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2010年10月30日 (土)

10月29日(金) 『ロボ幸福』

 第3項 KFK(幸福の・・・)会員に危害を加えることは許されない。先日、ようやく到着した輸入ブルーレイソフト、『ムカデ人間』のみドルビーデジタルのロッシー音声収録である。まあ、映画が映画だから(笑)これはしょうがない。むしろ英語字幕だけでもついていることを喜ぶべきであろう。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、昨日と同じく冷凍のスパゲティ・ナポリタン。夕食はやずの刺身、ヒレカツ4枚、付け合せの生野菜。ビール2缶、ゴハン一膳。ゴハンは味ポンで合えた釜揚げシラスを使ってお茶漬けにする。これが意外に美味しい。〆のコーヒーは如例。

 その後輸入ブルーレイソフトで『ファイナル・デッド』(『The Breed』 2006)を見る。いろいろなところで考えの足りない場面があってそういう意味ではまさに『The Killer Shrews』(『人喰いネズミの島』 1959)の正当な子孫と言える(笑)。狂犬病の扱いはいい加減だし、あの犬の研究施設も柵の下をコンクリートで固めるくらいのことはしたほうがよかろう。例によって遺伝子操作云々という設定が出てくるもののあんなちょっと利口なだけの凶暴な犬を作ってどうしようというのだ。今の軍用犬の方がよっぽど役に立つのではないか。

 とはいえ、私のような人間にはぴったりの映画(笑)。こんなちゃちなストーリーでありながら伏線を残さず回収していく律儀さとか、犬を狙った矢がミシェル・ロドリゲスの足にぶすっと刺さる余計な残酷描写とか、私はそういうものを楽しむために生きているのである。

 しかし、ミシェル・ロドリゲス、映画の前半では似合わないラブシーンなんかやっちゃってつまらないなーと思っていたら、後半いつもの彼女に戻って大活躍。特に足を矢で射抜かれているのに自分の体重が軽いという理由でガレージの屋根に飛び移るのにはシビレましたなあ。

 ハイビジョン画質は誉められたものではなし。ハイデフらしい奥行き感、立体感はあるもののノイズがヒドイ。暗い場面では画面がノイズに覆われてしまう。サラウンドは48kHz/24bitのトゥルーHD。こちらは文句のつけようがない。音圧が少々低めではあるものの、犬の吼え声に不気味なまでの迫力がある。

 その後シャワーを浴びて輸入ブルーレイで『地獄のモーテル』(『Motel Hell』 1980)を見る。田舎町に佇む一軒のモーテルMotel Hello 。敬虔なキリスト教徒であるヴィンセント・スミス(ローリー・カルホーン)、アイダ(ナンシー・パーソン)の兄妹が経営しております。彼らはモーテル業の傍ら豚肉を使ってベーコンを販売、そのベーコンが「無添加、保存料不使用、地産地消、国産豚で安心安全、遺伝子組み換え飼料は使っていません」、そして美味しいというので大評判を博しております。

 まあ、Motel Hello ネオンサインの最後のOが壊れて消えてしまっているのでMotel Hellに見えちゃうというのが気になりますが(笑)。

 さて、ヴィンセント、営業時間が終わるとライフルを持ってピックアップトラックでお出かけ。人気のない道路の脇に潜んでなにやら狙っているようであります。その彼の前に現れたのが二人乗りの男女のバイカーでした。ヴィンセント、やおらライフルを取り上げズドン!と思いきやバイカーが勝手に運転を誤って事故を起してしまったという(笑)。ヴィンセント、2人を車の荷台に積んでモーテルへ戻ります。

 そしてアイダに「ばーさんの部屋を開けろ」と命じて連れて来た女を寝かせますって、あれ、男の方はどこいったの?ヴィンセントはその後ツタで覆われた塀の中へ。するとその中に男の方が・・・。

 その後サイレン鳴らしたパトカーが襲来。保安官はベーコン売り場を覗いて「おーい、誰かおらんの」その途端背後からヴィンセントが襲い掛かります。このまま保安官を殺害してと思いきや(ってこればっかりだな)、アイダが「ヴィンセント、ふざけるのはいい加減にして彼を放してやんなさい」なんと、この保安官は彼らの弟であるブルース(ポール・リンク)だったのであります。

 彼らは意識を取り戻した女、テリー(ニナ・アクスロード)に恋人のボーが事故の怪我が元で今朝息を引き取ったと話します。びっくりするテリー、「誰の許可で埋葬したのよ」保安官のブルースによるとこの州ではそういうことをしても違法じゃないのだそうで。墓地へテリーを案内したヴィンセント、ボーの墓標を指差して「あそこに眠っている。何しろヒドイ状態だったからな、あんたには見せたくなかったのだ」泣き崩れるテリーであります。

