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2010年9月11日 (土)

9月10日(金) ホメ殺し

 洒落にならない駄洒落。9.11に関する陰謀論で不思議なこと。元々、この(馬鹿馬鹿しい)陰謀論というのはWTCビルの崩壊の様があたかも爆薬を使った制御解体(爆破解体)のようだということに端を発している筈だ。もちろん、この説には何万人もの人が働いている巨大ビルに爆薬を仕掛けられる訳ねーだとの一言で論破されてしまうのだが、そうなると陰謀論者は「純粋水爆」を使ったのだなどと言い出す。

 「純粋水爆」(笑)という一発の強大な破壊力を持つであろう爆弾によるビル破壊は多数の爆薬を配置して行われる制御解体と同じ崩落プロセスを経るとは考えられない。つまり陰謀論者はビル崩落の有様という陰謀論のよりどころである事象を自ら否定しているのに等しい。

 またビルの崩落速度が「真空中の自由落下」なみであったという主張も訳が分らない。しつこいようであるがWTCビル崩落に関する陰謀論は崩落の様子が制御解体のようだという疑問がきっかけになっている。この「真空中の自由落下」なみであったという崩落速度が陰謀の存在を証明するためには、「制御解体による他のビルの崩落速度も真空中の自由落下なみ」という事実がなければならない。制御解体(爆破解体)とはコントロールされた最小限の爆発や、あるいは炸薬の燃焼に伴う高熱や指向性のある爆轟で切断する爆切(→モンロー/ノイマン効果による)で、建物の構造を破壊、敷地の内側に構造の自重によって倒れ込み折り畳まれるようにして倒壊させるという技術である。

 建物の自重によって押しつぶされるように崩壊する建物が真空中の自由落下並の速度で落ちるなどとはちょっと考えられない。ここでも陰謀論者は陰謀のより所を自ら否定していることになるのである。

 あ、ひょっとしたら彼らは爆薬の爆圧で崩落部分がカタパルトで打ち出された戦闘機のように加速したなどと考えているのではあるまいな。だから落下の速度が速いとかって(笑)。

 (もちろん、WTCビルの崩壊速度が真空中の自由落下なみであったなどということはない。建物自体よりも、剥がれた外壁やその他の破片のほうが先に落ちているのが、崩壊時に撮られたどのビデオや写真からも明白であるからだ。陰謀論者は崩落開始のタイミングをじっさいより遅く見積もっており、そこから自由落下なみの崩落速度などという誤った結論を導きだしている)

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、朝飯にコンビニのパンとコーヒー牛乳。本日はアンリミテッドランチの日ではないのだけれどもちょっと気が狂って膳でラーメン+替玉をやっつけてしまう。夕食はカツオの叩き、出来合いのコロッケ2個、海草サラダ。ビール2缶飲んだらもう腹いっぱいでゴハンを食べることができなかった。〆のコーヒーは如例。

 その後WOWOWハイビジョン録画の『スケート・オア・ダイ』を見る。悪徳刑事たちがマフィアとの取引を装って彼らを皆殺しにする。その場面を2人のスケートボーダーに目撃されて・・・というストーリー。しかしなんですな、このパターンの映画は何作も作られておりますが、なんで、みんな、事前に現場を調べないんでしょうかな(笑)。偶発的な犯行ならともかく完全に計画的だった訳ですから下見するぐらいの時間はいくらでもあった筈なのに。

 その後の展開も奇妙、奇妙。だいたいこの現場をスケートボーダーのデジカメ(携帯?)で動画撮影させてしまうのが良くない。こんな決定的な証拠があるのならばあんなに逃げ回らずマスコミに駆け込んでしまえばいいからである。一応、自分達がハッパやってるとこも映っているからマズイという意識があるようなのだが、そんなもん、命の危険に比べればなんてことはないでしょうが。

 何しろ、ギャング達を殺した特捜班(警察内でやたらに権力があるらしい)は街中で他の人間の存在など気にも掛けずにぱんぱん発砲するような奴らなのである。捕まったら確実に殺されしまうのだから。

 一般の警察官たちに追わせる展開も凄くへん。陰謀に加担していないフツーのおまわりさんにうっかり捕まえられたら「何を喋られるか分ったものではない」からである。「おまわりさん、おまわりさん、僕、こんな動画持ってますよ」とおまわりさんに見せてしまったりしたらそこでもうおしまいですよ。

