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2010年11月 4日 (木)

11月3日(水) 耳かき芳一

 あー、すいません、すいません、自分がヒドイことを書いているというのは分っているんです。でもやめられないんです、すみません、すみません。輸入ブルーレイにて『The Human Centipede むかで人間』を見た。ヒドイ、ヒドイと聞いていたが、これは大間違い。ヒドイどころではない、物凄くヒドイのだ(笑)。

 ストーリーはシャム双生児の分離手術で高名な博士が「もう分離するのは飽きた。これからは結合や!」と思い立ち2人のアメリカ人女性、日本人男性の旅行者を攫ってきて結合、むかで人間を創造するというもの。ただ、むかで人間ったって博士に言わせると「アヌスと唇切り取って縫い合わせるねん!」、つまり単に人間の尻と唇を縫合しただけというお気軽なもの。血管を繋ぎ合わせたり消化器を結合させたりといった高度な外科手術は一切なし。おまけにラスト近くには一番後ろになった女の顔の縫合跡が化膿してしまったりする。

 この人、実は手術へたくそなんじゃないの。

 そして単に縫い合わせただけのむかで人間最大の問題点は食事である。前述したように消化器を結合して一番前になった男が食べれば後の2人にも栄養が行くなんて気遣いはまったくない。単に直通しているだけだから、1番前の男が飯を食ってウンコを出すとそのまま2番目の女の口へむにゅるむにゅる。2番目の女がそれを消化して第2ウンコにする。そして3番目の女の口にむにゅるむにゅる。だれだ、こんなスカトロなことを考えたのは(大笑い)。男が我慢しきれなくなって「あ、ウンコ出る、ごめん」と日本語で呟いた時には、久しぶりにこの手の映画をみて言葉を失いましたなあ。

 博士はむかで人間を外へ連れ出しムチを使って調教しようとしたりする。スカトロ要素といい、この調教といい、実はこの映画は壮大なSM映画なのかも知れない。

 大変に面白かったけれどもあんまり持ち上げちゃいかんよ、調子に乗るから(笑)。それでなくても「これは部作だ、すでに第二部の製作も決定している」なんてトンマなことを言っているんだから。

 映像コーディックはMPEG4/AVC ノイジーでありまた夜の場面で暗部にちらつきが出たりする。発色は上々、びたびた垂れる血の色がリアルで気色悪いといったらない。音声はリニアPCMステレオ。こちらはとりたてて評価するほどのものではなし。サラウンド感も今ひとつである。

 本日は休み。午前9時すぎに事務所へ出て日記つけとネットのチェック。午前11時過ぎから車で出かけてゆきみ家で味噌ラーメン+小ゴハンの昼飯。今日の味噌ラーメンはちょっとスープが濃かったようだ。美味しかったが食後に喉が渇いて困った。そして帰宅して前述の『むかで人間』を見たのである。

 終了後、事務所へ言って亀の世話やミクシィへの書き込みなど。

 午後4時過ぎに帰宅して2本目の映画、日本映画専門チャンネルHD録画の『丘をこえて』を見る。西田敏行演じる菊池寛、西島秀俊演ずる朝鮮人、馬海松〈マカイショウ〉のキャラクターが弱く能動的に物語を引っ張っていく力がない。そのため、当時の大正モダニズムを継承しつつ多種多様な大衆文化が花開いた時代の風俗カタログのように見えてしまう。まあ、私のような人間には返ってそっちの方が気持ちよかったりするのだが(笑)。

 劇中、様々な洋装に身を包む池脇千鶴(ほとんどファッションショーである)の可愛らしさ、余貴美子の三味線で小唄を披露する西田敏行の色気は特筆もの。もうこれだけで満足してしまいますな。

 ハイビジョン画質は華やかな発色が楽しい。AACステレオ音声は綺麗にサラウンドしてくれて街の喧騒をにぎやかに伝えてくれる。

 夕食は豚肉の味噌焼き(昨日の残り)、付け合せの生野菜、餃子。ビール2缶飲んできのこの炊き込みゴハンを一膳。

 その後昨日届いていたブルーレイソフトの『のだめカンタービレ 最終楽章後編』を見る。前編であれだけ盛り上げといて後編で青春の彷徨をやるという大胆な構成は原作ゆずり。これは前編、後編を続けて一気にみないと本当の面白さが分らないような気がする。またラストはハッピーエンドなのだけれども、それでもなお、あの時点において2人の目指すものに大きな隔たりがあるのではと感じるのは私だけであろうか。

 まあ、文句を言っているけれども、原作があるとはいえ多数の個性的(すぎる)なキャラクターを配した群像劇でありながら主人公2人の立ち位置をぼやけさせず、破綻無くやりきった構成力は凄いの一言。映画作りというイベントとしての話題性、そしてその映画自体の質の高さを両立させえた稀有の作品である。

 映像コーディックはNPEG4/AVC 暗部の諧調がやや平坦。ただ解像度が恐ろしく高くコンサートホールの観客の顔がひとりひとりはっきり見える。スタンディングオベーションの観客の中で一人座っているのだめの姿が他の観客にまぎれないのである。サラウンドはリニアPCM5.1、DTS-HDマスターオーディオ5.1という訳の分らない構成。こういう音声仕様が役に立つというと使っているプレーヤー、レコーダーにDTS-HDマスターオーディオのデコード能力がなく、かつ、5.1チャンネルのサラウンドシステムを組んでいる人に限られてしまう。そういう人はあんまりいないのではないかと思うのだが。

 その分、どっちかに絞って容量を映像の方に回して欲しかったですな。

 音質的には音場の彫の深さ、金管楽器の音のきらびやかさなどでDTS-HDマスターオーディオに軍配が上がる。リニアPCMは生真面目だけれども華やかさが感じられない。

 その後シャワーを浴びてお酒。お供は録画しておいた「ナイトシャッフル」 終了後 プロジェクターを再起動させて日本映画専門チャンネルHD録画の『大魔神』を最後まで。森の中で小笹と子供が逃げ回る場面の奥行き感に嬉しくなってしまう。これはやはりハイビジョン+大画面じゃないと味わえない感動だ。

 就寝午前1時過ぎ。

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