 テリーはよせばいいのに落ち着くまでこのモーテルのやっかいになることになりました。

 さて、新たなる登場人物、獣医のボブ(E・ハンプトン・ビーグル)であります。彼はヴィンセントの豚たちのチェックに来たのですがどうも遠くに見えるあのツタに覆われた塀が気になるよう。その夜、彼は意を決して塀の中を調べるのでした。入り口が見つからないので塀をよじ登ります。そして向こう側にどてっと落ちるという(笑)。「いててて、ひどい目にあった」と腰をさすりながら中を調べて見ますと地面になにやら袋のようなものがたくさん生えている。何だろうと不思議に思ったボブが近づきますと、袋がぴくぴくと動いてむぐぐと呻いたではありませんか。

 ボブ、おそるおそる手を伸ばして袋を地面から引き抜きます。するとその中から人間の頭が現れた、そう、あのバイカーが頭だけ残して地面に埋められていたのです。しかも声を出せないように喉を切り裂かれている。「わあああ」仰天するボブ。その瞬間、ヴィンセントがふっと現れて「何してんの、ボブ」暗転します。

 場面がぱっと変わって走るライトバン。側面にでっかく「イワン・アンド・テリブルズ」と書いてあって、どうやらこれはマイナーバンドのドサ周りらしい。わいわい歌うバンドのメンバーを乗せて走るライトバン、道路に仕掛けられたトラバサミを踏んづけてパンク、道路わきに転げ落ちてしまいます。このトラバサミを仕掛けたのはもちろん、ヴィンセント。彼は横転したライトバンに麻酔ガスを吹き込み全員を拉致してしまったのです。

 一度モーテルによってアイダを拾います。ヴィンセントったらアイダに「ふふふ、お前にサプライズがあるよ」なんて言っちゃって上機嫌。アイダも「私もサプライズが大好きよ」ですって(笑)。2人は協力して荷台のバンドメンバーを塀の中に引きずり込みます。

 作業を終えたアイダ、「ねえねえ、サプライズって何なのよう、もう待ちきれないわよ」と催促しますと「そこの紙袋を取ってみな」 アイダが紙袋を取ると現れたのはもちろんボブの頭。アイダは大笑いして「まあ、ボブ、しばらく見ないうちにいい男になったわねえ」 喉をさかれたボブはうぐうぐと呻くばかり。

 ヴィンセントはトラクターの後部につけたドリルアタッチメントで穴掘りを開始。本日はここまで。

 終了後、プロジェクターを再起動させて今までちびちび見ていた日本映画専門チャンネルHD録画の『虹男』を最後まで。オープニングクレジットで「メスカリン幻覚考証 戸川行男」とあるのにびっくり。こらまた頭っからえらいネタバレですこと(メスカリンは幻覚剤LSDの原料である)。

 全体のムードは悪いものではないが、話がちっとも面白くないこと(笑)、小林圭樹がいてもいなくても良いキャラだったこと(笑)に戸惑う。それになにより虹男がただの人間だったのにはがっかりさせられたぜ。また助手と次男がそっくりというのもかなり無理のあるご都合主義なのだけれども、それがあっさりと流されているのにも時代を感じてしまった。

 ハイビジョン画質はとにかく不安定。暗い場面ではぱーっとノイズがのる。これは『透明人間現わる』と同じような画質傾向であり、オープニングで画面が盛大にがたつくのもまったく同じ。それでいて明るい場面やクローズアップの画面などではびっくりするような端正なモノクロ映像を楽しめたりする。

 肝心のパートカラー部分はまあ、たいしたことなし。以前、この部分がオリジナルフィルムから欠損しており後からビデオ映像で付け足したということを聞いたが、特にモノクロ映像と違いは見られなかったようだ。

 その後だらだらとテレビや読書。就寝午前2時過ぎ。

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コメント

 こんばんは。『虹男』はLDが発売された頃からいつか見たいと願っていましたが、日本映画専門チャンネルの大映特撮特集で見られて、いろんな意味で見てびっくりの映画でした。
 録画したものを深夜に見ようとしたら、20分ほど見たところで睡魔に襲われ、続きは後日と思ってまた見始めると、また20分ほどで寝てしまいます。まるでナチュラル連続活劇。見終わって、寝てしまったのは体調のせいではなく映画が退屈だったからではないかと思いました。
 まあ、リッチな映画音楽と、昔の日本の風景と若き日の小林桂樹、牛原虚彦監督のきまじめな演出を見聴きできただけで幸せでしたが、東宝チックに「虹男」を造形して見せて欲しかったです。ジャケットのアートが素敵だったので、てっきりクライマックスで七色の『電送人間』みたいなヤツが登場するものと信じていたのでちょっと残念でした。かと思えば同じく大映特撮の『風速七五米』は、この前半にこのクライマックス? と思うくらいド派手なデザスターでござんした。

投稿: 映画虫 | 2010年10月31日 (日) 00時09分

 いや、本当に眠たくなりますね、この映画(笑)。

 たしかにあのスチールみたいな虹男がでてこなかったのには大変にがっかりしました。

投稿: エロの冒険者 | 2010年10月31日 (日) 17時33分

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