 ハイビジョン画質は非常にグレイニー。黒がちょっと沈みすぎているのも気になった。ただ、その代わり質感表現は抜群。列車の車体の金属感など実にリアルである。AAC5.1チャンネルサラウンドはとにかく音の数が多い。包み込まれるような濃密なサラウンド音場が楽しめる。

 その後今までちびちび見ていたWOWOWハイビジョン録画の『おろち』を最後まで。いや、これはなかなか出来が宜しい。どろどろの人間関係、やたらに気色悪い特殊メイク、身もフタもなく心底から争う二人の姉妹など、どれも優れて梅図的である。

 古い洋館のセットが今ひとつ安っぽかったけれども(笑)周囲と隔絶された異世界としての役割を果たしており、ある時期を境に醜く変貌していくという姉妹の悲劇性をシェークスピア並の大悲劇に見せてくれるのであるって、これは何ぼ何ぼでも誉めすぎか。嶋田久作の白衣姿も宜しい。怪しい装置を使って怪しい医療技術を披露する彼はまるでハマー映画でのピーター・カッシングのごとし。

 ただ、ラストのオチはちょっと蛇足ではなかったか。姉が自ら顔を焼き、おろちが立ち去った後で、中越典子の妹が鏡に向かって不気味に微笑む、その手と額にはかすかにアザの兆しが・・・というぐらい抑制されていた方が余韻を味わえたのではないかと思うのである。

 ハイビジョン画質は高水準。特にスキントーンの描写が細密だ。AAC5.1チャンネルは迫力があるものの、音が安っぽい。雷雨の場面などいかにも作った音というちゃちさがあってリアリティが感じられない。

 シャワーを浴びて「Under the Dome」 501ページまで。ヒーッ、昨日から70ページも読んだのにまだ半分いかないよ、どんだけ長いんだよ。軍の強力な酸による実験は失敗。ドームはびくともしない。この実験中、ドーム内の空に異変が起こる。流星雨がピンクに染まったのだ。「ピンクの星が落ちてくる」という子供たちの予言?が当たったのである。

 ブレンダ・パーキンスは亡き夫が残したレニーの資料を調べ、彼が麻薬を製造販売していることを確信する。彼女はファイルをプリントアウト。その話しを聞かされたバーバラは「万が一を考えてジュリアに預けろ、決して一人でレニーに談判しにいくな」と忠告。

 そのレニーはサンダースと語らって街のスーパーマーケット閉鎖を決定する。町民の不安を煽って暴動が起こりかねないこと、そんな重要な現場に配置されるのがみんなチンピラ警官であることなど怪しい部分が一杯。さらにレニーとジュニアは3人の人間をやとって「あること」を指示する。

 スーパーマーケット、開店時間の前から人が集まって大騒ぎ。病院の看護婦ジニー・トムリンソンはスーザンをレイプしたチンピラたちが平然と警備についているのを見て激怒。前へ進み出て「こいつら、スーザンをレイプしたのよ」と叫ぶ。チンピラ警官たちの一人が「黙れ、このクソアマ」と叫んでパンチ一閃。ジニーの顔面に叩き込む。

 群衆騒然。その時投石が飛来。あのビッチ警官ジョージアの顎を砕く(ちょっとすっとした)。これがきっかけで暴動が始まる。怒り狂った群集はスーパーマーケット内になだれ込み略奪を開始。この略奪はローズとデールの説得まで続く。

 実は石を投げたのはレニーとジュニアが雇った男達。レニーは自分の権力を強大化するために暴動を欲したのである。だからスーパーの警備に未経験ですぐさま女性に暴力を振るうようなチンピラ警官たちだけをつかせたのだ。

 騒動の最中、外出するブレンダ。彼女は例のファイルをバーバラの指示通りジュリアに預けようとしたのである。しかしジュリアはスーパーの現場に行っていた。ブレンダは迷った挙句第3理事のアンドレアに預けることになる。そのアンドレア、鎮痛剤依存の離脱症状でぼろぼろ。そのためブレンダからファイルを受け取ったことを夢の中の出来事だと思い込んでしまう。そのファイルは彼女が急いでトイレに行くときに放り投げられテーブルとソファの間に落っこちてしまった。

 ファイルを預けたブレンダ、あろうことかレニーの自宅へ。まさか、自分を害するようなことはないと考えたのだが、もちろん、それは大間違い。レニー、麻薬製造を告発すると言われたとたん、彼女に飛び掛って首の骨を折って殺害。うわあああ。

 就寝午前2時。

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