宛に電話が掛かってきた。なんと件の衛星がレーダーから消えてしまったというのです。ポールとジョアンは急いで基地に戻り部下達に衛星の回収を指示するのでした。

 彼らが帰ってからもトムの怪しい行動は続いています。彼は通信機に向かって「ええ、今のところは誰も気付いていません。また明日連絡します」なんて言ってます。そして彼はクレアに「彼らは衛星を乗っ取った。それで地球にやってくる。彼らは地球人類にとっての救世主になるのだ」

 がっかりしたクレア、ため息をついて「ああ、もう大変だわ、暖かくなるとこんな人がでてくるのよねえ」完全に夫を基地外扱いであります(笑)。

 翌日、決行される衛星回収作戦。しかし、衛星の動きがおかしい。衛星は勝手に軌道を離脱、基地近くの山の中へ不時着してしまうのです。この時映る衛星は完全に円盤型。あんな人工衛星があってたまるものか(笑)。そしてこの衛星の残骸から出た、出た、出ましたよォ、金星ガニが!40年来の望みがやっと叶いましたよォ!

 金星ガニはその鍵爪をひらひらと動かします。するとどうしたことでしょう、列車、新聞印刷の輪転機、工場やクレーンも停止。そしてついでにレコードプレーヤーまでもが止まってしまいます。丁度、この時トムの家へ向かっていたネルソン夫妻の車も動かなくなってしまいました。おまけに2人の腕時計も同時にストップしてしまったようです。

 2人は仕方なく徒歩でトムの家へ向かいます。

 基地でも大騒ぎ。停電して電話も通じません。これじゃ衛星の回収なんて無理だ。パティック将軍は「ちくしょー、これで900万ドルの予算と5年の歳月がぱあだ」と嘆いています。

 そしてトムはなんと通信機を通じて街を制圧するためのアドヴァイスをし始めたではありませんか。「いいですか、街の要人といったら警察署長とかパティック将軍とか8人くらいです。だから8個の洗脳装置を用意すれば十分です」なんだ、洗脳装置って。その疑問に答えてまたまた金星ガニが登場。足の下から何かがぴらぴらと飛び出します。どうやらこれが件の洗脳装置らしい。

 すべての交通機関・電気・電話が止まって大パニックとなった街。みんな助けを求めて右往左往しています。そんな中、懸命に働き続ける警察署長。あ、さっきのぴらぴらが飛んできて署長の首に衝突したぞ。署長は一旦倒れるのですがすぐに立ち上がり動かなくなったぴらぴらをゴミ箱に放り込んで隠します。どうやら、これで彼は洗脳されてしまったらしい。

 今ひとつ分りにくい演出ですが、ここは各自が心の中で補うということでよろしくお願いします(笑)。

 ひいひい汗まみれとなってようやくトムの家へたどり着いたポールとジョアン。トムは2人をにこやかに迎えたのですがなんと、この家だけは電気も来ているし電話も通じる。おまけに車までちゃんと動くのです。トムはにやにやしながら「金星からの使者が来たのだ。あらゆるエネルギーを中立化させたのは彼らなのだよ。いよいよ人間が救われる。いい塩梅に作り変えられて人間という欠点だらけの種族から進化するのだ」ポールはいやそうな顔をします(笑)。「作り変えられるって、僕はそんなのイヤだね。さあ、そんなたわごとを言ってないでご自慢の動く車で僕達を家まで送ってくれよ」

 この間、パティック将軍までがあのぴらぴらにやられて洗脳されてしまいました。彼は情報を得るために街へ徒歩で向かっていたところを襲われたのです。彼は基地へ戻ると兵士達に「お前達はすぐにベイカーズ基地へ向かって出発しろ」と命令。兵士達を基地から追い出してしまいます。

 そして基地内の科学者たちには「コミュニストどもの攻撃だ。戒厳令が宣言された。君たちも事態が収まるまでは基地から出てはならんぞ」だって。なんかエライことになってきましたな。

 一方、自宅までトムに送って貰ったポールとジョアン。何かと心配するジョアンにポールは「心配ない。あれは彼の妄想だ。停電などは自然災害が原因だ。彼はそれを利用しているのに過ぎないんだよ」

 本日はここまで。

 その後はだらだらとTV。就寝午前2時半。しかし眠りが浅く夜中に何度も目覚めてしまう。そして同じようなことの繰り返しである夢を延々と見続けたのであった。あー、つらい、つらい。

|

« 8月8日(日) ネチズン男 | トップページ | 8月10日(火) 「コンティキの艦隊」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 8月9日(月) 「干し柿のステラ」:

« 8月8日(日) ネチズン男 | トップページ | 8月10日(火) 「コンティキの艦隊」 »